JP2871464B2 - カード類処理装置 - Google Patents
カード類処理装置Info
- Publication number
- JP2871464B2 JP2871464B2 JP6115934A JP11593494A JP2871464B2 JP 2871464 B2 JP2871464 B2 JP 2871464B2 JP 6115934 A JP6115934 A JP 6115934A JP 11593494 A JP11593494 A JP 11593494A JP 2871464 B2 JP2871464 B2 JP 2871464B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- movable bracket
- magnetic
- cards
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カード類の情報を読み
取るカード類処理装置に関する。
取るカード類処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】カード類処理装置のカード読み取り部
は、従来、図４（Ａ）部分正面図及び同図（Ｂ）側面図
に示すように、上下に対向する１対の磁気ヘッド５，６
がそれぞれバネ１１，１２のみによって押さえられて、
その先端がカードの上下面にそれぞれ密接している。
は、従来、図４（Ａ）部分正面図及び同図（Ｂ）側面図
に示すように、上下に対向する１対の磁気ヘッド５，６
がそれぞれバネ１１，１２のみによって押さえられて、
その先端がカードの上下面にそれぞれ密接している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の構造では変形したカードを処理する場合、一方
の磁気ヘッド５がカードの上凸変形部により持ち上げら
れてしまうと、対向する他方の磁気ヘッド６の押さえ圧
が低下し、その上凸変形部が大であるときは、磁気ヘッ
ド６の上端とカード１の下面との間にすき間が生じ、カ
ード１の情報を正しく読み取ることが不可能となるので
ある。
の従来の構造では変形したカードを処理する場合、一方
の磁気ヘッド５がカードの上凸変形部により持ち上げら
れてしまうと、対向する他方の磁気ヘッド６の押さえ圧
が低下し、その上凸変形部が大であるときは、磁気ヘッ
ド６の上端とカード１の下面との間にすき間が生じ、カ
ード１の情報を正しく読み取ることが不可能となるので
ある。
【０００４】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、変形しているカードであっても、その読み取
りを可能とするカード類処理装置を提供することを目的
とする。
たもので、変形しているカードであっても、その読み取
りを可能とするカード類処理装置を提供することを目的
とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのために本発明のカー
ド類処理装置は、カード類を前後方向に直線往復的に搬
送する機構を有し、カードの上下面の磁気情報を読み取
るため、カードの上下に磁気ヘッドを対向して配設して
なるカード類処理装置であって、先端に磁気ヘッドをそ
れぞれ突設した１対のレバーをそれぞれ弾性的に支持す
る可動ブラケットと、この可動ブラケットを回動可能に
枢支する支点軸と、前記可動ブラケットを案内するガイ
ドブラケットとを具えている。
ド類処理装置は、カード類を前後方向に直線往復的に搬
送する機構を有し、カードの上下面の磁気情報を読み取
るため、カードの上下に磁気ヘッドを対向して配設して
なるカード類処理装置であって、先端に磁気ヘッドをそ
れぞれ突設した１対のレバーをそれぞれ弾性的に支持す
る可動ブラケットと、この可動ブラケットを回動可能に
枢支する支点軸と、前記可動ブラケットを案内するガイ
ドブラケットとを具えている。
【０００６】
【作用】このような構成によれば、凸曲しているカード
を読み取る際には、可動ブラケットが支点軸を中心とし
て回動し、上下の磁気ヘッドが、カードの変形に沿って
追従している。すなわち、読み取るべきカードが上下ど
ちらに凸曲するように変形していても、その変形により
一方の磁気ヘッドが持ち上げられるか押し下げられて、
その支点軸を中心として可動ブラケットが、ヘッドが移
動した方向へ移動した量だけ回動する。この可動ブラケ
ットの回動に伴って、他方の磁気ヘッドもカードの変形
に沿って追従し、カードと上下の磁気ヘッドは絶えず一
定圧力で押されて当接し、正確にカードに記録された磁
気情報を読み取ることが可能となる。
を読み取る際には、可動ブラケットが支点軸を中心とし
て回動し、上下の磁気ヘッドが、カードの変形に沿って
追従している。すなわち、読み取るべきカードが上下ど
ちらに凸曲するように変形していても、その変形により
一方の磁気ヘッドが持ち上げられるか押し下げられて、
その支点軸を中心として可動ブラケットが、ヘッドが移
動した方向へ移動した量だけ回動する。この可動ブラケ
ットの回動に伴って、他方の磁気ヘッドもカードの変形
に沿って追従し、カードと上下の磁気ヘッドは絶えず一
定圧力で押されて当接し、正確にカードに記録された磁
気情報を読み取ることが可能となる。
【０００７】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図１はその読み取り部を示し、同図（Ａ）はその部
分正面図、同図（Ｂ）はカードが変形していない場合、
同図（Ｃ）はカードが変形している場合をそれぞれ示す
同図（Ａ）の平面図、図２はカード処理装置を示す全体
