JPH09152541A - 遮蔽部材及びレンズ鏡筒 - Google Patents

遮蔽部材及びレンズ鏡筒

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JPH09152541A
JPH09152541A JP7310660A JP31066095A JPH09152541A JP H09152541 A JPH09152541 A JP H09152541A JP 7310660 A JP7310660 A JP 7310660A JP 31066095 A JP31066095 A JP 31066095A JP H09152541 A JPH09152541 A JP H09152541A
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JP
Japan
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bellows
lens
lens group
valley
shielding member
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JP7310660A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Takeuchi
芳宏 竹内
Minoru Kato
稔 加藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】相対的に移動する第1、第2レンズ鏡筒間を遮
光する遮蔽部材としての蛇腹を、より小さく折り畳み、
かつ、鏡筒駆動時に負荷が増大しない。 【解決手段】 蛇腹の山または谷の変曲部18a,18
b,18c,18d,18eの直径を、隣接する山18
dなら,18c,18eまたは谷の直径と異ならしめ
て、小さくするのに邪魔な変曲部が、伸縮方向で重なら
ないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等の撮影レンズ
鏡筒、ズームレンズ鏡筒などに用いられる遮蔽部材及び
レンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレンズ鏡筒で用いられていた、光
を遮光する部材として、実開平6−2309号公報に開
示されている蛇腹が知られている。同公報に開示されて
いる従来の一般的な蛇腹の形状は、図5の蛇腹19に示
すように、山19aで示す部分と、谷19dで示す部分
とが交互に形成されているものである。それぞれの山1
9a、19b,19cと谷19d,19e,19fは、
一点鎖線で示す共通の中心軸を持つ連続した輪状に形成
されている。山19a、19b,19cは、各々の山直
径φaと、直径φbと、直径φcが同じ、もしくは、ほ
ぼ等しく形成され、同様に、谷19d,19e,19f
も、直径φdと、直径φeが同じ、もしくは、ほぼ等し
く形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような蛇腹の場
合、図6に示すように、蛇腹19を折り畳んだときに、
折り畳みスペースが大きくなってしまっていた。詳述す
ると、山または谷は、蛇腹19を構成する素材の弾性力
により、各々の山または谷の元々の曲率Rを保持しなが
ら山と山、谷と谷が光軸方向に重なり合い、折り畳まれ
る。したがって、一点鎖線で示す軸方向にある程度小さ
くなっても、それ以上小さくすることは困難であり、さ
らに、光軸と直交する方向には、スペースを小さくでき
なかった。
【0004】にもかかわらず、更に、図6以上に畳もう
とすると、蛇腹自身に、曲率Rがつぶされまいとする反
力が発生し、大きな抵抗力になってしまう。したがっ
て、例えば、同公報の図1に示すように、畳んだ蛇腹を
収容するのに十分なスペースを確保する必要があった。
しかしながら、第1レンズ保持枠11と第2レンズ保持
