JP3548915B2 - 機器据付工法 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はベースプレートを使用して回転機械等の機器類を基礎に据付ける工法に関し、特に据付けに際してのレベル調整を迅速且つ効率良く行うことができる据付工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
火力発電所のタービン、発電機、ポンプ等の回転機械のような大型機器は、ベースプレートを使用して施工図面に従い、芯出し及び水平度等のレベル調整を高い精度で行ってコンクリート製の基礎上に据付けられる。
従来の据付工法は、先ず基礎上の指定位置に多数のパッカーやフロアブルグラウトパッド及びシム・ライナープレートを介してベースプレートを載置して、レベル調整をする。次にベースプレート上に機器を載置し機器の芯出し調整を行った後、ベースプレートと基礎の間にセメント系等のグラウト材を充填し、十分にグラウト材が固化してから機器をベースプレートと共に基礎上に固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の機器の据付工法は、ベースプレートをレベル調整した後に機器を載置するようにしているが、その際機器の製作寸法の差異により機器全体の据付レベルが変化することがあり、そのためレベルの再修正を必要とする場合が多かった。またそのレベル変化が修正限度を超える場合には、最初から据付けをやり直す必要がある。
そこで本発明はこのような従来の機器の据付工法における問題点に鑑み、機器据付けに際してレベル調整を迅速且つ効率良く行うことのできる新しい据付工法の提供を課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明の機器据付工法は、機器1に設けたフランジ3の上面側から仮止め用の
ボルト4を挿通して複数のベースプレート2を着脱自在に固定し、その際フランジ3に設
けたボルト孔10とベースプレート2に設けたボルト孔11を一致させ、次に基礎5に配
置した複数のレベリングブロック8の上に前記ベースプレート2を介して前記機器1を載
置すると共に、基礎5に埋め込まれた基礎ボルト6を下方から前記ベースプレート2のボ
ルト孔11を通してフランジ3のボルト孔10に挿通し、さら前記ベースプレート2の
レベル調整を行った後、グラウト材12により前記ベースプレート2を基礎5に固定し、
次いで前記フランジ3から仮止め用のボルト4を取り外して両者の相対移動可能とする
共に、前記フランジ3とベースプレート2を前記基礎ボルト6とナットとで固定し、機器
の使用時にはそのナットを緩め、機器が熱膨張したとき、前記フランジ3がベースプレー
ト2に対して相対的に移動するように、フランジ3の前記ボルト孔10の孔径を基礎ボル
ト6の外径より充分大きく構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
本発明の機器の据付工法においては、機器を載せた状態でベースプレートのレベル調整を行った後にベースプレートをグラウト材で基礎に固定する。そのためベースプレートのグラウト材による固定前にベースプレートが機器に合致して仮止め状態で正確なレベル調整がなされるので、従来の工法のようにレベルの修正またはやり直し作業等を必要としない。
また基礎に配置した複数のレベリングブロックの上にベースプレートを介して機器を載置するに際して、機器に予め仮止めしたベースプレートを使用するものであるから、製造工場においてベスプレートを機器に仮止めした上で施工現場に搬入することができる。そのため施工現場での各種面倒な施工工程を簡略化することができる。
【0006】
【実施例】
次に図面により本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の工法による機器の据付状態を部分的に示す説明図である。据付工程を順を追って説明すると、先ず、機器1の底面にベースプレート2が仮止めされる。この仮止めは機器の製造工場で予め行っておくこともでき、図示の例では機器1のフランジ3を利用して仮止め用のボルト4によりベースプレート2を仮止めしている。またコンクリート製の基礎5に機器1を締結するための基礎ボルト6を筒体7と共に埋め込んでおく。基礎ボルト6は筒体7の底板に設けられた孔を貫通してその下部のみが基礎5に固定され、上部は半径方向にフリーとされる。これは機器を据付中に基礎ボルトと機器の芯ずれが生じた場合、その歪みを基礎ボルト6の移動により吸収させるためである。
【0007】
次に基礎5の上面がピッチングによりハツられ、その指定位置にセメントモルタル等により多数のレベリングブロック8を設置し、さらにジャッキ9を所望数配置した後、ベースプレート2を下側にして機器1とベースプレート2をこれらレベリングブロック8およびジャッキ9の上に位置合わせし載置する。その際基礎5に埋め込まれた基礎ボルト6を機器1のフランジ3およびベースプレート2のボルト孔10、11に挿通させる。これらのボルト孔10、11の孔径は基礎ボルト6の外径よりも充分大きく穿設されている。なお、機器1の下面には工場において予めベースプレート2が複数のボルト4により、機器1のフランジ3の上面側より仮止め固定される。
【0008】
次に機器1とベースプレート2の荷重のかかった状態で、各ジャッキ9の高さを調整してベースプレート2のレベル調整をし、それに合わせて各レベリングブロック8の高さを調整する。
