JPH09155961A - 成形用金型、及び成形方法 - Google Patents

成形用金型、及び成形方法

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JPH09155961A
JPH09155961A JP18666496A JP18666496A JPH09155961A JP H09155961 A JPH09155961 A JP H09155961A JP 18666496 A JP18666496 A JP 18666496A JP 18666496 A JP18666496 A JP 18666496A JP H09155961 A JPH09155961 A JP H09155961A
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光芳 熊本
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康仁 伊藤
Jun Nakamura
純 中村
Fumio Kurihara
文夫 栗原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏡面やシボ面を有する樹脂成形品を、比較的
簡単な機構の金型を用いて、短いサイクルタイムで製造
する。 【解決手段】 成形面を備えた型体を該成形面の裏面と
の間に空間を確保した状態で金型本体により支持して成
り、前記成形面を前記熱可塑性樹脂の(ビカット軟化温
度(T)−10)℃以下の温度まで冷却する冷却手段
と、前記空間に流体を供給して該流体の圧力により前記
成形面の裏面を加圧するとともに前記成形面側に流体を
供給して該流体の圧力により前記熱可塑性樹脂を成形面
に押圧する流体供給機構と、前記空間に供給される流体
と前記成形面側に供給される流体の相互作用により前記
成形面の表裏に各々加えられる圧力の一方を他方に追随
させる圧力調整機構とを備えたブロー成形金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂のブ
ロー成形用金型と、ブロー成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形品を得る方法として、射出成形
法やブロ−成形法がある。射出成形法は、溶融樹脂を密
閉された金型内に高圧(200〜1000kg/cm
2 )で射出して、金型の成形面を樹脂に転写する方式で
ある。高圧であるため、成形面の転写が正確に行われ
る。このため、鏡面やしぼ面を有する成形品を得るのに
は適している。しかし、高圧に耐える金型が必要なた
め、金型の構造が複雑化してコスト高となり、多品種少
量生産等には不適である。また、中空品の成形には特別
な工夫が必要なため、生産工程が複雑化する。ブロ−成
形法は、パリソン(溶融・軟化状態の中空円筒形状の樹
脂)を金型間に供給した後に型締し、その中空部に流体
を圧送することでパリソンの外面を金型の成形面に押し
つけて転写する方式である。流体の圧力で押しつけるた
め、比較的低圧(4〜10kg/cm2 )であり、この
ため、成形面が綺麗に転写されず、鏡面やしぼ面を有す
る成形品を得るのには不適である。しかし、中空品の大
量生産には適しているため、広く行われている。特開昭
58−102734号公報には、薄肉の成形用内型と、
該成形用内型に接触/隔離できる冷却用外型を備えた中
空成形用金型が開示されている。この金型では、中空成
形品の表面光沢を改善する目的でパリソンの供給前に成
形用内型を加熱しておくとともに、パリソンが成形用内
型の成形面に接触された後は、冷却用外型の内面を成形
用内型の外面に接触させることで該成形用内型を速やか
に冷却して、成形品を得ている。特開平4−77231
号公報には、パリソンを成形型の成形面に接触させて成
形する際に、該成形型の温度を、パリソンの結晶化速度
が最大となる温度近傍から融点までの間に保持すること
により、ダイラインやウエルドラインが成形品の表面に
残留することを防止するとともに、成形中のパリソンの
中空部に冷媒を循環させることにより、成形のサイクル
タイムの長時間化を防止するようにしたブロ−成形方法
が開示されている。特公平6−73903号公報には、
容器状の金型枠に、伝熱性が良好で多数の導通孔を有す
る蓋体を固着して該蓋体から成る金型表面部域と、その
背後の中間層とを形成し、該中間層内に伝熱性の低い樹
脂又は金属を充填するか、導通孔を備えた補強リブを設
けた成形用金型が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】比較的簡易な構造の金
型を用いて鏡面やしぼ面を有する樹脂成形品を得たいと
いう要請がある。また、鏡面やしぼ面を有する中空の樹
脂成形品(例:自動車のエアスポイラ−)を、簡易な工
程で生産したいという要請もある。前記特開昭58−1
02734号公報の中空成形用金型では、成形用内型を
加熱することで成形面を綺麗に転写しているが、成形用
内型を冷却用外型に対して相対変位させて接触させるこ
とで樹脂を冷却しているため、金型の構造が複雑となっ
て脆弱化する恐れがあり、また、冷却時間も長時間化す
る。また、樹脂成形品の表面を綺麗にし、且つ、成形の
全サイクルタイムを短くするのに最適な加熱温度や冷却
温度の範囲についての言及もない。前記特開平4−77
231号公報のブロ−成形方法では、成形型の温度を前
記の温度に加熱保持することで成形面を綺麗にしている
が、冷却時にも該温度に加熱保持しているため、冷却時
間の短縮効果は、あまり大きくない。また、冷媒を循環
させることでパリソンを内側から冷却しているため、成
形型の温度を前記の温度に加熱保持するための温度制御
が複雑となる。前記特公平6−73903号公報の装置
では、成形面の加熱・冷却を、該成形面が形成されてい
る蓋体(金型表面部域)の内部又は裏面に設けた多数の
導通孔に加熱・冷却媒体を通すことで行っており、さら
に、成形面の背後の中間層内に加熱・冷却媒体を送り込
むことでも行っているが、この装置の場合、中間層内で
の伝熱は緩やかであるため、サイクルタイムを短くする
ことは困難である。本発明は、良好な鏡面やしぼ面を有
する樹脂成形品を比較的短いサイクルタイムで生産する
