JPH09167764A - 絶縁膜の形成方法 - Google Patents
絶縁膜の形成方法Info
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- JPH09167764A JPH09167764A JP9515996A JP9515996A JPH09167764A JP H09167764 A JPH09167764 A JP H09167764A JP 9515996 A JP9515996 A JP 9515996A JP 9515996 A JP9515996 A JP 9515996A JP H09167764 A JPH09167764 A JP H09167764A
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Abstract
(有機絶縁膜)をボイドを生じさせることなく、長期に
亘って安定に接着可能とする絶縁膜の形成方法を提供す
る。 【解決手段】 酸化シリコン膜上に有機絶縁膜を形成す
るに先んじて、酸化シリコン膜の表面を水酸基化し、該
酸化シリコン膜の表面にシランカップリング剤を塗布す
る。有機絶縁膜としてフッ素系樹脂を用いる場合には、
シランカップリング剤としてフッ素原子を含有する化合
物を用いるとよい。
Description
に有機材料よりなる絶縁膜を積層する絶縁膜の形成方法
に関する。
従来より、所定の材料膜のパターニング用やイオン注入
用のレジスト・マスクとして有機材料膜が使用されてき
た。
に伴って顕在化してきた配線容量を低減するため、層間
絶縁膜の低誘電率化が求められており、無機材料膜では
得ることが困難な低い誘電率を達成可能な材料膜とし
て、有機材料膜が注目されている。
SiO2 膜の比誘電率が3.9であり、SiOF膜の比
誘電率が3.7〜3.2であるのに対し、ポリイミド系
樹脂膜の比誘電率は3.5〜3.0、フッ素系樹脂膜の
比誘電率は2.5〜1.9と非常に低い。このため、デ
ザイン・ルールが0.18μm以下の半導体デバイスに
おいては、このような有機材料膜よりなる層間絶縁膜を
用いることが検討されている。
をレジスト・マスクとして用いる場合には、この有機材
料膜は、半導体デバイスの完成時には除去されているも
のであるため、下地となる材料膜との接着性に長期的な
信頼性が求められることはなかった。しかしながら、有
機材料膜を層間絶縁膜として用いる場合には、この有機
材料膜が半導体デバイスの完成時においても残存するこ
ととなるため、下地となる材料膜に長期に亘って安定に
接着していることが必要となる。有機材料膜と下地とな
る材料膜との接着性が不十分であると、これに起因し
て、半導体デバイスに欠陥が生じやすくなるからであ
る。
シリコン膜上に形成する場合には、両者の接着性が不十
分となる。また、下地となる酸化シリコン膜が微細な凹
凸を有する場合には、このフッ素系樹脂よりなる絶縁膜
によって、凹部内を十分に埋め込むことも困難となる。
化シリコン膜102の上に形成された配線パターン10
3を被覆するごとく層間絶縁膜を形成するため、第2の
酸化シリコン膜104、フッ素系樹脂よりなる有機絶縁
膜105、第3の酸化シリコン膜106を積層したウェ
ハを示す。フッ素系樹脂よりなる有機絶縁膜105を形
成するには、第2の酸化シリコン膜104を成膜した
後、フッ素系樹脂を溶媒に溶解させた塗料を塗布し、ガ
ラス転移温度以上の温度域における熱処理によって溶媒
を除去すればよい。しかしながら、実際に形成された有
機絶縁膜105は、配線パターン103間にボイド10
7を有するものとなってしまう。これは、フッ素系樹脂
はガラス転移温度以上での熱膨張率が非常に大きいもの
であるため、溶媒除去のための熱処理時に大きな体積変
化を起こしてしまうからである。
ては、酸化シリコン膜上にボイドを生じることなく、長
期に亘って安定に存在させることができるように有機材
