JPH09167882A - 混成集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

混成集積回路装置およびその製造方法

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JPH09167882A
JPH09167882A JP7327456A JP32745695A JPH09167882A JP H09167882 A JPH09167882 A JP H09167882A JP 7327456 A JP7327456 A JP 7327456A JP 32745695 A JP32745695 A JP 32745695A JP H09167882 A JPH09167882 A JP H09167882A
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Susumu Ota
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  • Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電路を有するAl基板に更に上層にフィル
ムを貼り付け、上下のコンタクトをとるためにバイアホ
ールを形成するが、この時のホール内メッキを良好に行
うこと。 【解決手段】 バイアホール内のメッキを行う前に、A
l基板30の裏面にCuシート34を貼り付け、無電解
メッキ、電解メッキの順でメッキを行う。特に無電解メ
ッキ液は活性力が強いが、Cuシートが貼り合わされて
いるためAl基板の溶出が無く、更にはメッキをしてい
る際中は、CuシートにCuがメッキされるため、Cu
の剥離が抑制され、メッキ液の劣化が抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイアホールを有
した多層構造の混成集積回路装置およびその製造方法に
関するもので、特にバイアホール表面に形成されるメッ
キの状態を良好に実現するための構造およびその製法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6および図7を参照しながら従来の構
造および製法について説明する。一般に複数の基板また
はシートを積層した多層基板構造は、例えば特開平1−
128493号公報やIMC 1988 Proceeding,Tokyo,May
25〜27,「THE DEVELOPMENT OFTHE MULTILAYERED IMST S
UBSTRATE」に説明されている。
【0003】特に後者の文献には、バイアホールの接続
において、無電解Cuメッキを最初に行い、続いて電解
メッキを行って、バイアホール接続を実現すると開示し
ている。つまり図6からも判るように、表面が陽極酸化
されたAl基板1に接着樹脂2を介して銅箔3がホット
プレスにより貼り付けられている。この銅箔は、所定の
パターンにエッチングされ、必要により印刷抵抗、チッ
プコンデンサ、チップ抵抗およびベアチップの半導体素
子が電気的に接続される。
【0004】続いて、このAl基板1に貼着されている
シートは、例えば接着剤付きCu貼りフィルム4であ
り、例えばバイアホール5の穴は、貼り付ける前にドリ
ル、パンチング等で穴開けされている。ここで6は、パ
ターン化されたCu箔であり、ホール5に覗いている第
1層目の配線3と後の工程で電気的に接続される。図7
は、この電気的接続がCuメッキ7により達成されたも
のを示しており、前述したように前もって無電解メッキ
がされ、この後電解メッキで厚く形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここでフイルム4は、
一般的に絶縁樹脂であり、ホール5の内側に導電材料を
載せるために、まず無電解メッキで薄くCuが形成され
る。一旦Cuが載れば、後は電解メッキで厚くCuを載
せることができる。しかし無電解メッキ液は、活性でA
l基板1を溶解する。そのためメッキ工程において、図
7の構造では基板裏面がメッキ液に浸るため、当然Al
が溶出しメッキ液が劣化する問題があった。更にはメッ
キ液の劣化によりメッキ不良が発生することもあった。
【0006】また図7のようにAl基板裏面にマスク8
を設ければ、Alの溶出は無くなるが、メッキの工程の
際に、Cuが例えば符号9の如く付くことがある。マス
ク8は、一般に樹脂から成るテープであるため、Cu自
身の付きが悪く、メッキの際に一旦付いたCuが剥離し
てメッキ液の中に混入し、これがバイアホールやそれ以
外の領域に再付着してメッキ不良や短絡不良等を誘発す
る問題があった。
【0007】またAl基板1に放熱板を付ける場合、両
者共に接触面がフラットで有れば特に問題とならない
が、一般には放熱板とAl基板との間には、熱抵抗を減
らす為に熱伝導性の優れたペースト材を塗るなどの対処
が必要だった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した課題に
鑑みて成され、第1に、Al基板の裏面にCuのシート
を貼り付け、Al基板の導電手段と前記絶縁基板の導電
