JPH09167871A - パルスレーザ発振装置 - Google Patents

パルスレーザ発振装置

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JPH09167871A
JPH09167871A JP27012796A JP27012796A JPH09167871A JP H09167871 A JPH09167871 A JP H09167871A JP 27012796 A JP27012796 A JP 27012796A JP 27012796 A JP27012796 A JP 27012796A JP H09167871 A JPH09167871 A JP H09167871A
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JP
Japan
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laser
laser light
pulse
emitting
energy
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JP27012796A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Sumino
努 角野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定のパルス周期でパルスレーザ光を出力す
ることのできるパルスレーザ発振装置を提供する。 【解決手段】 第1のレーザ光を出射する第1のレーザ
出射手段(110,102〜109)と、第2のレーザ
光を出射する第2のレーザ出射手段(130,122〜
129)と、第1のレーザ光及び第2のレーザ光を電気
信号に変換する変換手段(132)と、変換手段により
変換された電気信号に基づいて、第1のレーザ出射手段
から第1のレーザ光が出射した時から所定時間経過後に
第2のレーザ出射手段から第2のレーザ光が出射するよ
うに、第2のレーザ出射手段及び第2のレーザ出射手段
をそれぞれ制御する制御手段(111,131,133
〜136)とを具備したことを特徴とするパルスレーザ
発振装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレーザ発振
装置を用いることにより得られるパルスレーザ光の各パ
ルス間の間隔を制御するパルスレーザ発振装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パルスレーザ光を発生するガスレーザ装
置としては、図8に示すようなガスレーザ発振装置が知
られている。高電圧電源1には、主コンデンサ2を介し
て、ガスレーザ管内に設けられた主電極3が接続され、
且つこの主電極3と対向する位置には主電極4が設けら
れている。これら、主電極3及び主電極4には、ピーキ
ングコンデンサ5及び予備電離電極6の直列回路と、ピ
ーキングコンデンサ7及び予備電離電極8の直列回路
と、インダクタンス9とが接続されている。
【0003】さらに、高電圧電源1と主コンデンサ2の
間には、主電極3及び主電極4に対して高電圧スイッチ
10が接続されており、この高電圧スイッチ10には、
高電圧スイッチ10にトリガパルス信号を出力するトリ
ガパルス発生装置11が接続されている。
【0004】次に、このパルスガスレーザ発振装置の動
作について説明する。高電圧電源1から、充電用インダ
クタンス9を通して主コンデンサ2を充電され、高電圧
スイッチ10がトリガパルス発生装置11のトリガパル
ス信号によりオンとなると、予備電離電極6,8が放電
し、主コンデンサ2に蓄えられた電荷は、ピーキングコ
ンデンサ5及びピーキングコンデンサ7に移行する。
【0005】そして、ピーキングコンデンサ5及びピー
キングコンデンサ7の電圧が上昇し、主電極3及び主電
極4間の電圧が放電破壊電圧以上になると、主電極3及
び主電極4間で放電が発生する。そして、この放電によ
りガスレーザ管内のレーザ媒質ガスが励起されて光が発
生する。この光は、光共振器(図示せず)により増幅さ
れて、パルスレーザ光として出射される。以後、高電圧
スイッチ10を所定の周波数に従って、オン・オフ制御
することにより断続的にパルスレーザ光が出射される。
【0006】ところで、最近の新しい技術として、パル
スレーザ光を用いて薄膜金属の溶融及び熱処理を行なう
技術がある。この技術で用いられるパルスガスレーザに
は、光の吸収率の高さから波長の短いエキシマレーザが
用いられているが、パルスレーザ光を用いて、薄膜金属
を蒸発させることなく溶融させるためには、以下の条件
が必要である。
【0007】第1の条件として、10[μs]以下のパ
ルス間の時間間隔(パルス周期)でパルスレーザ光を照
射することができることが必要である。また、第2の条
件として、精度高く温度制御を行なうためにパルスレー
ザ光のパルス間隔を可変できることが必要であり、しか
も、このパルス間隔が変化しないことが必要である。さ
らに、第3の条件として、1パルス毎に光エネルギーを
変化させることができ、且つ光エネルギーは、設定値か
ら変化しないことが必要である。
【0008】しかしながら、エキシマレーザでは、エキ
シマとしての励起状態が短い寿命であるために、パルス
幅が20[ns]程度と短いので、そのパルス間隔を
0.2[ms]程度以下にすることができない。
【0009】そこで、上記パルスレーザ光のパルス間隔
の問題を解決するために、複数のパルスガスレーザ発振
装置を用いたり、1つの放電部に複数の放電回路を使用
したパルスガスレーザ発振装置が用いられる。
【0010】図9は、1つの放電部に複数の放電回路を
使用したパルスガスレーザ発振装置の構成を示す図であ
る。一方の高電圧電源21には、充電抵抗22、ダイオ
ード23を介して主コンデンサ24が接続されている。
他方の高電圧電源25には、充電抵抗26、ダイオード
27を介して主コンデンサ28が接続されている。
【0011】また、主コンデンサ24には、ガスレーザ
管内に設けられた主電極29が接続され、この主電極2
9と対向する位置のガスレーザ管内には主電極30が設
けられている。さらに、主コンデンサ28にも、過飽和
リアクトル31を介して主電極29が接続されている。
【0012】また、主電極29及び主電極30は、ピー
キングコンデンサ32及び予備電離電極33の直列回路
と、ピーキングコンデンサ34及び予備電離電極35の
直列回路と、インダクタンス36が並列接続されてい
る。
【0013】さらに、主コンデンサ24には高電圧スイ
ッチ37が主電極29及び主電極30に対して並列接続
され、主コンデンサ28には高電圧スイッチ38が、主
電極29及び主電極30に対して並列接続されている。
【0014】一方、パルス発生器39には、トリガパル
ス信号のパルス間隔を設定する遅延パルス時間設定器4
0が接続される。この遅延パルス時間設定器40には、
遅延パルス時間設定器40にて設定されたパルス間隔に
基づいて、高電圧スイッチ37に対してトリガパルス信
号を出力するトリガパルス発生装置41と、高電圧スイ
