JPH09161021A - Icカードリーダ - Google Patents

Icカードリーダ

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JPH09161021A
JPH09161021A JP7324284A JP32428495A JPH09161021A JP H09161021 A JPH09161021 A JP H09161021A JP 7324284 A JP7324284 A JP 7324284A JP 32428495 A JP32428495 A JP 32428495A JP H09161021 A JPH09161021 A JP H09161021A
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card
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contact type
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stopper
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Junji Yamato
淳司 大和
Kenji Hirasawa
賢司 平沢
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触式ICカードと近接型ICカードとを一
緒に処理できるICカードリーダがなかった。 【解決手段】 本発明にかかるICカードリーダ1は、
接触式入出力端子2を有する接触式ICカードC1と非
接触式入出力端子3を有する近接型ICカードC2とが
共通走行可能なカード走行路9と、カード走行路9中に
位置して接触及び近接型のICカードC1,C2の停止
位置を規制する共用ストッパー133と、カード走行路
9を挟んだ一方側に設けられ共用ストッパー133で停
止した接触式ICカードC1の接触式入出力端子2と当
接する接点ブロック10と、カード走行路9を挟んだ他
方側でカード走行路9に近接配置され、共用ストッパー
133で停止した近接型ICカードC2の非接触式入出
力端子3と信号の授受を行う信号伝達部11とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接触式や非接触式
の入出力端子と共に集積回路(ICチップ)を有するI
Cカードを処理するICカードリーダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】磁気カードに比べて大量に情報の記録/
再生を行えることからICチップを内蔵したICカード
が実用化されている。ICカードは、ICチップの接触
入出力端子に、このカードに対して情報の記録/再生を
行うカードリーダに設けた接点を接触させて情報の授受
を行う接触式が一般に使用されている。この接触式入出
力端子に接点を接触させる場合、カード走行路内の先端
に配置したストッパ部材に当接させて同カードを停止さ
せて接点を接触させている。これに対して、コイルや金
属板等で構成される非接触入出力端子をカードに内蔵
し、この非接触入出力端子に対して、コイルや金属板で
構成した信号伝達部を配置し、この信号伝達部に情報を
載せた電流を供給して、非接触入出力端子と信号伝達部
との間に電磁誘導や静電容量により電位差を発生させ、
この発生した電子差を変換して情報の授受を行う非接触
式のICカードが研究されている。この非接触式のIC
カードとしては、例えば、国際標準化機構(ISO)規
格10536で検討されている近接型ICカードが挙げ
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように既に実用化
されている接触式ICカードと研究中の近接型ICカー
ドとでは、情報の記録再生(授受)方法が異なるので、
各カードに対応するカードリーダ(情報記録再生装置)
を設ける必要がある。しかし、カード別にカードリーダ
を設けることは、コスト高やスペース大等の問題を含ん
でいるので、実用性を考慮した場合、接触式ICカード
と近接型ICカードとを1つのカードリーダで処理でき
ることが好ましい。また、電磁誘導結合の近接型ICカ
ードに対して情報の授受を行う場合でも、現在検討され
ている方式では、非接触入出力端子と信号伝達部とを対
向させるので、近接型ICカードを停止させる必要があ
る。加えて、接触式ICカードと非接触ICカードと
に、磁気情報を記録再生可能な磁気ストライプが設けら
れたり、エンボス文字が形成される場合、双方のカード
