JPH09162708A - シュミット回路及びシュミット方法 - Google Patents

シュミット回路及びシュミット方法

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JPH09162708A
JPH09162708A JP7324151A JP32415195A JPH09162708A JP H09162708 A JPH09162708 A JP H09162708A JP 7324151 A JP7324151 A JP 7324151A JP 32415195 A JP32415195 A JP 32415195A JP H09162708 A JPH09162708 A JP H09162708A
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voltage
input signal
threshold voltage
signal
circuit
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JP7324151A
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Noriaki Muraoka
憲章 村岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号のノイズ成分が大きい場合にも、波
形整形信号が出力しないようにして本信号の波形整形信
号のみが出力されるようにすること。 【解決手段】 コンデン18には入力信号100のノイ
ズのピークレベルに応じた電圧がホールドされ、この電
圧からノイズ除去スレッシュ電圧300が作成されてコ
ンパレータ23に入力される。従って、ノイズレベルが
高かくなると、このノイズ除去スレッシュ電圧300も
高くなるので、コンパレータ23は、入力信号100の
ノイズ成分が入力されている期間に、アンド回路24を
遮断するため、コンパレータ21から出力される入力信
号100の本信号の入力に対応するRSフリップフロッ
プをセットする信号をRSフリップフロップに入力させ
ないため、RSフリップフロップ25からノイズ成分の
波形整形信号は出力されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズ成分が重畳
された一定周期のアナログパルス信号をノイズを除去し
て波形整形するシュミット回路及びシュミット方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来この種のシュミット回路の一
例を示したブロック図である。波形整形対象入力信号1
00はCTLアンプ1を介してコンパレータ2、12の
正入力端子に入力される。入力信号100は図6に示す
ような波形を有し、+側はコンパレータ2、6、7、ス
ィッチ4、バッファ5、アンド回路8、RSフリップフ
ロップコンデンサ9側で波形整形され、−側はコンパレ
ータ12、16、17、スイッチ14、バッファ15、
アンド回路18、RSフリップフロップ9側で波形整形
され、+側と、−側は極性が違うだけで同一動作を行う
ため、以降、+側の動作につて説明する。
【0003】コンパレータ2は入力信号100のピーク
電圧をコンデンサ3に充電されているホールド電圧と比
較し、入力信号100の電圧レベルが前記ホールド電圧
を越えると、その出力がハイレベルになってスイッチ4
をオンとする。これにより、電圧源Vccからコンデン
サ3に電流が流れ、このコンデンサ3を充電する。その
後、ピーク電圧が前記ホールド電圧を下回ると、コンパ
レータ2の出力電圧はローレベルになって、スイッチ4
をオフにする。これにより、コンデンサ3のホールド電
圧は抵抗R1(+)を通して放電する。
【0004】バッファ5はコンデンサ3のホールド電圧
を電圧伝送して分圧抵抗R3(+)、R4(+)に印加
する。これにより、前記コンデンサ3のホールド電圧は
抵抗R3(+)、R4(+)により分圧されて、スレッ
シュ電圧200となり、コンパレータ6の負入力端子に
入力される。コンパレータ6の正入力端子には前記入力
信号100が入力されるため、コンパレータ6は前記入
力信号100と前記スレッシュ電圧とを比較し、前記入
力信号100が前記スレッシュ電圧200を越えた期
間、ハイレベルとなり、そうでない期間をローレベルに
する信号をアンド回路8の一方の端子に出力する。
