JPH09157422A - 水に対する濡れ性が良好なグラフト化ポリビニルアルコールフィルム及びその製造方法 - Google Patents
水に対する濡れ性が良好なグラフト化ポリビニルアルコールフィルム及びその製造方法Info
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- JPH09157422A JPH09157422A JP31628295A JP31628295A JPH09157422A JP H09157422 A JPH09157422 A JP H09157422A JP 31628295 A JP31628295 A JP 31628295A JP 31628295 A JP31628295 A JP 31628295A JP H09157422 A JPH09157422 A JP H09157422A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】水に対する濡れ性が良好なポリビニルアルコー
ルフィルム及びその製造方法を提供する。 【解決手段】けん化度95モル%以上かつ重合度 500〜25
00のPVAフィルム表面に、(1)アクリルアミドAとアク
リル酸Bとの重量比 A/Bが 100/0〜 40/60の混合モノマ
ー系、或は(2) アクリルアミドAとN-ビニル-2- ピロリ
ドンCとの重量比A/Cが 100/0〜5/95の混合モノマー系
の内、少なくとも1種の混合モノマー系をグラフト共重
合させてなる水に対する濡れ性が良好なPVAフィル
ム、及び上記2種類の混合モノマー系の内、少なくとも
1種の混合モノマー系を含む水溶液をPVAフィルム表
面に塗工し、塗工面側から紫外線を 120〜1000mJ/cm2の
積算光量で照射してグラフト共重合させ、フィルム表面
に残存している非グラフト物を除去する該PVAフィル
ムの製造方法。
ルフィルム及びその製造方法を提供する。 【解決手段】けん化度95モル%以上かつ重合度 500〜25
00のPVAフィルム表面に、(1)アクリルアミドAとアク
リル酸Bとの重量比 A/Bが 100/0〜 40/60の混合モノマ
ー系、或は(2) アクリルアミドAとN-ビニル-2- ピロリ
ドンCとの重量比A/Cが 100/0〜5/95の混合モノマー系
の内、少なくとも1種の混合モノマー系をグラフト共重
合させてなる水に対する濡れ性が良好なPVAフィル
ム、及び上記2種類の混合モノマー系の内、少なくとも
1種の混合モノマー系を含む水溶液をPVAフィルム表
面に塗工し、塗工面側から紫外線を 120〜1000mJ/cm2の
積算光量で照射してグラフト共重合させ、フィルム表面
に残存している非グラフト物を除去する該PVAフィル
ムの製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリビニルアルコー
ルフィルム表面にアクリルアミドとアクリル酸との混合
モノマー系、或はアクリルアミドとN−ビニル−2−ピ
ロリドンとの混合モノマー系の内、少なくとも1種を、
紫外線を用いてグラフト共重合させてなる水に対する濡
れ性が良好なグラフト化ポリビニルアルコールフィルム
及びその製造方法に関する。
ルフィルム表面にアクリルアミドとアクリル酸との混合
モノマー系、或はアクリルアミドとN−ビニル−2−ピ
ロリドンとの混合モノマー系の内、少なくとも1種を、
紫外線を用いてグラフト共重合させてなる水に対する濡
れ性が良好なグラフト化ポリビニルアルコールフィルム
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からプラスチックフィルム表面の水
に対する濡れ性を改善するために種々の提案がなされて
いるが、次のような方法がある。 1)樹脂中に界面活性剤等の表面改質剤を練り込み、成
形後、樹脂との相溶性を利用してフィルム表面にブリー
ドアウトさせる方法、又は、成形品表面に界面活性剤等
の表面改質剤を塗布する方法。 2)プラスチックフィルム表面をグロー放電或はコロナ
放電等で物理的改質処理する方法。 3)プラスチックフィルム表面に親水性ビニルモノマー
をグラフト共重合させる方法で、これには触媒としてセ
リウムイオン(4価)を用いる化学的方法、特公平7−
21077号公報記載の電子線照射によるモノマーのグ
ラフト重合法及び特開平4−288350号公報記載の
コロナ放電表面処理と電子線照射によるモノマーのグラ
フト重合法、その他にγ線照射によるモノマーのグラフ
ト重合法等が提案されている。