の搬送の際に磁気ストライプやエンボス文字に搬送ロー
ラ等がかかってしまうとカードの耐久性に問題が発生す
ることが懸念される。一般にICカードは、汎用されて
いる磁気カードに比べてコストが高いので、耐久性の問
題に関することは技術的な課題として重要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明では、カード表面に接触式入出力端子を有する接触
式ICカードとカード内に非接触式入出力端子を有する
近接型ICカードとが共通走行可能なカード走行路と、
上記カード走行路中に位置して上記接触式ICカード及
び近接型ICカードの停止位置を規制する共用ストッパ
ーと、上記カード走行路を挟んだ一方側に設けられ上記
共用ストッパーにより停止された上記接触式ICカード
の接触式入出力端子に当接する接点ブロックと、上記カ
ード走行路を挟んだ他方側の上記カード走行路に近接し
て設けられ上記共用ストッパー機構により停止された上
記近接型ICカードの非接触式入出力端子と信号の授受
を行う信号伝達部とを備えている。
【0005】請求項2記載の発明では、カード表面に接
触式入出力端子を有する接触式ICカードとカード内に
非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通
走行可能なカード走行路と、上記カード走行路中に位置
して上記接触式ICカード及び近接型ICカードの停止
位置を規制する共用ストッパーと、上記カード走行路を
挟んだ一方側に設けられ上記共用ストッパーにより停止
された上記接触式ICカードの接触式入出力端子に接離
移動可能に設けられた接点ブロックと、上記カード走行
路を挟んだ他方側の上記カード走行路を形成するフレー
ムに取り付けられ、上記共用ストッパー機構により停止
され上記近接型ICカードの非接触式入出力端子と信号
の授受を行う信号伝達部とを備えている。
【0006】請求項3記載の発明では、上記接触式IC
カード及び近接型ICカードを上記カード走行路で搬送
させると共に、停止信号が入力されると停止する搬送機
構を設け、上記接点ブロック及び信号伝達部を上記共用
ストッパーにより上記接触式ICカード及び近接型IC
カードが停止する所定位置に配置し、上記共用ストッパ
ーを上記カード走行路に対して進退自在とするストッパ
機構を設けた。
【0007】請求項4記載の発明では、上記搬送機構
を、少なくとも1組みの搬送ローラを有し、この搬送ロ
ーラ対は、上記接触式ICカード及び近接型ICカード
に形成される磁気ストライプとエンボス文字部とを避け
て配置した。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1に符号1で示すICカードリーダは、種類の異
なるICカードCを処理するカード処理装置である。こ
こで種類の異なるICカードCとは、図5に示すよう
に、カード表面C1Aに接触式入出力端子2を有する接
触式ICカードC1(以下「接触カードC1」と記す)
及び非接触式入出力端子3を有する近接型ICカードC
2(以下「近接カードC2」と記す)とが挙げられる。
【0009】接触カードC1は、図5(a)に示すよう
に、カード表面C1Aの先端C1cに接触式入出力端子
2(以下、「接触端子2」と記す)が配置されている。
この接触端子2は、図示しないICチップと接続してい
る。カード表面C1Aにおける中央より下方には、エン
ボス文字が設けられる文字エリアC1bが形成されてい
る。カード裏面C1Bの一側には、磁気情報が記録/再
生される磁気ストライプC1aが設けられている。
【0010】近接カードC2は、図5(b)に示すよう
に、カード表面C2Aにエンボス文字が設けられるエン
ボス文字部C2bが形成されている。カード裏面C2B
の一側には、磁気情報が記録/再生される磁気ストライ
プC2aが設けられている。近接カードC2の内部に
は、複数のコイル5,5、6,6及び導体となる複数の
金属板7から構成された非接触式入出力端子3(以下、
「非接触端子3」と記す)が設けられている。この非接
触端子3は、図示しないICチップと接続しており、後
述するICモジュール11から供給される電圧変化によ
りコイル5,5、6,6や金属板7に発生する起電力や
静電容量の変化による電位差(電圧)を変換して、IC
チップに対して情報として入出力するようになってい
る。
【0011】ICカードリーダ1は、図1,図2に示す
ように、接触カードC1及び近接カードC2が共通走行
されるカード走行路9と、カード走行路9を挟んだ一方
側となる走行路上方に配置され接触端子2と当接する接
点ブロック10と、カード走行路9を挟んだ他方側とな
