JPH09156344A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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Publication number
JPH09156344A
JPH09156344A JP32480895A JP32480895A JPH09156344A JP H09156344 A JPH09156344 A JP H09156344A JP 32480895 A JP32480895 A JP 32480895A JP 32480895 A JP32480895 A JP 32480895A JP H09156344 A JPH09156344 A JP H09156344A
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JP
Japan
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air
vehicle
floor
duct
intake port
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Pending
Application number
JP32480895A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Makino
力 牧野
Koichi Kasai
弘一 笠井
Kazuhiro Saito
和廣 斉藤
Katsuhiko Akita
克彦 秋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルクヘッド部に空調ユニット1を配設した
2階建てバス車両用空調装置において、1階側の空気吸
入口104aから1階の車室102内の最後席25側へ
透過する騒音を効果的に低減する。 【解決手段】 空調ユニット1と、バス車両の1階車室
102内とを区画する隔壁部104に、1階車室内の空
気を空調ユニット1内に吸入する1階側の空気吸入口1
04aを設ける。1階車室102内の最後席25の上方
に、1階側の空気吸入口104aを所定の間隔を隔てて
覆う遮音ダクト15を配設し、この遮音ダクト15のう
ち、1階側の空気吸入口104aより上方に位置する部
位に、車室内に開口するダクト吸気口15aを配設す
る。これにより、1階側送風機20の騒音が直接、最後
席25の乗員耳元部に透過するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2階建てバス車両の
最後部に配設されるバルクヘッド部に空調ユニットを配
設した車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2階建てバス車両の最後部に配設
されるバルクヘッド部に空調ユニットを配設し、この空
調ユニット内に配設された冷却用熱交換器(冷凍サイク
ルの蒸発器)により空気を冷却し、この冷却された冷風
を遠心送風機にて送出するタイプの空調装置が実用化さ
れている。
【0003】この従来装置においては、冷却用熱交換器
の空気下流側にそれぞれ1階用および2階用の送風機を
多数個並列に配設し、この多数の送風機によって送風さ
れる冷風を吹出ダクトを介して1階および2階の車室内
に吹き出させる構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来装
置では、多数の送風機の使用により音源が大きいととも
に、車室内空気を吸入する吸入口から送風機までの空気
吸込長さが短いため車室内への騒音透過性が大きいとい
う、2つの構造上の理由から、室内騒音が大きいという
問題があった。
【0005】2階の車室では、乗員の足元部に2階側の
空気吸入口が開口しているので、実用上、上記室内騒音
はそれほど問題視されないが、1階側の空気吸入口は1
階の車室内の最後席に着座している乗員頭部に近接し
て、開口しているので、この1階の最後席の乗員に対し
ては、上記室内騒音が耳元に直接伝わり、極めて不快な
ものとなっている。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
バルクヘッド部に空調ユニットを配設した2階建てバス
車両用空調装置において、1階側の空気吸入口から1階
の車室内の最後席側へ透過する騒音を効果的に低減する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請
求項1〜6記載の発明では、バス車両の最後部のバルク
ヘッド部(100)に配設された空調ユニット(1)
と、バス車両の1階車室内とを区画する隔壁部(10
4)に、1階車室内の空気を空調ユニット(1)内に吸
入する1階側の空気吸入口(104a)を設けるととも
に、バス車両の1階車室内の最後席(25)の上方に、
1階側の空気吸入口(104a)を所定の間隔を隔てて
覆う遮音ダクト(15)を配設し、この遮音ダクト(1
