JP2005078133A - カード位置検出方法およびカードリーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】 発光素子と受光素子とに基づく挿入カードの位置検出に不都合が生じた場合であっても、コストアップに繋がる部品(機械式センサ)を設置することなく挿入されたカードの位置を検出でき、ひいてはデータの適切な送受信を行うことが可能なカード位置検出方法およびカードリーダを提供する。
【解決手段】 発光素子と受光素子6dとから構成されるフォトセンサといったカード位置検出センサに依存することなく、カード搬送路2内にあるカードが、磁気ヘッド7と接触又は離間する際に生じる電気的ノイズに基づく磁気回路ノイズを用いることで、そのカードの位置を検出することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気ヘッドを備えるカードリーダに取り込まれたカードの位置を検出するカード位置検出方法に関するものであって、特に、その磁気ヘッドを利用することによってカードの位置を検出するものである。
従来より、銀行等の金融機関で使用され、キャッシュレスや個人認証などを実現するカードとして、プラスチック基板表面に磁気ストライプが形成された磁気カードや、プラスチック基板内部に集積回路チップが埋設されたICカードがある。そして、この磁気カードに対する磁気データの記録再生、或いはこのICカードに対する電子データの送受信は、カードリーダ(カードリーダライタを含む)なる装置によって行われる。
カードリーダは、磁気カード或いはICカードを、カード搬送口からカード搬送路内へ取り込み、駆動ローラによってカード搬送路内の所定の位置まで搬送させながら磁気データの記録再生を行い、或いは、その所定の位置に静止させた上で、磁気データ或いは電子データの送受信を行っている。
ここで、カードリーダに挿入されたカード(以下、本明細書では「挿入カード」という。)を所定の位置まで搬送すべき搬送量は、カード搬送路内における挿入カードの位置を検出することによって求められる。
より具体的には、図7を用いて説明する。図7は、従来のカード位置検出方法についての説明図であり、(a)は、カード搬送路内の所定の位置まで搬送される前の状態を示し、(b)は、カード搬送路内の所定の位置まで搬送された後の状態を示している。
図7において、カードリーダ100は、挿入カード101と磁気データの記録再生或いは電子データの送受信を行うデータ送受信手段102と、互いに対向して配置された発光素子103(例えば、フォトダイオード)と受光素子104(例えば、フォトトランジスタ)と、を備えている。ここで、データ送受信手段102は、挿入カード101が磁気カードである場合には磁気ヘッド、挿入カード101が接触式ICカードである場合にはIC接点(IC接点を含むIC接点ブロック機構)、挿入カード101が非接触式ICカードである場合にはアンテナ(アンテナコイル)となる。
図7(a)において、挿入カード101が、発光素子103と受光素子104とを結ぶ光路上に達すると、発光素子103から出射された光(例えば、赤外光)は、挿入カード101によって遮られ、受光素子104まで到達しなくなる。このため、受光素子104の受光量の変化を検出することによって、カード搬送路内における挿入カード101の位置を検出でき、その結果、カード搬送を制御するエンコーダによって、挿入カード101を所定の位置まで搬送することができる(図7(b))。
特開2002−109483(段落[0006])
しかしながら、上記受光素子104が何らかの要因により故障した場合には、受光素子104の受光量の変化を検出することができなくなることから、挿入カード101の位置を検出することができなくなる。その結果、上記エンコーダによるカウント開始が出来ないため、挿入カード101を所定の位置まで搬送できず、挿入カード101に対するデータの適切な送受信が不可能になる。
この点、予め代替センサとして機械式センサをカードリーダ100に設置しておき、この機械式センサに基づく挿入カード101の位置検出と、受光素子104に基づく挿入カード101の位置検出と、の二重検出によって挿入カード101の位置を検出するという方策を講じることも考えられる。しかし、かかる検出方法では、機械式センサを設置する分だけ製造コストが嵩み、また、挿入カード101と機械式センサとが毎回接触することに起因して、挿入カード101の傷が増えてしまうといった問題が新たに生ずる。