る走行路下方に配置され、非接触端子3と信号の授受を
行う信号伝達部となるICモジュール11と、接触カー
ドC1と近接カードC2を搬送する搬送機構12及び、
カードストッパ機構13とを備えている。
【0012】ICカードリーダ1には、磁気ストライプ
C1a,C2aと磁気情報の授受(記録/再生)を行う
磁気カードリーダ100が接続している。磁気カードリ
ーダ100は、図示しない磁気ヘッドと磁気ストライプ
C1a,C2aとの間で磁気情報の授受を行い情報の記
録/再生を行うと共に、図示しないカードセンサから接
触カードC1か近接カードC2であるかを区別する種別
信号V1,V2を制御手段4に入力している。さらに、
磁気カードリーダ100の図示しないカード搬送路とカ
ード走行路9とは連続しており、磁気情報の授受を終え
た接触カードC1及び近接カードC2をICカードリー
ダ1に向かって図示しない搬送手段で搬送している。な
お、この搬送手段を構成すると駆動モータには、搬送機
構12が接続している。
【0013】搬送機構12は、搬送ローラ対120,1
21と駆動伝達部を構成する駆動プーリ123,12
4,125とを備えている。駆動プーリ123,124
は一体形成されて駆動軸14に固定されており、駆動プ
ーリ125は駆動軸15に固定されている。駆動プーリ
124,125には、伝達ベルト126が巻き掛けら
れ、駆動プーリ123には、磁気カードリーダ100の
図示しない駆動モータで駆動されるベルト127が巻き
掛けられている。
【0014】搬送ローラ対120は、駆動軸14に固定
された駆動ローラ120aと、同駆動ローラ120aに
対向配置されて軸16に固定された従動ローラ120b
とから構成されている。搬送ローラ対120は、図2、
図3に示すように、フレーム1A,1Bでその側面を構
成されたカード走行路9の幅方向(矢印W)にそれぞれ
配置されている。駆動軸14及び軸16は、それぞれフ
レーム1A,1Bに回転自在に支持されている。
【0015】搬送ローラ対121は、図1に示すように
駆動軸15に固定された駆動ローラ121aと同駆動ロ
ーラ121aに対向配置されて軸17に回転自在に支持
された従動ローラ121bとから構成されている。搬送
ローラ対121は、図2、図3に示すように、カード走
行路9の幅方向(矢印W)にそれぞれ配置されている。
駆動軸15は、フレーム1A,1Bに回転自在に支持さ
れている。軸17は、押圧手段を構成する板バネ19の
自由端の屈曲部19a,19bにそれぞれ軸止されてい
る。板バネ19の基端19cは、図1に示すようにフレ
ーム1A,1Bにそれぞれビス20で固定されており、
従動ローラ121bをそれぞれ駆動ローラ121aに向
かって押圧付勢している。搬送ローラ対120,121
は、図3,図4に示すように、エンボス文字部C1b,
C2b及び磁気ストライプC1a、C2aよりも外側の
カード側端部C1d,C1e及びC2d,C2eを挟持
するように配置されている。
【0016】接点ブロック10は、接触端子2と接触す
る複数の接点10aをカード走行路9に向かって突設し
ており、接点接離機構21に支持されてカード走行路9
に臨んでいる。接点接離機構21は、アクチュエータで
ある電磁ソレノイド22、側板1A,1Bの内側に固定
されたフレーム1Cに軸23で回動自在に支持された回
動アーム24とから主に構成されている。
【0017】回動アーム24は、回動端より上方に板す
る上端24aを電磁ソレノイド22の可動片22aとピ
ン25で結合され、回動端より左方に位置する移動端2
4b側に接点ブロック10を取り付けている。電磁ソレ
ノイド22は、通常図示しないスプリングにより回動ア
ーム24を、図1に2点鎖線で示す接点10aがカード
走行路9内から退避した退避位置に位置させている。電
磁ソレノイド22は、通電されるとオンとなり可動片2
2aが矢印a方向に引き込まれて回動アーム24を同図
に鎖線で示す進入位置に位置させ、接点端子2に対して
接点10aを圧接させるようになっている。
【0018】ストッパ機構13は図2に示すように、カ
ード走行路9の下面を構成するフレーム1Dに回動自在
に支持された共用ストッパとしてのストッパ部材13
3、このストッパ部材133をカード走行路9に対して
進退駆動させる電磁ソレノイド131及び電磁ソレノイ
ド131とストッパ部材133とを連結するレバー13
2から主に構成されている。レバー132の両端は、電
磁ソレノイド131の可動片131aとストッパ部材1
33の基端133aとにピン結合されている。電磁ソレ
ノイド131は、通常ストッパ部材133を図2に実線
で示すカード走行路9から退避した退避位置におき、通
