JPH09165882A - アンテナ支柱の取付装置 - Google Patents

アンテナ支柱の取付装置

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JPH09165882A
JPH09165882A JP7031096A JP7031096A JPH09165882A JP H09165882 A JPH09165882 A JP H09165882A JP 7031096 A JP7031096 A JP 7031096A JP 7031096 A JP7031096 A JP 7031096A JP H09165882 A JPH09165882 A JP H09165882A
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pedestal
screw rod
antenna
frame
peripheral wall
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Hideki Iwamura
英樹 岩村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根の外側からアンテナの支柱を固定でき、
しかも、アンテナケーブルを通す孔からの雨漏りの浸入
を防ぐようにする。 【解決手段】 ねじ杆15の下端部に形成する溝部17に押
え杆19を軸支し、この押え杆19を溝部17に固定したトー
ションばね21によってねじ杆15と直交方向に付勢する。
そして、棟木25の貫通孔26にねじ杆15を挿入した時、棟
木25の裏面に押え杆19が係止した後、ねじ杆15にナット
33を固定して屋根に棟に台座1を固定する。そして、台
座1に支柱取付筒10を固定する時、枠状周壁部7に形成
する嵌合段部40とベース板12に成形する嵌合突部41を嵌
合して枠状周壁部7の内部を密閉状態で閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナの支柱を
取付けるアンテナ支柱の取付装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、住宅などでは
テレビのアンテナ支柱を屋根の棟に取付ける場合が多
く、この種のアンテナの取付部材として、支柱を固定す
る筒部の下部に複数本の脚部を有するアンテナの取付部
材が知られている。そして、支柱を筒部に挿入固定し、
脚部を屋根の棟に跨がるように設置した後、取付部材を
針金などによって四方から支えてアンテナを屋根の棟に
取付けるようにしていた。このため、最終的に針金など
によって取付部材を支えなければならず、取付作業が面
倒で手間が掛かるばかりでなく、風などの影響によって
ぐらつき安定的に固定できない面がある。加えて、アン
テナに接続するアンテナケーブルが屋根面に沿って引き
回されることから外観上の体裁も悪いという問題があっ
た。
【0003】そこで、屋根の棟に対応して逆V字状に成
形した台座にアンテナの支柱を挿入固定する取付筒を一
体形成したアンテナ支柱の取付装置が実開平5−910
09号公報で提案されている。
【0004】そして、このアンテナ支柱の取付装置は、
台座を屋根に取付ける際、台座の裏面に垂設したねじ杆
を屋根裏に架設した棟木の貫通孔に挿入し、そのねじ杆
を屋根の裏側からナット締めして台座を固定するように
していた。このため、屋根の棟に一体的に固定した台座
にアンテナの支柱を強固に固定できる反面、台座を固定
する時、台座に螺着したねじ杆に屋根の裏側に回り込ん
でナットを締め付けなければならず、作業能率が悪いの
みならず、狭くて足場の悪い屋根裏側での締付作業は、
極めて煩雑で作業性に劣るものであった。
【0005】また、このアンテナ支柱の取付装置は、屋
根の棟に固定する台座にアンテナケーブルの挿入孔を設
けていないことから、アンテナケーブルを台座から屋根
裏側にアンテナケーブルを引き込むことができない。こ
のため、アンテナケーブルを室内に引き込むために、ア
ンテナケーブルを屋根に這わせて屋根の端部から室内側
に引き込んでおり、外観的に体裁が悪いばかりでなく、
着雪等によってケーブルが断線する危険もある。したが
って、断線事故を防止し、かつ外観的にも、アンテナケ
ーブルを体裁良く室内に引き込むため、台座にアンテナ
ケーブルを通す孔を形成し、その孔からアンテナケーブ
ルを室内に引き込むことが考えられる。この場合、アン
