JPH09160808A - プログラムの流れ監視装置 - Google Patents

プログラムの流れ監視装置

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JPH09160808A
JPH09160808A JP7320791A JP32079195A JPH09160808A JP H09160808 A JPH09160808 A JP H09160808A JP 7320791 A JP7320791 A JP 7320791A JP 32079195 A JP32079195 A JP 32079195A JP H09160808 A JPH09160808 A JP H09160808A
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JP
Japan
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flag
pulse
program
state
processing
Prior art date
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Application number
JP7320791A
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English (en)
Inventor
Yoshio Nakajima
芳夫 中島
Norio Isshiki
功雄 一色
Toshihiro Toda
敏宏 戸田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】フラグの状態が、全て第二状態の場合に、
操作対象となるフラグの状態を、第一状態に操作する。
奇数番目の割り込み処理時に、操作されたフラグの状態
が、全て第一状態の場合に、第一レベルのパルスを出力
し、偶数番目の割り込み処理時に、操作されたフラグの
状態が、全て第一状態の場合に、第二レベルのパルスを
出力する。その両者のパルスの時間間隔を検出し、その
間隔が予め設定された範囲を越える場合に、マイクロコ
ンピュータをリセットする。 【効果】メインプログラム、割り込み処理の監視の他
に、プログラムの実行順序や異常ジャンプ等の異常を監
視することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定周期に固定さ
れたプログラム中にフラグを複数箇所挿入し、フラグの
状態が予め設定された状態と一致していることを条件に
して、プログラムの実行を監視する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータのプログラムの実
行動作を監視する装置は、プログラム実行中に何らかの
異常を検出した場合、マイクロコンピュータにリセット
信号を送信したり、また制御対象に制御禁止信号を送信
したりする。これらの信号によってマイクロコンピュー
タと制御対象を瞬時に切り離すことは、マイクロコンピ
ュータを利用した制御機器において、フェイルセーフの
観点から重要なことである。
【0003】例えば、自動車のアンチロックブレーキの
制御において、外乱ノイズや電磁波等の影響によりメモ
リの一部が破壊されたり、プログラムの誤動作をまねく
ことがある。このときマイクロコンピュータは瞬時に異
常を検出し、ブレーキを通常ブレーキに戻す等の異常対
応処置を実施する必要がある。これらのことより、プロ
グラムの実行順序やモジュールの実行回数が正しいこと
等を出来るだけ細部までチェックすることは、装置の異
常動作を防止するという点できわめて重要であり、また
必要なことである。
【0004】上述における、マイクロコンピュータのプ
ログラムの実行を監視し、装置の異常動作を防止する技
術としては、特開平5−108415号公報に記載の方
法がある。この方法は、メインプログラム中にフラグ処
理(プログラム中にフラグをセットする処理)を複数箇
所挿入し、メインプログラムの周期毎にフラグが正常で
あることを条件に、パルス出力を変化させることによっ
てプログラムの実行を監視するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、メインプログラム処理中にしかフラグ処理を行
わないため、通常、メインプログラムと共に実行される
タイマ割り込み処理を監視することが不可能であった。
また、上記の方法では、プログラム中の処理と処理の間
でフラグ処理を挿入しているため、そのフラグ処理の箇
所さえ正常に通過してしまえば、そのプログラムは正常
と判断される。しかし、プログラムの実行順序による不
