JPH09151825A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
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- JPH09151825A JPH09151825A JP7337781A JP33778195A JPH09151825A JP H09151825 A JPH09151825 A JP H09151825A JP 7337781 A JP7337781 A JP 7337781A JP 33778195 A JP33778195 A JP 33778195A JP H09151825 A JPH09151825 A JP H09151825A
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M45/00—Fuel-injection apparatus characterised by having a cyclic delivery of specific time/pressure or time/quantity relationship
- F02M45/02—Fuel-injection apparatus characterised by having a cyclic delivery of specific time/pressure or time/quantity relationship with each cyclic delivery being separated into two or more parts
- F02M45/04—Fuel-injection apparatus characterised by having a cyclic delivery of specific time/pressure or time/quantity relationship with each cyclic delivery being separated into two or more parts with a small initial part, e.g. initial part for partial load and initial and main part for full load
- F02M45/08—Injectors peculiar thereto
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/16—Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
- F02M61/20—Closing valves mechanically, e.g. arrangements of springs or weights or permanent magnets; Damping of valve lift
- F02M61/205—Means specially adapted for varying the spring tension or assisting the spring force to close the injection-valve, e.g. with damping of valve lift
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M65/00—Testing fuel-injection apparatus, e.g. testing injection timing ; Cleaning of fuel-injection apparatus
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- F02M2200/00—Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
- F02M2200/50—Arrangements of springs for valves used in fuel injectors or fuel injection pumps
- F02M2200/505—Adjusting spring tension by sliding spring seats
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 初期開弁圧を容易にかつ正確に測定すること
ができ、しかも測定後に初期開弁圧が変化することのな
い燃料噴射弁を提供する。 【解決手段】 継手部材3の下端面に第1の高圧通路6
