JP3467972B2 - レンズ鏡胴 - Google Patents

レンズ鏡胴

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JP3467972B2
JP3467972B2 JP15798196A JP15798196A JP3467972B2 JP 3467972 B2 JP3467972 B2 JP 3467972B2 JP 15798196 A JP15798196 A JP 15798196A JP 15798196 A JP15798196 A JP 15798196A JP 3467972 B2 JP3467972 B2 JP 3467972B2
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章 船橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡胴に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影時には繰り出される一方、不
使用時には繰り込まれることによって、不使用時の全長
が撮影時より短くなるレンズ鏡胴が用いられている。一
般に、繰り出し時の全長が短いズームレンズや単焦点レ
ンズのような一段繰り出しのレンズ鏡胴の場合には、た
とえば、米国特許第4,910,544号明細書に開示さ
れた図12のような二重筒方式のズームレンズ鏡胴5a
が用いられている。このレンズ鏡胴5aは、カメラ1の
ボディに固定された固定筒20xの内側に不図示のモー
タで回転される回転筒30xが配置され、固定筒20xの
直進案内溝23xと回転筒30xのカム溝33xとに移動
筒40xの少なくとも3本のカムピン43xが係合して支
持されることにより、偏心しないように構成されてい
て、かつ、回転筒30xの回転に伴って移動筒40xが繰
り出されるようになっている。しかし、このような二重
筒方式のズームレンズ鏡胴5aは、ズームレンズ鏡胴5a
の全周に渡って外径寸法が全体的に大きくなる。
【0003】一方、繰り出し時の全長が長くなる多段繰
り出しのズームレンズの場合には、たとえば図14の斜
視図に示した長ギヤ方式の沈胴レンズ鏡胴5bが、一般
に多用されている。このレンズ鏡胴5bは、モータの回
転を伝達する細長い長ギヤ9が固定筒12xに平行に固
定筒12xを貫通して配置され、固定筒12xの内部で固
定筒12xにカム結合またはヘリコイド結合している第
1移動筒14xを回転するように構成され、長ギヤ9の
回転によって第1および第2移動筒14x,16xがカム
送りまたはねじ送りにより繰り出されるようになってい
る。このようなレンズ鏡胴5bは、固定筒12xの一部分
に沿って長ギヤ9が配置されるだけであるので、レンズ
鏡胴5bの大部分の外径寸法は小さくなる。
【0004】ところで、図12および図13の斜視図に
示したカメラ1では、カメラ1のボディ2の前面カバー
3の一部を前方に突出させて凸部4を形成し、この凸部
4からレンズ鏡胴5a,5bの移動筒40x,14x,16xが
出没するように構成されている。このように構成した場
合、長ギヤ方式のレンズ鏡胴5bでは、図15,16の要
部断面図に示すように、凸部4の径方向寸法の制約によ
って、長ギヤ9の前端9aは凸部4の手前すなわち後側
までしかもってくることができず、長ギヤ9の前端9a
と固定筒12xの前端13xとの間に間隔Lが生じる。そ
のため、移動筒14xを固定筒12xに対して繰り出す長
さは、この間隔Lの分だけ短くなり、レンズ鏡胴5bお
よびカメラ1を小型化するときの障害となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、レンズ鏡胴の外径寸法と移動筒の外径寸法との差を
小さく、かつ、移動筒の繰り出し長さを長くしたレンズ
鏡胴を提供することで、上述したような課題を一挙に解
決可能なレンズ鏡胴を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するための本発明に係るレンズ鏡胴
は、大略円筒形状の回転筒と、この回転筒の外側全周の
一部分にのみ、この回転筒の大略全長に渡って略板状に
延在する少なくとも1本の直進ガイドと、上記回転筒の
内側に配置され、上記直進ガイドによって回転が阻止さ
れながら上記回転筒の回転によって光軸方向に移動され
る移動筒とを備えたことを本質的特徴としている。すな
わち、直進ガイドを回転筒の外側であって回転筒の全周
の一部分にのみ配置することによって、レンズ鏡胴の大
部分の外径寸法を小さくすることを本質的特徴としてい
る。
【0007】上記構成において、長ギヤに比べて径方向
