JPH06326202A - 半導体及びその絶縁膜または平坦化膜の形成方法 - Google Patents

半導体及びその絶縁膜または平坦化膜の形成方法

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JPH06326202A
JPH06326202A JP30478593A JP30478593A JPH06326202A JP H06326202 A JPH06326202 A JP H06326202A JP 30478593 A JP30478593 A JP 30478593A JP 30478593 A JP30478593 A JP 30478593A JP H06326202 A JPH06326202 A JP H06326202A
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JP
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film
solvent
polyorganosilsesquioxane
semiconductor
coating
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JP30478593A
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English (en)
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Yoichi Nanba
洋一 南波
Fumio Matsui
二三雄 松井
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜質の均一性(脱ガス性、エッチング速度の
安定性)に優れると共に、平坦化特性についても「完全
平坦化」に限りなく近いレベルまで改善された層間絶縁
膜等を使用しかつデバイスの信頼性等の性能評価試験で
の合格率を改善した半導体。 【構成】 半導体の絶縁膜または平坦化膜として、一般
式(1)で示される数平均分子量が500〜10,00
0であるポリオルガノシルセスキオキサン 【化1】 (式中、R1 ;メチル基、R2 は水素原子及び炭素数1
〜4のアルキル基を示し、nは分子量に対応する正の数
である。)を硬化した膜を使用した半導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体における多層配
線化に必要とされる絶縁膜または平坦化膜としてポリオ
ルガノシルセスキオキサンを用いて製造された新規な絶
縁膜または平坦化膜を備えた半導体及びそれらを形成す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等、半導体回路の高集積化ととも
に配線の多層化が不可避となってきており、回路の信頼
性を維持する上で層間絶縁膜及び平坦化膜(以下、この
両者を層間絶縁膜等という。)の重要性が増している。
層間絶縁膜等の形成方法には一般に気相法(CVD法)
により緻密なSiO2 膜を堆積するため、テトラヒドロ
キシシランに代表される無機シランを含む溶液を塗布
し、無機系のポリシロキサン被覆膜(無機SOG膜)を
形成した後、この無機SOG膜の上下を緻密なCVD法
SiO2 膜でサンドイッチする方法が採用されてきた。
【0003】しかし、半導体の高集積化、多層配線化が
進むにつれ配線幅パターン間の溝(スペース溝)が狭く
なり、一方配線幅と配線高さの比率であるアスペクト比
はますます大きくなってきている。このため、膜厚を厚
くしなければならないが、無機SOG膜では0.2μm
以上にするとクラックが発生し易い欠点があり、使用す
るには問題があった。
【0004】そこで近時塗布法に使用されるテトラヒド
ロキシシラン系被膜(無機SOG)の厚膜化、耐クラッ
ク性や平坦化能力の問題を解決するため、アルキルトリ
ヒドロキシシランなどのいわゆる有機SOGを塗布法に
よい層間絶縁膜(平坦化膜)として使用することが提案
されている。この場合には溝部を除いて有機SOG硬化
膜を除去するエッチバック法が併用されることが多い。
【0005】しかし、この有機SOG硬化膜にもいくつ
かの問題点があることが指摘されている。例えば、平坦