【0005】ところで、抵抗R8(+)、抵抗R9
(+)は電圧Vccを分圧してノイズ除去スレッシュ電
圧300を発生し、これをコンパレータ7の負入力端子
に入力する。コンパレータ7の正入力端子には前記入力
信号100が入力されるため、コンパレータ7は入力信
号100がノイズ除去スレッシュ電圧300を越えた場
合のみ、その出力をハイレベルにして、アンド回路8の
他方の端子に入力する。これにより、アンド回路8は入
力信号100がノイズ除去スレッシュ電圧300を越え
た場合のみ導通して、コンパレータ6の出力をRSフリ
ップフロップ9のセット端子Sに入力する。したがっ
て、RSフリップフロップ9は入力信号100の+側が
ノイズ除去スレッシュ電圧300を越え、且つ更にコン
デンサ3のホールド電圧レベルを分圧して得られるスレ
ッシュ電圧200を越えた場合にセットされて、その出
力Qをハイレベルにする。
【0006】同様に、RSフリップフロップ9は入力信
号100の−側の絶対値がノイズ除去スレッシュ電圧3
00を越え、更にコンデンサ13のホールド電圧を分圧
して得られるスレッシュ電圧200を越えた場合にリセ
ットされて、その出力Qをローレベルにする。このよう
な動作により、RSフリップフロップ9の出力Qは入力
信号100を波形整形し、図6(B)に示すような波形
整形信号400を出力する。
【0007】上記のような構成のシュミット回路では、
分圧抵抗R8(+)、抵抗R9(+)又は分圧抵抗R8
(−)、抵抗R9(−)で作成されるノイズ除去スレッ
シュ電圧300が固定レベルであるため、図7(A)に
示すように入力信号100に重畳されたノイズ成分が、
ノイズ除去スレッシュ電圧300よりも大きく、更にス
レッシュ電圧200よりも大きい場合、コンパレータ6
による+側ノイズ成分の比較結果がアンド回路8を通過
してRSフリップフロップ9をセットしてしまい、同様
に、コンパレータ16による−側ノイズ成分の比較結果
がアンド回路18を通過してRSフリップフロップ9を
リセットしてしまうため、RSフリップフロップ9から
前記ノイズ成分が波形整形された図7(B)に示すよう
な信号が出力されてしまうという不具合が生じる。
【0008】又は、図8(A)に示すように前記入力信
号100に重畳されたノイズ成分が、ノイズ除去スレッ
シュ電圧300よりも大きく、しかも、入力信号100
の本信号のピークレベルが+側ノイズ成分のピークレベ
ル以下の場合、或いは本心号が入力されない場合、コン
パレータ6による+側ノイズ成分の比較結果がアンド回
路8を通過してRSフリップフロップ9をセットしてし
まい、同様に、コンパレータ16による−側ノイズ成分
の比較結果がアンド回路18を通過してRSフリップフ
ロップ9をリセットしてしまうため、RSフリップフロ
ップ9から図8(B)に示すように前記ノイズ成分が波
形整形された信号が出力されてしまうという不具合が生
じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のシ
ュミット回路では、分圧抵抗R8(+)、抵抗R9
(+)又は分圧抵抗R8(−)、抵抗R9(−)で作成
されるノイズ除去スレッシュ電圧300が固定レベルで
あるため、入力信号100に重畳されたノイズ成分が、
ノイズ除去スレッシュ電圧300よりも大きく、更にス
レッシュ電圧200よりも大きい場合、又は同入力信号
100に重畳されたノイズ成分が、ノイズ除去スレッシ
ュ電圧300よりも大きく、しかも、入力信号100の
本信号のピークレベルがノイズ成分のピークレベル以下
の場合、或いは入力信号100の本信号が入力されない
場合、RSフリップフロップ9から前記ノイズ成分が波
形整形された信号が出力されてしまうという不具合が生
じる。
【0010】そこで本発明は上記のような課題に鑑み、
入力信号に重畳されたノイズ成分のレベルが大きい場合
等のあらゆる状況に応じて前記ノイズ成分の波形整形信
号が出力しないようにして本信号の波形整形信号のみが
出力されるようにしたノイズ除去の信頼性を向上させる
ことができるシュミット回路及びシュミット方法を提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入力
信号のピーク電圧に対応するスレッシュ電圧を作成する
スレッシュ電圧作成手段と、このスレッシュ電圧作成手
段によって作成されたスレッシュ電圧と前記入力信号の
電圧レベルとを比較して前記入力信号の電圧レベルが前
