JPH09161441A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JPH09161441A JPH09161441A JP33800595A JP33800595A JPH09161441A JP H09161441 A JPH09161441 A JP H09161441A JP 33800595 A JP33800595 A JP 33800595A JP 33800595 A JP33800595 A JP 33800595A JP H09161441 A JPH09161441 A JP H09161441A
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- Japan
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- tape
- cassette
- guide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フランジ部付きテープガイドをカセット筐体
の前方部位に上下動可能に設ける。 【解決手段】 カセット筐体２の前方部位にフランジ部
付きテープガイド１１，（１２）を圧縮バネ１３でカセ
ット筐体２の底板２ｂ１側に常時付勢しながら上下動可
能に支持し、テープカセット１Ａの磁気記録再生装置２
０Ａへの装着時、フランジ部付きテープガイド１１，
（１２）と対応する位置に設けた装置２０Ａ側の基準ピ
ン２５をカセット筐体２の底板２ｂ１側から進入させ
て、基準ピン２５を圧縮バネ１３の付勢力に抗してフラ
ンジ部付きテープガイド１１，（１２）の下部に当接さ
せることにより、フランジ部付きテープガイド１１，
（１２）と一体にこれに添接した磁気テープ３を装置２
０Ａ側のテープ走行高さに合わせている。
の前方部位に上下動可能に設ける。 【解決手段】 カセット筐体２の前方部位にフランジ部
付きテープガイド１１，（１２）を圧縮バネ１３でカセ
ット筐体２の底板２ｂ１側に常時付勢しながら上下動可
能に支持し、テープカセット１Ａの磁気記録再生装置２
０Ａへの装着時、フランジ部付きテープガイド１１，
（１２）と対応する位置に設けた装置２０Ａ側の基準ピ
ン２５をカセット筐体２の底板２ｂ１側から進入させ
て、基準ピン２５を圧縮バネ１３の付勢力に抗してフラ
ンジ部付きテープガイド１１，（１２）の下部に当接さ
せることにより、フランジ部付きテープガイド１１，
（１２）と一体にこれに添接した磁気テープ３を装置２
０Ａ側のテープ走行高さに合わせている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フランジ部付きテ
ープガイドをカセット筐体の前方部位に上下動可能に設
けたテープカセットに関するものである。
ープガイドをカセット筐体の前方部位に上下動可能に設
けたテープカセットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、磁気テープを巻回した一対の
リールをカセット筐体内に収納したテープカセットは、
ビデオ・テープレコーダ（ＶＴＲ），デジタル・オーデ
ィオ・テープレコーダ（ＤＡＴ）などの磁気記録再生装
置（以下、装置と記す）に多用されている。
リールをカセット筐体内に収納したテープカセットは、
ビデオ・テープレコーダ（ＶＴＲ），デジタル・オーデ
ィオ・テープレコーダ（ＤＡＴ）などの磁気記録再生装
置（以下、装置と記す）に多用されている。
【０００３】この種のテープカセットは、保管時とか携
帯時などの不使用時にカセット筐体の前方部位に掛け渡
した磁気テープを前蓋で保護する一方、装置への使用時
に装置内で前蓋を開蓋して装置側のテープ引出し用ガイ
ドなどにより磁気テープを磁気ヘッドと一体に回転する
回転ドラムの方向に引出している。そして、引出した磁
気テープを回転ドラムに所定の角度に亘って螺旋状に巻
き付けて、回転する磁気ヘッドによりヘリカルスキャン
して記録再生している。
帯時などの不使用時にカセット筐体の前方部位に掛け渡
した磁気テープを前蓋で保護する一方、装置への使用時
に装置内で前蓋を開蓋して装置側のテープ引出し用ガイ
ドなどにより磁気テープを磁気ヘッドと一体に回転する
回転ドラムの方向に引出している。そして、引出した磁
気テープを回転ドラムに所定の角度に亘って螺旋状に巻
き付けて、回転する磁気ヘッドによりヘリカルスキャン
して記録再生している。
【０００４】図４は従来のテープカセットを示した斜視
図、図５は従来のテープカセットにおいて、（Ａ）は装
置に装着する前の状態を示し、（Ｂ）は装置に装着した
