JPH09158216A - 大型機械の据付工法 - Google Patents
大型機械の据付工法Info
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- JPH09158216A JPH09158216A JP34562795A JP34562795A JPH09158216A JP H09158216 A JPH09158216 A JP H09158216A JP 34562795 A JP34562795 A JP 34562795A JP 34562795 A JP34562795 A JP 34562795A JP H09158216 A JPH09158216 A JP H09158216A
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- Japan
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- machine
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発電機やタービン等の大型機械を基礎台に効
率良く据え付ける工法の提供。 【解決手段】 この大型機械の据付工法は、基礎台1上
に大型機械の荷重負担能力を有する複数の支持部材20
を介して機械基板2を設け、大型機械を前記機械基板2
上に載置して基礎台1に固定し据え付けるものである。
そして支持部材20として基礎台1と機械基板2の間隙
を調整可能な調整ブロック22を有するものを使用し、
その上に大型機械を載置して基礎台1に固定する。次い
で、支持部材20の周囲にグラウト材7を充填硬化して
補強部材30を形成する。
率良く据え付ける工法の提供。 【解決手段】 この大型機械の据付工法は、基礎台1上
に大型機械の荷重負担能力を有する複数の支持部材20
を介して機械基板2を設け、大型機械を前記機械基板2
上に載置して基礎台1に固定し据え付けるものである。
そして支持部材20として基礎台1と機械基板2の間隙
を調整可能な調整ブロック22を有するものを使用し、
その上に大型機械を載置して基礎台1に固定する。次い
で、支持部材20の周囲にグラウト材7を充填硬化して
補強部材30を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電所などにおけ
るタービンや発電機等の大型機械を据付ける工法に関
し、特に基礎台上に大型機械の荷重負担能力を有する複
数の支持部材を介して機械基板を設け、その機械基板上
に大型機械を載置して基礎台に固定し据付ける工法に関
する。
るタービンや発電機等の大型機械を据付ける工法に関
し、特に基礎台上に大型機械の荷重負担能力を有する複
数の支持部材を介して機械基板を設け、その機械基板上
に大型機械を載置して基礎台に固定し据付ける工法に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、発電所などにおける蒸気タービ
ン,ガスタービン,発電機等の回転機械などの大型機械
は、一般にコンクリート製の強固な基礎台上に据え付け
られる。その際、基礎台に十分な強度と高い水平度の上
面を持った複数の支持部材を設置し、それら支持部材の
上に設けた機械基板上に大型機械を載置し基礎台に固定
して据え付ける。支持部材は無収縮性のグラウト材を用
いて基礎台上に形成される複数のパッド(基盤)からな
り、それらパッド全体で大型機械の荷重を支持するよう
になされる。
ン,ガスタービン,発電機等の回転機械などの大型機械
は、一般にコンクリート製の強固な基礎台上に据え付け
られる。その際、基礎台に十分な強度と高い水平度の上
面を持った複数の支持部材を設置し、それら支持部材の
上に設けた機械基板上に大型機械を載置し基礎台に固定
して据え付ける。支持部材は無収縮性のグラウト材を用
いて基礎台上に形成される複数のパッド(基盤)からな
り、それらパッド全体で大型機械の荷重を支持するよう
になされる。
【0003】図6〜図8は大型機械をコンクリート製の
基礎台に据え付ける従来の工程を示すものである。この
工法によれば、先ず基礎台の上面をハツリ等によりチッ
ピングする。通常チッピングは基礎台表面の脆弱部分を
取り除くと共に、後工程であるグラウト材によるパッド
の付着性を向上するために行われる。次に、大型機械が
据え付けられる基礎台1の所定位置に複数の機械基板2
を仮設定する。例えば発電機の場合は、固定子ケーシン
