JPH09159485A - 磁気式エンコーダ - Google Patents
磁気式エンコーダInfo
- Publication number
- JPH09159485A JPH09159485A JP34649495A JP34649495A JPH09159485A JP H09159485 A JPH09159485 A JP H09159485A JP 34649495 A JP34649495 A JP 34649495A JP 34649495 A JP34649495 A JP 34649495A JP H09159485 A JPH09159485 A JP H09159485A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- drum
- magnetoresistive effect
- effect element
- fpc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ドラム外周と磁気抵抗効果型素子との間
に微小な一定の空隙を容易、かつ確実に確保することが
できる磁気式エンコーダを提供する。 【構成】 パルス着磁が施された磁気ドラム2がシャフ
ト3に装着され、磁気抵抗効果型素子7により磁気を検
出する磁気式エンコーダで、磁気抵抗効果型素子パター
ン4をFPC(フレキシプルプリント基板)5に蒸着
し、FPC5を磁気ドラム2の曲率に合わせて設置する
構成とする。
に微小な一定の空隙を容易、かつ確実に確保することが
できる磁気式エンコーダを提供する。 【構成】 パルス着磁が施された磁気ドラム2がシャフ
ト3に装着され、磁気抵抗効果型素子7により磁気を検
出する磁気式エンコーダで、磁気抵抗効果型素子パター
ン4をFPC(フレキシプルプリント基板)5に蒸着
し、FPC5を磁気ドラム2の曲率に合わせて設置する
構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気式エンコーダに係
わり、特にモータ内蔵型磁気式エンコーダの磁気抵抗効
果型素子の構造に関する。
わり、特にモータ内蔵型磁気式エンコーダの磁気抵抗効
果型素子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】従来の磁気抵抗効果型素子を
磁気センサとして利用する磁気式エンコーダは、磁気抵
抗効果型素子の磁気検出面が金属薄膜及びその保護材で
形成されているため、一般に、位置信号を磁気で記録し
た磁気記録媒体と磁気センサを接触させて使用すること
ができない。従って磁気記録媒体と磁気センサは一定の
空隙を保ったまま相対移動するように配置されてエンコ
ーダを形成する。ここで、エンコーダの位置検出分解能
を細かくした場合、許容できる空隙は短い距離になる。
一般に許容できる空隙は着磁ピッチと同等距離までとさ
れており、例えば着磁ピッチが100μmであれば該空隙は
最大100μmまで許容できる。従って着磁ピッチが100μm
のエンコーダを製造する場合、100μm以下の空隙を有効
距離の全域にわたって確保する必要がある。
磁気センサとして利用する磁気式エンコーダは、磁気抵
抗効果型素子の磁気検出面が金属薄膜及びその保護材で
形成されているため、一般に、位置信号を磁気で記録し
た磁気記録媒体と磁気センサを接触させて使用すること
ができない。従って磁気記録媒体と磁気センサは一定の
空隙を保ったまま相対移動するように配置されてエンコ
ーダを形成する。ここで、エンコーダの位置検出分解能
を細かくした場合、許容できる空隙は短い距離になる。
一般に許容できる空隙は着磁ピッチと同等距離までとさ
れており、例えば着磁ピッチが100μmであれば該空隙は
最大100μmまで許容できる。従って着磁ピッチが100μm
のエンコーダを製造する場合、100μm以下の空隙を有効
距離の全域にわたって確保する必要がある。
【0003】図3に従来のモータ内蔵型磁気式エンコー
ダの構成図,図4に従来の磁気抵抗効果型素子の概略図
を示す。図中11はモータハウジング,12は磁気ドラム,
13はシャフト,14は磁気抵抗効果型素子パターン,15は
ガラス基板,16は感磁部,17は磁気抵抗効果型素子を示
すが、図に示すように従来の磁気式エンコーダでは磁気
抵抗効果型素子パターン14はガラス基板15上に蒸着され
て形成されているため磁気ドラム外周と磁気抵抗効果型
素子17との空隙は一定にならない。このため、従来の磁
気ドラム外径は、磁気抵抗効果型素子のパターン幅とパ
ルス数で決まり、該パターン幅が一定のとき該パルス数
を下げると磁気ドラム12の外径は小さくせざるを得な
い。しかしながら磁気抵抗効果型素子パターン14の平面
に対し、磁気ドラム12の外径の曲率が小さくなるため、
該磁気ドラム12外周と磁気抵抗効果型素子17との空隙が
大きく変化し磁気抵抗効果型素子の磁感能力に悪影響を
及ぼすという問題点があった。