記スレッシュ電圧以上であった場合の前記入力信号の入
力時点を示す信号を発生する第1の比較手段と、前記入
力信号からノイズ成分のみを抽出する抽出手段と、この
抽出手段により抽出されたノイズ成分のピーク電圧の変
化に応じて変化するノイズ除去スレッシュ電圧を作成す
るをノイズ除去スレッシュ電圧作成手段と、このノイズ
除去スレッシュ電圧作成手段により作成されたノイズ除
去スレッシュ電圧と前記入力信号の電圧レベルとを比較
する第2の比較手段と、この第2の比較手段で前記入力
信号の電圧レベルが前記ノイズ除去スレッシュ電圧より
も高いことが検出された場合のみ、前記第1の比較手段
で発生した信号に基づいて前記入力信号の波形整形信号
を発生する波形整形手段とを具備した構成を備えてい
る。
【0012】請求項2の発明は、前記スレッシュ電圧作
成手段は、前記入力信号のピーク電圧と前記抽出手段に
より抽出されたノイズ成分のピーク電圧とに基づいて前
記スレッシュ電圧を作成する構成を備えている。
【0013】請求項3の発明は、前記ノイズ除去スレッ
シュ電圧作成手段が作成するノイズ除去スレッシュ電圧
は、前記ノイズ成分のピーク電圧よりも常に高い構成を
備えている。
【0014】請求項4の発明は、前記ノイズ除去スレッ
シュ電圧作成手段は、前記入力信号のノイズ成分のピー
ク電圧に対応する電圧をホールドするホールド回路と、
このホールド回路にホールドされた電圧と前記ノイズ成
分の電圧レベルとを比較する比較回路と、この比較回路
が前記ノイズ成分の電圧レベルが前記ホールドされた電
圧より高いことを検出すると前記ホールド回路を充電す
る充電回路とを有し、前記ホールド回路にホールドされ
た電圧に基づいて前記ノイズ除去スレッシュ電圧を作成
する構成を備えている。
【0015】請求項5の発明は、前記抽出手段は、前記
スレッシュ電圧作成手段によって作成されたスレッシュ
電圧と前記ホールド回路にホールドされたホールド電圧
に基づいて本信号除去電圧を作成する除去電圧作成回路
と、この除去電圧作成回路により作成された除去電圧と
前記入力信号の電圧レベルとを比較してこの入力信号の
電圧レベルが前記本信号除去電圧以下の場合のみ、前記
入力信号の電圧レベルを前記ホールド回路のホールド電
圧と比較し、前記入力信号の電圧レベルが前記ホールド
電圧より高い期間のみ前記ホールド回路を充電する制御
回路とを有する構成を備えている。
【0016】請求項6の発明は、入力信号がノイズ除去
スレッシュ電圧を越えた場合のみ、前記入力信号のピー
クレベルに対応したスレッシュ電圧と前記入力信号の電
圧レベルとを比較し、この比較結果に基づいて前記入力
信号の波形整形信号を発生するシュミット方法にあっ
て、前記入力信号のノイズ成分のピーク電圧をホールド
し、このホールドした電圧の変化に対応して変化するよ
うな前記ノイズ除去スレッシュ電圧を作成する構成を備
えている。
【0017】請求項7の発明は、前記ノイズ除去スレッ
シュ電圧を前記入力信号のノイズ成分のピーク電圧より
も常に高くする構成を備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のシュミット回路の
一実施の形態を示したブロック図である。11は入力信
号100とコンデンサ16のホールド電圧とを比較する
コンパレータ、12は入力信号100と本信号除去スレ
ッシュ電圧500を比較するコンパレータ、13は入力
信号100とコンデンサ18のホールド電圧とを比較す
るコンパレータ、14はコンパレータ12、13の出力
信号の論理積をとるアンド回路、15はコンパレータ1
1の出力信号によりオンオフされるスイッチ、16は入
力信号100のピーク電圧に対応する電圧をホールドす
るコンデンサ、17はアンド回路14の出力信号でオン
オフするスイッチ、18は入力信号100の大きさに応
じた電圧をホールドするコンデンサ、19、20は入力
電圧を電圧伝送するバッファ、21は入力信号100の
ノイズレベルの大きさに応じたスレッシュ電圧200を
比較するコンパレータ、22は入力電圧を増幅するアン
プ、23はバッファ19の出力電圧とアンプ22の出力
電圧を比較するコンパレータ、24はコンパレータ21
とコンパレータ23の出力信号の論理積を取るアンド回
路、25はアンド回路24、44の出力信号により、セ
ット、リセットされるRSフィリップフロップである。
【0019】31は入力信号100とコンデンサ36の
ホールド電圧とを比較するコンパレータ、32は入力信
