JPH09164334A - 軽油の水素化脱硫触媒の調製法 - Google Patents
軽油の水素化脱硫触媒の調製法Info
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Abstract
物をも効果的に除去することができる軽油の水素化脱硫
触媒の調製法を提供する。 【解決手段】 無機酸化物担体上に、触媒基準で、一段
目にモリブデンを酸化物換算で5〜20質量%担持し、
乾燥、焼成の後、二段目にモリブデンを酸化物換算で5
〜15質量%、ニッケルを酸化物換算で1〜10質量%
担持し、乾燥し、150〜350℃で焼成する。
Description
難脱硫性とされる硫黄化合物をも効果的に除去すること
ができる軽油の水素化脱硫触媒の調製法に関する。
それらの油を燃料として使用した場合には、硫黄化合物
中の硫黄が硫黄酸化物に転化し大気中に排出される。し
たがって、燃焼した場合の大気の汚染を考慮すれば、炭
化水素油中の硫黄含有量は、できる限り少ないことが望
ましい。硫黄含有量の低減は、炭化水素油を接触水素化
脱硫することによって達成することができる。
硫黄分に対する規制がより厳しくなる(従来の0.2w
t%から0.05wt%に規制される)のに伴い、一層
の深度脱硫が要求されており、この領域において難脱硫
性物質とされる4−MDBT(4メチルジベンゾチオフ
ェン)や4,6−DMDBT(4,6ジメチルジベンゾ
チオフェン)が中心となった難脱硫性物質の処理が必要
となっている。
に使用されている触媒は、周期表第VI族(以下、「第
6族」と記す)金属と周期表第VIII族(以下、「第
8族」と記す)金属を活性金属とし、アルミナ、マグネ
シア、シリカ等の酸化物担体上に担持した触媒であり、
一般に、第6族金属としてはMoが用いられ、第8族金
属としてはCoやNiが用いられている。ここで、第6
族金属のMoは、必須の活性金属であり、硫化処理によ
り二硫化モリブデンとすることにより、水素化脱硫活性
が発現すると言われている。
等の添加が報告されている(特開昭52−1350
3)。また、担体として用いる無機酸化物中にゼオライ
トを混入するという技術も報告されている(特開昭56
−20087)。さらに、これらを両方を用いた技術も
報告されている(特開昭61−12696、特開平2−
214544)。
属の塩の水溶液を使用した含浸法が広く用いられてお
り、モリブデンに関してはアンモニウム塩が主に用いら
れている。しかし、このモリブデンの担持方法は必ずし
も有効ではなく、現在の含浸法で得られるモリブデン担
持触媒は、モリブデンを有効に活用することのできる触
媒ではないと考えられる。
金属であるモリブデンを有効に活用することのできる水
素化脱硫触媒の調製法を提供することを目的とする。
に検討を重ねた結果、活性金属を無機酸化物担体に担持
する際に、モリブデンを2回に分けて担持することと
し、先ず一段目でモリブデンの一定量を担体に担持し、
乾燥、焼成を行い、次いで二段目でモリブデンの残りの
量とニッケルの一定量を、これら2成分の混合物の形
(例えば、混合溶液)で担持し、乾燥し、低温で焼成し
て調製した触媒が、難脱硫性硫黄化合物をも効果的に除
去し得る触媒であるとの知見を得て、本発明を完成する
に至った。
に、触媒基準で、一段目にモリブデンを酸化物換算で5
〜20質量%担持し、乾燥、焼成の後、二段目にモリブ
デンを酸化物換算で5〜15質量%、ニッケルを酸化物
換算で1〜10質量%担持し、乾燥し、150〜350
℃と言う低温で焼成することを特徴とする軽油の水素化
脱硫触媒の調製法を要旨とする。
機酸化物である。この無機酸化物としては、種々のもの
が使用でき、例えば、シリカ、アルミナ、ボリア、マグ
ネシア、チタニア、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネ
シア、シリカ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ−
ベリリア、シリカ−チタニア、シリカ−ボリア、アルミ
ナ−ジルコニア、アルミナ−チタニア、アルミナ−ボリ
ア、アルミナ−クロミア、チタニア−ジルコニア、シリ
カ−アルミナ−トリア、シリカ−アルミナ−ジルコニ
ア、シリカ−アルミナ−マグネシア、シリカ−マグネシ