料よりなる絶縁膜を形成する絶縁膜の形成方法を提供す
ることを目的とする。
成方法は、上述の目的を達成するものであり、酸化シリ
コン膜の表面にシランカップリング剤を保持させた後、
有機材料よりなる絶縁膜(以下、有機絶縁膜と称す。)
を積層するものである。
た後、有機絶縁膜を積層することによっても、上述の目
的を達成できる。
してからシランカップリング剤を保持させることによ
り、水酸基とシランカップリング剤とを反応させれば、
酸化シリコン膜と有機絶縁膜との接着性のさらなる向上
を図ることができる。この場合、シランカップリング剤
を酸化シリコン膜上に保持させた後、必要に応じて加熱
して好適である。これにより、シランカップリング剤に
おける官能基と酸化シリコン膜表面の水酸基との反応を
促進させることができる。
は、化2に示される化合物を用いて好適である。
にて示される水酸基、ORにて示されるアルコキシル
基、Xにて示されるハロゲンは、酸化シリコン膜表面の
水酸基(−0H)と反応して、酸化シリコン膜とシラン
カップリング剤とを結合させる役割を担う。このため、
Si原子が有する4つの結合手のうち、少なくとも1つ
は、水酸基、アルコキシル基、ハロゲンのいずれかであ
る(即ち、化2中、w+x+y≧1 である)ことが好
ましい。なお、共通のSi原子に水酸基、アルコキシル
基、ハロゲンのうち2種類以上が結合していてもよい。
ゲン化アルキル基、アルケン基、アミノアルキル基およ
びこれらの誘導体は、後に形成される有機絶縁膜との吸
着を担う。このため、Si原子が有する4つの結合手の
うち、少なくとも1つは、これらの置換基と結合してい
る(即ち、化2中、z≧1 である)ことが好ましい。
なお、共通のSi原子にR’が2つ以上結合している場
合(即ち、化2中、z≧2 である場合)、R’同士
は、同一の構造を有する置換基であっても、それぞれ異
なる構造を有する置換基であってもよい。
料としては、特に限定されないが、フッ素原子を含む化
合物(以下、フッ素系樹脂と称す。)は、比誘電率が非
常に低いのみならず、配線材料としてCuを用いた場合
に、このCuの拡散を抑制することができることから、
層間絶縁膜としての適用が期待されている。
成するに際しては、シランカップリング剤としてフッ素
原子を含有するものを用いて好適である。即ち、化2
中、Xにて示されるハロゲンがフッ素原子とされるか、
R’の少なくとも1つがフッ素原子を含有するものとさ
れて好適である。後者の場合、R’が、ハロゲンとして
フッ素原子が導入されたハロゲン化アルキル基であって
も、アルケン基やアミノアルキル基、あるいはこれらの
誘導体にフッ素原子が導入されたものであってもよい。
機絶縁膜との接着性を高めることができる。また、有機
絶縁膜としてフッ素系樹脂膜を形成する場合には、上述
のようにフッ素原子を含有するシランカップリング剤を
用いることによって、接着性の一層の向上を図ることが
できる。
実施の形態について説明する。
酸基化し、シランカップリング剤を塗布した後、有機絶
縁膜を形成する例について説明する。
0.5μmなる厚さに形成されたウェハを用意し、この
ウェハをドライエッチング装置内に載置させ、下記の条
件にて、酸化シリコン膜表面をプラズマ処理した。
酸基化してSi−OHとなった。
メチルクロロシラン(CH3 )3 SiClを用意し、こ
れを四塩化炭素に1重量%溶解させたものを、上述のウ
ェハにスピンコートし、室温にて約1時間放置した。な
お、これにより、トリメチルクロロシランが酸化シリコ
ン膜表面の水酸基と化学結合した。
して、過剰な未反応のトリメチルクロロシランを除去し
た。これにより、酸化シリコン膜の表面改質がなされた
ウェハを得た。
れた酸化シリコン膜上に、ポリサイエンス社製の分子量
100000のポリメチルメタクリレートよりなる有機
絶縁膜を約1μmなる厚さに形成した。なお、この有機
絶縁膜を形成するには、上記ポリメチルメタクリレート
