JPH0916118A - 表示駆動装置 - Google Patents

表示駆動装置

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Publication number
JPH0916118A
JPH0916118A JP16091495A JP16091495A JPH0916118A JP H0916118 A JPH0916118 A JP H0916118A JP 16091495 A JP16091495 A JP 16091495A JP 16091495 A JP16091495 A JP 16091495A JP H0916118 A JPH0916118 A JP H0916118A
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JP
Japan
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display
address
line
lcd
data
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JP16091495A
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English (en)
Inventor
Takashi Shirasaka
白坂  隆
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Digital Computer Display Output (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】液晶表示部(LCD)等の駆動装置にあって、
1画面表示データの全体を書換えてスクロール処理する
必要なく、高速なスクロール処理を行なう。 【構成】LCD11 の表示画面において、例えば8ライン分
のスクロールを指示すると、そのスクロールの幅で表示
領域から追出されて不要になる第1〜第8ラインのセグ
メントデータを記憶した内蔵RAM14 の記憶領域に対し、
スクロールの幅で表示領域に追加されて必要になる新た
な8ライン分の被表示データがシステム側VRAMから読出
されて書込まれ、アドレスカウンタ16によりカウントさ
れる RAM・Yアドレスに加算回路18によりスクロールラ
イン数“1000”(8)を常に加算して内蔵RAM14 をアド
レスすることで、内蔵RAM14 からは、第9ライン目のセ
グメントデータをLCD11 における先頭コモンラインの表
示データとし、第8ライン目のセグメントデータを最終
コモンラインの表示データとして出力表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示部(LCD)
等の表示装置において、表示画面のスクロール動作を制
御する表示駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は表示用内蔵RAMを有する従来の
LCD表示装置の構成を示すブロック図である。このL
CD表示装置には、中央処理装置(CPU)1が備えら
れ、このCPU1により、表示データの生成処理や表示
制御処理、その他各種のデータ処理が実行される。
【0003】このCPU1には、図示しない制御信号線
と共に8ビットのデータバスを介してビデオメモリ(V
RAM)2及び表示装置3が接続される。前記表示装置
3には、フレームメモリとして機能する内蔵RAM4と
共に液晶表示部(LCD)5が備えられる。
【0004】前記LCD5は、例えば横64ドット×縦
32ドットの表示分解能を有するもので、前記内蔵RA
M4は、LCD5の1表示画面に1対1に対応する横6
4ドット×縦32ドットからなる表示データの記憶容量
を有している。
【0005】前記VRAM2には、CPU1の制御によ
り生成又は転送される表示データが書込まれるもので、
このVRAM2に記憶された全表示データの中から、指
定された1画面分の表示データがCPU1による読出し
/書込み制御により前記表示装置3の内蔵RAM4に転
送されて記憶され、LCD5に表示出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、例えばLCD
5における表示画面の縦方向のスクロール処理は、内蔵
RAM4に現在記憶されている1画面表示データより、
そのスクロール方向に1表示ドットラインずつずらした
1画面表示データをVRAM2から繰返し読出し、前記
内蔵RAM4内の表示データを順次一括して書換えるこ
とで行なわれるもので、例えば1ドット分上下何れかの
方向にスクロールするだけでも、対応する1画面表示デ