ッチ38に対してトリガパルス信号を出力するトリガパ
ルス発生装置42が接続されている。
【0015】次に、上述のように構成したパルスガスレ
ーザ発振装置の動作について説明する。パルス発生器3
9からパルス信号が出力されると、遅延パルス時間設定
器40は、このパルス信号に基づいて各トリガパルス発
生装置41、42から発生するトリガパルス信号の時間
間隔を設定する。
【0016】各トリガパルス発生装置41、42は、遅
延パルス時間設定器40で設定されたパルス間隔に基づ
いたトリガパルス信号を各高電圧スイッチ37、38に
出力して高電圧スイッチ37、38のオン・オフ制御を
行ない、上述のように、パルスガスレーザ発振装置から
パルスレーザ光を断続的に出射させる。
【0017】すなわち、主コンデンサ24、28と高電
圧電源21、25の組をダイオード23、27、過飽和
リアクトル36等で電気的に分離・接続し、複数の高電
圧スイッチをオン・オフ制御することで、図10に示す
ようなバースト的な短いパルス間隔のパルスレーザ光を
得る。
【0018】ところが、パルスガスレーザ発振装置から
出射するパルスレーザ光のエネルギーは、ガスレーザ管
内に封入されているレーザ媒質ガスが劣化することによ
り低下する。
【0019】このパルスレーザ光のエネルギーの低下に
対処するために、従来は、高電圧電源の電源電圧変化に
よって、主コンデンサの充電電圧を変化させることによ
り、パルスレーザ光のエネルギーが予め定められた設定
値となるように調整していた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】高電圧電源によって、
主コンデンサの充電電圧を変化させて、パルスレーザ光
のエネルギーを予め定められた設定値に調整する方法で
は、主電極間に印加される電圧波形が図11に示すよう
に変化するため、各パルスレーザ光の放電開始電圧及び
放電開始時間が異なってしまう。
【0021】その結果、パルスレーザ光のパルス間隔が
変化してしまうので、薄膜金属の溶融及び熱処理には必
ずしも適していなかった。本発明は、上記実情に鑑みて
なされたものであり、所定のパルス間隔でパルスレーザ
光を出射することのできるパルスレーザ発振装置を提供
することを目的とする。
【0022】また、本発明の他の目的は、パルスレーザ
光のエネルギーを変化させることにより、所定のパルス
間隔でパルスレーザ光を出射することのできるパルスレ
ーザ発振装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】従って、まず、上記目的
を達成するために第1の発明によれば、第1のレーザ光
を出射する第1のレーザ出射手段と、第2のレーザ光を
出射する第2のレーザ出射手段と、前記第1のレーザ光
及び前記第2のレーザ光を電気信号に変換する変換手段
と、前記変換手段により変換された電気信号に基づい
て、前記第1のレーザ出射手段から前記第1のレーザ光
が出射した時から所定時間経過後に前記第2のレーザ出
射手段から前記第2のレーザ光が出射するように、前記
第2のレーザ出射手段及び前記第2のレーザ出射手段を
それぞれ制御する制御手段とを具備したことを特徴とす
るパルスレーザ発振装置である。
【0024】また、第2の発明によれば、第1のレーザ
光を出射する第1のレーザ出射手段と、第2のレーザ光
を出射する第2のレーザ出射手段と、前記第1のレーザ
光及び前記第2のレーザ光を電気信号に変換する変換手
段と、前記変換手段により変換された電気信号に基づい
て、前記第2のレーザ光の前記第1のレーザ光に対する
遅延時間を測定する測定手段と、前記第1のレーザ出射
手段及び前記第2のレーザ出射手段からそれぞれ前記第
1のレーザ光及び前記第2のレーザ光を出射させるため
のパルス信号を前記第1のレーザ出射手段及び前記第2
のレーザ出射手段に出力するパルス信号出力手段と、前
記測定手段により測定された遅延時間と所定時間との偏
差量を算出する偏差量算出手段と、前記偏差量算出手段
から算出される偏差量に基づいて、前記パルス信号出力
手段から出力される前記パルス信号の周期を変化させる
ことにより、前記第2のレーザ出射手段から前記第2の
レーザ光が出射した時から所定時間経過後に前記第1の
レーザ出射手段から前記第1のレーザ光が出射するよう
に制御する制御手段とを具備したことを特徴とするパル
スレーザ発振装置である。
【0025】さらに、第3の発明によれば、第2の発明
のパルスレーザ発振装置において、前記測定手段は、ク
ロック発振器から出力されるクロック信号をカウントし
てパルス信号の周期を測定するカウンタ或いは印加され
る電圧を積分して前記パルス信号の周期を測定する積分
器であることを特徴とする請求項2記載のパルスレーザ
発振装置である。
【0026】さらに、第4の発明によれば、第1の電源
からの電力供給により、第1のレーザ光を出射する第1
のレーザ出射手段と、第2の電源からの電力供給によ
り、第2のレーザ光を出射する第2のレーザ出射手段
と、前記第1の電源及び前記第2の電源の出力レベルに
応じて、前記第2のレーザ光の出射の前記第1のレーザ
光の出射に対する遅延時間を予測する予測手段と、前記
第1のレーザ出射手段及び前記第2のレーザ出射手段か
らそれぞれ前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光
を出射させるためのパルス信号を前記第1のレーザ出射
手段及び前記第2のレーザ出射手段に出力するパルス信
号出力手段と、前記予測手段により予測された遅延時間
と、所定時間との偏差量を算出する偏差量算出手段と、
前記偏差量算出手段から出力される偏差量に基づいて、
前記パルス信号出力手段から出力されるパルス信号の周
期を変化させることにより、前記第2のレーザ出射手段
から第2のレーザ光が出射した時から所定時間経過後に
前記第1のレーザ出射手段から第1のレーザ光が出射す
るように制御する制御手段とを具備したことを特徴とす
るパルスレーザ発振装置である。
【0027】さらに、第5の発明によれば、第1のレー
ザ光を出射する第1のレーザ出射手段と、第2のレーザ
光を出射する第2のレーザ出射手段と、前記第1のレー
ザ光及び前記第2のレーザ光のエネルギーを検出するエ
ネルギー検出手段と、前記エネルギー検出手段で検出さ
れた前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光のエネ
ルギーに基づいて、前記第1のレーザ出射手段から出射
する前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ出射手段
から出射する第2のレーザ光のエネルギーが所定のエネ
ルギー量になるように制御することにより、前記第1の
レーザ光と前記第2のレーザ光との出射間隔が所定の出
射間隔となるようにするエネルギー制御手段とを具備し
たことを特徴とするパルスレーザ発振装置である。
【0028】さらに、第6の発明によれば、第1のレー
ザ光を出射する第1のレーザ出射手段と、第2のレーザ
光を出射する第2のレーザ出射手段と、前記第1のレー
ザ光及び前記第2のレーザ光のエネルギーを検出するエ
ネルギー検出手段と、前記第1のレーザ光及び前記第2