度に対する要求が増し、従来のアルキルトリヒドロキシ
シランでは「局所的平坦化」といわれる平坦化レベルま
でしか実現できず、素子の微細化、集積化が進むにつれ
所望されている「完全平坦化」と言われるレベルへの到
達は困難なため、多層配線化が3層、4層、5層と多層
化するにつれ、配線部とスペース部に絶縁段差が残り、
多層配線化に伴う後工程リソグラフィーでのステッパー
焦点深度(フォーカスマージン)が狭くなり、微細パタ
ーンの形成が困難になる等の問題点が懸念される。更に
有機SOG膜を使用したデバイスでは、信頼性等の性能
評価試験における合格率が低いという問題を有してい
る。
【0006】またアルキルトリヒドロキシシランの反応
開始温度と、下地ウエハへの塗布均一性を確保するため
に有機SOG組成物中に配合されている高沸点の溶剤の
揮散とのバランスの問題である。即ち、有機SOG加熱
硬化前に溶剤を完全に揮散させることが必要であるが、
アルキルトリヒドロキシシランは低温で反応を開始する
ため、溶剤除去中に成膜反応(硬化)が開始するため、
膜中に溶剤が残存し易く、これを残さないベーク条件の
設定が困難となり、得られる膜内の残存溶剤のため後プ
ロセスでの高温加熱時の脱ガスによる配線の損傷やエッ
チバック時のエッチング速度が安定しないなどの問題が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、有機SOG
における上記の問題点を解決する目的でなされたもので
あり、膜質の均一性(脱ガス性、エッチング速度の安定
性)に優れるとともに、前述の平坦化特性についても
「完全平坦化」に限りなく近いレベルまで改善された層
間絶縁膜等を使用しかつデバイスの信頼性等の性能評価
試験での合格率を改善した半導体及びそれらの条件を満
たす半導体の絶縁膜または平坦化膜の形成方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体の絶縁
膜または平坦化膜として、一般式(1)で示される数平
均分子量が500〜10,000であるポリオルガノシ
ルセスキオキサン
【化3】 (式中、R1 ;メチル基、R2 は水素原子および炭素数
1〜4のアルキル基を示し、nは分子量に対応する正の
数である。)を硬化した膜を使用したことを特徴とする
半導体および一般式(1)で示される数平均分子量が5
00〜10,000であるポリオルガノシルセスキオキ
サン
【化4】 (式中、R1 ;メチル基、R2 は水素原子および炭素数
1〜4のアルキル基を示し、nは分子量に対応する正の
数である。)を含む溶液を半導体素子上にコーティング
し、加熱硬化させることを特徴とする半導体の絶縁膜ま
たは平坦化膜の形成方法を開発することにより上記の目
的を達成した。
【0009】本発明で用いられる一般式(1)のポリオ
ルガノシルセスキオキサンオリゴマーとしては、側鎖の
1 は90モル%以上がメチル基であることが好まし
い。
【0010】本発明において、ポリオルガノシルセスキ
オキサンオリゴマーの末端基OR2は、水酸基を0.3
〜6.0重量%、アルコキシ基を0.9〜16重量%、
かつ両末端基のモル比は1:0.2〜1:2.0の範囲
となるよう含有するものである。アルコキシ基としては
メトキシ、エトキシ、ブトキシ基が使用しうる。この範
囲よりアルコキシ基が少ない場合にもアルコキシ基が多
い場合にも、脱水と脱アルコールの硬化反応性が不十分
となり、高温加熱時の脱ガス性を5.0×10-6Tor
r・L/s以下に押えることができなくなる。
【0011】末端基の水酸基が6.0重量%以上となる
と、キュア後も未反応で残留する水酸基があり、これに
起因して硬化膜の吸湿性が高くなるだけでなく、高温加
熱時の脱ガス量の増大を招く欠点を生ずる。末端基のア
ルコキシ基が16重量%以上では硬化後も未反応で残留
するアルコキシ基があり、この場合もこれに起因して硬
化膜の高温加熱時(ITOスパッタ時等)の脱ガス量が
多くなる欠点を生ずる。また、末端基の水酸基が0.3
重量%以下及びアルコキシ基が0.9重量%以下の場合
は基板との接着性や平坦化特性が不満足となり、硬化膜
の硬度も充分なレベルに達しない。また末端基の水酸基
とアルコキシ基とのモル比は1:0.2〜1:2.0、
好ましくは1:0.5〜1:1.5であり、この範囲よ
りアルコキシ基が多くても少なくても硬化時の性能発現
