JPH09179944A - Icカードリーダ - Google Patents

Icカードリーダ

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JPH09179944A
JPH09179944A JP7338577A JP33857795A JPH09179944A JP H09179944 A JPH09179944 A JP H09179944A JP 7338577 A JP7338577 A JP 7338577A JP 33857795 A JP33857795 A JP 33857795A JP H09179944 A JPH09179944 A JP H09179944A
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Junji Yamato
淳司 大和
Kenji Hirasawa
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードの変形を矯正して、走行抵抗やカ
ードジャムの発生を低減させると共に、ICカード側に
設けた端子部と装置側に設けた端子部との距離を安定さ
せて情報の入出力を確実に行えるICカードリーダの提
供。 【解決手段】 本発明にかかるICカードリーダ1は、
カード側端子部3を有する近接型ICカードC2を走行
可能なカード走行路9と、近接型ICカードC2の走行
停止位置においてカード側端子部3と対向する位置に設
けられ、同カード側端子部3と信号の授受を行うリーダ
側端子部11と、リーダ側端子部11と近接型ICカー
ドC2を挟んで逆側に設けられ、同カードをリーダ側端
子部11に向かって押え込むカード押さえ部材10とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触式の入出力
端子と共に集積回路(ICチップ)を有するICカード
を処理するICカードリーダ、特にICカードの浮き上
がりに対応するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気カードに比べて大量に情報の記録/
再生を行えることからICチップを内蔵したICカード
が実用化されている。ICカードは、ICチップの接触
式入出力端子に、このカードに対して情報の記録/再生
を行うカードリーダに設けた接点を接触させて情報の授
受を行う接触式が一般に使用されている。これに対し
て、コイルや金属板等で構成される非接触式入出力端子
となるカード側端子部を内蔵し、このカード側端子部に
コイルや金属板で構成したリーダ側端子部を対向配置
し、このリーダ側端子部に情報を載せた電流を供給して
カード側端子部とリーダ側端子部との間に電磁誘導や静
電容量により電位差を発生させ、この発生した電位差を
変換して情報の授受を行う非接触式のICカードが研究
されている。この非接触式のICカードとしては、例え
ば、国際標準化機構(ISO)規格10536で検討さ
れている近接型ICカードが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記近接型ICカード
や接触式ICカードをカード走行路内で走行させる場
合、変形カードを考慮する必要がある。すなわち、カー
ド厚さ方向に対するカード走行路の間隔が狭いと変形し
たカードが詰まってしまったり、走行抵抗が大きくなる
等の不具合が発生する。カード走行路の幅を広くすれ
ば、変形したカードのジャムや走行抵抗を低減すること
は可能であるが、反面、近接型ICカードの情報の授受
に問題が発生してしまう。すなわち、近接型ICカード
への情報の入出力は、カード側端子部とリーダ側端子部
との間で電磁誘導や静電容量により電位差を発生させて
行っているので、カード走行路が広かったりカード変形
が大きいと、カード側端子部とリーダ側端子部との距離
が離れてしまいリーダ側端子部からの磁界や電荷移動が
行われにくくなるからである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ICカードの
変形を矯正して、走行抵抗やカードジャムの発生を低減
させると共に、ICカード側に設けた端子部と装置側に
設けた端子部との距離を安定させて情報の入出力を確実
に行えるようにする。そこで、カード側端子部を有する
近接型ICカードが走行可能なカード走行路と、近接型
ICカードの走行停止位置においてカード側端子部と対
向する位置に、同カード側端子部と信号の授受を行うリ
ーダ側端子部を設け、近接型ICカードを挟んでリーダ
側端子部と逆側に、非接触式カードをリーダ側端子部に
向かって押え込むカード押さえ部材を設けた。また、上
記カード走行路を、カード表面に接触式入出力端子を有
する接触式ICカードと近接型ICカードとを共通走行
可能として、このカード走行路を挟んだ一方側に、接触
式ICカードの接触式入出力端子に当接可能に設けられ
た接点ブロックを配置し、他方側にリーダ側端子部を設
け、接触式及び非接触のICカードをリーダ側端子部に