グの周縁部における基礎固定部分に沿った形状に各機械
基板2を仮設定する。(図6〜図8は2つの機械基板2
のみを示す)機械基板2は基礎台1の上面から所定間隙
を有するように、且つその上面が水平になるように、複
数の調整ボルト等の支持機構3により高さ調整が行われ
る。なお機械基板2の仮設定に際して、機械基板2に設
けられた孔に基礎台1に埋設されたアンカーボルト4が
挿通されるが、所望によりアンカーボルト4はナット5
等で機械基板2に仮固定される。
基礎台に据え付ける従来の工程を示すものである。この
工法によれば、先ず基礎台の上面をハツリ等によりチッ
ピングする。通常チッピングは基礎台表面の脆弱部分を
取り除くと共に、後工程であるグラウト材によるパッド
の付着性を向上するために行われる。次に、大型機械が
据え付けられる基礎台1の所定位置に複数の機械基板2
を仮設定する。例えば発電機の場合は、固定子ケーシン
グの周縁部における基礎固定部分に沿った形状に各機械
基板2を仮設定する。(図6〜図8は2つの機械基板2
のみを示す)機械基板2は基礎台1の上面から所定間隙
を有するように、且つその上面が水平になるように、複
数の調整ボルト等の支持機構3により高さ調整が行われ
る。なお機械基板2の仮設定に際して、機械基板2に設
けられた孔に基礎台1に埋設されたアンカーボルト4が
挿通されるが、所望によりアンカーボルト4はナット5
等で機械基板2に仮固定される。
【0004】次に、各機械基板2の複数の所定位置にお
いて、上記調整された間隙に合わせて型枠6を設置し、
その中にセメント系で無収縮性のグラウト材7を打設す
る。この状態を、図6に示す。次に、グラウト材7の養
生後に機械基板2を解放し型枠6を取り外す。図7に示
すこの状態において、グラウト材7の打設により形成さ
れた各パッド8を検査し、もし強度や水平度が不十分で
あった場合は、上記工程を繰り返すなどにより支持部材
としてのパッド8の品質を確保する。次に図8に示すよ
うに、機械基板2を再びパッド8上に載置して基礎台1
に設定した後、その上に大型機械のケーシング9を載置
し、次いで機械本体を組み立てる。このとき、多数の機
械基板2は個々に仮設定されるので、全てが同一レベル
で且つ完全な水平度に確保されるとは限らず、不都合な
パッドができることがある。そこで、この場合にはパッ
ド8と機械基板2との間に調整プレート10を装着する
などの手段により、大型機械の高さおよび水平度を所定
状態に調整する。
いて、上記調整された間隙に合わせて型枠6を設置し、
その中にセメント系で無収縮性のグラウト材7を打設す
る。この状態を、図6に示す。次に、グラウト材7の養
生後に機械基板2を解放し型枠6を取り外す。図7に示
すこの状態において、グラウト材7の打設により形成さ
れた各パッド8を検査し、もし強度や水平度が不十分で
あった場合は、上記工程を繰り返すなどにより支持部材
としてのパッド8の品質を確保する。次に図8に示すよ
うに、機械基板2を再びパッド8上に載置して基礎台1
に設定した後、その上に大型機械のケーシング9を載置
し、次いで機械本体を組み立てる。このとき、多数の機
械基板2は個々に仮設定されるので、全てが同一レベル
で且つ完全な水平度に確保されるとは限らず、不都合な
パッドができることがある。そこで、この場合にはパッ
ド8と機械基板2との間に調整プレート10を装着する
などの手段により、大型機械の高さおよび水平度を所定
状態に調整する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、大型機
械の静荷重および運転中の動荷重はすべてグラウト材に
より形成される各パッド8の受圧面積で支持する必要が
ある。しかし一般には、グラウト材の混練や打設に際し
て空気がグラウト材中に巻き込まれ、それがパッドの上
部に上昇してボイド等になって残り、パッド強度を低下
させるという問題がある。さらにグラウト材の付着力を
より高める等の目的で、チッピングした基礎台の表面に
水を散布する場合があるが、水を過度に散布すると比重
の関係でグラウト材中に残存する水が上昇して上部に集
積する現象があり、それによってもパッドの強度は低下
する。そのためパッド強度等の品質検査工程は厳格に実
施する必要があり、さらに上記のような各種原因による
強度低下を補償するため、パッド成形作業のやり直しや
修正を必要とし、それによる工数の増加と工期の長期化
をきたし、それらの作業の困難性に加えてコストが上昇
するという問題があった。もしもパッドの信頼性が常に
