JPH09155021A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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Publication number
JPH09155021A
JPH09155021A JP7316413A JP31641395A JPH09155021A JP H09155021 A JPH09155021 A JP H09155021A JP 7316413 A JP7316413 A JP 7316413A JP 31641395 A JP31641395 A JP 31641395A JP H09155021 A JPH09155021 A JP H09155021A
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JP7316413A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09155021A publication Critical patent/JPH09155021A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技結果を視認しやすく、かつ、遊技興趣が
向上されるパチンコ遊技機を提供する。 【解決手段】 2種類の可変表示装置が設けられたパチ
ンコ遊技機において、パチンコ遊技機に設けられた画像
表示装置の画像表示部5に、2種類の可変表示装置の可
変表示にそれぞれ対応した演出用画像が表示される表示
領域5a,5bを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
スロットマシンあるいはコイン遊技機などで代表される
遊技機に関し、詳しくは、表示状態が変化可能な画像表
示装置を有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機として従来から一般的に
知られているものに、たとえば、表示状態が変化可能な
画像表示装置を有する遊技機であって、表示状態が変化
可能であり所定の可変表示条件が成立した場合にその表
示結果が導出表示される第1可変表示部と、表示状態が
変化可能な第2可変表示部とを有する遊技機があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の遊技機においては、前記第1可変表示部と前記
第2可変表示部とが前記画像表示装置とは別に構成され
ており、かつ、遊技領域内で互いに隔たりをもって構成
されていたために、遊技者がそれぞれの表示結果を漏れ
なく把握することが困難であり、表示結果を見逃してし
まう恐れがあるという不都合が生じていた。
【0004】また、前記第1可変表示部および前記第2
可変表示部においては、たとえば複数種類の数字図柄が
繰返し可変表示されるのみであり、遊技の演出効果にい
ま一歩欠けるという不都合が生じていた。
【0005】本発明は係る実情に鑑み考え出されたもの
であり、その目的は、複数種類の可変表示部の可変表示
結果を容易に把握できるとともに遊技の演出効果を高め
ることのできる遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、表示状態が変化可能な画像表示装置を有する遊技機
であって、表示状態が変化可能であり所定の可変表示条
件が成立した場合にその表示結果が導出表示される第1
可変表示部と、表示状態が変化可能な第2可変表示部
と、前記第1可変表示部の表示に対応した第1の演出用
画像と前記第2可変表示部の表示に対応した第2の演出
用画像とを同時に前記画像表示装置に表示する制御が可
能な画像表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記画像表示制御手段は、所
定の遊技条件が成立した場合に、前記第1の演出用画像
を前記画像表示装置に表示させるための第1表示領域と
前記第2の演出用画像を前記画像表示装置に表示させる
ための第2表示領域とのうち、少なくともいずれかの表
示領域を拡大する表示制御を行なうことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、画像表示制
御手段の働きにより、前記第1可変表示部の表示に対応
した第1の演出用画像と前記第2可変表示部の表示に対
応した第2の演出用画像とが同時に前記画像表示装置に
表示される。
【0009】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記画像表示制御手段
の働きにより、所定の遊技条件が成立した場合に前記第
1の演出用画像を前記画像表示装置に表示させるための
第1表示領域と前記第2の演出用画像を前記画像表示装
置に表示させるための第2表示領域とのうち、少なくと
もいずれかの表示領域が拡大表示される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、遊技機の一例として、パチンコ遊技機を示
すが、本発明はこれに限られるものではなく、他にコイ
ン遊技機やスロットマシン、その他の遊技機に適用する
ことも可能である。
【0011】図1は、本発明の実施の形態に係るパチン
コ遊技機の遊技盤の構成を示す正面図である。遊技盤1
の前面には、2本の区画レール2が円状に植立されてい
る。区画レール2は、外レールおよび内レールとから構
成され、外レールと内レールとで囲まれた領域により遊
技領域3が構成されている。
【0012】遊技盤1を有するパチンコ遊技機には、遊
技者が打玉の打込を操作するための打球操作ハンドル
(図示省略)が設けられている。この打球操作ハンドル
を遊技者が操作することにより、打玉が1個ずつ発射さ
れる。発射された打玉は、外レールと内レールとの間に
形成された誘導路によって遊技領域3に導かれる。
【0013】遊技領域3の中央には、複数種類の画像を
変動表示可能な画像表示部5を有する画像表示装置4が
設けられている。画像表示部5は、本実施の形態の場合
にはCRT表示器39(図2参照)より構成されてお
り、遊技状態に応じてボクサー等の所定のキャラクタな
どが表示される。
【0014】画像表示装置4の下方には、遊技者にとっ
て有利となる第1の状態と遊技者にとって不利となる第
2の状態とに変化可能な可変入賞球装置10が設けられ
ている。可変入賞球装置10には、複数種類の識別情報
を可変表示可能な特別図柄用可変表示装置17が設けら
れている。特別図柄用可変表示装置17で可変表示され
る各識別情報を特に特別図柄と言う。特別図柄用可変表
示装置17は、打玉が可変入賞球装置10と一体的に設
けられた始動口11または画像表示装置4の右側に配置
された可変始動口装置(普通電動役物)24へ入賞した
ことを条件として、特別図柄の一斉変動を開始させる。
特別図柄用可変表示装置17には、たとえば、その表示
領域の左側で可変表示される左図柄と、中央で可変表示
される中図柄と、右側で可変表示される右図柄とが表示
される。左図柄を表示させる表示部を特に左可変表示部
と呼び、中図柄を可変表示させる表示部を特に中可変表
示部と呼び、右図柄を可変表示させる表示部を特に右可
変表示部と呼ぶ。すなわち、特別図柄用可変表示装置1
7では、たとえば、3つの可変表示部上で特別図柄の一
斉変動が開始される。
【0015】特別図柄の一斉変動が開始した後、まず、
左図柄が停止表示され、続いて中図柄が停止表示され、
最後に右図柄が停止表示され、これにより特別図柄用可
変表示装置17の表示結果が導出表示される。そして、
その表示結果が予め定められた特定の表示態様となった
場合に、可変入賞球装置10が前記第1の状態となる。
ここで、特定の表示態様とは、たとえば、同一種類の特
別図柄が3つの可変表示部に揃って停止表示されたよう
な表示態様を指し、図示するように7のぞろめが停止表
示された場合などがこれに相当する。
