JPH0911424A - セラミックシート製造用離型フィルム - Google Patents

セラミックシート製造用離型フィルム

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JPH0911424A
JPH0911424A JP16190195A JP16190195A JPH0911424A JP H0911424 A JPH0911424 A JP H0911424A JP 16190195 A JP16190195 A JP 16190195A JP 16190195 A JP16190195 A JP 16190195A JP H0911424 A JPH0911424 A JP H0911424A
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ceramic sheet
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JP16190195A
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Kimihiro Izaki
公裕 井崎
Yoshihide Ozaki
慶英 尾崎
Masashi Inagaki
昌司 稲垣
Naomi Oyama
直美 大山
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Diafoil Co Ltd
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Diafoil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水系スラリーに対する濡れ性、セラミックシ
ートとの剥離性および離型層の基材に対する密着性に優
れたセラミックシート製造用離型フィルムを提供する。 【構成】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面に硬
化性シリコーン樹脂を主成分とする離型層を設けた離型
フィルムであり、前記離型層中にコロイダルシリカ(A
成分)および剥離コントロール剤(B成分)を硬化性シ
リコーン樹脂100部に対して、下記式〜を同時に
満足する範囲内で含有することを特徴とするセラミック
シート製造用離型フィルム。 【数1】 5≦WA≦20 ……… 5≦WB≦40 ……… 10≦WA+WB≦50 ……… (上記式中、WAはA成分の添加量(部)、WBはB成
分の添加量(部)を表す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックシート製造
の際に用いられる離型フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】誘電
体、圧電体、基板等に使用されるセラミックシートは、
ドクターブレード法、カレンダーロール法、押出法等の
方法により成形される。例えば、ドクターブレード法に
よる場合、セラミック粉体、結合剤、可塑剤、解離剤、
溶媒等からなるセラミックスラリーをドクターブレード
で一定の厚みとなるようにキャリアフィルム上にコート
し、乾燥・固化させた後に、セラミックシートをキャリ
アフィルムから剥離する工程によりセラミックシートが
製造される。キャリアフィルムとしては、機械的強度、
寸法安定性、耐熱性、価格等の点で有利である二軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルムに硬化型のシリコ
ーン系化合物を離型層として設けたフィルムが一般的で
ある。
【0003】近年、セラミックシートの成形において、
結合剤、溶媒等のコストダウン、有機溶媒による火気お
よび臭気の発生、作業者の健康管理上等の面から有機溶
媒の使用量を極力抑えることが必要となり、有機溶媒系
のセラミックスラリーの代わりに水系セラミックスラリ
ーが使用されるようになってきた。しかし、従来のシリ
コーン系化合物を離型層として設けた離型フィルムを用
いた場合には、水系セラミックスラリーのコートハジキ
が発生し、均一なセラミックシートを得ることができな
い欠点がある。また、未処理のポリエチレンテレフタレ
ートフィルムをキャリアフィルムとして使用すると水系
セラミックスラリーのコート性は良好であるが、セラミ
ックシートの剥離性が悪く、剥離時にセラミックシート
の亀裂や割れを生じるといった問題がある。さらに、オ
レフィン系の離型フィルムを使用した場合には、耐熱性
および剥離性とも不十分であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
取り組み鋭意検討した結果、ある特定の構成からなる離
型フィルムが水系セラミックスラリーのコート性、セラ
ミックシートの剥離性および離型層の基材に対する密着
性に優れていることを見いだし、本発明を完成するに至
った。
【0005】すなわち、本発明の要旨は、ポリエステル
フィルムの少なくとも片面に硬化性シリコーン樹脂を主
成分とする離型層を設けた離型フィルムであり、前記離
型層中にコロイダルシリカ(A成分)および剥離コント
ロール剤(B成分)を硬化性シリコーン樹脂100部に
対して、下記式〜を同時に満足する範囲内で含有す
ることを特徴とするセラミックシート製造用離型フィル
ムに存する。
【0006】
【数2】 5≦WA≦20 ……… 5≦WB≦40 ……… 10≦WA+WB≦50 ……… (上記式中、WAはA成分の添加量(部)、WBはB成
分の添加量(部)を表す)
【0007】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明でいうポリエステルとは、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸のような芳香族ジカルボ
ン酸またはそのエステルとエチレングリコール、ジエチ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールの
ようなグリコールとを重縮合させて製造されるポリエス
テルである。
【0008】これらの酸成分とグリコール成分とからな
るポリエステルは、通常行われている方法を任意に採用
して製造することができる。例えば、芳香族ジカルボン
酸の低級アルキルエステルとグリコールとの間でエステ
ル交換反応を行わせるか、あるいは芳香族ジカルボン酸
とグリコールとを直接エステル化して実質的に芳香族ジ
カルボン酸のビスグリコールエステル、またはその低重
合体を形成させ、次いでこれを減圧下240℃以上の温
度で重縮合させる方法が採用される。この際、通常の触
媒、安定剤、各種添加剤等は任意に使用することができ
る。
【0009】かかるポリエステルの代表例としては、ポ
リ(エチレンテレフタレート)やポリ(エチレンナフタ
レート)あるいはポリ(1,4−シクロヘキシレンジメ
チレンテレフタレート)等が挙げられる。これらのポリ
エステルはホモポリマーであっても第三成分を少量共重
合させたものでもよく、また、これらのポリエステルを
混合したものであってもよい。
【0010】本発明でいうポリエステルフィルムとは、
かかるポリエステルを公知の方法を用いて溶融押出後延
伸されてなるフィルムであって、その厚みが10〜25
0μmのものが好適に用いられる。また、ポリエステル
フィルムには、各種安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔
料、酸化防止剤および可塑剤などが添加されてもよい。
本発明において用いる硬化性シリコーン樹脂は付加型、
縮合型、紫外線硬化型等いずれの硬化反応タイプでも用
いることができる。付加型のシリコーン樹脂としては、
例えば、末端にビニル基導入したポリジメチルシロキサ
ンを用いて白金触媒を用いて架橋させ、塗膜を形成する
ものである。
【0011】縮合型のシリコーン樹脂としては、有機錫
触媒下、ベースポリマーにあるシラノ−ル基と架橋剤の
官能基との間で縮重合反応が起こることにより、塗膜を
形成するものである。紫外線硬化型の樹脂としては、通
常のシリコーンゴムにアクリル系官能基を用いて光硬化
させるタイプ、紫外線でオニウム塩分解により強酸を発
生させることにより、エポキシ基開裂後に架橋させるタ
イプ、ビニルシロキサンへのチオールの付加反応にて架
橋するタイプ等が挙げられる。
【0012】本発明で用いることのできるシリコーン硬
化性樹脂の具体例を挙げると、信越化学工業(株)製K
S−774、KS−775、KS−778、KS−77
9H、KS−856、X−62−2422、X−62−
2461、ダウ・コーニング・アジア(株)製DKQ3
−202、−203、−204、−210、−205、
東芝シリコーン(株)製YSR−3022、TPR−6
700、−6721、−6720等が挙げられる。
【0013】本発明で用いるコロイダルシリカとして
は、例えば超微粒子状無水シリカをあらかじめ有機溶剤
に分散したタイプあるいはそれ自身単独で存在したタイ
プがあり、具体例を挙げると日産化学製スノーテック
ス、日本アエロジル製アエロジル等が挙げられる。
【0014】本発明において用いるコロイダルシリカに
関して、離型層に当該粒子を含有した場合、離型層表面
に点在した粒子と粒子との間で網目構造的に結合してい
き、当該粒子表面にあるシラノール基(Si−OH基)
により、離型層表面の改質がなされるものと考えられ
る。この離型層上に水系スラリー塗工させた場合、コロ
イダルシリカ粒子はセラミックシートの造膜性を助成す
る作用も兼ねていると考えられる。その結果、水系スラ
リー塗工後、乾燥工程を経ても幅縮みが少なく、所望す
る塗工幅を保持した状態で均一なセラミックシートを製
造することができると考えられる。用いるコロイダルシ
リカの平均一次粒径としては10〜50mμmのものが
好ましく、50mμmを超えると分散性が悪くなること
がある。
【0015】コロイダルシリカの添加量は、硬化性シリ
コーン樹脂100部に対して、5〜20部の範囲とす
る。かかる添加量が5部未満では、水系スラリー塗工後
の造膜性が不安定であり、また、20部を超えると基材
に対する離型層の密着性が著しく弱くなり、基材から容
易に脱落するということがある。
【0016】本発明で用いる剥離コントロール剤として
は、例えば、SiO2 単位とSiO 1/2 単位、あるいは
CH2 =CH(CH3 )SiO1/2 単位を有するものな
どがあり、基材に対する密着性の点から、反応型シリコ
ーンレジン等が好ましい。具体例を挙げると信越化学製
KS−718、KS−708A、KS−3800等が挙
げられる。本発明において使用する剥離コントロール剤
は従来の剥離力を調整する作用に加え、得られた硬化シ
リコーン塗工層自体の塗膜濡れ性を改質させる作用があ
り、さらにシリコーン樹脂の硬化促進のための架橋剤と
しての作用および基材に対する密着性を付与するための
密着性向上剤として作用すると考えられる。
【0017】剥離コントロール剤は、硬化性シリコーン
樹脂100部に対して5〜40部の範囲で用いる。剥離
コントロール剤量が5部未満であると、セラミックシー
トの造膜性が不安定であり、剥離コントロール剤の量が
40部を超えた場合、経時による剥離安定性に欠ける。
さらに剥離コントロール剤を先のコロイダルシリカと併
用し、総添加量を硬化性シリコーン樹脂100部に対し
て、10〜50部の範囲内で添加することにより、離型
層からのコロイダルシリカの脱落と基材に対する離型層
の密着性低下を抑えることができ、かつ水系スラリーに
対する塗工性良好で、セラミックシートに対し適度な剥
離性を与え、経時による剥離安定性が得られることを見
い出した。
【0018】両成分併用する際、コロイダルシリカの添
加量は剥離コントロール剤の添加量と同等あるいはそれ
以下で用いることが好ましい。本発明において、ポリエ
ステルフィルムに硬化シリコーン樹脂塗工層を設ける方
法としては、バーコート、リバースロールコート、グラ
ビアコート、ロッドコート、エアドクターコート、ドク
ターブレードコート等、従来公知の塗工方式を用いるこ
とができる。
【0019】硬化シリコーン樹脂を主成分とする層は、
ポリエステルフィルムの片面にのみ設けても、両面に設
けてもよく、片面にのみ設けた場合は、その反対面に必
要に応じて帯電防止層等を設けてもよい。硬化シリコー
ン樹脂を主成分とする層の厚さは、塗工性の面から、
0.01〜1μmが好ましい。層の厚みが0.01μm
未満になると、塗工性の面より、安定性に欠ける傾向が
あり、均一な塗膜を得るれなくなる場合があり、一方、
1μmを超えて厚塗りにすると、実用面で問題が生じる
ことがある。水系セラミックスラリーは、主にセラミッ
ク粉体、水系結合剤、可塑剤、解膠剤、湿潤剤および水
からなるものであり、必要に応じて滑剤、保護コロイド
剤、保水剤、帯電防止剤、消泡剤、殺菌剤、発泡剤、界
面活性剤、水溶性溶剤などが添加される。
【0020】セラミック粉体としては、例えば、アルミ
ナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、フェライト、ジル
コン、ジルコニア、ムライトなどの酸化物、カーボンブ
ラックおよびカーボン繊維や、炭化珪素、窒化珪素など
の炭化物、窒化物が挙げられる。水系の結合剤として、
水系アクリル樹脂、水系ウレタン樹脂、ポリエチレンオ
キシド、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、エ
チレン−酢ビ共重合体などが挙げられる。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例および比較例中「部」とあるのは固形
分としての「重量部」を示す。また、本発明で用いた評
価方法は次のとおりである。 (1)水系スラリー塗工性評価方法 水系セラミックスラリーとして、以下に示す組成からな
るスラリーをドクターブレード法にてコートし、乾燥固
化させた後、厚さ10μmのセラミックシートを得た。
この際、スラリ−の塗工性を評価した。
【0022】《水系セラミックスラリー組成》 アルミナ 100部 水分散性ポリウレタン樹脂 20部 水分散性アクリル樹脂 10部 ポリカルボン酸ナトリウム 1部 ブチルベンジルフタレート 10部 水 10部 《塗工性評価》 ○…乾燥後の塗膜幅縮みも少なく、濡れ性が良好 △…濡れ性は良好であるが、乾燥後塗膜幅縮みがやや大
きい ×…濡れ性が悪く、ハジキが発生する
【0023】(2)剥離性評価 サンプルフィルム上のセラミックシート面をセロハンテ
ープにて180°剥離させた時の剥離状態を評価した。 《剥離性評価》 ○…剥離可能 △…剥離可能であるが、剥離が重い ×…セラミックシートが離型層にくっついて剥がれない
あるいは離型層がセラミックシートとくっついて剥がれ
【0024】(3)塗膜密着性評価(ラブオフテスト) コート・乾燥後の離型層を指で塗膜を5回擦った後の塗
膜の脱落程度を評価した。 《密着性評価》 ○…塗膜の脱落がほとんど見られない △…塗膜が白っぽくなるが、脱落はしない ×…塗膜の脱落が確認できる
【0025】実施例1 ポリエステルフィルム(38μm)に下記組成の塗工剤
をバーコート方式にて塗布厚み(乾燥)で0.1g/m
2 となるように離型層を設けた離型フィルムを得た。こ
のフィルムの特性は下記表1に示すとおりである。
【0026】 《離型剤組成》 硬化性シリコーン樹脂(信越化学製:KS−779H 固形分30%) 100部 硬化剤(信越化学製:cat−PL−8) 1部 剥離コントロール剤(信越化学製:KS−3800 固形分30%) 30部 コロイダルシリカ(日本アエロジル製:アエロジル200 固形分100%) 10部 MEK 700部 トルエン 800部 n−ヘプタン 700部
【0027】実施例2 剥離コントロール剤の配合部数を下記のとおり変更した
ほかは実施例1と同様に製造し、離型フィルムを得た。 剥離コントロール剤(信越化学製:KS−3800) 20部
【0028】実施例3 剥離コントロール剤およびコロイダルシリカの配合部数
を下記のとおり変更したほかは実施例1と同様に製造
し、離型フィルムを得た。 剥離コントロール剤(信越化学製:KS−3800) 10部 コロイダルシリカ(日本アエロジル製:アエロジル200) 20部
【0029】実施例4 コロイダルシリカの種類を下記のとおり変更したほかは
実施例1と同様に製造し、離型フィルムを得た。 コロイダルシリカ(日本アエロジル製:アエロジル300 固形分100%) 10部
【0030】実施例5 ベースフィルム厚み(ポリエステルフィルム:50μ
m)、硬化性シリコーン樹脂、コロイダルシリカの種類
を変更したほかは実施例1と同様に製造し、離型フィル
ムを得た。 硬化性シリコーン樹脂(信越化学製:KS−778 固形分30%)100部 コロイダルシリカ(日本アエロジル製:アエロジル300) 10部
【0031】比較例1 コロイダルシリカおよび剥離コントロール剤の両方を添
加しないほかは実施例1と同様にし、離型フィルムを得
た。 比較例2 コロイダルシリカを30部添加し、剥離コントロール剤
を添加しないほかは実施例1と同様に製造し、離型フィ
ルムを得た。
【0032】比較例3 コロイダルシリカを3部添加し、剥離コントロール剤を
添加しないほかは実施例1と同様に製造し、離型フィル
ムを得た。 比較例4 剥離コントロール剤を60部添加し、コロイダルシリカ
を添加しないほかは実施例1と同様に製造し、離型フィ
ルムを得た。
【0033】比較例5 剥離コントロール剤を3部添加し、ロイダルシリカを添
加しないほかは実施例1と同様に製造し、離型フィルム
を得た。 比較例6 剥離コントロール剤、コロイダルシリカの添加量を下記
のとおり変更するほかは実施例1と同様に製造し、離型
フィルムを得た。 剥離コントロール剤(信越化学製:KS−3800) 40部 コロイダルシリカ(日本アエロジル製:アエロジル200) 20部 以上、得られた結果をまとめて下記表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、セラミックシート製造
用離型フィルムとして、特に水系スラリー塗工の際に、
スラリーに対する塗工性、セラミックシートとの剥離性
および離型層の基材に対する密着性に優れた離型フィル
ムを提供することができ、本発明の工業的価値は高い。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】硬化シリコーン樹脂を主成分とする層は、
ポリエステルフィルムの片面にのみ設けても、両面に設
けてもよく、片面にのみ設けた場合は、その反対面に必
要に応じて帯電防止層等を設けてもよい。硬化シリコー
ン樹脂を主成分とする層の厚さは、塗工性の面から、
0.01〜1μmが好ましい。層の厚みが0.01μm
未満になると、塗工性の面より、安定性に欠ける傾向が
あり、均一な塗膜が得られなくなる場合があり、一方、
1μmを超えて厚塗りにすると、実用面で問題が生じる
ことがある。水系セラミックスラリーは、主にセラミッ
ク粉体、水系結合剤、可塑剤、解膠剤、湿潤剤および水
からなるものであり、必要に応じて滑剤、保護コロイド
剤、保水剤、帯電防止剤、消泡剤、殺菌剤、発泡剤、界
面活性剤、水溶性溶剤などが添加される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】比較例5 剥離コントロール剤を3部添加し、ロイダルシリカを
添加しないほかは実施例1と同様に製造し、離型フィル
ムを得た。 比較例6 剥離コントロール剤、コロイダルシリカの添加量を下記
のとおり変更するほかは実施例1と同様に製造し、離型
フィルムを得た。 剥離コントロール剤(信越化学製:KS−3800) 40部 コロイダルシリカ(日本アエロジル製:アエロジル200) 20部 以上、得られた結果をまとめて下記表1に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/08 B32B 27/08 (72)発明者 大山 直美 滋賀県坂田郡山東町井之口 347番地 ダ イアホイルヘキスト株式会社滋賀事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
    に硬化性シリコーン樹脂を主成分とする離型層を設けた
    離型フィルムであり、前記離型層中にコロイダルシリカ
    (A成分)および剥離コントロール剤(B成分)を硬化
    性シリコーン樹脂100部に対して、下記式〜を同
    時に満足する範囲内で含有することを特徴とするセラミ
    ックシート製造用離型フィルム。 【数1】 5≦WA≦20 ……… 5≦WB≦40 ……… 10≦WA+WB≦50 ……… (上記式中、WAはA成分の添加量(部)、WBはB成
    分の添加量(部)を表す)
JP16190195A 1995-06-28 1995-06-28 セラミックシート製造用離型フィルム Pending JPH0911424A (ja)

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