JPH09168500A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH09168500A
JPH09168500A JP33313095A JP33313095A JPH09168500A JP H09168500 A JPH09168500 A JP H09168500A JP 33313095 A JP33313095 A JP 33313095A JP 33313095 A JP33313095 A JP 33313095A JP H09168500 A JPH09168500 A JP H09168500A
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JP
Japan
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detergent
washing
permeability
washing step
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JP33313095A
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Tatsuya Saito
達也 齋藤
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗剤を自動投入する洗剤投入器を要さずに食
器の予洗いからの運転ができるようにすると共に、洗剤
の投入を忘れたまま運転してしまうことも回避できるよ
うにする。 【解決手段】 運転を、洗剤を含まない洗浄水で食器を
洗う予洗い行程(ステップS6)から実行して、洗剤を
含む洗浄水で食器を洗う本洗い行程(ステップS14)
に進めることを可能としたものにあって、その予洗い行
程から運転を実行するときに、予洗い行程の終了後に本
洗い行程への進行を中止して洗剤の投入を促す報知をす
る報知手段を作動させるようにした(ステップS8,S
9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は運転を予洗い行程か
ら実行することが可能な食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食器洗浄機においては運転を
予洗い行程から実行することが可能なものが供されてい
る。このものにおいては、例えば扉の裏側(洗浄室内
側)部に電動の洗剤投入器が設けられ、それにあらかじ
め洗剤をセットしておいて、運転を開始させると、最初
に洗剤を含まない洗浄水で食器を洗う予洗い行程が実行
され、その後に洗剤投入器が作動されて洗剤の投入を行
ない、そして洗剤を含む洗浄水で食器を洗う本洗い行程
が実行されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のものの場合、予
洗い行程では食器に付着している汚れがあらまし落とさ
れるもので、その後に本洗い行程が行なわれることによ
り、食器の洗浄が効果的に行なわれるようになってい
る。しかしながら、そのためとはいっても、洗剤を予洗
い行程終了までは投入せずに本洗い行程前に自動投入す
る洗剤投入器が特別に必要であり、コスト高となってい
た。(洗剤投入器が具えられていないものでは、洗剤を
最初から投入しておくしかないため、予洗い行程を設け
ることができない。) 又、洗剤投入器への洗剤のセットを忘れた場合にも、そ
れに関係なく運転が進行されるため、無駄に運転が行な
われ、電力や時間を浪費してしまうということがあっ
た。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、洗剤投入器を要さずに食器
の予洗いからの運転ができ、併せて、洗剤の投入を忘れ
たまま運転してしまうことの回避もできる食器洗浄機を
提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の食器洗浄機においては、第1に、運転を、