ダの構成図,図4に従来の磁気抵抗効果型素子の概略図
を示す。図中11はモータハウジング,12は磁気ドラム,
13はシャフト,14は磁気抵抗効果型素子パターン,15は
ガラス基板,16は感磁部,17は磁気抵抗効果型素子を示
すが、図に示すように従来の磁気式エンコーダでは磁気
抵抗効果型素子パターン14はガラス基板15上に蒸着され
て形成されているため磁気ドラム外周と磁気抵抗効果型
素子17との空隙は一定にならない。このため、従来の磁
気ドラム外径は、磁気抵抗効果型素子のパターン幅とパ
ルス数で決まり、該パターン幅が一定のとき該パルス数
を下げると磁気ドラム12の外径は小さくせざるを得な
い。しかしながら磁気抵抗効果型素子パターン14の平面
に対し、磁気ドラム12の外径の曲率が小さくなるため、
該磁気ドラム12外周と磁気抵抗効果型素子17との空隙が
大きく変化し磁気抵抗効果型素子の磁感能力に悪影響を
及ぼすという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、上記のような欠点を解決
し得るものであって、磁気ドラム外周と磁気抵抗効果型
素子との間に微小な一定の空隙を容易、かつ確実に確保
することができる磁気式エンコーダを提供するものであ
る。
し得るものであって、磁気ドラム外周と磁気抵抗効果型
素子との間に微小な一定の空隙を容易、かつ確実に確保
することができる磁気式エンコーダを提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の課
題を解決するためになされたもので、本発明による磁気
式エンコーダは、パルス着磁が施された磁気ドラム2が
シャフト3に装着され、磁気抵抗効果型素子7により磁
気を検出する磁気式エンコーダで、磁気抵抗効果型素子
パターン4をFPC(フレキシプルプリント基板)5に
蒸着し、FPC5を磁気ドラム2の曲率に合わせて設置
する構成としたものである。
題を解決するためになされたもので、本発明による磁気
式エンコーダは、パルス着磁が施された磁気ドラム2が
シャフト3に装着され、磁気抵抗効果型素子7により磁
気を検出する磁気式エンコーダで、磁気抵抗効果型素子
パターン4をFPC(フレキシプルプリント基板)5に
蒸着し、FPC5を磁気ドラム2の曲率に合わせて設置
する構成としたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、磁気抵抗効果型素子パターン
4をFPC5に蒸着して磁気ドラム2外周の曲率と同一
の曲率にしてあるため、磁気抵抗効果型素子7と磁気ド
ラム2外周との間に微小な一定の空隙を容易、かつ確実
に確保することができる。また、磁気ドラム2の外径を
小さくしてもこれに合わせて磁気抵抗効果型素子の曲率
を容易に合わせられるので、磁気抵抗効果型素子の磁感
能力に悪影響を与えなくなり、小型モータ用の磁気式エ
ンコーダとして小型化することができるという作用を有
する。
4をFPC5に蒸着して磁気ドラム2外周の曲率と同一
の曲率にしてあるため、磁気抵抗効果型素子7と磁気ド
ラム2外周との間に微小な一定の空隙を容易、かつ確実
に確保することができる。また、磁気ドラム2の外径を
小さくしてもこれに合わせて磁気抵抗効果型素子の曲率
を容易に合わせられるので、磁気抵抗効果型素子の磁感
能力に悪影響を与えなくなり、小型モータ用の磁気式エ
ンコーダとして小型化することができるという作用を有
する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は本発明の実施例のモータ内蔵型磁
気式エンコーダの構成図,図2は本発明の実施例の磁気
抵抗効果型素子の概略図である。図中1はモータハウジ
ング,2は磁気ドラム,3はシャフト,4は磁気抵抗効
果型素子パターン,5はFPC,6は感磁部,7は磁気
抵抗効果型素子,8は基板を示す。
して説明する。図1は本発明の実施例のモータ内蔵型磁
気式エンコーダの構成図,図2は本発明の実施例の磁気
抵抗効果型素子の概略図である。図中1はモータハウジ
ング,2は磁気ドラム,3はシャフト,4は磁気抵抗効
果型素子パターン,5はFPC,6は感磁部,7は磁気
抵抗効果型素子,8は基板を示す。
【0008】本発明による磁気式エンコーダの構成は、
図1,図2に示すように、パルス着磁が施された磁気ド
ラム2がシャフト3に装着され、磁気抵抗効果型素子7
により磁気を検出する磁気式エンコーダで、磁気抵抗効
果型素子パターン4をFPC(フレキシプルプリント基
板)5等の折り曲げ可能な基板に蒸着し、FPC5を磁
気ドラム2の曲率に合わせて弧にして設置できるように
基板5の形状を形成し貼付けた後、磁気抵抗効果型素子
パターン4をガラスまたは樹脂等で保護している。
図1,図2に示すように、パルス着磁が施された磁気ド
ラム2がシャフト3に装着され、磁気抵抗効果型素子7
により磁気を検出する磁気式エンコーダで、磁気抵抗効
果型素子パターン4をFPC(フレキシプルプリント基