具合が生じた場合は、その不具合を検出できない欠点が
あった。
【0006】さらに、メインルーチンプログラムを1回
実行する毎にパルスを単に発生させるような単純なパル
ス出力処理を実施しているだけでは、プログラムの実行
順序による異常が起こっても、その異常を検出すること
は不可能であった。そこで、本発明は、メインプログラ
ムの監視の他にタイマ割り込み処理においても監視し、
さらに、プログラム中に挿入された各フラグ処理におい
て、以前に実施された処理のフラグもチェックしてフラ
グをセットする方法を採用することによって、より詳細
にプログラムの流れを監視できるプログラムの流れ監視
装置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 一定周期に固定されたプログラム中にフラグを複数
箇所挿入し、フラグの状態が予め設定された状態と一致
していることを条件にして、プログラムの実行を監視す
る装置において、フラグは、セットされている状態を示
す第一状態と、リセットされている状態を示す第二状態
とを有する。
【0008】操作対象となるフラグ以外のフラグのう
ち、直前に実施された割り込み処理以降に操作されたフ
ラグを除いたフラグの状態が、全て第二状態の場合に、
操作対象となるフラグの状態を、第一状態に操作するフ
ラグ処理手段を有する。また、割り込み処理と共にプロ
グラムの一周期中に挿入され、奇数番目の割り込み処理
時に、以前に実施された割り込み処理から当該割り込み
処理までの間に実施された前記フラグ処理手段において
操作されたフラグの状態が、全て第一状態の場合に、第
一レベルのパルスを出力する第一パルス出力手段と、割
り込み処理と共にプログラムの一周期中に挿入され、偶
数番目の割り込み処理時に、以前に実施された割り込み
処理から当該割り込み処理までの間に実施された、前記
フラグ処理手段において操作されたフラグの状態が、全
て第一状態の場合に第二レベルのパルスを出力する第二
パルス出力手段を有する。
【0009】さらに、前記第一パルス出力手段で出力す
る第一レベルのパルスと、前記第二パルス出力手段で出
力する第二レベルのパルスとの時間間隔を検出するパル
ス間隔検出手段を有する。そして、前記パルス間隔検出
手段によって、検出されたパルス間隔が予め設定された
範囲を越える場合に、マイクロコンピュータをリセット
する異常信号出力手段を備えるものである(請求項
1)。 (2) 前記異常信号出力手段は、前記パルス間隔検出手段
によって検出されたパルス間隔が、予め設定された範囲
を越える場合に、制御対象へ制御停止信号を送信するも
のである(請求項2)。 (3) 前記のフラグ処理手段は、操作対象となるフラグ以
外のフラグのうち、直前に実施された割り込み処理以降
に操作されたフラグを除いたフラグの状態のうち、少な
くともひとつのフラグの状態が、第一状態の場合に、制
御対象へ制御停止信号を送信するものである(請求項
3)。 (4) 前記の第一パルス出力手段及び前記の第二パルス出
力手段は、以前に実施された割り込み処理から直前の割
り込み処理までの間に実施される、前記のフラグ処理手
段において操作されるフラグの状態のうち、少なくとも
ひとつのフラグの状態が第二状態の場合に、制御対象へ
制御停止信号を送信するものである(請求項4)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施形態にかかる監視装置のブロック構成図である。
この監視装置は、プログラムの実行を司るマイクロコン
ピュータ2を中心に、操作スイッチ等で得られる入力信
号をマイクロコンピュータ2に送信する入力部1、マイ
クロコンピュータ2によるプログラムの実行中に、マイ
クロコンピュータ2から予め設定されたパルスを受けと
り、異常と認識された場合にマイクロコンピュータ2へ
リセット信号を送出するパルス監視装置3、及びマイク
ロコンピュータ2に接続され、マイクロコンピュータ2
内のメモリ(図示せず)に格納されているプログラムに
応じて制御される制御対象4によって構成されている。
【0011】次に、マイクロコンピュータ2のメモリに
格納されているプログラムの実行手順を、図3に示すフ
ローチャートに従って説明する。ステップS1,S5〜
S11,S14〜S19はこのプログラムのメインプロ
グラム処理であり、本処理で一周期の制御を示す。ま
た、ステップS2〜5,12,13は、タイマ割り込み
処理である。
【0012】まず、メインプログラムでは、プログラム
が起動されると、最初の割り込みの待ち状態となる(ス
テップS1)。マイクロコンピュータ2に割り込み信号
が入力されると、割り込み処理が1回目か否かの判定を
行う(ステップS2)。割り込み処理が2回目以上なら