のレーザ光の光路上にそれぞれ設けられ、前記第1のレ
ーザ光及び前記第2のレーザ光のエネルギーを制御する
ためのエネルギー可変用基板と、前記エネルギー検出手
段で検出された前記第1のレーザ光及び前記第2のレー
ザ光のエネルギーに基づいて、前記第1のレーザ光及び
前記第2のレーザ光のエネルギーが所定値となるよう前
記エネルギー可変用基板の配置角度を前記第1のレーザ
光及び前記第2のレーザ光の光軸に対して変化させるこ
とにより、前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光と
の出射間隔が所定の出射間隔となるようにする基板角度
制御手段とを具備したことを特徴とするパルスレーザ発
振装置である。
【0029】さらに、第7の発明によれば、第1のレー
ザ光を出射する第1のレーザ出射手段と、第2のレーザ
光を出射する第2のレーザ出射手段と、前記第1のレー
ザ光及び前記第2のレーザ光のエネルギーを検出するエ
ネルギー検出手段と、前記第1のレーザ光及び前記第2
のレーザ光の光路上にそれぞれ設けられ、前記第1のレ
ーザ光及び前記第2のレーザ光が通過する通過孔を有す
るスリットと、前記エネルギー検出手段で検出された前
記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光のエネルギー
に基づいて、前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ
光のエネルギーが所定値となるよう前記スリットの通過
孔の径を制御し、前記第1のレーザ光と前記第2のレー
ザ光との出射間隔が所定の出射間隔となるようにする制
御手段とを具備したことを特徴とするパルスレーザ発振
装置である。
【0030】さらに、第8の発明によれば、第1のレー
ザ光を出射する第1のパルスレーザ出射手段と、第2の
レーザ光を出射する第2のパルスレーザ出射手段と、前
記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光との出射間隔を
示す遅延時間を設定する設定手段と、前記設定手段によ
り設定された遅延時間にオフセット時間を加算した加算
遅延時間を算出する算出手段と、前記算出手段によって
算出された加算遅延時間の間隔を異ならせて前記第1の
パルスレーザ出射手段及び前記第2のパルスレーザ出射
手段から前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光を
それぞれ出射するように制御する制御手段と、前記第1
のレーザ光及び前記第2のレーザ光を電気信号に変換す
る変換手段と、前記変換手段により変換された電気信号
に基づいて、前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光
との出射間隔を測定する測定手段と、前記算出手段にて
算出された加算遅延時間から前記測定手段によって測定
された前記出射間隔を減算して補正値を算出する補正値
算出手段と、前記補正値算出手段によって算出された補
正値が所定値の場合に、前記補正値に基づいて前記遅延
時間を再び算出する再設定手段とを具備し、前記算出手
段は、前記再設定手段によって再び前記遅延時間が算出
された場合には、前記再設定手段によって算出された前
記遅延時間に基づいて、再び前記加算遅延時間を算出す
ることを特徴とするパルスレーザ発振装置である。
【0031】さらに、第9の発明によれば、第8の発明
のパルスレーザ発振装置において、前記第1のレーザ出
射手段及び前記第2のレーザ出射手段は、異なる波長の
レーザ光を出射することを特徴とするパルスレーザ発振
装置である。
【0032】さらに、第10の発明によれば、第8の発
明のパルスレーザ発振装置において、前記第1のレーザ
出射手段及び前記第2のレーザ出射手段は、それぞれ異
なるパルス幅を有するパルスレーザ光を出射することを
特徴とするパルスレーザ発振装置である。
【0033】次に、各発明の作用について説明する。第
1の発明は、変換手段により第1のレーザ光及び第2の
レーザ光を電気信号に変換する。そして、制御手段が変
換手段により変換された電気信号に基づいて、第1のレ
ーザ出射手段から第1のレーザ光が出射した時から所定
時間経過後に第2のレーザ出射手段から第2のレーザ光
が出射するように、第2のレーザ出射手段及び第2のレ
ーザ出射手段をそれぞれ制御するので、薄膜金属の溶融
及び熱処理に適したパルスレーザ発振装置を提供するこ
とができる。
【0034】第2又は第3の発明は、制御手段により偏
差量算出手段から算出される偏差量に基づいて、パルス
信号出力手段から出力されるパルス信号の周期を変化さ
せることにより、第2のレーザ出射手段から第2のレー
ザ光が出射した時から所定時間経過後に第1のレーザ出
射手段から第1のレーザ光が出射するように制御するの
で、薄膜金属の溶融及び熱処理に適したパルスレーザ発
振装置を提供することができる。
【0035】第4の発明は、制御手段により、偏差量算
出手段から出力される偏差量に基づいて、パルス信号出
力手段から出力されるパルス信号の周期を変化させるこ
とにより、第2のレーザ出射手段から第2のレーザ光が
出射した時から所定時間経過後に第1のレーザ出射手段
から第1のレーザ光が出射するように制御するので、薄
膜金属の溶融及び熱処理に適したパルスレーザ発振装置
を提供することができる。
【0036】第5の発明は、エネルギー検出手段により
第1のレーザ光及び第2のレーザ光のエネルギーを検出
する。そして、エネルギー制御手段により、エネルギー
検出手段で検出された第1のレーザ光及び第2のレーザ
光のエネルギーに基づいて、第1のレーザ出射手段から
出射する第1のレーザ光及び第2のレーザ出射手段から
出射する第2のレーザ光のエネルギーが所定のエネルギ
ー量になるように制御することにより、第1のレーザ光
と第2のレーザ光との出射間隔が所定の出射間隔となる
ように制御するので、薄膜金属の溶融及び熱処理に適し
たパルスレーザ発振装置を提供することができる。
【0037】第6の発明は、基板角度制御手段が、エネ
ルギー検出手段で検出された第1のレーザ光及び第2の
レーザ光のエネルギーに基づいて、第1のレーザ光及び
第2のレーザ光のエネルギーが所定値となるようエネル
ギー可変用基板の配置角度を第1のレーザ光及び第2の
レーザ光の光軸に対して変化させることにより、第1の
レーザ光と第2のレーザ光との出射間隔が所定の出射間
隔となるよう制御するので、薄膜金属の溶融及び熱処理
に適したパルスレーザ発振装置を提供することができ
る。
【0038】第7の発明は、制御手段により、エネルギ
ー検出手段で検出された第1のレーザ光及び第2のレー
ザ光のエネルギーに基づいて、第1のレーザ光及び第2
のレーザ光のエネルギーが所定値となるようスリットの
通過孔の径を制御し、第1のレーザ光と第2のレーザ光
との出射間隔が所定の出射間隔となるようにするので、
薄膜金属の溶融及び熱処理に適したパルスレーザ発振装
置を提供することができる。
【0039】第8の発明は、制御手段により、算出手段
によって算出された加算遅延時間の間隔を異ならせて第
1のパルスレーザ出射手段及び第2のパルスレーザ出射
手段から第1のレーザ光及び第2のレーザ光をそれぞれ