また、上記受光素子104が故障していなくても、例えば、パンチ穴が開けられて挿入カード101の一部が欠落していたり、また、挿入カード101の一部(又は全部)が透明である場合には、発光素子103から出射された光を遮るタイミングがずれて、受光素子104の受光量の変化が不規則となることから、挿入カード101の位置を正確に検出できなくなり、ひいては挿入カード101とのデータの適切な送受信が不可能になる。
そして、このように、挿入カード101の位置検出に支障を生じたカードは、この挿入カードを不正常なカードであると判断して、カードの排出動作が行われる又はカードリーダ100内に滞留することとなり、取引の迅速性が図れなくなっていた。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、発光素子103と受光素子104とに基づく挿入カード101の位置検出に不都合が生じた場合であっても、カード寿命に変化を与えコストアップに繋がる部品(機械式センサ)を設置することなく、挿入カード101の位置を検出でき、ひいては正常動作(データの適切な送受信)することが可能なカード位置検出方法およびカードリーダを提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明は、受光素子等のカード位置検出センサに依存することなく、カード搬送路内に搬送中の挿入カードが、磁気ヘッドと接触又は離間する際に生じる電気的ノイズに基づく磁気回路ノイズを用いることで、その挿入カードの位置を検出することを特徴とする。
より具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
(1) カード搬送路に配置された磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドのギャップ形成面に当接して対向する、導電性材料から形成された対向部材と、を備えるカードリーダに取り込まれたカードの位置を検出するカード位置検出方法において、搬送中のカードと前記磁気ヘッドとの接触時又は離間時に前記磁気ヘッドと前記対向部材との間で生じる電気的ノイズに基づく磁気回路ノイズを用いることによって、そのカードの位置を検出することを特徴とするカード位置検出方法。
本発明によれば、磁気ヘッドと、導電性材料から形成されその磁気ヘッドのギャップ形成面に当接して対向する対向部材と、を備えるカードリーダに取り込まれた挿入カードの位置を検出するカード位置検出方法において、その挿入カードは、カード搬送路内を搬送されている最中に磁気ヘッドと接触し、その後磁気ヘッドと離間するが、かかる接触時又は離間時に生じる電気的ノイズに基づく磁気回路ノイズを検知することによって、その挿入カードの位置を検出することとしたから、受光素子等のカード位置検出センサに依存することなく、その挿入カードの位置を検出することができる。
従って、受光素子等のカード位置検出センサが何らかの要因により故障した場合であっても、挿入カードの位置を検出することができ、その結果、挿入カードを所定の位置まで搬送することができ、ひいては挿入カードに対してデータの適切な送受信が可能となる。
また、受光素子等のカード位置検出センサの故障を憂慮し、予め代替センサとして機械式センサをカードリーダに設置する必要がないことから、接触摩擦に起因した挿入カードの磨耗を防ぐことができ、加えて製造コストの上昇を防ぐことができる。
さらに、従来は、受光素子等のカード位置検出センサが故障していなくても、例えば挿入カードの一部が欠落していたり、透明であったりして、受光素子の受光量の変化を検出する従来のカード位置検出方法ではその挿入カードの位置を正確に検出できない場合があったが、本発明によれば、カード位置検出センサに依存することなく、その挿入カードの位置を検出することができ、その結果、挿入カードを所定の位置まで搬送することができ、ひいては挿入カードに対してデータの適切な送受信が可能となる。
