JPH09166161A - 一方向クラッチ、一方向クラッチの組立方法ならびに一方向クラッチ付きの転がり軸受 - Google Patents

一方向クラッチ、一方向クラッチの組立方法ならびに一方向クラッチ付きの転がり軸受

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JPH09166161A
JPH09166161A JP20575796A JP20575796A JPH09166161A JP H09166161 A JPH09166161 A JP H09166161A JP 20575796 A JP20575796 A JP 20575796A JP 20575796 A JP20575796 A JP 20575796A JP H09166161 A JPH09166161 A JP H09166161A
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annular side
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一生 伊賀
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和明 山田
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/069Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags
    • F16D41/07Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags between two cylindrical surfaces

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Abstract

(57)【要約】 【課題】組み立て作業を無駄なく簡単にし、生産性の向
上を図ること。 【解決手段】複数のスプラグ6と、円筒形の保持器5
と、複数のばね片73,83とを備える一方向クラッチ
であって、保持器5は、円周数箇所に径方向内外に貫通
するように設けられかつスプラグ6が傾動可能に収納さ
れるスプラグポケット92,102を備え、この各スプ
ラグポケット92,102の周方向一端側が軸方向一側
に開放されており、ばね片73,83は、保持器5の各
スプラグポケット92,102の周方向一端側の壁面と
当該各スプラグポケット92,102に収納される各ス
プラグ6の一側面との間の隙間に、各スプラグ6を起立
姿勢に押圧する圧縮状態で介装される。ばね片73,8
3を保持器5に対して軸方向から挿入できるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプラグ式の一方
向クラッチ、一方向クラッチの組立方法ならびに一方向
クラッチ付きの転がり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスプラグ式の一方向クラッチの一
例として、例えば特開昭63−106432号公報に示
すようなものが知られている。
【0003】図11および図12は前記公報の一方向ク
ラッチを示しており、図11は、一方向クラッチの一部
破断の側面図、図12は、保持器周辺の平面展開図であ
る。
【0004】前記公報の一方向クラッチは、内・外輪5
1,52、玉53および保持器54からなる深溝型玉軸
受50に一体的に組み込まれており、深溝型玉軸受50
の保持器54に取り付けられるスプラグ55とコイルバ
ネ56とからなる。
【0005】保持器54は、玉53を軸方向両側から挟
むようにして結合される二つの環体57,58からな
る。この二つの環体57,58の円周数箇所には、径方
向内外に貫通する貫通孔からなるスプラグポケット5
9,60が設けられており、このスプラグポケット5
9,60に対して各々三つのスプラグ55が周方向隣り
合わせに収納されている。また、各環体57,58にお
いて各スプラグポケット59,60の周方向一端側に
は、径方向外向きに開放するとともに、スプラグポケッ
ト59,60に向けて開放する凹状のコイルバネポケッ
ト61,62が設けられており、このコイルバネポケッ
ト61,62に各スプラグ55を起立姿勢に押圧するコ
イルバネ56が圧縮状態で収納されている。
【0006】このような深溝型玉軸受50の組み立てに
ついては、まず、保持器54を構成する各環体57,5
8に、スプラグ55およびコイルバネ56を挿入して、