状態を示した側断面図である。
図、図５は従来のテープカセットにおいて、（Ａ）は装
置に装着する前の状態を示し、（Ｂ）は装置に装着した
状態を示した側断面図である。
【０００５】図４に示した従来のテープカセット１Ｂに
おいて、カセット筐体２は樹脂材を用いて成形した上ハ
ーフ部材２ａと下ハーフ部材２ｂとで夫々の外周部を突
き合わせて直方形状に形成されている。
おいて、カセット筐体２は樹脂材を用いて成形した上ハ
ーフ部材２ａと下ハーフ部材２ｂとで夫々の外周部を突
き合わせて直方形状に形成されている。
【０００６】このカセット筐体２内には、磁気テープ３
を巻回した一対のリール４，５が回転可能に収納されて
おり、図示右側のリール４は供給リールであり、一方、
図示左側のリール５は巻取リールである。
を巻回した一対のリール４，５が回転可能に収納されて
おり、図示右側のリール４は供給リールであり、一方、
図示左側のリール５は巻取リールである。
【０００７】また、図５（Ａ），（Ｂ）にも示した如
く、上ハーフ部材２ａの天板２ａ１の裏面には“へ字
状”の板バネ６が固着されており、この板バネ６の先端
は一対のリール４，（５）の中央上部に突出したピボッ
ト部４ａ，（５ａ）に当接して、板バネ６の付勢力によ
りリール４，（５）を常に下ハーフ部材２ｂの底板２ｂ
１側に押圧している。
く、上ハーフ部材２ａの天板２ａ１の裏面には“へ字
状”の板バネ６が固着されており、この板バネ６の先端
は一対のリール４，（５）の中央上部に突出したピボッ
ト部４ａ，（５ａ）に当接して、板バネ６の付勢力によ
りリール４，（５）を常に下ハーフ部材２ｂの底板２ｂ
１側に押圧している。
【０００８】図４に戻り、カセット筐体２の前方部位に
は、供給側と巻取側に別れて磁気テープ３を案内するフ
ランジレスのテープガイド７〜９が図示位置に設けられ
ていると共に、前蓋１０が開閉自在に設けられている。
は、供給側と巻取側に別れて磁気テープ３を案内するフ
ランジレスのテープガイド７〜９が図示位置に設けられ
ていると共に、前蓋１０が開閉自在に設けられている。
【０００９】次に、上記のように構成したテープカセッ
ト１Ｂを保管したり、あるいは携帯するなどの不使用時
で装置に装着する前には、供給リール４から出た磁気テ
ープ３が供給側のテープガイド７と巻取側のテープガイ
ド８とに添接しながら掛け渡されて、巻取側のテープガ
イド９を経由した後に巻取リール５に巻かれている。そ
して、カセット筐体２の前方部位に掛け渡された磁気テ
ープ３は閉蓋した前蓋１０で保護されている。
ト１Ｂを保管したり、あるいは携帯するなどの不使用時
で装置に装着する前には、供給リール４から出た磁気テ
ープ３が供給側のテープガイド７と巻取側のテープガイ
ド８とに添接しながら掛け渡されて、巻取側のテープガ
イド９を経由した後に巻取リール５に巻かれている。そ
して、カセット筐体２の前方部位に掛け渡された磁気テ
ープ３は閉蓋した前蓋１０で保護されている。
【００１０】更に、図５（Ａ）に示したように、装置に
装着する前の不使用時には、一対のリール４，（５）の
底面側が板バネ６の付勢力により下ハーフ部材２ｂの底
板２ｂ１に当接しているので、一対のリール４，（５）
はカセット筐体２内で回転するのを阻止されている。
装着する前の不使用時には、一対のリール４，（５）の
底面側が板バネ６の付勢力により下ハーフ部材２ｂの底
板２ｂ１に当接しているので、一対のリール４，（５）
はカセット筐体２内で回転するのを阻止されている。
【００１１】次に、図５（Ｂ）に示したように、テープ
カセット１Ｂを装置２０Ｂに装着した使用時には、装置
２０Ｂ内で前蓋１０を開蓋して、一対のリール４，
（５）の底面側を装置２０Ｂ内に回転可能に設けた一対
のリール台２１，（２２）上に載置する。この際、一対
のリール台２１，（２２）に載置した一対のリール４，
（５）は、板バネ６の付勢力に抗して僅かに上方の上ハ
ーフ部材２ａの天板２ａ１側に持ち上げられて、一対の
リール４，（５）の底板２ｂ１への当接が解除されて回
転可能となり、且つ、一対のリール４，（５）に巻回し
た磁気テープ３が装置２０Ｂ側のテープ走行高さに合わ
せられる。この後、カセット筐体２の前方部位に掛け渡
した磁気テープ３は、カセット筐体２内に進入した装置
２０Ｂ側のテープ引出し用ガイド２３，（２４）などに
よりカセット筐体２外に引き出されている。
カセット１Ｂを装置２０Ｂに装着した使用時には、装置
２０Ｂ内で前蓋１０を開蓋して、一対のリール４，
（５）の底面側を装置２０Ｂ内に回転可能に設けた一対
のリール台２１，（２２）上に載置する。この際、一対
のリール台２１，（２２）に載置した一対のリール４，
（５）は、板バネ６の付勢力に抗して僅かに上方の上ハ