出射するように制御する。次に、測定手段により、変換
手段により変換された電気信号に基づいて、第1のレー
ザ光と第2のレーザ光との出射間隔を測定し、補正値算
出手段により、算出手段にて算出された加算遅延時間か
ら測定手段によって測定された出射間隔を減算して補正
値を算出する。そして、再設定手段により、補正値算出
手段によって算出された補正値が所定値の場合に、補正
値に基づいて遅延時間を再び算出し、算出手段により、
再設定手段によって再び遅延時間が算出された場合に
は、再設定手段によって算出された遅延時間に基づい
て、再び加算遅延時間を算出する。このようにして、補
正値が所定の値になるまで、遅延時間を調整することに
より、パルス幅よりも短い遅延時間を設定した場合に
も、正確に所定の間隔でレーザ光を出射することができ
る。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 <第1の実施の形態>図1は、本発明の第1の実施の形
態に係るパルスガスレーザ発振装置の構成を示す図であ
る。
【0041】一方の高電圧電源101には、主コンデン
サ102を介して、ガスレーザ管内に設けられた主電極
103が接続され、且つこの主電極103と対向する位
置のガスレーザ管内に主電極104が配置されている。
【0042】これら、主電極103及び主電極104に
は、ピーキングコンデンサ105及び予備電離電極10
6の直列回路と、ピーキングコンデンサ107及び予備
電離電極108の直列回路と、インダクタンス109が
接続されている。
【0043】さらに、高圧電源101と主コンデンサ1
02の間には、主電極103及び主電極104と並列に
高電圧スイッチ110が接続され、この高電圧スイッチ
110には、トリガパルス発生装置111が接続されて
いる。
【0044】他方の高電圧電源121には、高電圧電源
101と同様に、主コンデンサ122、主電極123、
主電極124、ピーキングコンデンサ125、予備電離
電極126、ピーキングコンデンサ127、予備電離電
極128、インダクタンス129、高電圧スイッチ13
0、トリガパルス発生装置131が接続されている。
【0045】また、主電極103、104間及び主電極
123、124間が放電することにより発生する各パル
スレーザ光を電気信号に変換する光電管132を設け、
この光電管132には、電気信号に変換されたパルスレ
ーザ光のパルス周期を測定する遅延時間測定装置133
の入力側が接続されている。
【0046】遅延時間測定装置133の出力側には、予
め設定されたパルスレーザ光のパルス周期と遅延時間測
定装置133にて測定されたパルス周期との偏差をと
り、この偏差量をフィードバックして出力する制御装置
134が接続されている。
【0047】この制御装置134は、高電圧電源101
及び高電圧電源121の出力電圧レベルに応じて、主コ
ンデンサ102、122に印加される充電電圧の変化に
対するパルスレーザ光の遅延時間を予測する予測手段
と、この予測手段により予測されたパルスレーザ光の遅
延時間と、予め設定されたパルスレーザ光のパルス間隔
との偏差量を出力する偏差量算出機能とを有している。
【0048】制御装置134の出力側には、制御装置1
34から出力される偏差量に基づいて、パルスレーザ光
のパルス周期が所定値となるようにパルス発生器135
から出力されるパルス信号のパルス周期を変化させたパ
ルス信号をトリガパルス発生装置111、131に出力
する遅延パルス時間設定器136が接続されている。
【0049】図2(a)及び図2(b)は、遅延時間測
定装置133の構成を示す図であり、ここでは、カウン
タ方式と積分器方式を示している。図2(a)に示した
カウンタ方式の遅延時間測定装置は、電気信号に変換さ
れたパルスレーザ光をパルス波形に整形してパルス信号
として出力する波形整形回路141と、この波形整形回
路141から出力されたパルス信号に基づいてスタート
・ストップ信号を出力するフリップ・フロップ回路14
2と、クロックパルス信号を出力する発振器143と、
フリップ・フロップ回路142からのスタート・ストッ
プ信号に基づいて発振器143からのクロックパルス信
号をカウントするカウンタ144で構成されている。
【0050】そして、このカウンタ144でカウントさ
れたカウント数にクロック周波数の逆数であるクロック
周期を乗じた値がパルスレーザ光のパルス間隔であると
いう関係をもっている。
【0051】また、図2(b)に示した積分器方式の場
合の遅延時間測定装置は、電気信号に変換されたパルス
レーザ光をパルス波形に整形してパルス信号として出力
する波形整形回路151と、この波形整形回路151か
ら出力されたパルス信号に基づいてスタート・ストップ
信号を出力するフリップ・フロップ回路152と、積分
器153と、積分器153に基準電圧を印加する基準電
源154と、フリップ・フロップ回路152からのスタ
ート・ストップ信号に基づいて基準電源154の基準電
圧を積分器153に印加するスイッチ155で構成され
ている。
【0052】この積分方式の場合、スイッチ155をオ
ン・オフ制御する時間が変化すると積分時間が変化し
て、積分器153の出力電圧が変化する。そして、積分
器153の出力電圧に積分時定数を乗じて基準電圧で除
した値がパルスレーザ光のパルス間隔であるという関係
をもっている。
【0053】次に、本実施の形態に係るパルスガスレー
ザ発振装置の動作について説明する。図3は、各装置か
ら出力された出力信号の出力波形を示す図である。
【0054】まず、高電圧電源101及び高電圧電源1
21により、主コンデンサ102、122をそれぞれ充
電する。一方、遅延パルス時間設定器136は、制御装
置134から出力される偏差量に基づいて、パルスレー
ザ光のパルス間隔が所定値となるようにパルス発生器1
35から出力されるパルス信号のパルス間隔を変化させ
たパルス信号t1,t2をトリガパルス発生装置11
1、131に出力する。
【0055】トリガパルス発生装置111、131は、
遅延パルス時間設定器136から出力されたパルス信号
に基づいて、高電圧スイッチ110、130にトリガパ
ルス信号を出力する。
【0056】高電圧スイッチ110、130は、トリガ
パルス発生装置111、131から入力されるトリガパ
ルス信号によりオン・オフ制御が行なわれる。その結
果、主電極103、104間及び主電極123、124
間で放電が発生し、パルスレーザ光が交互に出射する。
この出射したパルスレーザ光は、光電管132により電
気信号に変換されて遅延時間測定装置133に入力され
る。
【0057】遅延時間測定装置133は、2つのパルス
レーザ光のパルス間隔を測定し、この測定したパルス間
隔を制御装置134に出力する。制御装置134は、予
め設定されたパルスレーザ光のパルス間隔と遅延時間測
定装置133にて測定されたパルス間隔との偏差をと
り、この偏差量をフィードバックして遅延パルス時間設
定器136に出力する。
【0058】遅延パルス時間設定器136は、制御装置
134から出力される偏差に基づいて、パルスレーザ光
のパルス間隔が所定値となるようにパルス発生器135
から出力されるパルス信号のパルス間隔を変化させたパ