ータがVRAM2から読出されて表示装置3の内蔵RA
M4が書換えられるので、横64ドット×縦32ドット
からなる1画面表示データを8ビットバスを介して転送
する場合、(64×32)/8=256回もの転送作業
が必要であり、スクロール処理が高速に行なえない問題
がある。
【0007】図9は従来のLCD表示装置の縦方向スク
ロール処理に伴なう内蔵RAM4に対するVRAM2か
らのデータ転送状態を示す図である。例えばVRAM2
に記憶されている表示データのうち、そのY方向の0行
目から31行目に対応する1画面表示データが内蔵RA
M4に転送記憶されてLCD5に表示されている状態
で、縦方向に8ドットライン分のスクロール処理を行な
う場合には、前記内蔵RAM4に対してVRAM2に記
憶されているY方向の8行目から39行目に対応する1
画面表示データを新たに転送し直して書換えなければな
らない。
【0008】本発明は前記課題に鑑みなされたもので、
1画面表示データの全体を書換えてスクロール処理する
必要なく、高速なスクロール処理を行なうことが可能に
なる表示駆動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる表示駆動装置は、Y方向の1つのアドレス
に対応してX方向に1ラインのセグメントデータを出力
する表示用データメモリと、表示のスクロール量に応じ
たオフセット値を保持するレジスタと、Y方向のアドレ
スをカウントするYアドレスカウンタと、このYアドレ
スカウンタによりカウントされたYアドレスに前記レジ
スタに保持されたオフセット値を加算したYアドレスで
前記表示用データメモリをアドレスするアドレス制御手
段とを具備したことを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項2に係わる表示駆動
装置は、前記請求項1に係わる表示駆動装置にあって、
X方向アドレスをカウントするXアドレスカウンタをさ
らに備え、前記表示用データメモリを、Y方向の1つの
アドレスにつきX方向の複数のアドレスに対応して該X
方向に1ラインのセグメントデータが書込まれると共
に、Y方向の1つのアドレスに対応してX方向に1ライ
ンのセグメントデータを出力する表示用データメモリと
したことを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項3に係わる表示駆動
装置は、前記請求項1又は請求項2に係わる表示駆動装
置にあって、前記表示のスクロール量に応じたオフセッ
ト値を、スクロールのライン数としたことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】つまり、前記請求項1に係わる表示駆動装置で
は、LCDにおける表示画面のスクロールに際しては、
内蔵RAMとして機能する表示用データメモリのY方向
アドレスが、Yアドレスカウンタによりカウントされる
Yアドレスに表示のスクロール量に応じたオフセット値
を加算したYアドレスによりアドレスされて、それぞれ
対応するX方向に1ドットラインのセグメントデータが
順次出力されてLCD表示画面に表示されるので、内蔵
RAMに対してはスクロールの幅に対応して不要になる
表示データの領域に新たに必要な表示データのみシステ
ム側のVRAMから読出して書込めばよいことになる。
【0013】また、前記請求項2に係わる表示駆動装置
では、請求項1に係わる表示駆動装置にあって、内蔵R
AMとして機能する表示用データメモリには、Yアドレ
スカウンタでカウントされるY方向の1アドレスにつ
き、XアドレスカウンタでカウントされるX方向の複数
アドレスに対応して該X方向に1ラインのセグメントデ
ータが書込まれることになる。
【0014】また、前記請求項3に係わる表示駆動装置
では、請求項1又は請求項2に係わる表示駆動装置にあ
って、前記表示のスクロール量に応じたオフセット値
が、スクロールのライン数とされるので、例えばLCD
における表示4ライン分のスクロールに際しては、内蔵
RAMとして機能する表示用データメモリのY方向アド
レスが、Yアドレスカウンタでカウントされる初期アド
レス“0”に前記スクロールのライン数“4”を加算し
たYアドレス“4”からアドレスされてLCD画面にお
ける先頭ラインからのセグメントデータとして出力され
るので、前記表示用データメモリの“0”〜“3”ライ
ン目の4ライン分の記憶エリアにのみスクロール分の新
たな表示データを書込めばよいことになる。
【0015】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明の表示駆動装置を実施したLCD駆
動回路の構成を示すブロック図である。
【0016】このLCD駆動回路は、例えば横64ドッ
ト×縦32ドット表示のドットマトリクス式のLCD(L