電されるとオンして可動片131aを矢印b方向に引き
込んでストッパ部材133の先端133bがカード走行
路9内に進入する進入位置に位置させるようになってい
る。
【0019】ストッパ部材133は、図1、図2示すよ
うに、搬送ローラ対121よりもカード走行路9の最先
端に設けられていて、搬送される各カードC1,C2の
接触端子2と非接触端子3が接点ブロック10とICモ
ジュール11とに対向する所定停止で各カードC1,C
2を停止させるように配置されている。
【0020】ICモジュール11は、カード走行路9の
下面を構成するフレーム1Dに固定されていて、図3,
図4に示すように、非接触端子3のコイル5,5、6,
6と同一方向で同一巻数のコイル26,26、27,2
7及び金属板7と同一構成の金属版28を備えている。
ICモジュール11の下面には、図1に示すようにコネ
クタ29,30が設けられている。
【0021】コネクタ29は各コイル26,27と接続
し、コネクタ30は導体となる複数の金属板28と接続
している。コネクタ29,30は、制御手段4と接続し
ており、制御手段4により供給される情報に対応して変
化する電流を、コイル26,27及び金属板28に供給
している。コイル26,27及び金属板28の何れかに
は、ICチップ駆動用の定電圧が供給されるようになっ
ている。
【0022】電磁ソレノイド22の近傍には、図1に示
すように、ブロック接離センサS1(以下、「センサS
1」と記す)が配置されている。このセンサS1は、可
動片22aが矢印a方向に移動すると、接離信号V3を
制御手段4に出力するようになっている。
【0023】ストッパ部材133よりもカード挿入側に
位置し、接点ブロック10近傍のカード走行路9上に
は、カード位置検知センサS2(以下「センサS2」と
記す)が配置されている。このセンサS2は光学式セン
サであって、ICカードCがセンサS2下を通ると、停
止信号V4を制御手段4に出力するようになっている。
【0024】電磁ソレノイド131の近傍には、ストッ
パ可動センサS3(以下、「センサS3」と記す)が配
置されている。このセンサS3は、可動片131aが矢
印b方向(図2参照)に移動すると、ストッパ信号V5
を制御手段4に出力するようになっている。
【0025】制御手段4は、磁気カードリーダ100と
ICカードリーダ1との双方を制御する制御装置であ
り、その要部は周知のマイクロコンピュータから主に構
成されている。制御手段4は、ここでは、磁気カードリ
ーダ100から入力されるカード種別信号V1,V2に
より、挿入されたICカードCが接触カードC1である
か近接カードC2であるか判断している。制御手段4
は、センサS2から停止信号V4が入力されると、磁気
カードリーダ100の駆動モータを停止させて搬送機構
12を停止させると共に、電磁ソレノイド131に通電
して駆動(オン)するようになっている。さらに、制御
手段4は、センサーS3からストッパ信号V5が入力さ
れ、その時点でのカード種別信号が接触カードC1用の
種別信号V1であると、電磁ソレノイド22に通電して
駆動(オン)し、カード種別信号が近接カードC2用の
種別信号V2であると、コネクタ29,30に定電圧と
情報に対応して変化する電圧を供給するようになっい
る。また制御手段4は、情報の授受が終了すると、電磁
ソレノイド22,131への通電をカットしてオフする
と共に、駆動モータを反転駆動するようになっている。
【0026】このような構成のICカードリーダ1の動
作を説明する。先ず図1に示す磁気カードリーダ100
にICカードCが入力されると、図示しない駆動モータ
が起動して磁気カードリーダ100内をICカードCが
搬送されつつ図示しない磁気ヘッドで磁気情報の記録/
再生が行われる。
【0027】駆動モータが起動すると、その回転がベル
ト127、プーリ123を介して搬送機構12に伝達さ
れ、搬送ローラ対120,121が回転駆動状態とな
る。例えば、磁気カードリーダ100に挿入されたIC
カードCが接触カードC1であると、種別信号V1が制
御手段4に入力され、接触カードC1が図3に示すよう
にカード走行路9に搬送される。
【0028】この搬送された接触カードC1は、先ず搬
送ローラ対120で挟持されてカード走行路9内を搬送
される。そして、センサS2で検知されて同センサS2
から停止信号V4が出力されると駆動モータが停止する
と共に、電磁ソレノイド131がオンされ、可動片13
1aが図2に矢印bで示す方向に移動する。この可動片
131aが移動するとレバー132を介してストッパ部
材133が実線で示す退避位置から2点鎖線で示す進入
位置まで回動し、先端部133bがカード走行路9内に