ルス信号t1 、t2 をトリガパルス発生装置111、1
31に出力する。
【0059】各トリガパルス発生装置111、131
は、遅延パルス時間設定器136から出力されたパルス
信号に基づいて、高電圧スイッチ110、130にトリ
ガパルス信号を出力し、高電圧スイッチ110、130
のオン・オフ制御を行なう。
【0060】その結果、主コンデンサ102、122に
充電された電荷により主電極103、104間及び主電
極123、124間でそれぞれ放電が発生し、パルスレ
ーザ光が所定間隔で出射する。
【0061】また、別の制御例として、制御装置134
の予測手段により、主コンデンサ102、122に印加
される高電圧電源101及び高電圧電源121の出力電
圧を監視して、主コンデンサ102、122に印加され
る充電電圧の変化に対するパルスレーザ光のパルス周期
を予測し、この予測手段により予測されたパルスレーザ
光のパルス周期と予め設定されたパルスレーザ光のパル
ス周期との偏差量を遅延パルス時間設定器136に出力
することにより、パルスガスレーザ発振装置から出射す
るパルスレーザ光のパルス周期を制御することもでき
る。
【0062】従って、本実施の形態によれば、パルスレ
ーザ光のパルス間隔が一定となるよう制御することがで
きるので、薄膜金属の溶融及び熱処理に最適なパルスガ
スレーザ発振装置を提供することができる。
【0063】実際に、2台のパルスガスレーザ発振装置
の充電電圧の差が5[kv]で、パルスレーザ光のパル
ス間隔が設定時間間隔から数100[ns]ずれていた
ものを±5[ns]に抑えることができた。
【0064】また、制御装置134の予測手段及び偏差
出力機能により高電圧電源101、121から主コンデ
ンサ102、122へ印加される充電電圧の変化に対す
るパルスレーザ光のパルス間隔の変化を予測して、パル
スレーザ光のパルス間隔が一定となるよう制御が行なわ
れるので制御時間を大幅に短縮することができる。 <第2の実施の形態>上述の第1の実施の形態において
は、高電圧スイッチのスイッチング時間を制御すること
により、パルスレーザ光のパルス間隔を制御していた
が、本実施の形態においては、高電圧電源の電源電圧の
変化によらずに、パルスガスレーザ発振装置から出射さ
れるパルスレーザ光のエネルギーを制御することによ
り、パルスレーザ光のパルス間隔を所定値にする方法を
採用する。
【0065】図4は、本発明の第2の実施の形態に係る
パルスガスレーザ発振装置の構成を示す図である。一方
の高電圧電源201には、充電抵抗202、主コンデン
サ203、ピーキングコンデンサ214及びアースされ
たコイル215を介して、ガスレーザ管内に設けられた
主電極204を接続し、且つこの主電極204と対向す
る位置のガスレーザ管内にはアースされた主電極205
を設ける。
【0066】そして、ガスレーザ管の両端部には、主電
極204、205間が放電することにより発生するパル
スレーザ光を出射するための全反射ミラー206及び出
力ミラー207を設ける。
【0067】この出力ミラー207を通過したパルスレ
ーザ光のレーザ光路上には光の、内部損失が少なく(即
ち、光の吸収性が少なく)、パルスレーザ光が入射する
角度によって透過率が異なる基板で構成された光エネル
ギー可変器208を設ける。
【0068】光エネルギー可変器208は、アクチュエ
ータ209によって、パルスレーザ光の光軸に対する配
置角度を可変させることができるように取り付けられて
いる。
【0069】光エネルギー可変器208を通過したパル
スレーザ光210のレーザ光路上には、ビームスプリッ
タ211が設けられており、このビームスプリッタ21
1にて分岐されたレーザ光の一方のレーザ光路上には、
分岐されたパルスレーザ光のエネルギーを検出するエネ
ルギーモニタ212が設けられている。
【0070】また、充電抵抗202と主コンデンサ20
3間には、主電極204、205と並列に高電圧スイッ
チ213が接続されている。他方の高電圧電源221に
は、高電圧電源201と同様に、充電抵抗222、主コ
ンデンサ223、主電極224、225、全反射ミラー
226、出力ミラー227、光エネルギー可変器22
8、アクチュエータ229、レーザ光230、ビームス
プリッタ231、エネルギーモニタ232、高電圧スイ
ッチ233、ピーキングコンデンサ241及びコイル2
42が設けられている。
【0071】一方、パルス発生器234には、制御装置
238で設定されたパルス時間間隔のパルス信号を出力
する遅延パルス時間設定器235を接続し、この遅延パ
ルス時間設定器235には、遅延パルス時間設定器23
5から出力されるパルス信号に基づいて、高電圧スイッ
チ213、233にトリガパルス信号を出力するトリガ
パルス発生装置236、237を接続する。
【0072】また、制御装置238は、エネルギーモニ
タ212及びエネルギーモニタ232で検出されたパル
スレーザ光のエネルギーに基づいて、光エネルギー可変
器208、228を通過したパルスレーザ光のエネルギ
ーが所定値となるよう光エネルギー可変器208、22
8の配置角度をパルスレーザ光の光軸に対して可変させ
る制御信号A,Bを出力するものである。
【0073】アクチュエータ駆動器239、240は、
それぞれ制御装置238から出力される制御信号A、B
に基づいて、アクチュエータ209、229を駆動し
て、光エネルギー可変器208、227の配置角度をパ
ルスレーザ光の光軸に対して可変させるものである。
【0074】次に、本実施の形態のパルスガスレーザ発
振装置の動作について説明する。まず、高電圧電源20
1、221によって、それぞれ主コンデンサ203、2
23を充電する。一方、遅延パルス時間設定器235
は、トリガパルス発生装置236、237に制御装置2
38で設定したパルス間隔のパルス信号をそれぞれ出力
する。
【0075】トリガパルス発生装置236、237は、
遅延パルス時間設定器235から出力されるパルス信号
のパルス間隔に基づいて、それぞれ高電圧スイッチ21
3、233にトリガパルス信号を出力して、高電圧スイ
ッチ213、233のスイッチング制御を行なう。
【0076】そして、上述のように、主電極204、2
05間及び主電極224、225間に主放電を発生させ
てパルスレーザ光210、232を出射させる。この
際、ピーキングコンデンサ214、241及びコイル2
15、242の働きで放電時間が持続される。
【0077】このパルスレーザ光210、232は、そ
れぞれビームスプリッタ211、231により分岐さ
れ、その一部は、エネルギーモニタ212、232に入
射する。エネルギーモニタ212、232は、このパル
スレーザ光210、230のエネルギーを検出して、こ
の検出値をそれぞれ制御装置238に入力する。
【0078】制御装置238は、エネルギーモニタ21
2、232から入力されるエネルギーの検出値と予め設
定されたエネルギーの値とを比較して、パルスレーザ光
のエネルギーの値が設定値となるようアクチュエータ駆
動器239、240に対してそれぞれ制御信号A,Bを
出力する。
【0079】アクチュエータ駆動器239、240は、
この制御信号A,Bに基づいて、パルスガスレーザ発振
装置から出射するパルスレーザ光のエネルギーが設定値