テナテーブルを通す孔から雨水が浸入して雨漏りする危
険があり、防水性が問題となる。
【0006】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、屋根の外側からアンテナの支柱を支える
台座を固定してアンテナの取付作業を簡略化することを
第1の目的とする。また、棟に固定する台座から屋根裏
側にアンテナケーブルを体裁良く引き込み、しかも、雨
漏りを防止することのできるアンテナ支柱の取付装置を
提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、屋根
の棟に設置する台座と、この台座を前記屋根の裏面側に
架設した棟木に固定するねじ杆と、前記台座の中央頂部
に一体的に突設した枠状周壁部と、この枠状周壁部に固
定したアンテナ支柱の支柱取付筒と、前記棟木に設けた
前記ねじ杆の貫通孔と、この貫通孔と対応して前記枠状
周壁部の内側に設けた挿通孔とを具備し、前記台座を固
定するねじ杆の下端部に溝部を縦設し、この溝部に前記
ねじ杆の最大径と概ね同幅に形成された短片状の押え杆
を回動自在に軸支するとともに、前記溝部の上部寄りに
前記押え杆をねじ杆に対して直交方向に付勢して貫通孔
の後面側に係止するばねを設け、この押え杆で抜け止め
状態に保持したねじ杆を前記台座の挿通孔に挿入し、そ
の台座から突出したねじ杆の先端にナットをねじ込んで
台座を固定するものであるから、台座の取り付けに際
し、棟木の貫通孔にねじ杆を挿入すると、ねじ杆に軸支
した押え杆がばねによって回転して棟木の裏面に係止す
るため、棟木にねじ杆が抜け止めされる。そして、ねじ
杆にナットを締め付けて棟木にねじ杆を固定し、この
後、ねじ杆を台座の挿通孔に通してナットで固定すれ
ば、アンテナを固定する台座の取付作業時に屋根裏に回
り込む必要がないため、アンテナの支柱を取付ける一連
の作業を屋根の外側から行うことができる。
【0008】請求項2の発明は、前記請求項1記載のア
ンテナ支柱の取付装置において、支柱取付筒は、前記枠
状周壁部に固定するベース板と、このベース板から立設
して前記アンテナ支柱を固定する筒部とを有し、前記枠
状周壁部の外周縁に嵌合段部を形成するとともに、この
嵌合段部に嵌合する嵌合突部を前記ベース板の裏面周縁
に垂設したものであるから、台座と支柱取付筒とを固定
する際、枠状周壁部に形成する嵌合段部とベース板に形
成する嵌合突部を嵌合して枠状周壁部の内部を密閉状態
で閉塞することができ、アンテナを通す孔から屋根裏側
への雨水の浸入を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0010】図1ないし図4は本発明の第1実施例を示
し、同図において、1はアンテナの支柱を取り付ける台
座であり、屋根2の棟に設置されている。なお、本実施
例の屋根2は、複数の垂木3に固定した野地板4上に防
水布、木羽等の下地材(図示せず)を介して敷設される
トタンなどの屋根材5により構成されている。そして、
台座1は、例えばアルミニュームなどの金属製材料によ
って前記屋根2の棟部分に沿うように逆V字状に形成さ
れ、その台座1の表面ほぼ中央に円柱状の突出部6とこ
の突出部6を取り囲む平面矩形状の枠状周壁部7を一体
的に突設している。また、枠状周壁部7の各コーナー部
分にはねじ孔7Aが形成されるとともに、枠状周壁部7
の一側面に水抜孔7Bが形成されている。そして、枠状
周壁部7の内面側にアンテナケーブルCを通す左右一対
の孔8を設け、前記突出部6の中央部には後述するねじ
杆の挿通孔9が設けられている。
【0011】10はパッキンPを介して前記枠状周壁部7
に固定する支柱取付筒であり、前記台座1と同様、アル
ミニュームなどの金属製材料によって成形され、前記枠
状周壁部7に形成するねじ孔7Aに締付ボルト11によっ
て固定されるベース板12と、このベース板12に立設され
た筒部13とを有している。また、前記筒部13の下端部に
は漏斗状に広がった径大部13Aが形成され、下部に向か
うにしたがって僅かに拡径となるテーパー状をなしてい
る。
【0012】15は、前記台座1を屋根2の棟に固定する
ねじ杆であり、下部にこのねじ杆15よりやや太い軸部16
が一体的に連結され、その軸部16の下端部に形成する溝
部17にピン18によって平板状の押え杆19を回動可能
に軸支している。この押え杆19は、前記軸部16の径と概
ね同幅に形成され、側部には溝部17の縁部に突き当たっ
てねじ杆15の回転を規制するストッパー突起20が設けら