ことを目的とする。また、良好な鏡面やしぼ面を有する
樹脂成形品を比較的簡単な工程で生産することを目的と
する。また、金型の構成部品に加わる力を小さくするこ
とで金型の耐久性を高めたり、或いは低コストで且つ耐
久性の良い金型で成形を可能とすることを目的とする。
また、加熱/冷却の熱効率を良くすることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、溶融
状態の熱可塑性樹脂を成形面に押圧して密着させて固化
させるための成形面を備えた型体を、該成形面の裏面と
の間に空間を確保した状態で金型本体により支持して成
り: (B)前記成形面を前記熱可塑性樹脂の(ビカット軟化
温度(T)−10)℃以下の温度まで冷却する冷却手
段; (C)前記空間に流体を供給して該流体の圧力により前
記成形面の裏面を加圧するとともに、前記成形面側に流
体を供給して該流体の圧力により前記熱可塑性樹脂を成
形面に押圧する流体供給機構; (D)前記空間に供給される流体と前記成形面側に供給
される流体の相互作用により、前記成形面の表裏に各々
加えられる圧力の一方を他方に追随させる圧力調整機
構; を有するブロー成形用金型である。「aの圧力がbの圧
力に追随する」とは、本明細書では、「aの圧力がbの
圧力の作用でbの圧力に近づく」ことをいうものと定義
する。請求項2の発明は、請求項1の発明に於いて、さ
らに: (A)前記成形面を前記熱可塑性樹脂のビカット軟化温
度(T)℃以上の温度まで加熱する加熱手段; を有するブロー成形用金型である。請求項1、又は請求
項2の発明に於いて、前記(D)圧力調整機構を、前記
成形面側に加えられる圧力を前記成形面の裏面側に加え
られる圧力に追随させる機構として構成してもよい。ま
た、上記の如く構成した圧力調整機構に於ける上記圧力
追随プロセス内に於いて前記成形面側に加えられる圧力
が前記成形面の裏面側に加えられる圧力に追いつかれる
時間差の最大値を2秒とし、前記成形面の素材をオース
テナイト系ステンレス鋼とした場合にその厚さを10m
m以下としてもよい。さらに、上記の如く構成した圧力
調整機構に於ける上記圧力追随プロセス内に於いて前記
成形面側に加えられる圧力と前記成形面の裏面側に加え
られる圧力の圧力差の最大値を2.0kg/cm2
し、前記成形面の素材をオーステナイト系ステンレス鋼
とした場合にその厚さを10mm以下としてもよい。ま
た、請求項1、又は請求項2の発明に於いて、前記
(D)圧力調整機構を、前記成形面の裏面側に加えられ
る圧力を前記成形面側に加えられる圧力に追随させる機
構として構成してもよい。また、上記の如く構成した圧
力調整機構に於ける上記圧力追随プロセス内に於いて前
記成形面の裏面側に加えられる圧力が前記成形面側に加
えられる圧力に追いつく時間差の最大値を2秒とし、前
記成形面の素材をオーステナイト系ステンレス鋼とした
場合にその厚さを10mm以下としてもよい。さらに、
上記の如く構成した圧力調整機構に於ける上記圧力追随
プロセス内に於いて前記成形面の裏面側に加えられる圧
力と前記成形面側に加えられる圧力の圧力差の最大値を
2.0kg/cm2 とし、前記成形面の素材をオーステ
ナイト系ステンレス鋼とした場合にその厚さを10mm
以下としてもよい。請求項3の発明は、請求項2の発明
に於いて、前記(D)圧力調整機構が、前記(A)加熱
手段による加熱過程では、前記成形面の裏面に加えられ
る圧力が前記成形面の表面に加えられる圧力に追従して
昇圧するように調整し、前記(B)冷却手段による冷却
過程では、前記成形面の表面に加えられる圧力が前記成
形面の裏面に加えられる圧力に追従して降圧するように
調整する、ブロー成形用金型である。「aの圧力がbの
圧力に追従する」とは、本明細書では、「圧力変動を示
すグラフ上に於いてaの圧力変動がbの圧力変動を追い
かけるように昇圧または降圧する」ことをいうものと定
義する。請求項4の発明は、請求項1、又は請求項2の
発明に於いて、前記圧力調整機構(D)が、前記成形面
側に流体を供給するための配管路と、前記空間に流体を
供給するための配管路とを連通する機構である、ブロー
成形用金型である。請求項5の発明は、請求項4の発明
に於いて、前記配管路の連通が、前記空間に供給される
流体が前記成形面側へ供給されることを阻止する逆止弁
を介して行われる、ブロー成形用金型である。請求項6
の発明は、請求項1、又は請求項2の発明に於いて、前
記圧力調整機構(D)が、前記成形面側に流体を供給す
るための配管路と、前記空間に流体を供給するための配
管路を、両配管路の流体の圧力によりバランスされるピ
ストンを変位自在に設けたシリンダを介して結合する機
構である、ブロー成形用金型である。
【0005】請求項7の発明は、請求項1〜請求項6の
何れかの発明に於いて、さらに: (E)各分割空間が各々前記成形面の裏面の一部を内壁
面とするように前記空間を分割する隔壁; を有するブロー成形用金型である。請求項7の発明を、
下記の如く変形することも可能である。即ち、前記
(A)の加熱手段に代えて、前記分割空間に曝されてい
る前記成形面の裏面を加熱して当該裏面に対応する前記
成形面の部分を前記熱可塑性樹脂のビカット軟化温度
(T)℃以上の温度まで加熱する加熱手段(F);前記
(C)の流体供給機構に代えて、前記各分割空間に各々
流体を供給して該流体の圧力により前記成形面の裏面の
各分割空間に曝されている部分を各々を加圧するととも
に、前記成形面側に流体を供給して該流体の圧力により
前記熱可塑性樹脂を成形面に押圧する流体供給機構
(G);前記(D)の圧力調整機構に代えて、前記各分
割空間に供給される流体と前記成形面側に供給される流
体の相互作用により、前記成形面の表裏に各々加えられ
る圧力の一方を他方に追随させる圧力調整機構(H);
を具備するようにしてもよい。また、請求項7の発明
を、下記の如く変形することも可能である。即ち、前記
隔壁(E)の熱伝導率を0.001〜1[kcal/mh℃] と
し、さらに; (I)前記空間に面する前記金型本体の内面に設けられ
た、熱伝導率が0.001〜1[kcal/mh℃] の断熱部
材; を有するようにしてもよい。請求項8の発明は、請求項
2、又は請求項3の発明に於いて、前記加熱手段(A)
が、前記流体供給機構(C)により前記成形面裏面側の