の2重量%クロロホルム溶液を調製し、これを上述の酸
化シリコン膜上にスピンコート法によって塗布し、その
後、膜中の溶媒を十分に除去するため、真空乾燥器を用
いて、50℃で3時間乾燥させた。
上にシランカップリング剤を介して有機絶縁膜が形成さ
れているため、酸化シリコン膜と有機絶縁膜との接着性
が大きくなっている。
た酸化シリコン膜の表面に有機絶縁膜を形成する例につ
いて図1を用いて説明する。
コン膜2を成膜し、さらに配線パターン3を形成した
後、第2の酸化シリコン膜4を成膜した。なお、第1の
酸化シリコン膜2は、SiH4 ガスおよびO2 ガスを用
いたプラズマCVD法にて、膜厚500nmに成膜され
たものである。また、配線パターン3は、スパッタ法に
てAl−Si膜を成膜し、フォトリソグラフィおよびエ
ッチングにより所定パターンに形成されたものである。
さらに、第2の酸化シリコン膜4は、SiH4 ガスおよ
びO2 ガスを用いたプラズマCVD法にて、膜厚100
nmに成膜されたものである。但し、これは、配線パタ
ーン3の上部に成膜された部分における膜厚であり、配
線パターン3間の狭いトレンチ内には、これよりも薄い
膜厚となっている。
ン膜4表面をプラズマ処理した。
合は、水酸基化してSi−OHとなった。
3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフロロヘキシル
トリクロロシラン(CF3 )(CF2 )3 (CH2 )2
SiCl3 を用意し、これを四塩化炭素に1重量%溶解
させたものを、上述のウェハにスピンコートし、室温に
て約1時間放置した。なお、これにより、上述のシラン
カップリング剤が酸化シリコン膜表面の水酸基と化学結
合した。
し、過剰な未反応のシランカップリング剤を除去した。
れた第2の酸化シリコン膜4上に、アモルファステフロ
ン(デュポン社製、商品名:テフロンAF)よりなる有
機絶縁膜5を約1μmなる厚さに形成した。なお、この
有機絶縁膜5を形成するには、フロロカーボン系溶媒
(3M社製、商品名:フロリナート)に溶解させて粘度
が30cp程度の塗料を調製し、この塗料を回転数30
00rpmにてスピンコートを行うことによって第2の
酸化シリコン膜4上に塗布した。なお、塗布後、雰囲気
ガス:窒素ガス、温度:100℃、圧力:大気圧なる条
件にて2分間ベーキングし、続いて、雰囲気ガス:窒素
ガス、温度:260℃なる条件にてアニール処理を行っ
た。
いたプラズマCVD法にて、膜厚500nmの第3の酸
化シリコン膜6を形成した。
シリコン膜4、有機絶縁膜5、第3の酸化シリコン膜6
によって被覆された。これら酸化シリコン膜4、有機絶
縁膜5、第3の酸化シリコン膜6よりなる積層膜は、有
機絶縁膜5の存在により非常に誘電率が低い層間絶縁膜
となる。また、有機絶縁膜5がフッ素系樹脂よりなるた
め、耐熱性にも優れている。
コン膜4上にシランカップリング剤を介して有機絶縁膜
5が形成されているため、この有機絶縁膜5がガラス転
移温度以上での熱膨張率が非常に大きいフッ素系樹脂よ
りなるにも関わらず、第2の酸化シリコン膜4に対する
接着性が大きくなっている。
態について説明したが、本発明は上述したものに限定さ
れるものではない。例えば、第1の実施の形態、第2の
実施の形態とも、酸化シリコン膜の表面の水酸基化、シ
ランカップリング剤の塗布の両方を行ったが、酸化シリ
コン膜の表面の水酸基化、シランカップリング剤の塗布
のうちいずれか一方のみを行ってもよい。
シリコン膜表面を水酸基化するために、Ar+H2 プラ
ズマ、N2 Oプラズマを照射したが、これに代わって、
フッ酸による処理や水蒸気暴露を行ってもよい。フッ酸
による処理を行うならば、酸化シリコン膜が形成された
ウェハを1モル%のフッ酸溶液に10秒程浸し、純水に
て約10分間洗浄すればよい。また、水蒸気暴露を行う
ならば、酸化シリコン膜が形成されたウェハを常温、圧