このように、従来は、カードの位置を検出するためのカード位置検出センサを備えたカードリーダによってカードの位置検出を行っていたが、本発明によれば、カード位置検出センサによらずに、カードと磁気データの送受信を行う機能を有する磁気ヘッドを利用して、かかる磁気ヘッドと搬送中のカードとによって生じる磁気回路ノイズを用いることによってカードの位置検出を可能としたものである。
(2) 前記磁気ヘッドのヘッドケースと前記対向部材とは電気的に接続され、前記ヘッドケースと前記対向部材との間で通電状態にされていることを特徴とするカード位置検出方法。
本発明によれば、磁気ヘッドのヘッドケースと上述した対向部材とをカードリーダに設けられた電源に接続して電気的に接続させ、そのヘッドケースと対向部材との間を通電状態(導通状態)にすることとしたから、磁気ヘッドと対向部材との間で生じる電気的ノイズの発生を助長することができる。
従って、搬送中のカードと磁気ヘッドとの接触時又は離間時に、電気的ノイズを安定的に発生させることができ、その結果、この電気的ノイズに基づく磁気回路ノイズを用いたカード位置検出方法の信頼性を高めることが可能となる。
(3) 前記カードリーダは、カードの位置を検出するカード位置検出センサを備え、前記カード位置検出センサによるカードの位置検出が不能状態にある場合に、前記磁気回路ノイズを用いてカードの位置を検出することを特徴とするカード位置検出方法。
本発明によれば、上述したカードリーダは、挿入カードの位置を検出するカード位置検出センサ(例えば、フォトセンサ)を備えており、このカード位置検出センサによる挿入カードの位置検出ができない場合にのみ、磁気回路ノイズを用いてカードの位置を検出することとしたから、挿入カードと磁気ヘッドとの接触又は離間に起因した挿入カードの磨耗を最小限に抑えつつ、その挿入カードの位置を検出することができ、ひいては挿入カードに対するデータの適切な送受信等を行うことができる。
(4) 前記不能状態は、前記カード位置検出センサが作動しない状態であることを特徴とするカード位置検出方法。
本発明によれば、カード位置検出センサが作動しない状態、例えば、カード位置検出センサが故障・破損したり、カード位置検出センサの周辺回路に異常がある状態などのときにおいても、磁気回路ノイズを用いてカードの位置を検出し、挿入カードに対するデータの適切な送受信を行うことができる。
(5) 前記カード位置検出センサはフォトセンサであって、前記不能状態は、前記フォトセンサによるカードの位置検出が不能である状態であることを特徴とするカード位置検出方法。
本発明によれば、上述したカード位置検出センサはフォトセンサであって、フォトセンサによるカードの位置検出が不能である状態、例えば、挿入カードの一部が透明であって、このフォトセンサによってはこの透明カードの位置を適切に検出することができない状態や、挿入カードにパンチ穴が開けられていて、このフォトセンサによる受光量の変化が不規則となってカードの位置検出が正確にできない状態などのときにおいても、磁気回路ノイズを用いてカードの位置を検出し、挿入カードに対するデータの適切な送受信を行うことができる。
(6) (1)から(5)のいずれか記載のカード位置検出方法を用いることによって、カードの位置を検出することを特徴とするカードリーダ。
本発明によれば、従来のカード位置検出センサが故障するなど、何らかの問題が発生した場合に、従来のカード位置検出センサに依存しない磁気ヘッドによる磁気回路ノイズを用いてカードの位置を検出するカード位置検出方法を用いることで暫定的にカードの位置を検出する、という有用性及び信頼性の高いカードリーダを提供することができる。
(7) 前記カード位置検出方法を用いてカードの位置を検出した後に、そのカードの搬送量を測定してカード搬送を制御するエンコーダを備えることを特徴とするカードリーダ。
本発明によれば、上述のカード位置検出方法によりカードの位置を検出した後に、そのカードの搬送量を測定してカード搬送を制御するエンコーダを備えることとしたから、従来のカード位置検出センサが故障するなど、何らかの問題が発生した場合であっても、エンコーダによる制御によって挿入カードを所定の位置まで搬送することができ、ひいては挿入カードに対してデータの適切な送受信が可能となる。