空間に供給される流体を加熱媒体として用いる手段であ
る、ブロー成形用金型である。請求項9の発明は、請求
項2、請求項3、又は請求項8の発明に於いて、さら
に: (J)前記型体の周辺の被支持部と該被支持部に対応す
る前記金型本体の支持部とを遊びを持たせて緩やかに嵌
め合わせ、熱膨張によって前記被支持部と支持部とに生
ずる相対変位を前記遊びによって吸収するように、前記
被支持部と前記支持部とに設けられた嵌合部材; (K)前記嵌合部材の前記遊びの部分に設けられたシー
ル部材; (L)前記型体の被支持部と前記金型本体の支持部との
間に設けられた、熱伝導率が0.001〜1[kcal/mh
℃] で、且つ、縦弾性係数が0.1×104 〜100×
104[kg/cm2] の断熱支持部材; を有するブロー成形用金型である。請求項10の発明
は、請求項2、請求項3、請求項8、又は請求項9の何
れかのブロー成形用金型の前記成形面に、(ビカット軟
化温度(T)+100)℃に於ける縦弾性係数が0.0
1〜10[kg/cm2]の熱可塑性樹脂を用いたパリソンを供
給し、前記空間又は分割空間内に100[kg/cm2]以下の
圧力で流体を導入するとともに、該流体と相互に作用す
る流体の圧力で前記パリソンの外表面を前記成形面に押
圧して密着させるとともに、前記成形面をビカット軟化
温度(T)℃以上まで加熱し、前記成形面を(ビカット
軟化温度(T)−10)℃以下の温度まで冷却して成形
品を得るブロー成形方法である。
【0006】前記成形用金型や成形方法により成形され
る熱可塑性樹脂材料としては、(ビカット軟化温度
(T)+100)℃での縦弾性係数が0.01〜10[k
g/cm2]である熱可塑性樹脂材料を用いることができる。
このような熱可塑性樹脂としては、例えば、AS樹脂、
ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリロ
ニトリル−ブタジエン系ゴム−スチレンから成るグラフ
ト共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジ
エン系ゴム−スチレン−αメチルスチレンから成るグラ
フト共重合体(耐熱ABS樹脂)、アクリロニトリル−
エチレン−プロピレン系ゴム−スチレン及び/又はメタ
クリル酸メチルから成るグラフト共重合体(AES樹
脂)、アクリロニトリル−水添ジエン系ゴム−スチレン
及び/又はメタクリル酸メチルから成るグラフト共重合
体、アクリロニトリル−シリコーンゴム−スチレン及び
/又はメタクリル酸メチルから成るグラフト共重合体、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカ−ボネ−ト、ポ
リフェニレンエ−テル、ポリオキシメチレン、ナイロ
ン、メタクリル酸メチル系重合体、ポリエ−テルスルホ
ン、ポリアリレ−ト、塩化ビニル、マレイミド化合物−
スチレン及び/又はアクリロニトリル及び/又はα−メ
チルスチレンからなる共重合体、ゴム状重合体−マレイ
ミド化合物−スチレン及び/又はアクリロニトリル及び
/又はメタクリル酸メチル及び/又はα−メチルスチレ
ンからなるグラフト共重合体等、及びこれらの複合物
と、これらに充填剤を添加した樹脂が挙げられる。前記
成形用金型や成形方法により成形される成形品として
は、例えば、ハウジング、スポーツ用製品、遊具、車両
用製品、家具用製品、サニタリー製品、建材用製品、厨
房用製品であり、さらに、前記成形品が発泡層を中空部
に有する成形品、前記成形品が多層ブロー成形法により
製作される成形品、前記成形品がメッキ、スパッタ、蒸
着、塗装された成形品である。これらの成形品の具体例
としては、ハウジングとしては、例えば、クーラーボッ
クス、TV、オーディオ機器、プリンタ、FAX、複写
機、ゲーム機、洗濯機、エアコン、冷蔵庫、掃除機、ア
タッシュケース、楽器ケース、工具箱、コンテナ、カメ
ラケース等がある。スポーツ用製品としては、例えば、
スイミングボード、サーフボード、ウインドサーフィ
ン、スキー、スノーボード、スケートボード、アイスホ
ッケースティック、カーリングボール、ゲートボールラ
ケット、テニスラケット、カヌー、ボート等がある。遊
具としては、例えば、バット、ブロック、積木、釣り具
ケース、パチンコ台枠等がある。車両用製品としては、
例えば、エアースポイラー、ドアー、バンパー、フェン
ダー、ボンネット、サンルーフ、リアゲート、ホイール
キャップ、インパネ、グローブボックス、コンソールボ
ックス、アームレスト、ヘッドレスト、燃料タンク、運
転席カバー、トランク工具ボックス等がある。家具用製
品としては、例えば、引き出し、机天板、ベッド天板・
底板、鏡台枠板、げた箱板・前扉、椅子背板・底板、盆
・トレー、傘立て、花瓶、薬箱、ハンガー、化粧箱、収
納箱板、本立て、事務机天板、OA机天板、OAラック
等がある。サニタリー製品としては、例えば、シャワー
ヘッド、便座、便板、排水パン、貯水槽蓋、洗面化粧台
扉、浴室ドア等がある。建材用製品としては、例えば、
天井板、床板、壁板、窓枠、ドア、ベンチ等がある。厨
房用製品としては、例えば、まな板、キッチン扉等があ
る。発泡層を中空部に有する成形品としては、例えば、
冷蔵庫前面扉、クーラーボックス等がある。多層ブロー
成形法により製作される成形品としては、例えば、燃料
タンク等がある。成形品がメッキ、スパッタ、蒸着、塗
装された成形品としては、例えば、車両外装部品、電子
機器ハンジング等がある。なお、これらは例示であり、
これら以外の成形品も好適に成形され得る。
【0007】
【発明の実施の形態】
冷却手段(B) 前記冷却手段は、例えば、型体3 の成形面30の裏面31に
冷却空気や冷却水を供給する機構によって構成できる。
即ち、前記流体供給機構(C)に於ける流体(成形面裏
面側の空間へ供給する流体)として冷却空気や冷却水を
用いることで構成できる。冷却手段により成形面30が
(ビカット軟化温度(T)−10)℃以下まで速やかに
冷却されるため、成形品を型から速やかに取り出すこと
ができ、成形サイクルを短縮できる。成形面裏面の空間
を前記隔壁(E)により複数の空間に分割した場合に於
いて、各分割空間に各々冷却水や冷却空気を供給する
と、各分割空間の冷却が速やかで均一になり、成形サイ
クルタイムを一層短縮できるとともに良好な成形品を得
