JP2709866B2 - 食器洗浄装置 - Google Patents

食器洗浄装置

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JP2709866B2
JP2709866B2 JP3063919A JP6391991A JP2709866B2 JP 2709866 B2 JP2709866 B2 JP 2709866B2 JP 3063919 A JP3063919 A JP 3063919A JP 6391991 A JP6391991 A JP 6391991A JP 2709866 B2 JP2709866 B2 JP 2709866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄装置に係り、
特に一般家庭やオフィス等で採用するに適した食器洗浄
装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種の食器洗浄装置は、周知の先
止め式ガス瞬間湯沸かし器(その給湯通路に設けた給湯
弁を開くことにより給湯可能な給湯装置)に接続して使
用される構成となっていて、先止め式ガス瞬間湯沸かし
器から洗浄室内に自動的に給湯し、この洗浄室内の洗浄
湯を同洗浄室の底部から自動的に洗浄ポンプにより汲み
出して洗浄室の上部内に還流させ、この還流洗浄湯によ
り食器の洗浄或いはすすぎを行い、かつこの洗浄或いは
すすぎの後に洗浄室の底部内に流下する洗浄湯を排水ポ
ンプにより自動的に排水するようになっている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の食器洗
浄装置を、一般家庭やオフィスに普及している元止め式
ガス瞬間湯沸かし器(その給水通路に設けた給水弁を開
くことにより給湯可能な給湯装置)に適用しようとする
場合、この元止め式ガス瞬間湯沸かし器から食器洗浄装
置に給湯するにあたっては、湯沸かし器の給水弁を常に
手動により開成してこの湯沸かし器の給湯口から食器洗
浄装置の洗浄室内に給湯するようにしなければならな
い。ところで、上記した構成の食器洗浄装置を元止め式
ガス瞬間湯沸かし器に適用する場合には、湯沸かし器か
ら食器洗浄装置への自動的な給湯が、食器の洗浄からす
すぎ終了まで継続するため、洗浄室の底部内に洗浄或い
はすすぎ後還流する汚れた洗浄湯を排水ポンプにより排
水しているとき、湯沸かし器からの給湯が洗浄室の底部
内に流下して汚れた洗浄湯に混入する。従って、このよ
うに混入する湯も含めてすべて排水しなければ、排水ポ
ンプの排水作動の停止後に、洗浄室の底部内に汚れた湯
が残留することとなり、その結果、次の食器の洗浄湯と
しては使えないという不具合を招く。かかる場合、食器
のすすぎ回数を増やして洗浄室の底部内に残留するであ
ろう湯の汚れの濃度を薄くするようにすることも考えら
れるが、かかる場合には、一サイクルあたりの食器の洗
浄すすぎに要する時間が不必要に長くなって効率が悪く
なるとともに、湯沸かし器からの給湯量も不必要に増え
消費湯量の節減に反するという不具合が生ずる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した問題に
対処すべくなされたものであり、本発明の構成上の特徴
は、食器を収容する洗浄室と、この洗浄室の底部から下
方に突設されて同洗浄室を介し給水弁を開くことにより
給湯可能な元止め式給湯源から継続的に給湯される洗浄
湯タンクと、この洗浄湯タンク内の湯の量を洗浄やすす
ぎに必要な適正量に規制するオーバーフロー手段と、前
記洗浄湯タンク内の湯を前記食器に向け噴射して洗浄或
いはすすぎをする噴射手段と、前記洗浄湯タンク内の湯
を排水する排水手段とを備えた食器洗浄装置において、
前記洗浄或いはすすぎの終了時に前記洗浄湯タンク内に
存在する汚れ湯を前記排水手段にて排水するに必要な時
とこの汚れ湯の排水に要する時間中に前記給湯源から
前記洗浄湯タンク内に給湯される湯を前記排水手段にて
排水するに要する時間との総和を前記排水手段による所
定排水時間と定めて、前記排水手段が、前記食器の洗浄
或いはすすぎの後、前記洗浄湯タンク内の湯を、前記給
湯源からの湯と共に、前記所定排水時間の間排水するよ
うにしたことにある。
【0005】