の寸法を小さくできる直進ガイドを回転筒の大略全長に
沿って延在させることによって、レンズ鏡胴の径方向の
寸法を小さくしてカメラの凸部内まで直進ガイドを配置
し、移動筒の端部が回転筒の繰り出し側端部、たとえば
カメラのボディの前面カバーの凸部位置に達するまで移
動筒を繰り出すことができるようにして、レンズ鏡胴の
最大繰り出し長さを長くすることが可能である。
【0008】したがって、レンズ鏡胴の外径寸法と移動
筒の外径寸法との差を小さく、かつ、移動筒の繰り出し
長さを長くしたレンズ鏡胴を提供することができる。
【0009】本発明は、種々の態様で具体化される。
【0010】基本的な態様によれば、レンズ鏡胴は、回
転筒と、直進ガイドと、移動筒とを備える。上記回転筒
は、大略円筒状であり、カメラのボディ内に光軸方向移
動不自在かつ回転自在に配置される。上記回転筒は、回
転前進案内手段を有する。上記直進ガイドは、上記回転
筒の外側でカメラのボディ内に固定または一体に形成さ
れ、上記回転筒の全周の一部分にのみ形成される。上記
直進ガイドは、上記回転筒の大略全長に渡って略板状に
延在し、少なくとも1本の直進案内手段を有する。上記
移動筒は、光軸方向移動自在な大略円筒形状であり、上
記回転筒の内側にある。上記移動筒は、上記回転筒を貫
通して上記直進ガイドの上記直進案内手段に係合する直
進係合部を有する。上記移動筒は、上記回転筒の上記回
転前進案内手段に係合する回転前進係合部を有する。
【0011】上記構成において、移動筒の直進係合部は
直進ガイドの直進案内手段に係合しているので、移動筒
は、直進案内手段によって回転が阻止されて軸方向に案
内されるようになっている。移動筒の回転前進係合部は
回転筒の回転案内手段に係合しているので、回転筒が回
転されると、移動筒は直進案内手段により回転が阻止さ
れながら、回転筒の回転案内手段に沿って、かつ、直進
案内手段に沿って、軸方向に移動される。これによっ
て、レンズ鏡胴は繰り出され、または繰り込まれる。
【0012】上記構成において、長ギヤに比べて径方向
寸法の小さい直進ガイドを回転筒の全長に沿って配置す
ることによって、移動筒を回転筒の繰り出し側端部まで
繰り出すことができるようにすることが可能である。ま
た、直進ガイドを回転筒の外側全周の一部分にのみ配置
することによって、レンズ鏡胴の大部分の外径寸法を、
小さくすることが可能である。
【0013】したがって、レンズ鏡胴の外径寸法と移動
筒の外径寸法との差を小さく、かつ、移動筒の繰り出し
長さを長くしたレンズ鏡胴を提供することができる。
【0014】ところで、一般に、カメラの構成上、レン
ズ鏡胴のまわりには、たとえばファインダーユニットや
フィルム巻き上げユニット等の主要構成要素が接近して
配置されるが、レンズ鏡胴の光軸から見て大略カメラ本
体の対角線方向位置には、レンズ鏡胴と主要構成要素と
の間には大略三角形の4つの空間ができる。
【0015】好ましくは、上記直進ガイドの上記直進案
内手段は、その一端がカメラのボディに対して固定され
た略板条のガイド腕に形成されている。
【0016】好ましくは、上記直ガイドは、光軸から
見て大略カメラ本体の対角線方向位置に上記回転筒に沿
って配置される。
【0017】上記両構成において、レンズ鏡胴のまわり
の大略三角形の空間を利用してガイド腕を配置すること
によって、カメラの小型化に有効なレンズ鏡胴を構成す
ることができる。
【0018】好ましくは、上記直進ガイドは、上記ガイ
ド腕に加え、補強腕と連結補強部材とをさらに有する。
補強腕は、上記ガイド腕の上記一端と同じ側の一端がカ
メラのボディに対して固定されており、光軸から見て大
略カメラ本体の対角線方向位置に、上記回転筒に沿って
配置される。連結補強部材は、この補強腕および上記ガ
イド腕のそれぞれの他端に結合され、かつ上記回転筒の
繰り出し側端部外側の全周に渡って延在する。
【0019】上記構成において、直進ガイドは、回転筒
に沿って上記空間部分に配置されたガイド腕および補強
腕の各他端を連結補強部材で結合したトラス構造となっ
ていて、ガイド腕の一端が固定されただけの片持ち構造
の場合に比べて、ガイド腕の剛性が高くなるので、移動
筒を安定して案内することができる。したがって、レン
ズ鏡胴の光学性能が向上する。
【0020】上記構成において、直進ガイドがそれぞれ
ひとつのガイド腕および補強腕を有する場合には、両腕
はレンズ鏡胴に関して略対称位置に配置する構成が好ま
しい。また、直進ガイドがそれぞれ2つのガイド腕およ
び補強腕を有する場合には、レンズ鏡胴のまわりの4つ
の大略三角形の空間に、ガイド腕と補強腕とを交互に配
置し、一対のガイド腕と一対の補強腕とが、それぞれ、
レンズ鏡胴に関して略対称位置となるように配置するこ