られる。また、任意に選ばれた分割空間に冷却水や冷却
空気を供給することで、当該分割空間に裏面が面してい
る部分のみを速やかに冷却することもでき、その場合に
は意匠性のある成形品を得ることができる。なお、本成
形用金型は、水を成分とする媒体で加熱・冷却される場
合があるため、金型本体4 や型体3 には、必要に応じて
防錆対策が施されている。この対策としては、金型の材
質として錆難いステンレス鋼、銅合金、セラミックス、
アルミ合金等を用いることが挙げられる。好ましくはス
テンレス鋼が用いられる。また、他の対策としては、金
属表面の不導態化処理(例えば、窒化処理)、防錆塗料
の塗布、シリコーン系ゾルゲルタイプ塗料の塗布等が挙
げられる。
【0008】流体供給機構(C)(G) 前記流体供給機構は、成形面の表裏、即ち、成形面裏面
側の空間又は分割空間と成形面表面側のパリソン内に各
々加圧流体を供給する機構であり、流体供給源と配管と
で構成できる。各流体供給源は共通でもよく、また、別
々でもよい。また、成形面の裏面側の空間へ供給する流
体を、前記冷却手段(B)用の冷却媒体や、前記加熱手
段(A)(F)用の加熱媒体としてもよい。冷却媒体と
しては冷却水、冷却空気、冷却オイル等がある。また、
加熱媒体としては、スチーム、加熱空気等がある。
【0009】圧力調整機構(D)(H) 前記圧力調整機構は、前記成形面の表裏に各々加えられ
る圧力の一方を他方に追随させ得るものであればよい。
つまり、成形面の表側のパリソン内に供給される流体の
圧力を成形面の裏面側の空間に供給される流体の圧力に
追随させ得るものでもよく、逆に、成形面の裏面側の空
間に供給される流体の圧力を成形面の表側のパリソン内
に供給される流体の圧力に追随させ得るものでもよい。
また、前者と後者が、昇圧過程であるか降圧過程である
か、或いは、成形面の形状等に応じて、適宜成形プロセ
ス中で入れ代わるものでもよい。例えば、前記(A)加
熱手段による加熱過程では前記成形面の裏面に加えられ
る圧力が前記成形面の表面に加えられる圧力に追従して
昇圧し、前記(B)冷却手段による冷却過程では前記成
形面の表面に加えられる圧力が前記成形面の裏面に加え
られる圧力に追従して降圧するものであってもよい。前
者の場合には、一般に機構を簡略化できるという利点が
ある。その理由は、前記裏面側の空間は加熱のためにス
チームを連続的に供給し続ける必要のある開空間であ
り、このため、該空間の圧力を所望の圧力に立ち上げる
ために要する時間が比較的長時間であるのに対し、パリ
ソンは密閉された閉空間であるため、比較的短時間で所
望の圧力に立ち上がるためである。換言すれば、スチー
ムの圧力をエアーの昇圧速度に同調させて昇圧させよう
とすると、機構が大型化・複雑化し、簡略化できないた
めである。なお、成形面の裏面側の空間に供給する流体
による加熱を行わず、別の手段による加熱を行うのであ
れば、成形面の裏面側の空間を閉空間に構成できるた
め、このような問題を回避することができる。圧力調整
機構を前者の場合のように構成する場合、即ち、パリソ
ン内に供給される流体の圧力を成形面の裏面側の空間に
供給される流体の圧力に追随させる場合には、前記圧力
追随プロセス内に於いて、前記成形面の裏面側に加えら
れる圧力が前記成形面側に加えられる圧力に追いつく時
間差の最大値は、2.0秒、望ましくは1.5秒、さら
に望ましくは1.0秒である。この最大値が2.0秒を
越えると、成形面の裏面側と成形面側の圧力の同調が悪
くなり、圧力差が大きくなって、10mm以下の厚さの
成形面の形状を保つことが困難となる。この厚さは、成
形面の素材がオーステナイト系ステンレス鋼の場合であ
り、他の素材を用いる場合には、該他の素材に応じた適
正な厚さがある。また、圧力調整機構を前者の場合のよ
うに構成する場合、即ち、パリソン内に供給される流体
の圧力を成形面の裏面側の空間に供給される流体の圧力
に追随させる場合には、前記圧力追随プロセス内に於い
て、前記成形面側に加えられる圧力と前記成形面の裏面
側に加えられる圧力の圧力差の最大値は2.0kg/c
2 、望ましくは1.5kg/cm2 、さらに望ましく
は1.0kg/cm2 である。この最大値が2.0kg
/cm2 を越えると、成形面側と成形面の裏面側の圧力
の同調が悪くなり、圧力差が大きくなって、10mm以
下の厚さの成形面の形状を保つことが困難となる。な
お、この成形面の厚さは、成形面の素材がオーステナイ
ト系ステンレス鋼の場合であり、他の素材を用いる場合
には、該他の素材に応じた適正な最大厚さがある。圧力
調整機構は、例えば、前記成形面の表裏に流体を供給す
るための各配管を連通することで構成できる。その際、
パリソン内へスチームが侵入することを阻止するように
逆止弁を設けてもよい。また、上記両配管の連通に代え
て、前記成形面側に流体を供給するための配管路と前記
空間に流体を供給するための配管路とを両配管路の流体
の圧力によりバランスされるピストンを変位自在に設け
たシリンダを介して結合することで、各配管内の圧力を
追随させるように構成することも可能である。
【0010】加熱手段(A)(F) 前記加熱手段は、例えば、型体3 の成形面30の裏面31に
加熱蒸気を噴射する機構によって構成できる。即ち、前
記流体供給機構の流体として加熱蒸気を用いることで、
加熱手段を前記流体供給機構(C)に含めてもよい。ま
た、成形面裏面の空間内に前記隔壁(E)を設けた場合
には、この加熱手段は、各分割空間Ba,Bb,,,毎に加熱蒸
気を供給する手段として構成され得る。当然、或る分割
空間Baには加熱手段を設け、別の或る分割空間Bbには設
けないように構成することもできる。加熱手段を設けた
分割空間では、該分割空間に裏面31を曝されている成形
面30の部分が加熱されてビカット軟化温度(T)℃以上
まで昇温される結果、該成形面30の部分が樹脂の表面に
綺麗に転写されて良好なシボ面や鏡面を得ることができ
る。即ち、各分割空間毎に、加熱手段を設けたり、設け
なかったりすることで、成形品表面の所望の部位のみに
良好なシボ面や鏡面を形成することができ、意匠性に優
れた成形品を得ることができる。また、全分割空間Ba,B
b,,,に加熱手段を設けて加熱してもよい。その場合に
は、成形面裏面31の全面が速やかに且つ一様に加熱さ
れ、成形面30の全面が速やかに且つ一様にビカット軟化