向かってカード押さえ部材で押圧するようにした。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1に符号1で示すICカードリーダは、非接触式
入出力端子部となるカード側端子部3を有する近接型I
CカードC2(以下「近接カードC2」と記す)を処理
するものである。
【0006】近接カードC2は、図8(b)に示すよう
に、カード表面C2Aにエンボス文字が設けられる文字
エリアC2bが形成されている。カード裏面C2Bの一
側には、磁気情報が記録/再生される磁気ストライプC
2aが設けられている。近接カードC2の内部には、複
数のコイル5,5、6,6及び導体となる複数の金属板
7から構成されたカード側端子部3が設けられている。
このカード側端子部3は、カード内の図示しないICチ
ップと接続しており、後述するリーダ側端子部から供給
される電圧変化によりコイル5,5、6,6や金属板7
に発生する起電力や静電容量の変化による電位差(電
圧)を変換して、ICチップに情報として入出力するよ
うになっている。
【0007】ICカードリーダ1は、図1,図2に示す
ように、近接カードC2が走行するカード走行路9と、
近接型ICカードC2の走行停止位置においてカード側
端子部3と対向する部位に設けられ、カード側端子部3
と信号の授受を行うリーダ側端子部11と、リーダ側端
子部11に向かってカード走行路9内を走行されるIC
カード(近接カードC2)を押圧するカード押さ部材1
0とその駆動機構21、近接カードC2を搬送する搬送
機構12及び制御手段4とから主に構成されている。
【0008】ICカードリーダ1には、磁気ストライプ
C2aと磁気情報の授受(記録/再生)を行う磁気カー
ドリーダ100が接続している。磁気カードリーダ10
0は、図示しないカードセンサでカード検知がなされる
と、図示しない駆動モータを正回転させると共に、図示
しない磁気ヘッドと磁気ストライプC2aとの間で磁気
情報の授受を行い情報の記録/再生やカード種別を行う
ようになっている。この磁気ヘッドでは、近接カードC
2であると種別信号V1を制御手段4に出力するように
なっている。
【0009】磁気カードリーダ100の図示しないカー
ド搬送路とカード走行路9の挿入口9aとは連続してお
り、磁気情報の授受を終えた近接カードC2をICカー
ドリーダ1に向かって図示しない搬送手段で搬送してい
る。この搬送手段を構成する駆動モータには、搬送機構
12が接続している。駆動モータには、正逆回転可能な
モータが用いられており、正回転で近接カードC2をI
Cカードリーダ1内に向かって走行させ、逆回転で近接
カードC2をICカードリーダ1から磁気カードリーダ
100に向かって走行させるように、搬送ローラ対12
0,121を回転駆動するようになっている。
【0010】搬送機構12は、搬送ローラ対120,1
21と駆動伝達部を構成する駆動プーリ123,12
4,125とを備えている。駆動プーリ123,124
は一体形成されて駆動軸14に固定されており、駆動プ
ーリ125は駆動軸15に固定されている。駆動プーリ
124,125には、伝達ベルト126が巻き掛けら
れ、駆動プーリ123には磁気カードリーダ100の図
示しない駆動モータで駆動されるベルト127が巻き掛
けられている。
【0011】搬送ローラ対120は、駆動軸14に固定
された駆動ローラ120aと、同駆動ローラ120aに
対向配置されて軸16に回転自在に支持された従動ロー
ラ120bとから構成されている。搬送ローラ対120
は、図2、図3に示すように、フレーム1A,1Bでそ
の側面を構成されたカード走行路9の幅方向(矢印W)
にそれぞれ配置されている。駆動軸14はフレーム1
A,1Bに回転自在に支持され、軸15はフレーム1
A,1Bに取り付けられている。
【0012】搬送ローラ対121は、図1に示すように
駆動軸15に固定された駆動ローラ121aと、同駆動
ローラ121aに対向配置されて軸17に回転自在に支
持された従動ローラ121bとから構成されている。搬
送ローラ対121は、図2、図3に示すように、カード
走行路9の幅方向(矢印W)にそれぞれ配置されてい
る。駆動軸15は、フレーム1A,1Bに回転自在に支
持されている。軸17は、板バネ19の自由端の屈曲部
19a,19bにそれぞれ軸止されている。板バネ19
の基端19cは、図1に示すようにフレーム1A,1B
にそれぞれビス20で固定されており、従動ローラ12
1bをそれぞれ駆動ローラ121aに向かって押圧付勢
している。搬送ローラ対120,121は、図3に示す
ように、文字エリアC2b及び磁気ストライプC2aよ
りも外側に位置するカード側端部C2d,C2e近傍を
挟持するように配置されている。
【0013】カード走行路9は、フレーム1A、1Bで
その側面を形成され、フレーム1D、1Eでその上下面
を形成されている。近接カードC2の厚さ方向に対応す
るカード走行路9の間隔Hは、変形して湾曲した近接カ
ードC2が挿入されても搬送できる程度の幅に設定され
ている。ここでは、間隔Hをカード厚+2〜3ミリ程度
に設定されている。言い替えると、近接カードC2の変