本発明に係るカード位置検出方法およびカードリーダは、挿入カードと磁気ヘッドとの接触時又は離間時に生じる電気的ノイズに基づく磁気回路ノイズを用いて挿入カードの位置を検出する、というカード位置検出センサ(フォトセンサ)に依存しない新規なカード位置検出方法、およびそれを実行するカードリーダであり、カード位置検出センサが故障したり、挿入カードが透明であったりして、カード位置検出センサによるカードの位置検出が不能状態である場合であっても、挿入カードを所定の位置まで搬送することができ、ひいては挿入カードに対してデータの適切な送受信が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
[カードリーダの構造]
図1は、本発明の実施の形態に係るカードリーダ1の構造を示す平面断面図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係るカードリーダ1の構造を示す縦断面図である。なお、図1と図2で構成要素が同じものについては、同符号で示す。
図1及び図2において、本発明の実施の形態に係るカードリーダ1は、挿入カードをカード搬送路2の中に取り込むカード挿入口3と、後述する駆動モータ8が駆動する契機となる信号を送信するプリヘッド4と、カード搬送路側板5に沿って挿入カードの位置を検出することを目的として、図示を省略する発光素子(例えばLED)と対向して配置された受光素子(例えばフォトトランジスタ)6a〜6eと、挿入カードが磁気カードである場合に、その磁気カードと磁気データの送受信を行う磁気ヘッド7と、伝達ベルト9a,9b及び駆動軸10a〜10cを介して駆動ローラ11a〜11cを回転駆動する駆動モータ8(図中の点線枠内)と、駆動ローラ11a〜11cと対になっており、挿入カードを挟持するための従動ローラ11d〜11fと、その他、様々な機械部品・電気部品(図示せず)から構成されている。なお、上記の発光素子と受光素子(6a等)とによりフォトセンサが構成されている。
プリヘッド4は、カード挿入口3から挿入カードが取り込まれると、その事実(挿入カードの記録磁性層の有無)を検知し、駆動モータ8を駆動する契機となる信号をカードリーダ1内のCPU300に対して送信する。そして、この信号を受信したカードリーダ1内のCPUが駆動モータ8に対して駆動信号を送信することで、挿入カードの引き込み(搬送)が行われる。なお、このプリヘッド4は、カード挿入口3から挿入カードが取り込まれたことを検知できるセンサであればその種類の如何を問わない。例えば、光センサ、磁気センサ、機械式センサなどが挙げられる。
磁気ヘッド7は、磁気カード表面上の磁気ストライプに接触・摺動することによって磁気データの読み書きを行う。より具体的には、磁気ヘッド7は、磁気ギャップ(ギャップスペーサ)を挟んで対向配置された少なくとも一対の磁気コアからなり、一方の磁気コアには再生用コイル、他方の磁気コアには記録用コイルが巻かれ、挿入カードに対してヘッド部が所定のパッド圧で摺接して相対的に移動する。これより、挿入カード(磁気カード)に格納された磁気データを読み取ったり(再生)、挿入カード(磁気カード)に対して新たな磁気データを書き込んだり(記録)することが可能となる。
また、磁気ヘッド7は、そのギャップ形成面がカード搬送路2内に突出するように配置されている。また、磁気ヘッド7に対向して、対向部材75(図3参照)が配置されている。そして、磁気ヘッド7と対向部材75とは、カードがない状態で当接されている。より具体的には、図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態に係るカードリーダ1における磁気ヘッド7のギャップ形成面7aがカード搬送路2内に突出する仕組みを説明するための側面図である。なお、図中の符号71〜74が示す構成要素は、図1及び図2においては図示していない。
図3において、磁気ヘッド7は、接着剤等によってヘッド支持板71の一端に固着されており、このヘッド支持板71によって、挿入カードの厚さ方向に対して揺動自在に支持されている。また、このヘッド支持板71は、剛性材等で形成されており、挿入カードの進行方向の2箇所に配置された支持部72a,72bによって支持されている。
