JPH09163059A - 画像読取装置およびその使用方法 - Google Patents

画像読取装置およびその使用方法

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JPH09163059A
JPH09163059A JP7317793A JP31779395A JPH09163059A JP H09163059 A JPH09163059 A JP H09163059A JP 7317793 A JP7317793 A JP 7317793A JP 31779395 A JP31779395 A JP 31779395A JP H09163059 A JPH09163059 A JP H09163059A
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external computer
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JP7317793A
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Osamu Fukui
修 福井
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
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Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺機器の1つとしてパソコン(外部コンピ
ュータ)に接続して使用する画像読取装置について、パ
ソコン本体のキーボードなどを操作せずに、通常の専用
ファクシミリ装置と同じ感覚の操作で、パソコン経由で
画像データをファクシミリ送信したりコピーできるよう
にする。また、パソコン本体のキーボードを操作する人
と、画像読取装置によりファクシミリ送信やコピーの作
業を行う人とが同時に受け入れられるマルチユーザシス
テムを実現する。 【解決手段】 画像読取装置のユーザ・インタフェース
部5から入力された情報に基づいてコンピュータ・イン
タフェース部6を介して外部コンピュータ2に対して主
体的に働きかけてコミュニケーションをとり、読み取っ
た画像データを外部コンピュータ2に転送するととも
に、画像データの処理内容を指示する制御情報を外部コ
ンピュータ2に転送する能動的送信手段7を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般のパソコン
のような小型汎用コンピュータの周辺機器の1種として
の画像読取装置(イメージ・スキャナ)に関し、特に、
読み取った画像データをコンピュータ経由でファクシミ
リ送信することを意図した画像読取装置およびその使用
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のオフィスではパソコンが多用され
ている。パソコン本体にキーボードとディスプレイが接
続され、必要に応じてハードディスク装置・CD−RO
M装置・プリンタ・画像読取装置・FAXモデムなどの
各種の周辺機器が組み合わされて所望のコンピュータ・
システムが構成される。また、複数のパソコンをデータ
伝送路で結合してLANシステムを構築することも一般
的になってきた。
【0003】よく知られているように、この種のコンピ
ュータ・システムでは、画像読取装置で文書原稿や図面
原稿を読み取り、その画像データをパソコンで適宜に編
集加工したり、画像データをプリンタで印刷したり、画
像データを電話回線を通じてファクシミリ送信すること
が行われている。
【0004】従来の画像読取装置は完全に受動的で隷属
的な装置であり、これを親機であるパソコンに接続し、
そのパソコンからの指示や制御を受けて原稿の読取動作
が開始され、読み取った画像データはパソコンが取り込
む。その画像データをどのように処理するのかはパソコ
ンの側の動作内容によるわけで、画像読取装置が関与す
ることではない。このような設計思想でつくられている
ので、従来の画像読取装置においては、使用者が操作す
るユーザ・インタフェースとしては、電源スイッチと、
せいぜい読取濃度の切替スイッチ程度しかない。その他
の必要な制御情報などはすべてパソコン(親機となる外
部コンピュータ)から与えるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像読取装置は
パソコン(親機となる外部コンピュータ)に隷属する受
動的な装置なので、これで読み取った画像データをファ
クシミリ送信したりプリンタで印刷するなどの作業を行
う場合、当然であるが、その作業用のプログラムをパソ
コンで実行させ、ディスプレイの表示を見ながらキーボ
ードやマウスを操作し、画像の読み取り動作を実行させ
るための入力操作や、ファクシミリ送信する場合にはそ
の旨の指示と送信相手の電話番号などを入力し、画像を