斜視図、図３は図１のカード読み取り部を示す部分拡大
図である。
と、図１はその読み取り部を示し、同図（Ａ）はその部
分正面図、同図（Ｂ）はカードが変形していない場合、
同図（Ｃ）はカードが変形している場合をそれぞれ示す
同図（Ａ）の平面図、図２はカード処理装置を示す全体
斜視図、図３は図１のカード読み取り部を示す部分拡大
図である。
【０００８】上図において、図４と同一の符号はそれぞ
れ同図と同一の部材を示し、まず、図２〜図３におい
て、カード１は挿入口３０から挿入され、カード１がセ
ンサーＡ ２４を遮光する。そうすると、制御部がモー
ターを起動し、モーターと直結されたモータープーリ２
０が回転し、駆動ベルトＡ ２１を介して駆動プーリ１
９を回転する。駆動プーリ１９と同軸上で本体２３内で
掛けられた駆動ベルトＢ ２２がヘッドプーリ２７を回
転させ、搬送ベルト２８を介し引込みプーリ２９が回転
する。
れ同図と同一の部材を示し、まず、図２〜図３におい
て、カード１は挿入口３０から挿入され、カード１がセ
ンサーＡ ２４を遮光する。そうすると、制御部がモー
ターを起動し、モーターと直結されたモータープーリ２
０が回転し、駆動ベルトＡ ２１を介して駆動プーリ１
９を回転する。駆動プーリ１９と同軸上で本体２３内で
掛けられた駆動ベルトＢ ２２がヘッドプーリ２７を回
転させ、搬送ベルト２８を介し引込みプーリ２９が回転
する。
【０００９】ここで、引込みローラー３１と搬送ベルト
２８にカード１が挟まれ、本体２３内へ引き込まれ、次
にヘッドローラー３２に挟まれ、同時に、ヘッド（上）
５，ヘッド（下）６の間へ導かれる。そして、カード１
がセンサーＣ ２６を遮光し、制御部がカードの磁気記
録情報を読み出し始める。その際、磁気ヘッド（上）５
及び磁気ヘッド（下）６は、ヘッドスプリング（上）１
１及びヘッドスプリング（下）１２によりカードへ一定
の圧力を持って接している。
２８にカード１が挟まれ、本体２３内へ引き込まれ、次
にヘッドローラー３２に挟まれ、同時に、ヘッド（上）
５，ヘッド（下）６の間へ導かれる。そして、カード１
がセンサーＣ ２６を遮光し、制御部がカードの磁気記
録情報を読み出し始める。その際、磁気ヘッド（上）５
及び磁気ヘッド（下）６は、ヘッドスプリング（上）１
１及びヘッドスプリング（下）１２によりカードへ一定
の圧力を持って接している。
【００１０】このような装置において、通常の変形の無
いカード１を処理する際、可動ブラケット１３はガイド
ブラケット１５のバランサースプリングポスト１８に取
り付けられバランサースプリング（上）１７とバランサ
ースプリング（下）１６の圧力により自重により回転し
ないよう、中立位置を保ったまま、図１（Ｂ）に示すよ
うにカード１の情報を読み取る。
いカード１を処理する際、可動ブラケット１３はガイド
ブラケット１５のバランサースプリングポスト１８に取
り付けられバランサースプリング（上）１７とバランサ
ースプリング（下）１６の圧力により自重により回転し
ないよう、中立位置を保ったまま、図１（Ｂ）に示すよ
うにカード１の情報を読み取る。
【００１１】ところで、変形したカードを処理する際
は、図１（Ｃ）に示すように、磁気ヘッド（上）５が持
ち上げられると、可動ブラケット１３がバランサースプ
リング１７を圧縮し、支点軸１４を中心に回転し、磁気
ヘッド（下）６を磁気ヘッド（上）が上方へ移動した分
だけ持ち上げ、カード１と接した状態を保つように動作
する。
は、図１（Ｃ）に示すように、磁気ヘッド（上）５が持
ち上げられると、可動ブラケット１３がバランサースプ
リング１７を圧縮し、支点軸１４を中心に回転し、磁気
ヘッド（下）６を磁気ヘッド（上）が上方へ移動した分
だけ持ち上げ、カード１と接した状態を保つように動作
する。
【００１２】変形が下側の場合も同様、上下の磁気ヘッ
ド５，６がカード１の上下面と絶えず一定圧力で接する
よう動作する。
ド５，６がカード１の上下面と絶えず一定圧力で接する
よう動作する。
【００１３】
【発明の効果】以上述べたように、本発明を適用したカ
ード類処理装置では、上下の磁気ヘッドの一方が、変形
したカードにより移動すると、可動ブラケットが支点軸
を中心として回動し、他方の磁気ヘッドも移動してい
る。したがって、カードが変形している場合でも、上下
の両磁気ヘッドが、同時にカードの表裏の各面へ一定圧
で接することができ、両磁気ヘッドは、確実に磁気情報
を読み取り、書き込みすることが可能となる。ちなみ
に、有料道路料金徴収システム用カードのように、車内
の高温下にて変形したカードが用いられることが多いシ
ステムにおいては、その効果は大きいものがある。
ード類処理装置では、上下の磁気ヘッドの一方が、変形
したカードにより移動すると、可動ブラケットが支点軸
を中心として回動し、他方の磁気ヘッドも移動してい
る。したがって、カードが変形している場合でも、上下
の両磁気ヘッドが、同時にカードの表裏の各面へ一定圧
で接することができ、両磁気ヘッドは、確実に磁気情報
を読み取り、書き込みすることが可能となる。ちなみ
に、有料道路料金徴収システム用カードのように、車内
の高温下にて変形したカードが用いられることが多いシ
ステムにおいては、その効果は大きいものがある。
【００１４】要するに本発明によれば、カード類を前後
方向に直線往復的に搬送する機構を有し、カードの上下
面の磁気情報を読み取るため、カードの上下に磁気ヘッ
ドを対向して配設してなるカード類処理装置において、
先端に磁気ヘッドをそれぞれ突設した１対のレバーをそ
れぞれ弾性的に支持する可動ブラケットと、この可動ブ
ラケットを回動可能に枢支する支点軸と、可動ブラケッ
トを案内するガイドブラケットとを具え、そして、凸曲