はスムーズに進行しない。即ち、アルコキシ基が少ない
場合は特に硬化膜の吸湿性が不満足となり、アルコキシ
基が多い場合は高温加熱時の脱ガス性が問題となる。
【0012】本発明におけるポリオルガノシルセスキオ
キサンオリゴマーの数平均分子量は、GPC(ゲル・パ
ーミュレーション・クロマトグラフィー)法により測定
したデータをポリスチレン標準試料の検量線に基づく換
算値で表した数平均分子量の値としては、500〜1
0,000が好ましい。数平均分子量が500より小さ
いと加熱硬化させた塗膜の完全硬化性が不十分となり易
く、キュア後も未反応で残留する水酸基、アルコキシ基
があり、これに起因して高温加熱時の脱ガス量を5.0
×10-6Torr・L/s以下に抑えること及び硬化時
の収縮を抑制することが困難となる。また数平均分子量
が10,000より大きいと有機溶剤に対する溶解性が
不十分となり、塗布の際の粘度が高くなるため微細配線
に対する埋め込み性が低下するだけでなく、硬化過程で
生成される中間体オリゴマーの再流動化特性が阻害さ
れ、平坦化特性も不満足となる。
【0013】本発明における一般式(1)のポリオルガ
ノシルセスキオキサンオリゴマーを半導体基板配線上に
コーティングする際には、ポリオルガノシルセスキオキ
サンを有機溶剤に溶解した溶液として用いる。本発明の
分子量域のポリオルガノシルセスキオキサンオリゴマー
は多様な有機溶剤に可溶である。
【0014】使用する有機溶剤としては沸点が100〜
200℃のものが、スピンコート塗布後、溶剤を完全に
蒸発させて成膜させるプロセスの設定が容易であるため
好ましく、有機溶剤の少なくとも一成分として使用す
る。沸点が100℃以下の有機溶剤のみではスピンコー
ト滴下時の蒸発速度が速すぎるため塗布膜厚の均一性が
得られにくく、また沸点が200℃以上の高沸点溶剤に
おいては、本発明のポリメチルシルセスキオキサンの硬
化反応の開始温度が約200℃であるため、膜中に溶剤
が残存し良好な膜質が得られにくくなるため、本発明の
ポイントである高温加熱時の脱ガス性を5.0×10-6
Torr・L/s以下に抑えることができなくなる等の
欠点を生じ、使用することは望ましくない。
【0015】溶剤としては、例えばアルコール類として
はメチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアル
コール、ブチルアルコールなどがあり、ケトン類として
はアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、メチルアミルケトン、ジプロピルケトン、ジイソ
ブチルケトンなどがあり、エステル類としては酢酸、2
−ヒドロキシプロピオン酸、3−ヒドロキシプロピオン
酸、2−メトキシプロピオン酸、2−エトキシプロピオ
ン酸、3−メトキシプロピオン酸または3−エトキシプ
ロピオン酸などのメチルエステル、エチルエステル、プ
ロピルエステル、ブチルエステル、ペンチルエステルな
ど炭素数1〜5の低級アルキルエステルなどがあり、多
価アルコールまたはその誘導体及びそのエーテル類とし
てはエチレングリコール、グリセリン、ジエチレングリ
コール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールメチルエーテルアセテート、エチレング
リコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールエチルエーテル、プロピレングリコールメチルエー
テルアセテートなどを挙げることができ、これらの中か
ら沸点、本発明のポリメチルシルセスキオキサンの溶解
性、溶剤相互の相溶性等を考慮して、一種もしくは二種
以上の混合溶剤が使用できる。
【0016】特に2−メトキシプロピオン酸メチル、3
−メトキシプロピオン酸メチルなどの2−アルコキシプ
ロピオン酸エステルまたは3−アルコキシプロピオン酸
エステル単独またはこれを含む有機溶剤を使用すること
が好ましい。混合溶剤として使用する場合はこれらアル
コキシプロピオン酸エステルの一つ以上を少なくとも1
0%、好ましくは30%以上を含む溶剤とする。
【0017】これらアルコキシプロピオン酸エステルの
中でも2−メトキシプロピオン酸メチルおよび3−メト
キシプロピオン酸メチルは、沸点、揮発性、塗布均一性
が良好であるため、スピンコート塗布後、溶剤を完全に
