JPH09151977A - 椅子、テーブル等用の可調長さの支柱とそのための直立管 - Google Patents

椅子、テーブル等用の可調長さの支柱とそのための直立管

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JPH09151977A
JPH09151977A JP8108009A JP10800996A JPH09151977A JP H09151977 A JPH09151977 A JP H09151977A JP 8108009 A JP8108009 A JP 8108009A JP 10800996 A JP10800996 A JP 10800996A JP H09151977 A JPH09151977 A JP H09151977A
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tube
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い安定性を呈し、構造簡単で極めて容易に
製造できる、椅子、テーブル等用の一般的タイプの可調
長さ支柱と直立管を提供する。 【解決手段】 椅子、テーブル等用の可調長さの支柱は
直立管（１）とこの中に配設された長さ調節要素（２）
とを備えてなる。長さ調節要素（２）のピストンロッド
（７）は直立管（１）のボトム（９）に取り付けられて
いる。ボトム（９）は直立管（１）の内側に向かって開
口し半径方向で内側、直立管（１）に突き出た溝（１
９）と、当該溝（１９）と連結しピストンロッド（７）
が固定される環状部分（２０）とを備えてなる。溝（１
９）と環状部分（２０）とは直立管（１）と一体的に形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１の前文に
従う可調長さの支柱、及び請求項５の前文に従う直立管
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】可調長
さの支柱の種概念は、ヨーロッパ特許第３６６８８９号
（EP 0 366 889B1、米国特許第4 969 619号に対応す
る）から公知である。これらの公知の支柱において、直
立管の下端は、内側に向かって曲がっていて、ほぼ半円
の断面領域を有し、長手方向中央軸線の方向において且
つ直立管の内側に向かって溝開口を形成する。ボトムプ
レートは、前記下端の前部上に支持される。前部は、直
立管の内壁から間隔をあけられている。直立管の上端部
に向かって、ボトムプレートは、直立管におけるひだ、
刻印等によって固定される。この解決法は、実際問題と
してベストであった。
【０００３】更に米国特許第４２４５８２６号（U.S. p
atent 4 245 826、ドイツ実用新案第 76 23 238）から
原則的に等しい可調長さの支柱が公知であり、そこにお
いては直立管の下端が半径方向内側に向かって曲げら
れ、ボトムプレートがこの端部に置かれている。直立管
に形成されたひだは、ボトムプレートの上側に面した保
護手段として供される。
【０００４】本発明の目的はそれぞれ一般的タイプの支
柱と直立管を具現化することにあり、その結果、高い安
定性を呈する一方、直立管は特に構造上簡単で非常に容
易に製造される。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、一般的タイプの可調長さの支柱において請求項１
の特徴部分における特徴的構成によって、及び請求項５
の前文に従う直立管においてその特徴部分の特徴的構成
によって達成される。
【０００６】発明に従うやり方のために、更に別の操作
によってひだ等を用い固定しなければならない特別なボ
トムプレートの必要性がもはやない。ボトム構造の安定
性は、非常に高く、その結果、ピストンロッドと比較し
て、たとえ直立管がボトム近傍において又はボトムに付
けられるべきベアリング近傍において非常に大きくと
も、長さ調整要素のピストンロッドが信頼性高く保持さ
れることとなる。
【０００７】更に有利な実施態様は、従属の請求項から
明らかとなろう。
【０００８】
【実施例】本発明の詳細は、図面に関連した例示的な具
体例の以下の記述から明らかとなろう。
【０００９】図に示された椅子の支柱は直立管１を有
し、これに空気作用の、又は水／空気作用のピストンシ
リンダ調節要素の形態をした可調長さのガススプリング
が配設されている。直立管１とガススプリング２は共通