号100と本信号除去スレッシュ電圧500を比較する
コンパレータ、33は入力信号100とコンデンサ38
のホールド電圧とを比較するコンパレータ、34はコン
パレータ32、33の出力信号の論理積をとるアンド回
路、35はコンパレータ31の出力信号によりオンオフ
されるスイッチ、36は入力信号100のピーク電圧に
対応する電圧をホールドするコンデンサ、37はアンド
回路34の出力信号でオンオフするスイッチ、38は入
力信号100のノイズレベルの大きさに応じた電圧をホ
ールドするコンデンサ、39、40は入力電圧を電圧伝
送するバッファ、41は入力信号100とスレッシュ電
圧200を比較するコンパレータ、42は入力電圧を増
幅するアンプ、43はバッファ39の出力電圧とアンプ
42の出力電圧を比較するコンパレータ、44はコンパ
レータ41とコンパレータ43の出力信号の論理積を取
るアンド回路である。
【0020】次に本実施の形態の動作について説明す
る。コンパレータ11は入力信号100の電圧レベルを
コンデンサ16のホールド電圧と比較し、入力信号10
0の電圧レベルが前記ホールド電圧を越えると、その出
力がハイレベルになってスイッチ15をオンとする。こ
れにより、電圧源Vccからコンデンサ16に電流が流
れ、このコンデンサ16を充電する。その後、入力信号
100の電圧レベルが前記ホールド電圧を下回ると、コ
ンパレータ11の出力電圧はローレベルになって、スイ
ッチ15をオフにする。これにより、コンデンサ16の
ホールド電圧は抵抗R1(+)を通して放電する。
【0021】バッファ19はコンデンサ16のホールド
電圧を電圧伝送して分圧抵抗R3(+)、R4(+)、
R5(+)に印加する。これにより、前記コンデンサ1
6のホールド電圧は抵抗R3(+)、(R4(+)+R
5(+))によりバッファ20の出力電圧分であるコン
デンサ18のホールド電圧との間で、分圧されてスレッ
シュ電圧200となり、コンパレータ21の負入力端子
に入力される。コンパレータ21の正入力端子にはこの
入力信号100が入力されるため、コンパレータ6は前
記入力信号100をこのスレッシュ電圧200と比較
し、前記入力信号100の電圧レベルが前記スレッシュ
電圧200を越えた期間、ハイレベルとなり、そうでな
い期間をローレベルにする信号をアンド回路24の一方
の端子に出力する。
【0022】コンパレータ12は、(抵抗R3(+)+
抵抗R(+))、抵抗5(+)によりバッファ14の出
力電圧、即ち、コンデンサ16のホールド電圧をバッフ
ァ19の出力電圧分であるコンデンサ16のホールド電
圧との間で、分圧して生成した本信号判別電圧500を
負入力端子に入力し、入力信号100を正入力端子に入
力して、両信号を比較し、入力信号100の電圧レベル
が本信号判別電圧500を越えた時、その出力信号をロ
ーレベルとし、本信号判別電圧500を越えたない間は
ハイレベルとしする本信号除去信号600をアンド回路
14の一方の入力端子に出力する。従って、アンド回路
14は入力される本信号除去信号600がローレベルの
時、遮断状態で、ハイレベルの時、導通状態になる。即
ち、入力信号100が本信号のレベルを越えないノイズ
成分の場合のみ、アンド回路14は導通状態になる。
【0023】一方、コンパレータ13は入力信号100
とコンデンサ18にホールドされているノイズ成分に対
応したホールド電圧とを比較して、入力信号100が前
記ホールド電圧を越えた場合、その出力をハイレベルと
してアンド回路14に出力する。この時、アンド回路1
4が導通していると、コンパレータ13の出力信号はア
ンド回路14を通してスイッチ17に出力され、このス
イッチ17をオンとする。しかし、入力信号100が本
信号判別電圧500を越えると、本信号除去信号600
がローレベルとなって、アンド回路14が遮断し、スイ
ッチ17がオフになる。このため、スイッチ17がオン
の期間のみ、このスイッチ17を通して、電圧源Vcc
からコンデンサ18に電流が流れ、このコンデンサ18
を前記入力信号のノイズ成分のピークホールド電圧に対
応する電圧に充電する。
【0024】コンデンサ18に充電されたホールド電圧
はバッファ20により電圧伝送されてアンプ22に入力
されて、所定レベル増幅された後、ノイズ除去スレッシ
ュ電圧300となってコンパレータ23の負入力端子に
入力される。尚、アンプ22の増幅レベルは抵抗R6
(+)、R7(+)、R8(+)の抵抗値により予め決
