JPH09165794A - 作業機械の油圧回路 - Google Patents

作業機械の油圧回路

Info

Publication number
JPH09165794A
JPH09165794A JP7329116A JP32911695A JPH09165794A JP H09165794 A JPH09165794 A JP H09165794A JP 7329116 A JP7329116 A JP 7329116A JP 32911695 A JP32911695 A JP 32911695A JP H09165794 A JPH09165794 A JP H09165794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
arm
hydraulic pump
cylinder
directional control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7329116A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3119293B2 (ja
Inventor
Shinichi Sato
晋一 佐藤
Kenichiro Nakatani
賢一郎 中谷
Makoto Motozu
誠 本図
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP07329116A priority Critical patent/JP3119293B2/ja
Publication of JPH09165794A publication Critical patent/JPH09165794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3119293B2 publication Critical patent/JP3119293B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーム・ブーム複合微操作に際し、アームシ
リンダ、ブームシリンダそれぞれの駆動の独立性を確保
することができる作業機械の油圧回路の提供。 【解決手段】 第1,第2の油圧ポンプ2,3と、アー
ムシリンダ7及びブームシリンダ11と、第1の油圧ポ
ンプ2に連なるセンタバイパスライン上に配置され、ア
ームシリンダ7を制御するアーム用方向切換弁7aと、
第2の油圧ポンプ3に連なるセンタバイパスライン上に
配置され、ブームシリンダ11を制御するブーム用方向
切換弁11aと、第2の油圧ポンプ3に連なるセンタバ
イパスラインのブーム用方向切換弁11aの下流に接続
され、第2の油圧ポンプ3の圧油を第1の油圧ポンプ2
の圧油に合流してアーム用方向切換弁7aに供給可能な
合流管路21を備えた作業機械の油圧回路において、合
流管路21に、当該合流管路21を連通状態、遮断状態
のいずれかに切り換える切換弁20を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブームシリンダ、
アームシリンダを有し、掘削作業,水平均し作業が可能
なミニショベルなどの作業機械の油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、この種の従来の作業機械の油圧
回路の一例を示す回路図、図3は図2に示す油圧回路が
備えられる作業機械すなわちミニショベルを示す側面図
である。図2に示す従来の油圧回路は、エンジン1と、
このエンジン1によって駆動する第1の油圧ポンプ2、
及び第2の油圧ポンプ3と、これらの油圧ポンプ2,3
から吐出される圧油により駆動する複数のアクチュエー
タ、例えば排土板用シリンダ4、旋回モータ5、左走行
モータ6、アームシリンダ7、バケットシリンダ9、ス
イングシリンダ10、ブームシリンダ11、右走行モー
タ12とを備えている。
【0003】上述した排土板用シリンダ4は図3に示す
排土板32の昇降動作を制御し、左走行モータ6及び右
走行モータ12は一対の履帯すなわち走行体30の走行
を制御し、旋回モータ5は走行体30上に配置される運
転席を有する本体、すなわち旋回体31の旋回を制御
し、ブームシリンダ11はブーム33の上下方向の回動
動作を制御し、アームシリンダ7はアーム34の上下方
向の回動動作を制御し、バケットシリンダ9はバケット
35の上下方向の回動動作を制御する。また、上述した
ブームシリンダ11、アームシリンダ7、及びバケット
シリンダ9は、フロントアクチュエータを構成し、ま