充分確保されれば、前述の機械基板2の仮設定の工程は
削除することが可能となる。そこで本発明は、上記の問
題を解決する大型機械の新しい据付工法を提供すること
を課題とするものである。
械の静荷重および運転中の動荷重はすべてグラウト材に
より形成される各パッド8の受圧面積で支持する必要が
ある。しかし一般には、グラウト材の混練や打設に際し
て空気がグラウト材中に巻き込まれ、それがパッドの上
部に上昇してボイド等になって残り、パッド強度を低下
させるという問題がある。さらにグラウト材の付着力を
より高める等の目的で、チッピングした基礎台の表面に
水を散布する場合があるが、水を過度に散布すると比重
の関係でグラウト材中に残存する水が上昇して上部に集
積する現象があり、それによってもパッドの強度は低下
する。そのためパッド強度等の品質検査工程は厳格に実
施する必要があり、さらに上記のような各種原因による
強度低下を補償するため、パッド成形作業のやり直しや
修正を必要とし、それによる工数の増加と工期の長期化
をきたし、それらの作業の困難性に加えてコストが上昇
するという問題があった。もしもパッドの信頼性が常に
充分確保されれば、前述の機械基板2の仮設定の工程は
削除することが可能となる。そこで本発明は、上記の問
題を解決する大型機械の新しい据付工法を提供すること
を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、基礎台上に大型機械の荷重負担能力を有する複数
の支持部材を介して機械基板を設け、大型機械を前記機
械基板上に載置して基礎台に固定し据え付ける工法であ
る。そして支持部材として基礎台と機械基板の間隙を調
整可能な調整ブロックを有するものを使用し、該調整ブ
ロック上に機械基板を載置し、その上に大型機械を載置
して基礎台に固定する。次いで、支持部材の周囲にグラ
ウト材を充填硬化して補強部材を形成することを特徴と
するものである。上記大型機械の据付工法の好ましい実
施の形態においては、少なくとも大型機械の静的荷重部
分を各支持部材により負担し、大型機械の運転により増
加する動的荷重部分を補強部材により負担する。
明は、基礎台上に大型機械の荷重負担能力を有する複数
の支持部材を介して機械基板を設け、大型機械を前記機
械基板上に載置して基礎台に固定し据え付ける工法であ
る。そして支持部材として基礎台と機械基板の間隙を調
整可能な調整ブロックを有するものを使用し、該調整ブ
ロック上に機械基板を載置し、その上に大型機械を載置
して基礎台に固定する。次いで、支持部材の周囲にグラ
ウト材を充填硬化して補強部材を形成することを特徴と
するものである。上記大型機械の据付工法の好ましい実
施の形態においては、少なくとも大型機械の静的荷重部
分を各支持部材により負担し、大型機械の運転により増
加する動的荷重部分を補強部材により負担する。
【0007】
【作用】上記のように、本発明の大型機械の据付工法は
支持部材として基礎台と機械基板の間隙を調整可能な調
整ブロックを有するものを使用し、該調整ブロック上に
機械基板を載置し、さらにその上に大型機械を載置して
基礎台に固定し、次いで、支持部材の周囲にグラウト材
を充填硬化して補強部材を形成することを特徴としてい
る。そのため従来のように機械基板を仮設定し、パッド
を形成した後に検査のために一旦機械基板を解放し、再
び本設定するという工程を省略することができる。すな
わち、機械基板を支持部材を介して基礎台上に載置した
後、その上に大型機械を載置し、不等レベルとなった場
合には機械基板のレベルおよび水平度を再調整した後、
支持部材の周囲にグラウト材を打設して補強部材を形成
することにより据付を完了することができる。さらに本
発明の大型機械の据付工法においては、従来のようにパ
ッドを形成してから不等レベル補正のためにパッドと機
械基板との間に調整プレートを装着するなどの工程も不
要になる。
支持部材として基礎台と機械基板の間隙を調整可能な調
整ブロックを有するものを使用し、該調整ブロック上に
機械基板を載置し、さらにその上に大型機械を載置して
基礎台に固定し、次いで、支持部材の周囲にグラウト材
を充填硬化して補強部材を形成することを特徴としてい
る。そのため従来のように機械基板を仮設定し、パッド
を形成した後に検査のために一旦機械基板を解放し、再
び本設定するという工程を省略することができる。すな
わち、機械基板を支持部材を介して基礎台上に載置した
後、その上に大型機械を載置し、不等レベルとなった場
合には機械基板のレベルおよび水平度を再調整した後、