ーフ部材２ａの天板２ａ１側に持ち上げられて、一対の
リール４，（５）の底板２ｂ１への当接が解除されて回
転可能となり、且つ、一対のリール４，（５）に巻回し
た磁気テープ３が装置２０Ｂ側のテープ走行高さに合わ
せられる。この後、カセット筐体２の前方部位に掛け渡
した磁気テープ３は、カセット筐体２内に進入した装置
２０Ｂ側のテープ引出し用ガイド２３，（２４）などに
よりカセット筐体２外に引き出されている。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のテー
プカセット１Ｂでは、図５（Ａ）に示したように、装置
に装着する前の不使用時に、一対のリール４，（５）が
板バネ６の付勢力により下ハーフ部材２ｂの底板２ｂ１
側に下がっているため、一対のリール４，（５）に巻回
した磁気テープ３も下方に下がり、この磁気テープ３は
カセット筐体２の前方部位に設けたフランジレスのテー
プガイド７，（８）に下がった位置で添接している。こ
の状態でテープカセット１Ｂを装置２０Ｂに装着する
と、図５（Ｂ）に示したように、一対のリール台２１，
（２２）に載置した一対のリール４，（５）は板バネ６
の付勢力に抗して僅かに上ハーフ部材２ａ側に持ち上げ
られて、一対のリール４，（５）に巻回した磁気テープ
３が装置２０Ｂ側のテープ走行高さに合わせられるもの
の、フランジレスのテープガイド７，（８）に添接した
磁気テープ３はテープガイド７，（８）との摩擦により
上方に変位できず、テープガイド７，（８）に下がった
まま添接している状態になる場合が多い。
プカセット１Ｂでは、図５（Ａ）に示したように、装置
に装着する前の不使用時に、一対のリール４，（５）が
板バネ６の付勢力により下ハーフ部材２ｂの底板２ｂ１
側に下がっているため、一対のリール４，（５）に巻回
した磁気テープ３も下方に下がり、この磁気テープ３は
カセット筐体２の前方部位に設けたフランジレスのテー
プガイド７，（８）に下がった位置で添接している。こ
の状態でテープカセット１Ｂを装置２０Ｂに装着する
と、図５（Ｂ）に示したように、一対のリール台２１，
（２２）に載置した一対のリール４，（５）は板バネ６
の付勢力に抗して僅かに上ハーフ部材２ａ側に持ち上げ
られて、一対のリール４，（５）に巻回した磁気テープ
３が装置２０Ｂ側のテープ走行高さに合わせられるもの
の、フランジレスのテープガイド７，（８）に添接した
磁気テープ３はテープガイド７，（８）との摩擦により
上方に変位できず、テープガイド７，（８）に下がった
まま添接している状態になる場合が多い。
【００１３】従って、カセット筐体２の前方部位に掛け
渡した磁気テープ３がテープガイド７，（８）に下がっ
たまま添接している状態から、装置２０Ｂ側のテープ引
出し用ガイド２３，（２４）などにより磁気テープ３を
カセット筐体２外に引き出すと、磁気テープ３の高さが
テープ引出し用ガイド２３，（２４）などとテープ走行
高さが合わないため、これらのテープ引出し用ガイド２
３，（２４）の下フランジ部でテープダメージが起き易
く問題となる。
渡した磁気テープ３がテープガイド７，（８）に下がっ
たまま添接している状態から、装置２０Ｂ側のテープ引
出し用ガイド２３，（２４）などにより磁気テープ３を
カセット筐体２外に引き出すと、磁気テープ３の高さが
テープ引出し用ガイド２３，（２４）などとテープ走行
高さが合わないため、これらのテープ引出し用ガイド２
３，（２４）の下フランジ部でテープダメージが起き易
く問題となる。
【００１４】とくに最近、磁気テープ３に高密度に記録
するためにテープ厚みが薄く、且つ、剛性が小さいメタ
ルテープなどを使用する傾向があるので、テープ引出し
中にテープダメージが発生し易い傾向にある。
するためにテープ厚みが薄く、且つ、剛性が小さいメタ
ルテープなどを使用する傾向があるので、テープ引出し
中にテープダメージが発生し易い傾向にある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、磁気テープを巻回した一対のリ
ールを、カセット筐体の天板側に固着した板バネにより
底板側に押圧しながら該カセット筐体内に収納し、且
つ、前記カセット筐体の前方部位で供給側と巻取側とに
夫々設けたテープガイド間に前記磁気テープを添接させ
ながら掛け渡したテープカセットにおいて、前記磁気テ
ープを前記カセット筐体の前方部位に掛け渡すために供
給側と巻取側とに夫々設けられ、且つ、添接した前記磁
気テープの上下を規制するフランジ部を形成すると共
に、前記カセット筐体に設けたガイド部に沿って前記磁
気テープと一体に上下動可能に支持されたフランジ部付
きテープガイドと、前記フランジ部付きテープガイドを