れ、さらに、溝部17の上部側には前記押え杆19と当接可
能なトーションばね21が固定されている。
【0013】そして、台座1を敷設する前記屋根2の棟
部分には、前記ベース板12で閉塞される程度の開口部24
が設けられ、また、屋根2の裏面側に架設する棟木25に
は前記ねじ杆15の軸部16を通す貫通孔26を形成してい
る。
【0014】30は前記支柱筒部13の上部及び下部寄りに
形成するねじ孔であり、このねじ孔30に取付ねじ31を螺
着してアンテナの支柱32を固定する。33は前記ねじ杆15
にねじ込んで台座1を固定するナット、34はスプリング
ワッシャ、35は座金である。なお、図中、P1は前記台
座1の裏面周縁には貼着したゴムやスポンジあるいはエ
ラストマなどの軟質材料からなる防水用パッキンであ
る。
【0015】上記構成において、本発明のアンテナの取
付手順について説明する。まず、アンテナを設置したい
箇所に台座1を固定するが、この台座1を屋根2の棟に
固定する前にねじ杆15を屋根2の裏面側に架設する棟木
25に固定する。このねじ杆15の取り付けは、まず、ねじ
杆15に軸支する押え杆19を垂直方向に回転させる。この
時、押え杆19は溝部17内に取り付けたトーションばね21
に当接し、このトーションばね21の付勢力に抗してねじ
杆15の溝部17に挿入する。このようにして溝部17内に押
え杆19を挿入すると、ねじ杆15の軸部16と押え杆19とが
一直線上に連続する。なお、押え杆19を回転する際、押
え杆19はストッパー突起20によって一方向しか回転しな
い。そして、図4で示すように、押え杆19を溝部17内に
挿入した状態で棟木25の貫通孔26にねじ杆15の軸部16を
挿入し、この後、貫通孔26から押え杆19を突出させる位
置までねじ杆15を押し込む。こうして押え杆19を棟木25
から押し出すと、押え杆19はトーションばね21によって
復帰し、この復帰した押え杆19がねじ杆15に対して直交
方向に回転して棟木25にねじ杆15が抜け止めされる。そ
して、棟木25の上部に突出したねじ杆15に座金35,スプ
リングワッシャ34を介してナット33をねじ込んで棟木25
にねじ杆15を固定する。この棟木25に固定したねじ杆15
の先端側は屋根2の開口部24から突出し、そのねじ杆15
の先端側に台座1の高さに合わせて調整用ナット33をね
じ込んだ後、屋根裏に引き回したアンテナケーブルCを
台座1の孔8に通し、台座1の突出部6に形成する挿通
孔9にねじ杆15を通して屋根2の開口部24を台座1で塞
ぐ。そして、挿通孔9から突出したねじ杆15に座金35,
スプリングワッシャ34を介してダブルナット33をねじ込
んで屋根2の棟に台座1を固定する。この時、台座1の
挿通孔9の裏面周縁部分が座金35を介して前記調整用の
ナット33に突き当たり、前記固定用ナット33の締め過ぎ
による台座1の変形を防止でき、また、屋根2の棟に台
座1に固定すると、台座1の裏面周縁に貼着した防水用
パッキンP1が屋根材5に密着し、台座1を気密に取付
固定できる。こうして、屋根2の棟に台座1に固定した
後、アンテナケーブルCをクランプ36で枠状周壁部7の
底部にねじ止めした後、アンテナケーブルCを支柱取付
筒10の筒部13に通して外部に引き出した状態でパッキン
Pを介して台座1の枠状周壁部7に支柱取付筒10を組み
付ける。そして、台座1の枠状周壁部7に形成するねじ
孔7Aに締付ボルト11をねじ込んで台座1と支柱取付筒
5のベース板12とを固定し、筒部13から引き出したアン
テナケーブルCをアンテナの支柱32に通した状態で筒部
13に支柱32を挿入する。そして、筒部13に形成するねじ
孔30に取付ねじ31をねじ込んで支柱取付筒10に支柱32を
固定する。この時、筒部13に挿入した支柱32は、図3に
示すように、支柱32の下端部がねじ杆15を固定するダブ
ルナット33に接するように、支柱32内にねじ杆15が挿入
してあり、この支柱32に通すアンテナケーブルCは、支
柱32の下端に縦設する溝32Aから支柱32の内部に挿入さ
れる。そして、支柱32内に挿入したアンテナケーブルC
を外部に引き出して、これをアンテナに接続してアンテ
ナの取付作業が終了する。
【0016】したがって本発明においては、屋根2の棟
に台座1を一体的に固定し、この台座1にアンテナの支
柱32を取り付ける支柱取付筒10を締付ボルト11で固定す
ることによって、従来のように針金を縛り付けてアンテ
ナを支えるといった煩わしい手間もかからず、アンテナ
の支柱32が強風などによってぐらつくことなく強固に取
