JPH09163263A - ワイド画面テレビジョン受信機 - Google Patents

ワイド画面テレビジョン受信機

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Publication number
JPH09163263A
JPH09163263A JP32054195A JP32054195A JPH09163263A JP H09163263 A JPH09163263 A JP H09163263A JP 32054195 A JP32054195 A JP 32054195A JP 32054195 A JP32054195 A JP 32054195A JP H09163263 A JPH09163263 A JP H09163263A
Authority
JP
Japan
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detection
letterbox
wide
circuit
video signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP32054195A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Akamatsu
直樹 赤松
Kazuo Konishi
和夫 小西
Koichi Sato
耕一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP32054195A priority Critical patent/JPH09163263A/ja
Publication of JPH09163263A publication Critical patent/JPH09163263A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レターボックス検出の検出動作の安定度を確
保し、さらにその検出性能を高める。 【解決手段】 レターボックス検出回路19において、
黒レベル検出回路14は、映像復調回路12からのビデ
オ信号をしきい値発生回路15からのしきい値と比較
し、対象ラインが黒であるか否かを検出し、フィールド
内の黒レベルの連続性を確認し、主画部開始/終了ライ
ンを判別する。時間演算回路16は主画部開始/終了ラ
インの無効が一定時間継続するとき「ノーマル」、有効
が一定時間継続するとき「レターボックス」と判定出力
する。一方、シーンチェンジ検出回路17は、映像復調
回路12で復調されたビデオ信号からシーンチェンジを
検出する。時間演算制御回路18は、シーンチェンジの
有無に応じて時間演算回路16の継続時間判別のための
しきい値を可変する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アスペクト比が
従来のものより大きいワイド画面を表示可能なテワイド
画面レビジョン受信機に関し、特に入力ビデオ信号がレ
ターボックス形式であることを検出する機能を有するも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、画面のアスペクト比が16:9な
どのワイド画面テレビが市場で人気を博している。ま
た、アスペクト比16:9を採用したEDTV−2方式
の本放送が1995年7月から開始されている。
【0003】一方、上記のワイド画面を有効利用するた
め、映画や劇場中継などのテレビ放送では、レターボッ
クス形式を伝送形態の一つとして活用している。このレ
ターボックス形式は、アスペクト比4:3の伝送のう
ち、中央部分に絵柄を含んだ主画部をワイドアスペクト
比で形成し、上下に帯状に黒色の無画部を形成すること
で、ワイド画面に拡大表示したときに画像情報が切り取
られないようにしたものである。
【0004】このレターボックス形式に対応するテレビ
ジョン受信機では、テレビ放送がレターボックス形式の
ビデオ信号となったとき、これを自動的に検出してワイ
ド画面に拡大表示するため、レターボックス検出装置を
搭載している。
【0005】このレターボックス検出装置は、レターボ
ックス形式で伝送されてきた映像の主画部の上端部分
(ULINEと呼ぶことにする)と下端部分(DLIN
E)を検出し、上下端が安定して存在すればレターボッ
クス形式と判定する。さらに、レターボックス形式と判
定されたときは、主画部の上下端部分から主画部がライ
ン番号のいくつから始まりいくつで終わるのかを判別出
力する。
【0006】そして、ノーマル形式のビデオ信号が入力
された場合には、水平方向を若干伸ばして表示すること
でワイド画面いっぱいに表示する。一方、レターボック
ス形式のビデオ信号が入力された場合には、ULINE
から表示し始め、DLINEで終わり、主画部の部分の
みを表示する処理を施すことでワイド画面いっぱいに表
示する。
【0007】このように、現在のワイド画面テレビジョ
ン受信機では、入力される映像の伝送形態に合わせて自
動的にワイド画面いっぱいに表示する機能を搭載してお
り、ユーザの手をわずらわすことがないようにしてい
る。したがって、現在入力されているビデオ信号が、ノ
ーマル形式であるかレターボックス形式であるかを誤り
なく検出し、すばやく表示形態を変えるのが望ましい。
【0008】ところが、ノーマル形式のビデオ信号をレ
ターボックス形式と誤検出した場合には、表示すべきノ
ーマル画像の上下部分が欠けてしまう。また、検出結果
が安定せずノーマル形式とレターボックス形式とを短時
間に行き来する場合には、表示画面もそれぞれの表示形
態を行き来し、ばたつきとして目についてしまう。
【0009】したがって、誤検出や検出結果の不安定さ
は、この機能の便利さを台無しにしてしまう。そのため
従来では、一旦ノーマル形式またはレターボックス形式