た、スイングシリンダ10は、ブーム33、アーム3
4、バケット35から成るフロントの水平方向の揺動動
作を制御する。
【0004】また、図2に示すように、第1の油圧ポン
プ2に連通するバイパスライン上には、上述した排土板
用シリンダ4の駆動を制御する排土板用方向切換弁4
a、旋回モータ5の駆動を制御する旋回用方向切換弁5
a、左走行モータ6の駆動を制御する左走行用方向切換
弁6a、アームシリンダ7の駆動を制御するアーム用方
向切換弁7a、及び必要時にのみ取付けられる特殊アク
チュエータを駆動する予備用アクチュエータを制御する
予備用方向切換弁8aが接続されている。これらの方向
切換弁のうちの排土板用方向切換弁4a、旋回用方向切
換弁5a、左走行用方向切換弁6a、及びアーム用方向
切換弁7aは、管路22を介して第1の油圧ポンプ2に
対してパラレルに接続してある。
【0005】第2の油圧ポンプ3のセンタバイパスライ
ンには、右走行モータ12の駆動を制御する右走行用方
向切換弁12a、ブームシリンダ11の駆動を制御する
ブーム用方向切換弁11a、スイングシリンダ10の駆
動を制御するスイング用方向切換弁10a、バケットシ
リンダ9の駆動を制御するバケット用方向切換弁9aが
接続されるとともに、合流管路21を介して上述したア
ーム用方向切換弁7a、予備用方向切換弁8aが接続さ
れている。すなわち、アーム用方向切換弁7aには、合
流管路21を介して第1の油圧ポンプ2の圧油と、第2
の油圧ポンプ3の圧油が合流して供給可能になってい
る。
【0006】また、左走行用方向切換弁6aの入力ポー
トと右走行用方向切換弁12aの入力ポートとを連絡す
る連絡管路16を備え、この連絡管路16の途中には、
当該連絡管路16を連通状態及び遮断状態のいずれかに
保持する連通・遮断切換弁17を備えている。連通・遮
断切換弁17の駆動部には、走行用方向切換弁6a,1
2aを除く各方向切換弁の中立位置からの切換え操作を
検出し、連絡管路16を連通させる状態に連通・遮断切
換弁17を切換える信号圧を導く信号管路19が接続さ
れている。この信号管路19の信号圧は、パイロット油
圧源18によって与えられる。
【0007】この従来の油圧回路でおこなわれる各動作
のうち、例えば、アーム・ブーム複合操作による掘削作
業等の場合には、該当するアーム用方向切換弁7a、ブ
ーム用方向切換弁11aを切換えることにより、第2の
油圧ポンプ3の圧油がブーム用方向切換弁11aを介し
てブームシリンダ11に供給され、第1の油圧ポンプ2
の圧油がアーム用方向切換弁7aを介してアームシリン
ダ7に供給され、図3に示すブーム33及びアーム34
が回動して所望のアーム・ブーム複合操作をおこなわ
せ、土砂の掘削作業等をおこなうことができる。
【0008】また、アーム単独操作時には、アーム用方
向切換弁7aを切換えることにより、第1の油圧ポンプ
2の圧油がアーム用方向切換弁7aに供給され、また、
第2の油圧ポンプ3の圧油が合流管路21を介してアー
ム用方向切換弁7aに供給される。すなわち、第1,第
2の油圧ポンプ2,3の合流された圧油が、アーム用方
向切換弁7aを介してアームシリンダ7に供給され、こ
のアームシリンダ7の作動速度を速くして、アーム34
の作業速度を増速させることができる。
【0009】また、同図3に示すようなミニショベルに
あっては、上述した通常の掘削作業の他にバケット35
の刃先で地面を平らに均す水平均し作業が実施されるこ
とがある。この水平均し作業に際してもアーム・ブーム
の複合操作がおこなわれるが、このときは、アーム34
の引き込み速度に対してブーム33の上げ速度が遅く、
そのためブーム用方向切換弁11aを切換えるブーム用
レバーをハーフレバー(フル操作量よりも少ない操作
量)に保ち、ブームシリンダ11に供給する流量を上述
した通常の掘削時よりも少なくし、これによってアーム
34とブーム33をマッチングさせて動かす微操作が実
施される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した図2に示す従
来技術では、通常の掘削時のようにアーム用レバー、ブ
ーム用レバーのそれぞれをフルレバーに保つときは、ブ
ーム用方向切換弁11aによって第2の油圧ポンプ3側
のセンタバイパスラインが完全に閉じられるので、合流
管路21に第2の油圧ポンプ3の圧油が導かれない。し
たがって上述したように、第1の油圧ポンプ2の圧油で
アームシリンダ7を駆動し、第2の油圧ポンプ3の圧油
でブームシリンダ11を駆動し、互いに独立に駆動する
ことができる。 しかし、上述した水平均し作業では、
微操作をおこなわせるために、ブーム用レバーをハーフ