iquid Crystal Display)11を備えている。このLCD
11は、コモンドライバ12により順次駆動される32
本のコモンラインそれぞれの駆動時において、セグメン
トドライバ13により64本のセグメントラインを選択
的に駆動することでその選択ドット位置が表示駆動され
るもので、このセグメントドライバ13により64本の
セグメントラインを選択的に駆動するためのセグメント
データは、表示用データメモリとしての内蔵RAM14
から読出され出力段F/F15を介して出力される。
【0017】前記内蔵RAM14は、LCD11の表示
領域に1対1に対応する横64ドット×縦32ドットか
らなる表示データの記憶容量を有するもので、この内蔵
RAM14には、システム側のVRAM(図8参照)に
記憶されている全表示データのうち、LCD11に表示
させるべき1画面分の表示データが8ビットずつ転送さ
れてI/O端子から取込まれ書込まれる。
【0018】この場合、内蔵RAM14のY方向に
“0”〜“31”までの各Yアドレスにつき、それぞれ
X方向に“0”〜“7”までのXアドレスを指定するこ
とで、各対応する1ライン表示データが書込まれる。
【0019】また、前記内蔵RAM14に記憶された1
画面分の表示データは、Y方向に“0”〜“31”まで
の各Yアドレスを順次指定することで、各対応するX方
向に1ライン(64ドット)分のセグメントデータが読
出され、前記出力段F/F15を介してセグメントドラ
イバ13に出力される。
【0020】ここで、前記内蔵RAM14に対するYア
ドレスは5ビットのアドレスデータ“00000”
(0)〜“11111”(31)として指示され、Xア
ドレスは3ビットのアドレスデータ“000”(0)〜
“111”(7)として指示される。
【0021】そして、前記内蔵RAM14に対する書込
みあるいは読出しアドレスは、アドレスカウンタ16に
よりカウントされて指示されるもので、そのカウント開
始アドレスは、システム側から与えられてアドレスラッ
チ部17にラッチされる。
【0022】また、前記アドレスカウンタ16のYアド
レス出力バスには、アドレス加算回路18が介在される
もので、このアドレス加算回路18においてアドレスカ
ウンタ16によりカウントされたYアドレスに加算すべ
き被加算データは、オフセットレジスタ19にシステム
側から与えられてセットされる。
【0023】ここで、前記オフセットレジスタ19にセ
ットされ、加算回路18にてアドレスカウンタ16によ
りカウントされるYアドレスに加算される被加算データ
は、前記LCD11における表示画面の、スクロールの
ライン数に対応した数値nとしてセットされる。
【0024】つまり、LCD11において、例えば縦方
向に4ドットライン分のスクロールを行なう際には、前
記オフセットレジスタ19には“100”(4)がセッ
トされるので、内蔵RAM14に対する先頭のYアドレ
スは、アドレスカウンタ16によりカウントされた“0
0000”(0)に“100”(4)を加算した“00
100”(4)となり、第5ライン目のセグメントデー
タがLCD11における第1コモンライン駆動時のセグ
メント駆動データとして出力される。
【0025】そして、前記内蔵RAM14に対する書込
み/読出しの指令信号WR,プリチャージ信号PR、前
記アドレスラッチ部17及びオフセットレジスタ19に
対するデータセット信号、アドレスカウンタ16に対す
るカウント指令信号は、何れもクロック発生回路20に
より出力される。
【0026】また、アドレスカウンタ16には、アドレ
ス“0”からのカウントアップ開始を指示するFL(フ
ァースト・ライン・マーカ)信号がシステム側から供給
され、さらに、アドレスカウンタ16に対してはカウン
トタイミング信号、コモンドライバ12に対してはコモ
ンライン駆動タイミング信号、出力段F/F15に対し
てはセグメントライン駆動タイミング信号となるLP信
号がシステム側から供給される。
【0027】次に、前記構成による表示駆動装置を実施
したLCD駆動回路の動作について説明する。図2は前
記表示駆動装置を実施したLCD駆動回路に対しCPU
が行なうスクロール処理を示すフローチャートである。
【0028】図3は前記表示駆動装置を実施したLCD
駆動回路におけるFL信号及びLP信号の出力に伴なう
コモンラインとRAM・Yアドレスの変化状態を示すタ
イミングチャートであり、同図(A)はLCDの定常表
示に伴なう変化状態を示すタイミングチャート、同図
(B)はLCDのスクロール表示に伴なう変化状態を示
すタイミングチャートである。
【0029】図4は前記表示駆動装置を実施したLCD
駆動回路における8ラインスクロール処理に伴なう内蔵
RAM14のデータ書換え状態とコモンライン駆動時の
セグメントデータの出力順序を示す図である。