手段の接続を達成するためにメッキで形成されたバイア
ホールのCuと同一材料が前記Al基板裏面にも設ける
ことで解決するものであり、Cuシートを貼り付けるこ
とで例えばCuの放熱板で有れば半田を介して加熱溶融
し熱的に接合させることができる。またCuシートは、
貼り付ける前までには表面が充分に酸化されてしまう
が、再度メッキを行ってCuを載せるために、放熱板の
半田付けが良好に実施できる。
【0009】第2に、バイアホールを形成した後、前も
って裏面に貼られたCuシートを有するAl基板を無電
解メッキ液に入れ、バイアホール表面にCuをメッキ
し、続いて前記Al基板を電解メッキ液に入れ、Cuメ
ッキ層に更にCuメッキをする工程とで解決するもので
あり、Cuシートが有るために、Al基板の表面の溶出
が防止でき、しかも基板裏面に付こうとするCu成分
は、被着母体がCuであるため完全に付着させることが
でき、メッキしている際中にCuが剥離することが抑止
できる。従ってメッキ液に剥離したCuや溶出Alが混
入せず、エッチング液の劣化を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図1
を参照しながら説明する。ここでは、Al基板の上に1
枚の絶縁性基板(シート状又は若干の厚みのあるもの)
を貼り付けたもので説明するが、更に積層されたもので
あっても良い。まず下層金属基板30があり、その上に
は下層導電路31や下層導電ランド等の導電手段が貼着
されている。この下層基板30は、Al基板から成りそ
の表面には点線で示す酸化膜32が形成されている。こ
の酸化膜は、陽極酸化により両表面がアルマイト処理さ
れて生成されているが、熱酸化でも良いし、デポジッシ
ョンで達成しても良い。またエポキシ樹脂あるいはポリ
イミド樹脂等の接着性を有する絶縁樹脂33が被覆さ
れ、前記導電手段がホットプレスにより貼着されてい
る。導電手段は、Cuで成り、全面に貼着した後、塩化
第2鉄等の溶液でエッチングされてパターニングされて
いる。導電ランドは、ベアチップ状の下層半導体素子等
を固着するエリアで、ここでは大信号用の発熱素子が実
装されるために、チップの下層にはCu等のヒートシン
クが半田等を介して固着されており、導電路と一体であ
ったり、アイランド状になっている。ここで半導体素子
は、若干の厚みを有するため、後述する2層目の絶縁性
基板34は、半導体素子が固着される領域がくり抜かれ
ている。また半導体素子は、ICチップ、LSIチッ
プ、MOSFETチップおよびIGBTチップ等でも良
いが、バイポーラ型パワートランジスタの場合、表面の
ベース電極やエミッタ電極は、金属細線により、上層の
絶縁性基板34の配線35の一部と一体のパッドにワイ
ヤーボンディングされ、チップ裏面がコレクタであるた
め、導電路と一体の導電ランド(金属基板側)に半田等
を介して固着されている。更には、チップ抵抗やチップ
コンデンサ等の下層部品が導電路に半田を介して接続さ
れている。
【0011】また後述するが、上層基板34が貼り合わ
される領域には、本来上層基板に貼り合わされるべき半
導体素子の導電ランドが設けられ、また比較的厚みのな
いチップ抵抗、印刷抵抗及びチップコンデンサ等が導電
路35と電気的に固定されて実装されている。一方、絶
縁性基板である第2層目の基板34は、ここでは例えば
ポリイミド、ポリエステル、エポキシ、ポリカーボネイ
ド等の高分子材料から成る所謂フレキシブル基板で、高
分子の接着材(液状のもの、シート状又はゲル状のも
の。)を介して接着されている。また図1で使用した接
着材は、2液性の室温硬化型アクリル系接着材(ここで
はロード・ファー・イースト社のバーサロックという商
品を使用した。)で、2液を混合せず、別々の基板に塗
布しこれを貼り合わせても接着できることにメリットを
有する。室温で可能なことからフレキシブル基板の膨張
による位置ずれ等が無く、また2液を混合したものでは
5分程度から硬化が始まるが、本方法では両基板を当接
しない限り接着が開始しないので、すぐに両基板を当接
する必要が無く作業性に融通がある。
【0012】この絶縁性基板35は、前もって導電路が
貼着されており、これはパターン化されているもの、或
いは全面に導電手段の金属が貼着され、後でパターン化
するもののどちらでも良い。ただし後でパターン化され
るものは、導電材料を除去して露出した部分は、全て高
分子材料であることが必要であり、仮に接着材が露出し
ている場合は、この接着材も高分子である必要がある。
理由は後述するが、バイアホールの穴をレーザを用いて
形成したい時、いわゆるアブレーション効果で除去する
ためである。つまりエキシマレーザの様な高強度の紫外
線レーザを高分子材料に照射すると、照射部が瞬間的に
分解・飛散する(アブレーション効果)。また加工開始
エネルギーが金属と高分子では1桁以上異なるため、導
電体に影響を与えずに加工できる。
【0013】前述したように、この上層の絶縁性基板3
4には、前述した金属基板30と同様に上層導電路35
や上層導電ランドが設けられている。またレーザは高分
子と金属のスレッショルド差から高分子のみの選択性を
有するため、予め上層の導電路35の中に絶縁性基板3