と第2の高圧通路11とを隙間13を介して連通させる
凹部33を形成する。
ができ、しかも測定後に初期開弁圧が変化することのな
い燃料噴射弁を提供する。 【解決手段】 継手部材3の下端面に第1の高圧通路6
と第2の高圧通路11とを隙間13を介して連通させる
凹部33を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドッジプランジ
ャを用いることにより、パイロット噴射と主噴射との2
段階に分けて燃料を噴射させるようにした燃料噴射弁に
関する。
ャを用いることにより、パイロット噴射と主噴射との2
段階に分けて燃料を噴射させるようにした燃料噴射弁に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃料噴射弁としては、例
えば実公平7ー16041号公報に記載のものがある。
この燃料噴射弁は、図5および図6に示すように、弁体
(図示せず)およびドッジプランジャDを内蔵する弁本
体Bと、この弁本体Bの上端面にナットNによって押圧
固定された継手部材Cとを備えており、継手部材Cには
燃料噴射ポンプ(図示せず)によって高圧に加圧された
燃料が燃料供給管(図示せず)を介して圧送される。継
手Cに圧送された燃料は、継手Cから継手Cと弁本体B
との突き合わせ面を横断して弁本体B内に延びる第1の
高圧通路P1を介して弁体側に圧送される。そして、燃
料の圧力が初期開弁圧に達すると、弁体がリフトして燃
料が噴射されるようになっている。
えば実公平7ー16041号公報に記載のものがある。
この燃料噴射弁は、図5および図6に示すように、弁体
(図示せず)およびドッジプランジャDを内蔵する弁本
体Bと、この弁本体Bの上端面にナットNによって押圧
固定された継手部材Cとを備えており、継手部材Cには
燃料噴射ポンプ(図示せず)によって高圧に加圧された
燃料が燃料供給管(図示せず)を介して圧送される。継
手Cに圧送された燃料は、継手Cから継手Cと弁本体B
との突き合わせ面を横断して弁本体B内に延びる第1の
高圧通路P1を介して弁体側に圧送される。そして、燃
料の圧力が初期開弁圧に達すると、弁体がリフトして燃
料が噴射されるようになっている。
【0003】また、ドッジプランジャDが摺動自在に設
けられたシリンダ部材Cyおよびこのシリンダ部材Cy
を固定するボルトbには、第2の高圧通路P2が設けら
れている。この第2の高圧通路P2は、弁本体Bの上端
面(継手部材Cとの突き合わせ面)に形成された切欠き
(連通路)Kおよびボルトbと継手部材Cとの間の隙間
Sを介して第1の高圧継手P1に連通されており、この
第2の高圧通路P2を介してドッジプランジャD側にも
高圧燃料が供給される。そして、燃料の圧力が所定の圧
力に達するとドッジプランジャDがリフトするようにな
っている。
けられたシリンダ部材Cyおよびこのシリンダ部材Cy
を固定するボルトbには、第2の高圧通路P2が設けら
れている。この第2の高圧通路P2は、弁本体Bの上端
面(継手部材Cとの突き合わせ面)に形成された切欠き
(連通路)Kおよびボルトbと継手部材Cとの間の隙間
Sを介して第1の高圧継手P1に連通されており、この
第2の高圧通路P2を介してドッジプランジャD側にも
高圧燃料が供給される。そして、燃料の圧力が所定の圧
力に達するとドッジプランジャDがリフトするようにな
っている。
【0004】ここで、弁体およびドッジプランジャDの
着座時の燃料に対する受圧面積をそれぞれSN、SDとす
ると、SN>SDに設定されている。したがって、高圧燃
料が圧送されると、まず弁体がリフトする。これによっ
てパイロット噴射が行われる。その後、高圧燃料の圧力
が上昇すると、ドッジプランジャDがリフトし、ノズル
ばね(図示せず)を介して弁体を弁座側へ押す。この結
果、弁体が着座して、パイロット噴射が終了する。その
後、燃料の圧力がさらに上昇すると弁体が再度リフト
し、主噴射が行われる。
着座時の燃料に対する受圧面積をそれぞれSN、SDとす
ると、SN>SDに設定されている。したがって、高圧燃
料が圧送されると、まず弁体がリフトする。これによっ
てパイロット噴射が行われる。その後、高圧燃料の圧力
が上昇すると、ドッジプランジャDがリフトし、ノズル
ばね(図示せず)を介して弁体を弁座側へ押す。この結
果、弁体が着座して、パイロット噴射が終了する。その
後、燃料の圧力がさらに上昇すると弁体が再度リフト
し、主噴射が行われる。
【0005】上記の燃料噴射弁においては、針弁の初期
開弁圧を正しく調整することが重要であり、そのために
製造過程において初期開弁圧を測定している。初期開弁
圧を測定する場合には、まず継手Cに燃料の加圧装置を