【0030】図5は前記表示駆動装置を実施したLCD
駆動回路における8ラインスクロール処理に伴なうRA
M・Yアドレスの設定状態とLCDコモンライン(CO
M)の駆動状態を対比して示す図である。
【0031】すなわち、システム側のVRAM(図8参
照)から読出された1画面分の表示データが内蔵RAM
14に記憶され、定常表示されている状態では、オフセ
ットレジスタ19には(0)がセットされているので、
アドレスカウンタ16のYアドレスがそのままRAM1
4に与えられる。従って、図3(A)に示すように、F
L信号及びLP信号の発生タイミングに対応してコモン
ライン(0)に対するRAM・Yアドレスとして、アド
レスカウンタ16に初期セットされた“00000”
(0)が出力され、それ以降、各コモンライン駆動に対
応して、インクリメントされたYアドレスが出力され
る。よって、LCD11には、内蔵RAM14のYアド
レス(0)に記憶されている第1ライン目からの各セグ
メントデータが順次出力されて表示される。
【0032】一方、LCD11のスクロール表示を行な
う際には、オフセットレジスタ19には、そのスクロー
ルのライン数に応じた数値nがセットされるので、図3
(B)に示すように、FL信号及びLP信号の発生タイ
ミングに対応するコモンライン(0)でのRAM・Yア
ドレスは、アドレスカウンタ16に初期セットされた
“00000”(0)にスクロールライン数を加算した
(n)となり、LCD11の第1コモンライン(0)か
らの各コモンライン駆動時には、内蔵RAM14のYア
ドレス(n)に記憶されているラインからの各セグメン
トデータが順次出力されて表示される。
【0033】すなわち、図示しないCPUは、LCD1
1にて表示されている1画面データを、8ライン分スク
ロールさせる場合には、まず、そのスクロールの幅に応
じて新たな表示データとして必要な8ライン分の表示デ
ータを、システム側のVRAMから読出し、図4に示す
ように、内蔵RAM14内でスクロールの幅に応じて不
要となる8ライン分のデータ領域に書込む(ステップS
1)。
【0034】次に、オフセットレジスタ19に対して、
前記スクロールの幅(8ライン)に対応した数値“10
00”(8)をセットし、加算回路18におけるYアド
レスの被加算データとして設定する(ステップS2)。
【0035】そして、アドレスカウンタ16に対してコ
モン信号のタイミングに合せてFL信号を供給すること
で(ステップS3)、LCD駆動回路に表示動作を再開
させる。
【0036】LCD駆動回路では、まず、コモンドライ
バ12によりLCD11の第1コモンライン(0)が駆
動されるタイミングで、アドレスカウンタ16からYア
ドレス“00000”(0)が与えられると、加算回路
18によりオフセット値“1000”(8)が加算さ
れ、内蔵RAM14に対してはRAM・Yアドレス“0
1000”(8)が指定される。よって、第9ライン目
のセグメントデータが出力段F/F15から出力され、
前記LCD11の第1表示ライン(先頭ライン)に対応
して表示される。
【0037】そして、2個目のLP信号に同期して、コ
モンドライバ12によりLCD11の第2コモンライン
(1)が駆動された際に、アドレスカウンタ16により
Yアドレス“00001”(1)が与えられると、加算
回路18によりオフセット値“1000”(8)が加算
され、内蔵RAM14に対してはRAM・Yアドレス
“01001”(9)が指定されるので、第10ライン
目のセグメントデータが出力段F/F15から出力さ
れ、前記LCD11の第2表示ラインに対応して表示さ
れる。
【0038】この後、前記同様の処理を繰返し、LCD
11の第3,第4,…の各コモンラインに対応して、そ
れぞれ内蔵RAM14における第11,第12,…の各
セグメントデータが順次出力されて表示される状態で、
コモンドライバ12によりLCD11の第24コモンラ
イン(23)が駆動された際に、アドレスカウンタ16
によりYアドレス“10111”(23)が与えられる
と、加算回路18によりオフセット値“1000”
(8)が加算され、内蔵RAM14に対してはRAM・
Yアドレス“11111”(31)が指定されるので、
第32ライン目のセグメントデータが出力段F/F15
から出力され、前記LCD11の第24表示ラインに対
応して表示される。
【0039】続いて、コモンドライバ12によりLCD
11の第25コモンライン(24)が駆動された際に、
アドレスカウンタ16によりYアドレス“11000”
(24)が与えられると、加算回路18によりオフセッ
ト値“1000”(8)が加算され、内蔵RAM14に
対しては繰上げによる第6桁目が存在しない下5桁のR
AM・Yアドレス“00000”(0)が指定されるの
で、新たに書込まれた第1ライン目のセグメントデータ