前記カセット筐体の底板側に常時付勢するバネ部材とを
具備してなり、テープカセットの磁気記録再生装置への
装着時、前記フランジ部付きテープガイドと対応する位
置に設けた装置側の基準ピンを前記カセット筐体の底板
側から進入させて、この基準ピンを前記バネ部材の付勢
力に抗して前記フランジ部付きテープガイドの下部に当
接させることにより、前記フランジ部付きテープガイド
と一体にこれに添接した前記磁気テープを装置側のテー
プ走行高さに合わせるよう構成したことを特徴とするテ
ープカセットを提供するものである。
てなされたものであり、磁気テープを巻回した一対のリ
ールを、カセット筐体の天板側に固着した板バネにより
底板側に押圧しながら該カセット筐体内に収納し、且
つ、前記カセット筐体の前方部位で供給側と巻取側とに
夫々設けたテープガイド間に前記磁気テープを添接させ
ながら掛け渡したテープカセットにおいて、前記磁気テ
ープを前記カセット筐体の前方部位に掛け渡すために供
給側と巻取側とに夫々設けられ、且つ、添接した前記磁
気テープの上下を規制するフランジ部を形成すると共
に、前記カセット筐体に設けたガイド部に沿って前記磁
気テープと一体に上下動可能に支持されたフランジ部付
きテープガイドと、前記フランジ部付きテープガイドを
前記カセット筐体の底板側に常時付勢するバネ部材とを
具備してなり、テープカセットの磁気記録再生装置への
装着時、前記フランジ部付きテープガイドと対応する位
置に設けた装置側の基準ピンを前記カセット筐体の底板
側から進入させて、この基準ピンを前記バネ部材の付勢
力に抗して前記フランジ部付きテープガイドの下部に当
接させることにより、前記フランジ部付きテープガイド
と一体にこれに添接した前記磁気テープを装置側のテー
プ走行高さに合わせるよう構成したことを特徴とするテ
ープカセットを提供するものである。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わるテープカセ
ットの一実施例を図１乃至図３を参照して詳細に説明す
る。
ットの一実施例を図１乃至図３を参照して詳細に説明す
る。
【００１７】図１は本発明に係わるテープカセットを示
した斜視図、図２は本発明に係わるテープカセットにお
いて、カセット筐体の前方部位に上下動可能に設けたフ
ランジ部付きテープガイドを説明するための側断面図、
図３は本発明に係わるテープカセットにおいて、（Ａ）
は装置に装着する前の状態を示し、（Ｂ）は装置に装着
した状態を示した側断面図である。
した斜視図、図２は本発明に係わるテープカセットにお
いて、カセット筐体の前方部位に上下動可能に設けたフ
ランジ部付きテープガイドを説明するための側断面図、
図３は本発明に係わるテープカセットにおいて、（Ａ）
は装置に装着する前の状態を示し、（Ｂ）は装置に装着
した状態を示した側断面図である。
【００１８】尚、説明の便宜上、先に従来例で示した構
成部材と同一構成部材に対しては同一の符号を付して適
宜説明し、且つ、従来例と異なる構成部材に新たな符号
を付す共に、この実施例では従来例と異なる点を中心に
説明する。
成部材と同一構成部材に対しては同一の符号を付して適
宜説明し、且つ、従来例と異なる構成部材に新たな符号
を付す共に、この実施例では従来例と異なる点を中心に
説明する。
【００１９】図１に示した本発明に係わるテープカセッ
ト１Ａでは、先に説明した従来例と同様に、上下ハーフ
部材２ａ，２ｂを蓋合わせしたカセット筐体２内に磁気
テープ３を巻回した一対のリール４，５が回転可能に収
納されており、これらの一対のリール４，５は上ハーフ
部材２ａの天板２ａ１の裏面に固着した板バネ６の付勢
力により常に下ハーフ部材２ｂの底板２ｂ１側に押圧さ
れている。
ト１Ａでは、先に説明した従来例と同様に、上下ハーフ
部材２ａ，２ｂを蓋合わせしたカセット筐体２内に磁気
テープ３を巻回した一対のリール４，５が回転可能に収
納されており、これらの一対のリール４，５は上ハーフ
部材２ａの天板２ａ１の裏面に固着した板バネ６の付勢
力により常に下ハーフ部材２ｂの底板２ｂ１側に押圧さ
れている。
【００２０】ここで、本発明において従来例と異なる点
を説明すると、従来例でカセット筐体２の前方部位に供
給側と巻取側に別れて設けたフランジレスのテープガイ
ド７〜９のうちでテープガイド７，８を、本発明では上
下動可能なフランジ部付きテープガイド１１，１２に置
換したものである。尚、フランジ部付きテープガイド１
１，１２は、両者とも同一構造に形成されているので、
以下、フランジ部付きテープガイド１１の構造について
のみ説明する。
を説明すると、従来例でカセット筐体２の前方部位に供