揮散させ成膜させるプロセスの設定が容易である。本発
明のポリオルガノシルセスキオキサンの反応開始温度は
約200℃であり、200℃以下で完全に揮散する溶剤
が適切である。200℃以上の高沸点溶剤においては膜
中に残存するため良好な膜質が得にくいことになる。
【0018】一方、2−メトキシプロピオン酸メチルや
3−メトキシプロピオン酸メチルとほぼ同じ程度の沸点
を有するエチレングリコール系溶剤は毒性があるが、こ
れらのアルコキシプロピオン酸エステルはこの点でも問
題がなく安全に使用できる。
【0019】有機溶剤溶液中のポリオルガノシルセスキ
オキサンオリゴマーの固形分濃度はコーティング法にも
よるが、通常は2〜50重量%、好ましくは20〜40
重量%である。また本発明におけるポリオルガノシルセ
スキオキサンオリゴマー溶液には必要に応じてレベリン
グ剤、カップリング剤、増粘剤、充填剤、その他の添加
剤を加えて使用しても良い。
【0020】ポリオルガノシルセスキオキサンオリゴマ
ー溶液を基板上にコーティングするに際しては、通常ス
ピンコーティングが採用される。また、必要に応じてデ
ィップコーティング、ロールコーティング、スクリーン
印刷コーティング、スプレーコーティング、その他の方
法でコーティングしても良い。
【0021】本発明のポリオルガノシルセスキオキサン
溶液を基板配線上にコーティングするに際しては通常ス
ピンコーティングを行う。またこのとき配線上にあらか
じめ気相法によるSiO2 膜をつけておくのが一般的で
ある。
【0022】本発明におけるポリオルガノシルセスキオ
キサン重合体の膜厚は0.01〜2μmの範囲で自由に
選択することができる。特に該重合体においては厚さが
1μm以上の膜厚になってもクラックを生じないので、
配線幅の凹部を埋め平坦化することが可能である。ま
た、これらの膜厚は1回のコーティングで得ることがで
きるが、2回以上のコーティングにより保護膜を形成し
ても良い。
【0023】本発明では溶剤として好ましくは2−アル
コキシプロピオン酸エステルまたは3−アルコキシプロ
ピオン酸エステルを含む溶剤を使用したポリオルガノシ
ルセスキオキサンオリゴマー溶液をコーティングした
後、100〜200℃、好ましくは120〜200℃の
温度で1〜30分間溶剤を実質的に完全に揮散させ、次
に200〜500℃、好ましくは350〜450℃の温
度で10〜120分間加熱することによって行う。これ
らの加熱硬化条件は配合している有機溶剤の種類やコー
ト、及びベーキングを行う装置の種類により異なるの
で、硬化に先立ちあらかじめ充分な予備加熱を行い、有
機溶剤を乾燥除去した後、再流動化−硬化するベーク条
件を設定することが必要である。硬化温度は構成材料で
ある半導体基板構成材料の耐熱性から許容される範囲で
なるべく高温にすることが硬化後の塗膜材質、高温加熱
時の脱ガス量を5.0×10-6Torr・L/s以下に
維持すること及び硬化プロセス所要時間の面から望まし
いが、本発明で用いるポリオルガノシルセスキオキサン
オリゴマーでは、350〜450℃、30〜60分の処
理条件で完全に重合硬化することが可能であるので高温
加熱時の脱ガス性並びに半導体基板構成材料に悪影響を
及ぼす熱履歴をなるべく少なくできるという点で極めて
有利である。
【0024】このように本発明方法に使用するポリオル
ガノシルセスキオキサンオリゴマーは、従来のアルキル
トリヒドロキシラン等の有機SOGを使用する製造方法
では、反応開始温度が120℃付近と低い上、高沸点の
溶剤を配合している関係上、溶剤を揮散させてから成膜
(硬化)反応させるベーク条件の設定が難しく、良好な
膜質を得ることが困難であった。更に硬化反応過程で生
成される中間体オリゴマー(多量体)の再流動化が阻害
され、そのため硬化膜の平坦化度は「局所的平坦化」の
レベルに止まらざるを得なかった。
【0025】これに対し本発明のポリオルガノシルセス
キオキサンは比較的低沸点の溶剤配合のみにて半導体基
板への塗布均一性を確保することが可能であること、硬
化反応開始温度が200℃付近と高いため、溶剤を揮散
させてから成膜(硬化反応)させるベーク条件の設定が
容易であること、及びラダータイプのポリオルガノシル
セスキオキサンを硬化せしめるため、良好な膜質が得ら
れること、更に硬化反応過程で生成される中間体オリゴ
マー(多量体)の再流動化が確保でき、このため硬化後