【作用】このように本発明を構成したことにより、前記
オーバーフロー手段による規制のもとに前記給湯源から
前記洗浄室を介し前記洗浄湯タンク内に継続的に給湯す
るようにした状態において、前記噴射手段により前記洗
浄湯タンク内の湯を前記食器に向け噴射して洗浄或いは
すすぎを終了すると、前記排水手段が、前記食器の洗浄
或いはすすぎの後、前記洗浄湯タンク内の湯を、前記給
湯源からの湯と共に、前記所定排水時間の間排水する。
【0006】
【発明の効果】このように、一般家庭やオフイス等
設の元止め式給湯源に本発明装置を適用した場合でも、
先止め式給湯源に従来の食器洗浄装置を適用した場合の
自動給湯による洗浄すすぎと実質的に同様の便利性を確
保できる。しかも、本発明装置を元止め式給湯源に適用
する場合には、給湯源から本発明装置の洗浄湯タンクに
給湯がなされるように、給湯源と本発明装置を単に給湯
可能に接続することで実施できるものであり、給湯源に
何ら細工が不要であるため、安価に実施することができ
る。 また、本発明装置においては、上述のように、前記
洗浄或いはすすぎの終了時に前記洗浄湯タンク内に存在
する汚れ湯を前記排水手段にて排水するに必要な時間
この汚れ湯の排水に要する時間中に前記給湯源から前記
洗浄湯タンク内に給湯される湯を前記排水手段にて排水
するに要する時間との総和を、前記排水手段による所定
排水時間と定めてあるので、この所定排水時間の経過時
には、前記洗浄湯タンク内に洗浄或いはすすぎにより還
流済みの汚れ湯がすべて無くなる。その結果、その後に
前記洗浄湯タンク内に貯えられる湯が、同汚れ湯により
汚れることなく、きれいな状態で維持される。よって、
次の食器のすすぎや洗浄が短時間にて適正に行われ得る
とともに、洗浄湯タンク内への給湯量の節減にも役立
つ。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図1及び図2は、本発明に係る食器洗浄装置の全
体構成を示しており、この食器洗浄装置は、装置本体B
と、電気制御回路Eとによって構成されている。装置本
体Bは、ハウジング10を備えており、このハウジング
10内には、洗浄室10a及び機械室10bが隔壁11
を介し上下に形成されている。洗浄湯タンク11aは、
隔壁11の図1にて図示左方部分から機械室10b内に
突出形成されており、この洗浄湯タンク11aは、その
上端開口部にて、洗浄室10a内に下方から開口し、後
述のように洗浄室10a内から流下する湯を貯える。給
水ポンプ20は、排水ポンプ30と共に機械室10b内
に配設されているもので、この給水ポンプ20は、その
モータ20a(図2参照)により駆動されて、洗浄湯タ
ンク11a内の湯を配管P1を通して汲み出し配管P2
から噴射ノズル40内に圧送する。排水ポンプ30は、
そのモータ30a(図2参照)により駆動されて、洗浄
湯タンク11a内の湯を配管P3を通して汲み出し配管
P4からオーバーフロー管50内に排出する。噴射ノズ
ル40は、洗浄室10a内にて配管P2の上端に回動可
能に軸支されているもので、この噴射ノズル40は、配
管P2からの圧送湯を、その直上にて支持されたラック
12内の食器12aに向け噴射しつつ回動する。オーバ
ーフロー管50は、配管P4からの排出湯を装置本体1
0の外部に排水する。また、このオーバーフロー管50
は、洗浄湯タンク11a内の湯の現実の湯面を図1にて
図示上限湯面U以下に規制する役割をも果たす。
【0008】洗浄室10aは、ラック12、各食器12
a及び噴射ノズル40を上下前後左右から覆蓋すべく、
隔壁11上に設けた半円筒状の内周壁13を備えてお
り、この内周壁13の図1にて図示左側部(以下、前側
部という)の左右中央部分には、開口部13aが穿設さ
れている。この開口部13aには、円弧板状の蓋体14
が、同開口部13aを上下方向に開閉可能に配設されて
おり、この蓋体14は、その取っ手14aの把持のもと
に、内周壁13の外周面に沿い上下方向に摺動されて、
開口部13aを開閉する。また、洗浄室10aは、内周
壁13の外周面上に設けたハウジング10の周壁からな
る外周壁15を備えており、この外周壁15の前側四半
分円筒状周壁部分には、開口部15aが、開口部13a
に対向して穿設されており、この開口部15aは、その
左右内縁にて、蓋体14を上下方向へ案内する役割をも