付けることができるとともに、台座1及びアンテナの支
柱32を支える支柱取付筒10をアルミニューム等の金属素
材で成形したから、軽量で作業時の取扱も容易であると
ともに、割れなどの破損もなく、耐久性、耐候性にも優
れる。しかも、台座1の取り付けは、屋根面の外側から
ねじ杆15に軸支する押え杆19を縦に起こして溝部17に挿
入し、この状態でねじ杆15を棟木25の貫通孔26に押し込
むことによって、棟木25の貫通孔26から突出した押え杆
19がトーションばね21によって棟木25の裏面に係止して
棟木25にねじ杆15が抜け止めされるため、屋根の外側か
らねじ杆19及び台座1を固定できるために、わざわざ屋
根裏に回り込むことなく、アンテナの支柱32を取付ける
一連の作業を屋根に登った状態で行うことができる。ま
た、台座1を固定する時、ねじ杆15に台座1の裏面に当
接する調整用ナット33をねじ込むことによって、固定用
ナット33の締め過ぎによる台座1の変形を防止すること
ができる。しかも、台座1の裏面に突き当てる調整用ナ
ット33は単にねじ杆15にねじ込んでいるだけなので、台
座1の高さに合わせ自由に変えることができる。また、
アンテナケーブルCは、屋根裏から台座1の孔8からア
ンテナケーブルCの先端を支柱32内に通して支柱32の先
端から外部に引き出してアンテナに接続するため、アン
テナケーブルCが直接、屋根面に露出せず、アンテナケ
ーブルCが目立たずに外観的にも極めて体裁が良い。さ
らに、台座1と屋根材5との間に台座1の裏面に貼着す
る防水用パキンP1が介在し、かつ台座1と支柱取付筒
10との間にパキンPが介在しているから防水性に優れ、
雨漏りの心配もない。また、アンテナケーブルCを屋根
裏側に導入するため台座1に設けた孔8は枠状周壁部7
で囲まれた内側に設けられ、しかも枠状周壁部7の底部
から突設した段部7Cに開口し、一方、その孔8から引
き出したアンテナケーブルCを枠状周壁部7の底部にク
ランプ36によって固定してあるから強風による風の巻き
込み現象等によって、仮に台座1と支柱取付筒10との間
から浸入した雨水がアンテナケーブルCに付着したとし
ても、アンテナケーブルCの傾斜に沿って枠状周壁部7
の底部1に溜まり、枠状周壁部7に溜まった雨水等が枠
状周壁部7に設けた水抜き孔7Bから外部に排水される
ため、雨水等がアンテナケーブルCを通す孔8から屋根
裏側に浸入することはない。なお、アンテナケーブルC
を通す孔8は予備として2つ形成され、1つの孔8しか
使用しない場合、残った孔8はキャップなどの適宜手段
によって塞ぐ。また、支柱取付筒10の筒部13と支柱32と
の隙間なども適宜手段によって防水処理を施す。
【0017】また、支柱取付筒10の筒部13に支柱32を固
定する際、支柱32を挿入する筒部13の下部に径大部13A
を形成することで、図2に示すように支柱32の下部外周
面と筒部13の内周面に隙間が生じ、筒部13に挿入固定す
るアンテナの支柱32が垂直となるように筒部13の角度を
調整することができる。
【0018】図5乃至図7は本発明の第2実施例を示
し、前記第1実施例と同一機能を有する部分には同一符
号を付し、重複する部分の説明を省略して説明する。
【0019】この例では、枠状周壁部7の外周縁に嵌合
段部40を形成し、その枠状周壁部7に固定する支柱取付
筒10のベース板12の裏面周縁に嵌合突部41を形成してい
る。また、本実施例では、前記ねじ杆15を貫通する突出
部6と近接させてアンテナケーブルCを通す楕円形状の
孔42を形成し、この孔42の周縁から筒状部43を突設して
いる。この突出部6と筒状部43は、中央部分で繋がって
一体的に形成されているが、前記アンテナケーブルCを
通す筒状部43の方がねじ杆15の挿通孔9から立ち上がる
突出部6より高く形成されている。
【0020】以上のように構成される本実施例において
は、台座1に形成する枠状周壁部7に支柱取付筒10を固
定する際、枠状周壁部7の嵌合段部40とベース板12の嵌
合突部41と嵌合することによって、枠状周壁部7の内部
が密閉状態で閉塞することができ、前記第1実施例のよ
うに台座1と支柱取付筒10との間に介在するパッキンを
省略してもベース板12と枠状周壁部7の隙間から浸入す
る雨水を確実に遮断できる。また、仮に支柱32とこの支
柱23を固定する筒部13との隙間から伝って枠状周壁部7
の内部に雨水が浸入したとしても、ねじ杆15を通す挿通
孔9とアンテナケーブルCを通す楕円形状の孔42との周
縁から突出部6と筒状部43を突設することによって、枠