5)のうち、1階側の空気吸入口(104a)より上方
に位置する部位に、車室内に開口するダクト吸気口(1
5a)を配設したことを特徴としている。
【0008】これにより、冷却用熱交換器(13)の入
口側空気流路は、1階側の空気吸入口(104a)と遮
音ダクト(15)とにより、屈折した流路を経て遮音ダ
クト(15)のダクト吸気口(15b)から1階の車室
内に開口する。そのため、送風機(20)にて発生する
送風騒音が1階の車室内へ直接透過することがなく、こ
の送風騒音は上記屈折流路にて何回も反射しながら、ダ
クト吸気口(15b)へ向かう。
【0009】この間に、送風騒音は反射による減衰が生
じる。しかも、1階の車室最後席に着座している乗員の
耳元は、遮音ダクト(15)にて遮音されており、ダク
ト吸気口(15b)はこの乗員の頭部の上方位置にて開
口しているので、この乗員の感じる騒音を効果的に低減
できる。特に、請求項5記載の発明では、遮音ダクト
(15)に、1階側の空気吸入口(104a)に接近す
る方向に凹んだ円弧状の遮音面(15a)を設け、この
円弧状の遮音面(15a)の上方においてダクト吸気口
(15b)を車室内へ開口しているから、遮音ダクト
(15)を最後席(25)の上方に設置しても、円弧状
の遮音面(15a)により最後席(25)の乗員のヘッ
ドクリアランスを良好に確保でき、車室内居住性の妨げ
とならない。
【0010】さらに、請求項6記載の発明では、遮音ダ
クト(15)のうち、1階側の空気吸入口(104a)
に面する内側面に吸音材(30)を配設しているから、
この吸音材(30)の吸音作用が加わって、騒音低減効
果を一層高めることができる。なお、上記各手段の括弧
内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対
応関係を示すものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1実施形態)図1〜図8は第1実施形態を示してお
り、図1は2階建てバス車両の最後部における空調ユニ
ット配置レイアウトの概要を示すもので、1は空調ユニ
ットで、バス車両の最後部のバルクヘッド部100に配
設されている。ここで、バルクヘッド部100は、バス
車両の最後部に形成されるエンジンルーム101の上方
のデッドスペースをいう。
【0012】2はこの空調ユニット1で空調された空気
をバス車両の2階の車室103(図3、4参照)内天井
部に導く2階用吹出ダクトで、2階の車室内天井部の左
右両側に配設され、バス車両前後方向に長く延びてい
る。3は空調ユニット1で空調された空気をバス車両の
1階の車室102(図3、4参照)内天井部に導く1階
用吹出ダクトで、1階の車室内天井部の中央部に配設さ
れ、バス車両前後方向に長く延びている。
【0013】上記2階用および1階用吹出ダクト2、3
には、それぞれ図示しない多数の吹出口が設けられてい
る。図2は上記空調ユニット1を単体で示しており、1
0は空調ユニット1の外郭を形成する本体ケースで、図
2に示すように車両幅方向に長い横長の略直方体状に形
成されている。この本体ケース10は鉄板等の金属板で
構成され、その内部空間は上下方向に2つの部分に断熱
して区画されており、上部の区画にて冷却ユニット11
(図3、4参照)を形成し、そして下部の区画にて凝縮
ユニット12(図3、4参照)を形成している。
【0014】上部の冷却ユニット11内の車両前方側に
は、車両幅方向に長く延びた横長の蒸発器(冷却用熱交
換器)13が配置されている。この蒸発器13は図示し
ない車両走行用エンジンにより駆動される圧縮機により
冷媒が循環する冷凍サイクルに設けられ、冷媒の蒸発潜
熱により送風空気を冷却するものである。蒸発器13の
空気入口側の直前位置には塵埃除去用の金網状のフィル
タ部材13aが設けられている。
【0015】そして、このフィルタ部材13aの車両前
方側(車室側)端面の左右両側には、図4に示すように
蒸発器13の空気入口側流路を下方へ垂下させるユニッ
ト内吸込ダクト14、14が設けてある。このユニット
内吸込ダクト14、14は、図2に示すように、前記1
階用吹出ダクト3の車両幅方向の左右両側に位置するよ
うに配置されている。
【0016】また、空調ユニット1の車両前方側(車室
側)端面と、1階、2階の車室102、103との間を
仕切る隔壁104には、図3〜図5に示すように、ユニ
ット内吸込ダクト14と連通する1階側の空気吸入口1
04aと、蒸発器13前面の空気入口側流路に直接連通
する2階側の空気吸入口104bが設けてある。ここ
で、2階側の空気吸入口104bは2階の車室103の
床面部に直接開口して、2階の車室103の床面近傍か
ら車室内空気を吸入するようにしてある。2階側の空気
吸入口104bは図1に示すように、1階用吹出ダクト
3の直ぐ上側に位置している。
【0017】一方、1階側の空気吸入口104aは、本
発明の特徴とする遮音ダクト15を介して、1階の車室
102の天井部に開口し、1階の車室102の天井部近
傍から車室内空気を吸入し、ユニット内吸込ダクト1