形量が間隔Hよりも大きいと、その変形カードは挿入で
きないようになっている。
【0014】カード押さえ部材10は、リーダ側端子部
11と近接カードC2を挟んで逆側となるカード走行路
9の上方の、カード走行路90の中央からフレーム50
D寄りに配置され、近接カードC2の中央部を押圧可能
となっている。カード押さえ部材10は、フレーム1E
の開口1Eaからカード走行路9内に臨んでいて、駆動
機構21に支持されている。駆動機構21は、図1、図
3に示すようにアクチュエータとなる電磁ソレノイド2
2と、側板1A,1Bの内側に固定されたフレーム1C
に軸23で回動自在に支持された回動アーム24とから
主に構成されている。
【0015】回動アーム24は、図4にも示すように、
断面コの字状に折り曲げられ、側面形状を略L字状に形
成されており、回動端より上方に位置する上端24aを
電磁ソレノイド22の可動片22aとピン25で連結さ
れている。このピン25は、上端24aに形成されたU
溝24cに係合しており、図示しないリング等の適宜な
部材により軸方向への抜け止めがなされている。回動端
より左方に位置する移動端24b側には、カード押さえ
部材10の基端10aが取付けられている。カード押さ
え部材10は合成樹脂製で、その下面10bには、カー
ド保護用の部材が付設されることが好ましい。一例を挙
げると、軟らかいゴム製シートやそれに類する部材が挙
げられる。
【0016】電磁ソレノイド22は、通常ピン25とフ
レーム1Cとにその両端を係止された引っ張りコイルス
プリング33(以下、「スプリング33」と称す)によ
り回動アーム24を、図1に2点鎖線で示すカード走行
路9内から退避した退避位置に位置させている。電磁ソ
レノイド22は、通電されるとオンとなり可動片22a
が矢印a方向に引き込まれて回動アーム24を同図に実
線で示す進入位置に位置させ、ここ例では、近接カード
C2をカード走行路9の下面を構成するフレーム1Dに
向かって押圧するようになっている。このフレーム1D
は、走行される近接カードC2の走行基準面となってい
る。
【0017】リーダ側端子部11はフレーム1Dの下面
に装着されていて、図5に示すように、カード側端子部
3のコイル5,5、6,6と同一方向で同一巻数のコイ
ル26,26、27,27及び、金属板7と同一構成の
金属板28を備えている。リーダ側端子部11の下面に
は、図1に示すようにコネクタ29,30が設けられて
いる。コネクタ29は各コイル26,27と接続し、コ
ネクタ30は導体となる複数の金属板28と接続してい
る。コネクタ29,30は、制御手段4と接続してい
て、制御手段4から供給される情報に対応して変化する
電圧と、ICチップ駆動用の定電圧とをコイル26,2
7及び金属板28に供給する。
【0018】搬送ローラ対121の近傍には、ストッパ
機構13が配置されている。ストッパ機構13は図2に
示すように、フレーム1Dに回動自在に支持されたスト
ッパ部材133、このストッパ部材133をカード走行
路9に対して進退駆動させる電磁ソレノイド131及び
電磁ソレノイド131とストッパ部材133とを連結す
るレバー132から主に構成されている。レバー132
の両端は、電磁ソレノイド131の可動片131aとス
トッパ部材133の基端133aとにピン結合されてい
る。
【0019】電磁ソレノイド131は、通常可動片13
1aに巻装されたコイルバネ134により、ストッパ部
材133を図2に実線で示すカード走行路9から退避し
た退避位置におき、通電されるとオンして可動片131
aを矢印b方向に引き込んでストッパ部材133を、そ
の先端133bがカード走行路9内に進入する進入位置
に位置させる。ストッパ部材133は、搬送ローラ対1
21よりもカード走行路9の先端9b側に設けられてい
て、カード側端子部3がリーダ側端子部11とに対向す
る停止位置で近接カードC2を停止させるように配置さ
れている。
【0020】電磁ソレノイド22の近傍には、図1に示
すように、接離センサS1(以下、「センサS1」と記
す)が配置されている。センサS1は、可動片22aが
矢印a方向に移動すると、接離信号V3を制御手段4に
出力するようになっている。
【0021】搬送ローラ対121とカード押さえ部材1
0の間に位置するカード走行路9上には、カード位置検
知センサS2(以下「センサS2」と記す)が配置され
ている。このセンサS2は光学式センサであって、近接
カードC2がセンサS2下を通ると、停止信号V4を制
御手段4に出力するようになっている。
【0022】電磁ソレノイド131の近傍には、ストッ
パ可動センサS3(以下、「センサS3」と記す)が配
置されている。このセンサS3は、可動片131aが矢
印b方向(図2参照)に移動すると、ストッパ信号V5
を制御手段4に出力するようになっている。
【0023】制御手段4は、磁気カードリーダ100と
ICカードリーダ1との双方を制御する制御装置であ
り、その要部は周知のマイクロコンピュータから主に構
成されている。制御手段4は、ここでは、図示しない磁
気ヘッドから入力されるカード種別信号V1により挿入
されたカードを判断している。制御手段4は、センサS
2から停止信号V4が入力されると、磁気カードリーダ
100の駆動モータを停止させて搬送機構12を停止さ
せると共に、電磁ソレノイド131に通電して駆動(オ
ン)するようになっている。また、制御手段4は、セン
サS3からストッパ信号V5が入力されると電磁ソレノ
イド22に通電して駆動(オン)し、センサS1から接
離信号V3が入力されるとコネクタ29,30に定電圧
と情報に対応して変化する電圧を供給するようになって
いる。制御手段4は、情報の授受が終了すると、電磁ソ
レノイド22,131への通電をカットしてオフすると
共に、駆動モータを逆回転するようになっている。
【0024】このような構成のICカードリーダ1の動
作を説明する。先ず図1に示す磁気カードリーダ100
に近接カードC2が入力されると、図示しないカードセ
ンサにより駆動モータが起動して磁気カードリーダ10
0内をカードC2が搬送されつつ図示しない磁気ヘッド
で磁気情報の記録/再生が行われる。駆動モータが起動
すると、その回転がベルト127、プーリ123を介し
て搬送機構12に伝達され、搬送ローラ対120,12
1が回転駆動状態となる。ここでは、磁気カードリーダ
100に近接カードC2が挿入されるので、種別信号V
1が制御手段4に入力され、同カードC2が図3に示す
ようにカード走行路9に搬送される。
【0025】搬送された近接カードC2は、搬送ローラ
対120で挟持されてカード走行路9内を走行される。
そして、センサS2で検知されて同センサS2から停止
信号V4が出力されると駆動モータが停止すると共に、
電磁ソレノイド131がオンされ、可動片131aが図
2に矢印bで示す方向に移動する。可動片131aが移
動するとレバー132を介してストッパ部材133が実
線で示す退避位置から2点鎖線で示す進入位置まで回動
し、先端部133bがカード走行路9内に位置して搬送
された近接カードC2の先端と図6に示すように当接す
る。
【0026】可動片131aの動作をセンサS3が検知
するとストッパ信号V5が出力されて電磁ソレノイド2
2がオンし、可動片22aが図1矢印a方向に引き込ま
れる。この動作に伴い接離信号V3が出力されるととも
に回動アーム24が軸23を中心に2点鎖線で示す離間
位置から破線で示す当接位置まで回動変位し、カード押
さえ部材10が下降する。そして、図6に示すようにカ
ード側端子部3とリーダ側端子部11とが対向するよう
に近接カードC2が停止する。
【0027】この時、近接カードC2が実線で示すよう
に上方に向かって湾曲している場合、カード押さえ部材
10の下降動作に伴いその下面10で、図7に2点鎖線
で示すようにリーダ側端子部11に向かって押圧され、
近接カードC2のフレーム1Dに対する浮き上がりが押
さえ込まれる。つまり、近接カードC2の変形が矯正さ
れる。また、センサS2からの接離信号V3とカード種
別信号V2とが制御手段4に入力されると、コネクタ2
9,30を介してコイル26,26、27,27及び複
数の金属板28に電圧が供給される。すると、図6に示
すように、コイル26,26、27,27とコイル5,
5、6,6の間には、情報に対応して変化して供給され
る可変電圧により起電力が変化して発生すると共に、そ
の変化による電位差(電圧)が発生する。金属板28と
金属板7との間には、静電容量の変化による電位差(電
圧)が発生して、この電位差を変換して近接カードC2
に対する情報の入出力が行われる。
【0028】従って、近接カードC2に設けたカード側
端子部3とフレーム1Dに設けたリーダ側端子部11と
の距離が変形カードであっても狭くなり、コイル26,
27で発生する磁界や金属板28で発生する電荷が効率
良くカード側端子部3のコイル5,6や金属板7に伝達
され、情報の入出力が安定するとともに、リーダ側端子
部11に供給する電圧を相対的に低減できる。
【0029】また、近接カードC2がカード押さえ部材
10でフレーム1D側に押圧されるので、カード走行路
9の間隔Hを充分に確保しても近接カードC2のカード
側端子部3とリーダ側端子部11との距離を狭くでき、
情報の入出力の安定を図りつつ、カードジャムや走行抵
抗が低減可能となる。この走行抵抗の低減は、搬送機構
12や搬送ローラ対120、121に対する負荷を軽減
することとなり、搬送機構12や搬送ローラ対120、
121の耐久性を向上可能とする。
【0030】近接カードC2に対する情報の入出力が終
了すると、電磁ソレノイド22,131への通電が断た
れてオフとなる。すると、カード押さえ部材10及びス
トッパ部材133がカード走行路9からスプリング33
及びコイルバネ134のバネ力により退避するととも
に、駆動モータが逆回転する。この逆回転によりカード
走行路9内の近接カードC2が挿入口9aに向かって移
動し、ICカードリーダ1及びそれに連結する磁気カー
ドリーダ100から排出される。
【0031】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図9に符号50で示すICカードリーダは、図8
(a)に示すカード表面C1Aに接触式入出力端子2を
有する接触式ICカードC1(以下「接触カードC1」
と記す)と上述した近接カードC2とを処理するカード
処理装置である。なお、本実例例において、第1実施例
と同一構成、同一作用をする部材には、第1実施例と同
一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0032】接触カードC1は、図8(a)に示すよう
に、カード表面C1Aの先端C1cに接触式入出力端子
2(以下、「接触端子2」と記す)が配置されている。
この接触端子2は、カード内の図示しないICチップと
接続している。カード表面C1A側の下方には、エンボ
ス文字が設けられる文字エリアC1bが形成されてい
る。カード裏面C1Bの一側には、磁気情報が記録/再
生される磁気ストライプC1aが設けられている。
【0033】ICカードリーダ50は、図9,図10に
示すように、接触カードC1及び近接カードC2が共通
走行されるカード走行路90と、カード走行路90を挟
んだ一方側となる走行路上方に配置され接触端子2と当
接可能な接点ブロック8と、カード走行路90を挟んだ
他方側となる走行路下方に配置され非接触端子3と信号
の授受を行うリーダ側端子部11と、リーダ側端子部1
1に向かってカード走行路90内を走行されるICカー
ドCを押圧するカード押さ部材10とその駆動機構2
1、ICカードCを搬送する搬送機構12及び制御手段
40とから主に構成されている。
【0034】ICカードリーダ50には、磁気ストライ
プC1a,C2aと磁気情報の授受(記録/再生)を行
う磁気カードリーダ100’が接続している。磁気カー
ドリーダ100’は、図示しないカードセンサでカード
検知がなされると、図示しない駆動モータを正回転させ
ると共に、図示しない磁気ヘッドと磁気ストライプC1
a,C2aとの間で磁気情報の授受を行い情報の記録/
再生やカード種別を行うようになっている。この磁気ヘ
ッドでは、接触カードC1であると種別信号V2を、近
接カードC2であると種別信号V1を制御手段40に出
力するようになっている。
【0035】磁気カードリーダ100’の図示しないカ
ード搬送路とカード走行路90の挿入口9aとは連続し
ており、磁気情報の授受を終えた接触カードC1や近接
カードC2をICカードリーダ50に向かって図示しな
い搬送手段で搬送している。この搬送手段を構成すると
図示しない駆動モータには、搬送機構12が接続してい
る。駆動モータには、正逆回転可能なステップモータが
用いられており、正回転でICカードCをICカードリ
ーダ50内に向かって走行させ、逆回転でICカードC
をICカードリーダ50から磁気カードリーダ100’
に向かって走行させるように、搬送ローラ対120,1
21を回転駆動するようになっている。
【0036】カード走行路90は、フレーム50A、5
0Bでその側面を形成され、フレーム50D、50Eで
その上下面を形成されている。ICカードCの厚さ方向
に対応するカード走行路90の間隔Hは、変形して湾曲
したICカードCが挿入されても搬送できる程度の幅に
設定されている。ここでは、間隔Hをカード厚+2〜3
ミリ程度に設定されている。言い替えると、ICカード
Cの変形量が間隔Hよりも大きいと、その変形カードは
挿入できないようになっている。
【0037】接点ブロック8は、フレーム50Cに固定
されて搬送ローラ対121の近傍に配置されている。接
点ブロック8には、接触端子2と接触して情報の入出力
を行う複数の接点8aが設けられている。接点8aは、
導電性のバネ材等で構成されており、接点ブロック8か
らカード走行路90に向かって垂れ下がっている。
【0038】カード押さえ部材10は、リーダ側端子部
11とICカードCを挟んで逆側となるカード走行路9
0の上方で、カード走行路90の中央からフレーム50
D寄りに配置され、ICカードCの中央部を押圧可能と
なっている。カード押さえ部材10は、第1実施例と同
一構成の駆動機構21に支持されて、カード走行路90
内に進退自在となっており、ここでは、カード走行路9
0内のICカードCをカード走行路90の下面を構成す
るフレーム50Dに向かって押圧するようになってい
る。フレーム50Dは、ICカードCの走行基準面とな
っている。なお、駆動機構21の回動アーム24は、図
11に示すように、フレーム50Cに軸23で回動自在
に支持される。
【0039】リーダ側端子部11は、フレーム50Dの
下面に装着されてカード押さえ部材10と対向してお
り、コネクタ29,30を介して制御手段40と接続し
ている。リーダ側端子部11は、制御手段40から供給
される情報に対応して変化する電圧と、ICチップ駆動
用の定電圧とをコイル26,27及び金属板28に供給
するようになっている。
【0040】搬送ローラ対121の近傍に配置されたス
トッパ機構13は、図10に示すように、フレーム50
Dに回動自在に支持されたストッパ部材133、このス
トッパ部材133をカード走行路90に対して進退駆動
させる電磁ソレノイド131及び電磁ソレノイド131