が出力段F/F15から出力され、前記LCD11の第
25表示ラインに対応して連続表示される。
【0040】そして、この後、コモンドライバ12によ
りLCD11の第32コモンライン(31)が駆動され
た際に、アドレスカウンタ16によりYアドレス“11
111”(31)が与えられると、加算回路18により
オフセット値“1000”(8)が加算され、内蔵RA
M14に対しては繰上げによる第6桁目が存在しない下
5桁のRAM・Yアドレス“00111”(7)が指定
されるので、新たに書込まれた第8ライン目のセグメン
トデータが出力段F/F15から出力され、前記LCD
11の第32表示ライン(最終ライン)に対応して連続
表示される。
【0041】したがって、LCD11の表示画面におい
て8ライン分のスクロールを指示すると、スクロールに
応じた幅で表示領域に追加された新たな8ライン分の表
示データがRAM14に書込まれ、アドレスカウンタ1
6によりカウントされるRAM・Yアドレスに加算回路
18によりスクロールライン数“1000”(8)を常
に加算して内蔵RAM14をアドレスすることで、内蔵
RAM14からは、第9ライン目のセグメントデータを
LCD11における先頭(第1)コモンラインの表示デ
ータとして、順次第32ライン目のセグメントデータを
第24コモンラインの表示データ、第1ライン目のセグ
メントデータを第25コモンラインの表示データ、第8
ライン目のセグメントデータを最終(第32)コモンラ
インの表示データとして出力表示されるので、スクロー
ル表示処理の高速化を実現できる。
【0042】図6は前記表示駆動装置を実施したLCD
駆動回路における20ラインスクロール処理に伴なう内
蔵RAM14のデータ書換え状態とコモンライン駆動時
のセグメントデータの出力順序を示す図である。
【0043】図7は前記表示駆動装置を実施したLCD
駆動回路における20ラインスクロール処理に伴なうR
AM・Yアドレスの設定状態とLCDコモンライン(C
OM)の駆動状態を対比して示す図である。
【0044】すなわち、LCD11にて表示されている
1画面データを、20ライン分スクロールさせる場合に
は、まず、そのスクロールの幅に応じて新たな表示デー
タとして必要な20ライン分の表示データが、システム
側のVRAMから読出され、図6に示すように、内蔵R
AM14内でスクロールの幅に応じて不要となる20ラ
イン分のデータ領域に書込まれる(ステップS1)。
【0045】すると、オフセットレジスタ19に対し
て、前記スクロールの幅(20ライン)に対応した数値
“10100”(20)がセットされ、加算回路18に
おけるYアドレスの被加算データとして設定される(ス
テップS2)。
【0046】ここで、アドレスカウンタ16に対してF
L信号が供給されると、LP信号に同期してYアドレス
のカウントが開始されるもので、まず、コモンドライバ
12によりLCD11の第1コモンライン(0)が駆動
された際に、アドレスカウンタ16によりYアドレス
“00000”(0)が与えられると、加算回路18に
よりオフセット値“10100”(20)が加算され、
内蔵RAM14に対してはRAM・Yアドレス“101
00”(20)が指定されるので、第21ライン目のセ
グメントデータが出力段F/F15から出力され、前記
LCD11の第1表示ライン(先頭ライン)に対応して
表示される(ステップS3)。
【0047】そして、2個目のLP信号に同期して、コ
モンドライバ12によりLCD11の第2コモンライン
(1)が駆動された際に、アドレスカウンタ16により
Yアドレス“00001”(1)が与えられると、加算
回路18によりオフセット値“10100”(20)が
加算され、内蔵RAM14に対してはRAM・Yアドレ
ス“10101”(21)が指定されるので、第22ラ
イン目のセグメントデータが出力段F/F15から出力
され、前記LCD11の第2表示ラインに対応して表示
される。
【0048】この後、前記同様の処理を繰返し、LCD
11の第3,第4,…の各コモンラインに対応して、そ
れぞれ内蔵RAM14における第23,第24,…の各
セグメントデータが順次出力されて表示される状態で、
コモンドライバ12によりLCD11の第12コモンラ
イン(11)が駆動された際に、アドレスカウンタ16
によりYアドレス“01011”(11)が与えられる
と、加算回路18によりオフセット値“10100”
(20)が加算され、内蔵RAM14に対してはRAM
・Yアドレス“11111”(31)が指定されるの
で、第32ライン目のセグメントデータが出力段F/F
15から出力され、前記LCD11の第12表示ライン
に対応して表示される。
【0049】続いて、コモンドライバ12によりLCD
11の第13コモンライン(12)が駆動された際に、
アドレスカウンタ16によりYアドレス“01100”