温度(T)℃以上まで昇温される。その結果、成形品の
全表面にシボ面や鏡面が一様に且つ良好に転写されて、
光沢ムラ等の不具合を防止することができる。加熱手段
として、高圧の加熱蒸気を噴射する手段を採用した場合
に於いて、或る分割空間Baには加熱蒸気を噴射し、別の
或る分割空間Bbには加熱蒸気を噴射しないように制御す
る場合には、分割空間Baと分割空間Bbの間に圧力差が生
ずるため、前記隔壁(E)は、この圧力差に耐え得るも
のでなければならない。かかる要請を満たす隔壁は、例
えば、2枚の金属板の間に前述の材料で構成される断熱
板を挟み込んだ構造として実現することができる。
【0011】隔壁(E) 前記隔壁(図5,6では隔壁C)は、型体3 と金型本体4
との間の空間B を分割して複数の分割空間Ba,Bb,,,を構
成する。各分割空間Ba,Bb,,,には成形面30の裏面31の一
部が各々曝されている。また、各分割空間Ba,Bb,,,は、
相互に断熱されることが望ましい。即ち、隔壁C は、断
熱材を用いて構成されることが望ましい。隔壁C を断熱
材を用いて構成する場合、その断熱材の熱伝導率は、
0.001〜1[kcal/mh℃] 、好ましくは0.005〜
0.8[kcal/mh℃] 、更に好ましくは0.01〜0.5
[kcal/mh℃] である。熱伝導率が0.001[kcal/mh
℃] 未満では特殊な材料が必要となって実用的で無くな
り、1[kcal/mh℃] を越えると所望の断熱効果が得られ
ないためである。このような断熱材としては、例えば、
ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフ
ェニレンオキサイド、変性ポリフェニレンオキサイド、
ポリアミド、アセタール樹脂、四フッ化エチレン系樹
脂、セラミックス、PC、フェノール樹脂、ユリア、メ
ラミン、ガラス、不飽和ポリエステル等、アスベスト、
硬質ウレタンフォーム、ロックウール、グラスウール、
けい酸カルシウム、ポリスチレンフォーム、はっ水性パ
ーライト、コルク、木材(杉)、ゴム、石英ガラス、発
泡ビーズ等、及び、これらの2種以上の組み合わせを用
いることができる。好ましくは、フェノール樹脂、ユリ
ア、メラミン、不飽和ポリエステル、アスベスト、硬質
ウレタンフォーム、発泡ビーズを用いることができる。
また、隔壁は、任意の分割空間に流体が供給され、任意
の分割空間に流体が供給されない場合には、該流体の圧
力を支持できる強度を備えることが望ましい。そのため
の構成としては、例えば、2枚の金属板の間に上記断熱
材を挟む構成が考えられる。
【0012】断熱部材(I) 前記断熱部材の材料としては、前記隔壁(E)に用いる
断熱材と同様に、ポリアリレート、ポリエーテルエーテ
ルケトン、ポリフェニレンオキサイド、変性ポリフェニ
レンオキサイド、ポリアミド、アセタール樹脂、四フッ
化エチレン系樹脂、セラミックス、PC、フェノール樹
脂、ユリア、メラミン、ガラス、不飽和ポリエステル
等、アスベスト、硬質ウレタンフォーム、ロックウー
ル、グラスウール、けい酸カルシウム、ポリスチレンフ
ォーム、はっ水性パーライト、コルク、木材(杉)、ゴ
ム、石英ガラス、発泡ビーズ等、及び、これらの2種以
上の組み合わせを用いることができる。好ましくは、フ
ェノール樹脂、ユリア、メラミン、不飽和ポリエステ
ル、アスベスト、硬質ウレタンフォーム、発泡ビーズを
用いることができる。
【0013】嵌合部材(J) 前記嵌合部材は、例えば、型体3 の周辺の凸部36を金型
本体4 の対応する部分の凹部46内に遊びを持って緩やか
に嵌め入れる機構や、逆に、型体3 の周辺の凹部(不図
示)内に金型本体4 の対応する部分の凸部(不図示)を
遊びを持って緩やかに嵌め入れる機構である。この機構
は、型体3 の周辺の全域又は一部に設ける。遊びを持っ
て緩やかに嵌め入れているため、型体3 と金型本体4 と
に熱膨張による相対的な変位が生じた場合でも、その差
を吸収して歪や損壊等の不具合を防止できる。
【0014】シール部材(K) 前記シール部材としては、Oリング9 、オイルシール、
合成ゴム、金属、フェルト、皮、コルク等を用いること
ができる。このシール部材により型体3 と金型本体4 の
連結部をシールできるため、前記各分割空間内Ba,Bb,,,
に噴射される加熱蒸気や加熱オイル或いは冷却空気や冷
却水が、型体3 と金型本体4 の連結部から漏れ出すこと
を防止できる。また、加熱蒸気や加熱オイルを、前記各
分割空間Ba,Bb,,,内に所望の圧力で密閉できるため、該
各分割空間Ba,Bb,,,内を所望の圧力に設定することがで
きる。なお、このシール部材は、成形面30がビカット軟
化温度(T)℃以上まで加熱されることから、この温度
での耐久性を有する材料であることが要求される。
【0015】断熱支持部材(L) 前記断熱支持部材1 は、熱伝導率が0.001〜1[kca
l/mh℃] 、好ましくは0.005〜0.8[kcal/mh℃]
、更に好ましくは0.01〜0.5[kcal/mh℃] で、
且つ、縦弾性係数が0.1×104 〜100×104[kg
/cm2] 、好ましくは0.2×104 〜40×104[kg/c
m2] 、更に好ましくは1×104 〜20×104[kg/c
m2] の材料を用いて構成してもよく、また、熱伝導率が
0.001〜1[kcal/mh℃] 、好ましくは0.005〜
0.8[kcal/mh℃] 、更に好ましくは0.01〜0.5
[kcal/mh℃] の材料と、縦弾性係数が0.1×104
100×104[kg/cm2] 、好ましくは0.2×104
40×104[kg/cm2] 、更に好ましくは1×104 〜2
0×104[kg/cm2] の材料を用いた積層構造として構成
してもよい。つまり、型体3 と金型本体4 とを断熱状態
で支持でき、且つ、型体3 側から金型本体4 側へ加わる
押圧力に抗して、型体3 を金型本体4 によってガタつき
無く確実に支持できればよい。なお、上記断熱支持部材
の熱伝導率として上記の如き範囲が示されている理由
は、熱伝導率が0.001[kcal/mh℃] 未満では特殊な
材料が必要となって実用的で無くなり、1[kcal/mh℃]
を越えると所望の断熱効果が得られないためである。上
記断熱支持部材の縦弾性係数として上記の如き範囲が示