印刷する場合にはその旨の指示と印刷部数などを入力す
ることになる。
【0006】つまり使用者はパソコンを操作して、画像
の読み取りからファクシミリ送信あるいは印刷という一
連の作業を実行させるのである。これは従来の考え方で
はごく当たり前のことであり、パソコン・システムはそ
のようにして使用するものである。しかし、以下のよう
に考え方を変えて見た場合、従来のシステムはきわめて
不便なものであった。
【0007】専用のファクシミリ装置では、送信原稿を
読取位置にセットするとともに相手の電話番号を入力し
て起動するという、ごく簡単な操作でファクシミリ送信
できるし、コピーモードの場合も原稿を読取位置にセッ
トしてコピー枚数を入力して起動するだけでよく、操作
はごく簡単である。操作パネルはファクシミリ通信とコ
ピーのために設計された専用のユーザ・インタフェース
になっているので、誰でも簡単に使用できる。
【0008】これに対して前述のパソコン・システムで
ファクシミリ送信(画像の読み取りと送信)やコピー
(画像の読み取りと印刷)を行うには、システムの基本
的な約束事を知ったうえで汎用キーボード(キーの数は
膨大だ)やマウスを操作し、ディスプレイの表示と入力
との組み合わせで順次処理を進めていかなければならな
い。この操作は専用ファクシミリ装置の操作に比べては
るかに複雑で面倒である。システムの汎用性が高くて多
機能であればあるほど、ある単機能を実行させるための
操作が複雑で面倒になる。このことは、ディスプレイに
表示する対話形式のユーザ・インタフェースをいくら工
夫しても本質的には変わらない。
【0009】そのため、専用ファクシミリ装置は多くの
人が使えるけれども、パソコン・システムを使ってファ
クシミリ送信したりコピーできるのは一部のパソコン愛
用者に限られている。いいかえると、パソコン使用者の
ためにファクシミリ機能やコピー機能を実現してきたの
である。しかも、最近のマルチタスク機能のあるパソコ
ンであっても、前述のファクシミリ送信やコピーについ
てマルチユーザを考慮している訳ではないので、キーボ
ードを操作して例えばワープロ作業を実行している作業
者は、自分の必要性や他人からの要望に応じてファクシ
ミリ送信やコピーを行おうとする場合、実行中の作業を
一時中断してファクシミリ送信やコピーのための入力操
作を同じキーボードで行う必要がある。
【0010】この発明の目的は、周辺機器の1つとして
パソコン(外部コンピュータ)に接続して使用する画像
読取装置について、パソコン本体のキーボードなどを操
作せずに、通常の専用ファクシミリ装置と同じ感覚の操
作で、パソコン経由で画像データをファクシミリ送信し
たりコピーできるようにすることにある。また関連した
もう1つの目的は、パソコン本体のキーボードを操作す
る人と、画像読取装置によりファクシミリ送信やコピー
の作業を行う人とが同時に受け入れられるマルチユーザ
システムを実現することだ。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の画像読取装置
は、基本的に、光電的に原稿の画像を読み取る画像読取
部と、有線または無線の伝送路を介して結合される外部
コンピュータとデータ伝送するためのコンピュータ・イ
ンタフェース部と、使用者が操作して各種の情報を入力
するためのユーザ・インタフェース部と、装置全体のシ
ーケンス制御とデータ処理を行う主制御部を有し、これ
らが1つのケーシングに実装されて独立した画像読取装
置の形態をとったものである。加えて前記主制御部が、
前記ユーザ・インタフェース部から入力された情報に基
づいて前記コンピュータ・インタフェース部を介して前
記外部コンピュータに対して主体的に働きかけてコミュ
ニケーションをとり、前記画像読取部で読み取った画像
データを前記外部コンピュータに転送するとともに、そ
の画像データの処理内容を指示する制御情報を前記外部
コンピュータに転送する能動的送信手段を含んでいるこ
とを特徴とする。
【0012】前記の構成において、前記主制御部による
前記能動的送信手段は、前記ユーザ・インタフェース部
により直接的または間接的に入力された送信相手情報と
前記画像データとを前記外部コンピュータに転送して、
前記画像データを前記送信相手にファクシミリ送信する
旨を指示できる。加えて、前記ユーザ・インタフェース
部から入力された印刷部数情報と前記画像データとを前
記外部コンピュータに転送して、前記画像データを前記
印刷部数だけ印刷出力する旨を指示できる。
【0013】また従来の画像読取装置と同様に、前記主
制御部は、前記コンピュータ・インタフェース部を介し
て伝えられる前記外部コンピュータからの制御情報に応
答して動作し、前記画像読取部で読み取った画像データ
を前記外部コンピュータに転送する受動的送信手段を含
んでいることが望ましい。
【0014】また短縮番号で送信できるようにするため
に、送信相手情報を短縮形態で入力することができるよ
うにすることが望ましい。こんときには外部コンピュー