(12)が与えられると、加算回路18によりオフセッ
ト値“10100”(20)が加算され、内蔵RAM1
4に対しては繰上げによる第6桁目が存在しない下5桁
のRAM・Yアドレス“00000”(0)が指定され
るので、スクロールにより新たに書込まれた第1ライン
目のセグメントデータが出力段F/F15から出力さ
れ、前記LCD11の第13表示ラインに対応して連続
表示される。
【0050】そして、この後、コモンドライバ12によ
りLCD11の第32コモンライン(31)が駆動され
た際に、アドレスカウンタ16によりYアドレス“11
111”(31)が与えられると、加算回路18により
オフセット値“10100”(20)が加算され、内蔵
RAM14に対しては繰上げによる第6桁目が存在しな
い下5桁のRAM・Yアドレス“10011”(19)
が指定されるので、スクロールにより新たに書込まれた
第20ライン目のセグメントデータが出力段F/F15
から出力され、前記LCD11の第32表示ライン(最
終ライン)に対応して連続表示される。
【0051】したがって、LCD11の表示画面におい
て20ライン分のスクロールを指示すると、そのスクロ
ールに応じた幅で表示領域から追出されて不要になる第
1ラインから第20ラインまでのセグメントデータを記
憶した内蔵RAM14の記憶領域に対して、スクロール
に応じた幅で表示領域に追加されて必要になる新たな2
0ライン分の被表示データがシステム側のVRAMから
読出されて書込まれ、アドレスカウンタ16によりカウ
ントされるRAM・Yアドレスに加算回路18によりス
クロールライン数“10100”(20)を常に加算し
て内蔵RAM14をアドレスすることで、内蔵RAM1
4からは、第21ライン目のセグメントデータをLCD
11における先頭(第1)コモンラインの表示データと
して、順次第32ライン目のセグメントデータを第12
コモンラインの表示データ、第1ライン目のセグメント
データを第13コモンラインの表示データ、第20ライ
ン目のセグメントデータを最終(第32)コモンライン
の表示データとして出力表示されるので、スクロール幅
(20ライン)に対応する被表示データのみシステム側
のVRAMから内蔵RAM14に転送して書換えるだけ
でよく、スクロール表示処理の高速化を実現できる。
【0052】なお、前記実施例では、8ライン分のスク
ロール処理、及び20ライン分のスクロール処理につい
て説明したが、1ライン分のスクロール処理についても
勿論同様にして処理可能であり、この場合、新たな1ラ
イン分の被表示データのみシステム側のVRAMから読
出して内蔵RAM14に書換えればよい。
【0053】なお、実施例では、8ライン,20ライン
を一度にスクロールするようにしたが、オフセット値を
+1する毎に1ライン分のデータをRAMに書込むこと
で、滑らかなスクロールができることは言うまでもな
い。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る表示駆動装置によれば、LCDにおける表示画面のス
クロールに際しては、内蔵RAMとして機能する表示用
データメモリのY方向アドレスが、Yアドレスカウンタ
によりカウントされるYアドレスに表示のスクロール量
に応じたオフセット値を加算したYアドレスによりアド
レスされて、それぞれ対応するX方向に1ドットライン
のセグメントデータが順次出力されてLCD表示画面に
表示されるので、内蔵RAMに対してはスクロールの幅
に対応して不要になる表示データの領域に新たに必要な
表示データのみシステム側のVRAMから読出して書込
めばよいようになる。
【0055】また、本発明の請求項2に係わる表示駆動
装置によれば、請求項1に係わる表示駆動装置にあっ
て、内蔵RAMとして機能する表示用データメモリに
は、YアドレスカウンタでカウントされるY方向の1ア
ドレスにつき、XアドレスカウンタでカウントされるX
方向の複数アドレスに対応して該X方向に1ラインのセ
グメントデータが書込まれるようになる。
【0056】また、本発明の請求項3に係わる表示駆動
装置によれば、請求項1又は請求項2に係わる表示駆動
装置にあって、前記表示のスクロール量に応じたオフセ
ット値が、スクロールのライン数とされるので、例えば
LCDにおける表示4ライン分のスクロールに際して
は、内蔵RAMとして機能する表示用データメモリのY
方向アドレスが、Yアドレスカウンタでカウントされる
初期アドレス“0”に前記スクロールのライン数“4”
を加算したYアドレス“4”からアドレスされてLCD
画面における先頭ラインからのセグメントデータとして
出力されるので、前記表示用データメモリの“0”〜
“3”ライン目の4ライン分の記憶エリアにのみスクロ
ール分の新たな表示データを書込めばよいようになる。