4、14に送り込むようにしてある。従って、1階側の
空気吸入口104aおよび遮音ダクト15はユニット内
吸込ダクト14、14に対応して、1階用吹出ダクト3
の車両幅方向の左右両側に配置されている。遮音ダクト
15の詳細は後述する。
【0018】蒸発器13の空気下流側(車両後方側)流
路は、水平方向に延びる隔壁板16により上方側流路1
7と下方側流路18とに分割されている。そして、上方
側流路17には2階用送風機19が設置されている。こ
の2階用送風機19は車両幅方向に複数個、例えば、6
個程度並列配置され、蒸発器13で冷却された冷風を空
調ユニット1の本体ケース10上面に開けられた吹出口
10aから2階用吹出ダクト2に送り込む。
【0019】また、下方側流路18には1階用送風機2
0が設置されている。この1階用送風機20も車両幅方
向に複数個、例えば、6個程度並列配置され、蒸発器1
3で冷却された冷風をユニット内吹出ダクト21を経て
1階用吹出ダクト3に送り込む。このユニット内吹出ダ
クト21は凝縮ユニット12側へ突出して形成されてい
る。なお、送風機19、20は周知の遠心式多翼ファン
(シロッコファン)をスクロール状のケーシング内に収
納し、このファンをモータにより駆動する構成となって
いる。
【0020】一方、凝縮ユニット12内には、冷凍サイ
クルの圧縮機(図示せず)から吐出されたガス冷媒を冷
却して凝縮する凝縮器22が設置されており、この凝縮
器22の冷却用ファン23は、車両幅方向に並列配置さ
れた複数の軸流ファンから構成されている。凝縮器22
の冷却空気は、バス車両の左右の車体側面に開口した空
気取り入れ口24(図1参照)から取り入れられ、凝縮
器22を通過した後、冷却用ファン23によりバス車両
の車体後面から排出される。
【0021】なお、図1において、25は1階の車室1
02の最後席で、26は2階の車室103の最後席であ
る。次に、図6〜図8は遮音板15単体の形状を示すも
ので、遮音板15は1階車室102内の最後席25の上
方において、1階側の空気吸入口104aを所定の間隔
を隔てて覆うように配設され、かつ図1の配置レイアウ
トでは、1階側の空気吸入口104aに対応して車両幅
方向の左右両側に分割して配設されている。また、遮音
ダクト15は、鉄系金属板、繊維強化樹脂等にて形成さ
れており、1階側の空気吸入口104aの全体を覆う形
状に形成されている。
【0022】遮音ダクト15の具体的形状について、さ
らに詳述すると、1階側の空気吸入口104aに接近す
る方向に凹んだ円弧状の遮音面15aを有している。こ
の遮音面15aは、最後席25に着座している乗員頭部
との間のヘッドクリアランスL(図5)を所定量(例え
ば、105mm程度)確保するため、空気吸入口104
a側へ凹んだ円弧状にしてあり、また、遮音面15aは
1階側の空気吸入口104aに対向する部分を開口部の
ない壁面で構成している。
【0023】そして、この円弧状の遮音面15aの上方
に連なる部分(1階側の空気吸入口104aと対向しな
い部分)に、車室内へ開口するダクト吸気口15bが設
けてある。このダクト吸気口15bは、多数のスリット
状開口から構成して、紙等の侵入を防止するようにして
ある。また、ダクト吸気口15bは遮音ダクト15の前
面側の部位および側面部位の両方に形成されている。但
し、側面部位のダクト吸気口15bは、図1の右側の遮
音ダクト15では、右側のみに形成し、図1の左側の遮
音ダクト15では、左側のみに形成するようになってい
る。
【0024】図6は図1の右側の遮音ダクト15を示し
ているので、右側の側面部位のみにダクト吸気口15b
を形成した状態を示している。また、前面側のダクト吸
気口15bの上端形状は、図7に示すように1階の車室
102内天井の傾斜に沿った傾斜面になっている。ま
た、円弧状の遮音面15aの左右両側および下側には、
車体側への取付用フランジ面15cが設けてある。
【0025】次に、上記構成において本実施形態の作動
を説明する。冷凍サイクルの圧縮機が車両走行用エンジ
ンにより駆動され、圧縮機が作動すると、冷凍サイクル
の蒸発器13および凝縮器22に冷媒が循環し、蒸発器
13で冷媒の蒸発が行われ、凝縮器22で冷媒の凝縮が
行われる。また、各送風機19、20の駆動用モータに
通電することより、各送風機19、20が作動する。そ
して、1階用の送風機20の作動により1階の車室10
2内空気は、遮音ダクト15のダクト吸気口15bから
遮音ダクト15内に吸入され、1階側の空気吸入口10
4a、ユニット内吸込ダクト14、14を通って、蒸発
器13を通過する。
【0026】このとき、蒸発器13にて冷媒の蒸発潜熱
により空気が冷却、除湿され、冷風となる。この冷風は
ユニット内吹出ダクト21を通って、1階用吹出ダクト
3に送り込まれ、この吹出ダクト3の吹出口から1階の
車室102の天井部に冷風が吹出して、1階の車室10
2内を冷房する。一方、2階用の送風機19の作動によ
り2階の車室103内空気は、2階側の空気吸入口10
4bから直接、蒸発器13の入口側流路に流入し、蒸発
器13を通過して、冷却、除湿され、冷風となる。そし