コイルバネ56の押圧力で各スプラグ55をスプラグポ
ケット59,60内に拘束して抜け止めさせるようにす
る。この二つの環体57,58を、内・外輪51,52
間に振り分け配置させてある玉53を軸方向両側から挟
むように突き合わせて、二つの環体57,58を結合さ
せるようにしている。
【0007】なお、前述の組み立ての際、まず、二つの
環体57,58に対して、スプラグ55およびコイルバ
ネ56を保持させるようにしている理由は、構造上、コ
イルバネ56を外径側からコイルバネポケット61,6
2に入れなければならないが、内・外輪51,52間に
二つの環体57,58を入れてからでは、環体57,5
8のコイルバネポケット61,62に対してコイルバネ
56を入れることができないからである。
【0008】このような理由から、組立の第1段階とし
て、二つの環体57,58に対して、スプラグ55およ
びコイルバネ56を保持させるようにしているのだが、
この場合、コイルバネ56の押圧力でもってスプラグ5
5が起立姿勢とされるため、スプラグ55の外径部分お
よび内径部分が環体57,58のスプラグポケット5
9,60の外径側開口および内径側開口から突出する状
態となる。このため、組立の第2段階として、各環体5
7,58を内・外輪51,52間に入れて結合するとき
には、各環体57,58を内・外輪51,52間に無理
なく簡単に入れることができない。それゆえ、従来で
は、内・外輪51,52のいずれか一方を回転させるこ
とにより、環体57,58に保持されるスプラグ55を
傾倒させるようにしながら、各環体57,58を内・外
輪51,52間に入れるようにする作業が必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の一方向クラ
ッチでは、上述しているように、二つの環体57,58
を内・外輪51,52間に入れて結合する作業がきわめ
て煩雑で、かつ、難しいため、自動化が不可能であるな
ど、生産性が悪いことが指摘される。それに伴い、当然
に、高コスト化を余儀なくされることも指摘される。
【0010】したがって、本発明は、組み立て作業を無
駄なく簡単にし、生産性の向上を図ることを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の一方向ク
ラッチは、複数のスプラグと、円筒形の保持器と、複数
のばね片とを備えるもので、前記保持器は、円周数箇所
に径方向内外に貫通するように設けられかつ前記スプラ
グが傾動可能に収納されるスプラグポケットを備え、こ
の各スプラグポケットの周方向一端側が軸方向一側に開
放されており、前記ばね片は、前記保持器の各スプラグ
ポケットの周方向一端側の壁面と当該各スプラグポケッ
トに収納される各スプラグの一側面との間の隙間に、各
スプラグを起立姿勢に押圧する圧縮状態で介装されるも
のである。
【0012】上記第1の一方向クラッチの組立方法は、
前記保持器の各スプラグポケットにスプラグを収納する
工程と、前記ばね片を保持器の開放部分から挿入して、
このばね片を、前記保持器の各スプラグポケットの周方
向一端側の壁面と当該各スプラグポケットに収納される
各スプラグの一側面との間の隙間に、各スプラグを起立
姿勢に押圧する圧縮状態で介装する工程とを含む。
【0013】本発明の第2の一方向クラッチは、複数の
スプラグと、円筒形の保持器と、環状側板とを備えるも
ので、前記保持器は、円周数箇所に径方向内外に貫通す
るように設けられかつ前記スプラグが傾動可能に収納さ
れるスプラグポケットと、各スプラグポケットの間の各
領域に設けられかつ軸方向外側およびスプラグポケット
の周方向一端側へ向けてそれぞれ開放するとともに前記
環状側板の下記ばね片が干渉しない大きさに設定される
作業用凹部とを備え、前記環状側板は、前記保持器の軸
方向端面に取り付けられるものでかつ一側の円周数箇所
に周方向で伸縮するばね片を備え、このばね片は、前記
環状側板が前記保持器に取り付けられた状態において各
スプラグポケットの周方向一端側の壁面と当該各スプラ
グポケットに収納される各スプラグの一側面との間の隙
間に、各スプラグを起立姿勢に押圧する圧縮状態で介装
されるものである。
【0014】上記第2の一方向クラッチの組立方法は、
前記保持器の各スプラグポケットにスプラグを収納する
工程と、前記環状側板を前記保持器の軸方向一側からあ
てがって環状側板のばね片を保持器の作業用凹部に仮に
入れてから、該環状側板を周方向一方に回すことにより
各ばね片をスプラグポケット内のスプラグの一側面に当
接させるとともに、それからさらに回してばね片を圧縮