給側と巻取側に別れて設けたフランジレスのテープガイ
ド７〜９のうちでテープガイド７，８を、本発明では上
下動可能なフランジ部付きテープガイド１１，１２に置
換したものである。尚、フランジ部付きテープガイド１
１，１２は、両者とも同一構造に形成されているので、
以下、フランジ部付きテープガイド１１の構造について
のみ説明する。
【００２１】即ち、図２に拡大して示した如く、上記フ
ランジ部付きテープガイド１１，（１２）は、磁気テー
プ３が添接する円筒状のテープ添接部１１ａの上下に磁
気テープ３の上下を規制するフランジ部１１ｂ，１１ｃ
が形成されており、且つ、テープ添接部１１ａの上部中
心部に上部盲孔１１ｄが穿設され、テープ添接部１１ａ
の下部中心部に下部盲孔１１ｅが穿設されて、上部盲孔
１１ｄと下部盲孔１１ｅとの間でフランジ部付きテープ
ガイド１１の下部に後述の装置２０Ａ側の基準ピン２５
が当接する当接部１１ｆが閉口した状態で形成されてい
る。
ランジ部付きテープガイド１１，（１２）は、磁気テー
プ３が添接する円筒状のテープ添接部１１ａの上下に磁
気テープ３の上下を規制するフランジ部１１ｂ，１１ｃ
が形成されており、且つ、テープ添接部１１ａの上部中
心部に上部盲孔１１ｄが穿設され、テープ添接部１１ａ
の下部中心部に下部盲孔１１ｅが穿設されて、上部盲孔
１１ｄと下部盲孔１１ｅとの間でフランジ部付きテープ
ガイド１１の下部に後述の装置２０Ａ側の基準ピン２５
が当接する当接部１１ｆが閉口した状態で形成されてい
る。
【００２２】一方、カセット筐体２の前方部位には、上
ハーフ部材２ａの天板２ａ１から円筒状ガイド部２ａ
１１が一体に垂下され、この円筒状ガイド部２ａ１１の
直下で下ハーフ部材２ｂの底板２ｂ１から円筒状ガイド
部２ｂ１１が上方に向かって一体に垂設されており、両
円筒状ガイド部２ａ１１，２ｂ１１は一直線上に位置し
いる。
ハーフ部材２ａの天板２ａ１から円筒状ガイド部２ａ
１１が一体に垂下され、この円筒状ガイド部２ａ１１の
直下で下ハーフ部材２ｂの底板２ｂ１から円筒状ガイド
部２ｂ１１が上方に向かって一体に垂設されており、両
円筒状ガイド部２ａ１１，２ｂ１１は一直線上に位置し
いる。
【００２３】また、上ハーフ部材２ａ側の円筒状ガイド
部２ａ１１の中心部には、バネ部材（以下、圧縮バネと
記す）１３が入り込める盲孔２ａ１２が天板２ａ１を突
き抜けないように穿設され、一方、下ハーフ部材２ｂ側
の円筒状ガイド部２ｂ１１の中心部には、フランジ部付
きテープガイド１１と対応して設けた装置２０Ａ側の基
準ピン２５が入り込める貫通孔２ｂ１２が穿設されてい
る。
部２ａ１１の中心部には、バネ部材（以下、圧縮バネと
記す）１３が入り込める盲孔２ａ１２が天板２ａ１を突
き抜けないように穿設され、一方、下ハーフ部材２ｂ側
の円筒状ガイド部２ｂ１１の中心部には、フランジ部付
きテープガイド１１と対応して設けた装置２０Ａ側の基
準ピン２５が入り込める貫通孔２ｂ１２が穿設されてい
る。
【００２４】そして、上ハーフ部材２ａと下ハーフ部材
２ｂとを突き合わせてカセット筐体２を組立てる際、上
ハーフ部材２ａ側の円筒状ガイド部２ａ１１に穿設した
盲孔２ａ１２とフランジ部付きテープガイド１１の上部
盲孔１１ｄとの間に圧縮バネ１３を挿入して、上ハーフ
部材２ａ側の円筒状ガイド部２ａ１１にフランジ部付き
テープガイド１１の上部盲孔１１ｄを嵌合させ、且つ、
下ハーフ部材２ｂ側の円筒状ガイド部２ｂ１１にフラン
ジ部付きテープガイド１１の下部盲孔１１ｅを嵌合させ
ている。
２ｂとを突き合わせてカセット筐体２を組立てる際、上
ハーフ部材２ａ側の円筒状ガイド部２ａ１１に穿設した
盲孔２ａ１２とフランジ部付きテープガイド１１の上部
盲孔１１ｄとの間に圧縮バネ１３を挿入して、上ハーフ
部材２ａ側の円筒状ガイド部２ａ１１にフランジ部付き
テープガイド１１の上部盲孔１１ｄを嵌合させ、且つ、
下ハーフ部材２ｂ側の円筒状ガイド部２ｂ１１にフラン
ジ部付きテープガイド１１の下部盲孔１１ｅを嵌合させ
ている。
【００２５】従って、フランジ部付きテープガイド１１
は、圧縮バネ１３の付勢力により下ハーフ部材２ｂの底
板２ｂ１側に常時付勢されながら上下ハーフ部材２ａ，
２ｂ側の円筒状ガイド部２ａ１１，２ｂ１１に沿って上
下動可能に支持されている。
は、圧縮バネ１３の付勢力により下ハーフ部材２ｂの底
板２ｂ１側に常時付勢されながら上下ハーフ部材２ａ，
２ｂ側の円筒状ガイド部２ａ１１，２ｂ１１に沿って上
下動可能に支持されている。
【００２６】次に、上記構成によるテープカセット１Ａ
の動作について、図３（Ａ），（Ｂ）を用いて説明す
る。
の動作について、図３（Ａ），（Ｂ）を用いて説明す
る。
【００２７】まず、図３（Ａ）に示したように、装置に