なお、支持部72a,72bは、磁気ヘッド7のローリング用支持点としての役目を担っており、ヘッド支持板71が、支持部72a,72bを中心にローリングすることで、挿入カードが湾曲している場合であっても、挿入カードと磁気データの送受信を行うことができる。
ヘッド支持板71の所定の位置には、半球状の突起部73が設けられている。また、ヘッド支持板71の下方には、一枚の板バネ74が設けられており、その一端は、ヘッド支持板71と対向する側が凸面の湾曲形状となるように形成されている。そして、板バネ74は、上記突起部73を押圧することによって、ヘッド支持板71を挿入カード側(図3においては上方)に押圧付勢している。その結果、上述のとおりヘッド支持板71の一端に固着された磁気ヘッド7は、そのギャップ形成面7aがカード搬送路2内に突出するように配置されることとなる。
カード搬送路2内に突出された磁気ヘッド7のギャップ形成面7aは、磁気ヘッド7に対向して配置された対向部材75の対向面75aと当接している。そして、カードリーダ1の通電時には、構成機器の配置により各導電性部材に電位差が生じることから、この対向部材75と、磁気ヘッド7の周囲に設けられたヘッドケース(図示せず)との間に微小電流が流れている。なお、対向部材75は、例えば銅板や導電性樹脂などの導電性材料や磁気ヘッドのような導電性材料よりなる部品から構成されていれば如何なる材料、部品であっても構わない。
ここで、上述のとおり、カードリーダ1の通電時には、対向部材75と磁気ヘッド7のヘッドケースとの間は通電(微小電流が流れている)状態となっているが、対向部材75と、上記ヘッドケースとの間を積極的に(電気的構成により)通電状態にさせてもよい。すなわち、対向部材75と上記ヘッドケースとをカードリーダ1内に内蔵(或いは外部設置)された電源(図示せず)に接続し、対向部材75と、上記ヘッドケースとの間を積極的に通電状態にさせてもよい。なお、上記電源の具体例としては、カードリーダ1の駆動用電源や制御用電源などが挙げられる。
なお、図1、2におけるカードリーダ1はIC接点を備えていないが、カードリーダ1はIC接点を備え、搬送カードがICカードである場合には、ICカードとIC接点間で電子データの送受信を行うように構成されていてもよい。また、挿入カードの位置を検出するために、発光素子および受光素子6a〜6eから構成されるフォトセンサの代わりに機械式(接触式)センサをカードリーダ1に設けてもよい。
また、本実施の形態において、磁気ヘッド7は、そのギャップ形成面がカード搬送路2内に常に突出するように配置されていたが、例えば、ソレノイド等の駆動手段によりギャップ形成面がカード搬送路2から退避されるように構成されていてもよい。このように構成した場合には、後述のようなフォトセンサによる挿入カード200の位置検出が不能状態である場合にのみ磁気ヘッド7のギャップ形成面をカード搬送路2に突出させて、後述する磁気ヘッド7による挿入カード200の位置検出ができるようになる。従って、挿入カード200と磁気ヘッド7との接触又は離間に起因した挿入カード200及び磁気ヘッド7の磨耗を最小限に抑えつつ、その挿入カード200の位置を検出することができ、ひいては挿入カード200に対するデータの適切な送受信等を行うことができる。
[カードリーダの電気的構成]
図4は、本発明の実施の形態に係るカードリーダ1の電気的構成を示すブロック図である。
図4において、挿入カードとのデータの送受信を含め、総合的な電気的制御を司るCPU300には、駆動ローラ11a〜11cを回転駆動する駆動モータ8が、駆動モータ8の回転を検出しカード搬送を制御するエンコーダ302を介して接続されている。また、磁気カードと磁気データの送受信を行う磁気ヘッド7と、駆動モータ8が駆動する契機となる信号を送信するプリヘッド4と、挿入カードの位置を検出するカード位置検出センサとして図示を省略する発光素子と受光素子6a〜6eとから構成されるフォトセンサ、のそれぞれが、微小信号出力を増幅する役目を担うアンプ(増幅器)306を介してCPU300に接続されている。なお、場合によっては、アンプ306を介する必要はない。