させておき、環状側板を保持器側へ押し付けることによ
り圧縮状態のばね片を各スプラグポケットの周方向一端
側の壁面と当該各スプラグポケットに収納される各スプ
ラグの一側面との間の隙間に挿入する工程と、前記環状
側板を保持器に固定状態に取り付ける工程とを含む。
【0015】本発明の一方向クラッチ付きの転がり軸受
は、内・外輪と、転動体と、円筒形の保持器と、複数の
スプラグと、環状側板とを備え、前記保持器は、円周数
箇所に設けられる転動体ポケットと、各転動体ポケット
の間の領域における軸方向両端側に径方向内外に貫通す
るように設けられかつ前記スプラグが傾動可能に収納さ
れるスプラグポケットと、転動体ポケットの軸方向両側
に設けられかつ軸方向外側およびスプラグポケットの周
方向一端側へ向けてそれぞれ開放するとともに前記環状
側板の下記ばね片が干渉しない大きさに設定される作業
用凹部とを備え、前記環状側板は、前記保持器の軸方向
端面に取り付けられるものでかつ一側の円周数箇所に周
方向で伸縮するばね片を備え、このばね片は、前記環状
側板が前記保持器に取り付けられた状態において各スプ
ラグポケットの周方向一端側の壁面と当該各スプラグポ
ケットに収納される各スプラグの一側面との間の隙間
に、各スプラグを起立姿勢に押圧する圧縮状態で介装さ
れるものである。
【0016】そして、上記第1の一方向クラッチの場
合、その組立方法で説明しているように、ばね片を保持
器に対して軸方向から挿入できるようになっているか
ら、この一方向クラッチの保持器を転がり軸受の保持器
に兼用する場合の組み立て時に、内・外輪間に保持器を
入れておいてから、この保持器に対してばね片を組み込
めるようになる。そのため、作業が簡単に行えるように
なる。
【0017】上記第2の一方向クラッチの場合、複数の
ばね片を環状側板に一体化しているから、複数のばね片
を個別に組み込む場合に比べて作業効率が改善される。
また、その組立方法で説明しているように、環状側板を
保持器の側方からあてがって周方向に回しつつ所定位置
で保持器側へ押し込むという操作でもって環状側板のば
ね片を保持器に組み込めるようにしているから、組み立
て作業が従来例に比べてはるかに単純化され、簡単に行
えるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図1ないし
図10に示す実施例に基づいて説明する。ここでは、ス
プラグ式の一方向クラッチを内蔵した深溝型玉軸受を例
に挙げる。
【0019】図1ないし図5は本発明の実施例1にかか
り、図1は、スプラグ式の一方向クラッチ付きの深溝型
玉軸受の側面図、図2は、図1の(2)−(2)線断面
の矢視図、図3は、保持器および環状側板の分解斜視
図、図4は、保持器の斜視図、図5は、保持器に対する
環状側板の取付動作説明用の部分拡大図である。
【0020】図中、1は深溝型玉軸受の全体を示してい
る。この深溝型玉軸受1は、内輪2と、外輪3と、複数
の玉4と、保持器5とを備えており、保持器5の軸方向
両側部分には、それぞれ一方向クラッチを構成する複数
のスプラグ6、二つの環状側板7,8が組み込まれてい
る。
【0021】第1、第2環状側板7,8は、互いに同一
形状に形成されたもので、その一側面の外周側の円周数
箇所には、平面視ほぼT字形の折り曲げ片71,81
が、また、内周側において前記各折り曲げ片71,81
と同一位相位置には、保持器5への位置決め固定用のV
字形切欠き72,82が、それぞれ設けられている。折
り曲げ片71,81において周方向に沿う帯状部分の両
端には、ほぼV字形で周方向に伸縮する第1、第2ばね
片73,74,84,83が設けられている。なお、後
で説明するが、第1ばね片73,84は、スプラグ6に
対して押圧力を付加するために利用されるものとされ、
第2ばね片74,83は、組み立て時に環体9,10に
対して第1、第2環状側板7,8を位置決めするために
利用されるものとされる。ここでは、第1、第2環状側
板7,8を単一種類として互いに共用できるように、折
り曲げ片71,81に二つのばね片73,74,84,
83を設けているが、第1、第2環状側板7,8を共用
しない場合だと、各環状側板7,8の折り曲げ片71,
81に一つ例えば第1ばね片73,84のみを設けるこ
とで事足りる。
【0022】保持器5は、軸方向隣り合わせに離脱可能
に結合される二つ一対の環体9,10からなる。この環
体9,10は、合成樹脂で形成されている。
【0023】第1環体9の軸方向一側の円周数箇所に
は、玉4を保持するためのボールポケット用凹部91