とが好ましい。
【0021】好ましくは、上記回転筒は、上記回転筒の
内周面に螺旋状に延在する回転前進案内部と、上記回転
筒の内周面に軸方向に延在する少なくとも3つの回転伝
達部とを有する。上記移動筒は、大略円筒状の外筒と、
この外筒の内側に配置された大略円筒状の内筒とを有す
る。上記外筒と上記内筒とは、軸方向相対移動不自在か
つ相対回転自在に結合される。上記外筒および上記内筒
のいずれか一方は、上記直進係合部と、上記回転筒の上
記回転前進案内部に係合する少なくとも3つの上記回転
前進係合部とを有する。上記外筒および上記内筒のいず
れか他方は、上記回転筒の上記回転伝達部に係合する少
なくとも3つの回転伝達係合部を有する。
【0022】上記構成において、回転筒の回転前進案内
手段である回転前進案内部は、リードやヘリコイドを含
む。移動筒の外筒または内筒のいずれか一方は、その直
進係合部が直進ガイドの直進案内手段により回転が阻止
され、その回転前進案内部が回転筒の螺旋状に延在する
回転前進案内部に係合するので、回転筒の回転によっ
て、軸方向に移動される。移動筒は外筒と内筒とが軸方
向移動不自在に結合されているので、回転筒の回転によ
って、移動筒は回転筒に対して一体的に軸方向に移動さ
れる。このとき、移動筒の外筒または内筒のいずれか他
方は、その回転伝達係合部が回転筒の軸方向に延在する
回転伝達部に係合するので、回転筒とともに一体的に回
転する。これにより、移動筒の外筒と内筒とは相対回転
する。この相対回転を利用することによって、移動筒か
らさらに別の移動筒を繰り出すように構成することが容
易となる。
【0023】移動筒は、外筒または内筒の回転前進係合
部が回転筒の螺旋状に延在する回転前進案内部に少なく
とも3箇所で係合することによって、主として、移動筒
の軸芯が回転筒の軸芯に対して傾くことが防止される。
また、内筒または外筒の回転伝達係合部が回転筒の軸方
向に形成された回転伝達部に少なくとも3箇所で係合す
ることによって、主として、移動筒の軸芯が回転筒の軸
芯に対して平行にずれることが防止される。したがっ
て、移動筒は、回転筒に対して偏心することなく、安定
して支持されかつ光軸方向に移動されるので、レンズ鏡
胴の光学性能が劣化することがない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図11に示した本
発明の各実施形態に係るレンズ鏡胴について詳細に説明
する。
【0025】まず、図1〜図9を参照しながら、本発明
の第1実施形態に係るレンズ鏡胴10について説明す
る。
【0026】このレンズ鏡胴10は、レンズシャッタ式
のいわゆるコンパクトカメラに用いられる沈胴ズームレ
ンズ鏡胴である。このレンズ鏡胴10は、図1〜6に示
すように、大略、入れ子式に構成された固定部12と第
1移動部14と第2移動部16とからなる。ここで、図
1,3,5はこのレンズ鏡胴10の縦断面図であり、図
2,4,6は全周の大略1/3を示した略展開図であり、
図1,2はテレ端状態、図3,4はワイド端状態、図5,
6は沈胴状態をそれぞれ示している。このレンズ鏡胴1
0の固定部12はカメラのボディに固定され、第1移動
部14は固定部12の内側に、第2移動部16は第1移
動部14の内側に、それぞれ軸方向移動可能に収納され
ている。そして、レンズ鏡胴10は、不図示の駆動モー
タにより第1および第2移動部14,16が連動して移
動されることによって伸縮するようになっている。
【0027】詳しくは、固定部12は、カメラのボディ
に固定される固定直進ガイド20と、固定直進ガイド2
0の内側に回転自在かつ軸方向移動不自在にバヨネット
結合される固定回転筒30とからなる。
【0028】固定直進ガイド20は、図7の斜視図に示
すように、大略、短円筒状の基部26および補強リング
25をガイド腕22および補強腕24で同心に結合して
なる。基部26の外周面には適宜間隔で固定部27が突
設され、カメラのボディに固定されるようになってい
る。また、基部26の筒壁の一部には貫通開口部26a
が形成され、この貫通開口部26aに隣接して基部26
外周面には駆動ギヤ軸受け部29が突設されていて、図
8の略横断面図に示すように、駆動ギヤ18を軸支する
ようになっている。駆動ギヤ18は、詳細は後述する
が、駆動モータ(図示せず)からの回転をレンズ鏡胴10
の固定回転筒30に伝達する。基部26の内周面には、
バヨネット部28が設けられていて、後述する固定回転
筒30のバヨネット部38と係合するようになってい
る。ガイド腕22および補強腕24は、基部26から軸
方向前方すなわち被写体側に突設された幅の狭い板状部
材であり、対称位置、すなわち180度ずれた位置に配
