JPH09164987A

JPH09164987A - 自転車用ブレーキ装置

Info

Publication number: JPH09164987A
Application number: JP35112895A
Authority: JP
Inventors: Seizo Ando; 清三安藤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-12-14
Filing date: 1995-12-14
Publication date: 1997-06-24

Abstract

(57)【要約】【課題】自転車のハンドル握部とブレーキ機具の間隔
を近距離にとり、作動力を最大に発揮できるようにし
た、自転車用のブレーキ装置の提供。【解決手段】ハンドルの握部の下端に空洞部を作り、
ブレーキ使用時に、空洞に、ブレーキレバーが入り込む
機能を確保し、規定の作動角度を適切充分にとると共
に、停止目的を速やか安全にし、保護具、又は作動板を
取り付けることにより迅速に目的を達成させることを特
徴としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用のブレキ
ーに関する、ハンドルの握部とブレキーの間隔を作動し
やすいように近距離に保ち、一瞬のうちに作動力を最大
に発揮出来るようにした自転車用のブレーキ装置に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、自転車用のブレーキは、両輪を停
止させる距離的な構成などのため、ハンドルの握部とブ
レーキの間隔は作動角度が充分とれないため、ある程度
の間隔をとり、開いていた。そのために、指先をブレー
キ部分に掛ける一瞬の時間がかかり、停止が遅れ、瞬間
的な停止能力を充分に発揮することが出来なかった。こ
の間隔があるための欠陥が、瞬間的の動作や子供、手の
障害者などは、ハンドル握部よりブレーキレバーを作動
させるのに時間がかかり、急に停止することが出来ず、
事故の原因となり交通安全上問題視されていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の請求項１に記
載の発明は、ハンドルの握部の下端に空洞を作り、ブレ
ーキを指先で作動させた場合、その先端の一部が、空洞
に入り込むようにしたので、一定の作動角度を充分にと
ることが出来、車の停止目的を最大限に発揮するると共
に、握部とレバー部が少間隔ですむようにした、自転車
用のブレーキ装置の提供を目的とするものである。ま
た、請求項２記載の発明は、請求項１に記載の発明の目
的に加えて、握部とブレーキレバー部に保護具を設け
て、保護具にそって常時手先がブレーキレバーを握る状
態にあるため即座にブレーキレバーを操作できるように
した自転車用のブレーキ装置の提供を目的とするもので
ある。更に、請求項３のものは、握部に切り込み部を設
けて、ブレーキレバーに取り付けた作動板が空洞部に速
やかに入り込み、作動距離を速やかに確保しつつ安全堅
固に握部を保持し、操作手は常時レバー付近にあるよう
にしたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前述の目的を達成させる
ため、本発明の請求項１記載の発明は、ハンドルの握部
１の下方向、ブレーキレバー３側方向に空洞部２を穿
ち、空間部２にはめ込むようにブレーキレバー３の位置
を、設置したことを特徴とするものである。また、請求
項２記載の発明は、前記のハンドル握部１とブレーキレ
バー３を包み込むように保護具５を装備し、保護具５を
保持するため、握部カバー４を着けたことを特徴とした
ものである。請求項３記載のものは、ハンドル握部１の
下面に切り込み部６を握部１にそって設けて空洞部２と
連結し、ブレーキレバー３の上部に作動板７を設けて、
ブレーキレバー３を作動させた時に作動板７は切り込み
部より空洞内２に入り込み、ブレーキレバー３の作動距
離を充分にとれるようにしたものである、尚、転倒など
の場合、ブレーキレバー３が離脱しないように作動板７
の上部の一部にストッパー８を設けた。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。第１図に図示したように、ハンドル
握部１の下側方向、ブレーキレバー３側の方向に空洞部
２を穿つ、ブレーキレバー３が空間の部分に入り込むよ
うな位置にブレーキレバー３の設置位置を設定する。