タに送信相手情報を短縮番号と対応づけて複数記憶する
ことが必要である。
【0015】もちろん、前記ユーザ・インタフェース部
は使用者に向けて各種の情報を知らせるための表示部を
含んでおり、前記主制御部は前記外部コンピュータとの
コミュニケーションに伴う動作状態情報を前記表示部に
表示する表示制御手段を含んでいることが望ましい。
【0016】そして、以上の要件を備えたこの発明の画
像読取装置に対して前記データ伝送路を介して前記外部
コンピュータを結合し、その外部コンピュータには、電
話回線を介してファクシミリ通信する機能を持たせると
ともに、マルチタスク処理により前記能動的送信手段と
随時コミュニケーションをとる機能を持たせておき、前
記画像読取装置から転送されてくる前記画像データを前
記送信相手に向けてファクシミリ送信するシステムを構
成したり、また、前記外部コンピュータには、画像デー
タをプリンタで印刷出力する機能を持たせるとともに、
マルチタスク処理により前記能動的送信手段と随時コミ
ュニケーションをとる機能を持たせておき、前記画像読
取装置から転送されてくる前記画像データを前記印刷部
数だけ印刷出力するシステムを構成する。また、前記外
部コンピュータには複数の送信相手情報が記憶され、前
記画像読取装置から短縮された番号が前記外部コンピュ
ータに送出されると、前記外部コンピュータは記憶して
いる前記複数の送信相手情報のうち前記短縮された番号
に対応する送信相手情報を選択し、これに基づいて送信
するシステムを構成する。
【0017】これがこの発明の画像読取装置の使用方法
である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
光電的に原稿の画像を読み取る画像読取部と、有線また
は無線の伝送路を介して結合される外部コンピュータと
データ伝送するためのコンピュータ・インタフェース部
と、使用者が操作して各種の情報を入力するためのユー
ザ・インタフェース部と、装置全体のシーケンス制御と
データ処理を行う主制御部を有し、これらが1つのケー
シングに実装されて独立した画像読取装置の形態をとっ
ており、前記主制御部は、前記ユーザ・インタフェース
部から入力された情報に基づいて前記コンピュータ・イ
ンタフェース部を介して前記外部コンピュータに対して
主体的に働きかけてコミュニケーションをとり、前記画
像読取部で読み取った画像データを前記外部コンピュー
タに転送するとともに、その画像データの処理内容を指
示する制御情報を前記外部コンピュータに転送する能動
的送信手段を含んだものであり、コンピュータに画像読
取装置からの画像データおよび処理内容を指示する制御
情報を送信し、コンピュータは受けたデータを処理する
ことで、コンピュータを直接操作しなくとも、コンピュ
ータを介しての処理を行なわすことができる。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記主制御部による前記能動的送信手段は、前記ユ
ーザ・インタフェース部により直接的または間接的に入
力された送信相手情報と前記画像データとを前記外部コ
ンピュータに転送して、前記画像データを前記送信相手
にファクシミリ送信する旨を指示するものであり、電話
番号等の送信相手情報と画像データをコンピュータに転
送することで、コンピュータを直接操作しなくとも、コ
ンピュータがこれらデータを受け取り、ファクシミリ送
信をすることができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記主制御部による前記能動的送信手段は、前記ユ
ーザ・インタフェース部から入力された印刷部数情報と
前記画像データとを前記外部コンピュータに転送して、
前記画像データを前記印刷部数だけ印刷出力する旨を指
示するものであり、本装置を用いてコピーすることがで
き、コンピュータを直接操作するひつようがない。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項2におい
て、前記送信相手情報を短縮形態で形成する入力手段を
備え、前記外部コンピュータには複数の送信相手情報を
短縮番号と対応づけて記憶し、前記送信相手情報が前記
外部コンピュータに入力されると、記憶される複数の送
信相手情報のうち入力された短縮番号に対応した送信相
手情報を選択し、送信処理を行なうものであり、コンピ
ュータに格納されている複数の電話番号と短縮番号との
対応テーブルにより、短縮番号を受けると、対応テーブ
ルに基づいて電話番号を検索し、これに発呼する。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1におい
て、前記主制御部は、前記コンピュータ・インタフェー
ス部を介して伝えられる前記外部コンピュータからの制
御情報に応答して動作し、前記画像読取部で読み取った
画像データを前記外部コンピュータに転送する受動的送