レバーに保つことから、ブーム用方向切換弁11aは完
全には閉じられない。したがって、第2の油圧ポンプ3
に連なるセンタバイパスライン、合流管路21を介し
て、第2の油圧ポンプ3の圧油の一部が第1の油圧ポン
プ2の圧油に合流してアーム用方向切換弁7aに供給さ
れる。すなわち、アームシリンダ7は第1,第2の油圧
ポンプ2,3の合流された圧油で駆動する。このため、
アームシリンダ7の負荷圧が変動すると、ブーム用方向
切換弁11aを介してブームシリンダ11に供給される
流量が変化し、ブームシリンダ11の作動速度、すなわ
ちブーム33の作業速度が、前述したブーム用レバーの
操作量に合致しなくなり、同じ操作量であってもブーム
33の作業速度が速くなったり、遅くなったりする事態
を生じ、このアーム・ブーム複合微操作の操作性が悪く
なり、水平均し作業の作業能率、及び作業精度が劣化す
る問題があった。
【0011】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、アーム・ブーム
複合微操作に際し、アームシリンダ、ブームシリンダそ
れぞれの駆動の独立性を確保することができる作業機械
の油圧回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1,第2の油圧ポンプと、アームシリ
ンダ及びブームシリンダと、上記第1の油圧ポンプに連
なるセンタバイパスライン上に配置され、上記アームシ
リンダに供給される圧油の流れを制御するアーム用方向
切換弁と、上記第2の油圧ポンプに連なるセンタバイパ
スライン上に配置され、上記ブームシリンダに供給され
る圧油の流れを制御するブーム用方向切換弁と、上記第
2の油圧ポンプに連なるセンタバイパスラインの上記ブ
ーム用方向切換弁の下流に接続され、上記第2の油圧ポ
ンプの圧油を上記第1の油圧ポンプの圧油に合流して上
記アーム用方向切換弁に供給可能な合流管路を備えた作
業機械の油圧回路において、上記合流管路に、当該合流
管路を連通状態、遮断状態のいずれかに切換える切換弁
を備えた構成にしてある。
【0013】本発明にあっては、例えば速い作業速度が
求められるアームの単独操作時には、合流管路を連通さ
せるように切換弁を切換え操作すればよい。これによ
り、アーム用方向切換弁には、第1の油圧ポンプの圧油
とともに、合流管路を介して第2の油圧ポンプの圧油が
供給され、アームシリンダは、これらの第1、第2の油
圧ポンプの合流流量により駆動し、速い作動速度を確保
することができる。
【0014】また、アーム・ブーム複合微操作時には、
合流管路を遮断するように切換弁を切換え操作すればよ
い。これによりアームシリンダを駆動する回路と、ブー
ムシリンダを駆動する回路とが独立して形成される。す
なわち、第1の油圧ポンプの圧油がアーム用方向切換弁
を介してアームシリンダに供給され、第2の油圧ポンプ
の圧油がハーフ操作されるブーム用方向切換弁を介して
ブームシリンダに比較的少ない流量供給され、特に、ブ
ームシリンダの作動速度が遅くなり、所望のアーム・ブ
ーム複合微操作を実現できる。この複合微操作に際し、
上述のようにアームシリンダ、ブームシリンダを互いに
独立に制御できることから、ブームシリンダはアームシ
リンダの負荷圧の変動の影響を受けず、アーム用方向切
換弁、ブーム用方向切換弁それぞれの操作量に応じた個
別の速度制御を実現することができ、所望の水平均し作
業をおこなわせることができる。
【0015】なお、通常の掘削時などにあっても、アー
ム・ブーム複合操作が実施されるが、この場合に、合流
管路を遮断させるように切換弁を切換え操作してもよ
い。これにより前述したように、アームシリンダ、ブー
ムシリンダを互いに独立に制御できる。また、アーム用
方向切換弁、ブーム用方向切換弁がフル操作されるとい
う観点からすれば、合流管路を連通させるように切換弁
を切換え操作してもよい。このように、合流管路が連通
していても、ブーム用方向切換弁がフル操作されると、
第2の油圧ポンプの圧油が合流管路に供給されなくな
り、結局、合流管路を遮断させるように切換弁を切換え
操作したのと同じような状態となり、アームシリンダ、
ブームシリンダを互いに独立に制御でき、所望の掘削作
業等を実施することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の作業機械の油圧回
路の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明
の作業機械の油圧回路の一実施形態を示す回路図であ
る。