に対する濡れ性を改善するために種々の提案がなされて
いるが、次のような方法がある。 1)樹脂中に界面活性剤等の表面改質剤を練り込み、成
形後、樹脂との相溶性を利用してフィルム表面にブリー
ドアウトさせる方法、又は、成形品表面に界面活性剤等
の表面改質剤を塗布する方法。 2)プラスチックフィルム表面をグロー放電或はコロナ
放電等で物理的改質処理する方法。 3)プラスチックフィルム表面に親水性ビニルモノマー
をグラフト共重合させる方法で、これには触媒としてセ
リウムイオン(4価)を用いる化学的方法、特公平7−
21077号公報記載の電子線照射によるモノマーのグ
ラフト重合法及び特開平4−288350号公報記載の
コロナ放電表面処理と電子線照射によるモノマーのグラ
フト重合法、その他にγ線照射によるモノマーのグラフ
ト重合法等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
1)の方法は界面活性剤が水と繰り返し接触すると、界
面活性剤が溶解流出してしまい水との濡れ性が低下して
しまう。2)の方法は初期効果は優れているが効果の持
続性が著しく劣っている。3)の方法の内、化学的方法
に関しては生産或は製造工程において、反応後乳化剤を
除去するのが難しく、また、ブロック共重合体を生成し
てしまい工業化は困難である。また、電子線或はγ線等
の高エネルギー線源を用いる方法は高エネルギー発生線
源等の設備を必要としコスト的に問題がある。
1)の方法は界面活性剤が水と繰り返し接触すると、界
面活性剤が溶解流出してしまい水との濡れ性が低下して
しまう。2)の方法は初期効果は優れているが効果の持
続性が著しく劣っている。3)の方法の内、化学的方法
に関しては生産或は製造工程において、反応後乳化剤を
除去するのが難しく、また、ブロック共重合体を生成し
てしまい工業化は困難である。また、電子線或はγ線等
の高エネルギー線源を用いる方法は高エネルギー発生線
源等の設備を必要としコスト的に問題がある。
【0004】従って、本発明は上記従来の問題点を解決
するため、低エネルギー線源による低コスト線源装置を
使用して、ポリビニルアルコールフィルム表面に混合モ
ノマー系をグラフト共重合させた水に対する濡れ性が良
好なグラフト化ポリビニルアルコールフィルム及びその
製造方法を提供することを課題とする。
するため、低エネルギー線源による低コスト線源装置を
使用して、ポリビニルアルコールフィルム表面に混合モ
ノマー系をグラフト共重合させた水に対する濡れ性が良
好なグラフト化ポリビニルアルコールフィルム及びその
製造方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる課題
を解決するために、ベースフィルムには親水性の高いポ
リビニルアルコールフィルムに着目し、水に対する濡れ
性改善にはアクリル系モノマーを、グラフト共重合用低
コスト線源には紫外線を選択して鋭意研究した結果、ア
クリルアミド単独ではポリビニルアルコールフィルム表
面の水に対する濡れ性を改善することができるが、アク
リル酸及びN−ビニル−2−ピロリドンは夫々単独では
改善することはできず、これらのモノマーはアクリルア
ミドとの混合系で改善できることを見出し、諸条件を確
立して本発明を完成した。
を解決するために、ベースフィルムには親水性の高いポ
リビニルアルコールフィルムに着目し、水に対する濡れ
性改善にはアクリル系モノマーを、グラフト共重合用低
コスト線源には紫外線を選択して鋭意研究した結果、ア
クリルアミド単独ではポリビニルアルコールフィルム表
面の水に対する濡れ性を改善することができるが、アク
リル酸及びN−ビニル−2−ピロリドンは夫々単独では
改善することはできず、これらのモノマーはアクリルア
ミドとの混合系で改善できることを見出し、諸条件を確
立して本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、けん化度95モル%以上
かつ重合度500〜2500のポリビニルアルコールフ
ィルム表面に、(1)アクリルアミド(A)とアクリル
酸(B)との重量比A/Bが100/0〜40/60の
混合モノマー系、或は、(2)アクリルアミド(A)と
N−ビニル−2−ピロリドン(C)との重量比A/Cが
100/0〜5/95の混合モノマー系の内、少なくと
も1種の混合モノマー系をグラフト共重合させてなるこ
とを特徴とする水に対する濡れ性が良好なグラフト化ポ
リビニルアルコールフィルム、並びに上記2種類の混合
モノマー系の内、少なくとも1種の混合モノマー系を含