【0016】可変入賞球装置10には、遊技領域3の前
後方向に所定範囲で係動可能な開閉板13が設けられて
いる。可変入賞球装置10は、前記第2の状態において
は開閉板13を閉成状態にし、打玉が入賞不可能な遊技
者にとって不利な状態となっている。一方、特別図柄用
可変表示装置17上で特定の表示態様が導出表示され、
いわゆる大当りが発生することをきっかけとして、前記
第2の状態から打玉が入賞可能な遊技者にとって有利な
第1の状態となり、開閉板13が開成状態となる。開閉
板13は、大当りの発生に伴ってソレノイド14が励磁
されることにより開成し、大当り状態が終了することに
よりソレノイド14が励磁されなくなることに伴って閉
成状態となる。なお、大当りの発生している遊技状態を
特に特定遊技状態と言う。
【0017】可変入賞球装置10の前記第1の状態は、
開閉板13が開成状態となった後に、30秒が経過する
か、または、可変入賞球装置10の開閉板13が開成す
ることに伴って出現する大入賞口に打玉が10個入賞す
るかのうちのいずれか早い方の条件が成立したことによ
り終了する。すなわち、上記いずれかの条件が成立した
とき開閉板13が閉成状態となり、可変入賞球装置10
が遊技者にとって不利な第2の状態となる。大入賞口に
入賞した打玉は、可変入賞球装置10の大入賞口内部に
設けられた入賞玉検出器16により検出される。
【0018】大入賞口の内側の左部分には、通常「Vポ
ケット」と呼ばれる特定領域が設けられている。大入賞
口に入った打玉がこの特定領域に進入すれば、その打玉
がVポケットに設けられた特定玉検出器15により検出
される。特定玉検出器15により検出された打玉を特に
特定入賞玉と呼ぶ。特定入賞玉が検出された場合には、
入賞玉検出器16により入賞玉が検出された場合と同様
に遊技者に所定の遊技価値が付与されることに加えて、
その回の可変入賞球装置10の前記第1の状態が終了す
るのを待って、再度、可変入賞球装置10を前記第1の
状態に駆動制御する繰返し継続制御が行なわれる。この
繰返し継続制御により可変入賞球装置10は最高16回
連続して前記第1の状態となる。なお、大入賞口に入っ
た打玉の個数は、個数表示器7に逐次表示される。繰返
し継続制御の終了後、遊技者にとって有利な第1の状態
から遊技者にとって不利な第2の状態となる。
【0019】始動口11または可変始動口装置24に打
玉が入賞して、いわゆる始動入賞が発生したことをきっ
かけに特別図柄の可変表示が開始されるが、この可変表
示が行なわれている最中に発生した始動入賞は記憶され
て、その始動入賞の記憶数が特別図柄用始動記録表示器
6の点灯により遊技者に報知される。始動記憶がある場
合には、可変表示の停止後、再びその始動記憶に基づい
た可変表示が開始される。始動記憶の上限は、たとえば
4個に定められている。
【0020】可変始動口装置24の上方には、打玉が通
過可能な通過口22が設けられており、打玉がこの通過
口22を通過すると、その通過が通過玉検出器23によ
り検出される。打玉が通過口22を通過したことが通過
玉検出器23により検出されたことを条件として、可変
始動口装置24に設けられた普通図柄用可変表示装置2
6で識別情報が可変表示開始される。普通図柄用可変表
示装置26上で可変表示される識別情報を特に普通図柄
と言う。
【0021】普通図柄用可変表示装置26で普通図柄が
可変開始された後、停止表示されてその停止表示結果が
予め定められた表示態様(たとえば普通図柄「7」)と
なれば、可変始動口装置24に設けられた左右1対の可
動片28が開成して、打玉が可変始動口装置24に入賞
しやすい状態となる。普通図柄用可変表示装置26の可
変表示中に打玉が通過口22を通過すれば、その通過が
記憶され、その記憶数が普通図柄用始動記憶表示器27
に表示される。なお、この記憶の上限は、たとえば4個
に定められている。可動片28は、開成してから所定期
間経過後に閉成し、これにより可変始動口装置24は打
玉の入賞しにくい状態となる。
【0022】特別図柄用可変表示装置17の3つの可変
表示部に同一種類の特別図柄が揃って停止表示されれば
大当りが発生するが、この際に停止表示された特別図柄
が予め定められた確変図柄(確率変動図柄)である場合
には、その確変図柄が停止表示されたことに基づいて発
生した大当りを除いて、少なくとも以降2回の大当りが
発生するまで、大当りとなる確率が高く変動した高確率
状態となる。高確率状態において発生した大当りが確変
図柄により成立したものである場合には、さらにその大
当り以降、2回大当りが発生するまで高確率状態が継続
される。高確率状態においては、特別図柄用可変表示装
置17の可変停止結果が前記特定の表示態様となる確率
が高く変動していることに加えて、可変始動口装置24
の開成期間が長くなる。また、普通図柄用可変表示装置
26で当りが発生する確率も高くなるように変動する。
高確率状態は、ランプ29やサイドランプ30などのラ
ンプの点滅状態により、遊技者に報知される。
【0023】本発明に係るパチンコ遊技機では、大当り
が発生するまでの過程をより効果的に表現することによ
り遊技興趣の向上を図るべく、特別図柄用可変表示装置
17または普通図柄用可変表示装置26で可変表示が開
始してからその結果が導出表示されるまでの期間と同期
して、その可変表示結果に対応した結末の表示される演
出用画像が画像表示装置4に表示される。遊技の興趣向
上を図る目的で特別図柄や普通図柄の可変表示と関連し
て特別図柄や普通図柄とは別に表示されるこの種の演出
用画像を飾り図柄と言う。特に、特別図柄に関連して表
示される飾り図柄を特別図柄用飾り図柄と呼び、普通図
柄に関連して表示される飾り図柄を普通図柄用飾り図柄
と呼ぶ。本実施の形態に係るパチンコ遊技機では、たと
えば、特別図柄用可変表示装置17で可変表示が開始す
ると同時に、画像表示部5に遊技者を想定したボクサー
と対戦者を想定したボクサーとが出現する画像が表示さ
れ、両者による試合が開始される。そして、可変表示結
果が大当りとなれば遊技者を想定したボクサーが勝利す
る画像が表示され、外れであれば対戦者を想定したボク
サーが勝利する画像が表示される。なお、大当りとなっ
た場合には、遊技効果をさらに盛り上げるべく、遊技者
を想定したボクサーによる所定のデモンストレーション
表示が所定期間行なわれる。
【0024】以上の例より、飾り図柄とは、たとえばボ
クサーなどの所定の人物キャラクタをも含み、さらには
所定のキャラクタの動きなどと関連して変化する背景画
像をも含む広い概念である。また、飾り図柄の変動ある
いは飾り図柄の可変表示とは、たとえば、ボクサーがリ
ング上に出現してから対戦相手との試合結果が導出され
るまでの一連の画像の変化をも意味する。
【0025】本発明に係るパチンコ遊技機では、画像表
示部5に特別図柄の可変表示と関連した特別図柄用飾り
図柄が可変表示されるのに加えて、普通図柄の可変表示
と関連した普通図柄用飾り図柄が可変表示される。
【0026】遊技者は、飾り図柄が画像表示部5上で可
変表示されることにより、始動入賞が発生してから大当
りが成立するまでの過程を存分に楽しむことができると
ともに、特別図柄の可変表示結果と普通図柄の可変表示
結果とを一瞥して把握することができる。すなわち、普
通図柄に関連した飾り図柄を画像表示部5に表示させる
ことなく、特別図柄用飾り図柄のみを表示させるような
場合には、大当りの発生に直接関連する遊技過程は工夫
を凝らして表現されるので、遊技者の期待感が高まる。
しかしながら、特別図柄用飾り図柄の可変表示内容が遊
技者にとって興味深いものであるほど、大当りの発生に
間接的に関係する程度である普通図柄の可変表示結果に
遊技者の目が注がれにくくなる。普通図柄の可変表示が
飾り図柄を使用することなく行なわれている場合には、
一層その傾向は大きくなる。その結果、間接的ではある
ものの、大当りの発生に関連し遊技興趣の向上を図るべ
く設けられている普通図柄用可変表示装置26の存在感
は薄れ、可動片28の動作状況に対しても遊技者の関心