と判断した後も、検出の結果が安定していれば現在の検
出状態を維持しやすく、他方の状態になり難いように、
検出のしきい値を変えたり、検出結果を出力するまでの
応答時間を長く設定するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のワイド画面テレビジョン受信機では、レターボッ
クス検出装置に対し、誤検出や検出結果の不安定さを防
止したいがために、検出の感度を鈍くしたり、応答時間
を長く設定しなければならなかった。したがって、入力
ビデオ信号がノーマル形式からレターボックス形式へ変
わったり、逆にレターボックス形式からノーマル形式へ
変わったときに表示画面の表示形態の変化動作が目にみ
えて遅れたり、変化動作しなかったりしてしまうという
問題があった。
【0011】本発明の課題は、上記の問題を解決するた
めに、レターボックス検出の検出動作の安定度を確保
し、さらにその検出性能を高め、ノーマル形式、レター
ボックス形式いずれの表示形態であっても違和感なく表
示可能なワイド画面テレビジョン受信機を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明に係るワイド画面テレビジョン受信機
は、ビデオ信号が入力され、そのビデオ信号が標準アス
ペクト比の伝送のうち、中央部分に絵柄を含んだ主画部
をワイドアスペクト比で形成し、上下に帯状に黒色の無
画部を形成するレターボックス形式であるか否かを検出
するレターボックス検出手段を持ち、検出結果に応じて
標準表示/ワイド拡大表示モードを選択的に切り替える
ワイド画面テレビジョン受信機において、前記ビデオ信
号からシーンチェンジを検出するシーンチェンジ検出手
段と、この手段によるシーンチェンジ検出出力に基づい
て前記レターボックス検出手段の少なくとも検出感度を
時間的に制御するレターボックス検出制御手段とを具備
するようにした。
【0013】第2の発明に係るワイド画面テレビジョン
受信機は、ビデオ信号及び音声多重信号が入力され、そ
のビデオ信号が標準アスペクト比の伝送のうち、中央部
分に絵柄を含んだ主画部をワイドアスペクト比で形成
し、上下に帯状に黒色の無画部を形成するレターボック
ス形式であるか否かを検出するレターボックス検出手段
を持ち、検出結果に応じて標準表示/ワイド拡大表示モ
ードを選択的に切り替えるワイド画面テレビジョン受信
機において、前記音声多重信号を検出する音声多重検出
手段と、この手段による音声多重検出出力に基づいて前
記レターボックス検出手段の少なくとも検出感度を時間
的に制御するレターボックス検出制御手段とを具備する
ようにした。
【0014】第3の発明に係るワイド画面テレビジョン
受信機は、ビデオ信号及び文字多重信号が入力され、そ
のビデオ信号が標準アスペクト比の伝送のうち、中央部
分に絵柄を含んだ主画部をワイドアスペクト比で形成
し、上下に帯状に黒色の無画部を形成するレターボック
ス形式であるか否かを検出するレターボックス検出手段
を持ち、検出結果に応じて標準表示/ワイド拡大表示モ
ードを選択的に切り替えるワイド画面テレビジョン受信
機において、前記ビデオ信号中の文字多重信号を検出す
る文字多重検出手段と、この手段による文字多重検出出
力に基づいて前記レターボックス検出手段の少なくとも
検出感度を時間的に制御するレターボックス検出制御手
段とを具備するようにした。
【0015】第4の発明に係るワイド画面テレビジョン
受信機は、ビデオ信号及び時刻情報が入力され、そのビ
デオ信号が標準アスペクト比の伝送のうち、中央部分に
絵柄を含んだ主画部をワイドアスペクト比で形成し、上
下に帯状に黒色の無画部を形成するレターボックス形式
であるか否かを検出するレターボックス検出手段を持
ち、検出結果に応じて標準表示/ワイド拡大表示モード
を選択的に切り替えるワイド画面テレビジョン受信機に
おいて、前記時刻情報を検出する時刻情報検出手段と、
この手段による時刻情報検出出力に応じて前記レターボ
ックス検出手段の少なくとも検出感度を時間的に制御す
るレターボックス検出制御手段とを具備するようにし
た。
【0016】第5の発明に係るワイド画面テレビジョン
受信機は、ビデオ信号及びチャンネル切替信号が入力さ
れ、そのビデオ信号が標準アスペクト比の伝送のうち、
中央部分に絵柄を含んだ主画部をワイドアスペクト比で
形成し、上下に帯状に黒色の無画部を形成するレターボ
ックス形式であるか否かを検出するレターボックス検出
手段を持ち、検出結果に応じて標準表示/ワイド拡大表
示モードを選択的に切り替えるワイド画面テレビジョン
受信機において、前記チャンネル切替信号を検出するチ
ャンネル切替検出手段と、この手段によるチャンネル切
替検出出力に基づいて前記レターボックス検出手段の少
なくとも検出感度を時間的に制御するレターボックス検
出制御手段とを具備するようにした。
【0017】第6の発明に係るワイド画面テレビジョン
受信機は、第1乃至第5の発明の各構成において、前記
レターボックス検出制御手段は、レターボックス検出結
果の履歴に応じて、所定時間検出しきい値レベルを変え
るようにした。
【0018】特に、第1の発明において、前記シーンチ
ェンジ検出手段は、入力ビデオ信号の動き検出手段を備
えることを特徴とする。第1の発明において、前記シー
ンチェンジ検出手段は、画面の平均レベルの変化を検出
する画面レベル変化検出手段を備えることを特徴とす
る。
【0019】第1の発明において、前記シーンチェンジ
検出手段は、画面の上段部の平均レベルの変化を検出す
る第1の画面レベル変化検出手段と、画面の中央部の平
均レベルの変化を検出する第2のレベル変化検出手段
と、画面の下段部の平均レベルの変化を検出する第3の
レベル変化検出手段とを備えることを特徴とする。
【0020】第4の発明において、前記時刻情報検出手
段は、時計を備えることを特徴とする。第4の発明にお
