JP3013021B2 - ディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプの噴射時期測定方法 - Google Patents

ディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプの噴射時期測定方法

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JP3013021B2
JP3013021B2 JP6173012A JP17301294A JP3013021B2 JP 3013021 B2 JP3013021 B2 JP 3013021B2 JP 6173012 A JP6173012 A JP 6173012A JP 17301294 A JP17301294 A JP 17301294A JP 3013021 B2 JP3013021 B2 JP 3013021B2
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジン用
燃料噴射ポンプの噴射時期測定方法に関し、詳しくは、
燃料噴射開始時期を確実かつ正確に測定できる位置に燃
料調量ラックを合わせることができる方法に関する。
【0002】
【従来技術】ディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプの噴
射時期測定方法として、従来、図に示すものがある。
これは、本発明と同様、始動進角機能付きの燃料噴射ポ
ンプ101を噴射ポンプケース102に組み付け、この
燃料噴射ポンプ101の燃料噴射開始時期を測定するも
のである。測定により、燃料噴射開始時期が狂っている
ことが確認された場合には、例えば、噴射ポンプケース
102のポンプ取り付け座120と燃料噴射ポンプ10
1の取り付けフランジ121との間のシム122を、異
なる厚さのものに取り替えることにより、燃料噴射開始
時期を修正する。
【0003】噴射開始時期の測定は、例えば、デリバリ
バルブ等の燃料出口114を解放し、フライホイル(図
外)を手動で回転させて燃料噴射カム軸(図外)を駆動
し、燃料出口114から燃料が溢れ始めた時期をフライ
ホイルの合いマーク等で確認することにより行う。
【0004】測定に当たっては、燃料調量ラック105
が始動領域106にあると、不要に進角が行われてしま
うので、通常運転時の燃料噴射開始時期を測定すること
ができない。また、燃料調量ラック105が燃料無噴射
領域107にあると、当然に、燃料噴射開始時期を測定
することはできない。このため、燃料調量ラック105
は、始動領域106と燃料無噴射領域107の間に位置
する測定可能領域108に合わせしておく必要がある。
図中、燃料調量ラック105の位置は、ラックピン11
5を指標にする。
【0005】従来では、燃料調量ラック105を測定可
能領域108に合わせる場合、測定者がエンジン停止レ
バー116を手動により揺動させ、燃料調量ラック10
5を勘にたよって移動させる方法が採用されている。し
かし、一般の燃料噴射ポンプ101では、燃料調量ラッ
ク105の全移動ストロークは10mm程度の小さな幅
しかなく、測定可能領域108の幅は更に狭い。
【0006】すなわち、燃料減量側の移動限界位置を起
点117とすると、一般に測定可能領域108の下限1
18は起点117から燃料増量側に3mm変位した位
置、上限119は起点117から燃料増量側に8mm変
位した位置となり、測定可能領域108は5mm幅しか
ない。このため、燃料調量ラック105が測定可能領域
108から外れて、始動領域106や燃料無噴射領域1
07に位置し、或いは、測定可能領域108にあって
も、燃料無噴射領域107に近い位置になることがあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では次の問
題・がある。燃料調量ラック105が始動領域1
06や燃料無噴射領域107に位置合わせされることが
あり、この場合には、燃料噴射開始時期の測定を行うこ
とができない。
【0008】測定可能領域108にあっても、燃料無
噴射領域107に近い位置に燃料調量ラック105が合
わせされることがあり、この場合には、デリバリバルブ
等の燃料出口114から溢れる燃料が少量になるので、
その確認が困難であり、燃料噴射開始時期の測定が不正
確になる。
【0009】本発明の課題は、ディーゼルエンジン用燃
料噴射ポンプの噴射時期測定方法において、燃料噴射開
始時期の測定を確実かつ正確に行える位置に燃料調量ラ