ステップS3のパルス出力処理P1 を実施する。ここ
で、パルス出力処理P1 の詳細フローチャートを図4に
示す。この処理は、この処理以前に実施されたメインプ
ログラムの各処理が正しく実行されたか否かを、各処理
でセットされるフラグにより判別する処理である。
【0013】具体的には、まず、メインプログラムのフ
ラグ処理D1 (ステップS15)、フラグ処理E1 (ス
テップS17)、フラグ処理F1 (ステップS19)の
各処理でセットされたフラグ値fd ,fe ,ff を予め
決められたバッファ内に格納する(ステップT1)。各
フラグ処理の前に行われる各処理(たとえば処理D,
E,F)では、その処理が終了した時点でプログラムが
正常であるかを判別し、各処理独自のフラグをセットす
る処理を実施している。
【0014】次に、バッファ内に格納されたフラグが全
て1(「フラグがセットされる」と同意)か否かの判別
を行う(ステップT2)。この判別処理で、フラグが全
て1なら次のステップT4に進むが、ひとつでもフラグ
が0(「フラグがリセットされる」と同意)なら、マイ
クロコンピュータ2は制御対象4へ制御停止の信号を送
信する(ステップT3)。
【0015】フラグが全て1なら、マイクロコンピュー
タ2の出力ポートからはハイレベルが出力される(ステ
ップT4)。このパルス信号は、マイクロコンピュータ
2からパルス監視装置3へ出力されるものである。次
に、フラグfd ,fe ,ff を全てリセットし(ステッ
プT5)、パルス出力処理P1 を終了する。このよう
に、パルス出力処理P1 では、その前に行われた各処理
のフラグに注目し、正常か否かの判断がされる。また、
各処理でセットされるフラグも、各処理の以前に実施さ
れた処理においてセットされるフラグが、正常か否かで
セットされるものであるから、プログラム自身の異常の
上にプログラムの流れが正常かどうかも確認することが
できる。
【0016】図3にもどり、ステップS2の判定処理で
割り込み処理が1回目なら、パルス出力処理P1 をとば
して、割り込み処理W1 へ進む。このパルス出力処理P
1 をとばすのは、パルス出力処理P1 で実施されるフラ
グfd ,fe ,ff が、プログラム起動時(割り込みが
1回目)では確定されていないため、この処理によって
回避しようとするものである。
【0017】次に、ステップS4で割り込み処理W1
実施される。メインプログラムの各処理では、前述した
ように各処理終了後、各フラグ処理が実施される。ま
ず、処理Aが実施され(ステップS5)、終了すると、
フラグ処理A1 にうつる(ステップS6)。フラグ処理
1 の詳細フローチャートを図5に示す。ここでは、プ
ログラムが処理Aを通過した時点で他の処理のフラグが
セットされている(正常である)ことを条件に、この処
理Aのフラグをセットする処理である。
【0018】具体的には、まず、メインプログラムの各
処理でセットされた各フラグ値fb,fc ,fd
e ,ff を予め決められたバッファ内に格納する(ス
テップT11)。次に、バッファ内に格納されたフラグ
が全て0か否かの判別を行う(ステップT12)。この
判別処理で、フラグが全て0ならこの処理の直前に実施
された処理Aのフラグfa をセットし(ステップT1
4)、ひとつでもフラグが1なら、マイクロコンピュー
タ2は、制御対象4へ制御停止の信号を送信する(ステ
ップT13)。
【0019】図3にもどり、処理Bを実施し(ステップ
S7)、終了すればフラグ処理B1に進む(ステップS
8)。フラグ処理B1 の詳細フローチャートを図6に示
す。この処理手順は、先に説明したフラグ処理A1 と同
様であるが、このフラグ処理B1 では、バッファに格納
される他の処理のフラグに処理Aのフラグfa は含まれ
ない(ステップT21)。これは、フラグ処理A1 でプ
ログラムは正常と判定され、既にフラグfa をセットし
ているからである。
【0020】バッファ内に格納されたフラグが全て0か
否か(ステップT22)を判別し、全て0なら、フラグ
b をセットし(ステップT24)、ひとつでもフラグ
が1なら、マイクロコンピュータ2は、制御対象4へ制
御停止の信号を送信する(ステップT23)。次に処理
C(ステップS9)及びフラグC1 処理(ステップS1
0)を実施する。フラグ処理C1 の詳細フローチャート
を図7に示すが、処理手順は記号が異なる以外、フラグ
処理A1 およびB1 と同様であるため説明を省略する。
【0021】フラグ処理C1 が終了すると、メインプロ
グラムは割り込みW2 待ち処理(ステップS11)に進
み、割り込みW2 待ち状態となる。このとき、割り込み
が入力部1よりマイクロコンピュータ2へ入力される
と、パルス出力処理P2 が実施される(ステップS1