装着する前の不使用時に、一対のリール４，（５）が天
板２ａ１に固着した板バネ６の付勢力により下ハーフ部
材２ｂの底板２ｂ１側に下がっているため、一対のリー
ル４，（５）に巻回した磁気テープ３も下方に下がって
いると共に、一対のリール４，（５）の底面側が下ハー
フ部材２ｂの底板２ｂ１に当接しているので、一対のリ
ール４，（５）はカセット筐体２内で回転するのを阻止
されている。一方、カセット筐体２の前方部位に設けた
フランジ部付きテープガイド１１，（１２）は、圧縮バ
ネ１３の付勢力により下ハーフ部材２ｂの底板２ｂ１側
に常時付勢されながら上下ハーフ部材２ａ，２ｂ側の円
筒状ガイド部２ａ１１，２ｂ１１に沿って下方に下がっ
ているため、このフランジ部付きテープガイド１１，
（１２）に添接した磁気テープ３も下方に下がり、一対
のリール４，（５）に巻回した磁気テープ３と同一高さ
に至っている。
装着する前の不使用時に、一対のリール４，（５）が天
板２ａ１に固着した板バネ６の付勢力により下ハーフ部
材２ｂの底板２ｂ１側に下がっているため、一対のリー
ル４，（５）に巻回した磁気テープ３も下方に下がって
いると共に、一対のリール４，（５）の底面側が下ハー
フ部材２ｂの底板２ｂ１に当接しているので、一対のリ
ール４，（５）はカセット筐体２内で回転するのを阻止
されている。一方、カセット筐体２の前方部位に設けた
フランジ部付きテープガイド１１，（１２）は、圧縮バ
ネ１３の付勢力により下ハーフ部材２ｂの底板２ｂ１側
に常時付勢されながら上下ハーフ部材２ａ，２ｂ側の円
筒状ガイド部２ａ１１，２ｂ１１に沿って下方に下がっ
ているため、このフランジ部付きテープガイド１１，
（１２）に添接した磁気テープ３も下方に下がり、一対
のリール４，（５）に巻回した磁気テープ３と同一高さ
に至っている。
【００２８】次に、テープカセット１Ａを装置２０Ａに
装着すると、図３（Ｂ）に示したように、一対のリール
台２１，（２２）に載置した一対のリール４，（５）は
板バネ６の付勢力に抗して僅かに上ハーフ部材２ａ側に
持ち上げられて、一対のリール４，（５）の底板２ｂ１
への当接が解除されて回転可能となり、且つ、一対のリ
ール４，（５）に巻回した磁気テープ３が装置２０Ａ側
のテープ走行高さに合わせられる。
装着すると、図３（Ｂ）に示したように、一対のリール
台２１，（２２）に載置した一対のリール４，（５）は
板バネ６の付勢力に抗して僅かに上ハーフ部材２ａ側に
持ち上げられて、一対のリール４，（５）の底板２ｂ１
への当接が解除されて回転可能となり、且つ、一対のリ
ール４，（５）に巻回した磁気テープ３が装置２０Ａ側
のテープ走行高さに合わせられる。
【００２９】一方、フランジ部付きテープガイド１１，
（１２）と対応して設けた装置２０Ａ側の基準ピン２５
が下ハーフ部材２ｂ側の円筒状ガイド部２ｂ１１に穿設
した貫通孔２ｂ１２からフランジ部付きテープガイド１
１の下部中心部に穿設した下部盲孔１１ｅ内に進入し
て、基準ピン２５の先端がフランジ部付きテープガイド
１１の下部に形成した当接部１１ｆに当接し、この基準
ピン２５の当接によってフランジ部付きテープガイド１
１が圧縮バネ１３の付勢力に抗して僅かに上方に持ち上
げられるので、このフランジ部付きテープガイド１１，
（１２）と一体にテープ添接部１１ａに添接した磁気テ
ープ３が装置２０Ａ側のテープ走行高さに合致する位置
まで持ち上げられると共に、一対のリール４，（５）に
巻回した磁気テープ３側と同一高さとなる。
（１２）と対応して設けた装置２０Ａ側の基準ピン２５
が下ハーフ部材２ｂ側の円筒状ガイド部２ｂ１１に穿設
した貫通孔２ｂ１２からフランジ部付きテープガイド１
１の下部中心部に穿設した下部盲孔１１ｅ内に進入し
て、基準ピン２５の先端がフランジ部付きテープガイド
１１の下部に形成した当接部１１ｆに当接し、この基準
ピン２５の当接によってフランジ部付きテープガイド１
１が圧縮バネ１３の付勢力に抗して僅かに上方に持ち上
げられるので、このフランジ部付きテープガイド１１，
（１２）と一体にテープ添接部１１ａに添接した磁気テ
ープ３が装置２０Ａ側のテープ走行高さに合致する位置
まで持ち上げられると共に、一対のリール４，（５）に
巻回した磁気テープ３側と同一高さとなる。
【００３０】この後、カセット筐体２の前方部位に掛け
渡した磁気テープ３がフランジ部付きテープガイド１
１，（１２）と一体にテープ走行高さまで持ち上げられ
た状態から、装置２０Ａ側のテープ引出し用ガイド２
３，（２４）などにより磁気テープ３をカセット筐体２
外に引出しても、テープ引出し用ガイド２３，（２４）
などとテープ走行高さが合致するため、これらのテープ