果たす。外周壁15の後ろ側周壁部と内周壁13の後ろ
側周壁部との間には、連通室10cが、その下方から洗
浄室10a内に連通すべく形成されており、この連通室
10cは、その上壁部に穿設した開口16を通し、元止
め式ガス瞬間湯沸かし器(図示しない周知のものであ
り、その給水通路に設けた給水弁を開くことにより給湯
可能となっている)の給湯口から給湯されて、洗浄室1
0aを介し洗浄湯タンク11a内に流下させる。なお、
図1において、各符号16aは、通気孔を示し、また、
符号50aは、オーバーフロー管50の直状に支持した
遮板を示す。
【0009】電気制御回路Eは、電源スイッチ60aを
有しており、この電源スイッチ60aは、食器洗浄装置
への電源投入時に操作されて電源投入信号を発生する。
操作スイッチ60bは、食器洗浄装置を作動させるとき
操作されて操作信号を発生する。常開型水位検出スイッ
チ60cは、洗浄湯タンク11a内の現実の湯面が、洗
浄湯タンク11a内の湯を給水ポンプ20により汲み出
すとき同給水ポンプ20内にエアがみを生じない程度の
所定の下限湯面(図1にて二点鎖線L参照)に上昇した
とき閉成し水位検出信号を発生する。マイクロコンピュ
ータ70は、図3〜図6に示すフローチャートに従い、
電源スイッチ60a、操作スイッチ60b及び水位検出
スイッチ60cとの協働により、コンピュータプログラ
ムを実行し、この実行中において、各モータ20a、3
0aにそれぞれ接続した駆動回路80、90の駆動制御
に必要な演算処理をする。但し、上述のコンピュータプ
ログラムは、マイクロコンピュータ70のROMに予め
記憶されている。なお、マイクロコンピュータ70は、
電源スイッチ60aからの電源投入信号に応答して作動
状態になる。
【0010】以上のように構成した本実施例において、
一般家庭やオフィス等に既設の元止め式ガス瞬間湯沸か
し器に本発明に係る食器洗浄装置が付設してあるものと
する。また、洗浄すべき各食器12aが、蓋体14の開
閉操作のもとに、図1にて示すごとく、ラック12上に
載置されているものとする。しかして、電源スイッチ6
0aから電源投入信号を発生させるとともに、操作スイ
ッチ60bから操作信号を発生させれば、マイクロコン
ピュータ70が、図3〜図6に示すフローチャートに従
い、コンピュータプログラムの実行をステップ100に
て開始し、ステップ110において「YES」と判別す
る。また、操作スイッチ60bからの操作信号の発生に
伴い、操作者が、前記湯沸かし器からその給水弁の手動
開成操作のもとに前記給湯口及び開口16を介し高温の
湯を、装置本体10の連通室10c内に給湯すれば、同
連通室10c内への湯が流下して洗浄室10aを通り隔
壁11に沿い案内され洗浄湯タンク11a内に順次貯え
られる。なお、前記湯沸かし器から洗浄湯タンク11a
内への給湯は各食器12aの洗浄すすぎの一サイクルの
終了まで継続される(図7にて符号m参照)。
【0011】ステップ110における「YES」との判
別後、現段階では、洗浄湯タンク11a内の湯量が少な
いため、マイクロコンピュータ70が、ステップ120
にて、水位検出スイッチ60cからの水位検出信号の未
発生に基づき「NO」と判別する。然る後、水位検出ス
イッチ60cが水位検出信号を発生すると、マイクロコ
ンピュータ70が、洗浄湯タンク11a内の湯の現実の
湯面が下限湯面L以上との判断のもとに、ステップ12
0にて「YES」と判別し、ステップ120aにおい
て、各食器12aの洗浄に必要な洗浄出力信号を発生と
ともに、その内蔵のタイマをリセット始動させる。これ
により、同タイマがその計時を開始する。また、マイク
ロコンピュータ70は、ステップ130にて、現段階で
は、前記タイマの計時値T<所定の洗浄時間T1(図7
参照)であるため、「NO」と判別する。なお、洗浄時
間T1は、マイクロコンピュータ70のROMに予め記
憶されている。
【0012】上述のようにマイクロコンピュータ70か
ら洗浄出力信号が生ずると、駆動回路80がモータ20
aを駆動し、かつ給水ポンプ20が同モータ20aによ
り駆動されて洗浄湯タンク11a内の湯を両配管P1、
P2を通し噴射ノズル40内に圧送する。かかる場合、
給水ポンプ20の始動が、水位検出スイッチ60cから
の水位検出信号の発生時まで遅延されるので、同給水ポ