されている理由は、縦弾性係数が0.1×104[kg/c
m2] 未満では剛性が不足してシールが十分で無くなり、
100×104[kg/cm2] を越えると断熱支持部の加工が
困難となるためである。熱伝導率が0.001〜1[kca
l/mh℃] で、縦弾性係数が0.1×104 〜100×1
4[kg/cm2] の材料としては、ポリアリレート、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリフェニレンオキサイド、変
性ポリフェニレンオキサイド、ポリアミド、アセタール
樹脂、四フッ化エチレン系樹脂、セラミックス、PC、
フェノール樹脂、ユリア、メラミン、ガラス、不飽和ポ
リエステル等がある。好ましくはフェノール樹脂、ユリ
ア樹脂、メラミン、不飽和ポリエステルであり、更に好
ましくはフェノール樹脂である。
【0016】金型の機構:図1 図1は本発明の金型の縦断面模式図を示す。図7は上記
金型のコーナー部分の取付構造を示す。本発明の金型
は、成形面30を有する型体3 と該型体3 を支持する金型
本体4 とを有する。なお、型体3 と金型本体4は、何れ
もステンレス鋼製である。図7に示すように、型体3 の
周辺に張り出されている被支持板36が、該被支持板36に
対応するように金型本体4 に設けられている溝46内に、
遊びA を持たせて緩やかに嵌め入れられており、これに
より、型体3 が金型本体4 によって支持されている。な
お、溝46は、張出部400aを有する本体板400 を本体部40
1 にボルト403 で取付けることで構成されている。ま
た、図7の(a)のように、成形面30の上面視で方形に
配設された4枚の各本体板400 の隅部には、隣接する本
体板400 との間に、略0.1[mm]の隙間S が設けられて
いる。また、溝46の対向する両壁部の表面には、厚さ1
0[mm]のフェノール樹脂製の断熱層(断熱支持部材)1が
設けられており、さらに、被支持板36と溝46との間隙に
は、Oリング9 が嵌められている。このため、溶融樹脂
成形時の熱で型体3 と金型本体4 とが熱膨張して前記被
支持板36と前記溝46とに相対的なズレが生じた場合で
も、該ズレは上記遊びA により吸収されて、悪影響(型
体3 の撓み、歪、寿命が短くなること等)は防止され
る。また、精密な成形品を得ることができる。また、型
体3 は本発明の条件(縦弾性係数が0.1×104 〜1
00×104[kg/cm2] の材料)を満たすフェノール樹脂
の断熱層1 を介して金型本体に支持されているため、ガ
タツキ等の不具合は防止される。
【0017】また、型体3 の背面側と金型本体4 との間
には空間B が形成されており、この空間B は、前記Oリ
ング9 によって外界から密閉されるため、加熱時に空間
B に噴射される加熱蒸気や、冷却時に空間B に噴射され
る(冷却水+空気)が、型体3 と金型本体4 の連結部
(型体3 を金型4 によって支持している部分=被支持板
36と溝46の部分)から漏れ出ることや、その場合に発生
する空間B 内の圧力の低下や、該低下によって生ずる成
形面30の撓みが防止される。上記空間B には、スチーム
/水/エア供給源から、配管50を介して、加熱時にはス
チームが供給され、冷却時には冷却水又は冷却空気が供
給される。一方、成形面30に押圧されるべきパリソン内
には、エアー供給源から配管55を介して、エアーが供給
され、これにより、パリソンの外面が成形面30に押圧さ
れる。このエアーの圧力は、前記スチームや冷却水又は
冷却空気の圧力に追随される。即ち、前記配管50と前記
配管55とは、逆止弁51を介して連通されている。このた
め、エアー供給源から配管55を介してパリソン内へエア
ーを供給し始め、且つ、スチーム供給源から配管50を介
して空間B 内へスチームを上記エアーと同圧力で供給し
始めると、圧力の立ち上がりが比較的速い配管55側か
ら、圧力の立ち上がりが比較的遅い配管50側へ逆止弁51
を介してエアーが流れ、その結果、パリソン内の圧力と
空間B 内の圧力とは、図2〜図4に示すように、一方が
他方に追随するように立ち上がる。また、金型本体4 の
内面には、図7の(b)に示すように、厚さ10[mm]の
フェノール樹脂層22と厚さ2[mm]のアスベスト層21から
成る断熱層(断熱部材)2が設けられているため、空間B
(Ba,Bb)内の熱が金型本体4 を通って逃げたり、外界の
熱が金型本体4 を通って空間B(Ba,Bb)内に伝えられると
いう不具合が防止される。このため、上記空間B(Ba,Bb)
内に供給された加熱蒸気や加熱オイルの温度低下が防止
され、成形面の転写性や寸法安定性が向上する。
【0018】金型の機構:図5 図5の(a)は、図1とは異なる本発明の金型の縦断面
模式図、(b)は(a)のB−B線断面図を示す。但
し、配管系については理解し易いように表示しており、
必ずしも同一断面には無い。なお、図5の金型のコーナ
ー部分は、図7と同様であるため、コーナー部分とその
関連部分の説明は省略し、図1と異なる点のみを説明す
る。図5の金型は、図1の金型に於いて、成形面30の裏
面側の空間B へ供給するスチームを、成形面側のパリソ
ン内へも供給するように、配管系を構成したものであ
り、これにより、パリソン内の圧力と空間B 内の圧力と
を同調させている。また、図5の金型では、空間B が、
同図(b)に示すように、隔壁C によって2つの分割空
間Ba,Bb に分割されており、分割空間Ba又は分割空間Bb
の一方のみに、加熱蒸気や冷却空気を供給することも可
能である。また、各分割空間のコーナー部は、圧力の集
中を避けるために、小さな丸みをつけられている。この
隔壁C は、各々が厚さ5[mm]の2枚の金属(ステンレス
鋼)板の間に、断熱材である厚さ10[mm]のフェノール
樹脂板を挟み込むことによって構成されている。即ち、
金属板を用いることにより分割空間Ba又は分割空間Bbの
一方のみに加熱蒸気を噴射した場合の両分割空間の圧力
差に耐え得るようにするとともに、断熱材を用いること
により分割空間Ba又は分割空間Bbの一方のみに加熱蒸気
を噴射した場合の熱量の損失を防止している。冷却水や
冷却空気の場合も同様である。なお、図1の金型の場合
も、同様の隔壁を設けて、空間B を複数の分割空間に分
割するように構成してもよい。このことは、分割空間の