となるようアクチュエータ209、229を駆動して、
エネルギー可変器208、228の基板の配置角度をパ
ルスレーザ光の光軸に対して可変させる。
【0080】なお、光エネルギー可変器208、228
として、パルスレーザ光の通過孔の径の大きさを変化さ
せることのできるスリット301を用いて、この通過孔
の径の大きさを変化させることによりパルスレーザ光の
エネルギーを変化させてもよい。図5は、スリットの断
面図、図6はスリットの正面図である。
【0081】さらに、光エネルギー可変器208、22
8或いは、スリット301の設置場所は、パルスガスレ
ーザ発振装置の共振器の内側であっても良い。従って、
本実施の形態によれば、パルスレーザ光のエネルギーが
所定値となるように高電圧電源の電源電圧の変化によら
ずに制御することにより、パルスレーザ光のパルス間隔
を所定値とすることができるので、薄膜金属の溶融及び
熱処理に最適なパルスガスレーザ発振装置を提供するこ
とができる。 <第3の実施の形態>次に、本発明の第3の実施の形態
のパルスレーザ装置について説明する。
【0082】上述の第1の実施の形態において述べたパ
ルスガスレーザ発振装置においては、遅延時間測定装置
において2つのパルスレーザ光のパルス間隔(遅延時
間)を測定し、この測定したパルス間隔を制御装置に出
力している。しかしながら、遅延時間がパルスの幅より
も小さい場合には、パルスレーザ光同士が重なりあって
しまうので、このような方法を採用することはできな
い。
【0083】本実施の形態のパルスガスレーザ発振装置
は、遅延時間がパルス幅以下のパルスレーザ光を正確に
出射することができるものである。本実施の形態のパル
スガスレーザ発振装置と、上述の第1の実施の形態にお
いて述べた図1に示したパルスレーザ発振装置と異なる
点は、制御装置134における制御方法にあり、他の構
成については図1と同様である。
【0084】図7は、パルスレーザ光の遅延時間がパル
ス幅以下の場合の制御装置の制御動作を示すフローチャ
ートである。以下、図1及び図7を参照して、本実施の
形態のパルスレーザ発振装置の動作について説明する。
【0085】まず、最初に制御装置134の入力装置に
よって、所望の遅延時間td を入力する(step
1)。ここでは、遅延時間td は、10[ns]に設定
されたものとし、この値は出射するパルスレーザ光のパ
ルス幅よりも短いものとする。
【0086】次に、この遅延時間td には、オフセット
遅延時間toff が加算される(step2)。ここで
は、オフセット遅延時間toff は、500[ns]であ
るものとする。従って、遅延時間td とオフセット遅延
時間toff とを加算したオフセット加算遅延時間t
doは、510[ns]となる。
【0087】そして、制御装置134は、このオフセッ
ト加算遅延時間tdoに対応する偏差を遅延パルス時間設
定器136に出力する。遅延パルス時間設定器136
は、制御装置134から出力される偏差に基づいて、パ
ルスレーザ光のパルス間隔が加算遅延時間tdoとなるよ
うにパルス発生器135から出力されるパルス信号のパ
ルス間隔を変化させたパルス信号t1 、t2 をトリガパ
ルス発生装置111、131に出力する。
【0088】各トリガパルス発生装置111、131
は、遅延パルス時間設定器136から出力されたパルス
信号に基づいて、高電圧スイッチ110、130にトリ
ガパルス信号を出力し、高電圧スイッチ110、130
のオン・オフ制御を行なう。
【0089】その結果、主コンデンサ102、122に
充電された電荷により主電極103、104間及び主電
極123、124間でそれぞれ放電が発生し、パルスレ
ーザ光が出射する。
【0090】この出射したパルスレーザ光は、光電管1
32により電気信号に変換されて遅延時間測定装置13
3に入力される。遅延時間測定装置133は、2つのパ
ルスレーザ光のパルス間隔を測定し、この測定したパル
ス間隔tdsを制御装置134に出力する。ここでは、測
定遅延時間tdsは、520[ns]であったものとす
る。このように設定した遅延時間と設定した遅延時間と
が異なる原因は、主コンデンサ102,122の充電電
圧値に起因する。
【0091】制御装置134は、オフセット加算遅延時
間tdoから測定遅延時間tdsを減算して補正値tdaを算
出する(step4)。オフセット加算遅延時間tdo
510[ns]、測定遅延時間tdsは520[ns]で
あるので、補正値tdaは−10[ns]となる。
【0092】次に、step4において算出された補正
値tdaが「0」であるか否かの判定が行なわれる(st
ep5)。なお、ここでは、補正値tdaが「0」である
場合について説明しているが、この補正値tdaは、例え
ば、−3[ns]〜+3[ns]というように、一定の
範囲を持たせてもよい。
【0093】step5の処理において、補正値tda
「0」でないと判定された場合には、再設定遅延時間t
d ′を算出する(step6)。この再設定遅延時間t
d ′は、遅延時間td から補正値tdaを減算することに
より算出される。
【0094】そして、step6において算出された再
設定遅延時間td ′を遅延時間tdとしてstep2の
処理にもどる。一方、step5の処理において、補正
値tdaが「0」であると判定された場合には、このとき
の遅延時間tdsに対応する偏差で遅延パルス時間設定器
136を制御し、パルスレーザ光を出射させ、通常のプ
ロセス処理を開始する。
【0095】なお、上述の第1乃至第3の実施の形態の
パルスガスレーザ発振装置において異なる波長の2つの
パルスレーザ光を出射するには、レーザ媒質ガスを封入
する各々の容器内のガスの種類を変えることにより実現
することができる。
【0096】例えば、CO2 レーザの場合には波長1
0.4[μm]、エキシマレーザでKrFのレーザ媒質
を使用した場合には248[nm]、XeClでは30
8[nm]、XeFでは353[nm]である。
【0097】また、パルスレーザ光のパルス幅は、放電
回路の定数を変えることにより変化させることができ
る。例えば、図1のピーキングコンデンサ105,10
7と主電極103,104との間に存在するインダクタ
ンスを大きくすることによってパルス幅を長くすること
ができる。ただし、レーザ媒質の種類によって、パルス
幅の長さには限界があり、例えば、CO2 レーザでは数
μs程度、エキシマレーザでは100[ns]程度であ
る。
【0098】従って、本実施の形態のパルスレーザ発振
装置によれば、オフセット遅延時間を用いて、一度、長
い遅延時間でパルスレーザ光の遅延時間を正確に調整し
た後に、最初の遅延時間間隔でパルスレーザ光を出射す
るので、パルスレーザ光のパルス幅よりも短い遅延時間
を設定した場合にも正確なパルス間隔でパルスレーザ光
を出射することができる。
【0099】また、パルス幅以下の設定値においても一
定のパルス間隔にすることができるので、複数のパルス
レーザ光を重ね合わせ、結果として照射エネルギーを高
くしたり、パルス幅を長くする制御を行なうことが可能
である。
【0100】さらに、本実施の形態のパルスレーザ発振
装置によれば、1台の遅延時間測定装置133によっ