洗剤を含まない洗浄水で食器を洗う予洗い行程から実行
して、洗剤を含む洗浄水で食器を洗う本洗い行程に進め
ることを可能としたものにあって、洗剤の投入を促す報
知をする報知手段を具え、上記予洗い行程から運転を実
行するときに、予洗い行程の終了後に本洗い行程への進
行を中止して上記報知手段を作動させるようにしたこと
を特徴とする。
【0006】この第1の手段によれば、食器の予洗いか
らの運転を欲するときには、予洗い行程から本洗い行程
への運転の進行が中止されているときに、洗剤の投入を
促す報知をする報知手段の作動に基づいて、洗剤を手動
投入すれば良い。
【0007】本発明の食器洗浄機においては、第2に、
洗浄水の透過度を検知する透過度検知手段を具え、予洗
い行程前のその透過度検知手段による検知結果から洗剤
の有無を判断して、洗剤無しと判断されたときに予洗い
行程から運転を実行し、洗剤有りと判断されたときに本
洗い行程から運転を実行するようにしたことを特徴とす
る。この第2の手段によれば、食器の予洗いからの運転
が予洗い行程前の透過度検知手段による検知結果に基づ
く洗剤の有無の判断で自動的になされる。
【0008】本発明の食器洗浄機においては、第3に、
予洗い行程後の本洗い行程の前に透過度検知手段による
検知結果から洗剤の有無を判断して、洗剤有りと判断さ
れたときに運転を本洗い行程に進行させるようにしたこ
とを特徴とする。この第3の手段によれば、予洗い行程
から本洗い行程への進行が本洗い行程前の透過度検知手
段による検知結果に基づく洗剤の有無の判断で自動的に
なされる。
【0009】本発明の食器洗浄機においては、第4に、
洗浄水を循環噴射させるポンプ又は洗浄水を撹拌する撹
拌体を具え、予洗い行程の前の透過度検知手段による透
過度の検知前にそのポンプ又は撹拌体を短時間作動させ
るようにしたことを特徴とする。
【0010】この第4の手段によれば、予洗い行程の前
の透過度検知手段による透過度の検知前に行なうポンプ
又は撹拌体の短時間作動により、食器からの汚れの落ち
を少なく留めながら洗浄水を撹拌し得て、洗剤の有無の
判断がより精度良くでき、ひいては運転を予洗い行程か
ら実行するか本洗い行程から実行するかの判断がより正
確にできる。
【0011】本発明の食器洗浄機においては、第5に、
洗剤の必要量を表示する表示手段を具え、予洗い行程終
了後の透過度検知手段による検知結果から洗剤の必要量
を判断して、それを上記表示手段に表示させるようにし
たことを特徴とする。この第5の手段によれば、表示手
段の表示で、本洗い行程前に投入すべき洗剤の量まで分
かる。
【0012】本発明の食器洗浄機においては、第6に、
予洗い行程の終了後に、投入された洗剤の量を透過度検
知手段による検知結果から判断して、その後の運転を投
入洗剤量に応じた内容で行なうようにしたことを特徴と
する。この第6の手段によれば、本洗い行程前に実際に
投入した洗剤の量に合った内容の運転ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図7を参照して説明する。まず図2には
食器洗浄機全体の構成を示しており、外箱1内に内箱2
を配設して洗浄室3を形成し、洗浄室3内には、上部に
上食器かご4と上噴水アーム5とを配設し、下部に下食
器かご6と下噴水アーム7、並びにヒータ8を配設して
いる。
【0014】又、洗浄室3の底部最深部には貯水タンク
9を設けており、この貯水タンク9から洗浄室3内の水
(洗浄水)を吸入して上記上噴水アーム5及び下噴水ア
ーム7に圧送する洗浄ポンプ10と、排水ホース11を
通じて機外に排出する排水ポンプ12とを洗浄室3外の
下方部に配設している。なお、本実施例の場合、洗浄ポ
ンプ10と排水ポンプ12は共通のモータ13を駆動源
として、それの正転で洗浄ポンプ10が作動され、逆転
で排水ポンプ12が作動されるようになっている。
【0015】一方、洗浄室3の前面の開口部には扉14
を設けており、これの裏側(洗浄室3内側)部に図3に
示す洗剤置き部としての凹部15を形成している。又、
前記貯水タンク9の側壁部には図4に示すように透過度