引出し用ガイド２３，（２４）の下フランジ部でテープ
ダメージが全く起きなくなり、更に、高密度記録化のた
めに薄手の磁気テープ３を使用してもテープ引出し時に
何等の支障もなく、テープカセット１Ａの品質及び信頼
性の向上に寄与できる。
渡した磁気テープ３がフランジ部付きテープガイド１
１，（１２）と一体にテープ走行高さまで持ち上げられ
た状態から、装置２０Ａ側のテープ引出し用ガイド２
３，（２４）などにより磁気テープ３をカセット筐体２
外に引出しても、テープ引出し用ガイド２３，（２４）
などとテープ走行高さが合致するため、これらのテープ
引出し用ガイド２３，（２４）の下フランジ部でテープ
ダメージが全く起きなくなり、更に、高密度記録化のた
めに薄手の磁気テープ３を使用してもテープ引出し時に
何等の支障もなく、テープカセット１Ａの品質及び信頼
性の向上に寄与できる。
【００３１】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるテープカセ
ットによると、カセット筐体の前方部位にフランジ部付
きテープガイドをバネ部材でカセット筐体の底板側に常
時付勢しながら上下動可能に支持し、テープカセットの
磁気記録再生装置への装着時、フランジ部付きテープガ
イドと対応する位置に設けた装置側の基準ピンをカセッ
ト筐体の底板側から進入させて、基準ピンをバネ部材の
付勢力に抗してフランジ部付きテープガイドの下部に当
接させることにより、フランジ部付きテープガイドと一
体にこれに添接した磁気テープを装置側のテープ走行高
さに合わせているので、装置側のテープ引出し用ガイド
などにより磁気テープをカセット筐体外に引出しても、
テープ引出し用ガイドなどとテープ走行高さが合致する
ため、このテープ引出し用ガイドの下フランジ部でテー
プダメージが全く起きなくなり、更に、高密度記録化の
ために薄手の磁気テープを使用してもテープ引出し時に
何等の支障もなく、テープカセットの品質及び信頼性の
向上に寄与できる。
ットによると、カセット筐体の前方部位にフランジ部付
きテープガイドをバネ部材でカセット筐体の底板側に常
時付勢しながら上下動可能に支持し、テープカセットの
磁気記録再生装置への装着時、フランジ部付きテープガ
イドと対応する位置に設けた装置側の基準ピンをカセッ
ト筐体の底板側から進入させて、基準ピンをバネ部材の
付勢力に抗してフランジ部付きテープガイドの下部に当
接させることにより、フランジ部付きテープガイドと一
体にこれに添接した磁気テープを装置側のテープ走行高
さに合わせているので、装置側のテープ引出し用ガイド
などにより磁気テープをカセット筐体外に引出しても、
テープ引出し用ガイドなどとテープ走行高さが合致する
ため、このテープ引出し用ガイドの下フランジ部でテー
プダメージが全く起きなくなり、更に、高密度記録化の
ために薄手の磁気テープを使用してもテープ引出し時に
何等の支障もなく、テープカセットの品質及び信頼性の
向上に寄与できる。
【図１】本発明に係わるテープカセットを示した斜視図
である。
である。
【図２】本発明に係わるテープカセットにおいて、カセ
ット筐体の前方部位に上下動可能に設けたフランジ部付
きテープガイドを説明するための側断面図である。
ット筐体の前方部位に上下動可能に設けたフランジ部付
きテープガイドを説明するための側断面図である。
【図３】本発明に係わるテープカセットにおいて、
（Ａ）は装置に装着する前の状態を示し、（Ｂ）は装置
に装着した状態を示した側断面図である。
（Ａ）は装置に装着する前の状態を示し、（Ｂ）は装置
に装着した状態を示した側断面図である。
【図４】従来のテープカセットを示した斜視図である。
【図５】従来のテープカセットにおいて、（Ａ）は装置
に装着する前の状態を示し、（Ｂ）は装置に装着した状
態を示した側断面図である。
に装着する前の状態を示し、（Ｂ）は装置に装着した状
態を示した側断面図である。
１Ａ…テープカセット、２…カセット筐体、２ａ…上ハ
ーフ部材、２ａ１…天板、２ａ１１…円筒状ガイド部、
２ｂ…下ハーフ部材、２ｂ１…底板、２ｂ１１…円筒状
ガイド部、３…磁気テープ、４，５…リール、６…板バ
ネ、１１，１２…フランジ部付きテープガイド、１１
ｂ，１１ｃ…フランジ部、１１ｆ…当接部、１３…バネ
部材（圧縮バネ）２０Ａ…磁気記録再生装置（装置）、
２１，２２…リール台、２３，２４…テープ引出し用ガ
イド、２５…基準ピン。
ーフ部材、２ａ１…天板、２ａ１１…円筒状ガイド部、
２ｂ…下ハーフ部材、２ｂ１…底板、２ｂ１１…円筒状
ガイド部、３…磁気テープ、４，５…リール、６…板バ
ネ、１１，１２…フランジ部付きテープガイド、１１
ｂ，１１ｃ…フランジ部、１１ｆ…当接部、１３…バネ
