JP6897055B2 - 構造物の据付方法および据付用基礎 - Google Patents
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Description
手順1.アンカーボルトの埋設を含む基礎の施工
手順2.基礎天端面のチッピング
手順3.パッカーの設置(レベル調整含む)
手順4.プレートの設置
手順5.機械装置の据え付け(ナットによる固定含む)
手順6.グラウト充填
というような、土木部門や機械部門で行われる、多数の工程が必要である。このため、従来の施工法は時間とコストがかかることになる。
この実施の形態による構造物の据付方法で用いられる据付用基礎を図1に示す。図1の据付用基礎1(以下、単に「基礎1」という)は、例えば火力発電所の設備である、ポンプ等の機械装置Bを据え付けるためのものである。基礎1は、地盤Aから上側に突き出るように設けられた基礎ブロック10を備えている。基礎ブロック10は、鉄筋コンクリート造りの立体形状をしたものであり、この実施の形態では、段差のある立方体をしている。なお、基礎ブロック10の形状はこれに限定されることはなく、例えば四角柱形状や円筒形状など各種のものがある。
手順1.基礎の施工(アンカーボルト、プレート埋設、レベル調整を含む)
手順2.機械装置の据え付け
というようになる。つまり、この実施の形態による据付方法は、土木部門で行われる手順1の工程と、機械部門で行われる手順2の工程から成り、従来の据付方法に比べて、構造物を据え付けるための工程を減らすことができる。この結果、据付時間の短縮とコストの低減を可能にする。
実施の形態1では、アンカーボルト21(図2)を含むアンカーボルト21〜24を設置場所に設けるために、鉄筋組立て体12を利用している。これに対して、基礎ブロック10に鉄筋組立て体12を設けない場合や、例えばアンカーボルト21の設置場所付近に、隣接する鉄筋が無い場合、アンカーボルト21の取付け装置として、図9に示す支持体60を利用する。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。
実施の形態1では、プレート40のレベル調整を、アンカーボルト21〜24の他端側に設けられたおねじと、このおねじに螺合するナットとによって行っている。つまり、プレート40の調整装置を、アンカーボルト21〜24のおねじと、アンカーボルト21〜24に取り付けられたナットとで構成している。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。
10 基礎ブロック
11 天端面
12 鉄筋組立て体
12A 鉄筋
21〜24 アンカーボルト
31A 座金
32A、32B、32C、32D、32E ナット
40 プレート
401 上面
402 下面
41 空気抜孔
42 空気抜兼用孔
50 型枠
60 支持体
70 ボルト
A 地盤
A1 凹部
A2 コンクリート地盤
B 機械装置(構造物)
Claims (4)
- 据付用基礎を用いて構造物を据え付けるための構造物の据付方法であって、
前記構造物を固定するための複数のアンカーボルトを保持し、
板状であると共に前記構造物を載せるためのプレートを前記アンカーボルトに通し、
前記プレートを保持すると共にこのプレートのレベル調整を行い、
前記プレートの下面までコンクリートを打設して前記据付用基礎を形成し、
前記据付用基礎のアンカーボルトを利用して、前記プレートに載せられた前記構造物を据え付ける工程を有し、
前記プレートに前記コンクリートの打設用の孔が開けられており、前記孔も利用して前記コンクリートを流し込む、
ことを特徴とする構造物の据付方法。 - 前記据付用基礎を構成する鉄筋に対して、前記各アンカーボルトを固定することにより、前記各アンカーボルトを保持する、
ことを特徴とする請求項1に記載の構造物の据付方法。 - 前記各アンカーボルトの先端部に設けられたおねじに、予めナットを取り付け、前記各アンカーボルトを通したプレートを前記各ナットで保持すると共に前記各ナットを回すことにより、前記プレートのレベル調整を行う、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の構造物の据付方法。 - 構造物を据え付けるための据付用基礎であって、
前記構造物を固定するための複数のアンカーボルトを保持する取付け装置と、
前記各アンカーボルトに通され、板状であると共にコンクリートの打設用の孔が開けられている、前記構造物を載せるためのプレートと、
前記プレートを保持すると共にこのプレートのレベル調整を行う調整装置と、
を備え、
前記孔も利用されてコンクリートが流し込まれて前記プレートの下面まで前記コンクリートが打設され、前記各アンカーボルトを利用して、前記プレートに載せられた前記構造物が据え付けられる、
ことを特徴とする据付用基礎。
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JP2016204144A JP6897055B2 (ja) | 2016-10-18 | 2016-10-18 | 構造物の据付方法および据付用基礎 |
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