JPH09153893A - Isdn通信端末装置 - Google Patents
Isdn通信端末装置Info
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- JPH09153893A JPH09153893A JP7310666A JP31066695A JPH09153893A JP H09153893 A JPH09153893 A JP H09153893A JP 7310666 A JP7310666 A JP 7310666A JP 31066695 A JP31066695 A JP 31066695A JP H09153893 A JPH09153893 A JP H09153893A
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- info0
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 擬似的に発生するレイヤ1瞬断による通信中
断を回避する。 【解決手段】 物理インタフェースにおいて受信する信
号が48ビット以上25ms以下の期間連続して2進”
1”である場合に信号INFO0(信号なし)受信と判
断する第一INFO0検出手段11と、前記INFO0
検出手段において信号INFO0受信を判断する時間以
上の時間を計測することが可能な物理レイヤであるレイ
ヤ1の瞬断対応のオプショナルタイマ14と、物理イン
タフェースにおいて受信する信号が該オプショナルタイ
マ起動後満了までの時間ずっと2進”1”である場合に
信号INFO0受信と判断する第二INFO0検出手段
12と、これら二つのINFO0検出手段を切り替える
ための回路13とを有する。
断を回避する。 【解決手段】 物理インタフェースにおいて受信する信
号が48ビット以上25ms以下の期間連続して2進”
1”である場合に信号INFO0(信号なし)受信と判
断する第一INFO0検出手段11と、前記INFO0
検出手段において信号INFO0受信を判断する時間以
上の時間を計測することが可能な物理レイヤであるレイ
ヤ1の瞬断対応のオプショナルタイマ14と、物理イン
タフェースにおいて受信する信号が該オプショナルタイ
マ起動後満了までの時間ずっと2進”1”である場合に
信号INFO0受信と判断する第二INFO0検出手段
12と、これら二つのINFO0検出手段を切り替える
ための回路13とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDN基本イン
タフェースに接続されるISDN通信端末装置に関し、
より詳細には該通信端末装置は2つのINFO0(信号
なし)検出手段を有し、前記INFO0検出手段を切り
替えて使用することにより、擬似的に起こる通信の中断
を避けることを可能としたISDN通信端末装置に関す
る。
タフェースに接続されるISDN通信端末装置に関し、
より詳細には該通信端末装置は2つのINFO0(信号
なし)検出手段を有し、前記INFO0検出手段を切り
替えて使用することにより、擬似的に起こる通信の中断
を避けることを可能としたISDN通信端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、旧CCITT勧告I.430(1
988年版)に対応するISDN通信端末装置では、勧
告通りの実装を行っているため、物理インタフェースに
おいて48ビット以上25ms以下の時間連続した2
進”1”を受信した場合、信号INFO0受信と判断し
ていた。そのため、図3に示すように物理レイヤである
レイヤ1の状態が起動状態(状態F7)もしくはフレー
ム同期がはずれた状態(状態F8)において、該ISD
N通信端末装置のレイヤ1に瞬断があった場合、これを
信号INFO0受信と判断し、停止表示プリミティブを
送信してレイヤ1の状態は停止状態(状態F3)に遷移
する。このため、短時間のレイヤ1瞬断でも通信の中断
を招いてしまった。なお、INFO0とは、ITU−T
勧告I.430(1993年3月承認)で定義される
「2進”1”の連続(信号なし)」のことである。
988年版)に対応するISDN通信端末装置では、勧
告通りの実装を行っているため、物理インタフェースに
おいて48ビット以上25ms以下の時間連続した2
進”1”を受信した場合、信号INFO0受信と判断し
ていた。そのため、図3に示すように物理レイヤである
レイヤ1の状態が起動状態(状態F7)もしくはフレー
ム同期がはずれた状態(状態F8)において、該ISD
N通信端末装置のレイヤ1に瞬断があった場合、これを
信号INFO0受信と判断し、停止表示プリミティブを
送信してレイヤ1の状態は停止状態(状態F3)に遷移
する。このため、短時間のレイヤ1瞬断でも通信の中断
を招いてしまった。なお、INFO0とは、ITU−T
勧告I.430(1993年3月承認)で定義される
「2進”1”の連続(信号なし)」のことである。
【0003】また、ITU−T勧告I.430(199
3年3月承認)のレイヤ1瞬断に対応するためのオプシ
ョナルタイマを有するISDN通信端末装置では、図4
に示すようにレイヤ1の状態が起動状態(状態F7)も
しくはフレーム同期がはずれた状態(状態F8)におい
て信号INFO0を検出した後、レイヤ1の状態を停止
状態(状態F3)に遷移して、前記オプショナルタイマ
を起動する。この間、停止表示プリミティブは送信せ
ず、前記オプショナルタイマ満了前にレイヤ1の状態が
起動状態(状態F7)に遷移しなかった場合には、この
時点で停止表示プリミティブの送信を行うことにより、
レイヤ1瞬断に対応している。ここで、このISDN通
信端末装置は、INFO0検出手段に関しては、通常の
48ビット以上25ms以下の2進”1”の連続受信を
信号INFO0受信と判断する検出手段のみを有する。
3年3月承認)のレイヤ1瞬断に対応するためのオプシ
ョナルタイマを有するISDN通信端末装置では、図4
に示すようにレイヤ1の状態が起動状態(状態F7)も
しくはフレーム同期がはずれた状態(状態F8)におい
て信号INFO0を検出した後、レイヤ1の状態を停止
状態(状態F3)に遷移して、前記オプショナルタイマ
を起動する。この間、停止表示プリミティブは送信せ
ず、前記オプショナルタイマ満了前にレイヤ1の状態が
起動状態(状態F7)に遷移しなかった場合には、この
時点で停止表示プリミティブの送信を行うことにより、
レイヤ1瞬断に対応している。ここで、このISDN通
信端末装置は、INFO0検出手段に関しては、通常の
48ビット以上25ms以下の2進”1”の連続受信を
信号INFO0受信と判断する検出手段のみを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、旧CC
ITT勧告I.430(1988年版)に対応するIS
DN通信端末装置では、擬似的に起こる通信の中断を回
避する手段を持ち合わせていない。(図3参照) 一方、ITU−T勧告I.430(1993年3月承
認)対応のISDN通信端末装置では、擬似的に起こる
通信の中断を回避するための手段を持ち合わせている。
このISDN通信端末装置は、通常のINFO0検出手
段のみを有しており、レイヤ1の状態が起動状態(状態
F7)もしくはフレーム同期がはずれた状態(状態F
8)において信号INFO0を検出した場合には、オプ
ショナルタイマを起動し一度停止状態(状態F3)に遷
移するが、この時点では停止表示プリミティブを送信し
ないことにより、通信の瞬断を回避することができる。
オプショナルタイマが満了する前に、レイヤ1の状態が
停止状態(状態F3)から起動状態(状態F7)に遷移
しなければ、その時点で本通信端末装置は停止表示プリ
ミティブを送信し、通信を終了する。また、本通信端末
装置のレイヤ1の状態が起動状態(状態F7)やフレー
ム同期がはずれた状態(状態F8)においてオプショナ
ルタイマが満了する前にINFO2(ITU−T勧告
I.430で定義される「B、D及びDエコーチャネル
のすべてのビットを2進”0”に設定したフレーム」の
こと)を受信した場合、MPH−El2プリミティブ
(I.430で定義されている以前に報告したエラーか
らの回復報告コマンド)を送信して同期状態に遷移す
る。
ITT勧告I.430(1988年版)に対応するIS
DN通信端末装置では、擬似的に起こる通信の中断を回
避する手段を持ち合わせていない。(図3参照) 一方、ITU−T勧告I.430(1993年3月承
認)対応のISDN通信端末装置では、擬似的に起こる
通信の中断を回避するための手段を持ち合わせている。
このISDN通信端末装置は、通常のINFO0検出手
段のみを有しており、レイヤ1の状態が起動状態(状態
F7)もしくはフレーム同期がはずれた状態(状態F
8)において信号INFO0を検出した場合には、オプ
ショナルタイマを起動し一度停止状態(状態F3)に遷
移するが、この時点では停止表示プリミティブを送信し
ないことにより、通信の瞬断を回避することができる。
オプショナルタイマが満了する前に、レイヤ1の状態が
停止状態(状態F3)から起動状態(状態F7)に遷移
しなければ、その時点で本通信端末装置は停止表示プリ
ミティブを送信し、通信を終了する。また、本通信端末
装置のレイヤ1の状態が起動状態(状態F7)やフレー
ム同期がはずれた状態(状態F8)においてオプショナ
ルタイマが満了する前にINFO2(ITU−T勧告
I.430で定義される「B、D及びDエコーチャネル
のすべてのビットを2進”0”に設定したフレーム」の
こと)を受信した場合、MPH−El2プリミティブ
(I.430で定義されている以前に報告したエラーか
らの回復報告コマンド)を送信して同期状態に遷移す
る。
【0005】しかしながら、この通信端末装置では信号
INFO0受信後、レイヤ1の状態が停止状態(状態F
3)となるため、オプショナルタイマ起動中に信号IN
FO4(ITU−T勧告I.430で定義される「B、
D及びDエコーチャネルに一般データを含むフレーム」
のこと)を受信すると、停止表示プリミティブを送信し
ていないにも関わらず、本来送信不要な起動表示プリミ
ティブを送信してしまう。(図4参照) また、この通信端末装置のレイヤ1の状態が起動状態
(状態F7)やフレーム同期がはずれた状態(状態F
8)において、図5に示すように給電オフとなった場合
は、停止表示プリミティブと情報表示(非接続)プリミ
ティブを同時に送信する。また、この通信端末装置のレ
イヤ1の状態が起動状態(状態F7)やフレーム同期が
はずれた状態(状態F8)から信号INFO0の受信に
より停止状態(状態F3)に遷移した後に、給電オフと
なった場合には、停止表示プリミティブ送信後、情報表
示(非接続)プリミティブを送信する。しかしながら、
この通信端末装置のレイヤ1状態が起動状態(状態F
7)もしくはフレーム同期がはずれた状態(状態F8)
にあるとき、信号INFO0を受信して停止状態(状態
F3)に遷移し、かつオプショナルタイマ起動中に給電
がオフとなった場合には、情報表示(非接続)プリミテ
ィブ送信後にオプショナルタイマが満了し、停止表示プ
リミティブが送信されてしまうといった問題があった。
(図5参照) 上記問題を回避するために、ITU−T勧告I.430
(1993年3月承認)に対応するISDN通信端末装
置は、オプショナルタイマ起動時に信号INFO4を受
信して、レイヤ1状態を停止状態(状態F3)から起動
状態(状態F7)に遷移させる場合に限り、起動表示プ
リミティブを送信しないように通信端末装置を実装する
ことも可能である。同様に、オプショナルタイマ起動時
に給電オフのため、レイヤ1の状態を停止状態(状態F
3)から非活性状態(状態F1)に遷移させる場合に限
り、停止表示プリミティブを送信してから情報表示(非
接続)プリミティブを送信するように通信端末装置を実
装することも可能である。
INFO0受信後、レイヤ1の状態が停止状態(状態F
3)となるため、オプショナルタイマ起動中に信号IN
FO4(ITU−T勧告I.430で定義される「B、
D及びDエコーチャネルに一般データを含むフレーム」
のこと)を受信すると、停止表示プリミティブを送信し
ていないにも関わらず、本来送信不要な起動表示プリミ
ティブを送信してしまう。(図4参照) また、この通信端末装置のレイヤ1の状態が起動状態
(状態F7)やフレーム同期がはずれた状態(状態F
8)において、図5に示すように給電オフとなった場合
は、停止表示プリミティブと情報表示(非接続)プリミ
ティブを同時に送信する。また、この通信端末装置のレ
イヤ1の状態が起動状態(状態F7)やフレーム同期が
はずれた状態(状態F8)から信号INFO0の受信に
より停止状態(状態F3)に遷移した後に、給電オフと
なった場合には、停止表示プリミティブ送信後、情報表
示(非接続)プリミティブを送信する。しかしながら、
この通信端末装置のレイヤ1状態が起動状態(状態F
7)もしくはフレーム同期がはずれた状態(状態F8)
にあるとき、信号INFO0を受信して停止状態(状態
F3)に遷移し、かつオプショナルタイマ起動中に給電
がオフとなった場合には、情報表示(非接続)プリミテ
ィブ送信後にオプショナルタイマが満了し、停止表示プ
リミティブが送信されてしまうといった問題があった。
(図5参照) 上記問題を回避するために、ITU−T勧告I.430
(1993年3月承認)に対応するISDN通信端末装
置は、オプショナルタイマ起動時に信号INFO4を受
信して、レイヤ1状態を停止状態(状態F3)から起動
状態(状態F7)に遷移させる場合に限り、起動表示プ
リミティブを送信しないように通信端末装置を実装する
ことも可能である。同様に、オプショナルタイマ起動時
に給電オフのため、レイヤ1の状態を停止状態(状態F
3)から非活性状態(状態F1)に遷移させる場合に限
り、停止表示プリミティブを送信してから情報表示(非
接続)プリミティブを送信するように通信端末装置を実
装することも可能である。
【0006】しかしながら、オプショナルタイマ起動時
におけるレイヤ1状態の状態遷移時のみ、通常の状態遷
移とは異なる動作をするように通信端末装置を実装する
には、ITU−T勧告I.430(1993年3月承
認)における端末のレイヤ1の状態に対し、オプショナ
ルタイマ起動時におけるレイヤ1の状態を新規に規定
し、さらに新規に規定されたレイヤ1の状態の状態遷移
を新たに定義しなければならないといった、実装上の問
題点があった。本発明は、上記問題点に鑑みてなしたも
のであり、上記問題点を解消したISDN通信端末装置
を提供するものである。
におけるレイヤ1状態の状態遷移時のみ、通常の状態遷
移とは異なる動作をするように通信端末装置を実装する
には、ITU−T勧告I.430(1993年3月承
認)における端末のレイヤ1の状態に対し、オプショナ
ルタイマ起動時におけるレイヤ1の状態を新規に規定
し、さらに新規に規定されたレイヤ1の状態の状態遷移
を新たに定義しなければならないといった、実装上の問
題点があった。本発明は、上記問題点に鑑みてなしたも
のであり、上記問題点を解消したISDN通信端末装置
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、本発明適用のISDN通信端末装置は、
受信信号において48ビット以上25ms以下の期間連
続する2進”1”受信を信号INFO0の受信と判断す
る第一INFO0検出手段と、前記INFO0検出手段
における信号INFO0受信判定時間以上の時間計測が
可能なレイヤ1瞬断対応のオプショナルタイマと、前記
オプショナルタイマ起動後満了までの時間ずっと2進”
1”を受信した場合に、信号INFO0受信と判断する
第二INFO0検出手段と、これら二つのINF0検出
手段を切り替える手段とを有している。さらに、前記レ
イヤ1瞬断対応のオプショナルタイマのタイマ値を外部
より任意の値に設定可能とする瞬断対応タイマ値設定手
段を有している。上記ISDN通信端末装置は、レイヤ
1の状態が起動状態(状態F7)あるいはフレーム同期
がはずれた状態(状態F8)にあるときに、擬似的に発
生したレイヤ1の瞬断による通信の中断を避けるため
に、レイヤ1の状態が起動状態(状態F7)もしくはフ
レーム同期がはずれた状態(状態F8)におけるINF
O0検出手段には、オプショナルタイマを使用して信号
INFO0の受信を判定する第二INFO0検出手段を
用いる。そのため、本発明適用のISDN通信端末装置
では、レイヤ1の状態が起動状態(状態F7)もしくは
フレーム同期がはずれた状態(状態F8)において、擬
似的にレイヤ1の瞬断が発生した場合には、レイヤ1状
態をそのままの状態に維持するため、レイヤ1瞬断によ
る通信中断を回避することが可能である。また、本発明
適用のISDN通信端末装置では、レイヤ1状態が起動
状態(状態F7)もしくはフレーム同期がはずれた状態
(状態F8)において、信号INFO0を判定するため
のオプショナルタイマが満了した場合には、ITU−T
勧告I.430(1993年3月承認)におけるレイヤ
1の状態遷移に従って、停止表示プリミティブ送信後、
状態を停止状態(状態F3)に遷移する。
決するために、本発明適用のISDN通信端末装置は、
受信信号において48ビット以上25ms以下の期間連
続する2進”1”受信を信号INFO0の受信と判断す
る第一INFO0検出手段と、前記INFO0検出手段
における信号INFO0受信判定時間以上の時間計測が
可能なレイヤ1瞬断対応のオプショナルタイマと、前記
オプショナルタイマ起動後満了までの時間ずっと2進”
1”を受信した場合に、信号INFO0受信と判断する
第二INFO0検出手段と、これら二つのINF0検出
手段を切り替える手段とを有している。さらに、前記レ
イヤ1瞬断対応のオプショナルタイマのタイマ値を外部
より任意の値に設定可能とする瞬断対応タイマ値設定手
段を有している。上記ISDN通信端末装置は、レイヤ
1の状態が起動状態(状態F7)あるいはフレーム同期
がはずれた状態(状態F8)にあるときに、擬似的に発
生したレイヤ1の瞬断による通信の中断を避けるため
に、レイヤ1の状態が起動状態(状態F7)もしくはフ
レーム同期がはずれた状態(状態F8)におけるINF
O0検出手段には、オプショナルタイマを使用して信号
INFO0の受信を判定する第二INFO0検出手段を
用いる。そのため、本発明適用のISDN通信端末装置
では、レイヤ1の状態が起動状態(状態F7)もしくは
フレーム同期がはずれた状態(状態F8)において、擬
似的にレイヤ1の瞬断が発生した場合には、レイヤ1状
態をそのままの状態に維持するため、レイヤ1瞬断によ
る通信中断を回避することが可能である。また、本発明
適用のISDN通信端末装置では、レイヤ1状態が起動
状態(状態F7)もしくはフレーム同期がはずれた状態
(状態F8)において、信号INFO0を判定するため
のオプショナルタイマが満了した場合には、ITU−T
勧告I.430(1993年3月承認)におけるレイヤ
1の状態遷移に従って、停止表示プリミティブ送信後、
状態を停止状態(状態F3)に遷移する。
【0008】以上の動作により、本発明適用のISDN
通信端末装置では、擬似的に発生するレイヤ1の手段に
よる通信の中断を回避可能とするだけでなく、不要なプ
リミティブの送信や通常シーケンスとは異なるタイミン
グでのプリミティブ送信を排除するとともに、オプショ
ナルタイマ具備による新規レイヤ1状態の追加が不要と
なる。
通信端末装置では、擬似的に発生するレイヤ1の手段に
よる通信の中断を回避可能とするだけでなく、不要なプ
リミティブの送信や通常シーケンスとは異なるタイミン
グでのプリミティブ送信を排除するとともに、オプショ
ナルタイマ具備による新規レイヤ1状態の追加が不要と
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
た図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本
発明によるISDN通信端末装置のブロック図である。
この図1において、11は、48ビット以上25ms以
下の2進“1”を物理インタフェースを介して受信した
場合、信号INFO0と判断し、また本発明によるIS
DN通信端末装置におけるレイヤ1状態が起動状態(状
態F7)あるいはフレーム同期がはずれた状態(状態F
8)にあるときに、48ビット以上25ms以下の2進
“1”を受信した場合には出力信号STARTを“1”
にすることによりオプショナルタイマを起動させる機能
を有する第一INFO0検出手段である。
た図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本
発明によるISDN通信端末装置のブロック図である。
この図1において、11は、48ビット以上25ms以
下の2進“1”を物理インタフェースを介して受信した
場合、信号INFO0と判断し、また本発明によるIS
DN通信端末装置におけるレイヤ1状態が起動状態(状
態F7)あるいはフレーム同期がはずれた状態(状態F
8)にあるときに、48ビット以上25ms以下の2進
“1”を受信した場合には出力信号STARTを“1”
にすることによりオプショナルタイマを起動させる機能
を有する第一INFO0検出手段である。
【0010】12は、オプショナルタイマが起動してか
ら満了するまでの時間ずっと2進“1”を物理インタフ
ェースを介して受信した場合、信号INFO0と判断す
る第二INFO0検出手段である。13は、本発明によ
るISDN通信端末装置におけるレイヤ1状態が起動状
態(状態F7)あるいはフレーム同期がはずれた状態
(状態F8)にあるときには、出力信号SW1を“1”
にすることによりスイッチ1(15)を第二INFO0
検出手段12に切り替え、それ以外の状態にあるときに
は出力信号SW1を“0”にすることによりスイッチ1
(15)を第一INFO0検出手段11に切り替える機
能を有するINFO0検出手段切り替え回路である。
ら満了するまでの時間ずっと2進“1”を物理インタフ
ェースを介して受信した場合、信号INFO0と判断す
る第二INFO0検出手段である。13は、本発明によ
るISDN通信端末装置におけるレイヤ1状態が起動状
態(状態F7)あるいはフレーム同期がはずれた状態
(状態F8)にあるときには、出力信号SW1を“1”
にすることによりスイッチ1(15)を第二INFO0
検出手段12に切り替え、それ以外の状態にあるときに
は出力信号SW1を“0”にすることによりスイッチ1
(15)を第一INFO0検出手段11に切り替える機
能を有するINFO0検出手段切り替え回路である。
【0011】14は、第一INFO0検出手段の出力信
号STARTが“1”になるとタイマの起動を開始し、
設定値が満了するかもしくはタイマが起動中にITU−
T勧告I.430(1993年3月承認)で定義されて
いる「TE側レイヤ1起動/停止状態遷移表」中の「I
NFO0受信」なる事象以外の事象を検出した場合にリ
セットされるオプショナルタイマである。またタイマの
設定値が満了するとこのオプショナルタイマ14は出力
信号ENDを“1“にして、第2INFO0検出手段1
2に送信する。オプショナルタイマの設定値は、ITU
−T勧告I.430により、通常500〜1000ms
であり、この値は瞬断対応タイマ値設定値設定手段を外
部に設置することにより、外部より任意に設定すること
ができる。
号STARTが“1”になるとタイマの起動を開始し、
設定値が満了するかもしくはタイマが起動中にITU−
T勧告I.430(1993年3月承認)で定義されて
いる「TE側レイヤ1起動/停止状態遷移表」中の「I
NFO0受信」なる事象以外の事象を検出した場合にリ
セットされるオプショナルタイマである。またタイマの
設定値が満了するとこのオプショナルタイマ14は出力
信号ENDを“1“にして、第2INFO0検出手段1
2に送信する。オプショナルタイマの設定値は、ITU
−T勧告I.430により、通常500〜1000ms
であり、この値は瞬断対応タイマ値設定値設定手段を外
部に設置することにより、外部より任意に設定すること
ができる。
【0012】図2は、本発明によるISDN通信端末装
置におけるレイヤ1の状態が起動状態(状態F7)ある
いはフレーム同期がはずれた状態(状態F8)にあると
きに、物理インタフェースが2進“1”を受信した場合
の動作を説明するためのフローチャートである。以下、
本発明によるISDN通信端末装置におけるレイヤ1の
状態が起動状態(状態F7)あるいはフレーム同期がは
ずれた状態(状態F8)にあるときに、擬似的に発生す
るレイヤ1の手段による通信の中断(瞬断)が発生し、
その結果物理インタフェースが2進“1”を受信した場
合の動作を説明する。
置におけるレイヤ1の状態が起動状態(状態F7)ある
いはフレーム同期がはずれた状態(状態F8)にあると
きに、物理インタフェースが2進“1”を受信した場合
の動作を説明するためのフローチャートである。以下、
本発明によるISDN通信端末装置におけるレイヤ1の
状態が起動状態(状態F7)あるいはフレーム同期がは
ずれた状態(状態F8)にあるときに、擬似的に発生す
るレイヤ1の手段による通信の中断(瞬断)が発生し、
その結果物理インタフェースが2進“1”を受信した場
合の動作を説明する。
【0013】図2のステップS0はオプショナルタイマ
が停止している状態である。ステップS1は本発明によ
るISDN通信端末装置におけるレイヤ1の状態が起動
状態(状態F7)あるいはフレーム同期がはずれた状態
(状態F8)であるか(このとき図1のSW1信号は
“1”を出力する)、もしくはそれ以外の状態であるか
(このとき図1のSW1信号は“0”を出力する)の判
定を行う。いま、擬似的に発生するレイヤ1の手段によ
る通信の中断(瞬断)が発生し、その結果物理インタフ
ェースが2進“1”の連続信号を受信して第一INFO
0検出手段11により信号INFO0を検出した場合
(ステップS2)、オプショナルタイマ14が起動を開
始する(ステップS3)。このとき図1のSTART信
号は“1”を出力する。
が停止している状態である。ステップS1は本発明によ
るISDN通信端末装置におけるレイヤ1の状態が起動
状態(状態F7)あるいはフレーム同期がはずれた状態
(状態F8)であるか(このとき図1のSW1信号は
“1”を出力する)、もしくはそれ以外の状態であるか
(このとき図1のSW1信号は“0”を出力する)の判
定を行う。いま、擬似的に発生するレイヤ1の手段によ
る通信の中断(瞬断)が発生し、その結果物理インタフ
ェースが2進“1”の連続信号を受信して第一INFO
0検出手段11により信号INFO0を検出した場合
(ステップS2)、オプショナルタイマ14が起動を開
始する(ステップS3)。このとき図1のSTART信
号は“1”を出力する。
【0014】次にオプショナルタイマ14が起動中でI
TU−T勧告I.430(1993年3月承認)で定義
されている「TE側レイヤ1起動/停止状態遷移表」中
の「INFO0受信」なる事象以外の事象を検出した場
合(ステップS4)、ITU−T勧告I.430(19
93年3月承認)で定義されている「TE側レイヤ1起
動/停止状態遷移表」に従って処理が行われ(ステップ
S5)、ステップS0に戻る。ステップS4の条件が
「no」の場合、オプショナルタイマ14が満了してい
なければ(ステップS6)再びステップS4に戻り、満
了していれば第二INFO0検出手段12により信号I
NFO0が検出される(ステップS7)。このとき図1
のENDは“1”を出力している。その後本発明による
ISDN通信端末装置におけるレイヤ1の状態は停止表
示プリミティブ(PH−DI)をレイヤ2に送出して停
止状態(状態F3)に遷移し(ステップS8)、オプシ
ョナルタイマ14はリセットされる。
TU−T勧告I.430(1993年3月承認)で定義
されている「TE側レイヤ1起動/停止状態遷移表」中
の「INFO0受信」なる事象以外の事象を検出した場
合(ステップS4)、ITU−T勧告I.430(19
93年3月承認)で定義されている「TE側レイヤ1起
動/停止状態遷移表」に従って処理が行われ(ステップ
S5)、ステップS0に戻る。ステップS4の条件が
「no」の場合、オプショナルタイマ14が満了してい
なければ(ステップS6)再びステップS4に戻り、満
了していれば第二INFO0検出手段12により信号I
NFO0が検出される(ステップS7)。このとき図1
のENDは“1”を出力している。その後本発明による
ISDN通信端末装置におけるレイヤ1の状態は停止表
示プリミティブ(PH−DI)をレイヤ2に送出して停
止状態(状態F3)に遷移し(ステップS8)、オプシ
ョナルタイマ14はリセットされる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、不要なプリミティブの
送信や通常シーケンスとは異なるタイミングでのプリミ
ティブ送信を排除するとともに、オプショナルタイマ具
備による新規レイヤ1状態の追加を行うことなく、擬似
的に発生するレイヤ1の手段による通信の中断を回避す
ることが可能となる。また、瞬断対応タイマ値設定手段
を外部に設置することにより、INFO0状態の期間を
外部より任意に設定でき、この期間を回線の状態あるい
はユーザの通信目的に合わせることが可能となる。
送信や通常シーケンスとは異なるタイミングでのプリミ
ティブ送信を排除するとともに、オプショナルタイマ具
備による新規レイヤ1状態の追加を行うことなく、擬似
的に発生するレイヤ1の手段による通信の中断を回避す
ることが可能となる。また、瞬断対応タイマ値設定手段
を外部に設置することにより、INFO0状態の期間を
外部より任意に設定でき、この期間を回線の状態あるい
はユーザの通信目的に合わせることが可能となる。
【図1】本発明を適用したISDN通信端末装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本発明を適用したISDN通信端末装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
【図3】旧CCITT勧告I.430(1988年版)
に対応するISDN通信端末装置の一動作を説明するた