定されているものとする。コンパレータ23はバッファ
19の出力電圧とアンプ22の出力電圧を比較し、バッ
ファ19の出力電圧の方がアンプ22の出力電圧よりも
高い場合、その出力電圧をハイレベルにして、RSフィ
リップフロップ25のセット端子Sに出力するため、こ
の時点でRSフリップフロップ25がセットされる。
【0025】上記動作は、図2(A)に示すような入力
信号100の+側についての説明であったが、図2
(A)に示すような同入力信号100の−側の信号は、
コンパレータ31、32、33、41、43、アンド回
路34、44、スイッチ35、37、コンデンサ36、
38、アンプ42等から成る回路により、前述した+側
の動作と同じ処理を受け、アンド回路44の出力信号が
RSフリップフロップのリセット端子Rに入力される。
即ち、コンパレータ32、33、41、アンド回路3
4、スイッチ37、コンデンサ38、バッファ40、ア
ンプ42から成る回路から出力されるノイズ除去スレッ
シュ電圧300より、入力信号100の−側の−側の本
信号の電圧が大きくなった時のみアンド回路44から出
力される信号がハイレベルになってRSフリップフロッ
プ25をリセットする。これにより、RSフリップフロ
ップ25は図2(B)に示すように入力信号100の+
側の本信号の立ち上がりによりハイレベルとなり、同入
力信号100の−側の本信号の立ち下がりによりローレ
ベルとなる波形整形信号400をそのQ端子から出力す
る。
【0026】本実施の形態によれば、図3に示すように
入力信号100に重畳されたノイズ成分nの大きさが本
信号に対してかなり大きくなった場合、コンデンサ18
又はコンデンサ38にホールドされるノイズ成分のピー
ク電圧レベルの絶対値が高くなるため、アンプ22、4
2からコンパレータ23、43の負入力端子に入力され
るノイズ除去スレッシュ電圧300も大きくなるため、
コンパレータ23、43に前記したかなり大きなノイズ
成分が入力されても、このコンパレータ23、43の出
力がハイレベルにならないため、アンド回路24又は4
4は遮断状態となって、コンパレータ21又は41側か
ら出力されるノイズ成分による信号がRSフリップフロ
ップ25側に入力されるのを防止することができるの
で、図3(B)に示すようにRSフリップフロップ25
は本信号だけに対応してセット、リセットを繰り返し、
ノイズ成分による影響を含まない波形整形信号400を
出力することができる。
【0027】又、図4(A)に示すように入力信号10
0の本信号に含まれるノイズ成分nが+側−側共に本信
号よりも大きい場合、コンデンサ18、38にホールド
される電圧が高くなり、ノイズ除去スレッシュ電圧30
0がノイズ成分及び本信号のピークレベルよりも高くな
るため、コンパレータ23、43の出力が常にローレベ
ルとなってアンド回路24、44を遮断状態とし、アン
ド回路24、44の出力信号はローレベルになったまま
とするため、RSフリップフロップ25はその動作を停
止し、その出力400はハイレベル又はローレベルのい
ずれかの状態を保持するので、図4(B)に示すように
波形整形信号を出力しない状態とすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上記述した如く本発明のシュミット回
路及びシュミット方法によれば、入力信号に重畳された
ノイズ成分のレベルが大きい場合等のあらゆる状況に応
じて前記ノイズ成分の波形整形信号が出力しないように
して本信号の波形整形信号のみが出力されるようにした
ノイズ除去の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシュミット回路の一実施の形態を示し
たブロック図。
【図2】図1に示した回路に入力される入力信号と同回
路から出力される波形整形信号の波形例を示した図。
【図3】図1に示した回路に入力される入力信号と同回
路から出力される波形整形信号の他の波形例を示した
図。
【図4】図1に示した回路に入力される入力信号と同回
路から出力される波形整形信号の更に他の波形例を示し
た図。
【図5】従来のシュミット回路の一例を示したブロック
図。
【図6】図5に示した回路に入力される入力信号と同回
路から出力される波形整形信号の波形例を示した図。
【図7】図5に示した回路に入力される入力信号と同回
路から出力される波形整形信号の他の波形例を示した
図。
【図8】図5に示した回路に入力される入力信号と同回