が薄れてしまうという不都合が生じる。
【0027】本発明に係るパチンコ遊技機では、普通図
柄に関連した普通図柄用飾り図柄も特別図柄用飾り図柄
と併せて同時に表示されるので、普通図柄の表示結果に
対して遊技者の興味が薄れてしまうということを防止で
きる。さらに、普通図柄用飾り図柄が表示されることに
より、遊技者が普通図柄の可変表示結果に一層の興味を
もって遊技を行なうことが期待される。なお、普通図柄
用飾り図柄として、たとえば、特別図柄用飾り図柄と同
一のボクシングの試合に関する画像などをその例に挙げ
ることができる。飾り図柄の具体的表示態様について
は、図18および図19で後述する。
【0028】特別図柄用可変表示装置17で可変表示が
開始してから、その表示結果が導出表示されるまでにお
いて、リーチが成立する場合がある。
【0029】ここでリーチとは、表示状態が変化可能な
可変表示装置を有し、該可変表示装置が時期を異ならせ
て複数の表示結果を導出表示し、該複数の表示結果が予
め定められた特定の表示態様の組合せとなった場合に、
遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態となる遊
技機において、前記複数の表示結果の一部がまだ導出表
示されていない段階で、既に導出表示されている表示結
果が前記特定の表示態様の組合せとなる条件を満たして
いる表示状態を言う。また、別の表現をすれば、リーチ
とは、表示状態が変化可能な可変表示部を複数有する可
変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様
の組合せになった場合に、遊技状態が遊技者にとって有
利な特定遊技状態となる遊技機において、前記可変表示
装置の表示結果がまだ導出表示されていない段階で、前
記特定の表示態様の組合せが表示されやすい可変表示態
様になったと遊技者に思わせるための表示状態を言う。
そして、たとえば、前記特定の表示態様の組合せが揃っ
た状態を維持しながら複数の前記可変表示部による可変
表示を行なう状態もリーチ表示状態に含まれる。さらに
リーチの中には、それが出現すると、通常のリーチに比
べて、大当りが発生しやすいものがある。このような特
定のリーチをスーパーリーチと言う。なお、スーパーリ
ーチ以外のリーチをノーマルリーチと呼ぶ。
【0030】特別図柄用可変表示装置17でリーチが成
立すれば、画像表示部5に表示される特別図柄用飾り図
柄の表示領域が拡大されて、リーチの成立が一層効果的
に表現される。
【0031】遊技領域3には、その他、通常入賞口9,
19,35が設けられている。ワープ入口20に入賞し
たパチンコ玉は、遊技領域3裏面を移動してワープ出口
8より再び遊技領域3へ放出される。33はV入賞表示
ランプであり、特定玉検出器15で特定玉が検出された
際に点灯される。
【0032】次に、本実施の形態のパチンコ遊技機に設
けられている制御回路について説明する。図2および図
3は、図1に示すパチンコ遊技機の遊技制御基板の構成
を示すブロック図である。遊技制御基板は、基本回路3
6、入力回路37、CRT回路38、LED回路40、
ソレノイド回路41、アドレスデコード回路42、ラン
プ回路43、サブCPUコマンド出力回路44、定期リ
セット回路45、初期リセット回路46、賞球信号出力
回路47、情報出力回路48、電源回路49、基本回路
51、LED回路50、音声合成回路60、音量増幅回
路61を含む。
【0033】基本回路36は、制御用プログラムに従っ
てパチンコ遊技機の各種機器を制御する。基本回路36
の内部には、制御用プログラムを記憶しているROM
と、その制御用プログラムに従って制御動作を行なうた
めのCPUと、CPUのワーク用メモリとして機能する
RAMと、外部との信号の整合性をとるためのI/Oポ
ートと、クロック発生回路とが設けられている。なお、
基本回路36の内部構成については、その図示を省略す
る。
【0034】サブCPUコマンド出力回路44は、基本
回路36から送信されたコマンドを受信して、図3に示
す基本回路51へそのコマンドを送信出力するための回
路である。基本回路51は、サブCPUコマンド出力回
路44から受信したコマンドに応じて、音声合成回路6
0およびLED回路50を制御する。基本回路51内に
は、基本回路36内のメインCPUと対応したサブCP
Uが設けられている。また、基本回路36と同様にRO
MやRAM、I/Oポートなどが構成されている。
【0035】LED回路50には、特別図柄用可変表示
装置17,普通図柄用可変表示装置26,個数表示器
7,普通図柄用始動記憶表示器27,特別図柄用始動記
憶表示器6をそれぞれ構成するLEDが接続されてい
る。LED回路50は、基本回路51から出力される制
御信号に応答して、特別図柄用可変表示装置17,普通
図柄用可変表示装置26,および個数表示器7の7セグ
メントLEDの点灯状態の制御と、普通図柄用始動記憶
表示器27および特別図柄用始動記憶表示器6の各々の
LEDの点灯状態の制御とを行なう。
【0036】音声合成回路60は、基本回路51から出
力される音声発生指令信号に応答して、効果音データを
合成し、合成した効果音データを音量増幅回路61に与
える。音量増幅回路61は、合成された効果音データを
増幅し、スピーカなどからその効果音が出力される。
【0037】入力回路37は、始動玉検出器12,特定
玉検出器15,入賞玉検出器16,通過玉検出器23,
始動玉検出器25と接続される。この入力回路37は、
接続された各検出器から出力される検出信号を基本回路
36へ送信する。また、入力回路37は、パチンコ玉の
入賞に応じて払出す賞球個数の制御を行なう賞球個数制
御基板(図示省略)より、当り玉信号A,Bを受信す
る。基本回路36は入力回路37が受信した当り玉信号
の種類に応じた賞球数を払出すための制御を行なう。な
お、当り玉信号GNDはグランド線である。32は、確
率設定スイッチである。この確率設定スイッチは、大当
りが発生する確率を可変設定するものであり、ノーマル
位置,設定位置,確認位置の3つの位置に切換操作がで
きる。この確率設定スイッチ35に所定の鍵を挿入して
切換操作することにより確率が変更でき、この切換操作
回数に応じて、後述するように3段階に大当り確率を切
換設定することができる。
【0038】アドレスデコード回路42は、基本回路3
6から送られてきたアドレス信号をデコードし、基本回
路36の内部に含まれるROM,RAM,I/Oポート
などのうちいずれか1つを選択するための信号を出力す
る回路である。
【0039】CRT回路38は、基本回路36から出力
される制御信号に従って、CRT表示器39を駆動制御
するための回路である。なお、CRT表示器39の表示
画面により、図1に示した画像表示部5が構成されてい
る。
【0040】LED回路40は、パチンコ遊技機の枠に
設けられた枠ランプ(図示省略)の点灯状態を制御する
ための回路である。
【0041】ソレノイド回路41は、可変入賞球装置1
0の開閉板13を駆動するためのソレノイド14、およ
び可変始動口装置24の可動片28を駆動するためのソ
レノイド31を制御するための回路である。ソレノイド
回路41は、基本回路36から出力される制御信号に応
答して、所定のタイミングでソレノイド14,31を作
動させる。
【0042】ランプ回路43には、遊技効果用の各種L
ED29,30,34,35が接続され、ランプ回路4
3は基本回路36から出力される制御信号に応じて、こ
れら各LEDの点灯状態を制御する。
【0043】定期リセット回路45は、基本回路36お
よび基本回路51に対し、定期的(たとえば2msec
ごと)にリセットパルスを与え、所定のゲーム制御用プ
ログラムを先頭から繰返し実行させるための回路であ
る。
【0044】初期リセット回路46は、電源投入時に基
本回路36および基本回路51をリセットさせるための
回路である。初期リセット回路46から送られてきた初
期リセットパルスに応答して、基本回路36,51は、