また、CPU300には、磁気回路ノイズ検出手段307と、不能状態判定手段308と、カード位置検出手段309と、が接続されている。なお、図4において、磁気回路ノイズ検出手段307、不能状態判定手段308、カード位置検出手段309は、CPU300から独立するような電気的構成となっているが、本発明はこれに限定される趣旨ではなく、例えば、CPU300に対し、磁気回路ノイズ検出手段307、不能状態判定手段308、カード位置検出手段309の各機能をもたせるような電気的構成にしてもよい。
磁気回路ノイズ検出手段307は、磁気ヘッド7において検知されたパルス状の磁気回路ノイズに基づき、カード位置検出手段309に対して磁気ヘッド通過信号を送信する。これを受信したカード位置検出手段309は、挿入カードの現在位置を検出し、挿入カードを搬送すべき搬送量を求める。なお、磁気回路ノイズの検出についての詳細は、[磁気回路ノイズの検出]において詳述する。
不能状態判定手段308は、フォトセンサによる挿入カードの位置検出が可能か否かを判定するものであり、例えば、受光素子6a〜6eに対して位置検出要求信号を送信したにも拘わらず、受光素子6a〜6eからの応答信号を受信しない場合(発光素子又は受光素子が故障している場合等)には、CPU300に対して検出手段切替信号を送信する。これを受信したCPU300は、フォトセンサによって挿入カードの位置を検出するのではなく、磁気ヘッド7によって挿入カードの位置を検出するように切り替える。なお、挿入カードの位置検出の切替についての詳細は、[情報処理の流れ]において詳述する。
[磁気回路ノイズの検出]
図5は、挿入カード200と、磁気ヘッド7と、の接触時又は離間時に生じる磁気回路ノイズを検出する手法についての説明図である。なお、図5(a)〜(c)は、挿入カード200の搬送量に応じたカードリーダ1の平面図であり、図5(d)は、図5(a)〜(c)に示す挿入カード200のカード搬送量に応じた磁気ヘッド7の出力電圧(上段)、及び図5(a)〜(c)に示す挿入カード200のカード搬送量に応じた受光素子6dの出力電圧(下段)を示している。また、図5(e)は、その表面上に磁気ストライプ201及び外部端子(金属端子)202が形成され、磁気データ及び電子データを格納するハイブリッドカード(挿入カード200)の外観図である。
まず、図5(a)において、カード挿入口3から挿入カード200が取り込まれると(挿入カード200の裏面と、磁気ヘッド7とが対向するような向きで取り込まれると)、上述したように、プリヘッド4の作用に基づき駆動ローラ11a〜11cが回転駆動し、この挿入カード200はカード搬送路2内へ引き込まれていく。そして、挿入カード200の進行方向に対する先端が受光素子6dにまで達すると、受光素子6dの出力(受光量)が変化(減少)する(図5(d)下段)。
一方で、上記先端は、受光素子6dに達するとともに、ギャップ形成面7aがカード搬送路2内に突出するように配置された磁気ヘッド7にも達する(図5(a))。そうすると、磁気ヘッド7と対向部材75とが離間するため、瞬間的に、磁気ヘッド7と対向部材75との間で放電(電気的ノイズ)が生じる。そして、この放電(電気的ノイズ)が、磁気回路ノイズNとして磁気ヘッド7から検出されることとなる。この際、磁気ヘッド7の出力はパルス状に変化する(図5(d)上段)。
その後、磁気ヘッド7は、挿入カード200に対して所定のパッド圧で摺接して相対的に移動する(図5(b))。このとき、挿入カード200の表面上に形成された磁気ストライプ201に格納された磁気データの読み込みが行われるため、磁気ヘッド7から所定の出力電圧が得られる(図5(d)上段)。
最後に、図5(c)において、挿入カード200の進行方向に対する末端が受光素子6dに対向する位置から離反すると、受光素子6dの出力(受光量)が変化(増加)する(図5(d)下段)。
一方で、上記末端は、受光素子6dから離反するとともに、磁気ヘッド7からも離反する(図5(c))。そうすると、挿入カード200と、磁気ヘッド7とが離反し、挿入カード200側に押圧付勢されているヘッド支持板71に支持された磁気ヘッド7が再び対向部材75と衝突し、磁気ヘッド7と対向部材75との間で非通電状態から通電状態に遷移するため、瞬間的に、磁気ヘッド7と対向部材75との間で電気的ノイズが生じる。そして、この電気的ノイズが、磁気回路ノイズNとして磁気ヘッド7から検出されることとなる。この際、磁気ヘッド7の出力はパルス状に変化する(図5(d)上段)。