ックを合わせることができる方法を提供すること、およ
びこの燃料噴射開始時期の測定に当たっては新たにスペ
ーサまたはキャップを用意するだけで済むようにするこ
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(第1発明) 第1発明は、図1および図2に例示するように、始動進
角機能付きの燃料噴射ポンプ1を噴射ポンプケース2に
組み付け、この燃料噴射ポンプ1の燃料噴射開始時期を
測定する、ディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプの噴射
時期測定方法において、次のようにしたことを特徴とす
る。
【0011】すなわち、噴射ポンプケース2のケース壁
3にラック受け止め具4を着脱自在に取り付け、このラ
ック受け止め具4で燃料噴射ポンプ1の燃料調量ラック
5を受け止めることにより、始動領域6と燃料無噴射領
域7との間に位置する測定可能領域8に燃料調量ラック
5が位置合わせされるようにする。
【0012】そして、前記ラック受け止め具4として、
エンジン停止用ソレノイド9とスペーサ10とを用い、
エンジン停止用ソレノイド9には、通電が解除された時
に押圧杆11が突出し、燃料調量ラック5を燃料無噴射
領域7まで押圧移動させる形式のものを用い、ケース壁
3のソレノイド取り付け座12にスペーサ10を挟んで
エンジン停止用ソレノイド9を取り付け、通電解除状態
にしたエンジン停止用ソレノイド9の押圧杆11の先端
部で燃料噴射ポンプ1の燃料調量ラック5を受け止める
ようにしたことを特徴とする。
【0013】(第2発明) 第2発明は、図3または図4に例示するように、始動進
角機能付きの燃料噴射 ポンプ1を噴射ポンプケース2に
組み付け、この燃料噴射ポンプ1の燃料噴射開始時期を
測定する、ディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプの噴射
時期測定方法において、次のようにしたことを特徴とす
る。
【0014】すなわち、噴射ポンプケース2のケース壁
3にラック受け止め具4を着脱自在に取り付け、このラ
ック受け止め具4で燃料噴射ポンプ1の燃料調量ラック
5を受け止めることにより、始動領域6と燃料無噴射領
域7との間に位置する測定可能領域8に燃料調量ラック
5が位置合わせされるようにする。
【0015】そして、前記ラック受け止め具4として、
エンジン停止用ソレノイド34とキャップ35とを用
い、エンジン停止用ソレノイド34には、通電が解除さ
れた時に押圧杆36がバネによって引き込まれる形式の
ものを用い、ケース壁3のソレノイド取り付け座12に
エンジン停止用ソレノイド34を取り付け、エンジン停
止用ソレノイド34の押圧杆36の先端にキャップ35
を取り付け、エンジン停止用ソレノイド34を通電解除
状態にし、キャップ35で燃料噴射ポンプ1の燃料調量
ラック5を受け止めるようにした、ことを特徴とする。
【0016】
【作用】(第1発明) 第1発明では、図1および図2に例示するように、次の
ように作用する。 噴射ポンプケース2のケース壁3
にラック受け止め具4を取り付け、このラック受け止め
具4で燃料噴射ポンプ1の燃料調量ラック5を受け止め
るだけで、燃料調量ラック5を測定可能領域8に確実に
位置合わせすることができる。また、ラック受け止め具
4の寸法設定により、測定可能領域8のうち比較的燃料
噴射量が多くなる位置に燃料調量ラック5を合わせるこ
とも可能になり、この場合には、デリバリバルブ等の燃
料出口14から溢れる燃料が多くなるので、その確認を
容易に行うことができる。
【0017】 図1に例示するように、ケース壁3の
ソレノイド取り付け座12に、通常通りエンジン停止用
ソレノイド9を取り付けると、非通電時に突出状態とな
っている押圧杆11で燃料調量ラック5が燃料無噴射領
域7に位置されることになるが、間にスペーサ10を挟
むことにより、押圧杆11が後退するため、この押圧杆
11の先端部で燃料調量ラック5を受け止めると、燃料
調量ラック5が測定可能領域8に位置合わせされる。こ
のエンジン停止用ソレノイド9には、そのエンジンに用
いるものをそのまま利用することができ、燃料噴射開始
時期の測定に当たっては新たにスペーサ10を用意する
だけで済む。
【0018】(第2発明) 第2発明では、図3または図4に例示するように、次の
ように作用する。エンジン停止用ソレノイド34には、
そのエンジンに用いるものをそのまま利用しており、燃
料噴射開始時期の測定に当たっては新たにキャップ35
を用意するだけで済む。また、エンジン停止用ソレノイ
ド34はソレノイド取り付けボルト31でソレノイド取
り付け座12に取り付けるだけでよいため、噴射ポンプ
ケース2に新たな取り付け座を加工する必要はない。
【0019】
【発明の効果】(第1発明) 第1発明によれば、下記の効果・を奏する。
燃料調量ラックを測定可能領域に確実に位置合わせする
ことができるので、燃料噴射開始時期の測定を確実に行
うことができる。
【0020】ラック受け止め具の寸法設定により、比
較的燃料噴射量が多くなる位置に燃料調量ラックを合わ
せることが可能になり、この場合には、デリバリバルブ
等の燃料出口から溢れる燃料が多くなるので、その確認
を容易に行うことができ、燃料噴射開始時期の測定を正
確に行うことができる。
【0021】 エンジン停止用ソレノイドには、そのエ
ンジンに用いるものをそのまま利用することができ、燃
料噴射開始時期の測定に当たっては、新たにスペーサを
用意するだけで済むので、コストがかからない。
【0022】(第2発明) 第2発明は、上記第1発明の効果・に加え、次の効
果を奏する。 エンジン停止用ソレノイド34に
は、そのエンジンに用いるものをそのまま利用してお
り、燃料噴射開始時期の測定に当たっては新たにキャッ
プ35を用意するだけで済む。また、エンジン停止用ソ
レノイド34はソレノイド取り付けボルト31でソレノ
イド取り付け座12に取り付けるだけでよいため、噴射
ポンプケース2に新たな取り付け座を加工する必要はな
い。
【0023】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示す第1実施例では、始動進角機能付きの燃料噴
射ポンプ1を、ディーゼルエンジンのシリンダブロック
に取り付けられた噴射ポンプケース2に組み付け、この
燃料噴射ポンプ1の燃料噴射開始時期を測定する。燃料
噴射開始時期が狂っていることが確認された場合には、
噴射ポンプケース2のポンプ取り付け座20と燃料噴射
ポンプ1の取り付けフランジ21との間のシム22を、
異なる厚さのものに取り替えることにより、燃料噴射開
始時期を修正する。燃料噴射ポンプ1はポンプ取り付け
ボルト28を緩めてポンプ取り付け座20から簡単に取
り外すことができる。
【0024】噴射開始時期の測定は、デリバリバルブ等
の燃料出口14を解放し、フライホイル(図外)を手動
で回転させて燃料噴射カム軸(図外)を駆動し、燃料出
口14から燃料が溢れ始めた時期をフライホイルの合い
マーク等で確認することにより行う。
【0025】この実施例1で用いる燃料噴射ポンプ1
は、ボッシュ式の列形ポンプであり、図2に示すよう
に、シリンダ23内にプランジャ24が内嵌され、シリ
ンダ23の周囲に燃料室25が形成され、シリンダ23
の周側壁の燃料通過孔26を介してシリンダ23内のポ
ンプ室27と燃料室25とが連通された構造になってい
る。プランジャ24の周側面には斜め溝29が設けら
れ、プランジャ24の頭頂部には突起30が形成されて
いる。始動時には、突起30によって燃料通過孔26が
早期に塞がれ、通常運転時に比べ、噴射開始時期が早く
なり、進角がなされることになる。
【0026】このため、図1に示すように、噴射開始時
期の測定に当たっては、燃料調量ラック5は、始動領域
6と燃料無噴射領域7の間に位置する測定可能領域8に
合わせしておく必要がある。図1中、燃料調量ラック5
の位置は、ラックピン15を指標にする。ところで、こ
の燃料噴射ポンプ1の燃料調量ラック5の全移動ストロ
ークは10mmしかなく、測定可能領域8の幅は更に狭
い。すなわち、燃料減量側の移動限界位置を起点17と
すると、測定可能領域8の下限18は起点17から燃料
増量側に3mm変位した位置、上限19は8mm変位し
た位置となり、測定可能領域8は5mm幅しかなく、通
常の方法では、燃料調量ラック5の位置合わせは困難で
ある。
【0027】この第1実施例では、燃料噴射開始時期の
測定を確実かつ正確に行える位置に燃料調量ラック5を
合わせるため、噴射ポンプケース2のケース壁3にラッ
ク受け止め具4を着脱自在に取り付け、このラック受け
止め具4で燃料噴射ポンプ1の燃料調量ラック5を受け
止めることにより、始動領域6と燃料無噴射領域7との
間に位置する測定可能領域8に燃料調量ラック5が位置
合わせされるようしてある。
【0028】このため、燃料調量ラック5を測定可能領
域8に確実に位置合わせすることができる。また、ラッ
ク受け止め具4の寸法設定により、測定可能領域8のう
ち測定可能領域8のうち比較的燃料噴射量が多くなる位
置に燃料調量ラック5を合わせることも可能になり、こ
の場合には、デリバリバルブ等の燃料出口14から溢れ
る燃料が多くなるので、その確認を容易に行うことがで
きる。
【0029】燃料調量ラック5を位置合わせする位置
は、燃料減量側の移動限界位置を起点17とすると、起
点17から燃料増量側に4mm変位した位置を下限と
し、6mm変位した位置を上限とする2mm幅の範囲を
目標とするのが望ましい。目標値の下限を更に燃料無噴
射領域7に近づけ、或いは、上限を更に始動領域6に近
づけると、ラック受け止め具4の寸法精度の狂い等によ
り、燃料調量ラック5が測定可能領域8から外れること
も考えられるからである。この目標幅は、燃料調量ラッ
ク5の全移動ストロークを100%とすると、中央の5
0%の位置を中心として、プラスマイナス10%の幅で
設定すればよい。ラック受け止め具4の寸法精度が高い
場合には、起点17から60%の位置を中心として、プ
ラスマイナス10%の幅を目標にするのが望ましく、こ
の場合には、燃料出口14から溢れる燃料が多く、その
確認が容易である。
【0030】この第1実施例の方法を更に詳しく説明す
ると、次の通りである。すなわち、前記ラック受け止め
具4として、エンジン停止用ソレノイド9とスペーサ1
0とを用いている。エンジン停止用ソレノイド9には、
通電が解除された時に押圧杆11が突出し、燃料調量ラ
ック5を燃料無噴射領域7まで押圧移動させる形式のも
のを用いている。そして、ケース壁3のソレノイド取り
付け座12にスペーサ10を挟んでエンジン停止用ソレ
ノイド9を取り付け、通電解除状態にしたエンジン停止
用ソレノイド9の押圧杆11の先端部で燃料噴射ポンプ
1の燃料調量ラック5を受け止めるようにしてある。
【0031】このエンジン停止用ソレノイド9には、そ
のエンジンに用いるものをそのまま利用しており、燃料
噴射開始時期の測定に当たっては新たにスペーサ10を
用意するだけで済む。
【0032】また、エンジン停止用ソレノイド9とスペ
ーサ10とは、ソレノイド取り付けボルト31でソレノ
イド取り付け座12に共締めしており、噴射ポンプケー
ス2に新たな取り付け座を加工する必要はない。また、
ガバナレバー32とスタートスプリング33を噴射ポン
プケース2に取り付けておき、ガバナレバー32をラッ
クピン15に係合させておくと、スタートスプリング3
3のバネ力で燃料調量ラック5がエンジン停止用ソレノ
イド9の押圧杆11に押し当てられるので、測定時に燃
料調量ラック5をわさわざ移動させる必要はない。
【0033】図3または図4に示す第2実施例〜第
施例は、いずれも第1実施例と同一目的を達成するため
の方法であり、次の点のみが第1実施例と異なる。
【0034】図3に示す第2実施例では、ラック受け止
め具4として、エンジン停止用ソレノイド34とキャッ
プ35とを用い、エンジン停止用ソレノイド34には、
通電が解除された時に押圧杆36がバネによって引き込
まれる形式のものを用い、ケース壁3のソレノイド取り
付け座12にエンジン停止用ソレノイド34を取り付
け、エンジン停止用ソレノイド34の押圧杆36の先端
にキャップ35を取り付け、エンジン停止用ソレノイド
34を通電解除状態にし、キャップ35で燃料噴射ポン
プ1の燃料調量ラック5を受け止めるようにしてある。
【0035】図4に示す第3実施例では、第2実施例の
エンジン停止用ソレノイド34の押圧杆36にオネジを
きり、キャップ35にメネジをきり、これらをねじ嵌合
させることにより、キャップ35を螺動させ、燃料調量
ラック5の位置合わせの微調節ができるようになってい
る。
【0036】この第2実施例及び第3実施例でも、エン
ジン停止用ソレノイド34には、そのエンジンに用いる
ものをそのまま利用しており、燃料噴射開始時期の測定
に当たっては新たにキャップ35を用意するだけで済
む。また、エンジン停止用ソレノイド34はソレノイド
取り付けボルト31でソレノイド取り付け座12に取り
付けるだけでよいため、噴射ポンプケース2に新たな取
り付け座を加工する必要はない。
【0037】、第2実施例〜第実施例の他の手段は
全て第1実施例と同じであり、図中、第1実施例と同一
の要素には同一の符号を付しておく
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る噴射時期測定方法の説明図で
ある。
【図2】第1実施例で用いる燃料噴射ポンプのプランジ
ャ頭部付近の縦断面図である。
【図3】第2実施例の説明図である。
【図4】第3実施例の説明図である。
【図5】従来技術に係る噴射時期測定方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…燃料噴射ポンプ、2…噴射ポンプケース、3…ケー
ス壁、4…ラック受け止め具、5…燃料調量ラック、6
…始動領域、7…燃料無噴射領域、8…測定可能領域、
9…エンジン停止用ソレノイド、10…スペーサ、11
…押圧杆、12…ソレノイド取り付け座。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 達行 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ 堺製造所内 (72)発明者 吉田 鉱三 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ 堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭58−180377(JP,U) 実開 平6−34166(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 65/00 305 F02M 65/00 301 F02M 59/28 F02D 1/02 311

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動進角機能付きの燃料噴射ポンプ(1)
    を噴射ポンプケース(2)に組み付け、この燃料噴射ポン
    プ(1)の燃料噴射開始時期を測定する、ディーゼルエン
    ジン用燃料噴射ポンプの噴射時期測定方法において、 噴射ポンプケース(2)のケース壁(3)にラック受け止め
    具(4)を着脱自在に取り付け、このラック受け止め具
    (4)で燃料噴射ポンプ(1)の燃料調量ラック(5)を受け
    止めることにより、始動領域(6)と燃料無噴射領域(7)
    との間に位置する測定可能領域(8)に燃料調量ラック
    (5)が位置合わせされるようにし、 前記ラック受け止め具(4)として、エンジン停止用ソレ
    ノイド(9)とスペーサ(10)とを用い、エンジン停止用
    ソレノイド(9)には、通電が解除された時に押圧杆(1
    1)が突出し、燃料調量ラック(5)を燃料無噴射領域
    (7)まで押圧移動させる形式のものを用い、ケース壁
    (3)のソレノイド取り付け座(12)にスペーサ(10)を
    挟んでエンジン停止用ソレノイド(9)を取り付け、通電
    解除状態にしたエンジン停止用ソレノイド(9)の押圧杆
    (11)の先端部で燃料噴射ポンプ(1)の燃料調量ラック
    (5)を受け止めるようにした、 ことを特徴とするディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプ
    の噴射時期測定方法。
  2. 【請求項2】 始動進角機能付きの燃料噴射ポンプ(1)
    を噴射ポンプケース(2)に組み付け、この燃料噴射ポン
    プ(1)の燃料噴射開始時期を測定する、ディーゼルエン
    ジン用燃料噴射ポンプの噴射時期測定方法において、 噴射ポンプケース(2)のケース壁(3)にラック受け止め
    具(4)を着脱自在に取り付け、このラック受け止め具
    (4)で燃料噴射ポンプ(1)の燃料調量ラック(5)を受け
    止めることにより、始動領域(6)と燃料無噴射領域(7)
    との間に位置する測定可能領域(8)に燃料調量ラック
    (5)が位置合わせされるようにし、 前記ラック受け止め具(4)として、エンジン停止用ソレ
    ノイド(34)とキャップ(35)とを用い、エンジン停止
    用ソレノイド(34)には、通電が解除された時に押圧杆
    (36)がバネによって引き込まれる形式のものを用い、
    ケース壁(3)のソレノイド取り付け座(12)にエンジン
    停止用ソレノイド(34)を取り付け、エ ンジン停止用ソ
    レノイド(34)の押圧杆(36)の先端にキャップ(35)
    を取り付け、エンジン停止用ソレノイド(34)を通電解
    除状態にし、キャップ(35)で燃料噴射ポンプ(1)の燃
    料調量ラック(5)を受け止めるようにした、 ことを特徴とするディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプ
    の噴射時期測定方法。
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