力6700Pa程度なる環境下で水蒸気に曝せばよい。
ンカップリング剤を酸化シリコン膜上に保持させるため
に、シランカップリング剤を溶媒に溶解させたものをス
ピンコート法によって塗布したが、シランカップリング
剤の種類、溶媒の種類、シランカップリング剤の濃度は
適宜変更可能である。例えば、シランカップリング剤の
濃度は、0.01〜30重量%、好ましくは、0.2〜
4重量%の範囲で適宜変更可能である。また、塗布方法
もスピンコート法に限られず、ディッピング法であって
も、真空蒸着法であってもよい。
述した実施の形態に示したものに限られず、化3に示さ
れるような化合物であればいずれであってもよい。
−クロロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリクロ
ロシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シ
ラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−
β−(アミノエチル)−β−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン等が知られている。
料としてフッ素系樹脂を用いる場合には、シランカップ
リング剤としてフッ素原子を含有するものを用いて好適
であり、上述した化3におけるR’の少なくとも1つが
フッ素原子を含有するものとされて好適である。具体的
には、ポリフロロアルキルトリクロロシラン:(C
F3 )(CF2 )n CH2 SiCl3 、ポリフロロアル
キルトリメトキシシラン:(CF3 )(CF2 )n CH
2 Si(OCH3 )3 、ポリフロロアルキルトリヒドロ
キシシラン:(CF3 )(CF2 )n CH2 Si(O
H)3 等が挙げられる。但し、ここでnは2以上の整数
である。また、3,3,3−トリフロロプロピルトリク
ロロシラン、メチル−3,3,3−トリフロロプロピル
ジクロロシラン、3,3,4,4,5,5,6,6,6
−ノナフロロヘキシルトリクロロシラン、ジメトキシメ
チル−3,3,3−トリフロロプロピルラン、3,3,
3−トリフロロプロピルトリメトキシシラン、3,3,
4,4,5,5,6,6,6−ノナフロロヘキシルメチ
ルジクロロシラン、3−トリフロロアセトキシプロピル
トリメトキシシラン等も使用可能である。
シランカップリング剤を塗布後、室温で約1時間放置し
たが、50〜200℃、望ましくは100℃程度に加熱
することにより、酸化シリコン膜表面の水酸基とシラン
カップリング剤との反応を促進させてもよい。
絶縁膜を形成するに先んじてシランカップリング剤を酸
化シリコン膜の表面に供給したが、有機絶縁膜の形成と
同時にシランカップリング剤を酸化シリコン膜の表面に
供給してもよい。シランカップリング剤を有機絶縁膜の
形成と同時に供給する方法としては、有機絶縁膜の材料
とシランカップリング剤とを含有する塗料を酸化シリコ
ン膜の表面に塗布する方法、シランカップリング剤と有
機絶縁膜の材料とを真空蒸着法によって共蒸着する方法
等が挙げられる。このとき、シランカップリング剤と有
機絶縁膜の材料との比率(シランカップリング剤/有機
材料)は、重量比で、1/1000〜1/5とされて好
適であり、特に、1/500〜1/10とされて好適で
ある。シランカップリング剤の量が少なすぎると、酸化
シリコン膜と有機絶縁膜との接着性を向上させる効果が
不十分となり、逆に、シランカップリング剤の量が多す
ぎると、有機絶縁膜の膜強度が劣化してしまう。
材料も、上述したものに限られず、例えば、ポリイミド
系樹脂も使用可能である。ポリイミド系樹脂膜は塗布・
熱処理によって形成できる。なお、熱特性を改善する目
的で、ポリイミドをシロキサン等で変性させてもよい。
また、フッ素系樹脂としても、化4に示されるようなテ
フロンAF(デュポン社製、商品名)の他、化5に示さ