置されている。ガイド腕22の内側の面には、図7およ
び図8に示すように、軸方向に延在する断面矩形の直進
ガイド溝23が連続的に形成されている。補強腕24は
ガイド腕22と大略同様に構成されているが、補強腕2
4には直進ガイド溝23が形成されていない点で、ガイ
ド腕22と構成が相違する。補強リング25は、図7に
示すように、ガイド腕22と補強腕24との各端部に結
合されている。補強腕24と補強リング25とは、ガイ
ド腕22のたわみを少なくするための補強部材である。
【0029】固定回転筒30は、図1,2によく示され
たように、筒状の円筒部32を有し、円筒部32の後端
には径方向外側に突出するバヨネット部38が設けら
れ、前述した固定直進ガイド20の基部26のバヨネッ
ト部28と係合している。これによって、固定回転筒3
0は、固定直進ガイド20の内側に、偏心することな
く、回転自在かつ軸方向移動不自在に保持されるように
なっている。バヨネット部38の外周には回転入力ギヤ
39が形成され、前述の固定直進筒20の駆動ギヤ軸受
け部29に軸支された駆動ギヤ18と噛合し、固定回転
筒30に回転が伝達されるようになっている。カメラの
ボディには、図8に示すように、駆動ギヤ18に対向す
る位置に駆動受け部19が突設されている。この駆動受
け部19は、固定回転筒30の内周面に摺接し、固定回
転筒30が駆動ギヤ18からの回転伝達力を受けて変形
することを防止している。円筒部32の筒壁には、3本
の貫通する螺旋状溝33すなわち直進外筒40用カム3
3が等分割位置に形成されている。また、図2によく示
されたように、円筒部32の内周面には、両端間におい
て軸方向に連続して延在する3本の有底溝34、すなわ
ち回転伝達溝34が等分割位置に形成されている。
【0030】第1移動部14は、図1,2によく示され
たように、固定部12の固定回転筒30の内側に軸方向
移動自在かつ回転不自在に保持された第1直進外筒40
と、第1直進外筒40の内側に回転自在かつ軸方向相対
移動不自在にバヨネット結合された回転内筒50とを有
し、固定部12の固定回転筒30に対して偏心すること
なく保持されている。
【0031】第1直進外筒40は、筒状の円筒部42を
有し、円筒部42の外周面の後端には径方向外側に突出
する3本のカムピン43が突設されている。カムピン4
3は前述の固定部12の固定回転筒30の直進外筒40
用カム33に摺接し、主として第1直進外筒40が固定
回転筒30に対して傾き偏心を生じないようにしてい
る。カムピン43のうちの1本は、他のカムピン43よ
りもさらに突出していて、直進外筒40用カム33を貫
通し、固定部12の固定直進ガイド20のガイド腕22
の直進ガイド溝23にも摺接するようになっている。円
筒部42の内周面の後端には、バヨネット部41が設け
られている。また、円筒部42の内周面には、両端間を
軸方向に連続して延在する3本の有底の直線溝45すな
わち直進ガイド溝45が形成されている。
【0032】回転内筒50は、筒状の円筒部52を有す
る。円筒部52の後端には、径方向外側に突出するバヨ
ネット部51が設けられ、第1移動部14の第1直進外
筒40のバヨネット部41と係合する。これによって、
回転内筒50は、第1直進外筒40の内側に、偏心する
ことなく、回転自在かつ軸方向相対移動不在に保持され
るようになっている。各バヨネット部51の外周面の一
部は、さらに径方向外側に突出して回転伝達キー54を
形成する。この回転伝達キー54は、固定部12の固定
回転筒30の回転伝達溝34に摺接する。これによっ
て、回転内筒50は、固定回転筒30と一体的に回転す
るとともに、主として固定部12の固定回転筒20に対
する平行偏心が防止されるようになっている。円筒部5
2の外周面の前端側には、リード結合部56が形成され
ていて、後述する第2直進外筒60のリード66と結合
するようになっている。
【0033】第2移動部16は、第2直進外筒60を有
し、第1移動部14に偏心なく保持されるようになって
いる。第2直進外筒60は、円筒状の円筒部62と、円
筒部62の外周面の後端側に突設された直進伝達キー6
5と、円筒部62の内周面に延在する螺旋状のリード6
6とを有する。直進伝達キー65は、第1移動部14の
第1直進外筒40の直進ガイド溝45に摺接する。これ
によって、第2直進移動筒60は、第1直進移動筒40
に対して、相対回転することなく軸方向に移動できるよ
うになっている。また、リード66は、第1移動部14
の回転内筒50のリード結合部56と係合する。これに
よって、回転内筒50が第1直進外筒40に対して相対
回転したとき、第2直進外筒60は、第1直進外筒40
に対して回転することなく軸方向に相対移動するように