2)。このパルス出力処理P2 の詳細フローチャートを
図8に示す。この処理は前述したパルス出力処理P1
同様に、以前に実施されたメインプログラムの各処理が
正しく実行されたか否かを、各処理でセットされるフラ
グにより判別する処理である。
【0022】まず、メインプログラムのフラグ処理A1
(ステップS6)、フラグ処理B1(ステップS8)、
フラグ処理C1 (ステップS10)の各処理でセットさ
れたフラグ値fa ,fb ,fc を予め決められたバッフ
ァ内に格納する(ステップT41)。次に、バッファ内
に格納されたフラグが全て1か否かの判別を行う(ステ
ップT42)。この判別処理で、フラグが全て1なら次
のステップT44に進むが、ひとつでもフラグが0な
ら、マイクロコンピュータ2は、制御対象4へ制御停止
の信号を送信する(ステップT43)。
【0023】フラグが全て1なら、パルス出力処理P1
(図4参照)のステップT4において、マイクロコンピ
ュータ2の出力ポートをハイレベルにした出力を、ここ
ではローレベルにして出力する(ステップT44)。そ
して、フラグfa ,fb ,f c を全てリセットし(ステ
ップT45)、パルス出力処理P2 を終了する。パルス
出力処理P2 が終了すると、割り込み処理W2 が実施さ
れ(ステップS13)、その処理が終了するとメインプ
ログラムに戻る。
【0024】メインプログラムでは、処理D,E,F及
びフラグ処理D1 ,E1 ,F1 を実施する(ステップS
14〜S19)が、これらの特にフラグ処理D1
1 ,F 1 の処理手順(図9のステップT51〜T5
4,図10のステップT61〜T64,図11のステッ
プT71〜T74参照)は記号が異なる以外、フラグ処
理A 1 ,B1 ,C1 と同様であるため説明を省略する。
【0025】フラグ処理F1 が終了すると、メインプロ
グラムは起動時に戻り、割り込みW 1 待ちとなる(ステ
ップS1)。上記に説明した手順を一周期として、プロ
グラムは繰り返し実行される。以上のように、一周期で
パルス出力処理は2回実施され、それぞれの処理時にマ
イクロコンピュータ2からパルス監視装置3へ送信され
るパルス出力は、ハイレベルとローレベルを交互に繰り
返し出力される(図12参照)。パルス監視装置3は、
このハイレベル及びローレベルの繰り返し出力が規則的
であるかどうかを常時監視し、その周期(例えば5mse
c)が何度か連続的に乱れた場合に、マイクロコンピュ
ータ2へリセット信号を出力する。上記の説明を、図1
3のパルス監視装置3内部の処理フローチャートに基づ
いて以下に示す。
【0026】なお、一周期中にパルス出力処理が2回実
施され、かつ各出力処理で出力されるレベル値(ハイま
たはロー)が決められているのは、プログラムの実行順
序をも監視するためである。図13によると、まずステ
ップU1で監視タイマを起動させる。この監視タイマ
は、マイクロコンピュータ2からのパルス出力を監視す
るためのサンプリングタイムを規定するものであり、通
常、パルス監視装置3は100μsec ごとにパルス出力
を監視している(ステップU13)。
【0027】次に、ステップU2においてパルス監視時
間Tを計測し(本フローチャートは、ステップU2から
ステップU14までを一周期として、100μsec ごと
に実行されるため、このTは通常100μsec とな
る。)、その時間をパルス監視積算時間バッファTbuf
に代入する(ステップU3)。そして、このときのパル
ス出力レベル(ハイまたはロー)をメモリPL2 に格納
し(ステップU4)、前回の周期におけるレベルPL1
と比較する(ステップU5)。ここで、 PL1 ≠PL2 なら、ステップU6にすすみ、パルス監視時間Tを0と
する。
【0028】PL1 =PL2 なら、ステップU6をとばし、ステップU7へ進む。ス
テップU5は、パルス出力の立ち上がりエッジまたは立
ち下がりエッジを検出する処理である。すなわち、PL
1 ≠PL2 は、前回の周期におけるレベルと現在のレベ
ルとが異なっていることであり、パルス出力の立ち上が
りエッジまたは立ち下がりエッジを示している。ステッ
プU6においてパルス監視時間Tを0とおいたのは、パ
ルス監視時間の計測を新たに始めるためである。よっ
て、パルス監視積算時間バッファTbu f は、パルス出力
の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジからのパル
ス出力時間を積算していることになる。
【0029】次に、ステップU7において、パルス出力
間隔が規定時間内であるかどうかの判定処理を行う。例
えば、パルス出力間隔の規定値が5msecであるとする
と、そのパルス出力が正常であると認識される許容範囲