の長手方向中央軸線３を有する。
【００１０】ガススプリング２の外側ハウジング４はガ
イドブッシュ５内に軸線３の方向に変位可能に支持さ
れ、ガイドブッシュは一端６、即ち、図面における直立
管１の上方端に配設される。ガススプリング２のこの外
側ハウジング４は、スプリング自身のハウジングである
か、ハウジングを取り巻く保護管のいずれかであっても
よい。
【００１１】ガススプリングのハウジング４からピスト
ンロッド７が突き出ており、これは軸線３方向において
軸ローラベアリング８を介して直立管１のボトムプレー
ト９に対して支持されている。ボトムプレート９は第一
端部６と反対側の直立管１の端部１０に位置するが、こ
の端部１０は図面において底側に示される。軸ローラベ
アリング８を貫くピストンロッド７の突出部１１は、ボ
トムプレート９の軸線３と同心状に表された開口部１２
を通って延在する。シム１３とスプリング固定リング１
４が突出部１１をボトムプレート９の下側へ向かって引
き出すことに抗して固定する。開口部１２の径は突出部
１１の径よりも大きい。この種の締結でガススプリング
２は直立管１に対して回転可能である。突出部１１と開
口部１２の間の半径方向の遊び１５のためにガススプリ
ングは直立管１に対して僅かだけ傾き、そしてガイドブ
ッシュ５内においては斜めにならずに案内される。最後
にピストンロッド７とともにガススプリングは、作動ピ
ン１６の作動によってガススプリング２の長手方向の調
整に関してガススプリング２のハウジング４が直立管１
に対して出入りするように、軸線３方向に直立管に対し
て取り付けられる。作動ピン１６はピストンロッド７と
反対側のガススプリング２のハウジング４の端部に位置
する。椅子座面又はテーブル上面が同様にこれに固定さ
れる。
【００１２】端部１０と隣接して、直立管１は当該端部
に向かって僅かに円錐状に窄まったコーン部分１７を有
し、これによって直立管１を複脚椅子ベース等の対応す
る円錐ブッシュに取り付けることが可能となる。
【００１３】主に椅子支柱として用いられるがテーブル
等の支柱としても用いられるここまでに記載された支柱
は、一般的に公知で市販されており、例えばドイツ特許
第１９３１０１２号明細書（German patent 19 31 01
2、米国特許第 3 711 054号に対応する）及びヨーロッ
パ特許第１３３５２４号公報（EP 0 133 524 B1、米国
特許第 4 979 718号に対応する）又はヨーロッパ特許第
３６６８８９号公報（EP0 366 889 B1、米国特許第 4 9
69 619号に対応する）に記載され図示されている。
【００１４】直立管１の全ボトム９は当該管と一体的に
形成され、即ち、当該管の変形によって実際の直立管か
ら作られている。コーン部分１７に下方部分１８が続
き、この下方部分はコーン部分に対して収縮され、この
部分にボトム９は形成されている。ボトム９は直立管１
の内側に向かって開放した溝１９を有し、軸線３の方向
において当該溝１９に実質的に平坦な環状部分２０が続
き、この環状部分は軸線３に対し半径方向に延在し、軸
ローラベアリング８に対する支持表面として供され、こ
の空間部が開口部１２となる。
【００１５】図面から認められるように、溝１９はほぼ
半円状で、鋭いエッジ部を有しない。溝１９が環状部分
２０に至る接合点２１は同様に丸みを帯びていて、言い
換えれば、鋭い角部をつけられていない。環状部分２０
に至る溝１９の穏やかな移行部を実現するために、環状
部分２０に向いた溝１９の脇腹部２２は環状部分２０に
向かって明らかに偏らされ、半円断面領域から外れる。
【００１６】直立管１の部分１８の内径Ｄは図面から認
められるようにピストンロッド７の径ｄより多重的に大
きい。同様にローラベアリング８の径ｄ’は内径Ｄより
はっきりと小さい。軸線３に対して半径方向の溝１９の
平均幅ａは３０〜５０ｍｍの範囲となる。ピストンロッ
ド７の径ｄは１０ｍｍのレンジである。２０〜３０ｍｍ
の範囲が径ｄ’に当てはまる。
【００１７】図１に示されたように、ボトム９から下方
へ突き出しシム１３とスプリング固定リング１４からな
る突出部１１の部分は、溝１９が環状部分２０を越えて
下方に向かって突き出ているので、ボトム９においてい
わば陥没の反対状態(countersunk)にある。スプリング
固定リング１４はそれ故、溝１９の範囲内で保護され
る。厚パイルのカーペットによって取り除かれることが
なく、ユーザーが足で直立管１の下方部分に触れる際に