いて、前記時刻情報検出手段は、時報を検出する時報検
出手段を備えることを特徴とする。
【0021】第4の発明において、前記時刻情報検出手
段は、文字多重信号で伝送されるチャンネル案内中の時
刻を検出するチャンネル案内時刻検出手段を備えること
を特徴とする。
【0022】前記各手段によれば、入力ビデオ信号の形
式が変わったと推測されるときのみ、レターボックス検
出手段の検出しきい値を適切な値に変える、応答時間を
早める等、少なくとも検出感度を時間的に変化させるこ
とで、レターボックス検出の検出動作の安定度を確保し
つつ検出性能を高める作用がある。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係
るワイド画面テレビジョン受信機の第1の実施形態の構
成を示すもので、アンテナから入力されたテレビジョン
放送波はチューナ11に入力される。チューナ11は希
望するチャンネルを選局し、そのチャンネル周波数信号
を中間周波数に変換するもので、その選局出力は映像復
調回路12に入力される。
【0024】この映像復調回路12は一般的な映像復調
回路であり、復調ビデオ信号出力として輝度信号成分
(Y)、2つの色信号成分(I,Q)を復調するもの
で、これら3つの復調ビデオ信号出力は図示しない映像
処理回路に入力されると共に、レターボックス検出装置
19を構成するレターボックス検出回路13、シーンチ
ェンジ検出回路17に入力される。
【0025】上記レターボックス検出回路13は、黒レ
ベル検出回路14、しきい値発生回路15、時間演算回
路16からなっている。レターボックス検出回路13に
入力される復調ビデオ信号は、詳しくは黒レべル検出回
路14に入力される。黒レベル検出回路14は、次に説
明する手順で対象ラインが黒であるか否かを検出する。
【0026】(手順1)しきい値発生回路15から出力
されるしきい値SYと入力ビデオ信号の輝度成分(Y)
のライン平均値MYとを比較し、SY>MYならば黒で
あり、SY≦MYならば黒でないと検出する。 (手順2)しきい値発生回路15から出力されるしきい
値SΙと入力ビデオ信号の色成分(I)の絶対値のライ
ン平均値MΙとを比較し、SI>MIならば黒であり、
SI≦MIならば黒でないと検出する。 (手順3)しきい値発生回路15から出力されるしきい
値SQと入力ビデオ信号の色成分(Q)の絶対値のライ
ン平均値MQとを比較し、SQ>MQならば黒であり、
SQ≦MQならば黒でないと検出する。 (手順4)手順1〜3が全て黒であれば、最終的にその
対象ラインは黒であると検出する。
【0027】黒レベル検出回路14は、このように黒で
あるか否かという検出結果をライン毎に求める第1段階
と、その後フィールド内の黒レベルの連続性を確認する
第2段階を行う。結果として、該当フィールドでの主画
部開始ライン(ULINE)とその有効無効、主画部終
了ライン(DLINE)とその有効無効を時間演算回路
16へ出力する。
【0028】レターボックス形式のビデオ信号が入力さ
れたときの、輝度信号成分(Y)のライン平均値MYの
1フィールド期間の時間推移としきい値SYとの関係の
一例を図2(a)に、色成分の絶対値のライン平均値M
Q(またはMI)の1フィールド期間の時間推移としき
い値SQ(またはSI)との関係の一例を図2(b)に
示す。
【0029】この例では、黒レベル検出回路14は、有
効映像ライン開始から黒と検出し続け、あるライン(U
LIΝE)以降から黒でないと検出する。その後、黒と
検出されるところもあり、黒でないと検出されるところ
もある。さらに、あるライン(DLINE)付近までは
黒でないと検出され、DLINEを過ぎてからは有効映
像ライン終了まで連続して黒と検出する(第1段階)。
【0030】また、第1段階の結果から黒レベル検出の
連続性を次に示す手順で確認する(第2段階)。 (手順1)有効映像ライン開始からレターボックス形式
の主画部開始ラインと認められる最小ライン(ULIN
Emin とする)を越え、ULINEの前ラインまで連続
して黒と検出されていることを確認する。 (手順2)ULINEから以降N(Nは整数)ライン以
上連続して黒でないと検出されていることを確認する。 (手順3)DLINEとDLINEの手前の(M−1)
(Mは整数)ラインが連続して黒でないと検出されてい
ることを確認する。 (手順4)DLINEを過ぎて、レターボックス形式の
主画部終了ラインと認められる最大ライン(DLINE
max とする)を跨ぎ、有効映像ライン終了まで連続して
黒と検出されていることを確認する。 (手順5)手順1,2を同時に満たすとき、該当フィー
ルドの主画部開始ライン(ULINE)が存在し有効で
あると判定する。 (手順6)手順3,4を同時に満たすとき、該当フィー
ルドの主画部終了ライン(DLINE)が存在し有効で
あると判定する。
【0031】時間演算回路16は、具体的には図3に示
すように構成され、黒レベル検出回路14の出力である
主画部開始ライン(ULINE)とその有効無効、主画
部終了ライン(DLINE)とその有効無効を入力とし
て、次の動作を行う。
【0032】まず、電源投入などの初期状態において
は、図3に示すノ一マル検出時間カウント回路161の
カウント値tは時間演算制御回路18からの制御信号に
より0に初期化され、時間演算回路16は出力16bを
初期判定として「ノーマル」を示すレベルとする。
【0033】ノーマル検出時間カウント回路161は、
時間演算回路16の出力16bが「ノーマル」である連
続時間をカウントし、連続時間比較回路162へ出力す
る。また、出力16bが「レターボックス」を示すレベ
ルになると、ノーマル検出時間カウント回路161はカ
ウント値tを0にクリアする。
【0034】連続時間比較回路162は第1しきい値発
生回路163の出力である所定のしきい値t1とカウン
ト値tとを比較し、t>t1ならば1、そうでなければ