の膜の平坦化度は「完全平坦化」に限りなく近いレベル
にまで実現できる。またこの得られた膜は耐熱性(脱ガ
ス性)、吸湿性等も良好な層間絶縁膜または平坦化膜と
なることが確認された。
【0026】また、本発明のポリオルガノシルセスキオ
キサンを溶解する有機溶剤としてプロピオン酸エステル
を含む混合溶剤系は、ウエハ外周エッチ部の膜厚の盛り
上がりを低減し、いわゆるエッチリンスという工程を簡
略化することも可能となる場合もあるほど良い仕上がり
が得られる。
【0027】
【作用】本発明のポリオルガノシルセスキオキサンは、
結果的には従来の有機SOGの問題点をポリオルガノシ
ルセスキオキサンの分子量および置換基等を選択するこ
とならびに配合溶剤組成を適宜選択してこれを達成した
ものと考えることができる。
【0028】特にラダータイプのオルガノシロキサンで
あるため、硬化膜は熱安定性に優れ、かつ硬化反応開始
温度が200℃付近と比較的高温であり、更に配合溶剤
としてプロピオン酸エステルを使用したときは比較的低
沸点、低毒性の溶剤配合にて下地ウエハへの塗布均一性
を確保することができるため、溶剤を揮散させてから硬
化反応(成膜)を行うことが容易で均一な膜質が安定し
て得られるよう分子設計と配合設計がなされた層間絶縁
膜等を得ることができる。
【0029】特に硬化反応過程で生成される中間体オリ
ゴマー(多量体)の再流動化により従来の有機SOGで
は達成不可能であった高い平坦化度が達成できた。
【0030】なお、本発明において規定される脱ガス量
とは、TDS(昇温脱離ガス分析)装置により測定され
た物理量の値である。同装置はロードロック方式で分析
チャンバーの大きさは12Lであり、400L/sの排
気速度を持つ磁気浮上型ターボ分子ポンプで排気し、到
達真空度を2.5×10-9Torr以下にした後、塗膜
試料を載せたステージを昇温速度60℃/分にて加温さ
せたときの真空度変化をB−Aゲージ真空計にて測定
し、50〜500℃の範囲での脱ガス量を求めた。但
し、本発明はなんらこれらの装置に限定されるものでは
ない。この測定法は排気しながらガス放出量を測定する
ため、スループット法、またはコンダクタンス法と呼ば
れている。(参考文献:日本真空協会”真空材料におけ
るガス放出量の試験評価法に関する調査研究報告書II"
日本機械連合会発行)
【0031】従来の有機SOG塗膜からの脱ガスの成分
をTDS装置内の測定用二重収束型質量分析計(DF−
MS)により解析すると、質量数M/z=18の水(H
2 O)が主成分であることが判明し、これらは有機SO
G塗膜の未反応Si−OHに起因する脱水反応生成物や
塗膜中のマイクロ・ボア・サイドに束縛された水(H2
O)の脱離に起因するものと推察される。これらのSO
G塗膜中に含まれている水分は、デバイス(MOS−F
ET等)の信頼性、配線の信頼性やスルーホールの特性
を劣化させることが知られている。また水以外のガス成
分(アルコール類、CO、CO2 等)についても塗膜の
緻密性を悪くするなど、デバイス特性の劣化への影響が
懸念される。本発明では上記の脱ガス量とデバイスの信
頼性等の性能評価について詳細な検討を行った。
【0032】その結果、加熱硬化させた塗膜の脱ガス量
が、50〜500℃範囲で5.0×10-6Torr・L
/s以上になると、実プロセスにおける高温加熱時の発
生ガス量が多く、脱ガスによる配線の損傷によりデバイ
ス性能評価試験で不合格になるものが多くでるなどの問
題が生じることがわかった。
【0033】これに対して、本発明にようにポリオルガ
ノシルセスキオキサンを加熱硬化させた塗膜は50〜5
00℃範囲における脱ガス量を5.0×10-6Torr
・L/s以下とすることが容易であり、このため実プロ
セスにおける高温加熱時の発生ガス量が少なく、脱ガス
による配線の損傷を極小に抑えることが可能であり、結
果として高い平坦化度の達成に加えデバイス信頼性評価
の特性を向上させることが可能となったものである。
【0034】また500℃以上の温度範囲での脱ガス量
については、実プロセスにおいて最も高温になると想定
されるプラズマ雰囲気中での温度でさえも500℃以上
になることはありえないため、本発明の範囲における用
途では問題にする必要はない。
【0035】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。但し、本発明はなんらこれらに限定