4が露出するような穴が設けられていれば、35自身が
マスクとなって穴の部分の絶縁性基板のみを飛ばす事が
できる。
【0014】また、上層導電路35には上層部品が、上
層導電ランドには、トランジスタ等の上層半導体素子が
半田等を介して固着されている。また上層基板は両面実
装も可能であり、この場合、上述の構成がスルーホール
を介して両面の回路が電気的に接続されている。ここで
金属基板30と上層基板34の回路の電気的コンタクト
は、上層基板34の周辺に設けられた上層ボンディング
パッド、これと位置が対応して設けられ、上層基板の周
辺よりも若干外側に設けられた下層ボンデイングパッド
およびこれらの間を接続する金属細線により、また開口
部に露出した導電手段と最上層に設けられた導電手段と
をワイヤーボンディングすることで達成されてもよい。
【0015】しかしワイヤボンデイングは、弧を描くた
めにある程度の高さが必要となる問題がある。また、金
属基板のみで1層回路を達成するのが一般的だが、回路
が複雑になるに連れてクロスオーバーが発生し、これを
ジャンピングで回避しているが、このジャンピングが多
くなるに連れて多層基板およびバイアホールが必要とな
る。
【0016】前述したように絶縁性基板34がとばされ
て開けられた穴は、下層導電路31が顔を出しており、
この穴36の側面にCuのメッキ層37が設けられ、上
層の導電路35と下層の導電路31が電気的に接続され
ている。またメッキ層37の信頼性を更に強固とするた
めに半田や導電ペースト等の導電手段38を設けても良
い。
【0017】本発明の特徴は、金属基板30の裏面にC
uシート39が設けられて有ることにある。このCuシ
ートは39は、後述する製造プロセスでも詳述するが、
メッキの時には既に貼り合わされており、Cuシートの
上に新しい酸化の無いCuメッキ層が形成されている。
そのためCuシートに放熱フィン等のCuから成る部材
を半田を介して固着でき、CuシートとCu部材との半
田を加熱溶融し熱的接合を良好にすることができる。
【0018】最後には、リードが固着され、図面では省
略したが箱状の収納ケース等に収納され、必要により中
に樹脂が注入されて封止される。続いて簡単に混成集積
回路装置の製造方法を説明する。図2乃至図5は、以下
の製造方法について説明するものであるが、特にバイア
ホールのみに着目したものである。
【0019】先ず図2のように、表面が陽極酸化された
Al金属基板30を用意し、両面に銅箔50,51を貼
り付ける。50は、下層導電路31と成るために、其の
厚みは、10〜100μm程度で、ポリイミドやエポキ
シ樹脂等の接着樹脂33でホットプレスされる。また5
1は、特に電流を流すわけではなく、バイアホールのメ
ッキの際に、Cuが付着しさえすれば良くCuシートで
よい。また放熱板を半田で固着する場合、これらを考え
て所定の厚みに決定される。また接着樹脂は、熱抵抗を
小さくするために、 Siフィラー等が混入された低熱
抵抗の接着剤を用いても良い。
【0020】続いて、図3に示すように、銅箔50をパ
ターニングする。ここで金属基板30の裏面にも銅箔5
1が設けられているため、エッチング防止用に裏面にも
保護用フィルム52が貼り合わされている。このフィル
ム52が貼り合わされた状態で、前記金属基板は、例え
ば塩化第2鉄のエッチング溶液の中に浸り、銅箔50の
みを所定の形状にパターニングされ、下層導電路31が
形成される。更にここでは構造の説明の際に述べたよう
に、受動素子や能動素子が固着される。
【0021】続いて、図4のように、絶縁性基板34が
貼り合わされる。ここでは図4のように前もってバイア
ホールに対応する絶縁性基板34および下層導電路が除
去されていても良い。しかし前記フィルム52が基板の
裏面に貼り合わされているので、後からパターニングし
ても良い。更に、レーザによる除去工程がある。前もっ
て穴36に対応する下層導電路が除去されていれば、こ
の導電路がマスクとなってレーザ光を照射することがで
きる。前述したように、金属と高分子の蒸発スレッショ
ルドエネルギーの違いにより、穴36の内側に対応する
高分子材料の絶縁フィルムや高分子材料の接着材がアブ
レーション効果により蒸発する。
【0022】続いて、図5に示すように、フィルム52
を取り除き、穴の部分にメッキを行い、下層導電路31
と上層導電路35とを電気的に接続する。ここでは、図
4の穴36のように、穴の内側は絶縁フィルムであるた
め、まず無電解メッキでCuを被着させ、其の後に電解
メッキを行う。本工程は本発明の特徴とするところであ
り、バイアホールを形成した後、前もって裏面に貼られ
たCuシートを有するAl基板を無電解メッキ液に入
れ、バイアホール表面にCuをメッキし、 続いて前記
Al基板を電解メッキ液に入れ、Cuメッキ層に更にC
uメッキをする。つまり、Cuシートが有るために、A
l基板裏面の溶出が防止でき、しかも基板裏面に付こう
とするCu成分は、被着母体がCuシートのCuである
ため完全に付着させることができ、メッキしている際中
にCuの剥離を抑止できる。従ってメッキ液に剥離した
Cuや溶出Alが混入せず、エッチング液の劣化を防止
