JP3395527B2 - レンズ鏡胴 - Google Patents

レンズ鏡胴

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JP3395527B2
JP3395527B2 JP15798596A JP15798596A JP3395527B2 JP 3395527 B2 JP3395527 B2 JP 3395527B2 JP 15798596 A JP15798596 A JP 15798596A JP 15798596 A JP15798596 A JP 15798596A JP 3395527 B2 JP3395527 B2 JP 3395527B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡胴に関
し、詳しくは、本体から2段以上の筒が出没する多段式
レンズ鏡胴に特に好適なレンズ鏡胴の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ズームレンズのように全長が伸縮
するレンズ鏡胴は、レンズ鏡胴内部に収納されたレンズ
群がレンズ鏡胴の伸縮に連動して光軸方向に移動するよ
うになっている。一般的なズームレンズ鏡胴では、互い
に光軸方向に一体で、すなわち光軸方向に相対移動不自
在で、かつ相対回転可能な2の筒のセットによって、レ
ンズ群や繰り出す筒を光軸方向に移動させているが、レ
ンズを小型化し、また、コストダウンするためには、筒
の数は少ない方がよい。
【0003】ズームレンズ鏡胴の構成としては、たとえ
ば、図13,14の略断面図に示したように、移動筒1
4x,16xを、軸方向に相対移動不自在に結合された外
筒40x,60xと内筒50x,66xとによる二重構造(図
13は、第1移動筒14xだけが二重構造である。)と
し、外筒40x,60xには貫通するカム溝を設けないよ
うにして遮光し、レンズ群70x,72x,76xを支持す
ることが考えられる。
【0004】ところが、設計上、第2レンズ群72x
を、第1移動筒14xと第2移動筒16xとが重なった部
分またはその近傍に配置するように、すなわち、第2移
動筒16の内部に入り込むように構成しなければならな
い場合がある。このような場合には、図13に示したよ
うに、第2レンズホルダー73xが第2移動筒16xと干
渉しないようにするため、第2レンズホルダー73xを
後方に延長してカムピン74xを設け、第1移動筒14x
の外筒40xおよび内筒50xに形成したカム溝(図示せ
ず)で第2レンズホルダー73xを支持するか、あるい
は、図14に示したように、第2移動筒16xを外筒6
0xと内筒66xとで構成し、両筒60x,66xにカム溝
(図示せず)を形成して第2レンズホルダー73xのカム
ピン74xを支持するように構成することが考えられ
る。
【0005】しかし、第1移動筒14xで第2レンズホ
ルダー73xを支持する前者、すなわち図13に示した
構成においては、第2レンズ群72xの重心とカムピン
74xとが離れているので、第2レンズ群72xの支持が
不安定となって光学性能が損なわれやすい。また、第1
移動筒14xに対する第3レンズ群76xの移動量が、第
1移動筒14xに対する第2レンズ群72xの移動量より
大きい場合などには、第2レンズ群72x用のカム溝と
第3レンズ群76x用のカム溝とが交錯し、カム構成上
の制約が大きくなり、レンズ鏡胴の性能や大きさに悪影
響を与える。一方、第2移動筒16xで第2レンズホル
ダー73xを支持する後者、すなわち図14に示した構
成においては、第2移動筒16xの内筒66xが増えるた
めに、コストアップにつながり、また、内筒66xの分
だけレンズ鏡胴1の全体外径が大きくなるので、レンズ
鏡胴1を小型化するという要請に逆行する。
【0006】また、特開平3−123309号公報は、
図12の断面図に示したように、固定部12xから一重
構造の第1および第2移動筒14x,16xの2段の筒が
繰り出される多段式ズームレンズ鏡胴1を開示してい
る。このレンズ鏡胴1の内部にはカムピン14pを有す
るカム筒14tがあり、固定部12xおよび第1移動筒1
4xに形成された案内溝12y,14yによって、光軸方向