ア−ジルコニア等であり、これらは単独で、あるいは2
種以上を組合せて使用することができる。
としては、アルミナ、シリカ−アルミナ、アルミナ−チ
タニア、アルミナ−ボリア、アルミナ−ジルコニアが挙
げられ、特に好ましくはγ−アルミナである。
る本発明の触媒)には、モンモリロナイト、カオリン、
ハロサイト、ベントナイト、アダバルガイト、ボーキサ
イト、カオリナイト、ナクライト、アノーキサイト等の
粘土鉱物を1種以上含ませてもよい。
積は、特に限定されないが、250m2/g以上が好ま
しい。担体の細孔容積も、特に限定されないが、0.4
〜1.2cc/gが好ましい。担体の平均細孔径は、特
に限定されないが、製品触媒の平均細孔径は、50〜1
30Åであることが好ましい。
びモリブデンをそれぞれ特定量で担持するが、このと
き、一段目でモリブデンを担持させ、二段目でニッケル
とモリブデンとを担持させる、と言う手法で担持させ
る。
で、酸化物換算で、5〜20質量%、好ましくは7〜1
5質量%である。二段目のモリブデンの担持量は、触媒
基準で、酸化物換算で、5〜15質量%、好ましくは7
〜12質量%である。一段目と二段目で担持するモリブ
デンの和が10質量%より少ないと、活性点として働く
モリブデンの絶対量が少なくなりすぎて、水素化脱硫活
性が発現せず、35質量%より多いと、金属モリブデン
の凝集が起こり、逆に活性点の数が減少して、水素化脱
硫活性が低下してしまう。
換算で、1〜10質量%、好ましくは3〜7質量%であ
る。ニッケルが、1質量%未満であると、水素化脱硫活
性が発現せず、10質量%より多くても、それに見合う
該活性の向上は得られず、経済的に不利となる。
ケルとの質量比(以下、質量比と表す)は、酸化物換算
で、MoO3/NiO=1〜3が望ましい。質量比が1
より小さいと、担持するモリブデンの量が少なすぎ、製
品触媒の高活性は望めず、3より大きければ、含浸担持
する場合のモリブデンとニッケルとの混合溶液の調製が
困難となり、同様に高活性触媒の調製が困難となる。
ると、一度に大量のモリブデンを担持させなければなら
ず、モリブデンの凝集を抑えることができないばかり
か、含浸担持の場合には含浸液の調製が困難となる。な
お、モリブデンの担持回数が3回以上だと、触媒調製コ
ストが高騰して、経済的に不利となるばかりか、特に含
浸担持の場合は、含浸回数の増加による活性金属の凝集
を抑えることができず、触媒担体の細孔の閉塞および表
面積の低下を招き、触媒の活性低下となる。
採用する場合は、上記各成分を溶解させて調製した各含
浸用の溶液を、上記担体に順次含浸するが、このときの
含浸順序は、 1)一段目において、上記担体にモリブデン溶液を含浸
する、 2)二段目において、一段目含浸後のものに、モリブデ
ンとニッケルの混合溶液を含浸する、の順序でなければ
ならない。一段目でモリブデンとニッケルの混合溶液を
含浸すると、二段目で含浸するモリブデンがニッケルの
上に吸着してしまい、所望の活性が達成できないばかり
か、むしろ活性の低い触媒となってしまう。
る場合、含浸用溶液中のモリブデン化合物は、一段目、
二段目を問わず、種々のものが使用できる。具体的に
は、(NH4)6Mo7O24・4H2Oで表されるモ
リブデン酸アンモニウム、H3(PMo12O40)・
30H2Oで表されるモリブドリン酸、MoO3で表さ
れる酸化モリブデン等が挙げられ、これらは単独で用い
てもよいし、2種以上を組合せて用いてもよい。
合溶液中のニッケルの塩としては、酢酸塩、ギ酸塩が使
用でき、これらは、それぞれ単独で、あるいは2種以上
を組合せて用いることができる。ニッケルの塩が、炭酸
塩、硫酸鉛、塩酸塩、燐酸塩等であると、モリブデンと
の混合溶液を調製する際、上記のモリブデン化合物とニ
ッケルの塩が相互作用を起こし易く、ゲル化してしま
い、含浸が困難となる。
の溶媒は、特に限定されず、種々のものが使用できる。
例えば、水、アンモニア水、アルコール類、エーテル
類、ケトン類、芳香族類が挙げられ、好ましくは、水、
アンモニア水、アセトン、メタノール、n−プロパノー
ル、i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノー
ル、ヘキサノール、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等で