位置して搬送された接触カードC1の先端と当接する。
【0029】また、可動片131aの動作をセンサS3
が検知するとストッパ信号V5が出力され、電磁ソレノ
イド22がオンされて、可動片22aが図1矢印a方向
に引き込まれる。この動作に伴い、回動アーム24が軸
23を中心に2点鎖線で示す離間位置から破線で示す当
接位置まで回動変位し、接点ブロック10が下降する。
すると、図6に示すように、既にカード走行路9内で停
止状態にある接触カードC1の接触端子2に接点ブロッ
ク10から突出した接点10aが当接して接触カードC
1に対する情報の入出力が行われる。
【0030】一方、挿入されたICカードCが近接カー
ドC2であると、種別信号V2が制御手段4に入力さ
れ、近接カードC2が図4に示すようにカード走行路9
に搬送される。この搬送された近接カードC2は、先ず
搬送ローラ対120に挟持されてカード走行路9内を搬
送される。そして、センサS2で検知されて同センサS
2から停止信号V4が出力されると駆動モータが停止す
ると共に、電磁ソレノイド131がオンされ、可動片1
31aが図2に矢印bで示す方向に移動する。この可動
片131aが移動するとレバー132を介してストッパ
部材133が実線で示す退避位置から2点鎖線で示す進
入位置まで回動し、先端部133bがカード走行路9内
に進入して図7に示すように、近接カードC2と当接し
非接触端子3とICモジュール11とが対向するように
近接カードC2が停止される。
【0031】可動片131aの動作をセンサS3が検知
するとストッパ信号V5が出力され、コネクタ29,3
0を介してコイル26,26、27,27及び複数の金
属板28に電圧が供給される。すると、コイル26,2
6、27,27とコイル5,5、6,6の間には、情報
に対応して変化して供給される可変電圧により起電力が
変化して発生すると共に、その変化による電位差(電
圧)が発生し、金属板28と金属板7との間には、静電
容量の変化による電位差(電圧)が発生して、この電位
差を変換して近接カードC2に対する情報の入出力が行
われる。
【0032】接触カードC1及び近接カードC2に対す
る情報に入出力が終了すると、電磁ソレノイド22,1
31への通電が断たれてオフとなる。すると、ストッパ
部材133及び接点ブロック10がカード走行路9から
図示しないバネのバネ力により退避すると共に、駆動モ
ータが搬送時と反転駆動される。この反転駆動によりカ
ード走行路9内のICカードCが挿入側に向かって復動
して、ICカードリーダ1及びそれに連結する磁気カー
ドリーダ100から排出される。
【0033】このように、ICカードリーダ1内に、接
触カードC1の接触端子2に当接して情報の入出力を行
う接点ブロック10と、近接カードC2の非接触端子3
と対向して情報の入出力を電位差で行うICモジュール
11と、ストッパ部材133とを設けたので、接触カー
ドC1と近接カードC2を共通のストッパ133で停止
させることができ、接触カードC1と近接カードC2の
双方に対応することが可能となる。加えて、カード走行
路9を搬送される接触カードC1及び近接カードC2
は、1つのストッパ部材133でカード走行路9内の所
定位置で停止されるので、ストッパ部材133を個別に
設ける必要もなくなる。
【0034】搬送ローラ対120,121をエンボス文
字部C1b,C2bや磁気ストライプC1a、C2aを
避けて配置したので、エンボス文字部C1b,C2bや
磁気ストライプC1a、C2aを搬送ローラ対120,
121で挟持せずにICカードCを搬送することが可能
となる。このことは、搬送ローラ対120,121に挟
持されることによるエンボス文字部C1b,C2bや磁
気ストライプC1a、C2aの減りや汚れを低減でき、
ICカードCの耐久性向上につながる。
【0035】ストッパ部材133が、電磁ソレノイド1
33によりカード搬送路9に対して進退するので、接触
カードC1及び近接カードC2がカード搬送路9内を通
過可能となる。この場合、駆動モータは、情報の入出力
の停止後に反転駆動させずに、取り込み時と同じ方向に
回転駆動させる。このように構成すると、ICカードリ
ーダ1内をICカードCが通過できるので、カード搬送
方向の自由度が増し、ICカードリーダ1と他の機器と
のバリエーションを多くできる。
【0036】接点ブロック10及びICモジュール11
をカード走行路9を挟んで対向して設け、かつ、カード
停止時に、接触端子2と接点ブロック10及び非接触端
子3とICモジュール11とが対向するようにストッパ
部材133を配置したので、ストッパ部材133と当接
してICカードCが停止すれば、接触カードC1と近接
カードC2の停止位置が同一となる。