状周壁部7の内部に浸入した雨水が枠状周壁部7の底部
に溜まり、枠状周壁部7の水抜き孔7Bから外部に排水
されるから、アンテナケーブルCを通す楕円形状の孔42
から屋根裏側へ雨水が漏れる心配はない。なお、ねじ杆
15を通す挿通孔9は、座金35、スプリングワッシャ
34を介してダブルナット33で塞がれるので、貫通孔6A
からの雨漏りの心配はない。したがって、アンテナケー
ブルCを通す孔42をアンテナケーブルCの径より大きな
楕円状に形成でき、アンテナケーブルCの配線作業も容
易に行うことができる。しかも、支柱32の内部を通した
アンテナケーブルCを楕円状の孔42から屋根裏側に引き
回すことによって、アンテナケーブルCを屋根面に這わ
せず室内側に引き込むことができるから、外観的にも極
めて体裁良くアンテナケーブルCを引き込むことができ
るうえ、着雪による断線事故も防止できる。しかも、台
座1の取り付けは、ねじ杆15に軸支する押え杆19を溝部
17に挿入して棟木25の貫通孔26に押し込むことによっ
て、棟木25の貫通孔26から突出した押え杆19がトーショ
ンばね21によって棟木25の裏面に抜け止めされるため、
前記第1実施例と同様、わざわざ屋根裏に回り込むこと
なく、アンテナの支柱32を取付ける一連の作業を屋根に
登った状態で行うことができるため、アンテナの取付作
業を効率的に行うことができる。
【0021】図8は本発明の第3実施例を示し、前記第
1、第2実施例と同一機能を有する部分には同一符号を
付し、重複する部分の説明を省略して説明する。
【0022】この例では、桟瓦を敷設した屋根(図示せ
ず)の棟にアンテナを設置する場合を示し、台座50を棟
に敷設する棟瓦と同一形状に形成している以外、他の構
成は前記第1実施例と共通する。すなわち、本実施例に
おいては、台座50を概ね半円弧状に形成し、この台座50
の一端縁に一回り径小な段差部51を形成するとともに、
台座50の頂部中央に支柱取付筒(図示せず)を取り付け
る枠状周壁部7を一体形成している。このように本実施
例では、台座50を屋根(図示せず)の棟に敷設する棟瓦
と同一形状に形成することによって、これら棟瓦と台座
50とが互換性を有し、棟の棟瓦と台座50を相互に連結し
て屋根の棟に固定できる。なお、この連結に際しては、
隣接する棟瓦の段差部(図示せず)に台座50を一端縁を
重ね合わせて、その台座50の他端縁に形成する段差部51
に隣接する棟瓦の重ね合わせるようにして台座50と棟瓦
を5を順次連結して敷設する。
【0023】したがって本実施例では、トタン葺きの屋
根に限らず瓦葺きの屋根面にもアンテナを取り付ける台
座50を強固に固定することができ、また前記第1実施例
と同様に、屋根裏に回り込む必要がないからアンテナの
取付作業が容易である。
【0024】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要
旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、台
座の形状としてV字状や半円弧状に成形した例を示した
が、その形状あるいは材質などは適宜選定すればよい。
また、台座に一体形成する枠状周壁部の形状は、第1,
第2実施例の矩形状に限らず、例えば図9に示す本発明
の第4実施例のように、円形の枠状周壁部70を形成する
ようにしてもよく、その枠状周壁部の形状は適宜設定す
ればよいものである。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、屋根の棟に設
置する台座と、この台座を前記屋根の裏面側に架設した
棟木に固定するねじ杆と、前記台座の中央頂部に一体的
に突設した枠状周壁部と、この枠状周壁部に固定したア
ンテナ支柱の支柱取付筒と、前記棟木に設けた前記ねじ
杆の貫通孔と、この貫通孔と対応して前記枠状周壁部の
内側に設けた挿通孔とを具備し、前記台座を固定するね
じ杆の下端部に溝部を縦設し、この溝部に前記ねじ杆の
最大径と概ね同幅に形成された短片状の押え杆を回動自
在に軸支するとともに、前記溝部の上部寄りに前記押え
杆をねじ杆に対して直交方向に付勢して貫通孔の後面側
に係止するばねを設け、この押え杆で抜け止め状態に保
持したねじ杆を前記台座の挿通孔に挿入し、その台座か
ら突出したねじ杆の先端にナットをねじ込んで台座を固
定するように構成したものであるから、屋根の外側から
アンテナの支柱を固定する台座を固定してアンテナの取
付作業を簡略化することができる。