て、遅延時間を測定するため、測定精度は複数の測定器
を使用する場合よりもよい。
【0101】上述の第1乃至第3の実施の形態において
は、加えて、パルスガスレーザに限定されるものではな
い。すなわち、CW(連続発振レーザ)でも良いし、ま
た、ガスレーザでなくとも固体レーザや色素レーザなど
の他の種類のレーザであってもよい。
【0102】また、複数台のレーザ発振器を備えていれ
ば、何台のレーザ発振器に対しても本発明を適用するこ
とができる。つまり、第1のレーザ発振器と第2のレー
ザ発振器とを有する本特許請求の範囲においても、多段
階レーザ照射における隣あった時間で出射するレーザ光
を問題としているのである。これにより、異なる波長、
異なるパルス幅をもつ複数のレーザ光を用いて温度を精
密に制御した薄膜金属の熱処理が可能になる。
【0103】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
高電圧電源からの出力電圧レベルが変化しても所定のパ
ルス間隔でパルスレーザ光を出射することのできるパル
スレーザ発振装置を提供することができる。
【0104】また、パルスレーザ光のエネルギーを変化
させることにより、所定のパルス間隔でパルスレーザ光
を出射することのできるパルスレーザ発振装置を提供す
ることができる。さらに、本発明によれば、パルスレー
ザ光のパルス幅よりも短い間隔でパルスレーザ光を出射
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るパルスガスレ
ーザ発振装置の構成を示す図。
【図2】同実施の形態における遅延時間測定装置の構成
を示す図。
【図3】同実施の形態における各装置からの出力波形を
示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るパルスガスレ
ーザ発振装置の構成を示す図。
【図5】同実施の形態におけるスリットの断面図。
【図6】同実施の形態におけるスリットの正面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るパルスガスレ
ーザ発振装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】従来のガスレーザ発振装置の構成を示す図。
【図9】従来の1つの放電部に複数の放電回路を使用し
たパルスガスレーザ発振装置の構成を示す図。
【図10】従来のパルスガスレーザ発振装置を用いて出
力したパルスのパルス時間間隔を説明するための図。
【図11】主電極に印加される電圧が変化したときのパ
ルスレーザ光の波形を説明するための図。
【符号の説明】
101、121…高電圧電源、 110、130…高電圧スイッチ、 111、131…トリガパルス発生装置、 132…光電管、 133…遅延時間測定装置、 134…制御装置、 135…パルス発生器、 136…遅延パルス時間設定器、 143…発振器、 144…カウンタ、 153…積分回路、 154…基準電源、 208、228…光エネルギー可変器、 209、229…アクチュエータ、 211、231…ビームスプリッタ、 212、232…エネルギーモニタ、 213、233…高電圧スイッチ、 234…パルス発生器、 235…遅延パルス時間設定器、 236、237…トリガパルス発生装置、 238…制御装置、 239、240…アクチュエータ駆動器、 301…スリット。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のレーザ光を出射する第1のレーザ
    出射手段と、 第2のレーザ光を出射する第2のレーザ出射手段と、 前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光を電気信号
    に変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された電気信号に基づいて、前
    記第1のレーザ出射手段から前記第1のレーザ光が出射
    した時から所定時間経過後に前記第2のレーザ出射手段
    から前記第2のレーザ光が出射するように、前記第2の
    レーザ出射手段及び前記第2のレーザ出射手段をそれぞ
    れ制御する制御手段とを具備したことを特徴とするパル
    スレーザ発振装置。
  2. 【請求項2】 第1のレーザ光を出射する第1のレーザ
    出射手段と、 第2のレーザ光を出射する第2のレーザ出射手段と、 前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光を電気信号
    に変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された電気信号に基づいて、前
    記第2のレーザ光の前記第1のレーザ光に対する遅延時
    間を測定する測定手段と、 前記第1のレーザ出射手段及び前記第2のレーザ出射手
    段からそれぞれ前記第1のレーザ光及び前記第2のレー
    ザ光を出射させるためのパルス信号を前記第1のレーザ
    出射手段及び前記第2のレーザ出射手段に出力するパル
    ス信号出力手段と、 前記測定手段により測定された遅延時間と所定時間との
    偏差量を算出する偏差量算出手段と、 前記偏差量算出手段から算出される偏差量に基づいて、
    前記パルス信号出力手段から出力される前記パルス信号
    の周期を変化させることにより、前記第2のレーザ出射
    手段から前記第2のレーザ光が出射した時から所定時間
    経過後に前記第1のレーザ出射手段から前記第1のレー
    ザ光が出射するように制御する制御手段とを具備したこ
    とを特徴とするパルスレーザ発振装置。
  3. 【請求項3】 前記測定手段は、クロック発振器から出
    力されるクロック信号をカウントしてパルス信号の周期
    を測定するカウンタ或いは印加される電圧を積分して前
    記パルス信号の周期を測定する積分器であることを特徴
    とする請求項2記載のパルスレーザ発振装置。
  4. 【請求項4】 第1の電源からの電力供給により、第1
    のレーザ光を出射する第1のレーザ出射手段と、 第2の電源からの電力供給により、第2のレーザ光を出
    射する第2のレーザ出射手段と、 前記第1の電源及び前記第2の電源の出力レベルに応じ
    て、前記第2のレーザ光の出射の前記第1のレーザ光の
    出射に対する遅延時間を予測する予測手段と、 前記第1のレーザ出射手段及び前記第2のレーザ出射手
    段からそれぞれ前記第1のレーザ光及び前記第2のレー
    ザ光を出射させるためのパルス信号を前記第1のレーザ
    出射手段及び前記第2のレーザ出射手段に出力するパル
    ス信号出力手段と、 前記予測手段により予測された遅延時間と、所定時間と
    の偏差量を算出する偏差量算出手段と、 前記偏差量算出手段から出力される偏差量に基づいて、
    前記パルス信号出力手段から出力されるパルス信号の周
    期を変化させることにより、前記第2のレーザ出射手段
    から第2のレーザ光が出射した時から所定時間経過後に
    前記第1のレーザ出射手段から第1のレーザ光が出射す