信手段を含んでいるものである。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかにおいて、前記ユーザ・インタフェース部は使
用者に向けて各種の情報を知らせるための表示部を含ん
でおり、前記主制御部は前記外部コンピュータとのコミ
ュニケーションに伴う動作状態情報を前記表示部に表示
する表示制御手段を含んでいるものであり、常に操作者
に動作情報を表示部に表示することで、操作者は現在の
状態を常時把握することができる。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載の画像読取装置に対して前記データ伝送
路を介して前記外部コンピュータを結合し、その外部コ
ンピュータには、電話回線を介してファクシミリ通信す
る機能を持たせるとともに、マルチタスク処理により前
記能動的送信手段と随時コミュニケーションをとる機能
を持たせておき、前記画像読取装置から転送されてくる
前記画像データを前記送信相手に向けてファクシミリ送
信するものであり、直接コンピュータを操作しなくて
も、簡単な操作でコンピュータに内蔵されているファク
シミリモデムでファクシミリ送信することができる。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項6におい
て、前記外部コンピュータには、画像データをプリンタ
で印刷出力する機能を持たせるとともに、マルチタスク
処理により前記能動的送信手段と随時コミュニケーショ
ンをとる機能を持たせておき、前記画像読取装置から転
送されてくる前記画像データを前記印刷部数だけ印刷出
力するものであり、コンピュータがワープロ等のアプリ
ケーションの処理を行なっていても、随時画像読取装置
からのコミュニケーションをとることができる。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項6におい
て、前記外部コンピュータには複数の送信相手情報が記
憶され、前記画像読取装置から短縮された番号が前記外
部コンピュータに送出されると、前記外部コンピュータ
は記憶している前記複数の送信相手情報のうち前記短縮
された番号に対応する送信相手情報を選択し、これに基
づいて送信するものであり、短縮番号を入力することで
ファクシミリ送信することができ、画像読取装置に電話
番号を備えるためのメモリを備える必要がなく、効率の
良いシステムを構築することができる。
【0027】以下に本発明の画像読取装置の構成、およ
びその使用方法について図面に基づいて説明する。 [画像読取装置1の構成]この発明の一実施例による画
像読取装置1の概略構成および外部コンピュータとして
のパソコン2の概略構成を図1に示してる。画像読取装
置1は、光電的に原稿を走査して画像を読み取ってディ
ジタルデータ化する画像読取部3と、読み取った画像デ
ータなどを一時記憶するメモリ4と、使用者が操作して
各種の情報を入力するとともに使用者に向けて各種の情
報を表示するための操作パネル部5(ユーザ・インタフ
ェース部)と、有線または無線の伝送路16を介して結
合されるパソコン2とデータ伝送するためのSCSIや
RS−232Cあるいはセントロニクスなどのコンピュ
ータ・インタフェース部6と、装置全体のシーケンス制
御とデータ処理を行うマイクロコンピュータからなる主
制御部7とを有し、これらが1つのケーシングに実装さ
れて独立した装置の形態をとっている。この装置形態に
ついては図示していないが、外観的には従来の画像読取
装置と大きく変わるものではない。ただし、以下に説明
する操作パネル部5は従来の画像読取装置にはないこの
発明の特徴的な要素であり、これが外観にも反映する。 [操作パネル部5の構成]操作パネル部5の一例を図2
に示している。使用者が操作する入力手段として、ファ
クシミリ送信モードかコピーモードかを指定するための
モード指定ボタンと、送信相手の電話番号やコピー部数
などの数値情報を入力するためのキー群と、画像読取時
の制御パラメータを指定するための「原稿濃淡」「文字
サイズ」「ハーフトーン」の各入力ボタンと、動作開始
を指示する「スタート」ボタンや動作停止を指示する
「ストップ」ボタン、それに短縮ダイヤル機能を使う場
合の「短縮」ボタン、入力を取り消す場合の「クリア」
ボタンなどがある。また、文字や図形あるいは絵文字な
どで対話形式で使用者に入力を促すとともに、各種の動
作状態情報を知らせる表示手段として液晶表示パネルが
ある。このような操作パネル部5の構成・外観は一般的
な専用ファクシミリ装置のそれによく似たものとなる。 [パソコン2の構成]外部コンピュータとしてのパソコ
ン2は一般的なもので良く、図2に示すように、CPU
8、主記憶10、補助記憶11、データ伝送路16で画
像読取装置1と接続されるインタフェース部9、キーボ
ード12、ディスプレイ13、プリンタ14、FAXモ
デム15などでシステム構成される。この発明の画像読
取装置1はパソコン2の周辺機器の1つとしてデータ伝
送路16で接続される。またFAXモデム15には電話