センサ16を設けている。この透過度センサ16は図5
に示すように発光素子(例えば発光ダイオード)17と
受光素子(例えばフォトトランジスタ)18の対向組か
ら成っており、透過度検知手段として機能するようにな
っている。
【0016】更に、扉14の前面上部には図6に示す操
作パネル19を設けている。この操作パネル19には、
電源の「入/切」用のスイッチ20を初め、「自動予洗
い」コースを含む「コース選択」用のスイッチ21〜2
5、「スタート/一時停止」用のスイッチ26が存し、
そのほか、対応するスイッチの操作状態を表わす発光ダ
イオード27〜32、動作行程を表わす発光ダイオード
33,34、表示手段である数字表示器35、及び文字
表示部36,37が存している。なお、文字表示部36
は「洗剤投入」の文字を表示するもので、後述のごとく
洗剤の投入を促す報知をする報知手段として機能するよ
うになっている。
【0017】図7には制御手段として機能する制御装置
38を示しており、これは例えば上記操作パネル19の
裏側に設けられていて、マイクロコンピュータから成っ
ており、上記各種操作スイッチ21〜26から成るスイ
ッチ入力部39より各種スイッチ信号が入力されると共
に、前記貯水タンク9を含む洗浄室3内の水位を検知す
る水位センサ40より水位検知信号が入力され、透過度
センサ16より透過度検知信号が入力されるようになっ
ている。
【0018】そして、それらの入力並びにあらかじめ記
憶された制御プログラムに基づいて、制御装置38は、
前記発光ダイオード27〜34と表示器及び表示部35
〜37から成る表示装置41、前記文字表示部36と共
に洗剤の投入を促す報知をする報知手段として機能する
ブザー42、洗浄室3内に給水する給水弁43、洗浄ポ
ンプ10及び排水ポンプ12共用のモータ13、及びヒ
ータ8を駆動する駆動回路44に駆動制御信号を与える
ようになっている。
【0019】そこで、以下には制御装置38の機能に基
づく作用、特に「自動予洗い」コースについての作用を
述べる。制御装置38はその作動が開始されてスイッチ
25により「自動予洗い」コースが選択されると、図1
に示すごとく、最初に「スタート/一時停止」用のスイ
ッチ26が操作されたか否かの判断をする(ステップS
1)。このステップS1で、スイッチ26が操作された
と判断されれば、次に、給水弁43を開放させて洗浄室
3内への給水を行なわしめ(ステップS2)、次いで、
水位センサ40からの水位検知信号により貯水タンク9
を含む洗浄室3内の水位が規定水位に達したか否かの判
断をする(ステップS3)。
【0020】上記ステップS3で、規定水位に達したと
判断されれば、次に、透過度センサ16による透過度X
1 の検知を行ない(ステップS4)、その後にその検知
結果から洗浄室3内に洗剤が投入されているか否か(洗
剤の有無)の判断をする(ステップS5)。ここで、透
過度センサ16は貯水タンク9内に溜まる洗浄室3内の
洗浄水の透過度を、発光素子17から受光素子18への
光の到達度によって検知するもので、ステップS5では
その検知した透過度X1 があらかじめ記憶された清水の
透過度X0 に比して小さいか、ほゞ等しいかで洗剤の有
無の判断をするものである。
【0021】この場合、洗浄室3内に洗剤が投入されて
いれば、洗浄室3内の洗浄水の透過度X1 は、投入され
た洗剤による濁りのため、清水の透過度X0 より小さ
く、洗浄室3内に洗剤が投入されていなければ、洗浄室
3内の洗浄水の透過度X1 は清水の透過度X0 とほゞ等
しい。よって、ステップS5で、検知結果X1 が清水の
透過度X0 より小さいと判定されれば、洗浄室3内に洗
剤が投入されている(洗剤有り)と判断され、検知結果
X1 が清水の透過度X0 とほゞ等しいと判定されれば、
洗浄室3内に洗剤が投入されていない(洗剤無し)と判
断される。
【0022】上記ステップS5で、洗浄室3内に洗剤が
投入されていない(洗剤無し)と判断された場合、「予
洗い」行程に進む(ステップS6)。この「予洗い」行
程は、洗浄ポンプ10を作動させて洗浄室3内の水(洗