に移動するようになっている。このカム筒14tは、第
2および第3レンズ群72x,76xを第1移動筒14xと
第2移動筒16xとの重なり部分またはその近傍部分に
おいて支持するようになっている。
【0007】ところが、このレンズ鏡胴1では、その第
1移動筒14xに貫通するカム溝14yが形成されてい
る。このカム溝14yは常に外部に露出しないようにし
ておく必要があるので、第1移動筒14xは固定部12x
の途中までしか繰り出すことができない。このように最
大繰り出し時の重なり部分が大きいと、各段14x,16
xが軸方向に長くなって、および/または繰り出し段数
が増えて、軸方向および/または径方向の寸法が大きく
なり、レンズ鏡胴1が大きくなってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、繰り出されたときに端部が重なり合う隣接する2つ
の段の筒の重なり部分またはその近傍部分にレンズを配
置するように、すなわち、繰り出される筒の内部にレン
ズが入り込むように構成する場合に発生する上述したよ
うな課題を解決するために、光学性能を損なうことな
く、簡単な構成でレンズを支持するレンズ鏡胴を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決する本発明に係るレンズ鏡胴は、第1
筒と、この第1筒から出没する第2筒とを備え、係合ピ
ンを有するレンズホルダーに支持された1個以上のレン
ズを両筒により支持し、両筒の出没に連動して上記レン
ズが移動される。上記第1筒は、第1外筒と第1内筒と
を有する。この第1内筒は、上記第1外筒に対して軸方
向に相対移動不自在でかつ相対回転自在に上記第1外筒
の内側に配置され、かつ、上記レンズホルダーの上記係
合ピンに係合する第1案内手段を有する。上記第2筒
は、少なくとも外観に露出しかつ外部からの光を遮断す
る第2外筒を有する。この第2外筒は、上記第1筒の上
記第1外筒および上記第1内筒の間に配置される。すな
わち、この第2外筒は、上記第1筒の上記第1内筒より
径方向外側に配置され、この第2外筒より径方向外側に
上記第1筒の上記第1外筒が配置される。この第2外筒
は、上記第1筒の上記第1内筒に対して相対回転自在で
あり、かつ、上記レンズホルダーの上記係合ピンに係合
する第2案内手段を有する。
【0010】上記構成において、第1筒から第2筒が繰
り出されるときに、第1筒の第1内筒と第2筒の第2外
筒とは、相対回転する。レンズホルダーの係合ピンは、
相対回転する第1筒の第1内筒の第1案内手段と第2筒
の第2外筒の第2案内手段とに係合するので、第1筒と
第2筒との軸方向相対移動に連動して、レンズホルダー
は軸方向に移動される。レンズホルダーは係合ピンによ
り第1筒の第1内筒および第2筒の第2外筒に支持され
るので、第2筒を二重構造にしなくても、第1筒と第2
筒との重なり部分またはその近傍部分にレンズを支持す
るように構成できる。また、レンズの重心とレンズホル
ダーの係合ピンと間の距離を短くしてレンズを安定して
支持することができるので、光学性能が低下することが
ない。また、第1筒でさらに別のレンズも支持するよう
に、容易に構成できる。
【0011】したがって、繰り出されたときに端部が重
なり合う隣接する2つの段の筒の重なり部分またはその
近傍部分にレンズを配置するように、すなわち、繰り出
される筒の内部にレンズが入り込むように構成する場合
に、光学性能を損なうことなく、簡単な構成でレンズを
支持することができる。
【0012】上記構成において、第2筒の第2外筒は外
観に露出し、かつ外部からの光を遮断する必要があるの
で、第2外筒に貫通部分があれば、その貫通部分が外部
に露出しないようにすることが必要である。すなわち、
第2筒を第1筒から繰り出せる範囲は、第2筒の貫通部
分が第1筒に重なる範囲内に限られることになる。
【0013】好ましくは、上記第2筒の上記第2外筒の
上記第2案内手段は、上記第2外筒の内周面に設けられ
た非貫通のカム溝である。
【0014】上記構成において、カム溝は貫通していな
いので、第2外筒の全長に渡って、外部の光がレンズ鏡
胴内に入り込まないようにすることができる。したがっ
て、第2筒を第1筒から繰り出すときの繰り出し長さを
長くすることができる。
【0015】好ましくは、上記第1筒の上記第1外筒
は、その内周面に軸方向に延在する案内部を有する。上
記第2筒の上記第2外筒は、その後端部から径方向外側
に突出して上記第1筒の上記第1外筒の上記案内部に係
合する係合部を有する。
【0016】上記構成において、第1筒の第1外筒の案
内部と第2筒の第2外筒の係合部とが係合するので、第
1筒の第1外筒と第2筒の第2外筒とは、相対回転する
ことなく軸方向に相対移動する。したがって、第1筒の
第1外筒と第2内筒とが相対回転するように構成すれ
ば、第2筒の第2外筒と第1筒の第1内筒とは相対回転
することになるので、レンズ鏡胴の構成が簡単になる。
また、第1筒の第1外筒にシール部材を固定して第2筒
の第2外筒との間をシール部材する場合には、シール部
材と第2外筒との間に相対回転が生じないので、より効
果的にシールすることができる。
【0017】なお、上記各構成において、第1および第
2筒はレンズ鏡胴の任意の段の筒であり、たとえば、第
3段を第1筒とし、第4段を第2筒として構成する場合
も含む。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図11に示した本
発明の各実施形態に係るレンズ鏡胴について詳細に説明
する。
【0019】まず、図1〜図9を参照しながら、本発明
の第1実施形態に係るレンズ鏡胴10について説明す
る。
【0020】このレンズ鏡胴10は、レンズシャッタ式
のいわゆるコンパクトカメラに用いられる沈胴ズームレ
ンズ鏡胴である。このレンズ鏡胴10は、図1〜6に示
すように、大略、入れ子式に構成された固定部12と第
1移動部14と第2移動部16とからなる。ここで、図
1,3,5はこのレンズ鏡胴10の縦断面図であり、図
2,4,6は全周の大略1/3を示した略展開図であり、
図1,2はテレ端状態、図3,4はワイド端状態、図5,
6は沈胴状態をそれぞれ示している。このレンズ鏡胴1
0の固定部12はカメラのボディに固定され、第1移動
部14は固定部12の内側に、第2移動部16は第1移
動部14の内側に、それぞれ軸方向移動可能に収納され
ている。そして、レンズ鏡胴10は、不図示の駆動モー
タにより第1および第2移動部14,16が連動して移
動されることによって伸縮するようになっている。
【0021】詳しくは、固定部12は、カメラのボディ
に固定される固定直進ガイド20と、固定直進ガイド2
0の内側に回転自在かつ軸方向移動不自在にバヨネット
結合される固定回転筒30とからなる。
【0022】固定直進ガイド20は、図7の斜視図に示
すように、大略、短円筒状の基部26および補強リング
25をガイド腕22および補強腕24で同心に結合して
なる。基部26の外周面には適宜間隔で固定部27が突
設され、カメラのボディに固定されるようになってい
る。また、基部26の筒壁の一部には貫通開口部26a
が形成され、この貫通開口部26aに隣接して基部26
外周面には駆動ギヤ軸受け部29が突設されていて、図
8の略横断面図に示すように、駆動ギヤ18を軸支する
ようになっている。駆動ギヤ18は、詳細は後述する
が、駆動モータ(図示せず)からの回転をレンズ鏡胴10
の固定回転筒30に伝達する。基部26の内周面には、
バヨネット部28が設けられていて、後述する固定回転
筒30のバヨネット部38と係合するようになってい
る。ガイド腕22および補強腕24は、基部26から軸
方向前方すなわち被写体側に突設された幅の狭い板状部
材であり、対称位置、すなわち180度ずれた位置に配
置されている。ガイド腕22の内側の面には、図7およ
び図8に示すように、軸方向に延在する断面矩形の直進
ガイド溝23が連続的に形成されている。補強腕24は
ガイド腕22と大略同様に構成されているが、補強腕2
4には直進ガイド溝23が形成されていない点で、ガイ
ド腕22と構成が相違する。補強リング25は、図7に
示すように、ガイド腕22と補強腕24との各端部に結
合されている。補強腕24と補強リング25とは、ガイ
ド腕22のたわみを少なくするための補強部材である。
【0023】固定回転筒30は、図1,2によく示され
たように、筒状の円筒部32を有し、円筒部32の後端
には径方向外側に突出するバヨネット部38が設けら
れ、前述した固定直進ガイド20の基部26のバヨネッ
ト部28と係合している。これによって、固定回転筒3
0は、固定直進ガイド20の内側に、偏心することな
く、回転自在かつ軸方向移動不自在に保持されるように
なっている。バヨネット部38の外周には回転入力ギヤ
39が形成され、前述の固定直進筒20の駆動ギヤ軸受
け部29に軸支された駆動ギヤ18と噛合し、固定回転
筒30に回転が伝達されるようになっている。カメラの
ボディには、図8に示すように、駆動ギヤ18に対向す
る位置に駆動受け部19が突設されている。この駆動受
け部19は、固定回転筒30の内周面に摺接し、固定回
転筒30が駆動ギヤ18からの回転伝達力を受けて変形
することを防止している。円筒部32の筒壁には、3本
の貫通する螺旋状溝33すなわち直進外筒40用カム3
3が等分割位置に形成されている。また、図2によく示
されたように、円筒部32の内周面には、両端間におい
て軸方向に連続して延在する3本の有底溝34、すなわ
ち回転伝達溝34が等分割位置に形成されている。
【0024】第1移動部14は、図1,2によく示され
たように、固定部12の固定回転筒30の内側に軸方向
移動自在かつ回転不自在に保持された第1直進外筒40
と、第1直進外筒40の内側に回転自在かつ軸方向相対
移動不自在にバヨネット結合された回転内筒50とを有
し、固定部12の固定回転筒30に対して偏心すること
なく保持されている。
【0025】第1直進外筒40は、筒状の円筒部42を
有し、円筒部42の外周面の後端には径方向外側に突出
する3本のカムピン43が突設されている。カムピン4
3は前述の固定部12の固定回転筒30の直進外筒40
用カム33に摺接し、主として第1直進外筒40が固定
回転筒30に対して傾き偏心を生じないようにしてい
る。カムピン43のうちの1本は、他のカムピン43よ
りもさらに突出していて、直進外筒40用カム33を貫
通し、固定部12の固定直進ガイド20のガイド腕22
の直進ガイド溝23にも摺接するようになっている。円
筒部42の内周面の後端には、バヨネット部41が設け
られている。また、円筒部42の内周面には、両端間を
軸方向に連続して延在する3本の有底の直線溝45すな
わち直進ガイド溝45が形成されている。
【0026】回転内筒50は、筒状の円筒部52を有す
る。円筒部52の後端には、径方向外側に突出するバヨ
ネット部51が設けられ、第1移動部14の第1直進外
筒40のバヨネット部41と係合する。これによって、
回転内筒50は、第1直進外筒40の内側に、偏心する
ことなく、回転自在かつ軸方向相対移動不在に保持され
るようになっている。各バヨネット部51の外周面の一
部は、さらに径方向外側に突出して回転伝達キー54を
形成する。この回転伝達キー54は、固定部12の固定
回転筒30の回転伝達溝34に摺接する。これによっ
て、回転内筒50は、固定回転筒30と一体的に回転す
るとともに、主として固定部12の固定回転筒20に対
する平行偏心が防止されるようになっている。円筒部5
2の外周面の前端側には、リード結合部56が形成され
ていて、後述する第2直進外筒60のリード66と結合
するようになっている。
【0027】第2移動部16は、第2直進外筒60を有
し、第1移動部14に偏心なく保持されるようになって
いる。第2直進外筒60は、円筒状の円筒部62と、円
筒部62の外周面の後端側に突設された直進伝達キー6
5と、円筒部62の内周面に延在する螺旋状のリード6
6とを有する。直進伝達キー65は、第1移動部14の
第1直進外筒40の直進ガイド溝45に摺接する。これ
によって、第2直進移動筒60は、第1直進移動筒40
に対して、相対回転することなく軸方向に移動できるよ
うになっている。また、リード66は、第1移動部14
の回転内筒50のリード結合部56と係合する。これに
よって、回転内筒50が第1直進外筒40に対して相対
回転したとき、第2直進外筒60は、第1直進外筒40
に対して回転することなく軸方向に相対移動するように
なっている。
【0028】次に、上記構成のレンズ鏡胴10の動作に
ついて説明する。
【0029】不図示の駆動モータからの回転は、固定部
12の固定直進ガイド20の駆動ギヤ軸受け部29に支
持された駆動ギヤ18を介して、固定部12の固定回転
筒30の回転入力ギヤ39に伝達され、これによって、
固定回転筒30が回転する。
【0030】固定回転筒30の回転によって、固定回転
筒30の螺旋状の直進外筒40用カム33は、第1移動
部14の第1直進外筒40に突設されたカムピン43を
軸方向に付勢する。このとき、第1直進外筒40のカム
ピン43のうちの1本は、固定部12の固定直進ガイド
20のガイド腕22の直進ガイド溝23に摺接している
ので、回転が阻止される。したがって、第1直進外筒4
0は、回転することなく軸方向に移動、すなわち直進移
動する。
【0031】第1移動部14の第1直進外筒40と回転
内筒50とは、バヨネット部41,51によって、相対
回転自在かつ軸方向相対移動不自在にバヨネット結合さ
れているので、回転内筒50は、第1直進外筒40とと
もに軸方向に移動する。このとき、第1移動部14の回
転内筒50は、その回転伝達キー54が固定回転筒30
の軸方向に延在する回転伝達溝34に摺接するので、固
定回転筒30とともに一体的に回転する。
【0032】第1移動部14の回転内筒50の回転によ
って、第2移動部16の第2直進外筒60が回転するこ
となく軸方向に移動する。すなわち、第2直進外筒60
に突設された直進伝達キー65が第1移動部14の第1
直進外筒40の軸方向に延在する直進ガイド溝45に摺
接するので、第2直進外筒60は回転が阻止されながら
軸方向に案内されるようになっている。さらに、第2直
進外筒60の螺旋状のリード66に第1移動部14の回
転内筒50のリード結合部56が係合するので、回転内
筒50の回転によって、第2直進外筒60は軸方向に移
動されることになる。
【0033】つまり、固定部12の固定回転筒30の回
転によって、第1移動部14および第2移動部16が軸
方向に前後進し、レンズ鏡胴10の沈胴・繰り出しと、
ワイド端状態とテレ端状態との間でのズーミングとが可
能となる。レンズ鏡胴10は、繰り出し、繰り込みのと
き、各移動部14,16の外側の直進外筒40,60は、
回転することなく軸方向に移動する。
【0034】次に、レンズ鏡胴10の内部に収納される
レンズ群70,72,76等について、説明する。このレ
ンズ鏡胴10の内部には、3成分のレンズ群、すなわ
ち、第1、第2、および第3レンズ群70,72,76が
それぞれレンズホルダ71,73,77によって支持され
ている。
【0035】第1レンズ群70を支持する第1レンズホ
ルダー71は、レンズ鏡胴10の第2移動部16の第2
直進外筒60の円筒部62の前端に固定されている。
【0036】第2レンズ群72を支持する第2レンズホ
ルダ73は、レンズ鏡胴10の第1および第2移動部1
4,16に保持され、レンズ鏡胴10の繰り出し、繰り
込みに連動して、回転することなく軸方向に移動するよ
うになっている。
【0037】詳しくは、第1移動部14の回転内筒50
の円筒部52には、貫通する3本の第2成分カム溝58
が3等分位置に形成され、第2移動部16の第2直進外
筒60の円筒部62の内周面には、軸方向に延在する3
本の有底の第2成分直進ガイド溝68が形成されてい
る。そして、第2レンズホルダ73の外周面から径方向
外側に突設された3本のカムピン74が、第1移動部1
4の回転内筒50の第2成分カム溝58を貫通し、第2
移動部16の第2直進外筒60の第2成分直進ガイド溝
68に摺接している。つまり、第2レンズホルダ72の
各カムピン74は、第1移動部14の回転内筒50の第
2成分カム溝58と第2移動部16の第2直進外筒60
の第2成分直進ガイド溝68との交差位置に保持される
ようになっている。
【0038】そして、レンズ鏡胴10の固定部12の固
定回転筒30が回転して、レンズ鏡胴10が繰り出しま
たは繰り込まれると、第1移動部14の回転内筒50
は、回転することなく軸方向に移動する第2移動部16
の第2直進外筒60に対して相対回転し、第1移動部1
4の回転内筒50の第2成分カム溝58と第2移動部1
6の第2直進外筒60の第2成分直進ガイド溝68との
交差位置が軸方向に移動する。そのため、両溝58,6