む水溶液をポリビニルアルコールフィルム表面に塗工
し、塗工面側から紫外線を積算光量120mJ/cm2
以上1000mJ/cm2 以下の範囲で照射して混合モ
ノマーをポリビニルアルコールフィルムにグラフト共重
合させ、その後、グラフト化ポリビニルアルコールフィ
ルム表面に残存している非グラフト物を除去することを
特徴とする水に対する濡れ性が良好なグラフト化ポリビ
ニルアルコールフィルムの製造方法を要旨とするもので
ある。
かつ重合度500〜2500のポリビニルアルコールフ
ィルム表面に、(1)アクリルアミド(A)とアクリル
酸(B)との重量比A/Bが100/0〜40/60の
混合モノマー系、或は、(2)アクリルアミド(A)と
N−ビニル−2−ピロリドン(C)との重量比A/Cが
100/0〜5/95の混合モノマー系の内、少なくと
も1種の混合モノマー系をグラフト共重合させてなるこ
とを特徴とする水に対する濡れ性が良好なグラフト化ポ
リビニルアルコールフィルム、並びに上記2種類の混合
モノマー系の内、少なくとも1種の混合モノマー系を含
む水溶液をポリビニルアルコールフィルム表面に塗工
し、塗工面側から紫外線を積算光量120mJ/cm2
以上1000mJ/cm2 以下の範囲で照射して混合モ
ノマーをポリビニルアルコールフィルムにグラフト共重
合させ、その後、グラフト化ポリビニルアルコールフィ
ルム表面に残存している非グラフト物を除去することを
特徴とする水に対する濡れ性が良好なグラフト化ポリビ
ニルアルコールフィルムの製造方法を要旨とするもので
ある。
【0007】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明のポリビニルアルコール(以下PVAと略称する)
フィルムとしては、酢酸ビニル、ぎ酸ビニル等のビニル
エステル或はt−ブチルエーテル、トリメチルシリルビ
ニルエーテル等のビニルエーテルを重合させた重合体を
酸またはアルカリで加水分解して得られるが、一般的に
は酢酸ビニルを重合させたポリ酢酸ビニルを加水分解し
て得られるPVAから製造されたフィルムがコストの面
から好適である。
発明のポリビニルアルコール(以下PVAと略称する)
フィルムとしては、酢酸ビニル、ぎ酸ビニル等のビニル
エステル或はt−ブチルエーテル、トリメチルシリルビ
ニルエーテル等のビニルエーテルを重合させた重合体を
酸またはアルカリで加水分解して得られるが、一般的に
は酢酸ビニルを重合させたポリ酢酸ビニルを加水分解し
て得られるPVAから製造されたフィルムがコストの面
から好適である。
【0008】PVAフィルムの成形に用いられるPVA
としては、けん化度95モル%以上、好ましくは98モ
ル%以上、重合度は500〜3000、好ましくは10
00〜2500である。けん化度が95モル%未満のP
VAより成形されたフィルムは、耐水性に劣るためグラ
フト共重合反応中フィルムが溶解してしまい好ましくな
い。重合度が500未満では薄膜の強度が低下しフィル
ム表面にクラックが発生し易く取扱いが難しい。重合度
が3000を越えるとPVAの溶融粘度が著しく高くな
りフィルムの成形が困難となる。
としては、けん化度95モル%以上、好ましくは98モ
ル%以上、重合度は500〜3000、好ましくは10
00〜2500である。けん化度が95モル%未満のP
VAより成形されたフィルムは、耐水性に劣るためグラ
フト共重合反応中フィルムが溶解してしまい好ましくな
い。重合度が500未満では薄膜の強度が低下しフィル
ム表面にクラックが発生し易く取扱いが難しい。重合度
が3000を越えるとPVAの溶融粘度が著しく高くな
りフィルムの成形が困難となる。
【0009】これらPVAを成膜する方法は、独立薄膜
を得ることができる成膜法であればどのような方法でも
よいが、工業的にはインフレーション成形法或はT−ダ
イを用いた溶融押出成形法が成形能率が高く好ましい。
このPVAフィルムは無延伸フィルム、一軸延伸フィル
ムまたは二軸延伸フィルムの何れであってもよいし、ま
た、乾燥後熱処理を施したフィルムも用いることができ
る。PVAフィルムの厚みは、5〜100μm、特には
20〜50μmが好ましい。5μm未満及び100μm
を超えるとフィルムの成形は著しく困難でありコスト的
に問題がある。
を得ることができる成膜法であればどのような方法でも
よいが、工業的にはインフレーション成形法或はT−ダ
イを用いた溶融押出成形法が成形能率が高く好ましい。
このPVAフィルムは無延伸フィルム、一軸延伸フィル
ムまたは二軸延伸フィルムの何れであってもよいし、ま