0を出力する。この比較結果は、第2しきい値発生回路
164のセレクト回路164cのセレクト入力に供給さ
れる。
【0035】第2しきい値発生回路164は、セレクト
回路164cによって、セレクト入力される値が0のと
きしきい値O0、1のときO1を時間演算回路主部16
6ヘ出力する。
【0036】この時間演算回路主部166は、第2しき
い値発生回路164の出力Oと第3しきい値発生回路1
65の出力Ρ0の値を用いて、最近のO(Oは整数)フ
ィールドについて有効な主画部開始ライン(ULIN
E)及び有効な主画部終了ライン(DLINE)が±P
0(P0は整数)ライン以内の変動で安定していると
き、レターボックス形式のビデオ信号が入力されたと判
定する。そして、この判定検出結果を当該時間演算回路
16の出力16bとする。また、そのときの主画部開始
ライン・終了ラインを当該時間演算回路16の出力16
aとする。
【0037】一方、黒レベル検出回路14にてULIN
Emin より小さいラインやDLINEmax より大きいラ
インで黒でないと安定して検出された場合には、ノーマ
ル形式のビデオ信号が入力されたと判断し、この判定検
出結果を出力16bとする。
【0038】図4に時間演算回路16のパラメータの時
間変化の様子を示す。図4において、(a)は従来の動
作、(b)は連続してノーマルと判定しており、時間演
算制御される直前(t>t1)、(c)は時間演算制御
された直後(t=t2>t1)の様子を示している。
【0039】以上から、時間演算回路16のしきい値O
について、レターボックス検出結果が時間t1以上連続
してノーマル形式となった場合には、しきい値Oは初期
の値(=O0)より大きいO1となる。このことによ
り、レターボックス形式と判定しにくくし、引き続きノ
ーマル形式と判定し易くしている。しかし、この後、レ
ターボックス形式のビデオ信号に切り替わったときに
は、レターボックス形式と出力するまでに時間がかかる
ことになる。
【0040】ここまでは従来と同様の制御であり、レタ
ーボックス検出回路13が従来のレターボックス検出装
置に相当する。本実施形態のレターボックス検出装置1
9で特徴的なシーンチェンジ検出回路17と時間演算制
御回路18の部分について説明する。
【0041】映像復調回路12で復調されたビデオ信号
の輝度信号成分(Y)、色信号成分(I,Q)はシーン
チェンジ検出回路17に入力される。このシーンチェン
ジ検出回路17の具体的な構成を図5に示す。
【0042】図5において、入力された輝度信号成分
(Y)は1フィールド平均回路171aに入力される。
また、色信号成分(I,Q)はそれぞれ絶対値回路17
8a,178bに入力され、絶対値を取った後に1フィ
ールド平均回路171b,171cへ入力される。
【0043】1フィールド平均回路171a,171
b,171cは、1フィールド内の平均値を演算して、
それぞれ平均値1フィールド遅延回路172a,172
b,172c及び差分回路173a,173b,173
cの1入力端子へ1フィールドにつき1回出力する。
【0044】一方、平均値1フィールド遅延回路172
a,172b,172cでは、1フィールド平均回路1
71a,171b,171cの出力を1フィールド保持
し、差分回路173a,173b,173cの他方の入
力端子へ出力する。よって、差分回路173a,173
b,173cでは(前フィールドの1フィールド平均)
−(現フィールドの1フィールド平均)という演算が行
われ、それぞれ輝度信号成分(Y)、色信号成分(I)
の絶対値、色信号成分(Q)の絶対値のフィールド間差
が求まることになる。
【0045】差分回路173a,173b,173cの
出力は絶対値回路174a,174b,174cの入力
となり、絶対値が演算されて比較器175a,175
b,175cの一方の入力端子に入力される。比較器1
75a,175b,175cの他方の入力端子には比較
値生成回路176a,176b,176cで生成された
所定値が入力される。
【0046】比較器175a,175b,175cは、
(絶対値回路174a〜174cの出力)>(比較値生
成回路176a〜176cの出力)であれば1、そうで
なければ0を出力する。比較器175a,175b,1
75cの出力は、それぞれ論理和回路177に入力さ
れ、論理和演算される。この演算結果は、シーンチェン
ジがあれば1、そうでなければ0という値となり、当該
シーンチェンジ検出回路17の出力となる。
【0047】このようにして、輝度信号成分(Y)、色
信号成分(I)の絶対値、色信号成分(Q)の絶対値の
フィールド間差の少なくとも1つがそれぞれに対応する
所定値より大きければシーンチェンジありと検出する。
【0048】シーンチェンジ検出回路17の検出結果出
力は、時間演算制御回路18に入力される。この時間演
算制御回路18は、シーンチェンジありと入力されたと
き、図3に示したノーマル検出時間カウント回路161
のその時点でのカウント値tとt1を比較し、t>t1
であれば、ノーマル検出時間カウント回路161のカウ
ント値tを所定値t2(<t1)に設定する。ここで、
(t1−t2)がレターボックス検出に必要な所要時間
と等しいか、やや長い時間になるように所定値t2を決
めておく。
【0049】以上説明したように、上記構成によるワイ
ド画面テレビジョン受信機では、入力ビデオ信号にシー
ンチェンジが発生し、かつ、シーンチェンジがノーマル
からレターボックスへの変化に対応するものである場合
には、しきい値O=O0なので、レターボックス検出装
置19の検出の実力応答速度となる。
【0050】また、入力ビデオ信号にシーンチェンジが
発生し、かつ、シーンチェンジがノーマルからレターボ
ックスへの変化に対応しないものである場合でも、(t
1−t2)後には再びしきい値OがO1となるので検出
動作は安定である。また、シーンチェンジが発生しない