なっている。
【0034】次に、上記構成のレンズ鏡胴10の動作に
ついて説明する。
【0035】不図示の駆動モータからの回転は、固定部
12の固定直進ガイド20の駆動ギヤ軸受け部29に支
持された駆動ギヤ18を介して、固定部12の固定回転
筒30の回転入力ギヤ39に伝達され、これによって、
固定回転筒30が回転する。
【0036】固定回転筒30の回転によって、固定回転
筒30の螺旋状の直進外筒40用カム33は、第1移動
部14の第1直進外筒40に突設されたカムピン43を
軸方向に付勢する。このとき、第1直進外筒40のカム
ピン43のうちの1本は、固定部12の固定直進ガイド
20のガイド腕22の直進ガイド溝23に摺接している
ので、回転が阻止される。したがって、第1直進外筒4
0は、回転することなく軸方向に移動、すなわち直進移
動する。
【0037】第1移動部14の第1直進外筒40と回転
内筒50とは、バヨネット部41,51によって、相対
回転自在かつ軸方向相対移動不自在にバヨネット結合さ
れているので、回転内筒50は、第1直進外筒40とと
もに軸方向に移動する。このとき、第1移動部14の回
転内筒50は、その回転伝達キー54が固定回転筒30
の軸方向に延在する回転伝達溝34に摺接するので、固
定回転筒30とともに一体的に回転する。
【0038】第1移動部14の回転内筒50の回転によ
って、第2移動部16の第2直進外筒60が回転するこ
となく軸方向に移動する。すなわち、第2直進外筒60
に突設された直進伝達キー65が第1移動部14の第1
直進外筒40の軸方向に延在する直進ガイド溝45に摺
接するので、第2直進外筒60は回転が阻止されながら
軸方向に案内されるようになっている。さらに、第2直
進外筒60の螺旋状のリード66に第1移動部14の回
転内筒50のリード結合部56が係合するので、回転内
筒50の回転によって、第2直進外筒60は軸方向に移
動されることになる。
【0039】つまり、固定部12の固定回転筒30の回
転によって、第1移動部14および第2移動部16が軸
方向に前後進し、レンズ鏡胴10の沈胴・繰り出しと、
ワイド端状態とテレ端状態との間でのズーミングとが可
能となる。レンズ鏡胴10は、繰り出し、繰り込みのと
き、各移動部14,16の外側の直進外筒40,60は、
回転することなく軸方向に移動する。
【0040】次に、レンズ鏡胴10の内部に収納される
レンズ群70,72,76等について、説明する。このレ
ンズ鏡胴10の内部には、3成分のレンズ群、すなわ
ち、第1、第2、および第3レンズ群70,72,76が
それぞれレンズホルダ71,73,77によって支持され
ている。
【0041】第1レンズ群70を支持する第1レンズホ
ルダー71は、レンズ鏡胴10の第2移動部16の第2
直進外筒60の円筒部62の前端に固定されている。
【0042】第2レンズ群72を支持する第2レンズホ
ルダ73は、レンズ鏡胴10の第1および第2移動部1
4,16に保持され、レンズ鏡胴10の繰り出し、繰り
込みに連動して、回転することなく軸方向に移動するよ
うになっている。
【0043】詳しくは、第1移動部14の回転内筒50
の円筒部52には、貫通する3本の第2成分カム溝58
が3等分位置に形成され、第2移動部16の第2直進外
筒60の円筒部62の内周面には、軸方向に延在する3
本の有底の第2成分直進ガイド溝68が形成されてい
る。そして、第2レンズホルダ73の外周面から径方向
外側に突設された3本のカムピン74が、第1移動部1
4の回転内筒50の第2成分カム溝58を貫通し、第2
移動部16の第2直進外筒60の第2成分直進ガイド溝
68に摺接している。つまり、第2レンズホルダ72の
各カムピン74は、第1移動部14の回転内筒50の第
2成分カム溝58と第2移動部16の第2直進外筒60
の第2成分直進ガイド溝68との交差位置に保持される
ようになっている。
【0044】そして、レンズ鏡胴10の固定部12の固
定回転筒30が回転して、レンズ鏡胴10が繰り出しま
たは繰り込まれると、第1移動部14の回転内筒50
は、回転することなく軸方向に移動する第2移動部16
の第2直進外筒60に対して相対回転し、第1移動部1
4の回転内筒50の第2成分カム溝58と第2移動部1
6の第2直進外筒60の第2成分直進ガイド溝68との
交差位置が軸方向に移動する。そのため、両溝58,6
8の交差位置に係合するカムピン74は、第2成分カム
溝58に付勢され、第2直進外筒60の第2成分ガイド
溝68に沿って移動する。したがって、第2レンズホル
ダ73は、回転することなく軸方向に移動する。なお、
第2レンズホルダ73には、第2レンズ群72を第2レ
ンズホルダ73に対して軸方向に移動させてフォーカス