【0026】請求項2の発明によれば、前記請求項1記
載のアンテナ支柱の取付装置において、支柱取付筒は、
前記枠状周壁部に固定するベース板と、このベース板か
ら立設して前記アンテナ支柱を固定する筒部とを有し、
前記枠状周壁部の外周縁に嵌合段部を形成するととも
に、この嵌合段部に嵌合する嵌合突部を前記ベース板の
裏面周縁に垂設したことによって、台座と支柱取付筒と
を固定する際、枠状周壁部に形成する嵌合段部とベース
板に形成する嵌合突部を嵌合して枠状周壁部の内部を密
閉状態で閉塞してアンテナを通す孔から屋根裏側への雨
水の浸入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す台座の斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す台座を屋根に固定し
た状態を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す図2のA−A線拡大
断面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例を示す台座の斜視図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例を示す台座を屋根に固定し
た状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す図6のB−B線拡大
断面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す台座の斜視図であ
る。
【図9】本発明の第4実施例を示す台座の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,50 台座 7,70 枠状周壁部 8,42 孔 9 挿通孔 10 支柱取付筒 15 ねじ杆 17 溝部 19 押え杆 21 トーションばね 26 貫通孔 25 棟木 33 ナット 40 嵌合段部 41 嵌合突部 C アンテナケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の棟に設置する台座と、この台座を
    前記屋根の裏面側に架設した棟木に固定するねじ杆と、
    前記台座の中央頂部に一体的に突設した枠状周壁部と、
    この枠状周壁部に固定したアンテナ支柱の支柱取付筒
    と、前記棟木に設けた前記ねじ杆の貫通孔と、この貫通
    孔と対応して前記枠状周壁部の内側に設けた挿通孔とを
    具備し、前記台座を固定するねじ杆の下端部に溝部を縦
    設し、この溝部に前記ねじ杆の最大径と概ね同幅に形成
    された短片状の押え杆を回動自在に軸支するとともに、
    前記溝部の上部寄りに前記押え杆をねじ杆に対して直交
    方向に付勢して貫通孔の後面側に係止するばねを設け、
    この押え杆で抜け止め状態に保持したねじ杆を前記台座
    の挿通孔に挿入し、その台座から突出したねじ杆の先端
    にナットをねじ込んで台座を固定するように構成したこ
    とを特徴とするアンテナ支柱の取付装置。
  2. 【請求項2】 前記支柱取付筒は、前記枠状周壁部に固
    定するベース板と、このベース板から立設して前記アン
    テナ支柱を固定する筒部とを有し、前記枠状周壁部の外
    周縁に嵌合段部を形成するとともに、この嵌合段部に嵌
    合する嵌合突部を前記ベース板の裏面周縁に垂設したこ
    とを特徴とする請求項1記載のアンテナ支柱の取付装
    置。
JP7031096A 1995-10-13 1996-03-26 アンテナ支柱の取付装置 Pending JPH09165882A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016023427A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 三菱樹脂インフラテック株式会社 可搬式堤防用の支柱及び可搬式堤防
CN106374287A (zh) * 2016-10-28 2017-02-01 广东通宇通讯股份有限公司 一种天线防水接头及其安装方法
CN113655299A (zh) * 2021-09-26 2021-11-16 中国人民解放军军事科学院战争研究院 一种终端天线的测试装置

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