ンプ20内にエアがみが生ずることがない。従って、洗
浄湯タンク11a内の湯に対する給水ポンプ20内の噴
射ノズル40への圧送が円滑に行われる。このため、同
噴射ノズル40が配管P2からの圧送湯を各食器12a
に向けて円滑に噴射しその洗浄を開始する。なお、各食
器12aの洗浄後の汚れた湯は、そのまま、洗浄湯タン
ク11a内に還流するとともに、同洗浄湯タンク11a
内の湯が前記湯沸かし器からの継続給湯のもとに上限湯
面Uまで順次増大してゆく(図8にて曲線n参照)。
【0013】然る後、ステップ130における判別が
「YES」になると、各食器12aの洗浄の終了との判
断のもとに、マイクロコンピュータ70が、ステップ1
30aにて、洗浄出力信号を消滅させ、ステップ130
bにて、洗浄湯タンク11a内の湯の排水に必要な排水
出力信号を発生し、かつ前記タイマをリセット始動させ
同タイマに計時を開始させる。また、マイクロコンピュ
ータ70が、次のステップ140にて、現段階では、前
記タイマの計時値T<所定の排水時間Td であるた
め、「NO」と判別する。かかる場合、排水時間Td
は次のようにして定められている。本実施例において
は、前記湯沸かし器から洗浄湯タンク11a内への給湯
が、各食器12aの洗浄すすぎの一サイクル終了まで継
続されるため、排水開始時に洗浄湯タンク11a内に存
在する湯を排水するに要する時間を考慮するのみでは、
同時間の経過終了時に前記湯沸かし器から洗浄湯タンク
11a内への給湯分だけ洗浄湯タンク11a内に残留す
るため、不十分である。従って、排水開始時に前記湯
かし器から洗浄湯タンク11a内への給湯を停止したと
仮定した状態で洗浄湯タンク11a内の湯が上限湯面L
で規制される量に達している場合に、同洗浄湯タンク1
1a内の湯を排水ポンプ30にてすべて排水するに必要
な排水時間をTa(図7参照)とし、また、前記湯沸か
し器から洗浄湯タンク11a内への給湯を継続している
と仮定した状態で排水時間Taの経過終了までの前記湯
沸かし器からの給湯量を排水ポンプ30にてすべて排水
するに必要な排水時間をTb (図7参照)とすれば、
洗浄後のすすぎ開始時に洗浄湯タンク11a内の湯を
水ポンプ30にてすべて排水しておくためには、上述の
所定の排水時間Tdを、各排水時間Ta、Tbの和に等
しいように設定しておけばよい。そこで、本実施例で
は、Td=Ta+Tbと定めマイクロコンピュータ70
のROMに予め記憶した。
【0014】上述のように、マイクロコンピュータ70
からの洗浄出力信号が消滅すると、駆動回路80が、モ
ータ20aを停止させ、これに伴い、給水ポンプ20が
停止する。また、上述のように、マイクロコンピュータ
から排水出力信号が生ずると、駆動回路90がモータ3
0aを駆動し、かつ、前記湯沸かし器から洗浄湯タンク
11a内への給湯継続のもとに、排水ポンプ30が、洗
浄湯タンク11a内の汚れた湯を、両配管P3、P4及
びオーバーフロー管50を通し外部に排水し始める。然
る後、前記タイマの計時値Tが排水時間Td以上になる
と、マイクロコンピュータ70が、ステップ140に
て、「YES」と判別し、ステップ140aにて、排水
出力信号を消滅させる。このため、駆動回路90が、モ
ータ30aを停止させ、かつ排水ポンプ30が停止す
る。
【0015】かかる段階においては、上述のように排水
時間がTd=Ta+Tbと定められているため、ステッ
プ140における「YES」との判別時には、洗浄湯タ
ンク11a内の残留湯が一時的にすべて無くなるので、
同洗浄湯タンク11a内に汚れた湯が残留していること
がない。従って、ステップ150における「NO」との
判別の繰り返しの状態で、その後の前記湯沸かし器から
洗浄湯タンク11a内への継続給湯のもとに同洗浄湯タ
ンク11a内に貯えられる湯がすすぎ湯として清浄な状
態に維持される。然る後、水位検出スイッチ60cから
水位検出信号が発生すると、洗浄湯タンク11a内のす
すぎ湯の量が、下限湯面Lの量に増大したとの判断に基
づき、マイクロコンピュータ70が、ステップ150に
て、「YES」と判別し、ステップ150aにて、各食
器12aのすすぎに必要なすすぎ出力信号を発生し、か
つ前記タイマをリセット始動させ同タイマに計時を開始
させ、さらに、ステップ160にて、現段階では、前記