とストッパ部材133とを連結するレバー132から主
に構成されている。電磁ソレノイド131は、通常可動
片131aに巻装されたコイルバネ134により、スト
ッパ部材133を図10に実線で示すカード走行路90
から退避した退避位置におき、通電されるとオンして可
動片131aを矢印b方向に引き込んでストッパ部材1
33をその先端133bがカード走行路90内に進入す
る進入位置に位置させる。
【0041】ストッパ部材133は、搬送ローラ対12
1よりもカード走行路90の先端90b側に設けられて
いて、接触端子2が接点8aと対向し、カード側端子部
3がリーダ側端子部11と対向する位置で、接触カード
C1及び近接カードC2を停止させるように配置されて
いる。
【0042】電磁ソレノイド22の近傍には、接離信号
V3を制御手段40に出力する接離センサS1(以下、
「センサS1」と記す)が配置されている。搬送ローラ
対121とカード押さえ部材10の間に位置するカード
走行路90上には、停止信号V4を制御手段40に出力
するカード位置検知センサS2(以下「センサS2」と
記す)が配置されている。電磁ソレノイド131の近傍
には、ストッパ信号V5を制御手段4に出力するストッ
パ可動センサS3(以下、「センサS3」と記す)が配
置されている。
【0043】制御手段40は、磁気カードリーダ10
0’とICカードリーダ50との双方を制御する制御装
置であり、その要部は周知のマイクロコンピュータから
主に構成されている。制御手段40は、図示しない磁気
ヘッドから入力されるカード種別信号V1,V2によ
り、挿入されたICカードCが接触カードC1であるか
近接カードC2であるか判断している。制御手段40
は、センサS2から停止信号V4が入力されると、磁気
カードリーダ100’の駆動モータを停止させて搬送機
構12を停止させると共に、電磁ソレノイド131に通
電して駆動(オン)するようになっている。また、制御
手段40は、センサS3からストッパ信号V5が入力さ
れると、電磁ソレノイド22に通電して駆動(オン)
し、センサS1から接離信号V3が入力され、カード種
別信号が近接カードC2用の種別信号V1であると、コ
ネクタ29,30に定電圧と情報に対応して変化する電
圧を供給するようになっている。制御手段40は、情報
の授受が終了すると、電磁ソレノイド22,131への
通電をカットしてオフすると共に、駆動モータを逆回転
するようになっている。
【0044】このような構成のICカードリーダ50の
動作を説明する。先ず図9に示す磁気カードリーダ10
0’にICカードCが入力されると、図示しないカード
センサにより駆動モータが起動して磁気カードリーダ1
00’内をICカードCが搬送されつつ図示しない磁気
ヘッドで磁気情報の記録/再生が行われる。駆動モータ
が起動すると、その回転がベルト127、プーリ123
を介して搬送機構12に伝達され、搬送ローラ対12
0,121が回転駆動状態となり、図11に示すように
カード走行路90に搬送される。ここで、磁気カードリ
ーダ100’に挿入されたICカードCが接触カードC
1であると、種別信号V2が制御手段40に入力され、
近接カードC2である種別信号V1が制御手段40に入
力される。
【0045】この搬送されたICカードCは、先ず搬送
ローラ対120で挟持されてカード走行路90内を走行
される。そして、センサS2で検知されて同センサS2
から停止信号V4が出力されると駆動モータが停止する
と共に、電磁ソレノイド131がオンされ、可動片13
1aが図10に矢印bで示す方向に移動する。この可動
片131aが移動するとレバー132を介してストッパ
部材133が実線で示す退避位置から2点鎖線で示す進
入位置まで回動し、先端部133bがカード走行路90
内に位置して搬送されたICカードCの先端と図12に
示すように当接する。この時、搬送されたICカードC
が接触カードC1であると、図13に示すように接触端
子2と接点8aとが当接する位置で停止して情報の入出
力が行われ、近接カードC2であると、図14に示すよ
うに、リーダ側端子部11とカード側端子部3とが対向
して停止する。
【0046】可動片131aの動作をセンサS3が検知
するとストッパ信号V5が出力されて電磁ソレノイド2
2がオンし、可動片22aが図9矢印a方向に引き込ま
れる。この動作に伴い、接離信号V3が出力されるとと
もに、回動アーム24が軸23を中心に2点鎖線で示す
離間位置から破線で示す当接位置まで回動変位し、カー
ド押さえ部材10が下降する。
【0047】この時、ICカードCが図12に実線で示
すように上方に向かって湾曲している場合、カード押さ
え部材10の下降動作に伴いその下面10bで、2点鎖
線で示すようにフレーム50D(リーダ側端子部11)
に向かって押圧される。よって、カード走行路90内で
停止状態にあるICカードCのフレーム50Dに対する
浮き上がりが押さえ込まれ、フレーム50DとICカー
ドCとの距離が一定に保持される。つまり、ICカード
Cの変形が矯正される。また、センサS2からの接離信
号V3とカード種別信号V1とが制御手段40に入力さ