調整するためのフォーカスユニット(不図示)が設けられ
ている。
【0045】上記構成により、第2移動部16を二重筒
構造にしなくても、第1移動部14と第2移動部16と
の重なり合う部分に、第2レンズ群72を支持すること
ができる。また、第2レンズ群72の重心と第2レンズ
ホルダー73のカムピン74と間の距離を短くして第2
レンズ群72を安定して支持することができるので、光
学性能が低下することがない。また、第1移動部14で
さらに別のレンズ、すなわち第3レンズ群76も支持す
るように、容易に構成できる。
【0046】第3レンズ群76を支持する第3レンズホ
ルダ77は、レンズ鏡胴10の第1移動部14の第1直
進外筒40および回転内筒50に保持され、レンズ鏡胴
10の繰り出し、繰り込みに連動して、回転しながら軸
方向に移動するようになっている。
【0047】詳しくは、第1移動部14の回転内筒50
の円筒部52には、軸方向に延在しかつ貫通する3本の
第3成分駆動溝59が3等分位置に形成され、第1移動
部14の第1直進外筒40の円筒部42の内周面には、
3本の有底の第2成分カム溝49が形成されている。そ
して、第3レンズホルダ77の外周面から径方向外側に
突設された3本のカムピン78が、第1移動部14の回
転内筒50の第3成分駆動溝59を貫通し、第1移動部
14の第1直進外筒40の第3成分カム溝49に摺接し
ている。つまり、第3レンズホルダ77の各第3カムピ
ン78は、第1移動部14の回転内筒50の第3成分直
進駆動溝59と第1移動部14の第1直進外筒40の第
3成分カム溝49との交差位置に保持されるようになっ
ている。
【0048】そして、レンズ鏡胴10の固定部12の固
定回転筒30が回転して、レンズ鏡胴10が繰り出しま
たは繰り込まれるとき、第1移動部14の回転内筒50
は第1移動部14の第1直進外筒40に対して相対回転
し、第1移動部14の回転内筒50の第3成分駆動溝5
9と第1移動部14の第1直進外筒40の第3成分カム
溝49との交差位置が軸方向および周方向に移動する。
したがって、両溝49,59の交差位置にカムピン77
が係合している第3レンズホルダ77は回転しながら軸
方向に移動する。
【0049】以上説明したように、このレンズ鏡胴10
では、回転筒30のまわりに配置される固定直進ガイド
20のガイド腕22および補強腕24は、周方向の一部
分にだけ設けることができるので、レンズ鏡胴10の上
下左右の径方向寸法を小さくすることができる。すなわ
ち、図8に示したように、ガイド腕22および補強腕2
4は、固定回転筒30に接する一点鎖線で示した縦線お
よび横線より内側に配置できるので、レンズ鏡胴10の
上下左右における径方向寸法を固定回転筒30の外径寸
法まで小さくすることができる。そのため、このレンズ
鏡胴10を用いたカメラ80では、図9の略構成図に示
すように、ファインダー部82、フィルムカートリッジ
室84、フィルム巻き上げ室86等の大略矩形の主要構
成要素を、レンズ鏡胴10の固定回転筒30に接近して
配置し、固定直進ガイド20のガイド腕22および補強
腕24を、実線で示した右上および左下、または鎖線で
示した右下および左上の対角位置に設けることができ
る。したがって、レンズ鏡胴10のまわりの大略三角形
の空間を有効利用して、カメラ80の小型化を図ること
が可能である。
【0050】また、このレンズ鏡胴10は、固定部12
の固定直進ガイド20の厚さが従来例の長ギヤ8の外径
に比べて小さいので、固定部12をカメラ1の前面カバ
ー3の凸部4の内側まで配置することができ、図1に示
すように、固定部12の前端13近傍まで第1移動筒1
4を繰り出すことが可能である。したがって、このレン
ズ鏡胴10は、テレ端状態での全長が同じであっても、
図12,13に示したように固定部12xの前端13xま
で第1移動筒14xを繰り出すことができない従来の長
ギヤ8を用いたレンズ鏡胴6に比べて、沈胴時の長さを
相対的に短くすることができる。したがって、このレン
ズ鏡胴10を用いれば、カメラを薄くして小型化するこ
とが可能となる。
【0051】次に、本発明の第2実施形態に係るレンズ
鏡胴11について、テレ端状態の縦断面図および略展開
図である図10,11を参照しながら、説明する。この
レンズ鏡胴11は、第1実施形態のレンズ鏡胴10と大
略同様に構成されるので、以下では、相違点を中心に説
明する。
【0052】このレンズ鏡胴11の固定部12の固定回
転筒30の内周面には、螺旋状に延在する回転伝達溝3
4の代わりに、螺旋状のヘリコイド37が形成されてい
る。このヘリコイドに対応して、第1移動部14の第1
直進外筒40の外周面の後端部にもヘリコイド47が形