た、乾燥後熱処理を施したフィルムも用いることができ
る。PVAフィルムの厚みは、5〜100μm、特には
20〜50μmが好ましい。5μm未満及び100μm
を超えるとフィルムの成形は著しく困難でありコスト的
に問題がある。
【0010】このPVAフィルムのPVAには、必要に
応じてフィルムの耐水性及びグラフト共重合反応の反応
性を損なわない程度に、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、澱
粉またはその誘導体、キサンタンガム、カラギナン等の
多糖類、ポリアクリル酸またはその誘導体、ポリアクリ
ルアミド、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリエチレン
オキサイド等の水溶性合成樹脂、グリセリン、ポリエチ
レングリコールまたはエタノールアミン等の可塑剤、ノ
ニオン性或はアニオン性界面活性剤、アセチレンアルコ
ール、PVA系樹脂の各種架橋剤、pH調節剤、各種消
泡剤、防腐剤等も添加することができる。
応じてフィルムの耐水性及びグラフト共重合反応の反応
性を損なわない程度に、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、澱
粉またはその誘導体、キサンタンガム、カラギナン等の
多糖類、ポリアクリル酸またはその誘導体、ポリアクリ
ルアミド、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリエチレン
オキサイド等の水溶性合成樹脂、グリセリン、ポリエチ
レングリコールまたはエタノールアミン等の可塑剤、ノ
ニオン性或はアニオン性界面活性剤、アセチレンアルコ
ール、PVA系樹脂の各種架橋剤、pH調節剤、各種消
泡剤、防腐剤等も添加することができる。
【0011】このPVAフィルムにグラフト共重合させ
る混合モノマー系は、(1)アクリルアミド(A)とア
クリル酸(B)との重量比A/Bが100/0〜40/
60、或は(2)アクリルアミド(A)とN−ビニル−
2−ピロリドン(C)との重量比A/Cが100/0〜
5/95の範囲であることが好ましい。更に好ましくは
A/Bが100/0〜50/50、A/Cが100/0
〜25/75である。アクリルアミド(A)とアクリル
酸(B)との混合モノマー系において、アクリルアミド
の比が40より小さくなると、グラフト共重合反応後の
PVAフィルム(以下、グラフト化PVAフィルムとい
う)の水に対する濡れ性はPVAフィルムの水に対する
濡れ性より劣り好ましくない。また、アクリルアミド
(A)とN−ビニル−2−ピロリドン(C)との混合モ
ノマー系において、アクリルアミドの比が5より小さく
なると、グラフト化PVAフィルムの水に対する濡れ性
は、PVAフィルムの水に対する濡れ性より劣り好まし
くない。また、混合モノマー系で、アクリル酸またはN
−ビニル−2−ピロリドンが0の場合は、アクリルアミ
ド単独モノマーになる。
る混合モノマー系は、(1)アクリルアミド(A)とア
クリル酸(B)との重量比A/Bが100/0〜40/
60、或は(2)アクリルアミド(A)とN−ビニル−
2−ピロリドン(C)との重量比A/Cが100/0〜
5/95の範囲であることが好ましい。更に好ましくは
A/Bが100/0〜50/50、A/Cが100/0
〜25/75である。アクリルアミド(A)とアクリル
酸(B)との混合モノマー系において、アクリルアミド
の比が40より小さくなると、グラフト共重合反応後の
PVAフィルム(以下、グラフト化PVAフィルムとい
う)の水に対する濡れ性はPVAフィルムの水に対する
濡れ性より劣り好ましくない。また、アクリルアミド
(A)とN−ビニル−2−ピロリドン(C)との混合モ
ノマー系において、アクリルアミドの比が5より小さく
なると、グラフト化PVAフィルムの水に対する濡れ性
は、PVAフィルムの水に対する濡れ性より劣り好まし
くない。また、混合モノマー系で、アクリル酸またはN
−ビニル−2−ピロリドンが0の場合は、アクリルアミ
ド単独モノマーになる。
【0012】上記混合モノマー系は、通常水溶液の状態
で用いられる。混合モノマーを含む水溶液中の水の組成
範囲は、2重量%から95重量%である。この水溶液に
は光増感剤、有機溶媒、増粘剤等を添加することができ
る。PVAフィルム表面に上記グラフト用混合モノマー
系を塗工する方法としては、ワイヤーバー、ナイフコー
ティング、ロールコーティング、流し塗り、ハケ塗り、
スプレー塗装等の公知の方法により塗工することができ
る。