剤を含まない)を上噴水アーム5及び下噴水アーム7か
らそれぞれ上食器かご4及び下食器かご6に向け噴射さ
せ、貯水タンク9に集めて再び上噴水アーム5及び下噴
水アーム7に圧送するという洗浄水の循環噴射を行なう
ことにより、上食器かご4及び下食器かご6に収容され
た食器(図示せず)に付着している汚れをあらまし落と
すもので、例えば1分間行なわれる。
【0023】この後、排水ポンプ12を作動させること
により、食器から落とされた汚れを含む洗浄水を機外に
排出する排水を行なう(ステップS7)。そして、ブザ
ー42を作動させながら、文字表示部36に「洗剤投
入」の文字を点滅表示させて洗剤の投入を促す報知をし
(ステップS8)、その後に「スタート/一時停止」用
のスイッチ26が操作されたか否かの判断をして(ステ
ップS9)、操作されたと判断されるまで運転の進行を
停止する。
【0024】この後、上記ステップS9で「スタート/
一時停止」用のスイッチ26が操作されたと判断されれ
ば、ステップS2〜4同様の、給水弁43の開放(ステ
ップS10)、水位の判断(ステップS11)、透過度
センサ16による洗浄水の透過度X2 の検知(ステップ
S12)を行ない、その後に洗浄室3内に洗剤が投入さ
れたか否か(洗剤の有無)の判断をする(ステップS1
3)。
【0025】上記ステップS13での洗剤の有無の判断
は、ステップS5同様に、ステップS12で検知した洗
浄水の透過度X2 と清水の透過度X0 を比較して、透過
度X2 が透過度X0 より小さいか、ほゞ等しいかの判断
をすることで行なうもので、透過度X2 が透過度X0 よ
り小さければ、ステップS9で「スタート/一時停止」
用のスイッチ26が操作されたと判断されるまでの間に
洗浄室3内に洗剤が投入された(洗剤有り)と判断し、
透過度X2 が透過度X0 ほゞ等しければ、洗剤が投入さ
れなかった(洗剤無し)と判断する。
【0026】しかして、上記ステップS13で、洗剤が
投入されなかった(洗剤無し)と判断された場合、ステ
ップS6に戻り、「予洗い」行程、洗剤の投入を促す報
知、運転の進行停止を繰返す。
【0027】これに対して、ステップS13で、洗剤が
投入された(洗剤有り)と判断された場合、「本洗い」
行程に進む(ステップS14)。又、先のステップS5
でも、洗浄室3内に洗剤が投入されている(洗剤有り)
と判断されたときには、「予洗い」行程を飛ばして「本
洗い」行程に進む。
【0028】上記「本洗い」行程は、洗浄ポンプ10に
よる例えば15分間の洗浄水(洗剤を含む)の循環噴
射、そして排水ポンプ12による洗浄水の排水を行なう
もので、その後に「すすぎ」行程に進む(ステップS1
5)。この「すすぎ」行程は、洗浄室3内への給水、洗
浄ポンプ10による洗浄水(洗剤を含まない)の循環噴
射、そして排水ポンプ12による洗浄水の排水を行なう
もので、その後に同内容の2回目の「すすぎ」行程を行
ない(ステップS16)、更に、ヒータ8を発熱させる
ことを伴う「加熱すすぎ」行程を行なって(ステップS
17)、最後に、ヒータ8を発熱させつつ図示しない吸
気ファンを作動させることによる「乾燥」行程を行ない
(ステップS18)、運転を終了する。
【0029】このように本構成のものでは、「予洗い」
行程から運転を実行するときに、「予洗い」行程(ステ
ップS6)の終了後に「本洗い行程」(ステップS1
4)への進行を中止して(ステップS9)洗剤の投入を
促す報知をする(ステップS8)ようにしているので、
食器の予洗いからの運転を欲するときには、上述の「予
洗い」行程から「本洗い」行程への運転の進行が中止さ
れているときに、洗剤の投入を促す報知に基づいて、洗
剤を手動投入すれば良い。かくして、従来のもののよう
な洗剤を自動投入する洗剤投入器を要さずに食器の予洗
いからの運転ができるものであり、コストの低減を達成
することができる。
【0030】又、その洗剤の投入を促す報知で、洗剤の
投入をより確実に行なわしめ得るので、洗剤の投入を忘
れたまま運転してしまうことも回避でき、電力や時間の
浪費を避けることができる。
【0031】加えて、特に上記構成のものの場合、洗浄