接続する。そして、加圧装置から第1の高圧通路P1を
介して弁体側へ燃料を供給する。その後、燃料の圧力を
徐々に上昇させると弁体がリフトする。このときの燃料
の圧力が弁体の初期開弁圧である。
開弁圧を正しく調整することが重要であり、そのために
製造過程において初期開弁圧を測定している。初期開弁
圧を測定する場合には、まず継手Cに燃料の加圧装置を
接続する。そして、加圧装置から第1の高圧通路P1を
介して弁体側へ燃料を供給する。その後、燃料の圧力を
徐々に上昇させると弁体がリフトする。このときの燃料
の圧力が弁体の初期開弁圧である。
【0006】ところで、従来の燃料噴射弁においては、
弁体の着座時の受圧面積SNがドッジプランジャDの着
座時の受圧面積SDより大きくなっているので、燃料の
圧力を徐々に上昇させた場合には必ず弁体がドッジプラ
ンジャDに先行してリフトする。そして、その結果とし
てパイロット噴射が行われる。しかるに、実際の使用時
には燃料の圧力が急速に上昇するため、ある種の燃料噴
射弁では、SN<SDに設定した方がよりよくパイロット
噴射が行われることがある。
弁体の着座時の受圧面積SNがドッジプランジャDの着
座時の受圧面積SDより大きくなっているので、燃料の
圧力を徐々に上昇させた場合には必ず弁体がドッジプラ
ンジャDに先行してリフトする。そして、その結果とし
てパイロット噴射が行われる。しかるに、実際の使用時
には燃料の圧力が急速に上昇するため、ある種の燃料噴
射弁では、SN<SDに設定した方がよりよくパイロット
噴射が行われることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】SN<SDに設定された
燃料噴射弁においては、初期開弁圧を正確に調整するこ
とが困難であったり、あるいは調整に多大の手間を要す
るという問題があった。すなわち、SN<SDに設定した
場合には、燃料の圧力を徐々に上昇させるとドッジプラ
ンジャDが弁体に先行してまずリフトする。すると、ノ
ズルばねがドッジプランジャDのリフト分だけ圧縮さ
れ、弁体に対するノズルばねの付勢力が増大する。そし
て、この付勢力の増大分だけ初期開弁圧が上昇してしま
い、初期開弁圧を正確に測定することが非常に困難にな
る。
燃料噴射弁においては、初期開弁圧を正確に調整するこ
とが困難であったり、あるいは調整に多大の手間を要す
るという問題があった。すなわち、SN<SDに設定した
場合には、燃料の圧力を徐々に上昇させるとドッジプラ
ンジャDが弁体に先行してまずリフトする。すると、ノ
ズルばねがドッジプランジャDのリフト分だけ圧縮さ
れ、弁体に対するノズルばねの付勢力が増大する。そし
て、この付勢力の増大分だけ初期開弁圧が上昇してしま
い、初期開弁圧を正確に測定することが非常に困難にな
る。
【0008】そこで、SN<SDに設定された燃料噴射弁
の初期開弁圧を測定する場合には、従来、第2の高圧通
路P2を閉じるか、あるいボルトbに代えて第2の高圧
通路P2が形成されていない測定用のボルトを用るよう
にしている。このようにすると、ドッジプランジャD側
へ燃料が供給されないので、ドッジプランジャDがリフ
トすることがない。したがって、初期開弁圧を正確に測
定することができるのである。
の初期開弁圧を測定する場合には、従来、第2の高圧通
路P2を閉じるか、あるいボルトbに代えて第2の高圧
通路P2が形成されていない測定用のボルトを用るよう
にしている。このようにすると、ドッジプランジャD側
へ燃料が供給されないので、ドッジプランジャDがリフ
トすることがない。したがって、初期開弁圧を正確に測
定することができるのである。
【0009】しかしながら、第2の高圧通路P2を閉じ
るようにした場合には、それに手間がかかるのみなら
ず、測定後に第2の高圧通路P2を再度開かなければな
らず、2重の手間がかかる。このため、生産効率が低下
してしまう。一方、第2の高圧通路P2を有していない
測定用のボルトを用いる場合には、測定終了後に測定用
のボルトと正規のボルトbとを交換しなければならず、
その交換に手間がかかる。しかも、測定用のボルトを取
り外した後、正規のボルトを締め付けると、実際の初期
開弁圧が測定時の初期開弁圧に対して若干ではあるが狂
いが生じてしまうという問題がある。
るようにした場合には、それに手間がかかるのみなら
ず、測定後に第2の高圧通路P2を再度開かなければな
らず、2重の手間がかかる。このため、生産効率が低下
してしまう。一方、第2の高圧通路P2を有していない
測定用のボルトを用いる場合には、測定終了後に測定用
のボルトと正規のボルトbとを交換しなければならず、
その交換に手間がかかる。しかも、測定用のボルトを取