が、また、第1環体9の軸方向他側において前記ボール
ポケット用凹部91の間の各領域には、スプラグ6を収
納するためのスプラグポケット92が、それぞれ設けら
れている。さらに、第1環体9の軸方向一側において各
スプラグポケット92と同一位相位置には、軸方向に突
出する二つ割り係止片93が、また、第1環体9の軸方
向他側において各ボールポケット用凹部91と同一位相
位置には、第1環状側板7に備える複数の折り曲げ片7
1が干渉しない大きさに設定される作業用凹部94が、
それぞれ設けられている。
【0024】第2環体10の軸方向一側の円周数箇所に
は、玉4を保持するためのボールポケット用凹部101
が、また、第2環体10の軸方向他側において前記ボー
ルポケット用凹部101の間の各領域には、スプラグ6
を収納するためのスプラグポケット102が、それぞれ
設けられている。さらに、第2環体10の軸方向一側に
おいて各スプラグポケット102と同一位相位置には、
軸方向に突出して第1環体9の二つ割り係止片93が内
嵌係合されるコ字形係合片103が、また、第2環体1
0の軸方向他側において各ボールポケット用凹部101
と同一位相位置には、第2環状側板8に備える複数の折
り曲げ片81が干渉しない大きさに設定される作業用凹
部104が、それぞれ設けられている。
【0025】これら両環体9,10の各スプラグポケッ
ト92,102は、径方向内外および軸方向他側へ向け
て開放する凹状切欠きからなる。また、両環体9,10
において各作業用凹部94,104それぞれの奥壁に
は、第1、第2環状側板7,8に備える複数の折り曲げ
片71,81の第2ばね片74,83が嵌入されるV字
形溝95,105が設けられており、さらに、各作業用
凹部94,104それぞれの近傍には、第1、第2環状
側板7,8を位置決め固定するための三角形凸部96,
106が設けられている。
【0026】なお、上記第1,第2の環体9,10は、
二つ割り係止片93とコ字形係合片103についてだけ
相違しているだけで、その他の部分は基本的に互いに同
一位置、同一形状に形成されている。この二つ割り係止
片93とコ字形係合片103とを係合させた状態におい
て、その内径側には、空間が形成されるようになってい
る。この空間は、グリースなどの潤滑剤を貯溜するため
に利用される。
【0027】スプラグ6は、長方体の上面、下面が湾曲
したカム面とされているとともに、前面に部分円弧状の
凸状カム部が設けられており、保持器5のスプラグポケ
ット92,102に対してそれぞれ一つずつ傾動可能に
収納されている。
【0028】ところで、第1、第2環状側板7,8を、
保持器5を構成する各環体9,10に取り付けた状態で
は、第1、第2環状側板7,8の第1ばね片73,84
は、各スプラグポケット92,102の周方向一端側の
壁面と当該各スプラグポケット92,102に収納され
る各スプラグ6の一側面との間の隙間に、各スプラグ6
を起立姿勢に押圧する圧縮状態で介装されている。
【0029】次に、上記深溝型玉軸受1における一方向
クラッチの動作を説明する。例えば内輪2を主動側と
し、外輪3を従動側とする場合を例に挙げる。
【0030】図1の矢印A方向つまり折り曲げ片71,
81の各第1ばね片73,84による押圧方向と逆向き
に内輪2を回転させると、スプラグ6が起立姿勢にさせ
られるようになり、それに伴い、第1ばね片73,84
の押圧力が加担されるので、スプラグ1がロック状態と
なる。このため、内輪2と外輪3とが一体化されるの
で、内輪2と外輪3とが同期して回転するようになる。
【0031】一方、図1の矢印B方向つまり折り曲げ片
71,81の各第1ばね片73,84による押圧方向と
同じ向きに内輪2を回転させると、スプラグ6が第1ば
ね片73,84の押圧力に抗して傾倒する姿勢にさせら
れるようになるので、スプラグ1がフリー状態となる。
このため、内輪2から外輪3へ回転力が伝達されないの
で、内輪2が空回りするだけで外輪3は回転しない。
【0032】次に、上記深溝型玉軸受1の組み立て手順
および動作を説明する。
【0033】 内・外輪2,3の間に所要個数の玉4
を介装する。
【0034】 これら玉4を円周ほぼ等配に振り分け
ておいて、玉4を挟むように軸方向両方から、分離して
ある第1、第2環体9,10を個別にあてがい、第1環
体9の二つ割り係止片93を第2環体10のコ字形係合
片103に係合させる。これで、第1、第2環体9,1
0が一体化されて保持器5を構成する。
【0035】 第1環体9のスプラグポケット92に
対してスプラグ6を一つずつ軸方向から挿入しておい