パチンコ遊技機を初期化する。
【0045】賞球信号出力回路47は、基本回路36か
ら出力される信号に応答して賞球個数信号を賞球払出制
御基板(図示省略)に送信するための回路である。賞球
信号出力回路47は、賞球払出制御基板(図示省略)へ
賞球個数信号0〜3を組合せて送信することで賞球個数
を通知している。具体的には、賞球個数信号0がオンの
ときには払出す賞球が1個、賞球個数信号1がオンのと
きには払出す賞球が2個、賞球個数信号2がオンのとき
には払出す賞球が4個、賞球個数信号3がオンのときに
は払出す賞球が8個であることが通知される。なお、賞
球個数信号コモンは共通信号である。
【0046】情報出力回路48は、基本回路36から与
えられる信号に基づいて、大当りの発生に関する情報を
表わすための大当り情報,確率変動の発生を表わすため
の大当り(高確率)情報,始動口11または可変始動口
装置24へのパチンコ玉の入賞個数のうち、実際に特別
図柄用可変表示装置17における図柄の変動表示の始動
に使用された個数を表わすための有効始動情報などをホ
ール用管理コンピュータなどに対して出力するための回
路である。なお、情報コモンは共通信号である。
【0047】電源回路49は、AC24Vの交流電源に
接続され、+21V,+12V,+5V,+30Vの複
数種類の直流電圧を各回路に供給するための回路であ
る。なお、+30VはCRTユニットへ供給される。
【0048】次に画像表示制御基板について詳細に説明
する。図4は、CRT表示器39を制御するための画像
表示制御基板に含まれる制御回路を示すブロック図であ
る。
【0049】この制御回路は、CPU53,ワークRA
M(以下、WRAMと呼ぶ)54,マスクROM55,
ビデオカラーエンコーダ(以下、VCEと呼ぶ)56,
ビデオディスプレイコントローラ(以下、VDCと呼
ぶ)57,ビデオRAM(以下、VRAMと呼ぶ)5
8,CPU53はコネクタ52を介して基本回路36に
接続される。また、VCE56はコネクタ59を介して
CRT表示器39に接続される。
【0050】CPU53は、コネクタ52を介して基本
回路36から画像表示のためのコマンドを受取り、マス
クROM55に格納されている画像表示用のプログラム
およびデータに基づいて、WRAM54を作業領域とし
て使用しながらキャラクタ等の画像表示を行なう。その
手順は次のとおりである。CPU53は、受取ったコマ
ンドに従ってマスクROM55から表示用のデータを読
出し、VDC57に与える。このときCPU53は、画
像データのみでなく、表示のための座標や、スクロール
などのVRAMコントロールなどのためのデータもVD
C57に与える。VDC57は、画像表示用のデータを
受け、それらをVRAM58に割付けるとともに、色、
明るさなどに関する加工を行なう。VDC57は、その
ようにして作成された画像表示用のデータをVCE56
に与える。VCE56は、VRAM58から与えられた
データを、CRT表示器39で表示するための複合同期
信号に変換して、コネクタ59を介してCRT表示器3
9に与える。
【0051】画像表示を、このように基本回路36とは
別のCRT回路38内に設けられた画像表示制御回路で
行なっているために、基本回路36による画像表示のた
めの制御処理は最小限で済み、遊技制御をより高度なも
のにすることができる。
【0052】図5は、特別図柄用可変表示装置17の可
変表示制御に用いられる各種ランダムカウンタを説明す
るための説明図である。C RND1は、大当りを発生
させるか否かを事前に決定するための大当り決定用ラン
ダムカウンタである。WCRND1は、確率設定スイッ
チ32(図2参照)の設定操作により決定される、設定
1〜設定3の3種類のカウンタ値範囲を有する。設定1
では、0〜213の範囲でカウンタ値が、たとえば0.
002秒ごとに1つずつカウントアップされる。そし
て、その上限までカウントアップされると、再度0から
カウントをしなおすように構成されている。なお、0.
002秒とは、基本回路36において、定期リセット回
路45から出力された定期リセット信号に応答して制御
用プログラムが繰返し実行される間隔である。設定2の
場合には、0〜224の範囲でカウント値が設定1と同
様にカウントアップされる。設定3では、0〜235の
範囲でカウント値が設定1と同様にカウントアップされ
る。
【0053】C RND Lは、C RND1のランダ
ム値により大当りとすることが事前に決定された場合、
あるいは外れとすることが事前に決定された場合に特別
図柄用可変表示装置17の左図柄として停止表示させる
特別図柄の種類を決定するためのランダムカウンタであ
る。C RND Lのカウント値範囲は、0〜14であ
り、0からカウントアップしてその上限である14まで
カウントアップした後再度0からカウントアップしなお
されるものである。
【0054】次にC RND Cは、外れと事前決定さ
れた場合に特別図柄用可変表示装置17の中図柄として
停止表示させる特別図柄の種類を事前に決定するために
用いられるものであり、C RND Lと同様に0から
カウントアップしてその上限である14までカウントア
ップした後再度0からカウントアップしなおされる。
【0055】次にC RND Rは、外れと事前決定さ
れた場合に特別図柄用可変表示装置17の右図柄として
停止表示させる特別図柄の種類を事前に決定するための
ものであり、0からカウントアップしてその上限である
14までカウントアップした後再度0からカウントアッ
プしなおされる。
【0056】次に、C RND2は、C RND Lの
抽出値とC RND Cの抽出値とが一致してリーチを
成立させることが事前に決定された場合に、リーチの種
類を事前に決定するために用いられるランダムカウンタ
である。C RND2は、0〜4のカウンタ値範囲を有
し、0からカウントアップしてその上限である4までカ
ウントアップした後再度0からカウントアップしなおさ
れる。C RND1により、事前に大当りとすることが
決定された場合には、C RND2の抽出値が0のとき
にノーマルリーチを成立させることが事前に決定され、
一方、1〜4のときにスーパーリーチを成立させること
が事前に決定される。あるいは、C RND1の抽出値
により外れとすることが事前に決定され、かつ、C R
ND L,C,Rにより外れ図柄が事前決定された際に
左図柄と中図柄の種類が同一であってリーチを成立させ
ることが事前決定された場合には、C RND2の抽出
値が参照され、その抽出値が0〜3のときにノーマルリ
ーチを成立させることが事前に決定され、一方、4のと
きにスーパーリーチを成立させることが事前に決定され
る。
【0057】次にC RND3は、C RND2の抽出
値によりスーパーリーチを成立させることが事前に決定
された場合に、スーパーリーチの種類を事前に決定する
ために用いられるランダムカウンタである。C RND
3は、0からカウントアップされてその上限である2ま
でカウントアップされた後再度0からカウントアップし
なおされる。C RND3の抽出値が0のときに後述す
るスーパーリーチ1を成立させることが事前に決定さ
れ、1のときに後述するスーパーリーチ2を成立させる
ことが事前に決定され、2のときに後述するスーパーリ
ーチ3を成立させることが事前に決定される。
【0058】図6は、ランダムカウンタの値により大当
りを発生させるか否かを事前に決定するための手順を示
すフローチャートである。このフローチャートにより特
別図柄用可変表示装置17の可変表示の結果を大当りと
するか否かが事前に決定され、さらに停止図柄の種類が
決定される。また、それに加えて、リーチを成立させる
か否かが事前に決定される。
【0059】パチンコ玉が始動口11あるいは可変始動
口装置24に始動入賞すれば、その時点におけるC R
ND1の値が抽出され、その抽出値が「3」のときに
は、大当りを発生させることが事前に決定される。そし
て、大当りを発生させることが事前に決定された場合に
は、C RND Lの抽出値により、大当りとなる図柄