支持部材の周囲にグラウト材を打設して補強部材を形成
することにより据付を完了することができる。さらに本
発明の大型機械の据付工法においては、従来のようにパ
ッドを形成してから不等レベル補正のためにパッドと機
械基板との間に調整プレートを装着するなどの工程も不
要になる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に図面により本発明の実施の形
態を説明する。図1〜図5は本発明の大型機械の据付工
法の手順を説明する図である。なお、前記図6〜図8と
同じ部分には同一符号が付されている。図1に示すよう
に、先ず従来工法と同様に基礎台1の上面をハツリ等に
よりチッピングした後、基礎台1の所定位置に複数の支
持部材20を設置する。支持部材20は基礎台1上に打
設したコンクリート製の支持基礎部21と、その上に固
定された金属製の調整ブロック22とを有する。調整ブ
ロック22は、機械の支持部としてこの分野で慣用され
ているものが使用できる。図示の例のものは、上面をテ
ーパ状に形成した下側ブロックと、下面をテーパ状に形
成した上側ブロックの上下2つの金属ブロックにより構
成され、それらの接触面はネジ機構等によりスライドお
よび位置ロックが可能とされ、そのスライド調整により
全体の高さを調整するようになっている。そして、レー
ザレベル測定装置等を使用して支持部材20の高さを調
整している状態が図1に示されている。
態を説明する。図1〜図5は本発明の大型機械の据付工
法の手順を説明する図である。なお、前記図6〜図8と
同じ部分には同一符号が付されている。図1に示すよう
に、先ず従来工法と同様に基礎台1の上面をハツリ等に
よりチッピングした後、基礎台1の所定位置に複数の支
持部材20を設置する。支持部材20は基礎台1上に打
設したコンクリート製の支持基礎部21と、その上に固
定された金属製の調整ブロック22とを有する。調整ブ
ロック22は、機械の支持部としてこの分野で慣用され
ているものが使用できる。図示の例のものは、上面をテ
ーパ状に形成した下側ブロックと、下面をテーパ状に形
成した上側ブロックの上下2つの金属ブロックにより構
成され、それらの接触面はネジ機構等によりスライドお
よび位置ロックが可能とされ、そのスライド調整により
全体の高さを調整するようになっている。そして、レー
ザレベル測定装置等を使用して支持部材20の高さを調
整している状態が図1に示されている。
【0009】支持部材20は通常機械基板2毎に複数設
けられ、それら複数の支持部材20で1つの機械基板2
が負担すべき荷重を負担する。その機械基板2が負担す
る荷重には、大型機械の静的荷重とその運転により増加
する動的荷重とがあり、支持部材20は少なくとも静的
荷重を負担する能力が必要である。そして支持部材20
を静的荷重またはそれより若干大きい荷重までの負担能
力に制限し、動的荷重は後工程で設けるグラウト材によ
る補強部材に負担させるように構成することにより、支
持部材20の大きさや数を減少できる利点がある。
けられ、それら複数の支持部材20で1つの機械基板2
が負担すべき荷重を負担する。その機械基板2が負担す
る荷重には、大型機械の静的荷重とその運転により増加
する動的荷重とがあり、支持部材20は少なくとも静的
荷重を負担する能力が必要である。そして支持部材20
を静的荷重またはそれより若干大きい荷重までの負担能
力に制限し、動的荷重は後工程で設けるグラウト材によ
る補強部材に負担させるように構成することにより、支
持部材20の大きさや数を減少できる利点がある。
【0010】次に、図2に示すように支持部材20の上
に機械基板2を載置する。その際、基礎台1から立設さ
れたアンカーボルト4は、機械基板2に設けられた孔に
挿通される。次いで図3に示すように、複数の機械基板
2の上に跨がって大型機械のケーシング9を載置し、必
要により大型機械のケーシング9をナット5でアンカー
ボルト4に仮固定する。さらに図4に示すように、大型
機械のケーシング9に大型機械の本体を組み込む。例え
ば、図示のようなタービンの場合はその回転部分等を大
型機械のケーシング9に組み込む。この状態で大型機械
の静的荷重が基礎部分全体に加わる。もしその荷重によ
り基礎部分が不等レベルになった場合には、機械基板2
の水平度およびレベルが所定値になるように、各支持部
材の高さを再調整する。そして大型機械のケーシング9
をアンカーボルト4に本固定する。次に図5に示すよう
に、各支持部材20の周囲の空間を例えばセメント系の