て、第1環体9に第1環状側板7を位置決めして取り付
け、固定する。
【0036】 第2環体10のスプラグポケット10
2に対してスプラグ6を一つずつ軸方向から挿入してお
いて、第2環体10に第2環状側板8を位置決めして取
り付け、固定すれば、組み立て完了となる。
【0037】なお、前述の第1、第2環体9,10に対
する第1、第2環状側板7,8の取り付け方法について
詳述する。但し、第1環体9に対する第1環状側板7の
取り付け方法と、第2環体10に対する第2環状側板8
の取り付け方法とが、同様であるので、第1環体9につ
いての例のみを挙げる。
【0038】まず、第1環状側板7を第1環体9の軸方
向一側からあてがって、図5に示すように、第1環体9
の外側に露出する作業用凹部94それぞれに第1環状側
板7の各折り曲げ片71の全体を仮に入れる。この作業
用凹部94は、第1環状側板7の折り曲げ片71が干渉
することなく自然状態で嵌まるような大きさに設定して
いるので、この状態では、第1環状側板7は、まだ位置
決めもされていないし、固定もされていない。この状態
から、第1環状側板7のみを図5の矢印X方向に回すこ
とにより、折り曲げ片71の第1ばね片73をスプラグ
6の背面に当接させるとともに、それからさらに回して
第1ばね片73を圧縮させる。このとき、第1環状側板
7のV字形切欠き72が第1環体9の三角形凸部95の
存在する位置へ到達すると、回すのを止めて、第1環状
側板7を第1環体9側へ押すことにより、該V字形切欠
き72を三角形凸部96に嵌める。これにより、折り曲
げ片71の第2ばね片74が第1環体9の作業用凹部9
4における奥壁のV字形溝95に嵌入する。この後、合
成樹脂製である第1環体9の三角形凸部96を熱変形さ
せるなどして潰す。これにより、図2の拡大部に示すよ
うに、三角形凸部96の熱変形部分97が環状側板7の
V字形切欠き72の外側に盛り上がるので、第1環体9
に環状側板7が固定されることになる。ところで、前述
の三角形凸部96を潰すとき、すべての熱変形部分97
の内径が図2に示すように内輪2の外周面に対して非接
触となるように注意して、深溝型玉軸受1の回転トルク
が増大するのを回避するようにしている。
【0039】以上説明したように、一方向クラッチの構
成要素である第1ばね片73,84を環状側板7,8に
一体化しているから、複数のコイルバネを用いている従
来例に比べて作業効率が改善される。また、環状側板
7,8を保持器5の側方からあてがって周方向に回しつ
つ所定位置で保持器5側へ押し込むという操作でもって
環状側板7,8の第1ばね片73,84を保持器5の所
定位置に組み込めるようにしているから、組み立て作業
が従来例に比べてはるかに単純化され、簡単に行えるよ
うになっている。したがって、自動化が容易となり、生
産性の向上に貢献する。しかも、保持器5を構成する二
つの環体9,10の結合部分において内径側に潤滑剤の
貯溜空間を設けるようにしているから、深溝型玉軸受1
の潤滑作用、一方向クラッチのフリー動作時の潤滑作用
を長期にわたって良好とすることができる。
【0040】図6ないし図10は本発明の実施例2にか
かり、図6は、図1に対応する図、図7は、図2に対応
する図、図8は、図3に対応する図、図9は、環状側板
の一部を拡大した斜視図、図10は、図5に対応する図
である。
【0041】実施例2において上記実施例1との相違
は、保持器5に対して第1、第2環状側板7,8をワン
タッチで簡単に取り付けできるようにしていることであ
る。
【0042】つまり、両環状側板7,8は、上記実施例
1でのV字形切欠き72,82の代わりに、舌片72
a,82aが設けられている。この舌片72a,82a
は、両環状側板7,8の本体部分の内周側から90度屈
曲されていて、先端側の周方向両側に切り目を入れて屈
曲されることにより抜け止め片72b,82bが設けら
れている。
【0043】保持器5を構成する第1、第2環体9,1
0は、上記実施例1での作業用凹部94,104の代わ
りに、隣り合うスプラグポケット92,102間の領域
に径方向で所要間隔離れた一対のガイドフランジ94
a,94b,104a,104bが周方向に沿って設け
られており、また、上記実施例1での三角形凸部96,
106の代わりに、軸方向に貫通する係合孔96a,1
06aが設けられている。係合孔96a,106aは、
一対のガイドフランジ94a,94b,104a,10
4bの間に配置されている。
【0044】この実施例2での環状側板7,8の取り付
け手順を説明する。ここでも上記実施例1と同様、第1
環状側板7の取り付け手順のみを例に挙げる。