回線17が接続されている。 [画像読取装置1における主制御部7の動作]図3のフ
ローチャートは画像読取装置1の主制御部7がソフトウ
ェア処理を中心として行う制御動作の概略を示してい
る。画像読取装置1に電源が投入されいれば主制御部7
はつねに、パソコン2からインタフェース部6になんら
かの指示入力が来ているか否かをチェックするとともに
(ステップ100)、操作パネル部5からのなんらかの
入力があるか否かをチェックしている(ステップ10
1)。 パソコン2からの指示入力がある場合、その入
力に応答してコミュニケーションをとり、パソコン2か
らの制御情報・タイミングで画像読取の動作を開始し、
読み取った画像データをパソコン2に転送する(ステッ
プ110)。この機能が前述した受動的送信手段であ
る。従来の画像読取装置はこの受動的送信手段に相当す
る機能しかなかったのである。この発明の画像読取装置
1は以下のような能動的送信手段を備えている。
【0028】操作パネル部5からの入力があった場合は
ステップ102に進み、その入力内容に応じて液晶表示
パネルに対話形式の入力ガイドを表示し、所定の手順に
従って必要な情報を入力させるように促し、かつその入
力情報を取り込んで整理・編集する。
【0029】「送信」ボタンが押された場合は、送信モ
ードだと認識するとともに「相手の電話番号を入力して
ください」と表示する。電話番号が入力に応じてそれを
表示する。電話番号の入力が完了したらそれを記憶して
おくとともに「原稿を正しくセットしてスタートボタン
を押してください」と表示する。
【0030】また「コピー」ボタンが押された場合は、
コピーモードだと認識するとともに「コピー部数を入力
してください」と表示し、入力があればその数値を記憶
しておくとともに表示する。そして「原稿を正しくセッ
トしてスタートボタンを押してください」と表示する。
【0031】そして「スタート」ボタンが押されたなら
ばステップ102→103→104と進み、画像読取部
3を起動してセットされている原稿の画像を読み取って
メモリ4に一時記憶する。読取終了したならば、コンピ
ュータ・インタフェース部6を介してパソコン2に呼び
かけ、パソコン2の応答を待つ(ステップ105→10
6)。この呼びかけに伴う初期コミュニケーションで
は、パソコン2に対してファクシミリ送信処理あるいは
印刷処理を要求している旨を伝える。なお、画像読取装
置1がパソコン2に接続されていなかったり、接続され
ていてもパソコン2の電源が入っていない場合には呼び
かけに対する応答はないが、その場合はエラー処理とす
る(操作パネル部5にその旨を表示する)。
【0032】つぎに詳しく説明するように、パソコン2
は画像読取装置1から要求された仕事(ファクシミリ送
信または印刷)を実行可能なのかどうかをチェックし
て、その結果を画像読取装置1に通知してくる。パソコ
ン2から実行可能を通知してきた場合は、メモリ4に保
存してある画像データと制御情報(電話番号または印刷
部数または短縮番号など)をパソコン2に転送する(ス
テップ107→108)。その後、パソコン2から動作
状況を伝える応答情報を待ち、その応答情報に従って
「ファクシミリ送信正常終了」「相手が話し中です再送
信します」「送信途中でトラブル発生」あるいは「プリ
ント用紙が詰まりました」「プリント用紙が無くなりま
した」など、適宜な案内情報を操作パネル部5に表示す
る(ステップ109)。一方、パソコン2から実行不可
能である旨を通知してきた場合は、ステップ107から
109に進み、そのことを操作パネル部5に表示する。 [パソコン2の動作]パソコン2は例えば「ウインドウ
ズ95」のようなオペレーションシステムを搭載してお
り、マルチタスク処理が可能である。そのマルチタスク
によるバックグランド処理として、図4のフローチャー
トに示す画像読取装置対応プログラムを実行している。
つまり、パソコン2の使用者がディスプレイ13の表示
を見ながらキーボード12を操作し、例えばワープロソ
フトや表計算ソフトを動作させていても、その実行動作
には影響を与えずに図4の画像読取装置対応プログラム
を並行して実行できる。
【0033】さきに説明した図3におけるステップ10
5で画像読取装置1がパソコン2に呼びかけをすると、
その呼びかけが図4のステップ201で検出され、パソ
コン2が呼びかけを認知する。パソコン2が呼びかけに
応答して初期コミュニケーションを行い、画像読取装置
1がファクシミリ送信の仕事を要求しているのか印刷の
仕事を要求しているのかを判断する(ステップ20
2)。ファクシミリ送信の要求であればパソコン2には
正常なFAXモデム15が接続されていなければならな
いし、印刷の要求であればパソコン2には正常なプリン
タ14が接続されていなければならない。パソコン2は
仕事の遂行に必要な資源が整っているか否かをチェック
し(ステップ203)、実行不可能であった場合はその
旨を理由とともに画像読取装置1に通知し(ステップ2
10)、実行可能であればその旨を通知する(ステップ