て、この冷風は、本体ケース10の吹出空気口10aを
通って2階用吹出ダクト2、2内に流入し、この2階用
吹出ダクト2、2に設けられた多数の吹出口から冷風は
2階の車室103の天井部から吹き出し、2階の車室1
03を冷房する。
【0027】凝縮ユニット12においては、送風機23
の作動により外気が取り入れ口24から流入して凝縮器
22を通過し、ここで冷媒ガスを冷却して凝縮させる。
凝縮器22を通過して温度上昇した外気は車両後面の排
出口から外部へ排出される。なお、車両側面の取り入れ
口4から流入する外気は、図示しない外気導入通路およ
びこの通路に設けられたダンパ機構より必要に応じて蒸
発器13の上流側に導入できるようになっているので、
この外気導入により車室内の換気を必要に応じて実施で
きる。
【0028】ところで、本実施形態では上記した構成を
有しているため、次に述べるごとく1階側の空気吸入口
104aから1階の車室102内の最後席25側へ透過
する騒音を効果的に低減することができる。すなわち、
図4に示すごとく蒸発器13の入口側空気流路は、ユニ
ット内吸込ダクト14と空気吸入口104aと遮音ダク
ト15とにより、V状に屈折した後に、遮音ダクト15
のダクト吸気口15bから1階の車室102内に開口し
ている。そのため、1階用送風機20にて発生する送風
騒音が1階の車室102内へ直接透過することがなく、
この送風騒音は上記V状の屈折流路にて何回も反射しな
がら、ダクト吸気口15bへ向かう。
【0029】この間に、送風騒音は反射による減衰が生
じる。しかも、図5に示すように、1階の車室102内
の最後席25に着座している乗員の耳元は、遮音ダクト
15の遮音面15aにて遮音されており、ダクト吸気口
15bはこの乗員の頭部の上方位置にて開口しているの
で、この乗員の感じる騒音を効果的に低減できる。図9
(a)は騒音低減効果を示す図表であって、本発明装置
では、図9(b)に示す寸法に形成された遮音ダクト1
5を用いている。図9(a)の略図に示す最後席25の
測定点Xにて車室内騒音を測定したところ、本発明装置
では、従来装置に対して、車室内騒音を5〜6.1dB
(A)低減できることを確認できた。
【0030】また、図9(b)の寸法例による遮音ダク
ト15を車両に装着して、最後席25の乗員のヘッドク
リアランスLを実測したところ、遮音ダクト15の遮音
面15aを円弧状に凹んだ形状とすることにより、ヘッ
ドクリアランスLを105mm確保でき、実用上、不具
合のないことを確認できた。 (第2実施形態)図10は第2実施形態を示すもので、
1階用吹出ダクト3、3を空調ユニット1の車両幅方向
の左右両側に分割して配置し、これに伴って、遮音ダク
ト15を車両幅方向に細長く延びる横長の形状からなる
1つの部品として構成している。従って、1階側の空気
吸入口104aも、図示してないが遮音ダクト15に対
応した横長の形状からなる1つの形状になっており、ま
た、ユニット内吸込ダクト14も横長の形状からなる1
つの部品として構成されている。
【0031】本例の構成でも、遮音ダクト15の使用に
より1階の車室102内の最後席25側へ透過する騒音
を効果的に低減することができる。 (第3実施形態)図11は第3実施形態を示すもので、
遮音ダクト15の遮音面15aの内側面に、吸音材30
を接着等の手段で固着している。この吸音材30として
は、ポリエーテル系のウレタンフォーム等の多孔質吸音
材が好ましい。このように、遮音面15aの内側面に吸
音材30を設け、この吸音材30として特定周波数領域
の吸音特性の高いものを選定することにより、騒音低減
効果をより一層高めることができる。
【0032】なお、遮音面15aの内側面だけでなく、
ユニット内吸込ダクト14の内側面にも吸音材30を設
けて、騒音低減効果を高めるようにしてもよい。 (第4実施形態)図12は第4実施形態を示すもので、
隔壁104に開口している1階側の空気吸入口104a
の上端部を、上述の実施形態のものと比べて、高さh
(例えば、45mm程度)だけ、ダクト吸気口15bに
対して相対的に引き下げるようにしたものである。これ
により、蒸発器13の入口側空気流路からダクト吸気口
15bに至る空気流路長さが上記高さhの分だけ長くな
り、騒音の反射減衰効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す空調ユニットの設
置形態を示すバス車両後部の斜視図である。
【図2】図1の空調ユニット単体の外形状を示す斜視図
である。
【図3】図2のA−A線位置での断面図である。
【図4】図2のB−B位置での断面図である。
【図5】図4の要部拡大断面図である。
【図6】第1実施形態における遮音ダクトの斜視図であ
る。
【図7】図6の遮音ダクトの正面図である。
【図8】図6の遮音ダクトの側面図である。
【図9】(a)は車室内騒音を実測した測定結果を示す
図表、(b)は騒音測定に用いた遮音ダクトの寸法例を
示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態を示す空調ユニットの