部材（圧縮バネ）２０Ａ…磁気記録再生装置（装置）、
２１，２２…リール台、２３，２４…テープ引出し用ガ
イド、２５…基準ピン。
Claims (1)
- 【請求項１】磁気テープを巻回した一対のリールを、カ
セット筐体の天板側に固着した板バネにより底板側に押
圧しながら該カセット筐体内に収納し、且つ、前記カセ
ット筐体の前方部位で供給側と巻取側とに夫々設けたテ
ープガイド間に前記磁気テープを添接させながら掛け渡
したテープカセットにおいて、 前記磁気テープを前記カセット筐体の前方部位に掛け渡
すために供給側と巻取側とに夫々設けられ、且つ、添接
した前記磁気テープの上下を規制するフランジ部を形成
すると共に、前記カセット筐体に設けたガイド部に沿っ
て前記磁気テープと一体に上下動可能に支持されたフラ
ンジ部付きテープガイドと、 前記フランジ部付きテープガイドを前記カセット筐体の
底板側に常時付勢するバネ部材とを具備してなり、 テープカセットの磁気記録再生装置への装着時、前記フ
ランジ部付きテープガイドと対応する位置に設けた装置
側の基準ピンを前記カセット筐体の底板側から進入させ
て、この基準ピンを前記バネ部材の付勢力に抗して前記
フランジ部付きテープガイドの下部に当接させることに
より、前記フランジ部付きテープガイドと一体にこれに
添接した前記磁気テープを装置側のテープ走行高さに合
わせるよう構成したことを特徴とするテープカセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33800595A JPH09161441A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33800595A JPH09161441A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | テープカセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09161441A true JPH09161441A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18314059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33800595A Pending JPH09161441A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | テープカセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09161441A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1775727A2 (en) * | 2005-10-11 | 2007-04-18 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge and driving device |
| EP1775728A3 (en) * | 2005-10-11 | 2008-03-05 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP33800595A patent/JPH09161441A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1775727A2 (en) * | 2005-10-11 | 2007-04-18 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge and driving device |
| EP1775728A3 (en) * | 2005-10-11 | 2008-03-05 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge |
| EP1775727A3 (en) * | 2005-10-11 | 2008-03-05 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge and driving device |
| US7407125B2 (en) | 2005-10-11 | 2008-08-05 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge and driving device |
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