れるようなサイトップ(旭ガラス社製、商品名)、化6
に示されるようなフッ化ポリアリルエーテル等が使用で
きる。これらの有機材料は、いずれもスピンコート法に
よって塗布されて好適である。
リレン等によって有機絶縁膜を形成してもよく、この場
合、CVD法によって成膜することができる。なお、こ
れらの化合物にフッ素が導入されたものも、同じくCV
D法によって成膜できる。
化シリコン膜の成膜を、SiH4 ガスおよびO2 ガスを
用いたプラズマCVD法にて行ったが、テトラエトキシ
シラン(TEOS)ガスおよびO2 ガスを用いたプラズ
マCVD法等によって行ってもよい。
の実施の形態、第2の実施の形態のようにして形成され
た有機絶縁膜の接着性について評価した。
酸化シリコン膜の表面に形成された有機絶縁膜の接着性
について評価する。なお、ここでは、シランカップリン
グ剤の種類および有機絶縁膜の材料の種類を種々に異な
らせた。
示したとおり、基板上に酸化シリコン膜が形成されたウ
ェハを用意し、この酸化シリコン膜表面をAr/H2 混
合ガスを用いたプラズマ処理により水酸基化した。そし
て、シランカップリング剤としては、表1に示されるよ
うな(A)〜(E)を用意し、これを第1の実施の形態
にて示したようにして、酸化シリコン膜の表面に塗布し
た。
剤が塗布された酸化シリコン膜上に、高分子化合物
(a)、高分子化合物(b)、高分子化合物(c)より
なる有機絶縁膜をそれぞれ形成した。
ス社製の分子量100000のポリメチルメタクリレー
トであり、高分子化合物(b)はポリサイエンス社製の
分子量25000のポリビニルアルコールであり、高分
子化合物(c)はデュポン社製、商品名:テフロンAF
160なるフッ素系樹脂である。
絶縁膜は、第1の実施の形態に示したとおりに形成すれ
ばよく、高分子化合物(b)よりなる有機絶縁膜は、該
高分子化合物(b)の2重量%水溶液を調製し、これを
上述の酸化シリコン膜上に、スピンコート法によって塗
布することによって形成した。高分子化合物(c)より
なる有機絶縁膜を形成するには、該高分子化合物(c)
を2重量%溶媒(3M社製、商品名:フロリナート)に
溶解させて、これを上述の酸化シリコン膜上に、スピン
コート法によって塗布した。なお、塗布後、膜中の溶媒
を十分に除去した。
(A)〜(E)による表面改質が行われたウェハに、高
分子化合物(a)〜(c)よりなる有機絶縁膜がそれぞ
れ形成された15種類のサンプルウェハを得た。
による表面処理を行わなかった酸化シリコン膜上にも、
上述の3種類の有機絶縁膜をそれぞれ形成し、サンプル
ウェハを得た。
プルウェハについて、以下のようにして酸化シリコン膜
と有機絶縁膜との接着性を調べた。
して、カッターナイフを用いて、2mm四方の正方形の
傷を100個設けた後、市販のセロファンテープを付着
させ、このセロファンテープを剥すことにより、上述の
傷部分の有機絶縁膜が酸化シリコン膜から剥離した数を
カウントした。
果を示す。
に作製したサンプルウェハについては、有機絶縁膜を構
成する高分子化合物が(a)〜(c)のいずれであって
も、傷部分の有機絶縁膜が殆ど全て剥離してしまうこと
がわかる。これに対して、シランカップリング剤によっ
て酸化シリコン膜を表面改質したサンプルウェハにおい
ては、シランカップリング剤(A)〜(E)と高分子化
合物(a)〜(c)のいずれを組合わせたものであって
も、有機絶縁膜の剥離が大幅に抑制できることがわか
る。即ち、シランカップリング剤によって酸化シリコン
膜を表面改質することにより、該酸化シリコン膜と有機
絶縁膜との接着性が大幅に改善されることがわかる。
(B)、(C)、(E)を用いた場合、高分子化合物
(a)、(b)よりなる有機絶縁膜よりも、高分子化合
物(c)よりなる有機絶縁膜の方が剥離しやすいが、シ
ランカップリング剤(D)を用いた場合には、高分子化
合物(a)、(b)よりなる有機絶縁膜よりも、高分子