ここで、図5(d)によれば、上述した磁気回路ノイズN,Nは、受光素子6dの受光量の変化と同期していることが分かる。従って、例えば挿入カード200の一部が透明であることに起因して、フォトセンサ(発光素子と受光素子6d)による挿入カード200の位置検出ができない場合であったり、発光素子又は受光素子6dの故障により挿入カード200の位置検出ができない場合であったりしても、磁気ヘッド7において挿入カード200と磁気ヘッド7との接触時又は離間時に生じる磁気回路ノイズを検知することで、挿入カードを搬送すべき搬送量を求めることができる。すなわち、磁気回路ノイズ検出手段307は、磁気ヘッド7において検知されたパルス状の磁気回路ノイズに基づき、カード位置検出手段309に対して、挿入カードが磁気ヘッドを通過した旨を示す磁気ヘッド通過信号を送信し、これを受信したカード位置検出手段309は、挿入カードの現在位置を検出し、挿入カードを搬送すべき搬送量を求めることができる。これによって、フォトセンサを用いた従来のカード位置検出方法と同様に、挿入カード200の位置を検出し、挿入カードを所定の搬送量だけ搬送することが可能となる。
なお、図5(d)においては、挿入カード200の接触時(図5(a))又は離間時(図5(c))に生じる磁気回路ノイズN,Nは、互いに異極(+と−)となっているが、本発明はこれに限定される趣旨ではなく、例えば、両磁気回路ノイズN,Nが、互いに同極(+と+、或いは、−と−)となっていてもよい。
また、図5(e)に示す挿入カード200は、磁気ストライプ201及び外部端子202を有するハイブリッドカードであるが、本発明はこれに限られず、例えば磁気ストライプ201のみが形成された磁気カードや、外部端子のみを有するICカードであっても構わない。特に、挿入カード200が磁気カードである場合には、磁気ヘッド7は、挿入カード200の位置検出をしつつ、磁気データの読み書きを行うこととなる(図5(d)参照)。
さらに、上述した挿入カード200は一般的にはプラスチックカードであるが、挿入カード200が紙カードであっても、料金表示等のパンチ穴が開いたカードであっても、本発明を適用することは可能である。
[情報処理の流れ]
図6は、本発明の実施の形態に係るカード位置検出方法の情報処理の流れを示すフローチャートである。
図6において、まず、挿入カード200の取込みが行われる(ステップS61)。より具体的には、カードリーダ1のカード挿入口3にカードが挿入されると、プリヘッド4が駆動モータ8を駆動する契機となる信号を、カードリーダ1内のCPU300に対して送信する。これを受信したカードリーダ1内のCPU300は、駆動モータ8を駆動する駆動信号を送信し、これを受信した駆動モータ8は、伝達ベルト9a,9b及び駆動軸10a,10bを介して駆動ローラ11a,11bを、駆動軸10cを介して駆動ローラ11cを回転駆動する。このようにして、挿入カードの取込が開始される。
次いで、カードリーダ1内のCPU300によって、フォトセンサによる挿入カードの位置検出が可能であるか否かが判断される(ステップS62)。より具体的には、カードリーダ1内の不能状態判定手段308は、受光素子6dに対して位置検出要求信号を送信し、この位置検出要求信号に対する応答信号を受信すれば、フォトセンサによる挿入カードの位置検出は可能であると判定し、フォトセンサによる挿入カードの位置検出を行う(ステップS63)。
一方で、カードリーダ1内の不能状態判定手段308は、上記位置検出要求信号に対する応答信号を受信しなければ、発光素子または受光素子6dは故障であると判定し、エラーを上位に上げ、上述した磁気ヘッド7による挿入カードの位置検出を行う(ステップS64)。
なお、上記位置検出要求信号に対する応答信号を受信した場合であっても、例えば挿入カードの一部が透明であったり、挿入カードの一部に穴が開いていたりした場合には、フォトセンサによる挿入カードの位置検出が不能となる。従って、かかる場合にも、エラーを上位に上げ、上述した磁気ヘッド7による挿入カードの位置検出が行われる。