れると、図14に示すようにコネクタ29,30を介し
てコイル26,26、27,27及び複数の金属板28
に電圧が供給される。すると、コイル26,26、2
7,27とコイル5,5、6,6の間には、情報に対じ
て変化して供給される電圧により起電力が発生すると共
に、その変化による電位差(電圧)が発生し、金属板2
8と金属板7との間には、静電容量の変化による電位差
(電圧)が発生して、この電位差を変換して近接カード
C2に対する情報の入出力が行われる。
【0048】よって、カード走行路90内のICカード
Cが接触カードC1であると、接点8aと接触端子2と
の当接状態が安定し、情報の入出力が安定して行われ
る。また、近接カードC2であると、同カードC2内の
カード側端子部3とリーダ側端子部11との距離が変形
カードであっても狭くなり、コイル26,27で発生す
る磁界や金属板28で発生する電荷が効率良くカード側
端子部3のコイル5,5、6,6や金属板7に伝達され
情報の入出力が安定すると共に、リーダ側端子部11に
供給する電圧を相対的に低減できる。
【0049】ICカードCがカード押さえ部材10でフ
レーム50D側に押圧されるので、カード走行路9の間
隔Hを充分に確保しても、近接カードC2のカード側端
子部3とリーダ側端子部11との距離を狭くでき、情報
の入出力の安定を図りつつ、カードジャムや走行抵抗が
低減可能となる。この走行抵抗の低減は、搬送機構12
や搬送ローラ対120、121に対する負荷を軽減する
こととなり、搬送機構12や搬送ローラ対120、12
1の耐久性を向上可能とする。
【0050】本実施例では、接点ブロック8をカード走
行路90の上方に、リーダ側端子部11をカード走行路
90の下方に配置したが、これに限定されるものではな
く、接触カードC1の接触端子2がカード走行路90の
下面側(フレーム50D側)に位置して走行される場
合、接点ブロック8をカード走行路90の下方に配置
し、リーダ側端子部11をカード走行路90の上方に配
置する。要は、接触端子2と当接可能な方向に接点ブロ
ック8を配置し、接点ブロック8との対面側にリーダ側
端子部11を設けることが好ましい。
【0051】ICカードリーダ50は、接触カードC1
の接触端子2に当接して情報の入出力を行う接点ブロッ
ク8、近接カードC2の非接触端子3と対向して情報の
入出力を電位差で行うリーダ側端子部11、接触カード
C1と非接種カードC2とが共通走行するカード走行路
90を備えるので、接触カードC1及び近接カードC2
の両方に対応することが可能となる。
【0052】第1実施例及び第2実施例では、搬送ロー
ラ対120,121を文字エリアC1b,C2bや磁気
ストライプC1a、C2aを避けて配置したので、文字
エリアC1b,C2bや磁気ストライプC1a、C2a
を搬送ローラ対120,121で挟持せずにICカード
Cを走行させることとなる。このことは、搬送ローラ対
120,121に挟持されることによる文字エリアC1
b,C2bや磁気ストライプC1a、C2aの汚れや減
りの低減につながり、接触カードC1や近接カードC2
の耐久性の向上につながる。
【0053】また、ストッパ部材133が電磁ソレノイ
ド133でカード搬送路9,90に対して進退するの
で、接触カードC1及び近接カードC2がカード搬送路
9,90内を通過可能となる。この場合、図示しない駆
動モータは、情報の入出力の停止後に逆回転させずに、
取り込み時と同じ方向に回転駆動させる。このように構
成すると、ICカードリーダ1、50内をICカードC
が通過できるので、カード搬送方向の自由度が増し、I
Cカードリーダ1、50と他の機器との接続のバリエー
ションを多くできる。
【0054】上記各実施例では、カード押さえ部材10
をリーダ側端子部11と対向させて設け、カード走行路
9,90の中央からフレーム1B,50Bに配置してい
るが、この場合、中央側がカード走行路9、90の上方
に向かって湾曲したICカードCの矯正に特に効果があ
る。また、搬送方向に対する前後端や側部がカード走行
路9、90の上方に向かって湾曲したICカードCに対
応させるには、断面コの字形状にカード押さえ部材10
を形成する等して、カード前端部や両側部をカード押さ
え部材10が押圧できるようにすれば良い。
【0055】第1及び第2実施例では、制御手段4,4
0で磁気カードリーダ100、100’とICカードリ
ーダ1、50の双方をそれぞれ制御しているが、ICカ
ードリーダ1、50だけを単独に制御するものであって
も良い。その場合、図示しないカードセンサにカード種
別信号V1,V2を出力する機能を持たせて搬送ローラ
対120近傍に配置し、図示しない駆動モータを搬送機
構12の一部に配置することで、ICカードリーダ1、
50単体でのICカード処理が可能となる。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、カード側
端子部を有する近接型ICカードがカード押さえ部材に
よってリーダ側端子部に向かって押え込むので、近接型
ICカードが湾曲している場合でもカード側端子部とリ