することができる。従ってメッキ不良、前記剥離Cuに
よる回路配線間の短絡等の不良が防止でき、歩留まりを
向上させることができる。
【0023】最後に、上層の導電ランドにヒートシンク
を固着しその上に半導体素子を固着する工程、必要によ
り受動素子を載せる工程、導体素子と導電路を接続させ
るためのワイヤーボンディング工程、及びリードを半田
付けする工程がある。ただし半導体ICを固着する場合
は、ヒートシンクは省略できる。また耐湿性等を考慮し
て、シリコーンやエポキシ樹脂等のゲル状樹脂をケース
材に注入して、前記基板を封止して完成品となる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、第1
に、金属基板の裏面にはメッキ工程の際に新しいCuが
載せられたCuシートが設けられているので、Cuシー
トに放熱フィン等のCuから成る部材を半田を介して固
着する際、CuシートとCu部材との熱的結合を良好に
することができる。
【0025】つまり基板とこの基板に取り付けられる放
熱板等のCu部材がフラットであれば、お互いに空間無
く全面に渡り接触させることができるため熱的結合は良
好となるが、このようなものは実質皆無である。従って
半田を介した結合を実施することでこの問題が解決で
き、その上、Cuシート自身に酸化物が形成されている
と半田の結合がうまくゆかない恐れがあるが、再度メッ
キにより新しいCuが積層されているために、半田を介
したCu部材との結合が良好となる。
【0026】第2に、バイアホールを形成した後、前も
って裏面に貼られたCuシートを有するAl基板を無電
解メッキ液に入れ、バイアホール表面にCuをメッキ
し、続いて前記Al基板を電解メッキ液に入れ、Cuメ
ッキ層に更にCuメッキをすれば、Cuシートが有るた
めに、Al基板裏面の溶出が防止でき、しかも基板裏面
に付こうとするCu成分は、被着母体がCuシートのC
uであるため完全に付着させることができ、メッキして
いる際中にCuの剥離を抑止できる。従ってメッキ液に
剥離したCuや溶出Alが混入せず、エッチング液の劣
化を防止することができる。従ってメッキ不良、前記剥
離Cuによる回路配線間の短絡等の不良が防止でき、歩
留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する混成集積回路装
置の断面図である。
【図2】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図3】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図4】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図5】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図6】従来の製造方法を説明する断面図である。
【図7】従来の製造方法を説明する断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベアチップ状の半導体素子または受動素
    子から成る回路素子が電気的に接続される導電手段を有
    するAl基板上に、導電手段を有する高分子材料から成
    る絶縁性基板が複数枚積層された多層構造の混成集積回
    路装置であり、 前記Al基板の裏面にはCuのシートが貼り付けられ、
    Al基板の導電手段と前記絶縁基板の導電手段の接続を
    達成するためにメッキで形成されたバイアホールのCu
    と同一材料が前記Al基板裏面にも設けられることを特
    徴とした混成集積回路装置。
  2. 【請求項2】 絶縁性接着材で貼着された導電手段を有
    するAl基板上にチップ状または受動素子から成る回路
    素子を電気的に接続する工程と、 前記金属基板上に、チップ状または受動素子から成る回
    路素子が電気的に固着される導電手段が設けられたある
    いは設けられる高分子材料から成る複数の絶縁性基板を
    貼着する工程と、 前記上層の絶縁性基板と下層の絶縁性基板、または上層
    の絶縁性基板とAl基板の導電手段の接続を実現するバ
    イアホールを形成する工程と、 前もって裏面に貼られたCuシートを有する前記Al基
    板を無電解メッキ液に入れ、バイアホール表面にCuを
    メッキする工程と、 前記Al基板を電解メッキ液に入れ、Cuメッキ層に更
    にCuメッキをする工程とを有することを特徴とした混
    成集積回路装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012104794A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 放熱基板及びその製造方法
KR20200090564A (ko) * 2019-01-21 2020-07-29 (주)포인트엔지니어링 프로브 핀 기판 및 이를 이용한 프로브 카드 제조 방법

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