204)。
【0034】実行可能という情報が通知されると、画像
読取装置1から画像データと制御情報(電話番号または
印刷部数または短縮番号など)が転送されてくるので、
それを受け取って一時記憶する(ステップ205)。つ
ぎに、ファクシミリ送信の要求であった場合には、制御
情報に指定されてきた電話番号に従って呼出処理を実行
し、相手のファクシミリ装置が応答したならば前記の画
像データをファクシミリ送信する(ステップ206→2
07)。このときFAXモデム15と電話回線17が使
われるのはいうまでもない。また、印刷の要求であった
場合は、制御情報に指定されてきた印刷部数の情報を認
知し、前記の画像データをプリンタ14に転送して指定
部数だけ印刷する(ステップ206→208)。このよ
うに要求された仕事を終了し、あるいは実行途中で、
「正常終了」とか「トラブル発生」といった動作状況を
画像読取装置1に通知する(ステップ209)。
【0035】なお、図面には図示していないが、コンピ
ュータ内に予め電話番号を短縮番号と対応づけて格納し
ておき、短縮番号を画像読取装置から入力させること
で、コンピュータは入力された短縮番号に基づいて該当
する電話番号を検索し、これを発呼するようにしてもよ
い。 [実施形態の他の例] パソコン2から通知される各種情報を使用者に知らせ
るための表示手段を画像読取装置1の操作パネル部5に
は設けずに、その情報をパソコン2のディスプレイ13
上に割込的ににウインドウ表示したり、または動作状態
などを知らせるレポート文書を作成してプリンタ14で
印刷出力してもよい。 画像読取装置1からパソコン2に「ファクシミリ送
信」と「印刷」の仕事を指示するのに加えて、画像デー
タにファイル名を付けてパソコン2の補助記憶11に登
録する「ファイル登録」という仕事を指示するようにし
てもよい。その場合は画像読取装置1の操作パネル部5
からファイル名を入力し、それを制御情報としてパソコ
ン2に伝える。そうすればデータベースへの画像データ
の登録作業がマルチユーザシステムで簡単に行える。 LANで複数のファクシミリモデム付きパソコンに接
続し、送受信中またはアプリケーション起動中等で該当
するパソコンからファクシミリ送信できない時には、別
のパソコンから送信させるように制御することができ
る。このときの制御は・・・ 複数台のパソコンやワークステーションおよび各種周
辺機器をネットワーク接続したLANシステムにも本発
明を適用できる。つまり、LAN伝送路を介して本発明
の画像読取装置を外部コンピュータに接続しても、前記
の実施例と同様な作用効果が得られる。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、前述の画像読取装置
をパソコン(外部コンピュータ)に接続し、パソコン本
体のキーボードなどを操作せずに、画像読取装置のユー
ザ・インタフェース部を通常の専用ファクシミリ装置と
同じ感覚で操作して、パソコン経由で画像データをファ
クシミリ送信したりコピーできる。また、パソコン本体
のキーボードを操作する人と、画像読取装置によりファ
クシミリ送信やコピーの作業を行う人とが同時に受け入
れられるマルチユーザシステムが簡単に実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による画像読取装置1およ
び外部コンピュータ(パソコン2)の概略構成図
【図2】同上画像読取装置1における操作パネル部5
(ユーザ・インタフェース部)の概略外観図
【図3】同上画像読取装置1における主制御部7の動作
を示すフローチャート
【図4】同上パソコン2の画像読取装置対応プログラム
の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 画像読取装置 2 パソコン(外部コンピュータ) 3 画像読取部 4 メモリ 5 操作パネル部(ユーザ・インタフェース部) 6 コンピュータ・インタフェース部 7 主制御部 8 CPU 9 インタフェース部 10 主記憶 11 補助記憶 12 キーボード 13 ディスプレイ 14 プリンタ 15 FAXモデム 16 データ伝送路 17 電話回線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電的に原稿の画像を読み取る画像読取
    部と、有線または無線の伝送路を介して結合される外部
    コンピュータとデータ伝送するためのコンピュータ・イ
    ンタフェース部と、使用者が操作して各種の情報を入力
    するためのユーザ・インタフェース部と、装置全体のシ
    ーケンス制御とデータ処理を行う主制御部を有し、これ
    らが1つのケーシングに実装されて独立した画像読取装
    置の形態をとっており、 前記主制御部は、前記ユーザ・インタフェース部から入
    力された情報に基づいて前記コンピュータ・インタフェ
    ース部を介して前記外部コンピュータに対して主体的に