枠21との間隔を広くして蛇腹の収納スペースをかせぐ
と、沈胴時に鏡筒が短くならずにカメラが大型化してし
まう、また、さらに、同公報に開示されているように蛇
腹をつぶさないようにするため、蛇腹を第2レンズ保持
枠の外側に大きくはみ出すように配置すると、その分、
第1レンズ保持枠の径を大きくしないと、沈胴時に第1
レンズ保持枠11と第2レンズ保持枠21とを重ねて光
軸方向の距離を短くできない、あるいは短くするにはレ
ンズの径を大きくするしかないということになる。
【0005】また、鏡筒を小さくするために、蛇腹の収
納スペースを削ろうとすると、同公報の第1レンズ保持
枠11と、第2レンズ保持枠21との間に、蛇腹がつぶ
されるにしたがって元に戻ろうとする蛇腹自身の反力が
大きくなり、鏡筒駆動の負荷が大きくなってしまう。以
上のように、レンズ鏡筒等の、小型化が要求されるもの
に、従来の一般的な蛇腹を使用することは難しかった。
【0006】本発明は、このような問題を解決した、省
スペースで収納可能な遮蔽部材及びこの遮蔽部材を用い
たレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本願請求項1
記載の発明の遮蔽部材は、第1支持部材(4)により移
動可能に支持された第1移動体(6)と、第2支持部材
(8)により前記第1移動体の移動方向と略同じ方向に
移動可能に支持された第2移動体(7)との間に位置
し、前記第1移動体と前記第2移動体との間隙を結ぶ間
隙範囲を包むように前記間隙範囲の周囲に配置され、前
記第1移動体と第2移動体との相対的に可変な間隔に追
従する伸縮自在な蛇腹構造の遮蔽部材(18)におい
て、前記遮蔽部材の蛇腹を構成する山折り編曲部(19
a,19b,19c)または谷折り変曲部(19d,1
9e)の複数の変曲部のうち、少なくとも一つの山折り
編曲部または谷折り変曲部の直径は、隣接する他の山折
り編曲部または谷折り変曲部の直径と異なるように形成
したものである。
【0008】なお、前記遮蔽部材の形状は、蛇腹の伸縮
方向に自由な状態(図4の状態)で、蛇腹を構成する山
折り変曲部及び谷折り変曲部の開き角(α)が、60゜
以上となるように形成されていることが好ましい。ま
た、本願請求項3記載の発明のレンズ鏡筒は、第1レン
ズ群(6)と、第2レンズ群(7)と、前記第1レンズ
群を光軸方向に移動可能に支持する第1支持部材(4)
と、前記第2レンズ群を光軸方向に移動可能に支持する
第2支持部材(8)と、前記第1支持部材と前記第2支
持部材との間に位置し、前記第1レンズ群と第2レンズ
群を結ぶ撮影に有効な光が通過する有効光範囲の周囲に
配置され、前記第1レンズ群と第2レンズ群の可変な間
隔に追従する伸縮自在な蛇腹構造の遮蔽部材(18)と
を備えたレンズ鏡筒において、前記遮蔽部材の蛇腹を構
成する山折り編曲部または谷折り変曲部の複数の変曲部
のうち、少なくとも一つの山折り編曲部または谷折り変
曲部の直径は、隣接する他の山折り編曲部または谷折り
変曲部の直径と異なるように形成したものである。
【0009】なお、遮蔽部材の形状は、蛇腹の伸縮方向
に自由な状態で、蛇腹を構成する山折り変曲部及び谷折
り変曲部の開き角(α)が、60゜以上となるように形
成されていることが好ましい。また、遮蔽部材は、前記
第1レンズ群と前記第2レンズ群との光軸方向の間隔が
最大のときに、蛇腹の伸縮方向に自由な状態となるよう
に形成されていることが好ましい。
【0010】さらに、遮蔽部材の少なくとも一端は、保
持部材を介して前記第1支持部材に固定した方が好まし
い。また、前記保持部材は、前記第1の支持部材の遮蔽
を兼ねている事が好ましい。さらに、前記遮蔽部材と保
持部材とは相対的に回転可能であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1、図2は、本願発明の実施の
形態を具体化したズームレンズ鏡筒、及びこのズームレ
ンズ鏡筒を備えたカメラの断面を示す模式図であり、図
1はズームレンズ鏡筒をテレ状態にしたとき、図2は沈
胴状態にしたときを表している。図1、図2において、
固定筒2は、カメラ本体1に固定され、この固定筒2の
内周には雌ヘリコイド2aが形成され、固定筒2の内側
にはカム環3が筒2の軸方向(光軸O方向)に移動可能
に配置されている。カム環3の外周には、雄ヘリコイド
3aが形成され、固定筒2とカム環3とは、雌ヘリコイ
ド2aと雄ヘリコイド3aによって螺合している。カム
環3の内周には、さらに、雌ヘリコイド3bが形成され
ており、その内側には1群筒4が筒軸方向(光軸O方
向)に移動可能に配置されている。1群筒は外周に雄ヘ
リコイド4aが形成され、カム筒3と1群筒4とは、雌
ヘリコイド3bと雄ヘリコイド4aによって螺合してい
る。
【0012】また、カム環3の内側には、直進筒5が回
転自在に取り付けられており、直進筒5のフランジ5a
に設けられた不図示のキーが固定筒2の不図示の直進溝
に係合している。また、直進筒5の筒部5bには不図示
のガイド溝が設けられており、1群筒4の内側の不図示
の凸部が係合している。また、1群筒4には1群レンズ
6が取り付けられている。
【0013】2群レンズ7は、2群レンズ室8に固定さ
れ、2群レンズ9は、シャッター9に取り付けられてお
り、シャッター9は、シャッター台10に固定され、シ
ャッター台10には、カムピン11が取り付けられてい
る。カムピン11は、直進筒5の直進溝5cを通ってカ
ム環3の2群カム溝3cに係合している。また、シャッ
ター台10には、3群レンズ12が取り付けられてい
る。4群レンズ13は、4群レンズ室14に固定され、
4群レンズ室14は、4群レンズホルダー15に取り付
けられており、4群レンズホルダー15には、カムピン
16が取り付けられており、直進筒5の直進溝5dを通
ってカム環3の4群カム溝3dに係合している。
【0014】これらの筒の動作は以下の通りである。カ
ム環3には、不図示のギアが接続されており、カム環3
はこのギアにより回転させられて、固定筒2に対して光
軸方向に移動する。そして、カム環3に回転可能に取り
付けられた直進筒5は、固定筒2の不図示の直進溝に係
合した不図示のキーによって回転運動を規制されている
ので、回転することなくカム環3と共に光軸O方向にの
み移動する。そして、1群筒4は、光軸O方向にのみ移
動する。詳述すると、一群筒4は、カム環3の回転によ
ってカム環3とともに回転しながら光軸O方向に移動し
ようとする。しかし、直進筒5と1群筒4とは、直進筒
4の不図示のガイド溝と1群筒4の内周に形成された不
図示の凸部とが係合しているので、カム環3とともに回
転出来ない。したがって、1群筒4は、カム環3の雌ヘ
リコイド3bに押されて光軸方向にのみ移動する。更
に、2群レンズ7と3群レンズ12とは、カム環3が回
転するとカムピン11を介して回転力を受ける。このと
き、レンズ12は、直進筒5の直進溝5cにより回転力
を規制されており、光軸方向にのみ移動する。4群レン
ズ13も同様に、カム環3が回転することによりカムピ
ン16に回転力が発生するが、直進筒5の直進溝5dに
より回転が規制されているので直進方向(光軸O方向)
に動く。
【0015】ここまでの筒の構成は、通常の4群ズーム
レンズ鏡筒と同じ構成である。以下、本願発明の特徴と
なる蛇腹部分について説明する。1群レンズ6は、一群
筒4の先端付近に固定されており、この1群レンズ6か
ら入射した光は、その主要な光は2群レンズ7に注がれ
る。が、入射した光のうちの一部は、2群レンズ7の外
側に注がれる。この2群レンズ7に注がれない光のなか
には、シャッター9の側面を通り抜けてアパーチャー1
aに抜けてしまう光がある。このような光は、シャッタ
ーを介しておらず、シャッターを閉じていてもフィルム
面に達し、フィルムを観光させてしまう可能性がある。
すなわち、撮影していないにも関わらずフィルムを感光
させてしまうことが考えられる。その為にも、1群レン
ズ6を通り2群レンズ7に注がれない光を、完全にカッ
トしなければならない。
【0016】そこで、このような不要な光をカットする
ため、このカメラでは、図1、図2の様に、蛇腹18を
設けた。この蛇腹18は、光を透過しないように、ま
た、反射して第2レンズ群に光が戻らないように、光沢
のない黒色のゴム材(ネオプレンゴムやシリコン系ゴム
など)で形成されている。蛇腹18の一端は、保持リン
グ17に固定される。保持リング17は、1群筒4のフ
ランジ4bの裏(カメラ1側)に取り付けられている。
保持リング17には、フランジ17aが形成され、この
フランジ17aに、蛇腹18の端部18aをかぶせるよ
うに取り付けている。2群レンズ室8の先端(1群レン
ズ6)側には、フランジ8aが掲載されており、蛇腹1
8の他方の端部18bは,2群レンズ室8のフランジ8
aにかぶせるように取り付けられる。これにより、1群
レンズ6を通り2群レンズ7に注がれない光は、蛇腹1
8によって遮られる。すなわち、2群レンズ7の外側を
通過しようとする光をフィルムに対して完全にカットす
る事ができる。
【0017】また、この蛇腹18は、相対的に間隔が可
変な1群レンズ6と2群レンズ7の間隔に追従しなけれ
ばならないので、蛇腹18の材質は伸縮性に富んだ弾性
材で形成されている。また、鏡筒が図2のように沈胴し
た場合、1群レンズ6と2群レンズ7の間隔はかなり狭
くなり、蛇腹18もそれに従って小さく折り畳まれなけ
ればならない。逆に、図1のようにレンズが移動する
と、蛇腹18は、追従して広がらなくてはならない。そ
こで、単に弾性材で形成するだけでなく、その形状にも
工夫が成されている。
【0018】図3は、本実施の形態の蛇腹の断面拡大図
である。図3に示すように、この蛇腹18は、従来の蛇
腹の形状のように、山、谷を繰り返す構成ではあるが、
山どうしを比べると、山18cの中心軸を中心とする直
径φcより、山18dの直径φdを小さくし、さらに、
山18dの直径φdより山18eの直径φeを小さく形
成している。また、谷についても、谷18fの直径φf
より谷18gの直径φgを小さくする形成している。こ
のことで、図4に示すように、蛇腹18が畳まれた時
に、それぞれの山、及び、それぞれの谷が重ならないの
で畳むことが出来る。したがって、従来の蛇腹を畳んだ
ときにくらべて、山どうしあるいは谷同士の重なりが邪
魔しないので、より小さく畳める。さらに、互いの山、
あるいは谷の曲率Rをつぶすことがないので、曲率Rの
反力も発生することなく従来の蛇腹より小さくできる。
【0019】したがって、このような蛇腹を用いた場
合、沈胴時に、第1レンズ1群筒4と2群レンズ室8と
をスムーズに近づけることができ、沈胴時にレンズ鏡筒
の光軸方向の距離を短くすることができる。しかも、蛇
腹の反力は発生しないので、沈胴時に鏡筒駆動の負荷が
増すこともない。また、蛇腹18は、単体の形状で山、
及び、谷各々の開き角αを60゜以上にしている。この
ことで、蛇腹18を型に材料を充填して成形する時の充
填性を良くする事が出来る。すなわち、充填しやすい。
もし、蛇腹18の山、及び、谷の開き角が60゜以下で
あると、成形するときに材料不充填で部分的に薄肉部が
出来る可能性が高く、その場合、その薄肉部から光が透
けてしまい、遮蔽効果が無くなってしまうことがある。
【0020】更に、蛇腹18の単体形状の山、及び、谷
の開き角αが60゜以上開いていると、蛇腹単体の全長
が長くなるので、1群レンズ6と2群レンズ7の間隔が
最長時の長さに合わせて蛇腹18の単体の形状を決める
事が出来る。したがって、鏡筒長町が最長のときでも、
蛇腹が自身の弾性力で伸びることがない。したがって、
蛇腹は、引っ張ると蛇腹を形成している素材自身に引っ
張り力が生じるが、この引っ張り力による抵抗力が生じ
ることを防ぐことが出来る。
【0021】しかし、蛇腹は前にも述べたように折り畳
のだときに反力が少時ないように形成できるので、伸び
た状態で形状を決めることができる。また、この実施の
形態は、蛇腹の組み立てのための工夫もなされている。
1群筒4のフランジ4bは、バリアユニット20を取り
付ける等の理由で穴が開いている。この穴は、断面が異
なるので図示されていないが、光軸Oと直交する方向に
形成されている。この穴は、保持リング17がフランジ
4bに光を遮蔽するように取り付けられることで、この
穴を保持リング17で蓋をして、穴からの光を遮る。
が、蛇腹18は、1群筒4の中で1群レンズ6付近と2
群レンズ7付近に取り付けられなければならない。しか
し、組立時に先に1群レンズ6側に組んでからだと、蛇
腹18が1群筒4からはみ出していないと2群レンズ7
側に取り付けられない。1群筒4からはみ出すように蛇
腹18の長さを決めると、長すぎて沈胴時に畳めなくな
ってしまう。そこで、蛇腹18を2群レンズ7側に取り
付けた状態で1群筒4に取り付けなければならない。こ
のため、本実施の形態では、蛇腹18を1群筒4に押し
込む工夫が必要である。
【0022】そこで、本実施の形態では、蛇腹18に保
持リング17をあらかじめ取り付けておき、2群レンズ
室8とシャッター9と蛇腹18と保持リング17の部組
を1群筒4に押し込むようにすることによって、保持リ
ング17は1群筒4のフランジ4bまで押された後、不
図示の係止によって1群筒4の奥で係止される。更に、
保持リング17と1群筒4の係止位置を合わせる為に、
お互いの回転位置を合わせなければならない。しかし、
保持リング17と蛇腹18と2群レンズ室8は、組んだ
状態でも引っかけているだけなので、2群レンズ室8に
対して保持リング17は回転出来るので、組み込むとき
に回転位置を調整しやすい。
【0023】尚、本実施例では、蛇腹の複数の山の径、
及び、複数の谷の径をそれぞれ変えたが、これに限ら
ず、実施する蛇腹の位置、スペース等の事情を考慮し、
折り畳み性が良ければ、複数の山の中で一つだけ他の山
と径を変える、もしくは、複数の谷の径の中で一つだけ
他の谷と径を変える、もしくは、複数の山と複数の谷の
中の、一つの山と一つの谷の径を変える、としても良
い。
【0024】この実施の形態では、ズームレンズ鏡筒の
第1筒と第2筒との間で遮光するために用いたが、他の
可動筒に応用してもよく、また、ズームでなくても、沈
胴する単焦点レンズ鏡筒のレンズとアパーチャー間の様
に、可変な間隔で遮光しなければならない場所であれ
ば、使用することができる。同様に、フィルムへの漏れ
光を遮光する場合だけでなく、CCD、LED等の受光
部材や、センサーまでの遮光が必要な場合の、第1、第
2可動部材部分に用いてもよい。
【0025】また、光以外にも、水等の流動体が、第1
移動体と第2移動体との間から漏れないようにするとき
にもちいてもよい。遮蔽部材は、逆に、外から、第1移
動体と第2移動体との間に侵入しないとうにするたねに
もちいてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の遮蔽部材は、蛇腹をコンパクト
に畳みやすい形状にしたので、レンズ鏡筒に用いたとき
に、沈胴時の鏡筒の長さを短く出来る。また、本発明の
遮蔽部材はコンパクトに畳みやすいので変曲部の開き角
を60°以上にしやすく、この場合蛇腹が成形し易く、
透けない。
【0027】沈胴時は反力が発生しにくく、さらに、第
1、第2移動体が最大間隔時に合わせて蛇腹の長さを決
めれば最大間隙時でも蛇腹が引っ張られないので、鏡筒
駆動負荷が小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の遮光部材を用いたカメラの断面
を示す模式図である。
【図2】 図1のレンズ鏡筒の沈胴渋滞を示す模式図で
ある。
【図3】 蛇腹18の拡大模式図である。
【図4】 蛇腹18の拡大模式図である。
【図5】 従来の蛇腹19の拡大模式図である。
【図6】 従来の蛇腹19の拡大模式図である。
【符号の説明】
1・・・カメラ本体 2・・・固定筒 3・・・カム環 4・・・1群筒(第1支持体) 5・・・直進筒 6・・・1群レンズ(第1移動体) 7・・・2群レンズ(第2移動体) 8・・・2群レンズ室(第2支持体) 9・・・シャッター 18・・蛇腹(遮蔽部材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1支持部材により移動可能に支持された
    第1移動体と、第2支持部材により前記第1移動体の移
    動方向と略同じ方向に移動可能に支持された第2移動体
    との間に位置し、前記第1移動体と前記第2移動体との
    間隙を結ぶ間隙範囲を包むように前記間隙範囲の周囲に
    配置され、前記第1移動体と第2移動体との相対的に可
    変な間隔に追従する伸縮自在な蛇腹構造の遮蔽部材にお
    いて、 前記遮蔽部材の蛇腹を構成する山折り編曲部または谷折
    り変曲部の複数の変曲部のうち、少なくとも一つの山折
    り編曲部または谷折り変曲部の直径は、隣接する他の山
    折り編曲部または谷折り変曲部の直径と異なるように形
    成されていることを特徴とする遮蔽部材。
  2. 【請求項2】前記遮蔽部材の形状は、蛇腹の伸縮方向に
    自由な状態で、蛇腹を構成する山折り変曲部及び谷折り
    変曲部の開き角が、60゜以上となるように形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の遮蔽部材。
  3. 【請求項3】第1レンズ群と、 第2レンズ群と、 前記第1レンズ群を光軸方向に移動可能に支持する第1
    支持部材と、 前記第2レンズ群を光軸方向に移動可能に支持する第2
    支持部材と、 前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に位置し、
    前記第1レンズ群と第2レンズ群を結ぶ撮影に有効な光
    が通過する有効光範囲の周囲に配置され、前記第1レン
    ズ群と第2レンズ群の可変な間隔に追従する伸縮自在な
    蛇腹構造の遮蔽部材と、を備えたレンズ鏡筒において、 前記遮蔽部材の蛇腹を構成する山折り編曲部または谷折
    り変曲部の複数の変曲部のうち、少なくとも一つの山折
    り編曲部または谷折り変曲部の直径は、隣接する他の山
    折り編曲部または谷折り変曲部の直径と異なるように形
    成したことを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】前記遮蔽部材の形状は、蛇腹の伸縮方向に
    自由な状態で、蛇腹を構成する山折り変曲部及び谷折り
    変曲部の開き角が、60゜以上となるように形成されて
    いることを特徴とする請求項4記載の遮蔽部材。
  5. 【請求項5】前記遮蔽部材は、前記第1レンズ群と前記
    第2レンズ群との光軸方向の間隔が最大のときに、蛇腹
    の伸縮方向に自由な状態となるように形成されているこ
    とを特徴とする請求項4記載の遮蔽部材。
  6. 【請求項6】前記遮蔽部材の少なくとも一端は、保持部
    材を介して前記第1支持部材に固定したことを特徴とす
    るレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】請求項6記載のレンズ鏡筒において、前記
    保持部材は、前記第1支持部材の遮蔽を兼ねている事を
    特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】請求項6または7記載のレンズ鏡筒におい
    て、前記遮蔽部材と保持部材とは相対的に回転可能であ
    ることを特徴とするレンズ鏡筒。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6742940B2 (en) 2001-08-30 2004-06-01 Nikon Corporation Shading device and lens barrel
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