場合には、従来と同一の動作となるため、やはり検出動
作は安定である。
【0051】図6は本発明に係るワイド画面テレビジョ
ン受信機の第2の実施形態の構成を示すものである。
尚、図6において、図1と同一部分には同一符号を付し
て示し、重複する説明は省略する。
【0052】図6に示すワイド画面テレビジョン受信機
において、チューナ11はアンテナからのテレビジョン
放送波から希望するチャンネルを選局し、そのチャンネ
ル周波数信号を映像、音声それぞれの中間周波数に変換
する。映像中間周波数信号は前述のように映像復調回路
12に入力され、音声中間周波数信号は音声復調回路2
0に入力される。音声復調回路20は一般的な回路構成
である。音声復調回路20の復調出力は本実施形態の特
徴とするレターボックス検出装置21の音声多重検出回
路22に入力される。
【0053】この音声多重検出回路22は、図7に示す
ように、一般的な構成の音声多重復調回路221と音声
多重モード変化検出回路222とからなる。音声多重モ
ード変化検出回路222は、音声多重復調回路221の
復調状態出力が入力される。
【0054】この復調状態には、図8に示すように、パ
イロット信号のない状態1と、パイロット信号があって
ステレオ放送である状態2と、パイロット信号があって
2か国語放送である状態3がある。音声多重モード変化
検出回路222は、状態1→状態2、状態1→状態3、
状態2→状態3、状態2→状態1、状態3→状態1、状
態3→状態2の6通りの状態の遷移が発生したときに1
を、ある状態で遷移が無いときには0を出力する。この
検出回路222の出力は前述の時間演算制御回路18に
入力され、その入力値に応じて第1の実施形態と同様の
制御処理が行われる。
【0055】このように、上記構成によるワイド画面テ
レビジョン受信機では、入力ビデオ信号と共に伝送され
る音声多重信号を復調し、音声多重モードを検出すると
きに音声多重の復調状態に遷移があり、かつ、状態遷移
がノーマルからレターボックスへの変化に対応するもの
である場合には、しきい値O=O0なので、レターボッ
クス検出装置21の検出の実力応答速度となる。
【0056】また、音声多重の復調状態に遷移があり、
かつ、音声多重の復調状態の遷移がノーマルからレター
ボックスへの変化に対応しないものである場合でも、
(t1−t2)後には再びしきい値OがO1となるの
で、検出動作は安定である。また、音声多重の復調状態
に遷移がない場合には、従来と同一の動作となるため、
やはり検出動作は安定である。
【0057】図9は本発明に係るワイド画面テレビジョ
ン受信機の第3の実施形態の構成を示すものである。
尚、図9において、図1と同一部分には同一符号を付し
て示し、重複する説明は省略する。
【0058】図9に示すワイド画面テレビジョン受信機
において、映像復調回路12は前述したように一般的な
回路構成であり、復調ビデオ信号として輝度信号成分
(Y)、2つの色信号成分(I,Q)を出力する。これ
ら3つの復調ビデオ信号出力は図示しない映像処理回路
やレターボックス検出回路13に入力され、輝度信号成
分(Y)は本実施形態の特徴とするレターボックス検出
装置23の文字多重信号検出回路24にも入力される。
【0059】この文字多重信号検出回路24は、図10
に示すように、一般的な文字多重信号復調回路241と
文字多重信号変化検出回路242からなる。すなわち、
復調ビデオ信号中に文字多重信号が重畳されており、エ
ラー無く復調できた場合には、文字多重信号復調回路2
41は「文字多重信号あり」を示す値1を、復調できな
かった場合には「文字多重信号なし」を示す値0を文字
多重信号変化検出回路242へ出力する。この文字多重
信号変化検出回路242は、入力値が1→0、0→1と
変化したとき値1を、変化しないときには0を出力す
る。この検出回路242の出力は前述の時間演算制御回
路18に入力され、その入力値に応じて第1の実施形態
と同様の制御処理が行われる。
【0060】このように、上記構成によるワイド画面テ
レビジョン受信機では、入力ビデオ信号中の文字多重信
号を復調して、文字多重信号の変化を検出し、かつ、文
字多重信号の変化がノーマルからレターボックスヘの変
化に対応するものである場合には、しきい値Oが値O0
なので、レターボックス検出装置23の検出の実力応答
速度となる。また、文字多重信号の変化を検出し、か
つ、文字多重信号の変化の検出がノーマルからレターボ
ックスへの変化に対応しないものである場合でも、(t
1−t2)後には再びしきい値OはO1となるので、そ
の検出動作は安定である。また、文字多重信号の変化が
ない場合には、従来と同一の動作となるため、やはりそ
の検出動作は安定である。
【0061】図11は本発明に係るワイド画面テレビジ
ョン受信機の第4の実施形態の構成を示すものである。
尚、図11において、図1及び図6と同一部分には同一
符号を付して示し、重複する説明は省略する。
【0062】図11に示すワイド画面テレビジョン受信
機において、チューナ11は希望するチャンネルを選局
し、そのチャンネル周波数信号を映像、音声それぞれの
中間周波数に変換する。映像中間周波数信号は前述のよ
うに映像復調回路12に入力され、音声中間周波数信号
は音声復調回路20に入力される。音声復調回路20は
前述のように一般的な回路構成である。音声復調回路2
0の復調出力は本実施形態の特徴とするレターボックス
検出装置25に含まれる時報検出回路26に入力され
る。
【0063】この時報検出回路26は、図12に示すよ
うに、音声信号を入力し、時報に特徴的な短音部の周波
数を通過させるBPF(バンドパスフィルタ)261
と、同様に長音部の周波数を通過させるBPF262
と、それぞれのBPF261,262の出力の絶対値を
とる絶対値回路263,264と、各絶対値回路26
3,264の出力を入力して、短音と長音の時間、間