【0017】この図1は前述した図2に示す油圧回路に
対応させて描いてある。すなわち、この図1に示す実施
形態も、例えばミニショベルに備えられるものであり、
エンジン1と、このエンジン1によって駆動する油圧ポ
ンプ、例えば第1の油圧ポンプ2、及び第2の油圧ポン
プ3と、これらの油圧ポンプ2,3から吐出される圧油
により駆動する複数のアクチュエータ、例えば排土板用
シリンダ4、旋回モータ5、左走行モータ6、アームシ
リンダ7、バケットシリンダ9、スイングシリンダ1
0、ブームシリンダ11、右走行モータ12とを備えて
いる。
【0018】上述した各アクチュエータのうちの排土板
用シリンダ4、旋回モータ5、左走行モータ6、アーム
シリンダ7、バケットシリンダ9、スイングシリンダ1
0、ブームシリンダ11、及び右走行モータ12は、前
述したとおり常設のアクチュエータである。
【0019】また、第1の油圧ポンプ2のセンタバイパ
スラインには、上述した排土板用シリンダ4の駆動を制
御する排土板用方向切換弁4a、旋回モータ5の駆動を
制御する旋回用方向切換弁5a、左走行モータ6の駆動
を制御する左走行用方向切換弁6a、アームシリンダ7
の駆動を制御するアーム用方向切換弁7a、及び予備用
方向切換弁8aが接続されている。
【0020】第2の油圧ポンプ3のセンタバイパスライ
ンには、右走行モータ12の駆動を制御する右走行用方
向切換弁12a、ブームシリンダ11の駆動を制御する
ブーム用方向切換弁11a、スイングシリンダ10の駆
動を制御するスイング用方向切換弁10a、バケットシ
リンダ9の駆動を制御するバケット用方向切換弁9aが
接続されるとともに、合流管路21を介して上述したア
ーム用方向切換弁7a、予備用方向切換弁8aが接続さ
れている。すなわち、アームシリンダ7には、合流管路
21を介して第1の油圧ポンプ2の圧油と、第2の油圧
ポンプ3の圧油が合流して供給可能になっている。
【0021】また、左走行用方向切換弁6aの入力ポー
トと右走行用方向切換弁12aの入力ポートとを連絡す
る連絡管路16を備え、この連絡管路16の途中には、
当該連絡管路16を連通状態及び遮断状態のいずれかに
保持する連通・遮断切換弁17を備えている。連通・遮
断切換弁17の駆動部には、ブーム用方向切換弁11
a、アーム用方向切換弁7a等の中立位置からの切換え
操作を検出し、連絡管路16を連通させる状態に連通・
遮断切換弁17を切換える信号圧を、当該連通・遮断切
換弁17に導く信号管路19が接続されている。この信
号管路19の信号圧は、パイロット油圧源18によって
与えられる。以上の構成については、前述した図2に示
すものと同等である。
【0022】本実施形態にあっては特に、第2の油圧ポ
ンプ3の圧油を第1の油圧ポンプ2の圧油に合流してア
ーム用方向切換弁7aに供給可能な合流管路21に、当
該合流管路21を連通状態、遮断状態のいずれかに切り
換える切換弁20を備えている。
【0023】このように構成した本実施形態にあって
は、例えば速い作業速度が求められるアーム34の単独
操作時には、図1に示すように合流管路21を連通させ
るように切換弁20を上段位置に切換え操作すればよ
い。これにより、アーム用方向切換弁7aには、第1の
油圧ポンプ2の圧油とともに、合流管路21を介して第
2の油圧ポンプ3の圧油が供給され、アームシリンダ7
は、これらの第1、第2の油圧ポンプ2,3の合流流量
により駆動し、速い作動速度を確保することができ、ア
ーム34を所望の速い作業速度で駆動させることができ
る。
【0024】また、水平均し作業に際してのアーム・ブ
ーム複合微操作時には、合流管路21を遮断するように
切換弁20を同図1の下段位置に切換え操作すればよ
い。これにより合流管路21が遮断されるとともに、第
2の油圧ポンプ3に連なるセンタバイパスラインがタン
クに連通し、アームシリンダ7を駆動する第1の油圧ポ
ンプ2側の回路と、ブームシリンダ11を駆動する第2
の油圧ポンプ3側の回路とが独立して形成される。すな
わち、第1の油圧ポンプ2の圧油がアーム用方向切換弁
7aを介してアームシリンダ7に供給され、第2の油圧
ポンプ3の圧油がハーフ操作されるブーム用方向切換弁
11aを介してブームシリンダ11に比較的少ない流量
供給され、特に、ブームシリンダ11の作動速度が遅く
なり、所望のアーム・ブーム複合微操作を実現できる。
【0025】なお、通常の掘削時などにあっても、アー
ム・ブーム複合操作が実施されるが、この場合に、合流
管路21を遮断させるように切換弁20を切換え操作し
てもよい。これにより前述したように、アームシリンダ
7、ブームシリンダ11を互いに独立に制御できる。ま