あり、特に好ましくは水である。
を調製する際には、上記のモリブデン化合物、ニッケル
の塩の溶解を完全にするために、担持するニッケルに対
し、モル数換算で10倍以上のアンモニアを用いること
が望ましい。アンモニアがモル比で10倍より少ない
と、モリブデン化合物とニッケルの塩が相互作用を起こ
し、ゲル化を起こし、含浸液の調製が困難となる。
ルの混合溶液を構成する各活性成分の配合割合(すなわ
ち、各溶液の濃度)は、特に限定するものではないが、
含浸操作および乾燥焼成操作の容易性を考慮すれば、こ
れら各々の含浸操作における溶媒の量を、担体100g
に対して、50〜150g、好ましくは70〜90gと
することが適していることから、この溶媒量を考慮し
て、各活性成分が、焼成後の触媒に対して、前述した酸
化物換算の量となるような割合とすればよい。
は、特に限定しないが、通常は、一段目、二段目とも、
温度は10〜100℃、好ましくは10〜50℃、さら
に好ましくは15〜30℃、時間は、15分〜3時間、
好ましくは20分〜2時間、さらに好ましくは30分〜
1時間が適している。なお、一段目、二段目とも、攪拌
を伴うことが好ましい。
段目、二段目の各含浸操作の後に、乾燥、焼成を行う。
このときの乾燥は、一段目、二段目の含浸を問わず、風
乾、熱風乾燥、加熱乾燥、凍結乾燥等の種々の方法によ
り行うことができる。
00〜550℃、好ましくは450〜500℃、時間
は、2〜10時間、好ましくは3〜5時間が適してい
る。
たモリブデンの酸化物の結晶が析出し、表面積、細孔容
積の低下による活性の低下を引き起こし、低すぎると、
担持した塩に含まれるアンモニアや酢酸イオン等が脱離
せず、触媒の活性表面の露出が不十分となって、やはり
活性の低下を引き起こす。したがって、本発明では、1
50〜350℃、好ましくは200〜300℃が適して
いる。二段目の焼成時間は、2〜10時間、好ましくは
3〜5時間が適している。
おいて、比表面積および細孔容積は、触媒として機能す
ることができれば特に限定されるものではないが、難脱
硫性物質を効果的に除去するためには、比表面積は20
0m2/g以上、細孔容積は0.4〜1.2cc/gが
好ましい。
70〜80Åが適している。平均細孔径が60Å未満で
あると、反応物質が細孔内に拡散し難く、したがって難
脱硫性物質の核水素化反応が効果的に生じないばかり
か、触媒として機能させるのに必要な物性(比表面積、
細孔容積)を得ようとすると、機械的強度が不足するな
ど、触媒製造上困難な問題が発生する。
の拡散性は良いものの、触媒の有効表面積が小さくなる
ので、やはり難脱硫性物質の除去が困難となる。より詳
細には、深度脱硫反応を行う場合は、生成軽油の色相を
悪化させずに、硫黄分を所定レベル以下まで減少させる
ことが重要であるため、液空間速度を低くした運転を行
うことが多い。この場合には、接触時間が長くなるの
で、平均細孔径が90Åよりも大きい触媒を使用して反
応物質の拡散性を良くする必要は無くなるばかりか、逆
に平均細孔径が90Åより大きい触媒を使用すると、細
孔内に拡散した反応物質と反応表面との接触効果が低下
して、活性の向上が認められなくなる。
細孔径±15Åの細孔径を有する細孔の割合)は、70
%以上、好ましくは80%以上が適している。細孔径分
布の値が小さく、分布曲線がブロードであると、平均細
孔径が理想的な値であっても、反応に有効な細孔の数が
相対的に少なくなってしまい、高活性な触媒が期待でき
ない。
のではなく、通常の触媒形状に用いられる種々の形状に
することができ、例えば、四葉型や円柱形等を使用する
ことができる。大きさは、通常、1/10〜1/22イ
ンチが適している。
知の触媒あるいは公知の無機質酸化物担体と混合して使
用してもよい。
素化脱硫できる原料油としては、原油の常圧蒸留で得ら
れる直留軽油、あるいは接触分解装置から生成する分解
軽油、減圧蒸留で得られる減圧軽油等が挙げられ、一般
性状的には、沸点が150〜600℃、好ましくは20
0〜400℃、硫黄分量が3質量%以下、好ましくは
2.5質量%以下、密度(15℃)が0.94g/cm
3以下のものが好適である。
での接触水素化処理による脱硫装置に使用する場合にお
いては、固定床、移動床または流動床として使用し、こ