化合物(c)よりなる有機絶縁膜の方が剥離しにくくな
っている。これより、高分子化合物(c)のようにフッ
素系樹脂よりなる有機絶縁膜を形成するに際しては、シ
ランカップリング剤(D)のように、フッ素原子を含有
する置換基を持つものを予め酸化シリコン膜表面に塗布
しておくことが好ましいことがわかる。
ターンを被覆するごとく酸化シリコン膜が形成された、
微細な凹凸を有するウェハ上に有機絶縁膜を形成した場
合について、有機絶縁膜の接着性の評価を行った。
とおりにして、配線パターン3を被覆する第2の酸化シ
リコン膜4の表面をN2 Oガスを用いたプラズマ処理に
より水酸基化し、テフロンAF(デュポン社製、商品
名)よりなる有機絶縁膜5を形成し、さらに第3の酸化
シリコン膜6を形成することによって、サンプルウェハ
を作製した。これをサンプルウェハ(イ)とする。
て、他のフッ素系樹脂:サイトップ(旭ガラス社製、商
品名)、FLARE(アライド・シグナル社製、商品
名)、フッ化ポリイミドよりなる有機絶縁膜5を500
nmmなる厚さに成膜した以外は第2の実施の形態と同
様にしてサンプルウェハを作製した。なお、これらのフ
ッ素系樹脂も第2の実施の形態に示したと同様、溶媒に
溶解させ、スピンコート法により塗布され、ベーキン
グ、アニールを行うことによって形成されたものである
が、アニール温度が350℃に変更されている。有機絶
縁膜5の材料がサイトップ(商品名)であるものをサン
プルウェハ(ロ)、有機絶縁膜5の材料がFLARE
(商品名)であるものをサンプルウェハ(ハ)、有機絶
縁膜5の材料がフッ化ポリイミドであるものをサンプル
ウェハ(ニ)とする。
水酸基化した後、シランカップリング剤を塗布すること
なく、ポリパラキシリレンよりなる有機絶縁膜5を成膜
した以外は第2の実施の形態と同様にしてサンプルウェ
ハ(ホ)を作製した。ここで、ポリパラキシリレンより
なる有機絶縁膜5は、一般的な減圧CVD装置を用い、
ジパラキシリレンを200℃にて昇華させ、650℃で
キシリレンモノマーに分解し、これを150℃に加熱し
た状態で供給することによって成膜されたものである。
水酸基化することなく、また、シランカップリング剤を
塗布することなく、有機絶縁膜が形成されてなるサンプ
ルウェハ(ヘ)を作製した。具体的には、図2に示され
るように、先ず、シリコン基板101上の第1の酸化シ
リコン膜102の上に形成された配線パターン103を
被覆するごとく第2の酸化シリコン膜104を形成し
た。そして、この第2の酸化シリコン膜104表面を水
酸基化することなく、また、シランカップリング剤を塗
布することもなく、テフロンAF(商品名)を塗布して
有機絶縁膜105を形成し、続いて、第3の酸化シリコ
ン膜106を形成した。なお、有機絶縁膜105の形成
方法等は、第2の実施の形態と同様とした。
について、有機絶縁膜5、105にボイドが発生してい
るか否かを調べた。
においては、図1に示されるように、配線パターン3間
の狭いトレンチ部でも、有機絶縁膜5にボイドは発生し
ていなかったが、サンプルウェハ(ヘ)においては、図
2に示されるように、配線パターン3間のトレンチ部の
有機絶縁膜105にボイドが発生していることがわかっ
た。
においては、第2の酸化シリコン膜4と有機絶縁膜5の
材料との接着性が十分であったため、有機絶縁膜5の形
成時、溶媒を除去するための加熱によって熱膨張が起こ
っても、第2の酸化シリコン膜4から有機絶縁膜5の材
料が剥がれずに済んだことがわかる。
酸基化することによって、または、さらにシランカップ
リング剤を塗布することによって、第2の酸化シリコン
膜4と有機絶縁膜5との接着性を向上させることができ
ることがわかった。
明を適用して酸化シリコン膜の表面を水酸基化すること
によって、及び/又は酸化シリコン膜の表面にシランカ
ップリング剤を保持させることによって、該酸化シリコ
ン膜とこの上に形成される有機材料よりなる絶縁膜との