り外した後、正規のボルトを締め付けると、実際の初期
開弁圧が測定時の初期開弁圧に対して若干ではあるが狂
いが生じてしまうという問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するためになされたもので、弁体およびドッジプ
ランジャを内蔵する弁本体と、この弁本体に突き合わせ
て着脱自在に固定された継手部材とを備え、上記継手部
材および上記弁本体には、上記継手部材から上記継手部
材と上記弁本体との突き合わせ面を横断して上記弁本体
内に延び、高圧燃料を上記弁体側へ供給する第1の高圧
通路が形成され、上記弁本体の内部には、連通路を介し
て上記第1の高圧通路と連通し、高圧燃料を上記ドッジ
プランジャプ側に供給する第2の燃料通路が形成された
燃料噴射弁において、上記連通路を上記継手部材の上記
弁本体との突き合わせ面に形成したことを特徴としてい
る。
を解決するためになされたもので、弁体およびドッジプ
ランジャを内蔵する弁本体と、この弁本体に突き合わせ
て着脱自在に固定された継手部材とを備え、上記継手部
材および上記弁本体には、上記継手部材から上記継手部
材と上記弁本体との突き合わせ面を横断して上記弁本体
内に延び、高圧燃料を上記弁体側へ供給する第1の高圧
通路が形成され、上記弁本体の内部には、連通路を介し
て上記第1の高圧通路と連通し、高圧燃料を上記ドッジ
プランジャプ側に供給する第2の燃料通路が形成された
燃料噴射弁において、上記連通路を上記継手部材の上記
弁本体との突き合わせ面に形成したことを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1〜図4を参照して説明する。なお、図1はそ
の縦断面図、図2は図1のX−X拡大断面図である。
ついて図1〜図4を参照して説明する。なお、図1はそ
の縦断面図、図2は図1のX−X拡大断面図である。
【0012】図1に示すように、この実施の形態の燃料
噴射弁1は、弁本体2と、継手部材3とを備えている。
弁本体2は、ホルダ部2Aと、このホルダ部2Aの下端
部にノズルナット4によりスペーサ2Cを介して固定さ
れたノズルボディ2Bとから構成されている。ノズルボ
ディ2Bの内部には、針弁(弁体)5が摺動自在に設け
られている。この針弁5が弁座21からリフトすると、
後述する第1の高圧通路6を介して圧送される燃料が噴
射孔22から噴射される。
噴射弁1は、弁本体2と、継手部材3とを備えている。
弁本体2は、ホルダ部2Aと、このホルダ部2Aの下端
部にノズルナット4によりスペーサ2Cを介して固定さ
れたノズルボディ2Bとから構成されている。ノズルボ
ディ2Bの内部には、針弁(弁体)5が摺動自在に設け
られている。この針弁5が弁座21からリフトすると、
後述する第1の高圧通路6を介して圧送される燃料が噴
射孔22から噴射される。
【0013】上記ノズルボディ2Bの内部には、シリン
ダ部材7が挿入され、ボルト8によって固定されてい
る。シリンダ部材7には、ドッジプランジャ9が摺動自
在に設けられている。このドッジプランジャ9と上記針
弁5との間には、ノズルばね10が設けられており、こ
のノズルばね10によってドッジプランジャ9が弁座7
aに着座させられるとともに、針弁5が弁座21に着座
させられている。針弁5の着座時における受圧面積SN
と、ドッジプランジャ9の着座時における受圧面積SD
とは、SN<SDに設定されている。また、ボルト8およ
びシリンダ部材7には、第2の高圧通路11が形成され
ており、この第2の高圧通路11は、後述する凹部33
を介して第1の高圧通路6に連通されている。
ダ部材7が挿入され、ボルト8によって固定されてい
る。シリンダ部材7には、ドッジプランジャ9が摺動自
在に設けられている。このドッジプランジャ9と上記針
弁5との間には、ノズルばね10が設けられており、こ
のノズルばね10によってドッジプランジャ9が弁座7
aに着座させられるとともに、針弁5が弁座21に着座
させられている。針弁5の着座時における受圧面積SN
と、ドッジプランジャ9の着座時における受圧面積SD
とは、SN<SDに設定されている。また、ボルト8およ
びシリンダ部材7には、第2の高圧通路11が形成され
ており、この第2の高圧通路11は、後述する凹部33
を介して第1の高圧通路6に連通されている。
【0014】上記継手部材3は、ノズルボディ2Bの上
端面(突き合わせ面)にナット12によって押圧固定さ
れている。この継手部材3の上端部には雄ねじ部31が
形成されており、この雄ねじ部31には燃料噴射ポンプ
(図示せず)によって加圧された高圧燃料を供給する燃
料供給管が螺合固定される。また、継手部材3の内部に
は、一端部が雄ねじ部31の上端面に開口して燃料供給