【0045】第1環状側板7を第1環体9の側方にあて
がった状態で周方向一方へ所要角度回すという動作に変
わりないが、その動作を行うときの作業内容が異なる。
【0046】つまり、第1環体9の一対のガイドフラン
ジ94a,94bの間で係合孔96aのない領域に、第
1環状側板7の舌片72aの先端側をはめ込む。この状
態では、舌片72aの抜け止め片72bがガイドフラン
ジ94a,94b間に若干弾性変形した状態で入り込む
ため、この抜け止め片72bによって第1環状側板7が
第1環体9に対して仮止めされた状態で保持されること
になる。このとき、第1環状側板7のばね片73,74
は、図10の仮想線で示すようにスプラグ6に対して非
接触となっていて、自然状態のままになる。
【0047】この状態から、第1環状側板7を図10の
反時計方向に所要角度だけ回す。これにより、第1環状
側板7の舌片72aが一対のガイドフランジ94a,9
4bの間で係合孔96aの存在する領域に到達すると、
第1環状側板7を第1環体9へ向けて押圧し、係合孔9
6aに舌片72aをはめ込ませる。このはめ込みによ
り、舌片72aの抜け止め片72bが復元して係合孔9
6aに対する引っ掛かりとなるので、舌片72aが簡単
に抜け出なくなり、取り付けが完了する。このとき、第
1環状側板7の第1ばね片73が、図6の仮想線で示す
ようにスプラグ6を押圧した状態で圧縮させられる。
【0048】このように、この実施例2では、環状側板
7,8を動かすだけの簡単な操作で取り付けできるよう
にして、先の実施例で行っていた熱変形処理を省くよう
にしているため、組立を効率よく行うことができて、生
産性アップに貢献できる。
【0049】 この他、実施例2では、第2環体10のコ
字形係合片103に切欠き103aを設けることによ
り、第1環体9の二つ割り係止片93を係合するときに
撓みやすくなるようにしている。
【0050】なお、本発明は上記実施例1,2のみに限
定されるものではなく、種々な応用や変形が考えられ
る。
【0051】(1) 実施例1,2では、転がり軸受に
一方向クラッチを組み込んだ例を挙げているが、保持器
とスプラグとばね要素とで一方向クラッチを構成するこ
とができる。この場合、一方向クラッチは一列または二
列のいずれでもよい。
【0052】(2) 実施例1,2において、第1、第
2環状側板7,8の折り曲げ片71,81は、外周側に
設けられているが、内周側に設けるようにしてもよい。
【0053】(3) 実施例2において、第1、第2環
状側板7,8の舌片72a,82aの形状や、保持器5
を構成する第1、第2環体9,10のガイドフランジ9
4a,94b,104a,104bおよび係合孔96
a,106aの形状については、例示しないが他の形態
とすることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明では、保持器、スプラグ、ばね要
素などの組み立て作業を従来例に比べてはるかに単純化
して簡単に行えるようにしているから、組み立てを自動
化できるようになるなど、生産性の向上および価格低減
に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の一方向クラッチ付きの深溝
型玉軸受の側面図
【図2】図1の(2)−(2)線断面の矢視図
【図3】実施例1の保持器および環状側板の分解斜視図
【図4】実施例1の保持器の斜視図
【図5】実施例1の保持器に対する環状側板の取付動作
説明用の部分拡大図
【図6】本発明の実施例2で、図1に対応する図
【図7】本発明の実施例2で、図2に対応する図
【図8】本発明の実施例2で、図3に対応する図
【図9】本発明の実施例2で、環状側板の一部を拡大し
た斜視図
【図10】本発明の実施例2で、図5に対応する図
【図11】従来の一方向クラッチの一部破断の側面図
【図12】従来の一方向クラッチの保持器周辺の平面展
開図
【符号の説明】
1 深溝型玉軸受 2 内輪 3 外輪 4 転動体 5 保持器 6 スプラグ 7 第1環状側板 8 第2環状側板 71,81 折り曲げ片 73,83 第1ばね片 72,82 V字形切欠き 9 第1環体 10 第2環体 91,101 ボールポケット用凹部 92,102 スプラグポケット 93 二つ割り係止片 103 コ字形係合片 94,104 作業用凹部 95,105 V字形溝 96,106 三角形凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスプラグと、円筒形の保持器と、