隔、列が所定の範囲内にあることを検出し、時報の有無
を検出する時報音列検出回路265からなる。
【0064】時報音列検出回路265は、時報を検出し
たときに値1を出力し、検出しないときに値0を出力す
る。この検出回路265の出力は前述の時間演算制御回
路18に入力され、その入力値に応じて第1の実施形態
と同様の制御処理が行われる。
【0065】このように、上記構成によるワイド画面テ
レビジョン受信機では、入力ビデオ信号とともに伝送さ
れる音声信号中の時報を検出し、かつ、時報の検出がノ
ーマルからレターボックスへの変化に対応するものであ
る場合には、しきい値Oが値O0なので、レターボック
ス検出装置25の検出の実力応答速度となる。また、時
報を検出し、かつ、時報の検出がノーマルからレターボ
ックスへの変化に対応しないものである場合でも、(t
1−t2)後には再びしきい値OがO1となるので、検
出動作は安定である。また、時報を検出しない場合には
従来と同一の動作となるため、やはり検出動作は安定で
ある。
【0066】図13は本発明に係るワイド画面テレビジ
ョン受信機の第5の実施形態の構成を示すものである。
尚、図13において、図1と同一部分には同一符号を付
して示し、重複する説明は省略する。
【0067】図13に示すワイド画面テレビジョン受信
機おいて、アンテナから入力されたテレビジョン放送波
は選局用マイクロコンピュータ(以下、選局マイコンと
称する)27によって選局制御されるチューナ28に入
力される。チューナ27は希望するチャンネルを選局
し、その選局チャンネル周波数信号を中間周波数に変換
する。この信号は映像復調回路12に入力される。
【0068】選局マイコン27は本実施形態の特徴とす
るレターボックス検出装置29に含まれ、内部メモリ
(図示せず)に各チャンネルに対応するテーブルを持っ
ている。このテーブルは図14に示すような内容となっ
ており、内容が1のとき、以前該当チャンネルはレター
ボックス形式であったことを示し、内容が0のとき、以
前該当チャンネルはノーマル形式であったことを示して
いる。
【0069】尚、上記選局マイコン27は、赤外線受光
器30を通じて赤外線リモコン(リモートコントロール
の略)装置31からのチャンネル変更コマンドを受取
り、そのコマンドを解析することでチューナ28の選局
処理を実行すると共に、レターボックス検出回路32内
の黒レベル検出用しきい値発生回路33に対してしきい
値レベルを切り替え制御する。
【0070】上記選局マイコン27の動作を、図15に
示すフローチャートを参照して説明する。赤外線リモコ
ン装置31からチャンネル変更コマンドを発せられ、赤
外線受光器30を通じて選局マイコン27に入力される
と、選局マイコン27は、まずリモコン装置31から送
られたコマンドを解析し(ステップS1)、チャンネル
切り替え要求か否かを判別する(ステップS2)。その
結果、コマンドがチャンネル切替であったら(Ye
s)、現チャンネル(例としてチャンネル4とする)の
レターボックス検出結果を時間演算回路16の出力16
bから取得する(ステップS3)。
【0071】取得したレターボックス検出結果をメモリ
中のテーブル(図14)の該当位置へ書き込む(ステッ
プS4)。その後、新チャンネル(例としてチャンネル
6とする)にメモリ中のテーブルから新チャンネルに該
当する位置の内容を読み出す(ステップS5)。そし
て、読み出した内容から、新チャンネルでは以前はレタ
ーボックス形式であったか否かを判別する(ステップS
6)。その結果、以前はレターボックス形式であった場
合には(Yes)、しきい値発生回路33のしきい値を
標準よりレターボックス形式を検出しやすい値に設定す
る(ステップS7)。所定時間経過後、しきい値発生回
路33のしきい値を標準値に設定する(ステップS
8)。
【0072】また、ステップS2において、チャンネル
切り替え要求がなかった場合には(No)、ステップS
8を直接実行する。また、ステップS6において、以前
はレターボックス形式でなかった場合には(No)、し
きい値発生回路33のしきい値をノーマル寄りの値に設
定して(ステップS9)、ステップ8を実行する。
【0073】このように、上記構成によるワイド画面テ
レビジョン受信機では、チャンネル切替が発生したと
き、切替先のチャンネルの以前のレターボックス検出結
果によってレターボックス検出のしきい値を設定してい
るので、以前の検出結果と同じ表示形式を検出する速度
を高めることができる。さらに、所定時間経過後には標
準のしきい値設定としているので、その動作は安定であ
る。
【0074】図16は本発明に係るワイド画面テレビジ
ョン受信機の第6の実施形態の構成を示すものである。
尚、図16において、図1と同一部分には同一符号を付
して示し、重複する説明は省略する。
【0075】図16に示すワイド画面テレビジョン受信
機おいて、映像復調回路12は一般的な回路構成であ
り、復調ビデオ信号出力として輝度信号成分(Y)は、
本実施形態の特徴とするレターボックス検出装置34内
のシーンチェンジ検出回路35に入力される。
【0076】このシーンチェンジ検出回路35は、具体
的には図17に示すように構成される。尚、図17にお
いて、図5と同一部分には同一符号を付して示し、その
説明については省略する。
【0077】図17に示すシーンチェンジ検出回路35
は、映像復調回路12から出力されるY信号のみを上部
平均回路351a、中央部平均回路351b、下部平均
回路351cに入力し、これらの平均回路351a〜3
51cを時間演算回路16の出力16aに基づいて選択
的に駆動することで、Y信号の上部・中央部・下部の平
均レベルを求める。これらの平均レベル演算結果は、以
後、図5の場合と同様に処理されるが、最終的に論理和
回路177の出力は中央部平均処理系の出力と共にセレ
クタ352に入力され、時間演算回路16の出力16b