で用いられる。混合モノマーを含む水溶液中の水の組成
範囲は、2重量%から95重量%である。この水溶液に
は光増感剤、有機溶媒、増粘剤等を添加することができ
る。PVAフィルム表面に上記グラフト用混合モノマー
系を塗工する方法としては、ワイヤーバー、ナイフコー
ティング、ロールコーティング、流し塗り、ハケ塗り、
スプレー塗装等の公知の方法により塗工することができ
る。
【0013】本発明において、上記混合モノマー系をP
VAフィルム表面にグラフト共重合させるエネルギー源
としては紫外線がよく、その波長は通常の紫外線ランプ
の波長である250〜500nmの範囲のものであれば
よく、この範囲外では濡れ性改善効果は認められない。
また、紫外線を発生させる光源としては、高圧水銀ラン
プまたはメタルハライドランプが好ましい。グラフト化
に必要な紫外線積算光量は、120mJ/cm2 以上1
000mJ/cm2 以下であり、好ましくは250mJ
/cm2 以上900mJ/cm2 以下である。120m
J/cm2 未満の場合は、PVAフィルムの濡れ性を改
質させる効果が認められず好ましくなく、1000mJ
/cm2 を越える場合も同様に効果が認められなかっ
た。
VAフィルム表面にグラフト共重合させるエネルギー源
としては紫外線がよく、その波長は通常の紫外線ランプ
の波長である250〜500nmの範囲のものであれば
よく、この範囲外では濡れ性改善効果は認められない。
また、紫外線を発生させる光源としては、高圧水銀ラン
プまたはメタルハライドランプが好ましい。グラフト化
に必要な紫外線積算光量は、120mJ/cm2 以上1
000mJ/cm2 以下であり、好ましくは250mJ
/cm2 以上900mJ/cm2 以下である。120m
J/cm2 未満の場合は、PVAフィルムの濡れ性を改
質させる効果が認められず好ましくなく、1000mJ
/cm2 を越える場合も同様に効果が認められなかっ
た。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の作用は、PVAフィルム
表面にアクリルアミドとアクリル酸との混合モノマー系
或はアクリルアミドとN−ビニル−2−ピロリドンとの
混合モノマー系を紫外線によりグラフト共重合させるこ
とにより、原料PVAフィルムよりも水に対する濡れ性
が良好なフィルムが得られるというものである。
表面にアクリルアミドとアクリル酸との混合モノマー系
或はアクリルアミドとN−ビニル−2−ピロリドンとの
混合モノマー系を紫外線によりグラフト共重合させるこ
とにより、原料PVAフィルムよりも水に対する濡れ性
が良好なフィルムが得られるというものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施形態を実施例と比較例を
挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。 (実施例1〜10)アクリルアミド(A)(三井東圧化
学社製)とアクリル酸(B)(大阪有機化学社製)とを
重量比でA/B=100/0、75/25、50/5
0、45/55の4水準を設定して混合した。この混合
モノマーを重量比で混合モノマー:メタノール:30%
過酸化水素水=10:80:10となるように配合し
た。この配合物を16cm×16cmサイズの無延伸P
VAフィルム(DE−2、東京セロファン紙社製、けん
化度:99.4モル%、重合度:1700、フィルム厚
さ40μm、水の接触角:28°)の鏡面側にワイヤー
バー#30を用いて厚さウエットで30μmに塗工し
た。塗工後フィルムを金枠に固定し、表1に示す紫外線
積算光量で塗工面側から紫外線を照射した。紫外線照射
装置は、(株)ハイテック製卓上型紫外線照射装置を使
用した。紫外線ランプは、(株)ハイテック製の発光長
12.5cm、ランプ出力80W/cm、波長範囲25
0〜500nmの高圧水銀ランプを使用した。照射後、
フィルムをイオン交換水で洗浄し、フィルム表面の非グ
ラフト共重合物を除去して、得られたグラフト化PVA
フィルムの厚みは40μmとなり、グラフト化前のPV
Aフィルムの厚みと略同じであった。
挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。 (実施例1〜10)アクリルアミド(A)(三井東圧化
学社製)とアクリル酸(B)(大阪有機化学社製)とを
重量比でA/B=100/0、75/25、50/5
0、45/55の4水準を設定して混合した。この混合
モノマーを重量比で混合モノマー:メタノール:30%