室3内の洗浄水の透過度を透過度センサ16で検知し
(ステップS4)、その検知結果から洗剤の有無を判断
して(ステップS5)、洗剤無しと判断されたときに
「予洗い」行程から運転を実行し(ステップS6)、洗
剤有りと判断されたときに「予洗い」行程を飛ばして
「本洗い」行程から運転を実行する(ステップS14)
ようにしているので、食器の予洗いからの運転が「予洗
い」行程前の上記透過度センサ16による検知結果に基
づく洗剤の有無の判断で自動的にできるものであり、洗
剤が投入されたまま「予洗い」行程を行なってしまうこ
とをより確実に避けることができる。
【0032】更に、上記構成のものでは、上記透過度セ
ンサ16による洗浄水の透過度の検知を「予洗い」行程
後の「本洗い」行程の前にも行ない(ステップS1
2)、その検知結果から洗剤の有無を判断して(ステッ
プS13)、洗剤有りと判断されたときに運転を「本洗
い」行程に進行させるようにしているので、「予洗い」
行程から「本洗い」行程への進行がやはり洗剤の有無の
判断で自動的にできるものであり、洗剤が投入されない
まま「本洗い」行程を行なってしまうことをより確実に
避けることができる。
【0033】以上に対して、図8及び図9は本発明の第
2実施例を示すもので、上記第1実施例と同一の部分に
は同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。すなわち、このものの場合には、まず、
ステップS3の後(ステップS4の前)に洗浄ポンプ1
0を短時間(例えば5秒間)作動させるようにしており
(ステップS101)、これによって、食器からの汚れ
の落ちを少なく留めながら洗浄水を撹拌し得ることか
ら、ステップS5での洗剤の有無の判断がより精度良く
でき、ひいては運転を「予洗い」行程から実行するか
「本洗い」行程から実行するかの判断がより正確にでき
る。
【0034】又、ステップS6の後(ステップS7の
前)には、透過度センサ16による洗浄水の透過度X10
1 の検知を行ない(ステップS102)、ステップS7
の後(ステップS9の前)には、ステップS8に代え
て、ブザー42を作動させながら、文字表示部36に
「洗剤投入」の文字を点滅表示させて洗剤の投入を促す
報知をすると共に、「本洗い」行程に必要な洗剤の量の
表示をする(ステップS103)。
【0035】上記ステップS103での洗剤の必要量の
表示は、ステップS102で検知した、食器から予洗い
で落とされた汚れを含む洗浄水の透過度X101 を、あら
かじめ記憶された通常の汚れ度の洗浄水の透過度Y0 と
比較して行なうもので、透過度X101 が透過度Y0 より
大きければ、汚れは少ないと判断して、洗剤の必要量を
「1杯」と表示し、透過度X101 が透過度Y0 とほゞ等
しければ、汚れは通常であると判断して、洗剤の必要量
を「1.3杯」と表示し、透過度X101 が透過度Y0 よ
り小さければ、汚れは多いと判断して、洗剤の必要量を
「1.7杯」と表示する(図9に、「1.3杯」と表示
した例を示す)。
【0036】このようにすることによって、「本洗い」
行程前に投入すべき洗剤の量まで分かり、食器の汚れ度
に合った適量の洗剤で食器の本洗いができる。更に、ス
テップS11の後(ステップS12の前)には、ステッ
プS101同様に、洗浄ポンプ10を短時間(例えば5
秒間)作動させるようにしており(ステップS10
4)、これによって、前述同様、食器からの汚れの落ち
を少なく留めながら洗浄水を撹拌し得ることから、ステ
ップS13での洗剤の有無の判断、並びに次に述べるス
テップS105での投入洗剤量の判断がより精度良くで
きる。
【0037】しかして、ステップS13の後(ステップ
S14の前)には、実際に投入された洗剤の量の判断を
する(ステップS105)。この投入洗剤量の判断は、
清水の透過度X0 からステップS12で検知した透過度
X2 を減じた値(X0 −X2)を、ステップS103で
表示した必要洗剤量を投入したときの洗浄水の透過度変
化分Z(表示洗剤量が「1杯」のときにはZ1 、「1.