されるものではない。なお、実施例及び比較例中の各物
性値は新品ベアシリコンウエハ、再生ベアシリコンウエ
ハ、パターンウエハに塗布したものを適宜下記の方法に
従って測定した。
【0036】(1)スピンコート法 スピナー1H360型(協栄セミコンダクター製)を使
用し、SOG溶液を数mlシリコンウエハ基板上に滴下
し、600rpm5秒、次いで4000rpm15秒間
回転し、塗布膜を形成した。
【0037】(2)ベーキング法 SOG膜をスピンコートしたシリコンウエハ基板をホッ
トプレート上に載せた後、クリンオーブンDT42R
(ヤマト科学製)にて加熱硬化せしめた。
【0038】(3)膜厚の測定方法 エソプソメーター(偏光解析装置)L−2W−15C−
830(ガードナー社製)にてシリコン基板上の膜厚を
測定した。
【0039】(4)塗布性:新品ベアシリコン、再生ベ
アシリコン、パターンウエハにスピンコートし、硬化後
塗膜の外観を目視及び微分干渉顕微鏡にて観察した。
【0040】(5)膜質:新品ベアシリコン上にスピン
コートし、硬化後塗膜をHF:NH4:H2 O=7:
8:20のバッファーフッ酸にてエッチングしたときの
膜厚の減少をエソプソメーターにて測定することによ
り、エッチング速度を求め、これを膜質均一性の指標と
した。
【0041】(6)再流動化:パターンウエハ上にスピ
ンコートし、100μm角の幅広配線部(パット)の塗
膜形状を、硬化前後(即ち、ホットプレート溶剤揮散後
とクリンオーブン加熱硬化後)について微分干渉顕微
鏡、デクタックで測定し、再流動化の指標とした。
【0042】(7)外周エッチ部盛り上がり:ウエハ外
周部より0.5mm間隔にてエソプソメーターで膜厚を
測定していき、エッチ部膜厚の変化を見た。
【0043】(8)平坦化特性:配線幅サブミクロン〜
数μm、スペース幅サブミクロン〜数十μmにわたるさ
まざまなパターンを含むテストパターンウエハにコート
し成膜したときの断面SEM観察により平坦化状態を見
た。
【0044】(9)脱ガス量:SOGを成膜した1cm
角のベアSiウエハ片をTDS(昇温脱離ガス分析)装
置EMD−WA1000(電子化学株式会社)に入れ、
真空度2.5×10-9Torr以下まで到達させた後、
60℃/分にて昇温したときの真空度変化から50〜5
00℃の範囲における塗膜の脱ガス量(Torr・L/
s)を求めた。
【0045】(10)デバイス信頼性評価:2層配線を
形成したテストデバイスにより、MOS−FET劣化寿
命をDCストレス下における相互インダクタンスgmの
変化△gmが初期値の10%に到達する時間が105
以上を○、104 〜105 秒を△、104 秒以下を×と
定義して求めた。
【0046】(実施例1)前記一般式(1)において、
数平均分子量Mnが3,000、R2 がメチル基と水素
原子の比1:1のポリオルガノシルセスキオキサン16
重量部をエタノール、ブタノール及び3−メトキシプロ
ピオン酸メチル(MMP)の混合溶剤(重量比40:5
0:10)84重量部に溶解して塗布液を得た。上記塗
布液を新品ベアシリコン、パターンウエハ上に膜厚約4
000Åになるようにスピンコートし、ホットプレート
にて180℃、2分溶剤を実施的に完全に揮散させ、次
いで350℃、30分クリンオーブンにて加熱して再流
動化−硬化せしめた。硬化後室温に冷却して諸物性を測
定した。結果を表1に示す。
【0047】(実施例2)前記一般式(1)において、
数平均分子量Mnが1,400、R2 がメチル基と水素
原子の比1:1のポリオルガノシルセスキオキサン13
重量部をエタノールおよびブタノールの混合溶剤(重量
比50:50)87重量部に溶解して塗布液を得た。上
記塗布液を新品ベアシリコン、パターンウエハ上に膜厚
約4000Åになるようにスピンコートし、ホットプレ
ートにて120℃、2分溶剤を実質的に完全に揮散さ
せ、次いで400℃、30分クリンオーブンにて加熱し
て再流動化−硬化せしめた。硬化後室温に冷却して諸物
性を測定した。結果を表1に示す。
【0048】(実施例3)数平均分子量Mn7,00
0、R2 がメチル基と水素原子の比1:1の一般式
(1)で示されるポリオルガノシルセスキオキサン16
重量部をエタノール、ブタノール及び3−メトキシプロ
ピオン酸メチルの混合溶剤(重量比27:55:18)