こに脱硫すべき軽油を導入し、高温、高圧(相当の水素
分圧)下で、所望の脱硫を行う。最も、一般的には、触
媒を固定床として維持し、軽油が該固定床を下方に通過
するようにする。触媒は、単独の反応器で使用すること
もでき、さらに連続した幾つかの反応器で使用すること
もできる。特に、原料油が比較的重質の軽油の場合に
は、多段反応器を使用するのが好ましい。
が約200〜500℃、より好ましくは約250〜40
0℃で、液空間速度が約0.05〜5.0hr−1、よ
り好ましくは約0.1〜4.0hr−1で、水素分圧が
約1〜20MPa、より好ましくは約3〜10MPa
で、触媒と接触させる。
gを水75gに溶解させ撹拌し、さらにモリブデン酸ア
ンモニウムが完全に溶解するまでアンモニア水(アンモ
ニア濃度30%)10gを添加し撹拌し、モリブデン酸
アンモニウム水溶液を調製した。
モニウム17.4gと酢酸ニッケル23.8gをアンモ
ニア水(アンモニア濃度30%)60gと水15gの混
合溶液に溶解させ攪拌し、モリブデン酸アンモニウムと
酢酸ニッケルの混合水溶液を調製した。
を、ナス型フラスコ中で、比表面積312m2/g、細
孔容積0.71cc/g、平均細孔径85Åのγ−アル
ミナ担体100gに含浸した。含浸温度は、常温とし、
含浸時間は1時間とした。この後、乾燥(風乾)し、マ
ッフル炉中で500℃にて4時間焼成を行い、一段目の
含浸担持を終了した。
フラスコ中で、モリブデン酸アンモニウムと酢酸ニッケ
ルの混合水溶液を、一段目の含浸操作と同様の条件で含
浸し、乾燥(風乾)し、マッフル炉中で250℃にて4
時間低温焼成を行い、二段目の含浸担持を終了し、触媒
Aを調製した。
6.1gを7.7g、二段目の含浸用混合水溶液のモリ
ブデン酸アンモニウム17.4gを15.3gに代える
以外は実施例1と同様の方法で触媒Bを得た。
6.1gを37.8g、二段目の含浸用混合水溶液のモ
リブデン酸アンモニウム17.4gを18.9gに代え
る以外は実施例1と同様の方法で触媒Cを得た。
6.1gを24.5g、二段目の含浸用混合水溶液のモ
リブデン酸アンモニウム17.4gを8.2gに代え、
二段目の焼成温度を150℃にする以外は実施例1と同
様の方法で触媒Dを得た。
6.1gを28.4g、二段目の含浸用混合水溶液のモ
リブデン酸アンモニウム17.4を28.4gに代え、
二段目の焼成温度を350℃にする以外は実施例1と同
様の方法で触媒Eを得た。
14.0gに代える以外は実施例1と同様の方法で触媒
Fを得た。
34.3gに代える以外は実施例1と同様の方法で触媒
Gを得た。
17.4gを11.8gに代え、二段目の焼成温度を2
00℃にする以外は実施例1と同様の方法で触媒Hを得
た。
17.4gを21.6gに代え、二段目の焼成温度を3
00℃にする以外は実施例1と同様の方法で触媒Iを得
た。
gを水75gに溶解させ撹拌し、さらにモリブデン酸ア
ンモニウムが完全に溶解するまでアンモニア水(アンモ
ニア濃度30%)10gを添加し撹拌し、モリブデン酸
アンモニウム水溶液を調製した。
7.8gを水75gに溶解させ攪拌し、硝酸ニッケル水
溶液を調製した。
を、ナス型フラスコ中で、比表面積312m2/g、細
孔容積0.71cc/g、平均細孔径85Åのγ−アル
ミナ担体100gに含浸した。含浸温度は、常温とし、
含浸時間は1時間とした。この後、乾燥(風乾)し、マ
ッフル炉中で500℃にて4時間焼成を行い、一段目の
含浸担持(モリブデン酸アンモニウム水溶液の含浸担
持)を終了した。
フラスコ中で、硝酸ニッケル水溶液を、一段目の含浸操
作と同様の条件で含浸し、乾燥(風乾)、焼成(硝酸ニ
ッケル水溶液の含浸担持)を終了し、触媒Jを調製し
た。
様の方法で触媒Kを得た。
様の方法で触媒Lを得た。
6.1gを23.9g、二段目の含浸用混合水溶液のモ
リブデン酸アンモニウム17.4を4.8gに代える以
外は実施例1と同様の方法で触媒Mを得た。
6.1gを30.6g、二段目の含浸用混合水溶液のモ
リブデン酸アンモニウム17.4を40.9gに代える
以外は実施例1と同様の方法で触媒Nを得た。
6.1gを4.5g、二段目の含浸用混合水溶液のモリ
ブデン酸アンモニウム17.4を14.9gに代える以
外は実施例1と同様の方法で触媒Oを得た。
6.1gを51.1g、二段目の含浸用混合水溶液のモ