【0037】センサS2,S3から停行信号V4とスト
ッパ信号V5が出力され、かつ、接触カードC1に対応
する種別信号V1が図示しないセンサから出力されない
と、電磁ソレノイド22はオンしないので、近接カード
C2の挿入時における接点ブロック10のカード走行路
9内への進入を防止でき、近接カードC2に対する走行
抵抗の低減が可能となる。さらに、電磁ソレノイド22
は、カード走行路9の先端側に配置したストッパ部材1
33が動作しないと、すなわち、ストッパ信号V5が出
力されないとオンしないので、接触カードC1がストッ
パ部材133に当接するまでは、接点ブロック10がカ
ード走行路9から退避した状態となり、接触カードC1
走行時においても走行抵抗の低減が可能となる。
【0038】本実施例では、接点ブロック10をカード
走行路9の上方に、ICモジュール11をカード走行路
9の下方に配置したが、これに限定されるものではな
く、接触カードC1の接触端子2がカード走行路9の下
面側に位置して搬送される場合、接点ブロック10は、
カード走行路9の下方に配置し、ICモジュール11を
カード走行路9の上方に配置する。要は、接触端子2と
当接可能な方向に接点ブロック10を配置し、接点ブロ
ック10と対向側にICモジュール11を設けることが
肝心である。
【0039】本実施例では、制御手段4で磁気カードリ
ーダ100とICカードリーダ1の双方を制御している
が、ICカードリーダ1だけを単独に制御するものであ
っても良い。その場合、カード種別信号V1,V2を出
力する図示しないカードセンサを搬送ローラ対120近
傍に設け、図示しない駆動モータを搬送機構12の一部
に配置することで、ICカードリーダ1単体でのカード
処理が可能となる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、カード表
面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードとカー
ド内に非接触式入出力端子を有する近接型ICカードと
が共通走行可能なカード走行路と、上記カード走行路中
に位置して上記接触式ICカード及び近接型ICカード
の停止位置を規制する共用ストッパーと、上記カード走
行路を挟んだ一方側に設けられ上記共用ストッパーによ
り停止された上記接触式ICカードの接触式入出力端子
に当接する接点ブロックと、上記カード走行路を挟んだ
他方側の上記カード走行路に近接して設けられ上記共用
ストッパにより停止された上記近接型ICカードの非接
触式入出力端子と信号の授受を行う信号伝達部とを備え
るので、接触式ICカードと近接型ICカードとを1台
のICカードリーダで処理することが可能となる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、カード表面
に接触式入出力端子を有する接触式ICカードとカード
内に非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが
共通走行可能なカード走行路と、上記カード走行路中に
位置して上記接触式ICカード及び近接型ICカードの
停止位置を規制する共用ストッパーと、上記カード走行
路を挟んだ一方側に設けられ上記共用ストッパーにより
停止された上記接触式ICカードの接触式入出力端子に
接離移動可能に設けられた接点ブロックと、上記カード
走行路を挟んだ他方側の上記カード走行路を形成するフ
レームに取れ付けられ、上記共用ストッパーにより停止
され上記近接型ICカードの非接触式入出力端子と信号
の授受を行う信号伝達部とを備えているので、接触式I
Cカードと近接型ICカードとを1台のICカードリー
ダで処理することが可能となる。また、接点ブロックが
接触式入出力端子に対して当接、離間移動可能であるの
で、カード走行路を搬送される接触式ICカードと近接
型ICカードに対する走行抵抗を低減することが可能と
なる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、上記接触式
ICカード及び近接型ICカードを上記カード走行路で
搬送させると共に、停止信号が入力されると停止する搬
送機構を設け、上記接点ブロック及び信号伝達部を上記
共用ストッパーにより上記接触式ICカード及び近接型
ICカードが停止する所定位置に配置し、上記共用スト
ッパーを上記カード走行路に対して進退自在とするスト
ッパ機構を設けたので、接触式ICカード及び近接型I
Cカードの停止位置が安定すると共に、両カードのカー
ド走行路内の通過が可能となり、ICカードリーダと他
の機器とのバリエーションを多くすることが可能とな