の種類が決定される。
【0060】一方、C RND1の抽出値が「3」以外
のときには、外れとすることが事前に決定される。この
場合には、C RND Lの抽出値により左予定停止図
柄が決定され、C RND Cの抽出値により中予定停
止図柄が決定され、C RND Rの抽出値により右予
定停止図柄が事前に決定される。
【0061】なお、これら3つの予定停止図柄を決定し
た際に、その決定内容がたとえばぞろめとなり大当りを
発生させるための図柄の組合せに偶然一致した場合に
は、CRND Rの抽出値に「1」が加算されて強制的
に外れの結果となるように制御される。
【0062】また、遊技状態が前述した高確率状態のと
きには、C RND1の抽出値が、3,5,7,11,
13,17,19のときに大当りを発生させることが事
前に決定され、それ以外のときに外れとすることが事前
に決定される。
【0063】左予定停止図柄と中予定停止図柄とが一致
する場合には、リーチを成立させることが事前に決定さ
れる。そして、C RND2の値により、リーチをノー
マルリーチとするかスーパーリーチとするかが事前に決
定される。なお、リーチを成立させることが事前に決定
された場合には、リーチ成立時に特別図柄用飾り図柄表
示領域を拡大表示させることが事前に決定される。特別
図柄用飾り図柄表示領域は、画像表示装置4の画像表示
部5に構成されており、詳細については図18および図
19において説明する。
【0064】図7は、特別図柄の可変表示に関するタイ
ミングチャートを示す。特別図柄用可変表示装置17
は、図に示すタイミングチャートに従って左図柄,中図
柄,右図柄を一斉に可変表示開始させる。そして、事前
に決定されたリーチの種類に応じてその可変表示内容を
変化させるのである。
【0065】まず、始動入賞(始動口入賞)が検出され
た時点でC RND1,C RNDL,C,Rが抽出さ
れ、格納される。次に、始動入賞時より0.002秒後
に、格納したC RND1が読出され、大当りとするか
否かが事前に決定される。次に、始動入賞時より0.3
秒後にC RND2,3が抽出されてリーチを成立させ
る場合のリーチの種類が事前に決定される。続いて左図
柄,中図柄,右図柄の一斉変動が開始する。
【0066】左図柄は、一斉変動が開始してから時間T
1の間、変動パターンAによる変動が継続する。
【0067】ここで変動パターンとは、図柄の変動の種
類を意味する。たとえば、変動パターンごとに図柄の変
動する速度や変動方向などが異なる。本実施形態では、
変動パターンA〜Eを組合せて特別図柄の可変表示が行
なわれている。
【0068】左図柄の変動が開始してから時間T1後に
左図柄の変動パターンがBに変化する。そして、時間T
2後に予定停止図柄で停止する。
【0069】中図柄は、一斉変動が開始してから時間T
3の間、変動パターンAによる変動が継続され、その後
変動パターンBによる変動に切換わる。変動パターンB
による変動が時間T2の間行なわれた後に予定停止図柄
が停止する。なお、左図柄の可変表示時間(T1+T
2)と、時間T3とが同一時間長さであるために、左図
柄が停止してから時間T2後に中図柄が停止することに
なる。
【0070】右図柄の可変表示は、破線で囲むようにリ
ーチ不成立時,リーチ成立時とでその内容が異なる。リ
ーチ成立時には、さらにリーチの種類により、その可変
表示内容が異なる。
【0071】リーチ不成立時、すなわち、リーチ以外の
場合には、時間T4の間、変動パターンAの変動が行な
われた後、変動パターンBの変動に変化して、時間T2
後に予定停止図柄が停止する。なお、中図柄の可変表示
時間(T3+T2)と時間T4とが同一時間長さである
ために、中図柄が停止してから時間T2後に右図柄が停
止することになる。
【0072】ノーマルリーチの場合には、時間T4の
間、変動パターンAの変動が行なわれた後、変動パター
ンBの変動に変化して、時間T2後に予定停止図柄が停
止する。
【0073】スーパーリーチ1の場合には、時間T4の
間、変動パターンAの変動が行なわれた後、変動パター
ンCの変動に変化して、時間T6後に予定停止図柄が停
止する。
【0074】スーパーリーチ2の場合には、時間T4の
間、変動パターンAの変動が行なわれた後、変動パター
ンDの変動に変化して、時間T6後に予定停止図柄で停
止する。
【0075】なお、スーパーリーチ3の場合には、左図
柄と中図柄の可変表示内容が他のリーチのものと異な
る。すなわち、変動パターンAにより左,中,右図柄の
一斉変動が開始してから時間T3後に一斉に変動パター
ンEによる図柄の変動に切換わる。この時点でたとえば
大当りとなるぞろめの図柄が揃って表示されつつ、可変
表示が行なわれるような表示態様となる。そして、変動
パターンEによる変動に切換わってから時間T7後に一
斉に揃って予定停止図柄が停止する。
【0076】図8は、普通図柄用飾り図柄と特別図柄用
飾り図柄の可変表示に関するタイミングチャートを示
す。図8(a)は、普通図柄用飾り図柄の可変表示開始
から可変表示終了までのタイミングチャートである。普
通図柄用飾り図柄は、図14において後述する普通図柄
と可変表示開始のタイミングを一致させるべく、パチン
コ玉の通過が通過玉検出器23により検出されてから
0.004秒後に変動が開始される。すなわち、画像表
示部5に普通図柄用飾り図柄の一例となるボクシングの
試合の画像が表示開始される。そして、普通図柄用飾り
図柄の変動が開始してから27.000秒後に、その変
動が終了する。すなわち、画像表示部5においてボクシ
ングの試合の結末が表示された後、ボクシングの試合を
表示させる前の画像に復帰する。なお、高確率状態の際
には、この変動時間が6.000秒に短縮される。
【0077】図8(b)は、特別図柄用飾り図柄の変動
開始から終了までのタイミングチャートを示す。ノーマ
ルリーチの場合には、図7で説明した特別図柄の可変表
示開始時期とその変動開始時期とを一致させるべく、始
動入賞時より0.300秒後に特別図柄用飾り図柄の変
動が開始する。そして、ノーマルリーチ成立時の可変表
示時間と一致させるべく、時間(T4+T5)の間、変
動が行なわれた後、停止する。スーパーリーチ1,2,
3の場合には、スーパーリーチ1,2,3が成立した場
合の特別図柄の可変表示時間に合わせるべく、特別図柄
用飾り図柄は始動入賞時より0.300秒後に変動が開
始した後、時間(T4+T6)後に停止する。
【0078】なお、図示を省略しているが、リーチ以外
の場合には、時間(T2+T4)の間、特別図柄用飾り
図柄が変動する。特別図柄用飾り図柄は、たとえば普通
図柄用飾り図柄と同様に画像表示部5に画像表示される
ボクシングの一連の試合画像である。
【0079】以上、図8で説明したように、普通図柄用
飾り図柄あるいは特別図柄用飾り図柄が普通図柄あるい
は特別図柄の可変表示タイミングと一致して変動表示さ
れるので、遊技者は普通図柄あるいは特別図柄の変動と
連動した画像を楽しむことができる。
【0080】図9は、特別図柄用可変表示装置17で可
変表示される特別図柄の種類を示す図である。
【0081】ランダムカウンタC RND L,C,R
のランダム値0〜14に対応して、それぞれ数字図柄
「1」〜「9」と、アルファベット図柄「A」,
「C」,「F」,「L」,「P」,「U」が定められて
いる。なお、たとえば、「3」,「5」,「7」が確率
変動図柄である。
【0082】図10は、普通図柄用可変表示装置26に
表示される普通図柄の表示順序とその周期を説明するた
めの説明図である。普通図柄は、0,1,3,5,7,
9の順序を1周期として変動表示される。1図柄の表示
時間は、0.040秒であり、1周期は0.240秒と
なっている。普通図柄用可変表示装置26では、可変表
示時間中はこの周期で普通図柄を変動表示させる。そし
て、所定の可変表示時間となる直前に周期と関係なく事
前に決定した予定停止図柄に置換えた後、その図柄を停
止表示させる。なお、1図柄の表示時間が0.040秒