タイマの計時値T<所定のすすぎ時間T2(図7にて曲
線n参照)であるため、「NO」と判別する。なお、洗
浄時間T2は、マイクロコンピュータ70のROMに予
め記憶されている。
【0016】上述のようにマイクロコンピュータ70か
らすすぎ出力信号が発生すると、駆動回路80がモータ
20aを駆動し、これに伴い、給水ポンプ20が、洗浄
湯タンク11a内のすすぎ湯を汲み出して、両配管P
1、P2及び噴射ノズル40を通し各食器12aに向け
噴射する。かかる場合、洗浄終了後の給水ポンプ20の
始動が、水位検出スイッチ60cからの水位検出信号の
発生時まで遅延されるので、同給水ポンプ20内にエア
がみが生ずることがない。従って、洗浄湯タンク11a
内のすすぎ湯に対する給水ポンプ20内の噴射ノズル4
0への圧送が円滑に行われる。このため、同噴射ノズル
40が配管P2からの圧送すすぎ湯を各食器12aに向
けて円滑に噴射しそのすすぎを開始する。
【0017】然る後、ステップ160における判別が
「YES」になると、すすぎ終了との判断のもとに、マ
イクロコンピュータ70が、ステップ160aにて、す
すぎ出力信号を消滅させる。このため、駆動回路80が
モータ20aを停止させて給水ポンプ20を停止させ
る。ついで、マイクロコンピュータ70が、ステップ1
60b〜ステップ170aにおいて、上述のステップ1
30b〜ステップ140aにおける演算処理と同様の演
算処理を行い、排水時間Td の経過中、前記湯沸かし
器から洗浄湯タンク11a内への給湯継続による湯及び
洗浄湯タンク11a内に還流済みの汚れたすすぎ湯を共
に排水する。かかる段階においては、上述のように排水
時間がTd=Ta+Tbと定められているため、ステッ
プ170における「YES」との判別時には、洗浄湯タ
ンク11a内の残留湯が一時的にすべて無くなるので、
同洗浄湯タンク11a内に汚れたすすぎ湯が残留してい
ることがない。従って、ステップ180における「N
O」との判別の繰り返しの状態で、その後の前記湯沸か
し器から洗浄湯タンク11a内への継続給湯のもとに同
洗浄湯タンク11a内に貯えられる湯が再びすすぎ湯と
して清浄な状態に維持される。
【0018】然る後、洗浄湯タンク11a内のすすぎ湯
の増大により水位検出スイッチ60cから水位検出信号
が発生すると、マイクロコンピュータ70が、ステップ
180にて、「YES」と判別し、次のステップ180
a〜ステップ190aにおいて、上述のステップ150
a〜ステップ160aにおける演算処理と同様の演算処
理をして各食器12aのすすぎを再び行う。かかる場
合、上述のステップ150a〜ステップ160aにおけ
る演算処理に基づき達成される作用効果と同様の作用効
果を実現できるのは勿論のこと、上述のように洗浄湯タ
ンク11a内のすすぎ湯が、すすぎ開始時には、清浄に
維持されているため、最小限のすすぎ回数でもって各食
器12aを短時間にて清浄にし得るとともに前記湯沸か
し器からの消費給湯量も最小限に軽減し得る。このよう
な再度のすすぎ後、マイクロコンピュータ70が、ステ
ップ190b〜ステップ200aにおいて、上述のステ
ップ130b〜ステップ140aにおける場合と同様の
演算処理をして、同ステップ130b〜ステップ140
aにおける場合と同様の作用効果を達成し得る。これに
より、各食器12aの洗浄すすぎの一サイクルが終了す
るので、前記湯沸かし器から洗浄湯タンク11a内への
給湯を手動により停止すればよい。また、各食器12a
の洗浄すすぎの終了まで、前記湯沸かし器の給水弁を開
成状態に維持しておけばよいので、本発明装置を元止め
式ガス瞬間湯沸かし器に適用しても、手間がかからず、
先止め式ガス瞬間湯沸かし器に従来の食器洗浄装置を適
用した場合と実質的に同様の便利な操作性を確保し得
る。
【0019】以上説明したように、本発明装置を前記元
止め式ガス瞬間湯沸かし器に付設して各食器12aの洗
浄すすぎをするにあたっては、同元止め式ガス瞬間湯沸
かし器から洗浄湯タンク11a内への給湯を維持した状
態(図7にて曲線m参照)において、洗浄湯タンク11
a内の湯の湯面を曲線n(図7参照)に沿い変化させな
がら、上述のように各食器12aの洗浄すすぎの一サイ
クルを行うようにしたので、先止め式ガス瞬間湯沸かし
器に従来の食器洗浄装置を適用した場合の自動的な洗浄