84重量部に溶解して塗布液を得た。上記塗布液を新品
ベアシリコン、再生ベアシリコン、パターンウエハ上に
膜厚約4000Åになるようにスピンコートし、ホット
プレートにて160℃、2分溶剤を実質的に完全に揮散
させ、次いでクリンオーブンにて400℃、30分加熱
して再流動化−硬化せしめた。硬化後室温に冷却して諸
物性を測定した。結果を表1に示す。
【0049】(実施例4)ベーク条件としてホットプレ
ートにて250℃、2分で溶剤を揮散させた後、350
℃、30分クリンオーブンにて加熱硬化した他は実施例
1と同様に処理を行った。溶剤揮散段階でポリオルガノ
シロキサンの硬化が始まり、再流動化が若干低下した。
【0050】(実施例5)実施例1における混合溶剤の
代りに、エタノール、ブタノール及びプロピレングリコ
ールメチルエーテルアセテート(重量比40:50:1
0)の混合溶剤を用いた他は実施例1と同様に処理を行
った。硬化後室温に冷却して諸物性を測定した。結果を
表1に示す。
【0051】(実施例6)実施例1における混合溶剤の
代りに、エタノール、ブタノール及び2−ヒドロキシプ
ロピオン酸メチル(重量比40:50:10)の混合溶
剤を用いたほかは実施例1と同様に処理を行った。硬化
後室温に冷却して諸物性を測定した。結果を表1に示
す。
【0052】(実施例7)実施例1における混合溶剤の
代りに、エタノール、ブタノール及びメチルアミルケト
ン(重量比40:50:10)の混合溶剤を用いた他は
実施例1と同様の処理を行った。硬化後室温に冷却して
諸物性を測定した。結果を表1に示す。
【0053】(実施例8)前記一般式において、数平均
分子量Mnが3,000、R2 がメチル基3モルと水素
原子1モルの比のポリオルガノシルセスキオキサン16
重量部を用いたほかはすべて実施例1と同じ条件で膜形
成シリコンウエハを製造した。諸物性の測定結果を表1
に示す。ポリオルガノシルセスキオキサンのR2 の組成
割合が変わっただけで、脱ガス量が増加し信頼性も若干
劣っていた。
【0054】(比較例1)前記一般式(1)において、
数平均分子量Mnが60,000、R2 がメチル基と水
素原子の比1:1のポリオルガノシルセスキオキサン1
5重量部をエタノール、ブタノール及び3−メトキシプ
ロピオン酸メチル(MMP)の混合溶剤(重量比40:
50:10)85重量部に溶解して塗布液を得た。上記
塗布液を新品ベアシリコン、パターンウエハ上に膜厚4
000Åになるようにスピンコートし、ホットプレート
にて180℃、2分溶剤を揮散させ、次いで350℃、
30分クリンオーブンにて加熱硬化せしめた。硬化後室
温に冷却して諸物性を測定した。結果を表2に示す。塗
布液は粘度が高いため、塗布は困難であり、また再流動
化特性が劣り、取り扱いが困難であった。
【0055】(比較例2)前記一般式(1)において、
数平均分子量Mnが400、R2 がメチル基と水素原子
の比1:1のポリオルガノシルセスキオキサン16重量
部をエタノール、ブタノール及び3−メトキシプロピオ
ン酸メチル(MMP)の混合溶剤(重量比40:50:
10)84重量部に溶解して塗布液を得た。上記塗布液
を新品ベアシリコン、パターンウエハ上に膜厚4000
Åになるようにスピンコートし、ホットプレートにて1
80℃、2分溶剤を揮散させ、次いで350℃、30分
クリンオーブンにて加熱硬化せしめた。硬化後室温に冷
却して諸物性を測定した。結果を表2に示す。塗布性、
再流動化性は良いが、膜質、脱ガス量が多く、信頼性も
劣っていた。
【0056】(比較例3)メチルトリヒドロキシシラン
14重量部をメタノールとプロピレングリコールブチル
エーテル(PGB)の混合溶剤(重量比30:70)、
86重量部中に溶解した塗布液を用いて、実施例1と同
様にコートし、180℃、2分ホットプレート後、40
0℃30分クリンオーブンにて加熱して硬化せしめた。
硬化後室温に冷却して諸物性を測定した。結果を表2に
示す。溶剤揮散中に硬化が開始するため、再流動化特性
がなく、硬化膜の平坦化特性が悪く、完全平坦化レベル
には到達できなかった。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】
【発明の効果】本発明は有機SOGとして一般式(1)
で示されるラダータイプのポリオルガノシルセスキオキ
サンを用いたため、硬化反応開始温度が約200℃と高