という非常に短い時間に設定されているため、停止図柄
が前述した周期に一致しない図柄であっても、遊技者に
不自然な印象を与えることはない。図11は、普通図柄
の表示制御に用いられるランダムカウンタの種類とその
内容を示す説明図である。C RND8は、可変表示の
結果、当りを発生させるか否かを事前に決定するための
ランダムカウンタである。C RND8は、3からカウ
ントアップが開始されてその上限である13までカウン
トアップされた後、再び3からカウントアップしなおす
ように構成されている。このカウントアップの更新は、
たとえば0.002秒ごとに1つずつカウントアップす
ることにより行なわれる。
【0083】C RND Fは、C RND8により外
れとすることが事前に決定された場合に、停止表示させ
る普通図柄の種類を決定するためのランダムカウンタで
ある。C RND Fは、0からカウントアップしてそ
の上限である5までカウントアップした後再度0からカ
ウントアップしなおされるものであり、そのカウントア
ップの更新は、割込処理余り時間を利用して行なわれ
る。
【0084】図12は、ランダムカウンタC RND8
の値により、当たりを発生させるか否かを事前に決定す
るための手順を示すフローチャートである。このフロー
チャートにより普通図柄の可変表示の結果を当りとする
か否かが事前に決定され、さらに停止図柄の種類が決定
される。
【0085】パチンコ玉の通過が通過玉検出器23によ
り検出されれば、その時点におけるC RND8の値を
抽出し、その抽出値が「3」のときには、当りを発生さ
せることが事前に決定される。そして、当りを発生させ
ることが事前に決定された場合には、当り図柄として
「7」を表示させることが事前に決定される。
【0086】一方、C RND8の抽出値が「3」以外
のときには、外れとすることが事前に決定される。この
場合には、C RND Fの抽出値により外れ図柄が定
められる。なお、偶然に当り図柄「7」に一致するよう
な場合には、外れ図柄として「0」が表示されるように
制御する。
【0087】なお、遊技状態が高確率状態のときには、
C RND8の抽出値が、3〜12のときに当りを発生
させることが事前に決定され、13のときに外れとする
ことが事前に決定される。
【0088】図13は、普通図柄用可変表示装置に表示
される普通図柄のランダムカウンタC RND Fの各
カウンタ値との対応関係を示す説明図である。ランダム
カウンタC RND Fの各カウンタ値0,1,2,
3,4,5が、それぞれ普通図柄0,1,3,5,7,
9と対応している。
【0089】図14は、普通図柄の変動表示の制御手順
を示すタイミングチャートである。まず、図14(a)
を参照して、普通図柄用ゲート(通過口)22をパチン
コ玉が通過すれば、その通過が通過玉検出器23により
検出される。その検出パルスが立上がるタイミングでC
RND8の値が抽出され、格納される。
【0090】続いて、パチンコ玉の通過が検出されてか
ら0.002秒後に、検出パルスの立下がりのタイミン
グでC RND8が読出されて当りとするか否かが事前
に決定される。さらに、外れとすることが事前に決定さ
れた場合には、外れ図柄を事前に決定するためにC R
ND Fが抽出され、格納される。次に、パチンコ玉の
通過が検出されてから0.004秒後に普通図柄の可変
表示が開始する。そして、27.000秒間、普通図柄
の可変表示が行なわれた後、予定停止図柄が停止する。
なお、遊技状態が高確率状態にある場合には、可変表示
時間が6.000秒に短縮される。
【0091】図14(b),(c)は、普通図柄の可変
表示の終了と可動片28の開成/閉成との時間的関係を
示すタイミングチャートである。特に図14(b)は、
遊技状態が高確率状態以外の通常状態の場合を示し、図
14(c)は高確率状態の場合を示す。まず、図14
(b)を参照して、普通図柄の可変表示が終了した時点
で、その可変表示結果が当りとなる結果であるか否かが
チェックされる。そして、当りであると判断されたこと
に基づいて普通電動役物(可変始動口装置)24の可動
片28が開成し、いわゆる普通電動役物が開放状態とな
る。可動片28は、その開成時から0.500秒後に閉
成し、いわゆる普通電動役物が閉鎖状態となる。一方、
普通電動役物が開放中に普通図柄の始動記憶が残存して
いる場合には、普通図柄の停止から0.502秒後、そ
の始動記憶に基づいた次の回の普通図柄の可変表示を行
なうための処理が開始される。すなわち、既に格納され
ているC RND8の読出が行なわれて、その結果を当
りとするか否かが事前に決定される。また同時に、C
RND Fの値が抽出される。
【0092】続いて、普通電動役物の閉鎖から0.00
4秒後に次の回の普通図柄の可変表示が開始される。
【0093】遊技状態が高確率状態にある場合には、図
14(c)を参照して、当り図柄が普通図柄用可変表示
装置26に停止表示されてから5.000秒間、普通電
動役物が開放状態となる。一方、普通電動役物の開放中
に普通図柄の始動記憶が残存している場合には、普通図
柄の停止表示から5.002秒後にその始動記憶に基づ
いた次の回の普通図柄の変動表示を行なうための処理が
開始される。すなわち、既に抽出済のC RND8の値
が読出されて、当りとするか否かが事前に決定される。
併せて、C RND Fの値が抽出される。そして、普
通電動役物の閉鎖から0.004秒後に次の回の普通図
柄の可変表示が開始される。
【0094】図15は、普通図柄の可変表示結果が外れ
である場合に次の回の普通図図柄の可変表示が開始する
タイミングを示すタイミングチャートである。ある回の
普通図柄の変動表示が開始し、終了した際に停止結果が
外れであることがチェックされる。そして、始動記憶が
残存していることを条件として、可変表示の終了から
0.502秒後に既に格納されているC RND8の値
が読出され、当りとするか否かが事前決定される。そし
て、その決定に基づいた次の回の可変表示が前回の可変
表示終了時から0.504秒後に開始される。
【0095】図16は、高確率状態の発生動作を説明す
るための作用説明図である。ここで、図16に示す条件
装置とは、基本回路36内のROMに記憶されている制
御プログラムにより構成されたものであり、特定遊技状
態となれば停止状態から作動状態に切換わり、その大当
り制御が終了するまで作動状態を維持する。そして、こ
の特定遊技状態の発生時における特別図柄用可変表示装
置17の表示結果が確率変動図柄のぞろめである場合に
は、高確率状態に制御される。すなわち、確率変動図柄
「3」,「5」,「7」のうち、いずれかの図柄のぞろ
めにより大当りが発生した場合には、以降、少なくとも
2回の高確率状態が発生する。
【0096】1回目または2回目の高確率状態時に発生
した大当りが確率変動図柄によるものでない場合には、
図示するように、2回目の特定遊技状態終了後は高確率
状態に移行しない。
【0097】図17は、画像表示装置4に可変表示され
る飾り図柄の表示例を示す図である。図17(a)は、
リーチが成立していない場合を、図17(b)はリーチ
が成立した場合をそれぞれ示している。
【0098】画像表示部5には、普通図柄用飾り図柄を
表示するための普通図柄用飾り図柄表示領域5aと、特
別図柄用飾り図柄を表示するための特別図柄用飾り図柄
表示領域5bとが設けられている。普通図柄用飾り図柄
表示領域5aには、普通図柄用可変表示装置26で普通
図柄の可変表示が開始されるごとに遊技者を想定したボ
クサーと対戦者を想定したボクサーとの試合が画像表示
され、また、それぞれのボクサーの上側にはそれぞれの
残りレベル(倒されるまでの余力)が表示されており、
相手の攻撃により徐々に減っていく。そして、可変表示
結果が導出表示されるタイミングに合わせて、その可変
表示結果と対応した試合結果が画像表示される。すなわ
ち、一連のボクシングの試合画像により普通図柄用飾り
図柄が構成されている。
【0099】特別図柄用飾り図柄表示領域5bでも同様
にして特別図柄用可変表示装置17で特別図柄の可変表