グラウト材7で充填硬化して補強部材30を形成する。
これにより各支持部材20は、補強部材30に埋設され
た状態になって安定化される。なお31は、グラウト材
7の供給装置である。
に機械基板2を載置する。その際、基礎台1から立設さ
れたアンカーボルト4は、機械基板2に設けられた孔に
挿通される。次いで図3に示すように、複数の機械基板
2の上に跨がって大型機械のケーシング9を載置し、必
要により大型機械のケーシング9をナット5でアンカー
ボルト4に仮固定する。さらに図4に示すように、大型
機械のケーシング9に大型機械の本体を組み込む。例え
ば、図示のようなタービンの場合はその回転部分等を大
型機械のケーシング9に組み込む。この状態で大型機械
の静的荷重が基礎部分全体に加わる。もしその荷重によ
り基礎部分が不等レベルになった場合には、機械基板2
の水平度およびレベルが所定値になるように、各支持部
材の高さを再調整する。そして大型機械のケーシング9
をアンカーボルト4に本固定する。次に図5に示すよう
に、各支持部材20の周囲の空間を例えばセメント系の
グラウト材7で充填硬化して補強部材30を形成する。
これにより各支持部材20は、補強部材30に埋設され
た状態になって安定化される。なお31は、グラウト材
7の供給装置である。
【0011】
【発明の効果】以上のように構成した本発明の大型機械
の据付工法は、支持部材として基礎台と機械基板との間
隙を調整可能な調整ブロックを有するものを使用し、該
調整ブロック上に機械基板を載置し、さらにその上に大
型機械を載置して基礎台に固定し、次いで支持部材の周
囲にグラウト材を充填硬化して補強部材を形成すること
を特徴としている。そのため従来のように機械基板を仮
設定し、パッドを形成した後に検査のために一旦機械基
板を解放し、再び本設定するという工程を省略すること
ができる。すなわち、支持部材を介して基礎台上に機械
基板を載置した後、その上に大型機械を載置し、不等レ
ベルとなった場合には機械基板のレベルおよび水平度を
調整ブロック22により再調整した後、支持部材の周囲
にグラウト材を打設して補強部材を形成することにより
据付を完了することができる。さらに本発明の大型機械
の据付工法においては、従来のようにパッドを形成して
から不等レベル補正のためにパッドと機械基板との間に
調整プレートを装着するなどの工程も不要になる。以上
の効果により、本発明の大型機械の据付工法によれば据
付工数の減少および工期の短縮、さらに据付コストを大
幅に削減することができる。
の据付工法は、支持部材として基礎台と機械基板との間
隙を調整可能な調整ブロックを有するものを使用し、該
調整ブロック上に機械基板を載置し、さらにその上に大
型機械を載置して基礎台に固定し、次いで支持部材の周
囲にグラウト材を充填硬化して補強部材を形成すること
を特徴としている。そのため従来のように機械基板を仮
設定し、パッドを形成した後に検査のために一旦機械基
板を解放し、再び本設定するという工程を省略すること
ができる。すなわち、支持部材を介して基礎台上に機械
基板を載置した後、その上に大型機械を載置し、不等レ
ベルとなった場合には機械基板のレベルおよび水平度を
調整ブロック22により再調整した後、支持部材の周囲
にグラウト材を打設して補強部材を形成することにより
据付を完了することができる。さらに本発明の大型機械
の据付工法においては、従来のようにパッドを形成して
から不等レベル補正のためにパッドと機械基板との間に
調整プレートを装着するなどの工程も不要になる。以上
の効果により、本発明の大型機械の据付工法によれば据
付工数の減少および工期の短縮、さらに据付コストを大
幅に削減することができる。
【図1】本発明の据付工法により大型機械を据え付ける
手順の1番目を示す断面図。
手順の1番目を示す断面図。
【図2】本発明の据付工法により大型機械を据え付ける
手順の2番目を示す断面図。
手順の2番目を示す断面図。
【図3】本発明の据付工法により大型機械を据え付ける
手順の3番目を示す断面図。
手順の3番目を示す断面図。
【図4】本発明の据付工法により大型機械を据え付ける
手順の4番目を示す断面図。
手順の4番目を示す断面図。
【図5】本発明の据付工法により大型機械を据え付ける
手順の5番目を示す断面図。
手順の5番目を示す断面図。
【図6】従来の据付工法により大型機械を据え付ける手
順の1番目を示す断面図。
順の1番目を示す断面図。
【図7】従来の据付工法により大型機械を据え付ける手
順の2番目を示す断面図。
順の2番目を示す断面図。