温であり、溶剤を完全に揮散させた後で硬化のためのベ
ーク条件を選択することができ、溶剤を含まない条件で
の硬化反応とすることができるため、得られた膜質が良
好であり、また硬化反応においてこのポリオルガノシロ
キサン特有の一旦再流動化し、硬化するため、硬化膜は
完全平坦化が可能となった。
【0060】この得られた硬化膜は耐熱性(脱ガス性)
に優れており、以下の工程において高温加熱されること
があってもガス発生量が少なく、このため配線の損傷を
極小に抑えるためデバイスの向上にも大きく寄与するも
のであり、半導体を上記の処理を行うことにより、優れ
た層間絶縁膜等を使用した半導体となる。
【0061】特に前記オルガノシルセスキオキサンを用
いて層間絶縁膜を形成する方法においてアルコキシプロ
ピオン酸エステルを用いるときは溶剤の揮散は容易であ
り、形成される層間絶縁膜は平坦化特性も優れ、エチレ
ングリコール系溶剤と異なり毒性もなく、操作性に優れ
た膜形成法である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体の絶縁膜または平坦化膜として、
    一般式(1)で示される数平均分子量が500〜10,
    000であるポリオルガノシルセスキオキサン 【化1】 (式中、R1 ;メチル基、R2 は水素原子および炭素数
    1〜4のアルキル基を示し、nは分子量に対応する正の
    数である。)を硬化した膜を使用したことを特徴とする
    半導体。
  2. 【請求項2】 硬化塗膜の50〜500℃の範囲におけ
    る脱ガス量が5.0×10-6Torr・L/s以下であ
    る請求項1記載の半導体。
  3. 【請求項3】 一般式(1)で示される数平均分子量が
    500〜10,000であるポリオルガノシルセスキオ
    キサン 【化2】 (式中、R1 ;メチル基、R2 は水素原子および炭素数
    1〜4のアルキル基を示し、nは分子量に対応する正の
    数である。)を含む溶液を半導体素子上にコーティング
    し、加熱硬化させることを特徴とする半導体の絶縁膜ま
    たは平坦化膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 ポリオルガノシルセスキオキサンを含む
    溶液を半導体素子上にコーティングし、100〜200
    ℃の温度で溶剤を実質的に完全に揮散させ、次いで20
    0〜500℃の温度で、再流動化−加熱硬化する請求項
    3記載の半導体の絶縁膜または平坦化膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 ポリオルガノシルセスキオキサンを含む
    溶液の溶剤として、3−アルコキシプロピオン酸エステ
    ルを使用する請求項3または4記載の半導体の絶縁膜ま
    たは平坦化膜の形成方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000017172A (ja) * 1998-06-29 2000-01-18 Toshiba Corp ケイ素ポリマー組成物、ケイ素酸化膜の形成方法および半導体素子
JP2004536924A (ja) * 2001-07-26 2004-12-09 ダウ・コーニング・コーポレイション シロキサン樹脂
WO2006059663A1 (ja) * 2004-12-03 2006-06-08 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. シリカ系被膜形成用塗布液
JP2006225629A (ja) * 2005-01-24 2006-08-31 Shin Etsu Chem Co Ltd オルガノシリコーンレジンエマルジョン組成物及び該組成物の被膜が形成された物品
JP2008537740A (ja) * 2005-03-24 2008-09-25 株式会社ブリヂストン 揮発性有機化合物(voc)の放出が少ないシリカ補強ゴムの配合
CN100432173C (zh) * 2004-09-28 2008-11-12 东京应化工业株式会社 二氧化硅系被膜形成用涂布液

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