【０００６】前記のハンドル握部１とブレーキレバー３
を包み込むように保護具５を設け、これを安定起動する
ために握部カバー４を固着させる。（第２図参照）保護
具５の材質は、弾力性軟柔なゴム質や合成樹脂などが適
合し、筒状のものを差し込むか、その上辺をハンドル握
部上面に固着させてもよい、また、その外部面に模様、
イラストなどを描き宣伝や遊び心を作製することも可能
である。また、両者の場合ハンドル握部に握部カバー４
を着用することにより動作の安定度が増強するものであ
る。

【０００７】第３図に図示したものは、ブレーキレバー
３の上部に作動板７を固着連結し、作動時に切り込み部
６を経て空洞部２の内部に入り込むようにして、ブレー
キの作動距離を確保するものであり、万一転倒などで機
具が壊れても握部１より作動板７が脱落しないようスト
ッパー８を設けたものである。

【０００８】

【実施例】請求項１に示す例の場合、自転車に乗り通常
にハンドルの握部１をにぎる、この場合指先の一部は軽
くブレーキレバー３に触れていてもよい、停止する場合
はブレーキレバー３を手先で締め上げる、この時ブレー
キレバー３は上部の空洞部２の中に食い入るように入
り、停止角度を充分に発揮することができる。

【０００９】請求項２に示す例の場合は、握部１とブレ
ーキレバー３を包むように保護具５があるので、手先は
自然にブレーキレバー３付近にあり、停止動作はより一
層機敏に作動させることができる。

【００１０】請求項３に示すものは、ハンドルの握部１
の下面に切り込み部６を穿ち、空洞部２と連結すること
により、ブレーキレバー３を手で絞り上げて作動させる
と、作動板７も一緒に空洞部２の内部に動いて、ブレー
キ作動距離を充分に確保することが出来るので自転車は
停止する、この場合ブレーキレバー３はハンドルの握り
部１と近距離にあるため操作動作がし易く安全である。
握部１に握部カバー４を着具して操作容易にすることが
出来、更に、ストッパー８により作動板７が脱落するこ
とが無く安全である。

【００１１】

【発明の効果】以上述べた本発明の自転車用ブレーキ装
置は次のような効果が期待できる。ハンドル握部とブレ
ーキレバーとの設置間隔を少なくとることが出来るの
で、子供や指先の障害者でも、機敏な動作で、停止動作
をとることができる。ハンドル握部とブレーキレバーを
保護具で包み込むことによって、常に握り手がブレーキ
レバー付近にあるため、前述の作動動作を一層早く容易
にすることができる、更に、保護具に、イラスト、模
様、住所名前、を明記できるので、従来にない意匠的効
果も期待できる。更に、作動板の設置により、上記の意
匠的効果の他にスマートな外観効果が期待でき、操作の
便利さが保たれる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願発明の一実施形態を示す斜視図。

【図２】本願発明の一実施形態と作動を示す斜視
図

【図３】本願発明の作動板設置作動を示す斜視図

【図４】本願発明の作動板の拡大斜視図

【符号の説明】

１・握部２・空洞部３・ブレーキレバー４
・握部カバー５・保護具６・切り込み部７・作動板８
・ストッパー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ハンドルの握部（１）の下面、ブレーキ
レバーの並列設置側に空洞部（２）を穿ち、空洞部
（２）内部を含む嵌入作動距離にブレーキレバー（３）
を固定したことを特徴とする自転車用ブレーキ装置。
【請求項２】ハンドル握部（１）とブレーキレバー
（３）を把持状に保持する保護具（５）を遊着し、握部
（１）の上方部分に握部カバー（４）を巻着装備した請
求項１記載の自転車用ブレーキ装置。
【請求項３】ハンドル握部（１）の下面に切り込み部
（６）を設置、ブレーキレバー（３）の上部に作動板
（７）を固着連結し、その上面の一部にストッパー
（８）を設置して成る請求項１記載の自転車用ブレーキ
装置