板)5等の折り曲げ可能な基板に蒸着し、FPC5を磁
気ドラム2の曲率に合わせて弧にして設置できるように
基板5の形状を形成し貼付けた後、磁気抵抗効果型素子
パターン4をガラスまたは樹脂等で保護している。
【0009】本発明によれば、磁気抵抗効果型素子パタ
ーン4をFPC5に蒸着して磁気ドラム2外周の曲率と
同一の曲率にしてあるため、磁気抵抗効果型素子7と磁
気ドラム2外周との間に微小な一定の空隙を容易、かつ
確実に確保することができる。また、磁気抵抗効果型素
子パターンを変えずにパルス数をユーザ要求のパルス数
に増減する場合、磁気ドラム2の外径を変化させる必要
があるが、これに合わせて磁気抵抗効果型素子の曲率を
容易に合わせられるので、磁気抵抗効果型素子の磁感能
力に悪影響を与えなくなり、低コストで他品種の磁気式
エンコーダとして提供することができる。
ーン4をFPC5に蒸着して磁気ドラム2外周の曲率と
同一の曲率にしてあるため、磁気抵抗効果型素子7と磁
気ドラム2外周との間に微小な一定の空隙を容易、かつ
確実に確保することができる。また、磁気抵抗効果型素
子パターンを変えずにパルス数をユーザ要求のパルス数
に増減する場合、磁気ドラム2の外径を変化させる必要
があるが、これに合わせて磁気抵抗効果型素子の曲率を
容易に合わせられるので、磁気抵抗効果型素子の磁感能
力に悪影響を与えなくなり、低コストで他品種の磁気式
エンコーダとして提供することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によると、実施例で詳細に説明し
たとおり、磁気抵抗効果型素子パターンをFPC等の折
り曲げ可能な基板に蒸着して磁気ドラム外周の曲率と同
一の曲率にしてあるため、磁気抵抗効果型素子との間に
微小な一定の空隙を容易、かつ確実に確保することがで
きる。また、磁気ドラム外径を小さくしても磁気抵抗効
果型素子の磁感能力に悪影響を与えなくなり、小型モー
タ用の磁気式エンコーダを提供することができる。
たとおり、磁気抵抗効果型素子パターンをFPC等の折
り曲げ可能な基板に蒸着して磁気ドラム外周の曲率と同
一の曲率にしてあるため、磁気抵抗効果型素子との間に
微小な一定の空隙を容易、かつ確実に確保することがで
きる。また、磁気ドラム外径を小さくしても磁気抵抗効
果型素子の磁感能力に悪影響を与えなくなり、小型モー
タ用の磁気式エンコーダを提供することができる。
【図1】本発明の実施例のモータ内蔵型磁気式エンコー
ダの構成図。
ダの構成図。
【図2】本発明の実施例の磁気抵抗効果型素子の概略
図。
図。
【図3】従来のモータ内蔵型磁気式エンコーダの構成
図。
図。
【図4】従来の磁気抵抗効果型素子の概略図。
1,11 ハウジング 2,12 磁気ドラム 3,13 シャフト 4,14 素子パターン 5 FPC 6,16 感磁部 7,17 磁気抵抗効果型素子 8 基板 15 ガラス基板
Claims (1)
- 【請求項1】 パルス着磁が施された磁気ドラムがシャ
フトに装着され、磁気抵抗効果型素子により磁気を検出
する磁気式エンコーダにおいて、該磁気抵抗効果型素子
パターンをFPC(フレキシプルプリント基板)に蒸着
し、該FPCを磁気ドラムの曲率に合わせて設置したこ
とを特徴とする磁気式エンコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34649495A JPH09159485A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 磁気式エンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34649495A JPH09159485A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 磁気式エンコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09159485A true JPH09159485A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18383812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34649495A Withdrawn JPH09159485A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 磁気式エンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09159485A (ja) |
-
1995
- 1995-12-12 JP JP34649495A patent/JPH09159485A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |