JPH09154515A - 製麺機のバケット殺菌洗浄方法 - Google Patents

製麺機のバケット殺菌洗浄方法

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Publication number
JPH09154515A
JPH09154515A JP7324669A JP32466995A JPH09154515A JP H09154515 A JPH09154515 A JP H09154515A JP 7324669 A JP7324669 A JP 7324669A JP 32466995 A JP32466995 A JP 32466995A JP H09154515 A JPH09154515 A JP H09154515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
bucket
water tank
noodles
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7324669A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Nishino
洋一 西野
Fumio Hayashi
文男 早矢仕
Toshimichi Kato
利道 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP7324669A priority Critical patent/JPH09154515A/ja
Publication of JPH09154515A publication Critical patent/JPH09154515A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J2027/006Cooking-vessels especially adapted for preparing pasta

Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺菌洗浄が容易で特殊な廃水処理設備を用い
る必要がない製麺機のバケット殺菌洗浄方法を提供す
る。 【解決手段】 ゆでた後の麺1bを収容したバケット2
がコンベア3で搬送されて浸漬される冷却水槽7に、オ
ゾン水を供給することにより、冷却水中に溶出した有機
成分がオゾンにより酸化分解されるので、バケット2の
メッシュに有機成分の付着が防止され、常に清浄な状態
に保たれる。冷却水槽に供給されたオゾン水中のオゾン
は、殺菌や有機成分の分解により消滅するので、特殊な
排水処理設備を通さずにそのまま下水に排水することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、網状のバケット内
に麺を収容しそのバケットごと麺をゆでた後、冷却水槽
に浸漬させて麺を冷却する製麺機のバケット殺菌洗浄方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】市販されているうどんやラーメン等の生
麺の製麺工程には、バケット内に収容した麺をバケット
ごとゆでた後、冷却水槽に浸漬させて麺を冷却する冷却
工程がある。このような冷却工程にはチラー装置で製造
されたチラー水が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで冷却水槽内に
はゆで麺の有機成分(蛋白質、澱粉等)が溶出している
ため、バケットのメッシュ(金網)に有機成分が付着し
て細菌やカビ等の発生源となったり、麺が汚染された
り、メッシュが目詰まりして麺の冷却が妨げられたりす
るおそれがある。
【0004】このため、ゆで工程の前後にはバケットを
殺菌洗浄することが必要であるが、バケットの洗浄殺菌
は作業者がコンベアからバケットを一つずつ取り外して
ブラシ等で付着物を擦り落とした後コンベアに取り付け
る等するためかなりの労力が必要である。また、バケッ
トの殺菌に用いる殺菌剤としては次亜塩素酸ナトリウム
があるが、次亜塩素酸ナトリウムを使用した場合には排
水をそのまま下水に流すと公害の原因となるので、無害
化するための特殊な廃水処理設備が必要となる。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、殺菌洗浄が容易で特殊な廃水処理設備を用いる必要
がない製麺機のバケット殺菌洗浄方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、網状のバケット内に麺を収容し、そのバケ
ットごと麺をゆでた後、冷却水槽に浸漬させて麺を冷却
する製麺機のバケットを殺菌洗浄する方法において、冷
却水槽にオゾン水を供給し、バケットを麺ごと殺菌洗浄
するものである。
【0007】上記構成に加え本発明は、冷却水槽が、溢
れた冷却水を次段の冷却水槽に順次流す多段式の冷却水
槽であって、バケットが下流側の冷却水槽から上流側の
冷却水槽に順次浸漬されると共に最上流段の冷却水層の
冷却水をポンプで循環させるようにしてもよい。
【0008】上記構成に加え本発明は、冷却水層の内、
2段目から下流側の冷却水槽にエアブローを施してもよ
い。
【0009】ゆでた後の麺を収容したバケットがコンベ
アで搬送されて浸漬される冷却水槽に、オゾン水を供給
することにより、冷却水中に溶出した有機成分がオゾン
により酸化分解されるので、バケットのメッシュに付着
するのが防止され、常に清浄な状態に保たれる。冷却水
槽に供給されたオゾンは冷却水で希釈され、殺菌や有機
物分解により消滅するので、特殊な排水処理設備を通さ
ずにそのまま下水に排水することができる。最上流段の
冷却水層の冷却水をポンプで循環させることにより、バ
ケット及び麺が効率的に冷却されると共に、エアブロー
がないため不要なオゾン分解がなく効率的に殺菌洗浄さ
れる。バケットが下流側の冷却水槽から順次上流側の冷
却水槽に浸漬されることにより、殺菌洗浄によりオゾン
の分解が促進され、麺の冷却効果が向上する。冷却水層
の内、2段目から下流側の冷却水槽にエアブローを施す
ことにより、冷却効果が向上すると共に不要なオゾンの
分解が促進される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0011】図1は本発明の製麺機のバケット殺菌洗浄
方法を適用したゆで工程及び冷却工程の一実施の形態を
示す概念図である。
【0012】同図において、麺1a,1bを収容するた
めの複数のバケット2が、コンベア3で麺収容工程(図
示せず)及びゆで工程4に通され、多段式(図では3段
であるが2段でも4段以上でもよい)の冷却水槽5,
6,7に順次浸漬された後、麺取り外し工程(図示せ
ず)に搬送された後、麺収容工程に循環されるようにな
っている。
【0013】冷却水槽5〜7の内、最上段(1段目、図
では左側)の冷却水槽7には安全かつ十分な濃度(約5
ppm)の約5℃のチラー水を原水とするオゾン水が供
給されるようになっており、かつ、その冷却水槽7はポ
ンプ8に接続されオゾン水である冷却水が循環するよう
になっている。冷却水槽7には冷却水槽6が階段状に隣
接して配置されており、冷却水槽7から溢れた冷却水を
受けることができるように形成されている。2段目の冷
却水槽6にも冷却水槽5が隣接して配置されており、2
段目の冷却水槽6から溢れた冷却水を受けるように形成
されている。すなわち、1段目の冷却水槽7のオゾン濃
度が最も高く、下流(右側)の冷却水槽ほどオゾン濃度
が低くなり3段目の冷却水槽5に至ってはほとんどオゾ
ンがない状態となっている。冷却水槽5及び冷却水槽6
は、図示しない空気ポンプの配管が接続され、両冷却水
槽5,6の冷却水に気泡が生じるようになっている(エ
アブローが施されている)。冷却水槽5から溢れた冷却
水は下水等に排水されるようになっている。
【0014】他方、ゆで工程4から排出されたバケット
2は、コンベア3により下流側の冷却水槽5から上流側
の冷却水槽6,7に順次浸漬されつつ搬送されるように
なっている。バケット2の搬送速度は約10cm/se
c、各冷却水槽5〜7でのバケット2の各浸漬時間は約
10秒が好ましい。
【0015】次に作用について説明する。
【0016】冷却工程において、ゆでた直後の麺1bを
収容したバケット2が冷却水槽5に浸漬される。この冷
却水槽5の冷却水にはオゾンがほとんどないので、殺菌
洗浄はほとんどおこなわれず、主に麺1b及びバケット
2の冷却が行われる。浸漬してから約10秒後に3段目
の冷却水槽5から引き上げられたバケット2は、2段目
の冷却水槽6に浸漬される。この冷却水槽6の冷却水に
はわずかなオゾンが残留しているので、バケット2及び
麺1bが冷却されると共に若干の殺菌洗浄が行われる。
2段目の冷却水槽6に浸漬してから約10秒後に引き上
げられたバケット2は、1段目の冷却水槽7に浸漬され
る。この冷却水槽7に供給されるチラー水の温度は約5
℃であり、浸漬されるバケット2及び麺1bは冷却水の
温度に近くなっている。オゾンは常温(約20℃)より
低温(約5℃)の方が溶解しやすい(約1.5倍)の
で、オゾンが効率的に使用されることになり、殺菌洗浄
が効果的に行われる。すなわち、1段目の冷却水槽7に
は安全かつ十分な濃度のオゾンが存在するので、冷却水
中に溶出した麺の有機成分が酸化分解され、かつ、バケ
ット2への有機物の付着が防止される共に、バケット2
及び麺1bが十分に冷却及び殺菌洗浄される。
【0017】また、1段目の冷却水槽7の冷却水をポン
プ8で循環させることにより、エアブローがないためオ
ゾンの不要な分解が防止されると共に、バケット2及び
麺1bがすみずみまで十分かつ効率的に殺菌洗浄され
る。さらに冷却水槽5,6にエアブローを施すことによ
り、麺1bの冷却効果が向上すると共に殺菌洗浄により
オゾンの分解がさらに促進され安全性が向上する。
【0018】以上、本実施の形態において、以下のよう
な効果が得られる。
【0019】(1) 麺から溶出する有機成分がオゾン水に
より酸化分解されるので、バケットのメッシュ表面に付
着するのが防止され、バケットが常に清浄な状態に保た
れる。
【0020】(2) ゆで麺を収容したバケットが、常にオ
ゾン水中に浸漬されているため、バケット及び麺が共に
殺菌される。
【0021】(3) 冷却水中のオゾンは、冷却水が1段目
から2段目、3段目に流れるにしたがって有機物の酸化
分解により分解されてなくなるので、そのまま通常の浄
化槽(個別浄化槽、合併浄化槽、集中浄化槽)に排水す
ることができ、特殊な排水処理設備が不要である。
【0022】(4) オゾンを水に溶解させるとき、水温が
低いと溶解度が向上するので、チラー水を使用すること
により必要な温度のオゾン水が作り易く、冷却と殺菌の
相乗効果が得られる。
【0023】尚、本実施の形態では冷却水槽が階段状に
隣接して配置されているが、これに限定されるものでは
なく、各冷却水槽を離隔して配置或いは、同一平面状に
配置すると共に、溢れた冷却水をポンプで1段目から2
段目、2段目から3段目へ供給するように構成してもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0025】冷却水槽にオゾンを溶解させたオゾン水を
供給して混合し、バケットを麺ごと殺菌洗浄するので、
麺から溶出される有機成分がオゾン水により酸化分解さ
れ、オゾン自体も分解されてなくなり、殺菌洗浄が容易
となり、特殊な廃水処理設備が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製麺機のバケット殺菌洗浄方法を適用
したゆで工程及び冷却工程の一実施の形態を示す概念図
である。
【符号の説明】
1a,1b 麺 2 バケット 3 コンベア 5,6,7冷却水槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網状のバケット内に麺を収容し、そのバ
    ケットごと麺をゆでた後、冷却水槽に浸漬させて麺を冷
    却する製麺機のバケットを殺菌洗浄する方法において、
    上記冷却水槽にオゾン水を供給し、上記バケットを麺ご
    と殺菌洗浄することを特徴とする製麺機のバケット殺菌
    洗浄方法。
  2. 【請求項2】 上記冷却水槽が、溢れた冷却水を次段の
    冷却水槽に順次流す多段式の冷却水槽であって、上記バ
    ケットが下流側の冷却水槽から上流側の冷却水槽に順次
    浸漬されると共に最上流段の冷却水層の冷却水をポンプ
    で循環させるようにした請求項1記載の製麺機のバケッ
    ト殺菌洗浄方法。
  3. 【請求項3】 上記冷却水層の内、2段目から下流側の
    冷却水槽にエアブローを施した請求項2記載の製麺機の
    バケット殺菌洗浄方法。
JP7324669A 1995-12-13 1995-12-13 製麺機のバケット殺菌洗浄方法 Pending JPH09154515A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002534990A (ja) * 1999-02-01 2002-10-22 タウンセンド エンジニアリング カンパニー 同時押出食品の製造装置および同時押出食品の製造法
JP2010280868A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Niitaka:Kk 茹で麺装置用洗浄剤、及び茹で麺装置の洗浄方法
KR102294401B1 (ko) * 2020-08-19 2021-08-25 김태진 건어물 자동 구이장치
CN113907261A (zh) * 2021-10-19 2022-01-11 江南大学 一种方便熟鲜面的加工和保鲜方法及应用
KR20230076682A (ko) * 2021-11-24 2023-05-31 박왕희 시공이 용이한 친환경 도로변 매트

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