に基づいていずれか一方が選択的に出力されるようにな
っている。
【0078】すなわち、このシーンチェンジ検出回路3
5は、第1の実施形態に示したシーンチェンジ検出回路
17(具体的な回路は図5)と基本的に同構成である
が、上部・中央部・下部の平均レベルを求めている点
と、レターボックス検出結果がレターボックス形式であ
るときには、上部・中央部・下部のシーンチェンジ検出
を使い、ノーマル形式であるときには、中央部のみのシ
ーンチェンジ検出を使用する点で相違する。
【0079】上記シーンチェンジ検出回路35の検出結
果はしきい値制御回路36に入力され、当該回路36を
通じて、レターボックス検出回路37内のしきい値発生
回路38で発生されるしきい値をレターボックス検出寄
り、ノーマル検出寄りに適宜切り替え制御する。
【0080】このように、上記構成によるワイド画面テ
レビジョン受信機では、シーンチェンジが発生したと
き、以前のレターボックス検出結果によってレターボッ
クス検出のしきい値を設定しているので、以前の検出結
果と同じ表示形式を検出する速度を高めることができ
る。
【0081】したがって、上記第1乃至第6の実施形態
は、入力ビデオ信号の形式が変わったと推測されるとき
のみ、レターボックス検出のためのしきい値を適切な値
に変えたり、応答時間を早めたりしているので、レター
ボックス検出の検出動作の安定度を確保しつつ検出性能
を高める効果がある。
【0082】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、レタ
ーボックス検出の検出動作の安定度を確保し、さらにそ
の検出性能を高め、ノーマル形式、レターボックス形式
の切り替えがあっても違和感なく瞬時に画面サイズを合
わせることのできるワイド画面テレビジョン受信機を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るワイド画面テレビジョン受信機
の第1の実施形態の構成を示すブロック回路図。
【図2】 同実施形態の黒レベル検出回路の動作を説明
するための波形図。
【図3】 同実施形態の時間演算回路の具体的な構成を
示すブロック回路図。
【図4】 図3に示す時間演算回路のパラメータの時間
変化の様子を示すもので、(a)は従来の動作、(b)
は連続してノーマルと判定しており、時間演算制御され
る直前(t>t1)、(c)は時間演算制御された直後
(t=t2>t1)の様子を示すタイミング図。
【図5】 同実施形態のシーンチェンジ検出回路の具体
的な構成を示すブロック回路図。
【図6】 本発明に係るワイド画面テレビジョン受信機
の第2の実施形態の構成を示すブロック回路図。
【図7】 同実施形態の音声多重検出回路の具体的な構
成を示すブロック回路図。
【図8】 同実施形態の音声多重復調回路の復調状態の
種類を示す図。
【図9】 本発明に係るワイド画面テレビジョン受信機
の第3の実施形態の構成を示すブロック回路図。
【図10】 同実施形態の文字多重信号検出回路の具体
的な構成を示すブロック回路図。
【図11】 本発明に係るワイド画面テレビジョン受信
機の第4の実施形態の構成を示すブロック回路図。
【図12】 同実施形態の時報検出回路の具体的な構成
を示すブロック回路図。
【図13】 本発明に係るワイド画面テレビジョン受信
機の第5の実施形態の構成を示すブロック回路図。
【図14】 同実施形態の選局マイコンに含まれるメモ
リに格納され、予め各チャンネルに対応するテーブルの
内容を示す図。
【図15】 同実施形態の選局マイコンの動作を説明す
るためのフローチャート。
【図16】 本発明に係るワイド画面テレビジョン受信
機の第6の実施形態の構成を示すブロック回路図。
【図17】 同実施形態のシーンチェンジ検出回路の具
体的な構成を示すブロック回路図。
【符号の説明】
11…チューナ、12…映像復調回路、13…レターボ
ックス検出回路、14…黒レベル検出回路、15…しき
い値発生回路、16…時間演算回路、161…ノ一マル
検出時間カウント回路、162…連続時間比較回路、1
63…第1しきい値発生回路、164…第2しきい値発
生回路、165…第3しきい値発生回路、166…時間
演算回路主部、17…シーンチェンジ検出回路、171
a〜171c…1フィールド平均回路、172a〜17
2c…平均値1フィールド遅延回路、173a〜173
c…差分回路、174a〜174c…絶対値回路、17
5a〜175c…比較器、176a〜176c…比較値
生成回路、177…論理和回路、178a,178b…
絶対値回路、18…時間演算制御回路、19…レターボ
ックス検出装置、20…音声復調回路、21…レターボ
ックス検出装置、22…音声多重検出回路、221…音
声多重復調回路、222…音声多重モード変化検出回
路、23…レターボックス検出装置、24…文字多重信
号検出回路、241…文字多重信号復調回路、242…
文字多重信号変化検出回路、25…レターボックス検出
装置、26…時報検出回路、261,262…BPF、
263,264…絶対値回路、265…時報音列検出回
路、27…選局マイコン、28…チューナ、29…レタ
ーボックス検出装置、30…赤外線受光器、31…赤外
線リモコン装置、32…レターボックス検出回路、33
…黒レベル検出用しきい値発生回路、34…レターボッ
クス検出装置、35…シーンチェンジ検出回路、351
a…上部平均回路、351b…中央部平均回路、351
c…下部平均回路、352…セレクタ、36…しきい値
制御回路、37…レターボックス検出回路、38…しき
い値発生回路。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 耕一 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオ信号が入力され、そのビデオ信号が
