JPH09168490A - 真空パッキングタオル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開封後すぐに使用できるように、タオルをコ
ンパクトに皺をよせず美しく包装することを目的とす
る。 【解決手段】 縦長矩形の板３の上に２つの長辺を上方
に折り曲げた縦長矩形の下段の厚紙４、ビニル袋に挿入
されたタオル１及び２つの長辺を下方に折り曲げた縦長
矩形の上段の厚紙５を載せ、上からプレス器７により加
圧しながら、ビニル袋内の空気を吸引して真空包装す
る。 【効果】ビニル袋内の空気が均一に吸引されるためビニ
ル袋に皺がよらず、コンパクトに包装できる。開封後、
空気に触れさせることにより柔らかい、ふっくらしたタ
オルを供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】コンパクトに包装されたタオ
ルに関する。

【０００２】

【従来の技術】タオルをテ−プ状に折り畳むと共に巻回
し、高圧で圧縮して円形容器にコンパクトに包装する方
法と、矩形状に折り畳むと共にビニル袋へ挿入し真空包
装する方法とがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】まず、高圧で圧縮する
方法により包装されたタオルは、非常に小さく固く圧縮
されるため、包装を開封して空気に触れさせただけで
は、柔らかくふっくらした元の状態に戻らないので、そ
のまま使用することはできず、タオルを一度水に濡らし
繊維をほぐした後、乾かして使用していた。

【０００４】次に、タオルを折り畳んでビニル袋等に入
れ袋中の空気を抜いて包装された真空パッキングタオル
はコンパクトに包装され、開封後は直ちに使用が可能で
あるが、真空状態にするに従いタオルの形が変形し、さ
らにタオルの織地にビニル袋等が入り込み、タオルと共
に包装ビニル袋等にも皺がより美感を損ない、商品価値
を著しく減殺させていた。

【０００５】そこで、タオルを折り畳み真空パッキング
でコンパクトに皺をよせずに美しく包装すると共に、開
封後は水に濡らさなくてもすぐに乾いたタオルを使用で
きるようにすることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】縦長矩形で厚みのある板
の上に、２つの長辺を上方に折り曲げて板の上面とほぼ
同形にした縦長矩形の下段の厚紙を載せ、片方が閉じら
れていないビニル袋に折り畳んで挿入したタオルを載せ
る。下段の厚紙と同形で２つの長辺を下方に折り曲げた
上段の厚紙を下段の厚紙とビニル袋に挿入されたタオル
を覆うように載せて、上段の厚紙の上からプレス器によ
り加圧しながらタオルが挿入されたビニル袋内から管を
使って空気を吸引し、真空状態にした後ビニル袋の開口
を閉じる。

【０００７】また、タオルをビニル袋に挿入する際に、
ビニル袋とタオルの間に透明の薄いプラスチックシ−ト
を挿入し上記と同様に上段の厚紙を加圧しながらビニル
袋内を真空にする。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１に示すように縦長矩形で厚み
のある板３の上に、２つの長辺を上方に折り曲げて板３
の上面と同形にした縦長矩形の下段の厚紙４を載せ、厚
紙４の上にビニル袋２に折り畳んで挿入されたタオル１
を載せる。下段の厚紙４と同形で２つの長辺を下方に折
り曲げた上段の厚紙５を下段の厚紙４とビニル袋２に挿
入されたタオル１を覆うように載せて、図２に示すよう
に上段の厚紙５の上からプレス器７により加圧しながら
タオル１が挿入されたビニル袋２内を真空にし包装する
と、板３と厚紙４、５に挟んだまま加圧するため、折り
畳んだタオル１が形崩れしない。さらにプレス器７でタ
オルを挿入したビニル袋２を押圧しながら空気を吸引す
るとビニル袋２内の空気は偏らず均一に吸引されて皺が
よらない。

【０００９】また、ビニル袋２とタオル１の上面との間
に図１に示す透明の薄いプラスチックシ−ト６を挿入
し、上段の厚紙５の上からプレス器７により加圧しなが
らタオル１が挿入されたビニル袋内を真空にし、包装す
るとより一層皺がよらず美麗である。

【００１０】

【発明の効果】板と厚紙でタオルを固定することによ
り、折り畳んだタオルを形崩れすることなく包装でき、
プレス器と真空包装器を併用することによりビニル袋内
の空気を均一に吸引するため皺がよらない。

【００１１】ビニル袋中のタオルの面上にプラスチック
シ−トを挿入することにより、タオル織地にビニル袋が
入り込むのを防ぐため、ビニル袋表面に皺がよらず、よ
り美しく包装できる。

【００１２】真空パッキング開封後、水に濡らさなくて
も柔らかい、ふっくらした元の状態に戻るため乾いたタ
オルをすぐ使用できる。

【００１３】災害現場で水がない場合またはすぐに水が
手に入らない場合であっても使用可能である。

【００１４】図３に示すように真空パック状態では、通
常のフェイスタオル（８８ｃｍＸ３５ｃｍ）２枚が（１
２ｃｍＸ２３ｃｍ）とコンパクトに包装されており重量
も７５ｇと軽量で持ち運びに便利になり、旅行時にもか
さばらず、手軽に新しいタオルを使用できる。

【００１５】また、ビニルでパッキングされているた
め、雨水にぬれても中身は濡れず随時乾燥したタオルを
供給でき、災害時に包帯等の代用や、下着の代用や、保
温用布や、足に巻き付けて靴下の代用にもでき有用であ
る。

【００１６】ビニル包装でコンパクトに真空パッキング
されているため家庭においても収納に場所を取らないだ
けでなく吸湿することなく長期にわたり品質を損なわず
に保存できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本願発明にかかる真空パッキングタオルの包
装用具を示す分離斜視図。

【図２】 本願発明にかかる真空パッキングタオルの包
装工程を表す斜視図。

【図３】 コンパクトに包装された本願発明にかかる真
空パッキングタオルの説明図。

【符号の説明】

１、タオル ２、ビニル袋 ３、板 ４、下段の厚紙
５、上段の厚紙 ６、プラスチックシ−ト ７、プレス
器

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】縦長矩形で厚みのある板の上に、２つの長
   辺を上方に折り曲げて板の上面とほぼ同形にした縦長矩
   形の下段の厚紙を載せると共に、下段の厚紙の上に、ビ
   ニル袋に折り畳んで挿入されたタオルを載せ、下段の厚
   紙と同形で２つの長辺を下方に折り曲げた上段の厚紙を
   下段の厚紙とタオルが挿入されたビニル袋を覆うように
   載せて、上段の厚紙の上からプレス器により加圧しなが
   ら、タオルが挿入されたビニル袋内の空気を吸引し包装
   することを特徴とする真空パッキングタオル。
2. 【請求項２】ビニル袋とタオル面上との間に透明のプラ
   スチックシ−トを挿入して包装された請求項１記載の真
   空パッキングタオル。