【図8】従来の据付工法により大型機械を据え付ける手
順の3番目を示す断面図。
順の3番目を示す断面図。
1 基礎台 2 機械基板 3 支持機構 4 アンカーボルト 5 ナット 6 型枠 7 グラウト材 8 パッド 9 大型機械のケーシング 10 調整プレート 20 支持部材 21 支持基礎部 22 調整ブロック 30 補強部材 31 供給装置
Claims (2)
- 【請求項1】 基礎台1上に大型機械の荷重負担能力を
有する複数の支持部材20を介して機械基板2を設け、
大型機械を前記機械基板2上に載置して基礎台1に固定
し据え付ける工法において、支持部材20として基礎台
1と機械基板2の間隙を調整可能な調整ブロック22を
有するものを使用し、該調整ブロック22上に機械基板
2を載置し、さらにその上に大型機械を載置して基礎台
1に固定し、次いで支持部材20の周囲にグラウト材7
を充填硬化して補強部材30を形成することを特徴とす
る大型機械の据付工法。 - 【請求項2】 少なくとも大型機械の静的荷重部分を各
支持部材20により負担し、大型機械の運転により増加
する動的荷重部分を補強部材30により負担するように
した請求項1の大型機械の据付工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34562795A JPH09158216A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 大型機械の据付工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34562795A JPH09158216A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 大型機械の据付工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09158216A true JPH09158216A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18377888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34562795A Pending JPH09158216A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 大型機械の据付工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09158216A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010001634A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Pc Bridge Co Ltd | 配電用変電所用設備のコンクリート基礎敷設装置及び配電用変電所用設備の基礎敷設工法 |
CN101798816A (zh) * | 2010-03-17 | 2010-08-11 | 赵正义 | 塔桅式机械设备与基础的定位连接构造 |
JP2010180022A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Nippon Steel Corp | ソールプレートの設定方法及び荷重監視装置 |
-
1995
- 1995-12-07 JP JP34562795A patent/JPH09158216A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010001634A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Pc Bridge Co Ltd | 配電用変電所用設備のコンクリート基礎敷設装置及び配電用変電所用設備の基礎敷設工法 |
JP2010180022A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Nippon Steel Corp | ソールプレートの設定方法及び荷重監視装置 |
CN101798816A (zh) * | 2010-03-17 | 2010-08-11 | 赵正义 | 塔桅式机械设备与基础的定位连接构造 |
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