示が開始されるごとにボクシングの試合が画像表示さ
れ、可変表示結果が導出表示されるタイミングに合わせ
て、その可変表示結果と対応した試合結果が画像表示さ
れる。すなわち、このような一連のボクシングの試合画
像により特別図柄用飾り図柄が構成されている。
【0100】なお、普通図柄用飾り図柄表示領域5aに
画像表示されるボクサーや背景画面などは特別図柄用飾
り図柄表示領域5bに画像表示されるボクサーや背景画
面などとはその外観が異なっている。これにより、普通
図柄用飾り図柄と特別図柄用飾り図柄とを遊技者が容易
に区別することができる。また、画像が異なっているた
めに、全く同一の画像が表示される場合と比較して見た
目の面白みが向上する。
【0101】図17(a)を参照して、リーチが成立し
ていない場合には、画像表示部5が普通図柄用飾り図柄
表示領域5aと特別図柄用飾り図柄表示領域5bとに均
分に利用されている。遊技者は画像表示部5の上段部分
で普通図柄用飾り図柄の変動状況を確認しつつ、下段部
分で特別図柄用飾り図柄の変動状況を確認できる。これ
により、普通図柄や特別図柄の可変表示が演出された演
出用画像を一度に楽しむことができる。したがって、大
当りなどの発生に対する期待感が一層向上するととも
に、いずれか一方の表示結果を見逃すこともない。
【0102】さらに、普通図柄用飾り図柄表示領域5a
では特別図柄用飾り図柄表示領域5bと比較して、遊技
者を想定したボクサーが勝利する結末が頻繁に表示され
ることが期待できる。すなわち、特別図柄用可変表示装
置17で大当りが発生する確率は、C RND1が設定
1に設定されており、かつ、高確率状態にある場合であ
ってもせいぜい7/214である。一方、普通図柄用可
変表示装置26で当りが発生する確率は、高確率状態以
外の通常状態においても3/11であり、高確率状態に
おいては10/11となるからである。
【0103】画像表示部5において遊技者を想定したボ
クサーがある程度頻繁に勝利する画像が表示されること
により、見た目の面白さが向上し、飽きのこない表示と
することができる。このような効果は、画像表示部5に
特別図柄用の飾り図柄のみならず普通図柄用飾り図柄を
も同時に表示させるように構成したことにより初めて導
出されるものと言える。特別図柄用飾り図柄のみを表示
させて頻繁に遊技者を想定したボクサーが勝利する画像
を表示させんとする場合には、大当りの発生率を向上さ
せねばならず、これにより遊技場側の不利益が甚大なも
のとなる恐れがあるからである。
【0104】次に図17(b)を参照して、特別図柄用
可変表示装置17でリーチが成立した場合には、当り図
柄拡大処理が行なわれて特別図柄用飾り図柄表示領域5
bが拡大表示される。そして、普通図柄用飾り図柄表示
領域5aがその一部の領域を残して特別図柄用飾り図柄
表示領域5bの背面に隠れるような表示となる。特別図
柄用飾り図柄表示領域5bには、拡大表示されるまでは
上半身のみ表示されていたボクサーの全身が表示され
る。このように飾り図柄拡大処理が行なわれることによ
り、リーチの成立が遊技者に報知されるとともにリーチ
成立時の演出効果が増大すると同時に特別図柄用飾り図
柄に注目させる効果がある。
【0105】図18は、リーチ成立時における画像表示
部5の表示に関し、図17(b)とは異なる表示例を示
す図である。図18では、特別図柄用飾り図柄表示領域
5bが図17(b)に示したのと同様に拡大表示されて
いる。一方、普通図柄用飾り図柄表示領域5aは、図1
7(b)とは異なり、縦横等倍に縮小表示される。そし
て普通図柄用飾り図柄表示領域5aには、縮小表示され
た普通図柄用飾り図柄が可変表示される。したがって、
リーチ成立時であっても普通図柄用飾り図柄表示領域5
aにおいて普通図柄用飾り図柄の可変表示状況が把握で
きる。また、普通図柄用飾り図柄表示領域5aの左隣に
は、普通図柄用飾り図柄表示領域5aが縮小表示される
ことに伴って表示スペース5cができる。この表示スペ
ース5cを利用して、たとえば、リーチが成立している
旨の文字情報やその他の遊技情報などを表示させること
も可能である。
【0106】図19は、図17,図18において説明し
た飾り図柄拡大処理に関し、その処理手順を示すフロー
チャートである。以下に説明するフローチャートに従う
制御プログラムは、図2に示した基本回路36のROM
内に記憶されている。基本回路36は、記憶されている
制御プログラムに従ってCRT回路38に飾り図柄拡大
処理のための制御信号を出力する。
【0107】まず、S1において特別図柄が可変開始し
たか否かが判断される。特別図柄が可変開始していない
と判断された場合には、後述するS3に進む。一方、特
別図柄が可変開始されたと判断された場合には、S2に
進み、特別図柄用飾り図柄を表示開始させる制御が行な
われる。具体的には、画像表示部5の特別図柄用飾り図
柄表示領域5bにおいてボクシングの試合が開始される
画像が表示される。
【0108】次にS3に進み、普通図柄が可変開始され
たか否かが判断される。普通図柄が可変開始されていな
いと判断された場合には、後述するS5に進む。一方、
普通図柄が可変開始されたと判断された場合にはS4に
進み、普通図柄用飾り図柄の表示を開始させる制御が行
なわれる。具体的には、画像表示部5の普通図柄用飾り
図柄表示領域5aにおいてボクシングの試合が開始され
る画像表示が行なわれる。
【0109】次にS5に進み、リーチ成立時か否かが判
断される。具体的には、ノーマルリーチ、あるいはスー
パーリーチ1〜3が成立した時点であるか否かの判断が
なされる。リーチ成立時でない場合には、後述するS7
に進む。一方、リーチ成立時である場合には、S6に進
み、特別図柄用飾り図柄表示領域5bを拡大する制御が
行なわれる。このような拡大制御が行なわれることによ
り、図17(b)あるくいは図18に示すような表示と
なる。
【0110】次にS7に進み、リーチ表示終了時である
か否かが判断される。具体的には、特別図柄用可変表示
装置17でリーチが成立した後、その結果が導出表示さ
れた時点であるか否かが判断される。リーチ表示終了時
でない場合にはそのまま処理が終了する。一方、リーチ
表示終了時であると判断された場合には、特別図柄用飾
り図柄表示領域5bをリーチ成立前の大きさに縮小する
縮小制御が行なわれる。このような縮小制御が行なわれ
ることにより、図17(b)あるいは図18の表示から
図17(a)の表示に変化し、普通図柄用飾り図柄表示
領域5aと特別図柄用飾り図柄表示領域5bとが均分に
画像表示部5に表示される。
【0111】特別図柄用飾り図柄表示領域5bの縮小制
御が行なわれた後、処理が終了する。
【0112】以下に、以上説明した実施の形態の変形例
や特徴点を列挙する。 (1) 図17,図18において説明したようにリーチ
成立時に特別図柄用飾り図柄表示領域5bが拡大表示さ
れるように構成した。しかしながら、これに加えて、大
当り発生時に特別図柄用飾り図柄表示領域5bが拡大表
示されるように構成してもよい。また、この際にボクサ
ーなどのキャクラタ自体が拡大表示されるように構成し
てもよい。あるいは、普通図柄の当りが発生した場合
に、普通図柄用飾り図柄表示領域5aが拡大表示される
ように構成してもよい。なお、この際にボクサーなどの
キャラクタも併せて拡大表示されるように構成してもよ
い。
【0113】(2) 飾り図柄拡大処理が行なわれて特
別図柄用飾り図柄表示領域5bが拡大表示される場合
に、特別図柄用飾り図柄表示領域5bが画像表示部5の
全面に拡大表示されるように構成し、特別図柄用飾り図
柄表示領域5bが拡大表示されている間は普通図柄用飾
り図柄表示領域5aが表示されないように構成してもよ
い。
【0114】(3) 飾り図柄拡大処理は、リーチが成
立した場合に行なわれるように構成したが、これに代え
て、遊技状態が高確率状態にある場合には、常に特別図
柄用飾り図柄表示領域5bが拡大表示されているように
構成してもよい。あるいは、普通図柄の可変表示が行な