設置形態を示すバス車両後部の斜視図である。
【図11】本発明の第3実施形態を示す要部拡大断面図
である。
【図12】本発明の第4実施形態を示す要部拡大断面図
である。
【符号の説明】
1…空調ユニット、2…2階用吹出ダクト、3…1階用
吹出ダクト、10…本体ケース、11…冷却ユニット、
12…凝縮ユニット、13…蒸発器、14…ユニット内
吸込ダクト、15…遮音ダクト、15a…遮音面、15
b…ダクト吸気口、19、20…送風機、21…ユニッ
ト内吹出ダクト、104…隔壁、104a…1階側空気
吸入口、104b…2階側空気吸入口。
フロントページの続き (72)発明者 秋田 克彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2階建てバス車両の最後部に位置するバ
    ルクヘッド部(100)に空調ユニット(1)を配設す
    る車両用空調装置において、 前記空調ユニット(1)内に備えられ、送風空気を冷却
    する冷却用熱交換器(13)と、 前記空調ユニット(1)内に備えられ、前記冷却用熱交
    換器(13)に空気を送風する送風機(19、20)
    と、 前記空調ユニット(1)とバス車両の1階車室内とを区
    画する隔壁部(104)に設けられ、前記送風機(2
    0)の作動により前記1階車室内の空気を前記空調ユニ
    ット(1)内に吸入する1階側の空気吸入口(104
    a)と、 バス車両の1階車室内の最後席(25)の上方におい
    て、前記1階側の空気吸入口(104a)を所定の間隔
    を隔てて覆うように配設された遮音ダクト(15)とを
    具備し、 この遮音ダクト(15)のうち、前記1階側の空気吸入
    口(104a)より上方に位置する部位に、車室内に開
    口するダクト吸気口(15a)を配設したことを特徴と
    する車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記1階側の空気吸入口(104a)
    は、前記空調ユニット(1)の車両幅方向の左右両側に
    分割して配設され、この左右両側の1階側空気吸入口
    (104a)の中間部位に、前記冷却用熱交換器(1
    3)にて冷却された冷風をバス車両の1階車室内の天井
    部に導く1階用吹出ダクト(3)が配設されており、 前記遮音ダクト(15)は、前記1階側の空気吸入口
    (104a)に対応するように車両幅方向の左右両側に
    分割して配設されていることを特徴とする請求項1に記
    載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記1階側の空気吸入口(104a)
    は、前記空調ユニット(1)の車両幅方向に細長く延び
    る横長の開口部として形成されており、 この横長の開口部からなる1階側の空気吸入口(104
    a)に対応して、前記遮音ダクト(15)が車両幅方向
    に細長く延びる横長の形状に形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記遮音ダクト(15)は、前記1階側
    の空気吸入口(104a)の全体を覆うように形成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
    つに記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記遮音ダクト(15)は、前記1階側
    の空気吸入口(104a)に接近する方向に凹んだ円弧
    状の遮音面(15a)を有し、この円弧状の遮音面(1
    5a)の上方に前記ダクト吸気口(15b)が開口して
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つ
    に記載の車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記遮音ダクト(15)のうち、前記1
    階側の空気吸入口(104a)に面する内側面に吸音材
    (30)を配設したことを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG94869A1 (en) * 2001-03-09 2003-03-18 Denso Corp Air conditioner for double-deck bus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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SG94869A1 (en) * 2001-03-09 2003-03-18 Denso Corp Air conditioner for double-deck bus

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