次いで、挿入カードの搬送が行われる(ステップS65)。より具体的には、ステップS63或いはステップS64によって検出された挿入カードの位置に基づき、エンコーダ302によって駆動モータ8の回転を検出しつつ、挿入カードをデータの適切な送受信ができる所定の位置まで搬送する。その後、挿入カードが所定の位置まで搬送されると、実際にデータの送受信が行われる(ステップS66)。
以上説明したような情報処理によれば、フォトセンサによるカードの位置検出が不能である場合であっても、挿入カードをデータ送受信に必要な所定の位置まで搬送することができる。なお、図6に示すカード位置検出方法の情報処理の流れでは、フォトセンサによる挿入カード200の位置検出が不可能である場合に磁気ヘッド7を用いて挿入カードの位置検出を行うこととしたが、フォトセンサを全く用いずに磁気ヘッド7のみで挿入カードの位置検出を行ってもよい。
本発明に係るカード位置検出方法およびカードリーダは、挿入カードの一部が欠落していたり、また、挿入カードの一部(又は全部)が透明であるなど、カード位置検出センサ(フォトセンサ)によるカードの位置検出が不能となった場合であっても、既存のハードウェア(磁気ヘッド)を用いることで、暫定的にカードの位置を検出し得るものとして有用である。
本発明の実施の形態に係るカードリーダの構造を示す平面断面図である。 本発明の実施の形態に係るカードリーダの構造を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態に係るカードリーダにおける磁気ヘッドのギャップ形成面がカード搬送路内に突出する仕組みを説明するための側面図である。 本発明の実施の形態に係るカードリーダの電気的構成を示すブロック図である。 挿入カードと、磁気ヘッドとの接触時又は離間時に生じる磁気回路ノイズを検出する手法についての説明図である。 本発明の実施の形態に係るカード位置検出方法の情報処理の流れを示すフローチャートである。 従来のカード位置検出方法についての説明図である。
符号の説明
1 カードリーダ
2 カード搬送路
3 カード挿入口
4 プリヘッド
5 カード搬送路側板
6a〜6e 受光素子
7 磁気ヘッド
7a ギャップ形成面
8 駆動モータ
9a,9b 伝達ベルト
10a〜10c 駆動軸
11a〜11c 駆動ローラ
71 ヘッド支持板
72a,72b 支持部
73 突起部
74 板バネ
75 対向部材
75a 対向面

Claims (7)

  1. カード搬送路に配置された磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドのギャップ形成面に当接して対向する、導電性材料から形成された対向部材と、
    を備えるカードリーダに取り込まれたカードの位置を検出するカード位置検出方法において、
    搬送中のカードと前記磁気ヘッドとの接触時又は離間時に前記磁気ヘッドと前記対向部材との間で生じる電気的ノイズに基づく磁気回路ノイズを用いることによって、そのカードの位置を検出することを特徴とするカード位置検出方法。
  2. 前記磁気ヘッドのヘッドケースと前記対向部材とは電気的に接続され、前記ヘッドケースと前記対向部材との間で通電状態にされていることを特徴とする請求項1記載のカード位置検出方法。
  3. 前記カードリーダは、カードの位置を検出するカード位置検出センサを備え、
    前記カード位置検出センサによるカードの位置検出が不能状態にある場合に、前記磁気回路ノイズを用いてカードの位置を検出することを特徴とする請求項1又は2記載のカード位置検出方法。
  4. 前記不能状態は、前記カード位置検出センサが作動しない状態であることを特徴とする請求項3記載のカード位置検出方法。
  5. 前記カード位置検出センサはフォトセンサであって、
    前記不能状態は、前記フォトセンサによるカードの位置検出が不能である状態であることを特徴とする請求項3記載のカード位置検出方法。
  6. 請求項1から5のいずれか記載のカード位置検出方法を用いることによって、カードの位置を検出することを特徴とするカードリーダ。
  7. 前記カード位置検出方法を用いてカードの位置を検出した後に、そのカードの搬送量を測定してカード搬送を制御するエンコーダを備えることを特徴とする請求項6記載のカードリーダ。
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