の決定基準は、規定値の±50%とする。よって、パル
ス出力積算時間バッファTbuf が、 2.5msec<Tbuf <7.5msec なら、正常と判定し、異常積算カウンタCTを0とする
(ステップU8)。
【0030】パルス出力積算時間バッファTbuf が上式
に該当しないとき、異常と判定し、異常積算カウンタC
Tを1つ上げる(ステップU9)。そして、ステップU
10において、異常積算カウンタCTが5回を越える
と、パルス監視装置3はマイクロコンピュータ2に対し
て、リセット信号を送信する(ステップU11)。異常
積算カウンタCTが4回以内なら、処理を継続し、現在
の検出レベルPL 2 を直前のレベルを示すPL1 に代入
する(ステップU12)。次に、監視タイマが100μ
sec を越えれば、そのタイマ値を0にし(ステップU1
4)、ステップU2に戻る。
【0031】このように、パルス出力間隔が規定範囲内
にはいらず、その異常の回数が連続して5回続くと、パ
ルス監視装置3は、マイクロコンピュータ2へリセット
信号を送信する。また、上記の実施形態では、パルス出
力間隔が規定範囲内にはいらない場合の回数を積算し、
その積算数によってマイクロコンピュータ2はリセット
されるが、パルス出力間隔が規定範囲内に一度でもはい
らないときは、直ちにパルス監視装置3はマイクロコン
ピュータ2へリセットしてもよい。この場合のパルス監
視装置3の処理フローチャートを図14に示す。ここで
は、ステップU37でパルス出力間隔が規定時間内であ
るかどうかの判定処理を行なっており、該当しないとき
は、直ちにステップU38のマイクロコンピュータ2の
リセット処理を実行する。詳細な説明は、図13の説明
と重複するので省略する。
【0032】上記の本発明の実施形態では、一周期中に
実行されるパルス出力処理は、2回と限定したが、この
パルス出力処理の回数は、偶数回であるなら一周期中に
いくら実行してもよい。また、本発明の実施形態では、
パルス監視装置3からマイクロコンピュータ2へリセッ
ト信号を送信し、マイクロコンピュータ2の制御によ
り、制御対象4へ制御停止信号を送信した構成である。
前記の構成において、マイクロコンピュータ2の制御停
止信号を、パルス監視装置3からの制御停止信号とのア
ンド条件5で制御対象4へ送信してもよい(図2参
照)。この構成では、例えば、先に示した図13のステ
ップU11、及び図14のステップU38は、「制御対
象へ制御停止信号を送信する。」に、置き換えて処理を
実行する。
【0033】その他、本発明の要旨を変更しない範囲
で、種々の変更を施すことが可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、割り込み処理時のパル
ス出力は、その間隔時間が監視されるため、ある処理で
マイクロコンピュータが暴走しても、その異常を検出す
ることができる。また、パルス出力は、割り込み処理と
共に実行されるので、割り込み処理時の異常の監視を実
施することができる。
【0035】また、ひとつの処理をとばすような異常が
おこった場合は、その処理におけるフラグが変化しない
ため、同レベルのパルスが続けて出力されるので、プロ
グラムの実行手順が正常であるか否かの監視をすること
ができるさらに、フラグ処理手段及びパルス出力手段
は、以前に実施されたフラグ処理のフラグの状態を監視
して、処理を実行するので、プログラムの実行手順が正
常であるか否かの監視をすることができる。
【0036】また、請求項2のプログラムの流れ監視装
置によれば、プログラム動作中に何らかの異常が検出さ
れた場合には、瞬時にその制御対象の動作を停止するこ
とができる。また、請求項3のプログラムの流れ監視装
置によれば、フラグ処理手段において、プログラムの異
常が検出された場合には、瞬時にその制御対象の動作を
停止することができる。
【0037】また、請求項4のプログラムの流れ監視装
置によれば、パルス出力手段において、プログラムの異
常が検出された場合には、瞬時にその制御対象の動作を
停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるプログラムの流れ
監視装置のブロック構成図である。
【図2】本発明のその他の実施形態にかかるプログラム
の流れ監視装置のブロック構成図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるマイクロコンピュ
ータのプログラムを示すフローチャートである。
【図4】出力ポートをハイレベルにするパルス出力処理
1 のフローチャートである。
【図5】フラグfa をセットするフラグ処理A1 のフロ
ーチャートである。
【図6】フラグfb をセットするフラグ処理B1 のフロ