る。
【0043】請求項4記載の発明によれば、上記搬送機
構に設けた搬送ローラを、上記接触式ICカード及び近
接型ICカードに形成される磁気ストライプやエンボス
文字エリアを避けて配置したので、搬送ローラの挟持に
よる磁気ストライプやエンボス文字の汚れや摩耗等が低
減され、接触式ICカード及び近接型ICカードの耐久
性の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すICカードリーダの概
略構成側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すICカードリーダの正
面図である。
【図3】接触式ICカード挿入時のICカードリーダの
平面図である。
【図4】近接型ICカード挿入時のICカードリーダの
平面図である。
【図5】(a)は接触式ICカードの平面図、(b)は近接
型ICカードの平面図である。
【図6】接触式入出力端子と接点ブロックの当接状態を
示す拡大図である。
【図7】信号伝達部と非接触式入出力端子との信号授受
状態を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 ICカードリーダ 1D フレーム 2 接触式入出力端子 3 非接触式入出力端子 9 カード走行路 10 接点ブロック 11 信号伝達部 12 搬送機構 120、121 搬送ローラ対 13 ストッパ機構 133 共用ストッパー C1 接触式ICカード C1A カード表面 C2 近接型ICカード C1B、C2B 磁気ストライプ C1b、C2b エンボス文字エリア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード表面に接触式入出力端子を有する接
    触式ICカードとカード内に非接触式入出力端子を有す
    る近接型ICカードとが共通走行可能なカード走行路
    と、 上記カード走行路中に位置して上記接触式ICカード及
    び近接型ICカードの停止位置を規制する共用ストッパ
    ーと、 上記カード走行路を挟んだ一方側に設けられ上記共用ス
    トッパーにより停止された上記接触式ICカードの接触
    式入出力端子に当接する接点ブロックと、 上記カード走行路を挟んだ他方側の上記カード走行路に
    近接して設けられ上記共用ストッパーにより停止された
    上記近接型ICカードの非接触式入出力端子と信号の授
    受を行う信号伝達部とを備えたICカードリーダ。
  2. 【請求項2】カード表面に接触式入出力端子を有する接
    触式ICカードとカード内に非接触式入出力端子を有す
    る近接型ICカードとが共通走行可能なカード走行路
    と、 上記カード走行路中に位置して上記接触式ICカード及
    び近接型ICカードの停止位置を規制する共用ストッパ
    ーと、 上記カード走行路を挟んだ一方側に設けられ上記共用ス
    トッパーにより停止された上記接触式ICカードの接触
    式入出力端子に接離移動可能に設けられた接点ブロック
    と、 上記カード走行路を挟んだ他方側の上記カード走行路を
    形成するフレームに取り付けられ、上記共用ストッパー
    により停止され上記近接型ICカードの非接触式入出力
    端子と信号の授受を行う信号伝達部とを備えたICカー
    ドリーダ。
  3. 【請求項3】上記接触式ICカード及び近接型ICカー
    ドを上記カード走行路で搬送させると共に、停止信号が
    入力されると停止する搬送機構を設け、上記接点ブロッ
    ク及び信号伝達部を上記共用ストッパーにより上記接触
    式ICカード及び近接型ICカードが停止する所定位置
    に配置し、上記共用ストッパーを上記カード走行路に対
    して進退自在とするストッパ機構を設けたことを特徴と
    する請求項1または2記載のICカードリーダ。
  4. 【請求項4】上記搬送機構は、少なくとも1組みの搬送
    ローラを有し、この搬送ローラ対は、上記接触式ICカ
    ード及び近接型ICカードに形成される磁気ストライプ
    やエンボス文字部を避けて配置されたことを特徴とする
    請求項3記載のICカードリーダ。
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KR100609394B1 (ko) * 2004-08-27 2006-08-09 (주)로그아이 접촉 및 비접촉식 알에프 카드 리드기
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