    複数のばね片とを備える一方向クラッチであって、 前記保持器は、円周数箇所に径方向内外に貫通するよう
    に設けられかつ前記スプラグが傾動可能に収納されるス
    プラグポケットを備え、この各スプラグポケットの周方
    向一端側が軸方向一側に開放されており、 前記ばね片は、前記保持器の各スプラグポケットの周方
    向一端側の壁面と当該各スプラグポケットに収納される
    各スプラグの一側面との間の隙間に、各スプラグを起立
    姿勢に押圧する圧縮状態で介装されるものである、こと
    を特徴とする一方向クラッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の一方向クラッチの組立
    方法であって、 前記保持器の各スプラグポケットにスプラグを収納する
    工程と、 前記ばね片を保持器の開放部分から挿入して、このばね
    片を、前記保持器の各スプラグポケットの周方向一端側
    の壁面と当該各スプラグポケットに収納される各スプラ
    グの一側面との間の隙間に、各スプラグを起立姿勢に押
    圧する圧縮状態で介装する工程とを含む、ことを特徴と
    する一方向クラッチの組立方法。
  3. 【請求項3】 複数のスプラグと、円筒形の保持器と、
    環状側板とを備える一方向クラッチであって、 前記保持器は、円周数箇所に径方向内外に貫通するよう
    に設けられかつ前記スプラグが傾動可能に収納されるス
    プラグポケットと、各スプラグポケットの間の各領域に
    設けられかつ軸方向外側およびスプラグポケットの周方
    向一端側へ向けてそれぞれ開放するとともに前記環状側
    板の下記ばね片が干渉しない大きさに設定される作業用
    凹部とを備え、 前記環状側板は、前記保持器の軸方向端面に取り付けら
    れるものでかつ一側の円周数箇所に周方向で伸縮するば
    ね片を備え、このばね片は、前記環状側板が前記保持器
    に取り付けられた状態において各スプラグポケットの周
    方向一端側の壁面と当該各スプラグポケットに収納され
    る各スプラグの一側面との間の隙間に、各スプラグを起
    立姿勢に押圧する圧縮状態で介装されるものである、こ
    とを特徴とする一方向クラッチ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の一方向クラッチの組立
    方法であって、 前記保持器の各スプラグポケットにスプラグを収納する
    工程と、 前記環状側板を前記保持器の軸方向一側からあてがって
    環状側板のばね片を保持器の作業用凹部に仮に入れてか
    ら、該環状側板を周方向一方に回すことにより各ばね片
    をスプラグポケット内のスプラグの一側面に当接させる
    とともに、それからさらに回してばね片を圧縮させてお
    き、環状側板を保持器側へ押し付けることにより圧縮状
    態のばね片を各スプラグポケットの周方向一端側の壁面
    と当該各スプラグポケットに収納される各スプラグの一
    側面との間の隙間に挿入する工程と、 前記環状側板を保持器に固定状態に取り付ける工程とを
    含む、ことを特徴とする一方向クラッチの組立方法。
  5. 【請求項5】 内・外輪と、転動体と、円筒形の保持器
    と、複数のスプラグと、環状側板とを備える一方向クラ
    ッチ付きの転がり軸受であって、 前記保持器は、円周数箇所に設けられる転動体ポケット
    と、各転動体ポケットの間の領域における軸方向両端側
    に径方向内外に貫通するように設けられかつ前記スプラ
    グが傾動可能に収納されるスプラグポケットと、転動体
    ポケットの軸方向両側に設けられかつ軸方向外側および
    スプラグポケットの周方向一端側へ向けてそれぞれ開放
    するとともに前記環状側板の下記ばね片が干渉しない大
    きさに設定される作業用凹部とを備え、 前記環状側板は、前記保持器の軸方向端面に取り付けら
    れるものでかつ一側の円周数箇所に周方向で伸縮するば
    ね片を備え、このばね片は、前記環状側板が前記保持器
    に取り付けられた状態において各スプラグポケットの周
    方向一端側の壁面と当該各スプラグポケットに収納され
    る各スプラグの一側面との間の隙間に、各スプラグを起
    立姿勢に押圧する圧縮状態で介装されるものである、こ
    とを特徴とする一方向クラッチ付きの転がり軸受。
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