8の交差位置に係合するカムピン74は、第2成分カム
溝58に付勢され、第2直進外筒60の第2成分ガイド
溝68に沿って移動する。したがって、第2レンズホル
ダ73は、回転することなく軸方向に移動する。なお、
第2レンズホルダ73には、第2レンズ群72を第2レ
ンズホルダ73に対して軸方向に移動させてフォーカス
調整するためのフォーカスユニット(不図示)が設けられ
ている。
【0039】上記構成により、第2移動部16を二重筒
構造にしなくても、第1移動部14と第2移動部16と
の重なり合う部分に、第2レンズ群72を支持すること
ができる。また、第2レンズ群72の重心と第2レンズ
ホルダー73のカムピン74と間の距離を短くして第2
レンズ群72を安定して支持することができるので、光
学性能が低下することがない。また、第1移動部14で
さらに別のレンズ、すなわち第3レンズ群76も支持す
るように、容易に構成できる。
【0040】第3レンズ群76を支持する第3レンズホ
ルダ77は、レンズ鏡胴10の第1移動部14の第1直
進外筒40および回転内筒50に保持され、レンズ鏡胴
10の繰り出し、繰り込みに連動して、回転しながら軸
方向に移動するようになっている。
【0041】詳しくは、第1移動部14の回転内筒50
の円筒部52には、軸方向に延在しかつ貫通する3本の
第3成分駆動溝59が3等分位置に形成され、第1移動
部14の第1直進外筒40の円筒部42の内周面には、
3本の有底の第2成分カム溝49が形成されている。そ
して、第3レンズホルダ77の外周面から径方向外側に
突設された3本のカムピン78が、第1移動部14の回
転内筒50の第3成分駆動溝59を貫通し、第1移動部
14の第1直進外筒40の第3成分カム溝49に摺接し
ている。つまり、第3レンズホルダ77の各第3カムピ
ン78は、第1移動部14の回転内筒50の第3成分直
進駆動溝59と第1移動部14の第1直進外筒40の第
3成分カム溝49との交差位置に保持されるようになっ
ている。
【0042】そして、レンズ鏡胴10の固定部12の固
定回転筒30が回転して、レンズ鏡胴10が繰り出しま
たは繰り込まれるとき、第1移動部14の回転内筒50
は第1移動部14の第1直進外筒40に対して相対回転
し、第1移動部14の回転内筒50の第3成分駆動溝5
9と第1移動部14の第1直進外筒40の第3成分カム
溝49との交差位置が軸方向および周方向に移動する。
したがって、両溝49,59の交差位置にカムピン77
が係合している第3レンズホルダ77は回転しながら軸
方向に移動する。
【0043】以上説明したように、このレンズ鏡胴10
では、回転筒30のまわりに配置される固定直進ガイド
20のガイド腕22および補強腕24は、周方向の一部
分にだけ設けることができるので、レンズ鏡胴10の上
下左右の径方向寸法を小さくすることができる。すなわ
ち、図8に示したように、ガイド腕22および補強腕2
4は、固定回転筒30に接する一点鎖線で示した縦線お
よび横線より内側に配置できるので、レンズ鏡胴10の
上下左右における径方向寸法を固定回転筒30の外径寸
法まで小さくすることができる。そのため、このレンズ
鏡胴10を用いたカメラ80では、図9の略構成図に示
すように、ファインダー部82、フィルムカートリッジ
室84、フィルム巻き上げ室86等の大略矩形の主要構
成要素を、レンズ鏡胴10の固定回転筒30に接近して
配置し、固定直進ガイド20のガイド腕22および補強
腕24を、実線で示した右上および左下、または鎖線で
示した右下および左上の対角位置に設けることができ
る。したがって、レンズ鏡胴10のまわりの大略三角形
の空間を有効利用して、カメラ80の小型化を図ること
が可能である。
【0044】また、このレンズ鏡胴10は、固定部12
の固定直進ガイド20の厚さが従来例の長ギヤ8の外径
に比べて小さいので、固定部12をカメラ1の前面カバ
ー3の凸部4の内側まで配置することができ、図1に示
すように、固定部12の前端13近傍まで第1移動筒1
4を繰り出すことが可能である。したがって、このレン
ズ鏡胴10は、テレ端状態での全長が同じであっても、
図12,13に示したように固定部12xの前端13xま
で第1移動筒14xを繰り出すことができない従来の長
ギヤ8を用いたレンズ鏡胴6に比べて、沈胴時の長さを
相対的に短くすることができる。したがって、このレン
ズ鏡胴10を用いれば、カメラを薄くして小型化するこ
とが可能となる。
【0045】次に、本発明の第2実施形態に係るレンズ
鏡胴11について、テレ端状態の縦断面図および略展開
図である図10,11を参照しながら、説明する。この
レンズ鏡胴11は、第1実施形態のレンズ鏡胴10と大
略同様に構成されるので、以下では、相違点を中心に説
明する。
【0046】このレンズ鏡胴11の固定部12の固定回
転筒30の内周面には、螺旋状に延在する回転伝達溝3
4の代わりに、螺旋状のヘリコイド37が形成されてい
る。このヘリコイドに対応して、第1移動部14の第1
直進外筒40の外周面の後端部にもヘリコイド47が形
成されている。また、固定回転筒30には、螺旋状に形
成された逃げ穴36が形成され、この逃げ穴36から突
出して固定直進ガイド20のガイド腕22の直進ガイド
溝23に係合する直進ガイドピン44が、第1直進外筒
40の外周面に突設されている。そして、固定回転筒3
0が回転すると、第1直進外筒40は、直進ガイドピン
44により回転が阻止されかつ軸方向に案内され、ヘリ
コイド37,47によって軸方向にねじ送りされる。
【0047】固定筒30の内周面には、第1実施形態と
同様に、軸方向に延在する回転伝達溝34が形成されて
いて、第1移動部14の回転内筒50の回転伝達キー5
4が係合するようになっているので、第1移動部14の
回転内筒50は固定部12の固定回転筒30とともに一
体的に回転する。
【0048】第1移動部14の回転内筒50の内周面の
前端部には、リード結合部56の代わりに、ヘリコイド
57が形成されている。このヘリコイド57に対応する
ヘリコイド67が、第2移動部18の第2直進外筒60
の内周面に形成されている。一方、第1移動部14の第
1直進外筒40と第2移動部16の第2直進外筒60と
には、第1実施例と同様に、直進ガイド溝45と直進キ
ー55とがぞれぞれ設けられていて、両外筒40,60
は相対回転回転が阻止されるようになっている。したが
って、第1移動部14の回転内筒50が回転すると、第
2直進外筒60は、ヘリコイド57,67のねじ送りに
よって、回転することなく軸方向に移動する。
【0049】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものではなく、その他種々の態様で実施可能であ
る。たとえば、第1移動部14の外筒40が回転し、内
筒50が回転しないように構成してもよい。また、回転
により筒を繰り出す構成は、カム33、ヘリコイド3
7、リード66、ヘリコイド67のような回転量と光軸
方向の移動量が比例する線形の構成に限らず、レンズの
移動曲線に応じて非線形の動きをするカム等でもよい。
また、ズームレンズ鏡胴以外のレンズ鏡胴、たとえば単
焦点レンズについて、本発明を適用することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るレンズ鏡胴のテ
レ端状態における縦断面図である。
【図2】 図1のレンズ鏡胴の展開図である。
【図3】 ワイド端状態における図1のレンズ鏡胴の縦
断面図である。
【図4】 図3のレンズ鏡胴の展開図である。
【図5】 沈胴状態における図1のレンズ鏡胴の縦断面
図である。
【図6】 図5のレンズ鏡胴の展開図である。
【図7】 図1のレンズ鏡胴の固定直進ガイドの斜視図
である。
【図8】 図7の略VIII-VIII線に沿って切断した断面
図である。
【図9】 図1のレンズ鏡胴を用いたカメラの略構成図
である。
【図10】 本発明の第2実施形態に係るレンズ鏡胴の
テレ端状態における縦断面図である。
【図11】 図10のレンズ鏡胴の展開図である。
【図12】 従来例のレンズ鏡胴の斜視図である。
【図13】 レンズ鏡胴の基本構成を示す略断面図であ
る。
【図14】 レンズ鏡胴の基本構成を示す略断面図であ
る。
【符号の説明】
10,11 レンズ鏡胴 12 固定部 14 第1移動部(第1筒) 16 第2移動部(第2筒) 18 駆動ギヤ 19 駆動受け部 20 固定直進ガイド 22 ガイド腕 23 直進ガイド溝 24 補強腕 25 補強リング 26 基部 26a 貫通開口部 27 固定部 28 バヨネット部 29 駆動ギヤ軸受部 30 固定回転筒 32 円筒部 33 カム 34 回転伝達溝 36 逃げ穴 37 ヘリコイド 38 バヨネット部 39 回転入力ギヤ 40 第1直進外筒(第1外筒) 41 バヨネット部 42 円筒部 43 カムピン 44 直進ガイドピン 45 直進ガイド溝(案内部) 47 ヘリコイド 49 第3成分カム溝 50 回転内筒(第1内筒) 51 バヨネット部 52 円筒部 54 回転伝達キー 56 リード結合部 57 ヘリコイド 58 第2成分カム溝(第1案内手段) 59 第3成分駆動溝 60 第2直進外筒(第2外筒) 62 円筒部 65 直進伝達キー(係合部) 66 リード 67 ヘリコイド 68 第2成分直進ガイド溝(第2案内手段、カム溝) 70 第1レンズ群 71 第1レンズホルダー 72 第2レンズ群(レンズ) 73 第2レンズホルダー 74 カムピン(係合ピン) 76 第3レンズ群 77 第3レンズホルダー 78 カムピン 80 カメラ 82 ファインダー部 84 フィルムカートリッジ室 86 フィルム巻き上げ室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−62711(JP,A) 特開 平3−123309(JP,A) 実開 平5−4116(JP,U) 実開 平4−42617(JP,U) 実開 平6−54013(JP,U) 実開 平4−13910(JP,U) 実開 平7−34407(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/16 G03B 17/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1筒(14)と、該第1筒(14)から出
    没する第2筒(16)とを備え、係合ピン(74)を有する
    レンズホルダー(73)に支持された1個以上のレンズ
    (72)を両筒(14,16)により支持し、両筒(14,1
    6)の出没に連動して上記レンズ(72)が移動されるレ
    ンズ鏡胴(10,11)にして、 上記第1筒(14)は、第1外筒(40)と第1内筒(50)
    とを有し、該第1内筒(50)は、上記第1外筒(40)に
    対して軸方向に相対移動不自在でかつ相対回転自在に上
    記第1外筒(40)の内側に配置され、かつ、上記レンズ
    ホルダー(73)の上記係合ピン(74)に係合する第1案
    内手段(58)を有し、 上記第2筒(16)は、少なくとも外観に露出しかつ外部
    からの光を遮断する第2外筒(60)を有し、該第2外筒
    (60)は、上記第1筒(14)の上記第1外筒(40)およ
    び上記第1内筒(50)の間に配置され、かつ、上記第1
    筒(14)の上記第1内筒(50)に対して相対回転自在で
    あり、かつ、上記レンズホルダー(73)の上記係合ピン
    (74)に係合する第2案内手段(68)を有することを特
    徴とするレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】 上記第2筒(16)の上記第2外筒(60)
    の上記第2案内手段(68)は、上記第2外筒(60)の内
    周面に設けられた非貫通のカム溝(68)であることを特
    徴とする、請求項1記載のレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】 上記第1筒(14)の上記第1外筒(40)
    は、その内周面に軸方向に延在する案内部(45)を有
    し、 上記第2筒(16)の上記第2外筒(60)は、その後端部
    から径方向外側に突出して上記第1筒(14)の上記第1
    外筒(40)の上記案内部(45)に係合する係合部(65)
    を有することを特徴とする、請求項1又は2記載のレン
    ズ鏡胴。
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