成されている。また、固定回転筒30には、螺旋状に形
成された逃げ穴36が形成され、この逃げ穴36から突
出して固定直進ガイド20のガイド腕22の直進ガイド
溝23に係合する直進ガイドピン44が、第1直進外筒
40の外周面に突設されている。そして、固定回転筒3
0が回転すると、第1直進外筒40は、直進ガイドピン
44により回転が阻止されかつ軸方向に案内され、ヘリ
コイド37,47によって軸方向にねじ送りされる。
【0053】固定筒30の内周面には、第1実施形態と
同様に、軸方向に延在する回転伝達溝34が形成されて
いて、第1移動部14の回転内筒50の回転伝達キー5
4が係合するようになっているので、第1移動部14の
回転内筒50は固定部12の固定回転筒30とともに一
体的に回転する。
【0054】第1移動部14の回転内筒50の内周面の
前端部には、リード結合部56の代わりに、ヘリコイド
57が形成されている。このヘリコイド57に対応する
ヘリコイド67が、第2移動部18の第2直進外筒60
の内周面に形成されている。一方、第1移動部14の第
1直進外筒40と第2移動部16の第2直進外筒60と
には、第1実施例と同様に、直進ガイド溝45と直進キ
ー55とがぞれぞれ設けられていて、両外筒40,60
は相対回転回転が阻止されるようになっている。したが
って、第1移動部14の回転内筒50が回転すると、第
2直進外筒60は、ヘリコイド57,67のねじ送りに
よって、回転することなく軸方向に移動する。
【0055】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものではなく、その他種々の態様で実施可能であ
る。たとえば、第1移動部14の外筒40が回転し、内
筒50が回転しないように構成してもよい。また、回転
により筒を繰り出す構成は、カム33、ヘリコイド3
7、リード66、ヘリコイド67のような回転量と光軸
方向の移動量が比例する線形の構成に限らず、レンズの
移動曲線に応じて非線形の動きをするカム等でもよい。
また、ズームレンズ鏡胴以外のレンズ鏡胴、たとえば単
焦点レンズについて、本発明を適用することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るレンズ鏡胴のテ
レ端状態における縦断面図である。
【図2】 図1のレンズ鏡胴の展開図である。
【図3】 ワイド端状態における図1のレンズ鏡胴の縦
断面図である。
【図4】 図3のレンズ鏡胴の展開図である。
【図5】 沈胴状態における図1のレンズ鏡胴の縦断面
図である。
【図6】 図5のレンズ鏡胴の展開図である。
【図7】 図1のレンズ鏡胴の固定直進ガイドの斜視図
である。
【図8】 図7の略VIII-VIII線に沿って切断した断面
図である。
【図9】 図1のレンズ鏡胴を用いたカメラの略構成図
である。
【図10】 本発明の第2実施形態に係るレンズ鏡胴の
テレ端状態における縦断面図である。
【図11】 図10のレンズ鏡胴の展開図である。
【図12】 従来例のレンズ鏡胴の斜視図である。
【図13】 従来例のカメラの斜視図である。
【図14】 従来例のレンズ鏡胴の斜視図である。
【図15】 図14のレンズ鏡胴の繰り出し状態におけ
る要部断面図である。
【図16】 図14のレンズ鏡胴の沈胴状態における要
部断面図である。
【符号の説明】
10,11 レンズ鏡胴 12 固定部 14 第1移動部 16 第2移動部 18 駆動ギヤ 19 駆動受け部 20 固定直進ガイド 22 ガイド腕(直進案内手段) 23 直進ガイド溝(直進案内手段) 24 補強腕 25 補強リング(連結補強部材) 26 基部 26a 貫通開口部 27 固定部 28 バヨネット部 29 駆動ギヤ軸受部 30 固定回転筒 32 円筒部 33 カム(回転前進案内手段、回転前進案内部) 34 回転伝達溝(回転伝達部) 36 逃げ穴 37 ヘリコイド(回転前進案内手段、回転前進案内
部) 38 バヨネット部 39 回転入力ギヤ 40 第1直進外筒(移動筒、外筒) 41 バヨネット部 42 円筒部 43 カムピン(直進係合部、回転前進係合部) 44 直進ガイドピン(直進係合部) 45 直進ガイド溝 47 ヘリコイド(回転前進係合部) 49 第3成分カム溝 50 回転内筒(移動筒、内筒) 51 バヨネット部 52 円筒部 54 回転伝達キー(回転伝達係合部) 56 リード結合部 57 ヘリコイド 58 第2成分カム溝 59 第3成分駆動溝 60 第2直進外筒 62 円筒部 65 直進伝達キー 66 リード 67 ヘリコイド 68 第2成分直進ガイド溝 70 第1レンズ群 71 第1レンズホルダー 72 第2レンズ群 73 第2レンズホルダー 74 カムピン 76 第3レンズ群 77 