われていない場合または普通図柄の可変表示に関してそ
の始動記憶がない場合には特別図柄用飾り図柄表示領域
5bを常に拡大表示しておくように構成してもよい。逆
に、特別図柄が可変表示されていない場合や、特別図柄
に関してその始動記憶がない場合には普通図柄用飾り図
柄表示領域5aを常に拡大表示しておくように構成して
もよい。あるいは、特別図柄の可変表示が行なわれてお
らず、かつ、特別図柄に関してその始動記憶がない状態
において、普通図柄が可変表示中である場合や普通図柄
で当りが発生した場合などに普通図柄用飾り図柄表示領
域5aを拡大表示するように構成してもよい。
【0115】(4) 図17,図18では、普通図柄用
飾り図柄表示領域5aおよび特別図柄用飾り図柄表示領
域5bには、ともにボクシングの試合が画像表示される
ように構成した。しかしながら、これに代えて、一方の
表示領域には他方の表示領域に表示される種類の飾り図
柄とは異なった飾り図柄が表示されるように構成しても
よい。
【0116】(5) 図19のフローチャートにおい
て、リーチ表示終了時には、特別図柄用飾り図柄表示領
域5bが縮小制御されるように構成したが、リーチの成
立した結果、大当りが発生した場合には、継続して表示
領域拡大制御が行なわれるように構成してもよい。ま
た、大当りが発生した場合には、画像表示装置4の表示
画面の全体が特別図柄用飾り図柄表示領域5bとなるよ
うに構成してもよい。
【0117】
【課題を解決するための手段の具体例】図1に示した遊
技盤により構成されるパチンコ遊技機により、表示状態
が変化可能な画像表示装置を有する遊技機が構成されて
いる。また、画像表示装置4により、前記画像表示装置
が構成されている。
【0118】特別図柄用可変表示装置17により、表示
状態が変化可能であり、所定の可変表示条件が成立した
場合にその表示結果が導出表示される第1可変表示部が
構成されている。また、パチンコ玉が始動口11に始動
入賞すること、または可変始動口装置24に始動入賞す
ることにより、前記所定の可変表示条件が構成されてい
る。
【0119】普通図柄用可変表示装置26により、表示
状態が変化可能な第2可変表示部が構成されている。図
17あるいは図18に示した特別図柄用飾り図柄表示領
域5bに表示される特別図柄用飾り図柄により、前記第
1可変表示部の表示結果に対応した第1の演出用画像が
構成されている。また、図17,図18に示した普通図
柄用飾り図柄表示領域5aに表示される普通図柄用飾り
図柄により、前記第2可変表示部の表示に対応した第2
の演出用画像が構成されている。
【0120】図19に示したフローチャートにより、前
記第1可変表示部の表示結果に対応した第1の演出用画
像と、前記第2可変表示部の表示に対応した第2の演出
用画像とを同時に前記画像表示装置に表示する制御が可
能な画像表示制御手段が構成されている。
【0121】図19のS5により、所定の遊技条件が構
成されている。また、S6により、所定の遊技条件が成
立した場合に前記第1の演出用画像を前記画像表示装置
に表示させるための第1表示領域と前記第2の演出用画
像を前記画像表示装置に表示させるための第2表示領域
とのうち少なくともいずれかの表示領域を拡大する表示
制御を行なう画像表示制御手段が構成されている。ま
た、図17,図18に示した特別図柄用飾り図柄表示領
域5bにより、前記第1表示領域が構成されている。ま
た、普通図柄用飾り図柄表示領域5aにより、前記第2
表示領域が構成されている。
【0122】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、前記第1可変表示部の表示に対応した第1
の演出用画像と、前記第2可変表示部の表示に対応した
第2の演出用画像とが同時に前記画像表示装置に表示さ
れるので、前記第1可変表示部の表示結果と前記第2表
示部の表示結果とを一瞥で容易に確認できるとともに、
演出効果が高まり遊技の興趣性が向上する。
【0123】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、所定の遊技条件が成立した場合に、前記第
1表示領域と前記第2表示領域とのうち少なくともいず
れかの表示領域が拡大表示されるので、拡大表示された
表示領域に対応する可変表示部の表示結果をより一層容
易に確認できるとともに、演出効果を一層高めることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機に用いられる制御回路の構成を
示す図である。
【図3】パチンコ遊技機に用いられる制御回路の構成を
示す図である。
【図4】パチンコ遊技機に用いられる画像表示制御基板
の構成を示す図である。
【図5】特別図柄の表示制御に用いられる各種ランダム
カウンタを説明するための説明図である。
【図6】大当りを発生させるか否か、リーチを成立させ
るか否かを事前に決定するための処理手順を示すフロー
チャートである。
【図7】特別図柄用可変表示装置の可変表示動作を示す
タイミングチャートである。
【図8】飾り図柄の可変表示動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図9】特別図柄の図柄の種類を説明するための説明図
である。
【図10】普通図柄の変動表示の順序とその周期を示す
説明図である。
【図11】普通図柄の可変表示に用いられるランダムカ
ウンタを説明するための説明図である。
【図12】普通図柄の当りを発生させるか否かを事前に
決定するための手順をしめすフローチャートである。
【図13】普通図柄の種類を説明するための説明図であ
る。
【図14】普通図柄の可変表示動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図15】ある回の可変表示が外れの結果で終了してか
ら次回の可変表示が開始する際の普通図柄の可変表示動
作を示すタイミングチャートである。
【図16】高確率状態の発生動作を説明するための作用
説明図である。
【図17】普通図柄用飾り図柄および特別図柄用飾り図
柄の表示例を示す図である。
【図18】普通図柄用飾り図柄および特別図柄用飾り図
柄の表示例を示す図である。
【図19】飾り図柄拡大処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1は遊技盤、3は遊技領域、4は画像表示装置、5は画
像表示部、7は特別図柄用可変表示装置、26は普通図
柄用可変表示装置、11は始動口、24は可変始動口装
置、10は可変入賞球装置、22は通過口、36は基本
回路、38はCRT回路、39はCRT表示器、51は
基本回路、6は特別図柄用始動記憶表示器、27は普通
図柄用始動記憶表示器である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示状態が変化可能な画像表示装置を有
    する遊技機であって、 表示状態が変化可能であり所定の可変表示条件が成立し
    た場合にその表示結果が導出表示される第1可変表示部
    と、 表示状態が変化可能な第2可変表示部と、 前記第1可変表示部の表示に対応した第1の演出用画像
    と前記第2可変表示部の表示に対応した第2の演出用画
    像とを同時に前記画像表示装置に表示する制御が可能な
    画像表示制御手段とを有することを特徴とする、遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記画像表示制御手段は、所定の遊技条
    件が成立した場合に、前記第1の演出用画像を前記画像
    表示装置に表示させるための第1表示領域と前記第2の
    演出用画像を前記画像表示装置に表示させるための第2
    表示領域とのうち、少なくともいずれかの表示領域を拡
    大する表示制御を行なうことを特徴とする、請求項1記
    載の遊技機。
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