過酸化水素水=10:80:10となるように配合し
た。この配合物を16cm×16cmサイズの無延伸P
VAフィルム(DE−2、東京セロファン紙社製、けん
化度:99.4モル%、重合度:1700、フィルム厚
さ40μm、水の接触角:28°)の鏡面側にワイヤー
バー#30を用いて厚さウエットで30μmに塗工し
た。塗工後フィルムを金枠に固定し、表1に示す紫外線
積算光量で塗工面側から紫外線を照射した。紫外線照射
装置は、(株)ハイテック製卓上型紫外線照射装置を使
用した。紫外線ランプは、(株)ハイテック製の発光長
12.5cm、ランプ出力80W/cm、波長範囲25
0〜500nmの高圧水銀ランプを使用した。照射後、
フィルムをイオン交換水で洗浄し、フィルム表面の非グ
ラフト共重合物を除去して、得られたグラフト化PVA
フィルムの厚みは40μmとなり、グラフト化前のPV
Aフィルムの厚みと略同じであった。
【0016】また、グラフト化PVAフィルム表面の濡
れ性は、水の接触角により評価した。接触角は、測定溶
液に蒸留水を使用し、協和界面科学(株)製CA−X型
接触角計で測定した。なお、フィルムは測定前にエタノ
ールで洗浄した。グラフト化条件と接触角の測定結果を
表1に示す。グラフト化PVAフィルムの接触角は、グ
ラフト化前のPVAフィルムと比較して低下し、水に対
する濡れ性は著しく向上した。
れ性は、水の接触角により評価した。接触角は、測定溶
液に蒸留水を使用し、協和界面科学(株)製CA−X型
接触角計で測定した。なお、フィルムは測定前にエタノ
ールで洗浄した。グラフト化条件と接触角の測定結果を
表1に示す。グラフト化PVAフィルムの接触角は、グ
ラフト化前のPVAフィルムと比較して低下し、水に対
する濡れ性は著しく向上した。
【0017】(比較例1〜6)アクリルアミド(A)と
アクリル酸(B)とを重量比A/B=0/100、35
/65となるように混合した混合モノマーを使用した以
外は実施例1と同じ工程、条件でグラフト化PVAフィ
ルムを作製し、接触角を測定した。グラフト化条件と接
触角の測定結果を表1に併記した。グラフト化PVAフ
ィルムの接触角は、28°より大きくなり、グラフト化
前のPVAフィルムと比較して濡れ性は低下した。
アクリル酸(B)とを重量比A/B=0/100、35
/65となるように混合した混合モノマーを使用した以
外は実施例1と同じ工程、条件でグラフト化PVAフィ
ルムを作製し、接触角を測定した。グラフト化条件と接
触角の測定結果を表1に併記した。グラフト化PVAフ
ィルムの接触角は、28°より大きくなり、グラフト化
前のPVAフィルムと比較して濡れ性は低下した。
【0018】
【表1】
【0019】(実施例11〜23)アクリルアミド
(A)とN−ビニル−2−ピロリドン(C)とを重量比
でA/C=100/0、75/25、50/50、25
/75、10/90、6/94の6水準を設定して混合
し、この混合モノマーを重量比で混合モノマー:メタノ
ール:30%過酸化水素水=10:80:10となるよ
うに配合した以外は実施例1と同工程、条件でグラフト
化PVAフィルムを作製し、接触角を測定した。グラフ
ト化条件と接触角の測定結果を表2に記載した。グラフ
ト化PVAフィルムの接触角は、グラフト化前のPVA
フィルムと比較して低下し、水に対する濡れ性は著しく
向上した。
(A)とN−ビニル−2−ピロリドン(C)とを重量比
でA/C=100/0、75/25、50/50、25
/75、10/90、6/94の6水準を設定して混合
し、この混合モノマーを重量比で混合モノマー:メタノ
ール:30%過酸化水素水=10:80:10となるよ
うに配合した以外は実施例1と同工程、条件でグラフト
化PVAフィルムを作製し、接触角を測定した。グラフ
ト化条件と接触角の測定結果を表2に記載した。グラフ
ト化PVAフィルムの接触角は、グラフト化前のPVA
フィルムと比較して低下し、水に対する濡れ性は著しく
向上した。
【0020】
【表2】
【0021】(比較例7〜10)アクリルアミド(A)
とN−ビニル−2−ピロリドン(C)とを重量比A/C
=0/100、3/97となるように混合した混合モノ
マーを使用した以外は実施例1と同じ工程、条件でグラ
フト化PVAフィルムを作製し、接触角を測定した。グ
ラフト化条件と接触角の測定結果を表2に併記した。グ
ラフト化PVAフィルムの接触角は、28°より大きく
なり、グラフト化前のPVAフィルムと比較して濡れ性
は低下した。
とN−ビニル−2−ピロリドン(C)とを重量比A/C