ーダ側端子部との距離が狭められて安定する。よって、
安定した情報の入出力が可能となるとともに、カードジ
ャムや走行抵抗が低減し近接型ICカードの耐久性が良
くなる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、カード押え
部材が駆動機構により押圧位置と退避位置との間で移動
可能となるので、カード押え部材のカード走行路内に滞
在する時間が少なくなり、近接型ICカードの走行抵抗
がさらに低減する。
【0058】請求項3記載の発明よれば、接触式ICカ
ード及び近接型ICカードをカード押さえ部材でリーダ
側端子部に向かって押え込むので、接触式ICカードや
近接型ICカードが湾曲している場合でもその変形が矯
正される。よって、カードジャムや走行抵抗が低減し接
触式ICカード及び近接型ICカードの耐久性が良くな
る。さらに、近接型ICカードのカード側端子部とリー
ダ側端子部との距離が狭められ、安定した情報の入出力
が可能となる。加えて、接触式入出力端子と当接する接
点ブロックが設けられているので、接触式ICカードと
近接型ICカードの双方を処理することが可能となる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、カード走行
路のカード厚さ方向への高さを、接触式ICカード及び
近接型ICカードの曲がり変形を許容する幅に設定した
ので、両カードの走行抵抗やカードジャムを低減しなが
ら非接触入出力端子とリーダ側端子部との間隔を狭めら
れ、情報の入出力を安定して行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すICカードリーダの
概略構成側面図である。
【図2】第1実施例の正面図である。
【図3】第1実施例の平面図である。
【図4】カード押さえ部材とその駆動機構の構成を示す
斜視図である。
【図5】リーダ側端子部の構成を示す平面図である。
【図6】近接型ICカードの停止位置での停止状態を示
す拡大図である。
【図7】カード押さえ部材による近接型ICカードの押
圧状態を示す拡大図である。
【図8】(a)は接触式ICカードの平面図、(b)は
近接型ICカードの平面図である。
【図9】本発明の第2実施例を示すICカードリーダの
概略構成側面図である。
【図10】第2実施例の正面図である。
【図11】第2実施例の平面図である。
【図12】ICカードに対するカード押さえ部材とその
駆動機構の構成と動作を示す拡大図である。
【図13】接触式入出力端子と接点との接触状態を示す
拡大図である。
【図14】近接型ICカードな対する通信状態を示す拡
大図ある。
【符号の説明】
1、50 ICカードリーダ 1D、50D フレーム 2 接触式入出力端子(カード側端
子部) 3 非接触式入出力端子 8 接点ブロック 8a 接点 9、90 カード走行路 10 カード押さえ部材 11 リーダ側端子部 21 駆動機構 C1 接触式ICカード C2 近接型ICカード C1A カード表面 H カード走行路の高さ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非接触式入出力端子部となるカード側端子
    部を有する近接型ICカードを走行可能なカード走行路
    と、 上記近接型ICカードの走行停止位置において上記カー
    ド側端子部と対向する位置に設けられ、同カード側端子
    部と信号の授受を行うリーダ側端子部と、 上記リーダ側端子部と上記近接型ICカードを挟んで逆
    側に設けられ、同カードを上記リーダ側端子部に向かっ
    て押え込むカード押さえ部材とを備えたことを特徴とす
    るICカードリーダ。
  2. 【請求項2】上記カード押え部材は、上記カード走行路
    内で近接型ICカードを押圧する押圧位置と上記カード
    走行路から退避する退避位置とに駆動機構で移動可能と
    されたことを特徴とする請求項1記載のICカードリー
    ダ。
  3. 【請求項3】カード表面に接触式入出力端子を有する接
    触式ICカードと非接触式入出力端子部となるカード側
    端子部を有する近接型ICカードとを共通走行可能なカ
    ード走行路と、 上記カード走行路を挟んだ一方側に配置され、上記接触
    式ICカードの接触式入出力端子に当接可能に設けられ
    た接点ブロックと、 上記カード走行路を挟んだ他方側の上記カード走行路を
    形成するフレームに取り付けられ、上記カード側端子部
    と信号の授受を行うリーダ側端子部と、 上記近接型ICカードを上記リーダ側端子部側に押え込
    むカード押さえ部材とを具備することを特徴とするIC
    カードリーダ。
  4. 【請求項4】上記カード走行路のカード厚方向の間隔
    が、上記接触式ICカード及び近接型ICカードの変形
    を許容する幅に形成されたことを特徴とする請求項2ま
    たは3記載のICカードリーダ。
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