路から出力される波形整形信号の更に他の波形例を示し
た図。
【符号の説明】
11、12、13、21、23、31、32、33、4
1、43…コンパレータ 14、24、34、44…アンド回路 15、17、35、37…スイッチ 16、18、36、38…コンデンサ 19、20、39、40…バッファ 22、42…アンプ 25…RSフリップフロップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号のピーク電圧に対応するスレッ
    シュ電圧を作成するスレッシュ電圧作成手段と、 このスレッシュ電圧作成手段によって作成されたスレッ
    シュ電圧と前記入力信号の電圧レベルとを比較して前記
    入力信号の電圧レベルが前記スレッシュ電圧以上であっ
    た場合の前記入力信号の入力時点を示す信号を発生する
    第1の比較手段と、 前記入力信号からノイズ成分のみを抽出する抽出手段
    と、 この抽出手段により抽出されたノイズ成分のピーク電圧
    の変化に応じて変化するノイズ除去スレッシュ電圧を作
    成するをノイズ除去スレッシュ電圧作成手段と、 このノイズ除去スレッシュ電圧作成手段により作成され
    たノイズ除去スレッシュ電圧と前記入力信号の電圧レベ
    ルとを比較する第2の比較手段と、 この第2の比較手段で前記入力信号の電圧レベルが前記
    ノイズ除去スレッシュ電圧よりも高いことが検出された
    場合のみ、前記第1の比較手段で発生した信号に基づい
    て前記入力信号の波形整形信号を発生する波形整形手段
    とを具備したことを特徴とするシュミット回路。
  2. 【請求項2】 前記スレッシュ電圧作成手段は、前記入
    力信号のピーク電圧と前記抽出手段により抽出されたノ
    イズ成分のピーク電圧とに基づいて前記スレッシュ電圧
    を作成することを特徴とする請求項1記載のシュミット
    回路。
  3. 【請求項3】 前記ノイズ除去スレッシュ電圧作成手段
    が作成するノイズ除去スレッシュ電圧は、前記ノイズ成
    分のピーク電圧よりも常に高いことを特徴とする請求項
    1記載のシュミット回路。
  4. 【請求項4】 前記ノイズ除去スレッシュ電圧作成手段
    は、前記入力信号のノイズ成分のピーク電圧に対応する
    電圧をホールドするホールド回路と、 このホールド回路にホールドされた電圧と前記ノイズ成
    分の電圧レベルとを比較する比較回路と、 この比較回路が前記ノイズ成分の電圧レベルが前記ホー
    ルドされた電圧より高いことを検出すると前記ホールド
    回路を充電する充電回路とを有し、 前記ホールド回路にホールドされた電圧に基づいて前記
    ノイズ除去スレッシュ電圧を作成することを特徴とする
    請求項1記載のシュミット回路。
  5. 【請求項5】 前記抽出手段は、前記スレッシュ電圧作
    成手段によって作成されたスレッシュ電圧と前記ホール
    ド回路にホールドされたホールド電圧に基づいて本信号
    除去電圧を作成する除去電圧作成回路と、 この除去電圧作成回路により作成された除去電圧と前記
    入力信号の電圧レベルとを比較してこの入力信号の電圧
    レベルが前記本信号除去電圧以下の場合のみ、前記入力
    信号の電圧レベルを前記ホールド回路のホールド電圧と
    比較し、前記入力信号の電圧レベルが前記ホールド電圧
    より高い期間のみ前記ホールド回路を充電する制御回路
    とを有することを特徴とする請求項4記載のシュミット
    回路。
  6. 【請求項6】 入力信号がノイズ除去スレッシュ電圧を
    越えた場合のみ、前記入力信号のピークレベルに対応し
    たスレッシュ電圧と前記入力信号の電圧レベルとを比較
    し、この比較結果に基づいて前記入力信号の波形整形信
    号を発生するシュミット方法にあって、 前記入力信号のノイズ成分のピーク電圧をホールドし、
    このホールドした電圧の変化に対応して変化するような
    前記ノイズ除去スレッシュ電圧を作成することを特徴と
    するシュミット方法。
  7. 【請求項7】 前記ノイズ除去スレッシュ電圧を前記入
    力信号のノイズ成分のピーク電圧よりも常に高くするこ
    とを特徴とする請求項6記載のシュミット方法。
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