接着性が向上する。
用いた半導体デバイスの信頼性が向上し、有機材料膜の
適用範囲を拡大することができる。
膜として、低誘電率の有機材料を用いるに際しても信頼
性が大幅に向上する。
化シリコン膜上に有機絶縁膜が形成されたウェハを示す
模式的断面図である。
シリコン膜上に有機絶縁膜が形成されたウェハを示す模
式的断面図である。
配線パターン、 4第2の酸化シリコン膜、 5 有
機絶縁膜
にて示される水酸基、ORにて示されるアルコキシル
基、Xにて示されるハロゲンは、酸化シリコン膜表面の
水酸基(−OH)と反応して、酸化シリコン膜とシラン
カップリング剤とを結合させる役割を担う。このため、
Si原子が有する4つの結合手のうち、少なくとも1つ
は、水酸基、アルコキシル基、ハロゲンのいずれかであ
る(即ち、化2中、w+x+y≧1 である)ことが好
ましい。なお、共通のSi原子に水酸基、アルコキシル
基、ハロゲンのうち2種類以上が結合していてもよい。
成するに際しては、シランカップリング剤としてフッ素
原子を含有するものを用いて好適である。即ち、化2
中、R’の少なくとも1つがフッ素原子を含有するもの
とされて好適である。この場合、R’が、ハロゲンとし
てフッ素原子が導入されたハロゲン化アルキル基であっ
ても、アルケン基やアミノアルキル基、あるいはこれら
の誘導体にフッ素原子が導入されたものであってもよ
い。
料としてフッ素系樹脂を用いる場合には、シランカップ
リング剤としてフッ素原子を含有するものを用いて好適
であり、上述した化3におけるR’の少なくとも1つが
フッ素原子を含有するものとされて好適である。具体的
には、ポリフロロアルキルトリクロロシラン:(C
F 3 )(CF2 )n (CH2 )m SiCl3 、ポリフロ
ロアルキルトリメトキシシラン:(CF3 )(CF2 )
n (CH2 )m Si(OCH3 )3 、ポリフロロアルキ
ルトリヒドロキシシラン:(CF3 )(CF2 )n (C
H2 )m Si(OH)3 等が挙げられる。但し、ここで
nは2以上の整数であり、mは0以上の整数である。ま
た、3,3,3−トリフロロプロピルトリクロロシラ
ン、メチル−3,3,3−トリフロロプロピルジクロロ
シラン、ジメトキシメチル−3,3,3−トリフロロプ
ロピルシラン、3,3,4,4,5,5,6,6,6−
ノナフロロヘキシルメチルジクロロシラン、3−トリフ
ロロアセトキシプロピルトリメトキシシラン等も使用可
能である。
ス社製の分子量100000のポリメチルメタクリレー
トであり、高分子化合物(b)はポリサイエンス社製の
分子量25000のポリビニルアルコールであり、高分
子化合物(c)はデュポン社製、商品名:テフロンAF
1600なるフッ素系樹脂である。
Claims (6)
- 【請求項1】 酸化シリコン膜の表面にシランカップリ
ング剤を保持させた後、有機材料よりなる絶縁膜を積層
することを特徴とする絶縁膜の形成方法。 - 【請求項2】 酸化シリコン膜の表面を水酸基化した
後、有機材料よりなる絶縁膜を積層することを特徴とす
る絶縁膜の形成方法。 - 【請求項3】 前記シランカップリング剤を保持させる
前に、前記酸化シリコン膜の表面を水酸基化しておくこ
とを特徴とする請求項1記載の絶縁膜の形成方法。 - 【請求項4】 前記シランカップリング剤を保持させた
後に、加熱を行うことを特徴とする請求項1記載の絶縁
膜の形成方法。 - 【請求項5】 前記シランカップリング剤として、化1
に示される化合物を用いることを特徴とする請求項1記
載の絶縁膜の形成方法。 【化1】 - 【請求項6】 前記化1におけるR’の少なくともいず
れかがフッ素原子を含有し、且つ、前記有機材料がフッ
素原子を含有する化合物よりなることを特徴とする請求
項5記載の絶縁膜の形成方法。
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