    働きかけてコミュニケーションをとり、前記画像読取部
    で読み取った画像データを前記外部コンピュータに転送
    するとともに、その画像データの処理内容を指示する制
    御情報を前記外部コンピュータに転送する能動的送信手
    段を含んでいることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記主制御部による
    前記能動的送信手段は、前記ユーザ・インタフェース部
    により直接的または間接的に入力された送信相手情報と
    前記画像データとを前記外部コンピュータに転送して、
    前記画像データを前記送信相手にファクシミリ送信する
    旨を指示することを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記主制御部による
    前記能動的送信手段は、前記ユーザ・インタフェース部
    から入力された印刷部数情報と前記画像データとを前記
    外部コンピュータに転送して、前記画像データを前記印
    刷部数だけ印刷出力する旨を指示することを特徴とする
    画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記送信相手情報を
    短縮形態で形成する入力手段を備え、前記外部コンピュ
    ータには複数の送信相手情報を短縮番号と対応づけて記
    憶し、前記送信相手情報が前記外部コンピュータに入力
    されると、記憶される複数の送信相手情報のうち入力さ
    れた短縮番号に対応した送信相手情報を選択し、送信処
    理を行なうことを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記主制御部は、前
    記コンピュータ・インタフェース部を介して伝えられる
    前記外部コンピュータからの制御情報に応答して動作
    し、前記画像読取部で読み取った画像データを前記外部
    コンピュータに転送する受動的送信手段を含んでいるこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 該当する外部コンピュータから送信でき
    ない時には、別の外部コンピュータを選択し、ここから
    画像データ処理を行なわすことを特徴とする画像読取装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
    ユーザ・インタフェース部は使用者に向けて各種の情報
    を知らせるための表示部を含んでおり、前記主制御部は
    前記外部コンピュータとのコミュニケーションに伴う動
    作状態情報を前記表示部に表示する表示制御手段を含ん
    でいることを特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれかに記載の画像読
    取装置に対して前記データ伝送路を介して前記外部コン
    ピュータを結合し、その外部コンピュータには、電話回
    線を介してファクシミリ通信する機能を持たせるととも
    に、マルチタスク処理により前記能動的送信手段と随時
    コミュニケーションをとる機能を持たせておき、前記画
    像読取装置から転送されてくる前記画像データを前記送
    信相手に向けてファクシミリ送信することを特徴とする
    画像読取装置の使用方法。
  9. 【請求項9】 請求項6において、前記外部コンピュー
    タには、画像データをプリンタで印刷出力する機能を持
    たせるとともに、マルチタスク処理により前記能動的送
    信手段と随時コミュニケーションをとる機能を持たせて
    おき、前記画像読取装置から転送されてくる前記画像デ
    ータを前記印刷部数だけ印刷出力することを特徴とする
    画像読取装置の使用方法。
  10. 【請求項10】 請求項6において、前記外部コンピュ
    ータには複数の送信相手情報が記憶され、前記画像読取
    装置から短縮された番号が前記外部コンピュータに送出
    されると、前記外部コンピュータは記憶している前記複
    数の送信相手情報のうち前記短縮された番号に対応する
    送信相手情報を選択し、これに基づいて送信することを
    特徴とする画像読取装置の使用方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005228277A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Nec Corp 電子メールシステム、電子メール送受信端末、電子メール削除方法及び電子メール削除プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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