めのフローチャートである。
に対応するISDN通信端末装置の一動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】ITU−T勧告I.430(1993年3月承
認)に対応するISDN通信端末装置の一動作を説明す
るためのフローチャートである。
認)に対応するISDN通信端末装置の一動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図5】ITU−T勧告I.430(1993年3月承
認)に対応するISDN通信端末装置の一動作を説明す
るためのフローチャートである。
認)に対応するISDN通信端末装置の一動作を説明す
るためのフローチャートである。
11 第一INFO0検出手段 12 第二INFO0検出手段 13 INFO0検出手段切り替え回路 14 オプショナルタイマ 15 スイッチ1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 正樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 庄司 義敏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 佐藤 文代 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ISDN基本インタフェースに接続され
るISDN通信端末装置で、 物理インタフェースにおいて受信する信号が48ビット
以上25ms以下の期間連続して2進”1”である場合
に信号INFO0受信と判断する通常のINFO0検出
手段(第一INFO0検出手段)と、 前記第一INFO0検出手段において信号INFO0受
信を判断する時間以上の時間を計測することが可能な物
理レイヤであるレイヤ1の瞬断対応のオプショナルタイ
マと、 物理インタフェースにおいて受信する信号が該オプショ
ナルタイマ起動後満了までの時間ずっと2進”1”であ
る場合に信号INFO0受信と判断するもう一つのIN
FO0検出手段(第二INFO0検出手段)と、 これら二つのINFO0検出手段を切り替えるための回
路とを有し、 前記各INFO0検出手段を切り替えて使用することに
より、擬似的に発生するレイヤ1瞬断による通信中断を
回避する機能を有するISDN通信端末装置。 - 【請求項2】 前記レイヤ1瞬断対応のオプショナルタ
イマのタイマ値を外部より任意の値に設定可能とする瞬
断対応タイマ値設定手段を有する請求項1記載のISD
N通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7310666A JPH09153893A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | Isdn通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7310666A JPH09153893A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | Isdn通信端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09153893A true JPH09153893A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18008003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7310666A Pending JPH09153893A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | Isdn通信端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09153893A (ja) |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP7310666A patent/JPH09153893A/ja active Pending
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