怪我をする危険がない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る支柱の部分的に切断した長手方向
の図である。
【図２】支柱の直立管の断片的な長手方向断面図であ
る。
【符号の説明】
１ 直立管 ４ ハウジング ３ 軸線 ７ ピストンロッド １９ 溝 ２０ 環状部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター ラング ドイツ連邦共和国 デー・95500 ハイナ ースロイト バイロイターシュトラーセ 25 (72)発明者 ゲオルク バームラー ドイツ連邦共和国 デー・92245 キュン マースブルック トラウンローエルヴェー ク １

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 直立管（１）とこの中に共通の長手方向
    中央軸線（３）と同心状に配設された空気作用又は水と
    空気の作用による長さ調節要素とを備えてなり、当該長
    さ調整要素のハウジング（４）が直立管（１）内に半径
    方向に支持され軸線（３）方向に変位可能に案内され、
    要素のピストンロッド（７）がその自由端の近傍で直立
    管（１）のボトム（９）に軸線（３）方向にて固定さ
    れ、ハウジング（４）が直立管（１）を出る個所から離
    れた側の直立管（１）端部（１０）の近傍でボトム
    （９）が、半径方向で直立管（１）に突出し直立管
    （１）の内側に向かって開口した溝（１９）と環状部分
    （２０）とを備えてなり、当該環状部分（２０）が溝
    （１９）と連結し当該部分にピストンロッド（７）が固
    定されている、椅子、テーブル等用の可調長さの支柱に
    おいて、 前記溝（１９）と環状部分（２０）とが直立管（１）と
    一体的に形成されていることを特徴とする支柱。
  2. 【請求項２】 溝（１９）が環状部分（２０）の方へ偏
    った脇腹部（２２）を有することを特徴とする請求項１
    に記載の支柱。
  3. 【請求項３】 環状部分（２０）に至る溝（１９）の接
    合部が丸くなっていることを特徴とする請求項１又は２
    に記載の支柱。
  4. 【請求項４】 ピストンロッド（７）がボトム（９）上
    で軸ローラベアリング（８）に支持され、環状部分（２
    ０）の径（Ｄ’）がローラベアリング（８）の径
    （ｄ’）より大きいことを特徴とする請求項１〜３のい
    ずれか一項に記載の支柱。
  5. 【請求項５】 椅子、テーブル等用の可調長さの支柱の
    ための直立管であって、この中に空気作用又は水と空気
    の作用による長さ調節要素が共通の長手方向中央軸線
    （３）で同心状に配設可能で、当該長さ調整要素のハウ
    ジング（４）が直立管（１）内に半径方向に支持可能で
    軸線（３）方向に変位できるように案内可能で、要素の
    ピストンロッド（７）がその自由端の近傍で直立管
    （１）のボトム（９）に軸線（３）方向にて固定可能
    で、ハウジング（４）が直立管（１）を出る個所から離
    れた側の直立管（１）端部（１０）の近傍でボトム
    （９）が、半径方向で直立管（１）に突出し直立管
    （１）の内側に向かって開口した溝（１９）と環状部分
    （２０）とを備えてなり、当該環状部分（２０）が溝
    （１９）と連結し当該部分にピストンロッド（７）が固
    定される、可調長さの支柱用直立管において、 前記溝（１９）と環状部分（２０）とが直立管（１）と
    一体的に形成されていることを特徴とする直立管。
  6. 【請求項６】 溝（１９）が環状部分（２０）の方へ偏
    った脇腹部（２２）を有することを特徴とする請求項５
    に記載の直立管。
  7. 【請求項７】 環状部分（２０）に至る溝（１９）の接
    合部が丸くなっていることを特徴とする請求項５又は６
    に記載の直立管。
  8. 【請求項８】 ピストンロッド（７）がボトム（９）上
    で軸ローラベアリング（８）に支持され、環状部分（２
    ０）の径（Ｄ’）がローラベアリング（８）の径
    （ｄ’）より大きいことを特徴とする請求項５〜７のい
    ずれか一項に記載の支柱用直立管。
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