間の圧力差の回避策となる。つまり、スチームを入れな
い分割空間には、代わりにエアーを入れることで、圧力
差を少なくさせることができる。
【0019】金型の機構:図6 図6の(a)は、図1及び図5とは異なる本発明の金型
の縦断面模式図、(b)は(a)のB−B線断面図を示
す。但し、配管系については理解し易いように表示して
おり、必ずしも同一断面には無い。なお、図5の金型の
コーナー部分は、図7と同様であるため、コーナー部分
とその関連部分の説明は省略し、図1及び図5と異なる
点のみを説明する。図6の金型は、図1又は図5の金型
に於いて、成形面30の裏面側の空間B へ供給するスチー
ムの配管54と、成形面側のパリソン内へエアーを供給す
る配管に連通された配管56との間に、ピストン57a を備
えたシリンダ57を介挿することにより、配管54内の圧力
と、配管56内の圧力を同調させ、これにより、空間B 内
の圧力とパリソン内の圧力とを同調させるものである。
また、図6の金型では、図5の金型と同様に、空間B
が、同図(b)に示すように、隔壁C によって2つの分
割空間Ba,Bb に分割されている。
【0020】
【実施例】図1及び図7に示した成形用金型を用いて、
図2に示すタイミング(図2の横軸は時間軸である)で
スチーム・エアー・冷却水+冷却エアーを切り換え、熱
可塑性樹脂材料としてABS45A(日本合成ゴム
(株)社製/ビカット軟化温度105℃/205℃での
縦弾性係数が0.3[kg/cm2])を用い、さらに、ブロー
成形機としてIPB−EP−55(石川島播磨重工業
(株)社製)を用いて、下記の条件で、ブロー成形を行
った。即ち、条件は、 (1)押出機温度 :220℃ (2)型締め力 :15ton (3)パリソン吹き込み圧力:6kg/cm2 (4)成形面30の加熱 ノズル70から噴射する加熱蒸気圧力:6kg/cm2 成形面30の最終到達温度 :140〜150℃ 成形面30の加熱保持時間 :10sec (5)成形面30の冷却 ノズル70から噴射する(冷却水+空気)圧力:6kg/cm2 成形面30の最終冷却温度 :70℃ 成形面30の冷却保持時間 :60sec 全工程時間:150sec である。その結果、パリソン内の圧力は図3のように変
化し、空間B 内の圧力は図4のように変化した。即ち、
両圧力の追従性は良好であり、パリソン内と空間B 内と
は、全工程に渡って略同圧力に保持されていた。このた
め、成形型3 の厚みが比較的薄くても、パリソン側から
加わる圧力に十分に抗することができる。また、成形型
3 の厚みを薄くできるため、軽量化や、成形面裏面側か
らの加熱・冷却を速やかに行うことができ、成形サイク
ルの短縮や、成形品の鏡面仕上げを良好にできた。ま
た、このようにして成形した成形品(実施例品)と、上
記で (4)成形面30の加熱を行わずに成形した成形品(比
較例品)を比較すると、実施例品の表面光沢度は成形品
表面の全面に渡って一様に95%で、コーナー部分のR
は0.5以下であったのに対して、比較例品の表面光沢
度は20%以下で、コーナー部分のRは0.5以上であ
った。即ち、実施例品の方が比較例品よりも成形面の転
写が良好で、従来のブロー成形では得られないコーナー
部分のRが小さな成形品を精度良く成形でき、寸法安定
性も優れていた。 なお、金型外寸法:460(L) ×560(W) ×720
(H)[mm] 成形品寸法:120(L) ×40(W) ×480(H)[mm] Ba,Bbの空間の寸法:70(L) ×70(W) ×500
(H)[mm] である。
【0021】上記実施例は、分割空間Ba及び分割空間Bb
の双方に加熱蒸気を噴射して成形面全面を加熱した場合
であるが、バルブ72a を開いて分割空間Baのみに加熱蒸
気を噴射して成形面の一部(半分)のみ加熱して同様に
成形品を製造したところ、成形品の表面のうち、分割空
間Baに対応する部分(加熱した部分)については上記実
施例と同様に表面光沢が良好であったが、分割空間Bbに
対応する部分(加熱しなかった部分)については上記比
較例品と同様の表面光沢であった。なお、境界部では、
表面光沢は徐々に変化していた。即ち、分割空間Baと分
割空間Bbの加熱を独立に制御することにより、所望の部
位にのみ光沢を持たせた成形品を簡単な工程で得ること
ができた。なお、上記実施例は、空間を2分割した場合
であるが、2〜10分割、好ましくは2〜5分割するこ
とにより、上記実施例と同様に良好な成形品を得ること
ができる。また、空間を分割することにより、各分割空
間の容積を小さくできるため、PVを比較的小さな値に
設定でき、このため、金型の製造に用いる各種部材用の
部品を調達し易くなるという利点もある。前記分割空間
の容積Vと該分割空間に供給される前記加熱媒体の圧力
Pとの積PVは、 10〔Kg・m〕≦PV≦2×104 〔Kg・m〕 の範囲、好ましくは、PVは、 10〔Kg・m〕≦PV≦1×103 〔Kg・m〕 であり、さらに好ましくは、PVは、 10〔Kg・m〕≦PV≦4×102 〔Kg・m〕 である。PVが小さくなるほど、分割空間の昇圧が速や
かになり、加熱効率が良好となる。逆に、PV>2×1
4 〔Kg・m〕では、分割空間の昇温や冷却に長時間
を要し、また、温度分布が生じするため、成形品の表面
を均一に成形することが困難となる。
【0022】
【発明の効果】本発明によると、圧力を追随させること
でキャビティに加わる力を少なくし、金型寿命を延ばす
ことや、低コストの金型でよく、そして、加熱/冷却の
熱効率に優れる。また、成形型を薄くすることができる
ため、成形品の表面全面に渡って一様で且つ良好な鏡面
やしぼ面を有し、さらに、寸法安定性に優れた樹脂成形
品を、比較的短いサイクルタイムで生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した金型の一例を示す模式図。
【図2】図1の金型のエアー・スチーム・冷却水+冷却
エアーの供給タイミングと、空間B 内及びパリソン内の
圧力を示す説明図。
【図3】図2の供給によるパリソン内の圧力変化を示す
特性図。
【図4】図2の供給による空間B 内の圧力変化を示す特
性図。
【図5】本発明を具体化した金型の図1とは異なる一例
を示す模式図であり、(a)は縦断面模式図、(b)は
(a)のB−B線断面図。