リブデン酸アンモニウム17.4を20.4gに代える
以外は実施例1と同様の方法で触媒Pを得た。
アンモニムと酢酸ニッケルの混合水溶液の含浸の順序を
入れ替える以外は実施例1と同様の方法で触媒Qを得
た。
た触媒A〜Qの組成を表1に、性状を表2に示す。
を用い、表3の条件で、軽油の水素化脱硫反応を行い、
100時間通油後の製品油中の硫黄含有量を測定し、数
1の式に基づいて反応速度定数を求め、触媒Jの値を1
00とした相対評価で触媒の性能評価を行った。この結
果は、表4に示した。
るモリブデンを二段に分けて担持するため、担持したモ
リブデンを有効に活用することができ、反応速度定数か
ら求めた脱硫比活性を、従来触媒に比較して著しく高く
することができる。このように、本発明の方法で得られ
る触媒によれば、硫黄含有量の少ない燃料油の製造が可
能なため、本発明の方法は、実用上極めて有益である。
Claims (1)
- 【請求項1】 無機酸化物担体上に、触媒基準で、一段
目にモリブデンを酸化物換算で5〜20質量%担持し、
乾燥、焼成の後、二段目にモリブデンを酸化物換算で5
〜15質量%、ニッケルを酸化物換算で1〜10質量%
担持し、乾燥し、150〜350℃で焼成することを特
徴とする軽油の水素化脱硫触媒の調製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34786495A JP3682106B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 軽油の水素化脱硫触媒の調製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34786495A JP3682106B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 軽油の水素化脱硫触媒の調製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09164334A true JPH09164334A (ja) | 1997-06-24 |
JP3682106B2 JP3682106B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=18393118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34786495A Expired - Fee Related JP3682106B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 軽油の水素化脱硫触媒の調製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3682106B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6267874B1 (en) | 1997-11-18 | 2001-07-31 | Tonengeneral Sekiyu K.K. | Hydrotreating catalyst and processes for hydrotreating hydrocarbon oil with the same |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP34786495A patent/JP3682106B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6267874B1 (en) | 1997-11-18 | 2001-07-31 | Tonengeneral Sekiyu K.K. | Hydrotreating catalyst and processes for hydrotreating hydrocarbon oil with the same |
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---|---|
JP3682106B2 (ja) | 2005-08-10 |
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