ーチャートである。
【図7】フラグfc をセットするフラグ処理C1 のフロ
ーチャートである。
【図8】出力ポートをローレベルにするパルス出力処理
2 のフローチャートである。
【図9】フラグfd をセットするフラグ処理D1 のフロ
ーチャートである。
【図10】フラグfe をセットするフラグ処理E1 のフ
ローチャートである。
【図11】フラグff をセットするフラグ処理F1 のフ
ローチャートである。
【図12】パルス出力処理P1 及びP2 のパルス出力を
示す説明図である。
【図13】パルス出力間隔の出力異常が5回連続してお
こる場合のパルス監視装置の処理のフローチャートであ
る。
【図14】パルス出力間隔の出力異常がおこる場合のパ
ルス監視装置の処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力部 2 マイクロコンピュータ 3 パルス監視装置 4 制御対象

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定周期に固定されたプログラム中にフラ
    グを複数箇所挿入し、フラグの状態が予め設定された状
    態と一致していることを条件にして、プログラムの実行
    を監視する装置において、 フラグは、セットされている状態を示す第一状態と、リ
    セットされている状態を示す第二状態とを有するもので
    あって、 操作対象となるフラグ以外のフラグのうち、直前に実施
    された割り込み処理以降に操作されたフラグを除いたフ
    ラグの状態が、全て第二状態の場合に、操作対象となる
    フラグの状態を第一状態に操作するフラグ処理手段と、 割り込み処理と共にプログラムの一周期中に挿入され、
    奇数番目の割り込み処理時に、以前に実施された割り込
    み処理から当該割り込み処理までの間に実施された、前
    記フラグ処理手段において操作されたフラグの状態が、
    全て第一状態の場合に、第一レベルのパルスを出力する
    第一パルス出力手段と、 割り込み処理と共にプログラムの一周期中に挿入され、
    偶数番目の割り込み処理時に、以前に実施された割り込
    み処理から当該割り込み処理までの間に実施された、前
    記フラグ処理手段において操作されたフラグの状態が、
    全て第一状態の場合に第二レベルのパルスを出力する第
    二パルス出力手段と、 前記第一パルス出力手段で出力する第一レベルのパルス
    と、前記第二パルス出力手段で出力する第二レベルのパ
    ルスとの時間間隔を検出するパルス間隔検出手段と、 前記パルス間隔検出手段によって検出されたパルス間隔
    が、予め設定された範囲を越える場合に、マイクロコン
    ピュータをリセットする異常信号出力手段と、を備えた
    ことを特徴とするプログラムの流れ監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のプログラムの流れ監視装
    置において、 前記異常信号出力手段は、前記パルス間隔検出手段によ
    って検出されたパルス間隔が、予め設定された範囲を越
    える場合に、制御対象へ制御停止信号を送信することを
    特徴とするプログラムの流れ監視装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のプログラムの流
    れ監視装置において、 前記フラグ処理手段は、操作対象となるフラグ以外のフ
    ラグのうち、直前に実施された割り込み処理以降に操作
    されたフラグを除いたフラグの状態のうち、少なくとも
    ひとつのフラグの状態が、第一状態の場合に、制御対象
    へ制御停止信号を送信することを特徴とするプログラム
    の流れ監視装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のプロ
    グラムの流れ監視装置において、 前記第一パルス出力手段及び前記第二パルス出力手段
    は、以前に実施された割り込み処理から直前の割り込み
    処理までの間に実施される、前記フラグ処理手段におい
    て操作されるフラグの状態のうち、少なくともひとつの
    フラグの状態が第二状態の場合に、制御対象へ制御停止
    信号を送信することを特徴とするプログラムの流れ監視
    装置。
JP7320791A 1995-12-08 1995-12-08 プログラムの流れ監視装置 Pending JPH09160808A (ja)

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