よって、本発明によれば、1画面表示データの全体を書
換えてスクロール処理する必要なく、高速なスクロール
処理を行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示駆動装置の実施例に係わるLCD
駆動回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記表示駆動装置を実施したLCD駆動回路に
おけるスクロール処理を示すフローチャート。
【図3】前記表示駆動装置を実施したLCD駆動回路に
おけるFL信号及びLP信号の出力に伴なうコモンライ
ンとRAM・Yアドレスの変化状態を示すタイミングチ
ャートであり、同図(A)はLCDの定常表示に伴なう
変化状態を示すタイミングチャート、同図(B)はLC
Dのスクロール表示に伴なう変化状態を示すタイミング
チャート。
【図4】前記表示駆動装置を実施したLCD駆動回路に
おける8ラインスクロール処理に伴なう内蔵RAMのデ
ータ書換え状態とコモンライン駆動時のセグメントデー
タの出力順序を示す図。
【図5】前記表示駆動装置を実施したLCD駆動回路に
おける8ラインスクロール処理に伴なうRAM・Yアド
レスの設定状態とLCDコモンライン(COM)の駆動
状態を対比して示す図。
【図6】前記表示駆動装置を実施したLCD駆動回路に
おける20ラインスクロール処理に伴なう内蔵RAMの
データ書換え状態とコモンライン駆動時のセグメントデ
ータの出力順序を示す図。
【図7】前記表示駆動装置を実施したLCD駆動回路に
おける20ラインスクロール処理に伴なうRAM・Yア
ドレスの設定状態とLCDコモンライン(COM)の駆
動状態を対比して示す図。
【図8】表示用内蔵RAMを有する従来のLCD表示装
置の構成を示すブロック図。
【図9】従来のLCD表示装置の縦方向スクロール処理
に伴なう内蔵RAMに対するVRAMからのデータ転送
状態を示す図。
【符号の説明】
1…CPU、 2…VRAM、 11…LCD、 12…コモンドライバ、 13…セグメントドライバ、 14…内蔵RAM、 15…出力段F/F、 16…アドレスカウンタ、 17…アドレスラッチ部、 18…加算回路、 19…オフセットレジスタ、 20…クロック発生回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Y方向の1つのアドレスに対応してX方
    向に1ラインのセグメントデータを出力する表示用デー
    タメモリと、 表示のスクロール量に応じたオフセット値を保持するレ
    ジスタと、 Y方向のアドレスをカウントするYアドレスカウンタ
    と、 このYアドレスカウンタによりカウントされたYアドレ
    スに前記レジスタに保持されたオフセット値を加算した
    Yアドレスで前記表示用データメモリをアドレスするア
    ドレス制御手段とを具備したことを特徴とする表示駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 X方向アドレスをカウントするXアドレ
    スカウンタをさらに備え、 前記表示用データメモリは、Y方向の1つのアドレスに
    つきX方向の複数のアドレスに対応して該X方向に1ラ
    インのセグメントデータが書込まれると共に、Y方向の
    1つのアドレスに対応してX方向に1ラインのセグメン
    トデータを出力する表示用データメモリであることを特
    徴とする請求項1記載の表示駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記表示のスクロール量に応じたオフセ
    ット値は、スクロールのライン数であることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の表示駆動装置。
JP16091495A 1995-06-27 1995-06-27 表示駆動装置 Pending JPH0916118A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6870541B2 (en) 2000-01-12 2005-03-22 Kabushiki Kaisha Toshiba RAM incorporated display driver for reducing load on display screen control and image display apparatus including the same display driver

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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