3杯」のときにはそれより大きいZ2 、「1.7杯」の
ときにはそれより更に大きいZ3 )と比較して行なうも
ので、「X0 −X2 」が透過度変化分Zとほゞ等しけれ
ば、投入洗剤量は適量であると判断して、順当にステッ
プS14に進む。
【0038】これに対して、「X0 −X2 」が透過度変
化分Zより小さければ、投入洗剤量は表示洗剤量より少
ないと判断して、ステップS14の「本洗い」行程より
運転時間が長い「本洗い」行程に進む(ステップS10
6)。このステップS106の「本洗い」行程は、具体
的には洗浄水の循環噴射がステップS14の「本洗い」
行程では15分行なわれるのに対して、20分行なわれ
るもので、運転の内容はステップS14の「本洗い」行
程と同様であり、それの終了後にはステップS15に進
む。
【0039】又、「X0 −X2 」が透過度変化分Zより
大きければ、投入洗剤量は表示洗剤量より多いと判断し
て、ステップS14の「本洗い」行程と同様の「本洗
い」行程に進み(ステップS107)、これの終了後に
ステップS15同様の「すすぎ」行程を前述より多く例
えば3回行ない(ステップS108〜S110)、そし
てステップS17に進む。
【0040】このようにすることによって、「本洗い」
行程以降の運転を本洗い行程前に実際に投入された洗剤
の量に合った内容(投入洗剤量が適量であれば標準的な
コースで、投入洗剤量が不足であれば「洗い」行程時間
を増して、投入洗剤量が過剰であれば「すすぎ」行程回
数を増して)で行なうことができるもので、それぞれ適
切な運転ができる。
【0041】なお、この第2実施例の場合、ステップS
5で、洗浄室3内に洗剤が投入されていない(洗剤無
し)と判断されたときには、ステップS105に進むも
ので、このケースで、ステップS105では、清水の透
過度X0 からステップS4で検知した透過度X1 を減じ
た値(X0 −X1 )を、汚れが通常であるときの必要
(表示)洗剤量による洗浄水の透過度変化分Z2 と比較
して、「X0 −X1 」が透過度変化分Z2 とほゞ等しけ
れば、ステップS14に進み、「X0 −X1 」が透過度
変化分Zより小さければ、ステップS106に進み、
「X0 −X1 」が透過度変化分Zより大きければ、ステ
ップS107に進む。
【0042】なお、食器の洗浄方式としては、上述の洗
浄ポンプによる洗浄水の循環噴射方式に限られず、食器
を浸漬した洗浄水を撹拌体で撹拌して生成する水流で洗
浄する方式であっても良いもので、この水流による洗浄
方式であれば、ステップS101、S104では洗浄ポ
ンプの作動に代えて撹拌体を短時間作動させるようにす
れば良い。そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した
実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の食器洗浄機によれば、
食器の予洗いからの運転を欲するときに、予洗い行程か
ら本洗い行程への運転の進行が中止されているときに、
洗剤の投入を促す報知に基づいて、洗剤を手動投入すれ
ば良いから、洗剤を自動投入する洗剤投入器を要さずに
食器の予洗いからの運転ができて、コストの低減を達成
することができると共に、洗剤の投入を忘れたまま運転
してしまうことも回避できて、電力や時間の浪費を避け
ることができる。
【0044】請求項2の食器洗浄機によれば、食器の予
洗いからの運転が、予洗い行程前に洗浄水の透過度を検
知する透過度検知手段による検知結果に基づく洗剤の有
無の判断で自動的にできるから、洗剤が投入されたまま
予洗い行程を行なってしまうことをより確実に避けるこ
とができる。
【0045】請求項3の食器洗浄機によれば、予洗い行
程から本洗い行程への進行が、同じく洗浄水の透過度を
検知する透過度検知手段による検知結果に基づく洗剤の
有無の判断で自動的にできるから、洗剤が投入されない
まま「本洗い」行程を行なってしまうことをより確実に
避けることができる。
【0046】請求項4の食器洗浄機によれば、予洗い行
程前の洗剤の有無の判断がより精度良くできるから、運
転を予洗い行程から実行するか本洗い行程から実行する
かの判断もより正確にできる。