    標準アスペクト比の伝送のうち、中央部分に絵柄を含ん
    だ主画部をワイドアスペクト比で形成し、上下に帯状に
    黒色の無画部を形成するレターボックス形式であるか否
    かを検出するレターボックス検出手段を持ち、検出結果
    に応じて標準表示/ワイド拡大表示モードを選択的に切
    り替えるワイド画面テレビジョン受信機において、 前記ビデオ信号からシーンチェンジを検出するシーンチ
    ェンジ検出手段と、 この手段によるシーンチェンジ検出出力に基づいて前記
    レターボックス検出手段の少なくとも検出感度を時間的
    に制御するレターボックス検出制御手段とを具備するこ
    とを特徴とするワイド画面テレビジョン受信機。
  2. 【請求項2】ビデオ信号及び音声多重信号が入力され、
    そのビデオ信号が標準アスペクト比の伝送のうち、中央
    部分に絵柄を含んだ主画部をワイドアスペクト比で形成
    し、上下に帯状に黒色の無画部を形成するレターボック
    ス形式であるか否かを検出するレターボックス検出手段
    を持ち、検出結果に応じて標準表示/ワイド拡大表示モ
    ードを選択的に切り替えるワイド画面テレビジョン受信
    機において、 前記音声多重信号を検出する音声多重検出手段と、 この手段による音声多重検出出力に基づいて前記レター
    ボックス検出手段の少なくとも検出感度を時間的に制御
    するレターボックス検出制御手段とを具備することを特
    徴とするワイド画面テレビジョン受信機。
  3. 【請求項3】ビデオ信号及び文字多重信号が入力され、
    そのビデオ信号が標準アスペクト比の伝送のうち、中央
    部分に絵柄を含んだ主画部をワイドアスペクト比で形成
    し、上下に帯状に黒色の無画部を形成するレターボック
    ス形式であるか否かを検出するレターボックス検出手段
    を持ち、検出結果に応じて標準表示/ワイド拡大表示モ
    ードを選択的に切り替えるワイド画面テレビジョン受信
    機において、 前記ビデオ信号中の文字多重信号を検出する文字多重検
    出手段と、 この手段による文字多重検出出力に基づいて前記レター
    ボックス検出手段の少なくとも検出感度を時間的に制御
    するレターボックス検出制御手段とを具備することを特
    徴とするワイド画面テレビジョン受信機。
  4. 【請求項4】ビデオ信号及び時刻情報が入力され、その
    ビデオ信号が標準アスペクト比の伝送のうち、中央部分
    に絵柄を含んだ主画部をワイドアスペクト比で形成し、
    上下に帯状に黒色の無画部を形成するレターボックス形
    式であるか否かを検出するレターボックス検出手段を持
    ち、検出結果に応じて標準表示/ワイド拡大表示モード
    を選択的に切り替えるワイド画面テレビジョン受信機に
    おいて、 前記時刻情報を検出する時刻情報検出手段と、 この手段による時刻情報検出出力に応じて前記レターボ
    ックス検出手段の少なくとも検出感度を時間的に制御す
    るレターボックス検出制御手段とを具備することを特徴
    とするワイド画面テレビジョン受信機。
  5. 【請求項5】ビデオ信号及びチャンネル切替信号が入力
    され、そのビデオ信号が標準アスペクト比の伝送のう
    ち、中央部分に絵柄を含んだ主画部をワイドアスペクト
    比で形成し、上下に帯状に黒色の無画部を形成するレタ
    ーボックス形式であるか否かを検出するレターボックス
    検出手段を持ち、検出結果に応じて標準表示/ワイド拡
    大表示モードを選択的に切り替えるワイド画面テレビジ
    ョン受信機において、 前記チャンネル切替信号を検出するチャンネル切替検出
    手段と、 この手段によるチャンネル切替検出出力に基づいて前記
    レターボックス検出手段の少なくとも検出感度を時間的
    に制御するレターボックス検出制御手段とを具備するこ
    とを特徴とするワイド画面テレビジョン受信機。
  6. 【請求項6】前記レターボックス検出制御手段は、レタ
    ーボックス検出結果の履歴に応じて、所定時間検出しき
    い値レベルを変えることを特徴とする請求項1乃至5い
    ずれか記載のワイド画面テレビジョン受信機。
JP32054195A 1995-12-08 1995-12-08 ワイド画面テレビジョン受信機 Pending JPH09163263A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010064319A1 (ja) * 2008-12-05 2010-06-10 パイオニア株式会社 映像表示制御装置、映像表示装置、その方法、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
EP2996330A1 (en) 2014-09-12 2016-03-16 Teac Corporation Video player and video system

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010064319A1 (ja) * 2008-12-05 2010-06-10 パイオニア株式会社 映像表示制御装置、映像表示装置、その方法、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JPWO2010064319A1 (ja) * 2008-12-05 2012-05-10 パイオニア株式会社 映像表示制御装置、映像表示装置、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
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