JPH091527A - セラミックシート製造用離型フィルム - Google Patents

セラミックシート製造用離型フィルム

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JPH091527A
JPH091527A JP15789595A JP15789595A JPH091527A JP H091527 A JPH091527 A JP H091527A JP 15789595 A JP15789595 A JP 15789595A JP 15789595 A JP15789595 A JP 15789595A JP H091527 A JPH091527 A JP H091527A
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JP
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silicone resin
film
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release film
ceramic sheet
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JP15789595A
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Kimihiro Izaki
公裕 井崎
Yoshihide Ozaki
慶英 尾崎
Masashi Inagaki
昌司 稲垣
Naomi Oyama
直美 大山
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Diafoil Co Ltd
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Diafoil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水系スラリーに対する濡れ性、セラミックシ
ートとの剥離性および離型層の基材に対する密着性に優
れたセラミックシート製造用離型フィルムを提供する。 【構成】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面に硬
化性シリコーン樹脂を主成分とする離型層を設けた離型
フィルムであり、前記離型層中に三官能単位シロキサン
または四官能単位シロキサンの構造を有するシリコーン
レジンからなる成分を、前記硬化性シリコーン樹脂10
0部に対して、5〜40部の範囲内で含有することを特
徴とするセラミックシート製造用離型フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックシート製造
の際に用いられる離型フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】誘電
体、圧電体、基板等に使用されるセラミックシートは、
ドクターブレード法、カレンダーロール法、押出法等の
方法により成形される。例えば、ドクターブレード法に
よる場合、セラミック粉体、結合剤、可塑剤、解離剤、
溶媒等からなるセラミックスラリーをドクターブレード
で一定の厚みとなるようにキャリアフィルム上にコート
し、乾燥固化させた後に、セラミックシートをキャリア
フィルムから剥離する工程によりセラミックシートが製
造される。キャリアフィルムとしては、機械的強度、寸
法安定性、耐熱性、価格等の点で有利である二軸延伸ポ
リエチレンテレフタレートフィルムに硬化型のシリコー
ン系化合物を離型層として設けたフィルムが一般的であ
る。
【0003】近年、セラミックシートの成形において、
結合剤、溶媒のコストダウンおよび有機溶媒による火気
並びに臭気の発生、作業者の健康管理上等の面から有機
溶媒の使用量を極力抑えることが必要となり、有機溶媒
系のセラミックスラリーの代わりに水系セラミックスラ
リーが使用されるようになってきた。しかし、従来のシ
リコーン系化合物を離型層として設けた離型フィルムを
用いた場合には、水系セラミックスラリーのいわゆるコ
ートハジキが発生し、均一なセラミックシートを得るこ
とができない欠点がある。また、未処理のポリエチレン
テレフタレートフィルムをキャリアフィルムとして使用
すると、水系セラミックスラリーのコート性は良好であ
るが、セラミックシートの剥離性が悪く、剥離時にセラ
ミックシートの亀裂や割れを生じるといった問題があ
る。さらに、オレフィン系の離型フィルムを使用した場
合には、耐熱性および剥離性とも不十分であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
鑑み鋭意検討した結果、ある特定の構成からなる離型フ
ィルムが水系セラミックスラリーのコート性、セラミッ
クシートの剥離性および離型層の基材に対する密着性に
優れていることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明の要旨は、ポリエステルフィルム
の少なくとも片面に硬化性シリコーン樹脂を主成分とす
る離型層を設けた離型フィルムであり、前記離型層中に
三官能単位シロキサンもしくは四官能単位シロキサンの
構造を有するシリコーンレジンからなる成分を、前記硬
化性シリコーン樹脂100部に対して、5〜40部の範
囲内で含有することを特徴とするセラミックシート製造
用離型フィルムに存する。
【0005】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明でいうポリエステルとは、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸のような芳香族ジカルボ
ン酸またはそのエステルとエチレングリコール、ジエチ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールの
ようなグリコールとを重縮合させて製造されるポリエス
テルを指す。
【0006】これらの酸成分とグリコール成分とからな
るポリエステルは、通常行われている方法が任意に採用
されて製造することができる。例えば、芳香族ジカルボ
ン酸の低級アルキルエステルとグリコールとの間でエス
テル交換反応を行わせるか、あるいは芳香族ジカルボン
酸とグリコールとを直接エステル化して実質的に芳香族
ジカルボン酸のビスグリコールエステル、またはその低
重合体を形成させ、次いでこれを減圧下240℃以上の
温度で重縮合させる方法が採用される。この際、通常の
触媒、安定剤、各種添加剤等は任意に使用することがで
きる。
【0007】上述のポリエステルの代表例としては、ポ
リ(エチレンテレフタレート)やポリ(エチレンナフタ
レート)あるいはポリ(1,4−シクロヘキシレンジメ
チレンテレフタレート)等が挙げられる。これらのポリ
エステルはホモポリマーであっても第三成分を少量共重
合させたものでもよく、また、これらのポリエステルを
混合したものであってもよい。本発明でいうポリエステ
ルフィルムとは、かかるポリエステルを公知の方法を用
いて溶融押出後延伸されてなるフィルムであって、その
厚みが10〜250μmのものが好適に用いられる。ま
た、ポリエステルフィルムには、各種安定剤、紫外線吸
収剤、滑剤、顔料、酸化防止剤および可塑剤などが添加
されてもよい。
【0008】本発明において用いる硬化性シリコーン樹
脂としては、付加型・縮合型・紫外線硬化型等いずれの
硬化反応タイプでも用いることができる。付加型のシリ
コーン樹脂としては、例えば、末端にビニル基導入した
ポリジメチルシロキサンを用いて白金触媒を用いて架橋
させ、塗膜を形成していくものである。縮合型のシリコ
ーン樹脂としては、有機錫触媒下、ベースポリマーにあ
るシラノ−ル基と架橋剤の官能基との間で縮重合反応が
起こることにより、塗膜を形成することを特徴とする。
紫外線硬化型の樹脂としては、通常のシリコーンゴムに
アクリル系官能基を用いて光硬化させるタイプ、紫外線
でオニウム塩分解により強酸を発生させることにより、
エポキシ基開裂後に架橋させるタイプ、ビニルシロキサ
ンへのチオールの付加反応にて架橋するタイプ等が挙げ
られる。
【0009】本発明に用いるシリコーン硬化性樹脂の具
体例を挙げると、信越化学工業(株)製KS−774、
KS−775、KS−778、KS−779H、KS−
856、X−62−2422、X−62−2461、ダ
ウ・コーニング・アジア(株)製DKQ3−202、−
203、−204、−210、−205、東芝シリコー
ン(株)製YSR−3022、TPR−6700、−6
721、−6720等が挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0010】本発明で用いる三官能単位シロキサンまた
は四官能単位シロキサンの構造を有するシリコーンレジ
ンとは、ストレートシリコーンレジン、シリコーン変性
有機レジン等が挙げられ、シリコーン変性有機レジンが
好ましい。ストレートシリコーンレジンはシリコーン成
分のみからなり、一方、シリコーン変性有機レジンとし
ては、官能基としてシラノール基またはメトキシ基を持
つシリコーン変性中間体と、アルキド、エポキシ、ポリ
エステル、アクリル、フェノール等の有機樹脂とが縮合
反応することにより得られる共重合体が代表的である。
また、シリコーンオイルがシランとしては二官能性、一
官能性単位で構成される一般式RSiO(RSiO)S
iR(Rはメチル基、エチル基等のアルキル基)の線状
構造を有するのに対して、本発明で用いるシリコーンレ
ジンは、三官能性または四官能性単位を多く取り入れ、
分岐状構造を有し、架橋しやすい構造単位を事前に含有
させておくことで、硬化後の塗膜の架橋密度を高くでき
るものである。
【0011】シリコーンレジンの硬化反応機構は、脱水
縮合反応、付加反応、過酸化物硬化反応等による加熱硬
化型と、脱オキシム型反応、脱アルコール反応等による
室温硬化型とに分類される。例えば、Siに結合したO
H基またはOCH3 はOH基と容易に反応するので、脱
水縮合による硬化反応の一例として挙げられる。本発明
で用いるシリコーンレジンは、硬化性シリコーン樹脂の
反応タイプと同様の反応タイプをとるタイプを選択する
ことが好ましい。すなわち、例えば、硬化性シリコーン
樹脂が付加反応タイプであれば、シリコーンレジンも付
加型を選択すればよい。
【0012】本発明で用いることのできるシリコーンレ
ジンの具体例を挙げると、信越化学製KS−718、K
S−708A、KS−3800等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。本発明において使用する
シリコーンレジンは主に以下の作用を有していると考え
られる。まず1番目には、得られた硬化シリコーン塗工
層自体の塗膜濡れ性を改質させること、2番目にシリコ
ーン樹脂の硬化促進のための架橋剤として作用するこ
と、3番目に基材に対する密着性を付与するための密着
性向上剤として作用することが考えられる。
【0013】本発明においては、シリコーンレジンは硬
化性シリコーン樹脂100部に対して5〜40部の範囲
で用いる。それぞれを単独で用いる場合にも、硬化性シ
リコーン樹脂100部に対して5〜40部の範囲で用い
る必要がある。かかる特定量を用いることにより、塗膜
濡れ性を操作することができ、セラミックシートに対し
適度な剥離性を与え、かつ基材に対する密着性良好な離
型層を設けることができる。
【0014】本発明において、ポリエステルフィルムに
硬化シリコーン樹脂塗工層を設ける方法として、バーコ
ート、リバースロールコート、グラビアコート、ロッド
コート、エアドクターコート、ドクターブレードコート
等、従来より公知の塗工方式を用いることができる。本
発明において、硬化性シリコーン樹脂を主成分とする層
はポリエステルフィルムの片面にのみ設けてもよいし、
両面に設けてもよく、片面にのみ設けた場合には、その
反対面に、必要に応じて帯電防止層等を設けてもよい。
【0015】硬化性シリコーン樹脂を主成分とする硬化
層の厚さは、塗工性の面から、0.01〜1μmが好ま
しい。硬化層の厚みが0.01μm未満になると、塗工
性の点で安定性に欠ける傾向があり、均一な塗膜を得る
のが困難となることがある。一方、硬化層が1μmを超
えると、フィルム巻取り性が劣るようになる傾向があ
る。
【0016】水系セラミックスラリーは、主にセラミッ
ク粉体、水系結合剤、可塑剤、解膠剤、湿潤剤および水
からなるものであり、必要に応じて滑剤、保護コロイド
剤、保水剤、帯電防止剤、消泡剤、殺菌剤、発泡剤、界
面活性剤、水溶性溶剤などが添加される。セラミック粉
体としては、例えば、アルミナ、酸化チタン、チタン酸
バリウム、フェライト、ジルコン、ジルコニア、ムライ
トなどの酸化物、カーボンブラックおよびカーボン繊維
や、炭化珪素、窒化珪素などの炭化物、窒化物が挙げら
れる。水系の結合剤として、水系アクリル樹脂、水系ウ
レタン樹脂、ポリエチレンオキシド、ヒドロキシエチル
セルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアセタール、エチレン−酢ビ共重合体な
どが挙げられる。
【0017】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例および比較例中「部」とあるのは固形
分としての「重量部」を示す。また、本発明で用いた評
価方法は次のとおりである。 (1)水系スラリー塗工性評価 水系セラミックスラリーとして、以下に示す組成からな
るスラリーをドクターブレード法にてコートし、乾燥固
化させた後、厚さ10μmのセラミックシートを得た。
この際、スラリ−の塗工性を評価した。 《水系セラミックスラリー組成》 アルミナ 100部 水分散性ポリウレタン樹脂 20部 水分散性アクリル樹脂 10部 ポリカルボン酸ナトリウム 1部 ブチルベンジルフタレート 10部 水 10部 《塗工性評価》 ○:乾燥後の塗膜幅縮みも少なく、濡れ性良好 △:濡れ性良好であるが、乾燥後塗膜幅縮みがやや大き
い ×・・・濡れ性悪く、部分的あるいは全面にハジキ発生
【0018】(2)剥離性評価 サンプルフィルム上のセラミックシート面をセロハンテ
ープにて180°剥離させた時の剥離状態を評価した。 《剥離性評価》 ○:剥離可能 △:剥離可能であるか、剥離が重い ×:セラミックシートが離型層にくっついて剥がれない
【0019】(3)塗膜密着性評価(ラブオフテスト) 離型層塗工後、指で塗膜を5回擦った後の塗膜の脱落程
度を評価した。 《密着性評価》 ○:塗膜の脱落が殆ど見られない △:塗膜が白っぽくなるが、脱落はしていない ×:塗膜の脱落が確認できる
【0020】実施例1 ポリエステルフィルム(38μm)に下記組成の塗工剤
をバーコート方式にて塗布厚み(DRY)で0.1g/
2 になるように離型層を設けた離型フィルムを得た。 《離型層組成》 硬化性シリコーン樹脂(信越化学製:KS−779H) 100部 硬化剤(信越化学製:cat−PL−8) 1部 シリコーンレジン(信越化学製:KS−3800) 20部 メチルエチルケトン 700部 トルエン 800部 n−ヘプタン 700部
【0021】実施例2 シリコーンレジンの配合部数が異なる以外は、実施例1
と同様に製造し、離型フィルムを得た。 シリコーンレジン(信越化学製:KS−3800) 40部 実施例3 シリコーンレジンの配合部数が異なる以外は、実施例1
と同様に製造し、離型フィルムを得た。 シリコーンレジン(信越化学製:KS−3800) 10部
【0022】実施例4 シリコーンレジンの配合部数が異なる以外は、実施例1
と同様に製造し、離型フィルムを得た。 シリコーンレジン(信越化学製:KS−3800) 5部 実施例5 ベースフィルム厚み(ポリエステルフィルム:50μ
m)、硬化性シリコーン樹脂の種類が異なる以外は、実
施例1と同様に製造し、離型フィルムを得た。 硬化性シリコーン樹脂(信越化学製:KS−778) 100部
【0023】比較例1 シリコーンオイルを添加すること以外は実施例1と同様
に製造し、離型フィルムを得た。 硬化性シリコーン樹脂(信越化学製:KS−779H) 100部 シリコーンオイル(信越化学製:KF−351) 1部 比較例2 反応性シリコーンレジンのみ添加した以外は、実施例1
と同様に製造し、離型フィルムを得た。 反応性シリコーンレジン(信越化学製:KS−3800) 60部
【0024】比較例3 反応性シリコーンレジンのみ添加した以外は、実施例1
と同様に製造し、離型フィルムを得た。 反応性シリコーンレジン(信越化学製:KS−3800) 3部 比較例4 未処理PETフィルム(38μm)を使用した。以上、
得られた結果をまとめて下記表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、セラミックシート製造
用離型フィルムとして、特に水系スラリー塗工用にスラ
リーに対する濡れ性、セラミックシートとの剥離性およ
び離型層の基材に対する密着性に優れた離型フィルムを
提供でき、その工業的価値は高い。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明で用いる三官能単位シロキサンまた
は四官能単位シロキサンの構造を有するシリコーンレジ
ンとは、ストレートシリコーンレジン、シリコーン変性
有機レジン等が挙げられ、シリコーン変性有機レジンが
好ましい。ストレートシリコーンレジンはシリコーン成
分のみからなり、一方、シリコーン変性有機レジンとし
ては、官能基としてシラノール基またはメトキシ基を持
つシリコーン変性中間体と、アルキド、エポキシ、ポリ
エステル、アクリル、フェノール等の有機樹脂とが縮合
反応することにより得られる共重合体が代表的である。
また、シリコーンオイルがシランとしては二官能性、一
官能性単位で構成される一般式3 SiO(R2 Si
O)n SiR3 (Rはメチル基、エチル基等のアルキル
基)の線状構造を有するのに対して、本発明で用いるシ
リコーンレジンは、三官能性または四官能性単位を多く
取り入れ、分岐状構造を有し、架橋しやすい構造単位を
事前に含有させておくことで、硬化後の塗膜の架橋密度
を高くできるものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】シリコーンレジンの硬化反応機構は、脱水
縮合反応、付加反応、過酸化物硬化反応等による加熱硬
化型と、脱オキシム型反応、脱アルコール反応等による
室温硬化型とに分類される。例えば、Siに結合したO
H基またはOCH 3 はOH基と容易に反応するので、
脱水縮合による硬化反応の一例として挙げられる。本発
明で用いるシリコーンレジンは、硬化性シリコーン樹脂
の反応タイプと同様の反応タイプをとるタイプを選択す
ることが好ましい。すなわち、例えば、硬化性シリコー
ン樹脂が付加反応タイプであれば、シリコーンレジンも
付加型を選択すればよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】比較例1 シリコーンオイルを添加すること以外は実施例1と同様
に製造し、離型フィルムを得た。 硬化性シリコーン樹脂(信越化学製:KS−779H) 100部 シリコーンオイル(信越化学製:KF−351) 1部 比較例2 リコーンレジンのみ添加した以外は、実施例1と同様
に製造し、離型フィルムを得た。 リコーンレジン(信越化学製:KS−3800) 60部
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】比較例3 リコーンレジンのみ添加した以外は、実施例1と同様
に製造し、離型フィルムを得た。 リコーンレジン(信越化学製:KS−3800) 3部 比較例4 未処理PETフィルム(38μm)を使用した。以上、
得られた結果をまとめて下記表1に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 直美 滋賀県坂田郡山東町井之口 347番地 ダ イアホイルヘキスト株式会社滋賀事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
    に硬化性シリコーン樹脂を主成分とする離型層を設けた
    離型フィルムであり、前記離型層中に三官能単位シロキ
    サンまたは四官能単位シロキサンの構造を有するシリコ
    ーンレジンからなる成分を、前記硬化性シリコーン樹脂
    100部に対して、5〜40部の範囲内で含有すること
    を特徴とするセラミックシート製造用離型フィルム。
JP15789595A 1995-06-23 1995-06-23 セラミックシート製造用離型フィルム Pending JPH091527A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000059810A (ko) * 1999-03-09 2000-10-05 한형수 수계세라믹 슬러리용 이형필름의 제조방법
KR20000059814A (ko) * 1999-03-09 2000-10-05 한형수 수계 슬러리용 이형필름 제조방법
JP2011178828A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Marubishi Oil Chem Co Ltd 帯電防止性離型剤組成物
WO2013047861A1 (ja) * 2011-09-26 2013-04-04 帝人デュポンフィルム株式会社 離型フィルムおよびその製造方法
CN103254751A (zh) * 2011-07-12 2013-08-21 苏州斯迪克新材料科技股份有限公司 胶带用雾面离型膜的制作工艺

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