【0047】請求項5の食器洗浄機によれば、本洗い行
程前に投入すべき洗剤の量まで分かり、食器の汚れ度に
合った適量の洗剤で食器の本洗いができる。請求項6の
食器洗浄機によれば、本洗い行程以降の運転を本洗い行
程前に実際に投入された洗剤の量に合った内容で行なう
ことができるから、適切な運転ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す作用説明のためのフ
ローチャート
【図2】全体の縦断側面図
【図3】全体の開扉状態での斜視図
【図4】貯水タンク部分の斜視図
【図5】透過度センサ単体の平面図
【図6】操作パネル部分の正面図
【図7】概略電気構成図
【図8】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図9】操作パネルの部分の更に一部の正面図
【符号の説明】
3は洗浄室、10は洗浄ポンプ、16は透過度センサ
(透過度検知手段)、25は「自動予洗い」コース選択
用のスイッチ、35は数字表示器(表示手段)、36は
文字表示部(報知手段)、38は制御装置(制御手
段)、42はブザー(報知手段)を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転を、洗剤を含まない洗浄水で食器を
    洗う予洗い行程から実行して、洗剤を含む洗浄水で食器
    を洗う本洗い行程に進めることを可能としたものにおい
    て、洗剤の投入を促す報知をする報知手段を具えると共
    に、前記予洗い行程から運転を実行するときに、予洗い
    行程の終了後に本洗い行程への進行を中止して前記報知
    手段を作動させる制御をする制御手段を具えたことを特
    徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 洗浄水の透過度を検知する透過度検知手
    段を具え、制御手段が、予洗い行程の前に前記透過度検
    知手段による検知結果から洗剤の有無を判断して、洗剤
    無しと判断されたときに予洗い行程から運転を実行し、
    洗剤有りと判断されたときに本洗い行程から運転を実行
    する制御をすることを特徴とする請求項1記載の食器洗
    浄機。
  3. 【請求項3】 制御手段が、予洗い行程後の本洗い行程
    の前に透過度検知手段による検知結果から洗剤の有無を
    判断して、洗剤有りと判断されたときに運転を本洗い行
    程に進行させる制御をすることを特徴とする請求項2記
    載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 洗浄水を循環噴射させるポンプ又は洗浄
    水を撹拌する撹拌体を具え、制御手段が、予洗い行程の
    前の透過度検知手段による透過度の検知前にそのポンプ
    又は撹拌体を短時間作動させる制御をすることを特徴と
    する請求項2記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 洗剤の必要量を表示する表示手段を具
    え、制御手段が、予洗い行程終了後の透過度検知手段に
    よる検知結果から洗剤の必要量を判断して、それを前記
    表示手段に表示させる制御をすることを特徴とする請求
    項2記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 制御手段が、予洗い行程の終了後に、投
    入された洗剤の量を透過度検知手段による検知結果から
    判断して、その後の運転を投入洗剤量に応じた内容で行
    なう制御をすることを特徴とする請求項2記載の食器洗
    浄機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190095798A (ko) * 2018-02-07 2019-08-16 엘지전자 주식회사 음료 제조기
CN112806933A (zh) * 2019-04-22 2021-05-18 浙江气派智能科技有限公司 一种应用于清洗机的一日式洗涤方法

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