すすぎと実質的に同様の便利性を確保し得る。しかも、
元止め式ガス瞬間湯沸かし器に本発明装置を適用する場
合には、この湯沸かし器から本発明装置の洗浄湯タンク
11aに給湯がなされるように、この湯沸かし器と本発
明装置を単に給湯可能に接続することで実施できるもの
であり、この湯沸かし器に何ら細工が不要であるため、
安価に実施することができる。また、前記元止め式ガス
瞬間湯沸かし器から洗浄湯タンク11a内への給湯を維
持した状態での洗浄或いはすすぎの終了後の洗浄湯タン
ク11a内の汚れた湯の排水にあたっては、排水開始時
に洗浄湯タンク11a内に存在する汚れ湯及びこの汚れ
湯を排水するに要する時間中に洗浄湯タンク11a内に
給湯される湯を排水ポンプ30にて共にすべて排水し得
るような時間に排水時間Td を設定してあるので、同
排水時間Td の経過時には洗浄湯タンク11a内の湯
が一時的にすべて無くなる。従って、その後に洗浄湯タ
ンク11a内に貯えられる湯が、常にきれいに維持され
ることとなり、その結果、次の食器のすすぎや洗浄が適
正になされ得る。また、洗浄やすすぎの開始が、上述の
ように、洗浄湯タンク11a内に下限湯面Lまで湯が貯
えられた後に実現されるので、給水ポンプ20による洗
浄湯タンク11a内の湯の噴射ノズル40への圧送が、
エアがみを招くことなく、円滑になされ得るので、食器
の洗浄やすすぎに支障をきたすことがない。なお、本発
明の実施にあたっては、前記ガス瞬間湯沸かし器に限る
ことなく、各種の元止め式給湯源(その給水通路に設け
た給水弁を開くことにより給湯可能な給湯装置)に本発
明を適用して実施してもよい。また、本発明の実施にあ
たっては、水位検出スイッチ60cに代えてタイマを採
用し、このタイマにより洗浄湯タンク11a内への湯の
供給時間を計時して、洗浄湯タンク11a内の湯が下限
湯面Lに相当する量に達したときの前記タイマの計時値
でもって、水位検出スイッチ60cによる下限湯面Lの
検出を代用させるようにして実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食器洗浄装置の装置本体を示す概
略断面図である。
【図2】同食器洗浄装置の電気制御回路を示すブロック
図である。
【図3】図2におけるマイクロコンピュータの作用を示
すフローチャートの前段部である。
【図4】同フローチャートの前半中段部である。
【図5】同フローチャートの後半中段部である。
【図6】同フローチャートの後段部である。
【図7】元止め式湯沸かし器の給湯状態及び洗浄湯タン
ク内の湯の湯面の変化状態を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
B…装置本体、P1〜P4…配管、10a…洗浄室、1
1a…洗浄湯タンク、12a…食器、20…給湯ポン
プ、20a、30a…モータ、30…排水ポンプ、40
…噴射ノズル、50…オーバーフロー管、70…マイク
ロコンピュータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食器を収容する洗浄室と、この洗浄室の底
    部から下方に突設されて同洗浄室を介し給水弁を開くこ
    とにより給湯可能な元止め式給湯源から継続的に給湯さ
    れる洗浄湯タンクと、この洗浄湯タンク内の湯の量を洗
    浄やすすぎに必要な適正量に規制するオーバーフロー手
    段と、前記洗浄湯タンク内の湯を前記食器に向け噴射し
    て洗浄或いはすすぎをする噴射手段と、前記洗浄湯タン
    ク内の湯を排水する排水手段とを備えた食器洗浄装置に
    おいて、前記洗浄或いはすすぎの終了時に前記洗浄湯タ
    ンク内に存在する汚れ湯を前記排水手段にて排水するに
    必要な時間とこの汚れ湯の排水に要する時間中に前記給
    湯源から前記洗浄湯タンク内に給湯される湯を前記排水
    手段にて排水するに要する時間との総和を前記排水手段
    による所定排水時間と定めて、前記排水手段が、前記食
    器の洗浄或いはすすぎの後、前記洗浄湯タンク内の湯
    を、前記給湯源からの湯と共に、前記所定排水時間の間
    排水するようにしたことを特徴とする食器洗浄装置。
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