【図6】本発明を具体化した金型の図1及び図5とは異
なる一例を示す模式図であり、(a)は縦断面模式図、
(b)は(a)のB−B線断面図。
【図7】図1の金型のコーナー部分の取付け構造を示
し、(a)は成形面30側から見た図、(b)は(a)の
B−B線断面図。
【符号の説明】
30 成形面 B 空間 C 隔壁 51 逆止弁 50,55,54,57 配管 57 シリンダ 57a ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 49/78 9268−4F B29C 49/78 (72)発明者 栗原 文夫 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融状態の熱可塑性樹脂を成形面に押圧
    して密着させて固化させるための成形面を備えた型体
    を、該成形面の裏面との間に空間を確保した状態で金型
    本体により支持して成り、下記(B)(C)(D)の各
    構成要件を有するブロー成形用金型: (B)前記成形面を前記熱可塑性樹脂の(ビカット軟化
    温度(T)−10)℃以下の温度まで冷却する冷却手
    段; (C)前記空間に流体を供給して該流体の圧力により前
    記成形面の裏面を加圧するとともに、前記成形面側に流
    体を供給して該流体の圧力により前記熱可塑性樹脂を成
    形面に押圧する流体供給機構; (D)前記空間に供給される流体と前記成形面側に供給
    される流体の相互作用により、前記成形面の表裏に各々
    加えられる圧力の一方を他方に追随させる圧力調整機
    構。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、さらに、下記(A)
    を有するブロー成形用金型: (A)前記成形面を前記熱可塑性樹脂のビカット軟化温
    度(T)℃以上の温度まで加熱する加熱手段。
  3. 【請求項3】 請求項2に於いて、 前記(D)圧力調整機構は、 前記(A)加熱手段による加熱過程では、前記成形面の
    裏面に加えられる圧力が、前記成形面の表面に加えられ
    る圧力に追従して昇圧するように調整し、 前記(B)冷却手段による冷却過程では、前記成形面の
    表面に加えられる圧力が、前記成形面の裏面に加えられ
    る圧力に追従して降圧するように調整する、 ブロー成形用金型。
  4. 【請求項4】 請求項1、又は請求項2に於いて、 前記(D)圧力調整機構は、前記成形面側に流体を供給
    するための配管路と、前記空間に流体を供給するための
    配管路とを連通する機構である、 ブロー成形用金型。
  5. 【請求項5】 請求項4に於いて、 前記配管路の連通は、前記空間に供給される流体が、前
    記成形面側へ供給されることを阻止する逆止弁を介して
    行われる、 ブロー成形用金型。
  6. 【請求項6】 請求項1、又は請求項2に於いて、 前記圧力調整機構は、前記成形面側に流体を供給するた
    めの配管路と、前記空間に流体を供給するための配管路
    とを、両配管路の流体の圧力によりバランスされるピス
    トンを変位自在に設けたシリンダを介して結合する機構
    である;ブロー成形用金型。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6の何れかに於いて、
    さらに、下記(E)を有するブロー成形用金型: (E)各分割空間が各々前記成形面の裏面の一部を内壁
    面とするように前記空間を分割する隔壁。
  8. 【請求項8】 請求項2、又は請求項3に於いて、 前記加熱手段(A)は、前記流体供給機構により前記成
    形面裏面側の空間又は分割空間に供給される流体を加熱
    媒体として用いる手段である;ブロー成形用金型。
  9. 【請求項9】 請求項2、請求項3、又は請求項8の何
    れかに於いて、さらに、下記(J)(K)(L)の各構
    成要件を有するブロー成形用金型: (J)前記型体の周辺の被支持部と該被支持部に対応す
    る前記金型本体の支持部とを遊びを持たせて緩やかに嵌
    め合わせ、熱膨張によって前記被支持部と支持部とに生
    ずる相対変位を前記遊びによって吸収するように、前記
    被支持部と前記支持部とに設けられた嵌合部材; (K)前記嵌合部材の前記遊びの部分に設けられたシー
    ル部材; (L)前記型体の被支持部と前記金型本体の支持部との
    間に設けられた、熱伝導率が0.001〜1[kcal/mh
    ℃] で、且つ、縦弾性係数が0.1×104 〜100×
    104[kg/cm2] の断熱支持部材。
  10. 【請求項10】 請求項2、請求項3、請求項8、又は
    請求項9の何れかのブロー成形用金型の前記成形面に、
    (ビカット軟化温度(T)+100)℃に於ける縦弾性
    係数が0.01〜10[kg/cm2]の熱可塑性樹脂を用いた
    パリソンを供給し、 前記空間又は分割空間内に100[kg/cm2]以下の圧力で
    流体を導入するとともに、該流体と相互に作用する流体
    の圧力で前記パリソンの外表面を前記成形面に押圧して
    密着させるとともに、 前記成形面をビカット軟化温度(T)℃以上まで加熱
    し、 前記成形面を(ビカット軟化温度(T)−10)℃以下
    の温度まで冷却して成形品を得るブロー成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11151748A (ja) * 1997-11-20 1999-06-08 Jsr Corp 多層ブロー成形品
CN105984142A (zh) * 2015-01-27 2016-10-05 常州市东科电子科技有限公司 一种双排孔填充3d打印头
CN105984139A (zh) * 2015-01-27 2016-10-05 常州市东科电子科技有限公司 一种热气打磨并冷气定型的3d打印装置
CN105984133A (zh) * 2015-01-27 2016-10-05 常州市东科电子科技有限公司 一种多功能3d打印头

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