管に接続され、他端部が下端面(突き合わせ面)に開口
する孔32が形成されている。この孔32は、上記ホル
ダ部2Aに形成された孔23、スペーサ2Cに形成され
た孔24およびボディ2Bに形成された孔25を介して
燃料溜まり26に連通しており、燃料供給管から供給さ
れた高圧の燃料は、孔32,23,24,25を介して
燃料溜まり26に圧送される。そして、針弁5がリフト
すると、燃料溜まり26に圧送された燃料がボディ2B
の内面と針弁5との間を通り、噴射孔22から噴射され
る。これから明らかなように、孔32,23,24,2
5によって第1の高圧通路6が構成されている。
端面(突き合わせ面)にナット12によって押圧固定さ
れている。この継手部材3の上端部には雄ねじ部31が
形成されており、この雄ねじ部31には燃料噴射ポンプ
(図示せず)によって加圧された高圧燃料を供給する燃
料供給管が螺合固定される。また、継手部材3の内部に
は、一端部が雄ねじ部31の上端面に開口して燃料供給
管に接続され、他端部が下端面(突き合わせ面)に開口
する孔32が形成されている。この孔32は、上記ホル
ダ部2Aに形成された孔23、スペーサ2Cに形成され
た孔24およびボディ2Bに形成された孔25を介して
燃料溜まり26に連通しており、燃料供給管から供給さ
れた高圧の燃料は、孔32,23,24,25を介して
燃料溜まり26に圧送される。そして、針弁5がリフト
すると、燃料溜まり26に圧送された燃料がボディ2B
の内面と針弁5との間を通り、噴射孔22から噴射され
る。これから明らかなように、孔32,23,24,2
5によって第1の高圧通路6が構成されている。
【0015】図2に示すように、上記継手部材3の下端
面には、凹部(連通路)33が形成されている。この凹
部33は、その内部に孔32の下端開口部を含むととも
に、一部が継手部材3とボルト8との間の隙間13に臨
むように配置されている。したがって、凹部33は、第
1の高圧通路6と第2の高圧通路11とを隙間13を介
して連通させる。凹部33は、この実施の形態の場合、
断面円形に形成されているが、第1の高圧通路6の孔3
2と隙間13とを連通させることができるものであれ
ば、その形状、構造は任意である。ただし、凹部33
は、第1の高圧通路6の一部ともなるものであるから、
第1の通路6および隙間13に連通する以外は、ホルダ
部2Aの上端面と継手部材3の下端面とによって密閉さ
れるものでなければならない。
面には、凹部(連通路)33が形成されている。この凹
部33は、その内部に孔32の下端開口部を含むととも
に、一部が継手部材3とボルト8との間の隙間13に臨
むように配置されている。したがって、凹部33は、第
1の高圧通路6と第2の高圧通路11とを隙間13を介
して連通させる。凹部33は、この実施の形態の場合、
断面円形に形成されているが、第1の高圧通路6の孔3
2と隙間13とを連通させることができるものであれ
ば、その形状、構造は任意である。ただし、凹部33
は、第1の高圧通路6の一部ともなるものであるから、
第1の通路6および隙間13に連通する以外は、ホルダ
部2Aの上端面と継手部材3の下端面とによって密閉さ
れるものでなければならない。
【0016】上記構成の燃料噴射弁1の初期開弁圧を測
定する場合には、図3および図4に示すように、継手部
材3に代えて、測定用継手部材3′を用いる。測定用継
手部材3′は、凹部33が形成されていない点を除き、
継手部材3と同一の構造を有している。したがって、測
定用継手部材3をホルダ部2Aの上端面に突き当てて固
定すると、継手部材3の孔32に対応する孔32′がホ
ルダ部2Aの孔23と対向して連通する。しかも、凹部
33が形成されていないので、第1の高圧通路6と第2
の高圧通路11とは遮断される。
定する場合には、図3および図4に示すように、継手部
材3に代えて、測定用継手部材3′を用いる。測定用継
手部材3′は、凹部33が形成されていない点を除き、
継手部材3と同一の構造を有している。したがって、測
定用継手部材3をホルダ部2Aの上端面に突き当てて固
定すると、継手部材3の孔32に対応する孔32′がホ
ルダ部2Aの孔23と対向して連通する。しかも、凹部
33が形成されていないので、第1の高圧通路6と第2
の高圧通路11とは遮断される。
【0017】なお、測定用継手部材3′としては、継手
部材3の孔32に対応する孔32′を有するとともに、
孔32と隙間13との間を液密に遮断することができる
ものであればその形状、構造は任意である。
部材3の孔32に対応する孔32′を有するとともに、
孔32と隙間13との間を液密に遮断することができる
ものであればその形状、構造は任意である。