次に各ジャッキ9を取り除いてから、基礎5とベースプレート2の間に図2に示す位置までグラウト材12を充填し、ベースプレート2を基礎5に固定する。次いで、ベースプレート2と機器1のフランジ3との間の仮止め用ボルト4を外すと共に、基礎ボルト6に図示しないナットを螺着することにより機器1の据付が完了する。
なお図2には、レベリングブロック8部分が拡大されて詳細が示されており、図3にその平面図が示されている。
【0009】
図2および図3において、レベリングブロック8は上面が傾斜した下側テーパブロック8aと、その傾斜面に適合する傾斜面を下面に有する上側テーパブロック8bを有し、該上側テーパブロック8bに設けられたネジ孔に調節ボルト8cが螺合されている。この調節ボルト8cには軸線方向に沿って所定間隔で一対の鍔8dが設けられ、これら鍔8dと下側テーパブロック8aに設けられた突条体8eが掛合している。
【0010】
従って調節ボルト8cを回転することにより、下側テーパブロック8aと上側テーパブロック8bが相対的に水平移動され、それによってレベリングブロック8全体の高さが変化するようになっている。
図4は火力発電所におけるタービンの据付けに本発明の工法を採用した平面図であり、図1はこの図4のIーI矢視部分を示したものである。各ベースプレート2は一点鎖線で示されており、その内側にレベリングブロック8およびジャッキ9等が配置されている。タービンの使用中は基礎ボルト6の上端に螺着された図示しないナットは弛められ、熱膨張によるフランジの移動をボルト挿通孔の隙間分で吸収する。
【0011】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、機器を載せた状態でベースプレートのレベル調整を行い
、その後にベースプレートをグラウト材で基礎に固定するため、ベースプレートの固定前
に機器に仮止めされた状態で正確なレベル調整がなされる。それゆえ機器のレベル調整を
迅速且つ効率良く行うことができ、従来工法のようにレベル再修正またはやり直し作業等
を必要としない。
また基礎に配置した複数のレベリングブロックの上にベースプレートを介して機器を載
置するに際して、機器に予め仮止めしたベースプレートを使用するものであるから、機器
製造工場においてベースプレートを機器に仮止めした上で施工現場に搬入することができ
る。そのため施工現場における各種面倒な施工工程をさらに簡略化することができる。
さらに、基礎に埋め込まれた基礎ボルトを前記ベースプレートのボルト孔を通してフラ
ンジのボルト孔に挿通し、そのフランジとベースプレートを基礎ボルトとナットとで固定
するようにし且つ、機器の使用時にはそのナットを緩め、機器が熱膨張したとき、フラン
ジ3がベースプレート2に対して相対的に移動するように、フランジ3のボルト孔10の
孔径を基礎ボルト6の外径より充分大きく構成したから、フランジ及びベースプレートは
共通の基礎ボルトで支持される。そしてナットを緩める作業のみで、機器の熱膨張に伴う
フランジの相対移動を可能とする。そのため従来方法のように、ベースプレートに直径の
大きなボルト孔を二重に設ける必要がないので、ベースプレートの機械的強度の低下を抑
制することができる。また施工効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4のIーI矢視図。
【図2】図1におけるレベリングブロック8部分を拡大してその詳細を示す正面図。
【図3】図2のレベリングブロック8の平面図。
【図4】火力発電所におけるタービンの据付けに本発明の工法を採用した平面図。
【符号の説明】
1 機器
2 ベースプレート
3 フランジ
4 ボルト
5 基礎
6 基礎ボルト
7 筒体
8 レベリングブロック
8a 下側テーパブロック
8b 上側テーパブロック
8c 調節ボルト
8d 鍔
8e 突条体
9 ジャッキ
10 ボルト孔
11 ボルト孔
12 グラウト材

Claims (1)

  1. 機器(1) に設けたフランジ(3) の上面側から仮止め用のボルト
    (4) を挿通して複数のベースプレート(2) を着脱自在に固定し、その際フランジ(3) に設
    けたボルト孔(10)とベースプレート(2) に設けたボルト孔(11)を一致させ、次に基礎(5)
    に配置した複数のレベリングブロック(8) の上に前記ベースプレート(2) を介して前記機
    器(1) を載置すると共に、基礎(5) に埋め込まれた基礎ボルト(6) を下方から前記ベース
    プレート(2) のボルト孔(11)を通してフランジ(3) のボルト孔(10)に挿通し、さらに前記
    ベースプレート(2) のレベル調整を行った後、グラウト材(12)により前記ベースプレート
    (2) を基礎(5) に固定し、次いで前記フランジ(3) から仮止め用のボルト(4) を取り外
    て両者の相対移動可能とすると共に、前記フランジ(3) とベースプレート(2) を前記基礎
    ボルト(6) とナットとで固定し、機器の使用時にはそのナットを緩め、機器が熱膨張した
    とき、前記フランジ (3) がベースプレート (2) に対して相対的に移動するように、フラン
    (3) の前記ボルト孔 (10) の孔径を基礎ボルト (6) の外径より充分大きく構成したことを
    特徴とする機器据付工法。
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