しているカードを読み取る際には、可動ブラケットが支
点軸を中心として回動し、上下の磁気ヘッドが、カード
の変形に沿って追従している。したがって、変形してい
るカードであっても、上下の両磁気ヘッドは各々その読
み取りが可能となる。
方向に直線往復的に搬送する機構を有し、カードの上下
面の磁気情報を読み取るため、カードの上下に磁気ヘッ
ドを対向して配設してなるカード類処理装置において、
先端に磁気ヘッドをそれぞれ突設した１対のレバーをそ
れぞれ弾性的に支持する可動ブラケットと、この可動ブ
ラケットを回動可能に枢支する支点軸と、可動ブラケッ
トを案内するガイドブラケットとを具え、そして、凸曲
しているカードを読み取る際には、可動ブラケットが支
点軸を中心として回動し、上下の磁気ヘッドが、カード
の変形に沿って追従している。したがって、変形してい
るカードであっても、上下の両磁気ヘッドは各々その読
み取りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例のカード読み取り部を示し、
同図（Ａ）はその部分断面図、同図（Ｂ），同図（Ｃ）
はそれぞれカードが変形していないとき、カードが変形
しているときの同図（Ａ）の平面図である。
同図（Ａ）はその部分断面図、同図（Ｂ），同図（Ｃ）
はそれぞれカードが変形していないとき、カードが変形
しているときの同図（Ａ）の平面図である。
【図２】カード処理装置を示す全体斜視図である。
【図３】図１のカード読み取り部を示す拡大図である。
【図４】従来のカード類処理装置の磁気ヘッド部を示す
部分正面図及びその側面図である。
部分正面図及びその側面図である。
１ カード ２ 磁気ヘッド取付ブラケット（上） ３ カード類処理装置側板 ４ 磁気ヘッド取付ブラケット（下） ５ 磁気ヘッド（上） ６ 磁気ヘッド（下） ７ スプリングポスト（上） ８ スプリングポスト（下） ９ ガイドピン（上） １０ ガイドピン（下） １１ ヘッドスプリング（上） １２ ヘッドスプリング（下） １３ 可動ブラケット １４ 支点軸 １５ ガイドブラケット １６ バランサースプリング（下） １７ バランサースプリング（上） １８ バランサースプリングポスト １９ 駆動プーリ ２０ モータープーリ ２１ 駆動ベルトＡ ２２ 駆動ベルトＢ ２３ カード類処理装置本体 ２４ センサーＡ ２５ センサーＢ ２６ センサーＣ ２７ ヘッドプーリ ２８ 搬送ベルト ２９ 引込みプーリ ３０ 挿入口 ３１ 引込みローラー ３２ ヘッドローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−74714（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G06K 7/015 G07F 7/08
Claims (1)
- 【請求項１】 カード類を前後方向に直線往復的に搬送
する機構を有し、カードの上下面の磁気情報を読み取る
ため、カードの上下に磁気ヘッドを対向して配設してな
るカード類処理装置において、 先端に磁気ヘッドをそれぞれ突設した１対のレバーをそ
れぞれ弾性的に支持する可動ブラケットと、 この可動ブラケットを回動可能に 枢支する支点軸と、前記可動ブラケット を案内するガイドブラケットとを具
え、凸曲しているカードを読み取る際には、可動ブラケット
が支点軸を中心として回動し、上下の磁気ヘッドが、カ
ードの変形に沿って追従している ことを特徴とするカー
ド類処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6115934A JP2871464B2 (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | カード類処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6115934A JP2871464B2 (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | カード類処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07302294A JPH07302294A (ja) | 1995-11-14 |
| JP2871464B2 true JP2871464B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=14674807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6115934A Expired - Lifetime JP2871464B2 (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | カード類処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2871464B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-02 JP JP6115934A patent/JP2871464B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07302294A (ja) | 1995-11-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981209 |
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