=0/100、3/97となるように混合した混合モノ
マーを使用した以外は実施例1と同じ工程、条件でグラ
フト化PVAフィルムを作製し、接触角を測定した。グ
ラフト化条件と接触角の測定結果を表2に併記した。グ
ラフト化PVAフィルムの接触角は、28°より大きく
なり、グラフト化前のPVAフィルムと比較して濡れ性
は低下した。
【0022】(比較例11〜12)アクリルアミド
(A)とアクリル酸(B)とを重量比でA/B=75/
25となるように混合した混合モノマーを使用し、紫外
線積算光量を115mJ/cm2 及び1070mJ/c
m2 の2水準で塗工面側から紫外線を照射した以外は実
施例1と同じ工程、条件でグラフト化PVAフィルムを
作製し、接触角を測定した。グラフト化条件と接触角の
測定結果を表2に併記した。グラフト化PVAフィルム
の接触角は、28°より大きくなり、グラフト化前のP
VAフィルムと比較して濡れ性は低下した。
(A)とアクリル酸(B)とを重量比でA/B=75/
25となるように混合した混合モノマーを使用し、紫外
線積算光量を115mJ/cm2 及び1070mJ/c
m2 の2水準で塗工面側から紫外線を照射した以外は実
施例1と同じ工程、条件でグラフト化PVAフィルムを
作製し、接触角を測定した。グラフト化条件と接触角の
測定結果を表2に併記した。グラフト化PVAフィルム
の接触角は、28°より大きくなり、グラフト化前のP
VAフィルムと比較して濡れ性は低下した。
【0023】(比較例13)けん化度88モル%、重合
度1000のポリビニルアルコール100重量部に対し
てグリセリン20重量部を添加し、溶融押出成形法によ
りフィルム厚20μmのフィルムを作製した。該フィル
ムを16cm×16cm角に切り出し、片面表面に重量
比でアクリルアミド:メタノール:30%過酸化水素水
=10:80:10のモノマー水溶液をワイヤーバー#
30を用いて塗工した。塗工後フィルムを金枠に固定
し、積算光量540mJ/cm2 の紫外線を照射した
が、紫外線照射中、フィルムが溶解してしまった。
度1000のポリビニルアルコール100重量部に対し
てグリセリン20重量部を添加し、溶融押出成形法によ
りフィルム厚20μmのフィルムを作製した。該フィル
ムを16cm×16cm角に切り出し、片面表面に重量
比でアクリルアミド:メタノール:30%過酸化水素水
=10:80:10のモノマー水溶液をワイヤーバー#
30を用いて塗工した。塗工後フィルムを金枠に固定
し、積算光量540mJ/cm2 の紫外線を照射した
が、紫外線照射中、フィルムが溶解してしまった。
【0024】(比較例14)けん化度99.9モル%、
重合度300のPVAをイオン交換水中に入れ、80℃
以上で加熱溶解した。溶解後、PVA水溶液の濃度を1
0重量%に調整した。次いで厚さ125μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルム上にワイヤーバーにて乾燥
厚さが25μmとなるように塗布し、110℃で10分
間乾燥後、ポリエチレンテレフタレートフィルムからP
VAフィルムの剥離を試みたが、フィルムに強度がない
ため部分的な小片しか得られなかった。
重合度300のPVAをイオン交換水中に入れ、80℃
以上で加熱溶解した。溶解後、PVA水溶液の濃度を1
0重量%に調整した。次いで厚さ125μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルム上にワイヤーバーにて乾燥
厚さが25μmとなるように塗布し、110℃で10分
間乾燥後、ポリエチレンテレフタレートフィルムからP
VAフィルムの剥離を試みたが、フィルムに強度がない
ため部分的な小片しか得られなかった。
【0025】(比較例15)けん化度98.5モル%、
重合度3000のPVAをイオン交換水中に入れ、80
℃以上で加熱溶解した。溶解後、PVA水溶液の濃度を
10重量%に調整したが、粘度が高いため表面の平滑な
フィルムが得られなかった。このため上記PVA水溶液
の濃度を2重量%に希釈したが、表面の平滑なフィルム
は得られなかった。
重合度3000のPVAをイオン交換水中に入れ、80
℃以上で加熱溶解した。溶解後、PVA水溶液の濃度を
10重量%に調整したが、粘度が高いため表面の平滑な
フィルムが得られなかった。このため上記PVA水溶液
の濃度を2重量%に希釈したが、表面の平滑なフィルム
は得られなかった。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、水に対する濡れ性が良