【0018】上記の測定用継手部材3′を用いて初期開
弁圧を測定するには、測定用継手部材3′の雄ねじ部3
1′に燃料の加圧装置を接続し、孔32′を介して第1
の高圧通路6に燃料を供給する。そして、燃料の圧力を
徐々に上昇させる。このとき、測定用継手部材3′に継
手部材3の凹部33が形成されておらず、第1の高圧通
路6と第2の高圧通路11との間が遮断されているの
で、ドッジプランジャ9がリフトすることがない。した
がって、燃料の圧力を徐々に上昇させると、針弁5だけ
がリフトする。そのときの燃料の圧力が初期開弁圧であ
る。初期開弁圧が所定値と異なる場合には、従来と同様
の方法によって、例えばシム14(図1参照)を厚さの
異なる他のシムと交換する等の方法によって所定の初期
開弁圧に調整する。初期開弁圧の測定および調整が終了
したら、測定用継手部材3′を取り外し、正規の継手部
材3と交換する。
弁圧を測定するには、測定用継手部材3′の雄ねじ部3
1′に燃料の加圧装置を接続し、孔32′を介して第1
の高圧通路6に燃料を供給する。そして、燃料の圧力を
徐々に上昇させる。このとき、測定用継手部材3′に継
手部材3の凹部33が形成されておらず、第1の高圧通
路6と第2の高圧通路11との間が遮断されているの
で、ドッジプランジャ9がリフトすることがない。した
がって、燃料の圧力を徐々に上昇させると、針弁5だけ
がリフトする。そのときの燃料の圧力が初期開弁圧であ
る。初期開弁圧が所定値と異なる場合には、従来と同様
の方法によって、例えばシム14(図1参照)を厚さの
異なる他のシムと交換する等の方法によって所定の初期
開弁圧に調整する。初期開弁圧の測定および調整が終了
したら、測定用継手部材3′を取り外し、正規の継手部
材3と交換する。
【0019】上記のように、この発明の燃料噴射弁1に
おいては、第1の高圧通路6と第2の高圧通路11とを
連通させる凹部33を継手部材3の下端面に形成してい
るので、継手部材3に代えて測定用継手部材3′を用い
ることにより、ドッジプランジャ9がリフトするのを防
止することができる。したがって、初期開弁圧を正確に
測定することができる。しかも、第2の高圧通路11を
閉じたり、ボルト8を交換する必要がないので、測定の
手間を軽減することができるとともに、測定後に初期開
弁圧が変化してしまうような事態を未然に防止すること
ができる。
おいては、第1の高圧通路6と第2の高圧通路11とを
連通させる凹部33を継手部材3の下端面に形成してい
るので、継手部材3に代えて測定用継手部材3′を用い
ることにより、ドッジプランジャ9がリフトするのを防
止することができる。したがって、初期開弁圧を正確に
測定することができる。しかも、第2の高圧通路11を
閉じたり、ボルト8を交換する必要がないので、測定の
手間を軽減することができるとともに、測定後に初期開
弁圧が変化してしまうような事態を未然に防止すること
ができる。
【0020】なお、この燃料噴射弁1においては、測定
用継手部材3′と正規の継手部材3との交換が必要であ
るが、従来の燃料噴射弁においても、初期開弁圧の測定
後に第2の高圧通路11を開いたり、測定用のボルトを
正規のボルトと交換したりするために継手部材3の着脱
が必要である。したがって、手間が増加することはほと
んどない。
用継手部材3′と正規の継手部材3との交換が必要であ
るが、従来の燃料噴射弁においても、初期開弁圧の測定
後に第2の高圧通路11を開いたり、測定用のボルトを
正規のボルトと交換したりするために継手部材3の着脱
が必要である。したがって、手間が増加することはほと
んどない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の燃料噴
射弁によれば、初期開弁圧の測定に要する手間を軽減す
ることができるとともに、初期開弁圧を正確に測定する
ことができ、しかも測定後に初期開弁後が変化してしま
うのを防止することができるという効果が得られる。
射弁によれば、初期開弁圧の測定に要する手間を軽減す
ることができるとともに、初期開弁圧を正確に測定する
ことができ、しかも測定後に初期開弁後が変化してしま
うのを防止することができるという効果が得られる。
【図1】この発明の一実施の形態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】図1のX−X拡大断面図である。
【図3】図1に示す実施の形態において、正規の継手部
材に代えて測定用継手部材を装着した状態で示す一部省
略縦断面図である。
材に代えて測定用継手部材を装着した状態で示す一部省
略縦断面図である。
【図4】図3のY−Y拡大断面図である。
【図5】従来の燃料噴射弁の一例を示す一部省略縦断面
図である。
図である。
【図6】図5のZ−Z拡大断面図である。
1 燃料噴射弁 2 弁本体 3 継手部材 5 針弁(弁体) 6 第1の高圧通路 9 ドッジプランジャ 10 ノズルばね 11 第2の高圧通路 33 凹部(連通路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 61/20 F02M 61/20 N
Claims (1)
- 【請求項1】 弁体およびドッジプランジャを内蔵する
弁本体と、この弁本体に突き合わせて着脱自在に固定さ
れた継手部材とを備え、上記継手部材および上記弁本体
には、上記継手部材から上記継手部材と上記弁本体との
突き合わせ面を横断して上記弁本体内に延び、高圧燃料
を上記弁体側へ供給する第1の高圧通路が形成され、上
記弁本体の内部には、連通路を介して上記第1の高圧通
路と連通し、高圧燃料を上記ドッジプランジャ側に供給
する第2の燃料通路が形成された燃料噴射弁において、
上記連通路を上記継手部材の上記弁本体との突き合わせ
面に形成したことを特徴とする燃料噴射弁。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7337781A JPH09151825A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 燃料噴射弁 |
US08/749,782 US5842647A (en) | 1995-12-01 | 1996-11-15 | Fuel injection nozzle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7337781A JPH09151825A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 燃料噴射弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151825A true JPH09151825A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18311910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7337781A Pending JPH09151825A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 燃料噴射弁 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5842647A (ja) |
JP (1) | JPH09151825A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103133205B (zh) * | 2013-03-14 | 2014-11-26 | 天津大学 | 双通道压电喷油器 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH219289A (de) * | 1939-07-22 | 1942-01-31 | Fides Gmbh | Elektronenmikroskop. |
NL132979C (ja) * | 1968-11-01 | |||
US4684067A (en) * | 1986-03-21 | 1987-08-04 | General Motors Corporation | Two-stage, hydraulic-assisted fuel injection nozzle |
JP2730172B2 (ja) * | 1989-05-09 | 1998-03-25 | 株式会社デンソー | 燃料噴射装置 |
JP2515232B2 (ja) * | 1993-06-30 | 1996-07-10 | 株式会社ミツル製作所 | 魚釣り用浮きの仕掛け変換装置 |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP7337781A patent/JPH09151825A/ja active Pending
-
1996
- 1996-11-15 US US08/749,782 patent/US5842647A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5842647A (en) | 1998-12-01 |
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