    るように制御する制御手段とを具備したことを特徴とす
    るパルスレーザ発振装置。
  5. 【請求項5】 第1のレーザ光を出射する第1のレーザ
    出射手段と、 第2のレーザ光を出射する第2のレーザ出射手段と、 前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光のエネルギ
    ーを検出するエネルギー検出手段と、 前記エネルギー検出手段で検出された前記第1のレーザ
    光及び前記第2のレーザ光のエネルギーに基づいて、前
    記第1のレーザ出射手段から出射する前記第1のレーザ
    光及び前記第2のレーザ出射手段から出射する第2のレ
    ーザ光のエネルギーが所定のエネルギー量になるように
    制御することにより、前記第1のレーザ光と前記第2の
    レーザ光との出射間隔が所定の出射間隔となるようにす
    るエネルギー制御手段とを具備したことを特徴とするパ
    ルスレーザ発振装置。
  6. 【請求項6】 第1のレーザ光を出射する第1のレーザ
    出射手段と、 第2のレーザ光を出射する第2のレーザ出射手段と、 前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光のエネルギ
    ーを検出するエネルギー検出手段と、 前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光の光路上に
    それぞれ設けられ、前記第1のレーザ光及び前記第2の
    レーザ光のエネルギーを制御するためのエネルギー可変
    用基板と、 前記エネルギー検出手段で検出された前記第1のレーザ
    光及び前記第2のレーザ光のエネルギーに基づいて、前
    記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光のエネルギー
    が所定値となるよう前記エネルギー可変用基板の配置角
    度を前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光の光軸
    に対して変化させることにより、前記第1のレーザ光と
    前記第2のレーザ光との出射間隔が所定の出射間隔とな
    るようにする基板角度制御手段とを具備したことを特徴
    とするパルスレーザ発振装置。
  7. 【請求項7】 第1のレーザ光を出射する第1のレーザ
    出射手段と、 第2のレーザ光を出射する第2のレーザ出射手段と、 前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光のエネルギ
    ーを検出するエネルギー検出手段と、 前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光の光路上に
    それぞれ設けられ、前記第1のレーザ光及び前記第2の
    レーザ光が通過する通過孔を有するスリットと、 前記エネルギー検出手段で検出された前記第1のレーザ
    光及び前記第2のレーザ光のエネルギーに基づいて、前
    記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光のエネルギー
    が所定値となるよう前記スリットの通過孔の径を制御
    し、前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光との出射
    間隔が所定の出射間隔となるようにする制御手段とを具
    備したことを特徴とするパルスレーザ発振装置。
  8. 【請求項8】 第1のレーザ光を出射する第1のパルス
    レーザ出射手段と、 第2のレーザ光を出射する第2のパルスレーザ出射手段
    と、 前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光との出射間隔
    を示す遅延時間を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された遅延時間にオフセット時
    間を加算した加算遅延時間を算出する算出手段と、 前記算出手段によって算出された加算遅延時間の間隔を
    異ならせて前記第1のパルスレーザ出射手段及び前記第
    2のパルスレーザ出射手段から前記第1のレーザ光及び
    前記第2のレーザ光をそれぞれ出射するように制御する
    制御手段と、 前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光を電気信号
    に変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された電気信号に基づいて、前
    記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光との出射間隔を
    測定する測定手段と、 前記算出手段にて算出された加算遅延時間から前記測定
    手段によって測定された前記出射間隔を減算して補正値
    を算出する補正値算出手段と、 前記補正値算出手段によって算出された補正値が所定値
    の場合に、前記補正値に基づいて前記遅延時間を再び算
    出する再設定手段とを具備し、 前記算出手段は、前記再設定手段によって再び前記遅延
    時間が算出された場合には、前記再設定手段によって算
    出された前記遅延時間に基づいて、再び前記加算遅延時
    間を算出することを特徴とするパルスレーザ発振装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のレーザ出射手段及び前記第2
    のレーザ出射手段は、異なる波長のレーザ光を出射する
    ことを特徴とする請求項8記載のパルスレーザ発振装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1のレーザ出射手段及び前記第
    2のレーザ出射手段は、それぞれ異なるパルス幅を有す
    るパルスレーザ光を出射することを特徴とする請求項8
    記載のパルスレーザ発振装置。
JP27012796A 1995-10-13 1996-10-11 パルスレーザ発振装置 Pending JPH09167871A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009188419A (ja) * 2009-04-06 2009-08-20 Gigaphoton Inc 露光用ガスレーザ装置
JP2013533642A (ja) * 2010-08-09 2013-08-22 コヒーレント ゲーエムベーハー パルス状ガス放電レーザの高精度同期

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JP2009188419A (ja) * 2009-04-06 2009-08-20 Gigaphoton Inc 露光用ガスレーザ装置
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