た、アーム用方向切換弁7a、ブーム用方向切換弁11
aがフル操作されるという観点からすれば、合流管路2
1を連通させるように切換弁20を切換え操作してもよ
い。このように、合流管路21が連通していても、ブー
ム用方向切換弁11aがフル操作されると、第2の油圧
ポンプ3の圧油が合流管路21に供給されなくなり、結
局、合流管路21を遮断させるように切換弁20を切換
え操作したのと同じような状態となり、アームシリンダ
7、ブームシリンダ11を互いに独立に制御でき、所望
の掘削作業等を実施することができる。
【0026】このように構成した実施形態によれば、2
つの油圧ポンプ2,3の合流によるアームシリンダ7の
増速、及び通常の掘削時等のアーム・ブーム複合操作に
おけるアームシリンダ7の駆動、ブームシリンダ11の
駆動のそれぞれの独立を実現できるとともに、アーム・
ブーム複合微操作におけるアームシリンダ7の駆動、ブ
ームシリンダ11の駆動のそれぞれの独立も実現させる
ことができ、ブームシリンダ11はアームシリンダ7の
負荷圧の変動の影響を受けず、アーム用方向切換弁7
a、ブーム用方向切換弁11aそれぞれの操作量に応じ
た個別の速度制御を実現することができ、アーム34と
ブーム33とをマッチングさせながら、特にブーム33
をゆっくり動かしながら、所望の水平均し作業をおこな
わせることができる。
【0027】したがって、このアーム・ブーム複合微操
作に際して、アーム用方向切換弁7aを操作するアーム
用レバーの操作量とアーム34の作業速度、及びブーム
用方向切換弁11aを操作するブーム用レバーの操作量
とブーム33の作業速度をそれぞれ一致させることがで
き、このアーム・ブーム複合微操作の良好な操作性を確
保することができ、水平引き作業の作業能率、及び作業
精度を向上させることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、アーム・ブーム複合微
操作に際し、アームシリンダ、ブームシリンダそれぞれ
の駆動の独立性を確保することができ、ブームシリンダ
は、アームシリンダの負荷圧の変動の影響を受けること
がなく、アーム用方向切換弁、ブーム用方向切換弁それ
ぞれの操作量に一致した個別のアームシリンダ、ブーム
シリンダそれぞれの速度制御を実現させることができ、
これにより、このアーム・ブーム複合微操作の良好な操
作性を確保することができ、従来に比べて水平均し作業
の作業能率、及び作業精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業機械の油圧回路の一実施形態を示
す回路図である。
【図2】この種の従来の作業機械の油圧回路の一例を示
す回路図である。
【図3】図2に示す油圧回路が備えられる作業機械すな
わちミニショベルを示す側面図である。
【符号の説明】
2 第1の油圧ポンプ 3 第2の油圧ポンプ 7 アームシリンダ 7a アーム用方向切換弁 11 ブームシリンダ 11a ブーム用方向切換弁 20 切換弁 21 合流管路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2の油圧ポンプと、アームシリ
    ンダ及びブームシリンダと、 上記第1の油圧ポンプに連なるセンタバイパスライン上
    に配置され、上記アームシリンダに供給される圧油の流
    れを制御するアーム用方向切換弁と、 上記第2の油圧ポンプに連なるセンタバイパスライン上
    に配置され、上記ブームシリンダに供給される圧油の流
    れを制御するブーム用方向切換弁と、 上記第2の油圧ポンプに連なるセンタバイパスラインの
    上記ブーム用方向切換弁の下流に接続され、上記第2の
    油圧ポンプの圧油を上記第1の油圧ポンプの圧油に合流
    して上記アーム用方向切換弁に供給可能な合流管路を備
    えた作業機械の油圧回路において、 上記合流管路に、当該合流管路を連通状態、遮断状態の
    いずれかに切換える切換弁を備えたことを特徴とする作
    業機械の油圧回路。
JP07329116A 1995-12-18 1995-12-18 作業機械の油圧回路 Expired - Fee Related JP3119293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07329116A JP3119293B2 (ja) 1995-12-18 1995-12-18 作業機械の油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07329116A JP3119293B2 (ja) 1995-12-18 1995-12-18 作業機械の油圧回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09165794A true JPH09165794A (ja) 1997-06-24