好なグラフト化PVAフィルムが、PVAフィルムの表
面に、アクリルアミドとアクリル酸の混合モノマー系或
はアクリルアミドとN−ビニル−2−ピロリドンとの混
合モノマー系を塗布し、紫外線照射に依ってグラフト共
重合させたもので、得られたグラフト化PVAフィルム
表面の水に対する濡れ性を接触角で20°以下とするこ
とも可能であり、結露防止効果を維持することができる
結露防止フィルムの基材として有用であり、グラフト共
重合による表面改質なので、グラフト化前のフィルムの
厚みと殆ど変化がない。また、そのグラフト化には主と
して紫外線をエネルギー源として用いているため、電子
線或は放射線をエネルギー源として行う方法よりは初期
設備投資額が少なく、或は装置の取扱い易さに優れてお
り、工業的価値が高い。
好なグラフト化PVAフィルムが、PVAフィルムの表
面に、アクリルアミドとアクリル酸の混合モノマー系或
はアクリルアミドとN−ビニル−2−ピロリドンとの混
合モノマー系を塗布し、紫外線照射に依ってグラフト共
重合させたもので、得られたグラフト化PVAフィルム
表面の水に対する濡れ性を接触角で20°以下とするこ
とも可能であり、結露防止効果を維持することができる
結露防止フィルムの基材として有用であり、グラフト共
重合による表面改質なので、グラフト化前のフィルムの
厚みと殆ど変化がない。また、そのグラフト化には主と
して紫外線をエネルギー源として用いているため、電子
線或は放射線をエネルギー源として行う方法よりは初期
設備投資額が少なく、或は装置の取扱い易さに優れてお
り、工業的価値が高い。
Claims (2)
- 【請求項1】けん化度95モル%以上かつ重合度500
〜2500のポリビニルアルコールフィルム表面に、
(1)アクリルアミド(A)とアクリル酸(B)との重
量比A/Bが100/0〜40/60の混合モノマー
系、或は、(2)アクリルアミド(A)とN−ビニル−
2−ピロリドン(C)との重量比A/Cが100/0〜
5/95の混合モノマー系、の内、少なくとも1種の混
合モノマー系をグラフト共重合させてなることを特徴と
する水に対する濡れ性が良好なグラフト化ポリビニルア
ルコールフィルム。 - 【請求項2】請求項1に記載の2種類の混合モノマー系
の内、少なくとも1種の混合モノマー系を含む水溶液を
ポリビニルアルコールフィルム表面に塗工し、塗工面側
から紫外線を積算光量120mJ/cm2 以上1000
mJ/cm2 以下の範囲で照射して混合モノマーをポリ
ビニルアルコールフィルムにグラフト共重合させ、その
後該フィルム表面に残存している非グラフト物を除去す
ることを特徴とする水に対する濡れ性が良好なグラフト
化ポリビニルアルコールフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31628295A JPH09157422A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 水に対する濡れ性が良好なグラフト化ポリビニルアルコールフィルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31628295A JPH09157422A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 水に対する濡れ性が良好なグラフト化ポリビニルアルコールフィルム及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09157422A true JPH09157422A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18075376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31628295A Pending JPH09157422A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 水に対する濡れ性が良好なグラフト化ポリビニルアルコールフィルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09157422A (ja) |
-
1995
- 1995-12-05 JP JP31628295A patent/JPH09157422A/ja active Pending
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