第3レンズホルダー 78 カムピン 80 カメラ 82 ファインダー部 84 フィルムカートリッジ室 86 フィルム巻き上げ室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−20371(JP,A) 特開 平8−5887(JP,A) 特開 平7−146430(JP,A) 特開 平3−223805(JP,A) 実開 平7−34407(JP,U) 実開 昭63−185112(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/16 G03B 17/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラのボディ内に光軸方向移動不自在
    かつ回転自在に配置され、かつ回転前進案内手段(33,
    37)を有する大略円筒形状の回転筒(30)と、該回転筒(30)の外側でカメラのボディ内に 固定または
    一体に形成され、上記回転筒(30)の大略全長に渡って
    略板状に延在し、少なくとも1本の直進案内手段(22,
    23)を有する、上記回転筒(30)の全周の一部分にの
    み形成された直進ガイド(20)と、 上記回転筒(30)の内側にあって、かつ、上記回転筒
    (30)を貫通して上記直進ガイド(20)の上記直進案内
    手段(22,23)に係合する直進係合部(43,44)を有
    し、かつ、上記回転筒(30)の上記回転前進案内手段
    (33,37)に係合する回転前進係合部(43,47)を有
    し、かつ、光軸方向移動自在な大略円筒形状の移動筒
    (40,50)とを備えることを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】 上記直進ガイド(20)の上記直進案内
    手段(22,23)は、その一端がカメラのボディに対
    して固定された略板条のガイド腕(22)に形成されて
    いることを特徴とする、請求項1記載のレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】 上記直進ガイド(20)は、光軸から見て
    大略カメラ本体の対角線方向位置に上記回転筒(30)に
    沿って配置されることを特徴とする、請求項2記載のレ
    ンズ鏡胴。
  4. 【請求項4】 上記直進ガイド(20)は、 上記ガイド腕(22)の上記一端と同じ側の一端がカメラ
    のボディに対して固定されており、光軸から見て大略カ
    メラ本体の対角線方向位置に、上記回転筒(30)に沿っ
    て配置された補強腕(24)と、 該補強腕(24)および上記ガイド腕(22)のそれぞれの
    他端に結合されかつ上記回転筒(30)の繰り出し側端部
    外側の全周に渡って延在する連結補強部材(25)とを、
    さらに有することを特徴とする、請求項3記載のレンズ
    鏡胴。
  5. 【請求項5】 上記回転筒(30)は、上記回転筒(30)
    の内周面に螺旋状に延在する回転前進案内部(33,3
    7)と、上記回転筒(30)の内周面に軸方向に延在する
    少なくとも3つの回転伝達部(34)とを有し、 上記移動筒(40,50)は、大略円筒状の外筒(40)と
    該外筒(40)の内側に配置された大略円筒状の内筒(5
    0)とを有し、上記外筒(40)と上記内筒(50)とは軸
    方向相対移動不自在かつ相対回転自在に結合され、 上記外筒(40)および上記内筒(50)のいずれか一方
    は、上記直進係合部(43,44)と、上記回転筒(30)
    の上記回転前進案内部(33,37)に係合する少なくと
    も3つの上記回転前進係合部(43,47)とを有し、 上記外筒(40)および上記内筒(50)のいずれか他方
    は、上記回転筒(30)の上記回転伝達部(34)に係合す
    る少なくとも3つの回転伝達係合部(54)を有すること
    を特徴とする、請求項1記載のレンズ鏡胴。
  6. 【請求項6】 大略円筒形状の回転筒(30)と、 該回転筒(30)の外側全周の一部分にのみ、該回転筒
    (30)の大略全長に渡って略板状に延在する少なくとも
    1本の直進ガイド(20)と、 上記回転筒(30)の内側に配置され、上記直進ガイド
    (20)によって回転が阻止されながら上記回転筒(30)
    の回転によって光軸方向に移動される移動筒(40,5
    0)とを備えたことを特徴とするレンズ鏡胴。
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