JP3119293B2 JP3119293B2 (ja) 2000-12-18

Family

ID=18217797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07329116A Expired - Fee Related JP3119293B2 (ja) 1995-12-18 1995-12-18 作業機械の油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3119293B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100559238B1 (ko) * 1998-05-25 2006-05-25 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 엑츄에이터 연동기능을 갖는 건설기계용 유압회로
CN103470556A (zh) * 2013-08-30 2013-12-25 湖南三一路面机械有限公司 一种多路阀合流液压系统及平地机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100559238B1 (ko) * 1998-05-25 2006-05-25 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 엑츄에이터 연동기능을 갖는 건설기계용 유압회로
CN103470556A (zh) * 2013-08-30 2013-12-25 湖南三一路面机械有限公司 一种多路阀合流液压系统及平地机
CN103470556B (zh) * 2013-08-30 2016-07-27 湖南三一路面机械有限公司 一种多路阀合流液压系统及平地机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3119293B2 (ja) 2000-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101932304B1 (ko) 작업 기계의 유압 구동 장치
JPH076530B2 (ja) 油圧ショベルの油圧回路
KR20090031817A (ko) 백호의 유압 시스템
WO2005019656A1 (ja) 油圧駆動制御装置
JP6298716B2 (ja) 作業機械
JP2583148B2 (ja) 油圧式掘削機の油圧制御回路
JP6242312B2 (ja) 建設機械の油圧システム
KR20030008069A (ko) 굴삭기의 주행 및 프론트작업의 복합작업용 유압제어장치
JP3076210B2 (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JPH10102546A (ja) 建設機械の油圧回路
JPH07238575A (ja) 走行用油圧装置
JPH09165794A (ja) 作業機械の油圧回路
JP7001554B2 (ja) クレーン機能付き油圧ショベル
JPH09165796A (ja) 作業機械の油圧回路
JP3142640B2 (ja) 油圧作業機の油圧回路
JPH09165791A (ja) 作業機械の油圧回路
JPH116174A (ja) 建設車両のアクチュエータ作動回路
JPH05126104A (ja) 建設機械の油圧回路
JPH11131530A (ja) 建設機械の走行制御装置
JP3379218B2 (ja) 油圧作業車両の油圧回路
JPH09158256A (ja) 作業機械の油圧回路
JP3130781B2 (ja) 作業機械の油圧回路
JPH08270021A (ja) 建設機械の油圧回路
JPH07158377A (ja) クローラドリルの穿孔制御装置
JP2574070Y2 (ja) アクチュエータの作動油切換装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071013

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081013

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees