JPH09151519A - 排水トラップ装置 - Google Patents

排水トラップ装置

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JPH09151519A
JPH09151519A JP33599995A JP33599995A JPH09151519A JP H09151519 A JPH09151519 A JP H09151519A JP 33599995 A JP33599995 A JP 33599995A JP 33599995 A JP33599995 A JP 33599995A JP H09151519 A JPH09151519 A JP H09151519A
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Tsutomu Mochizuki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水トラップ自体の形状保持性を高くするこ
とによる耐久性の向上と、排水トラップとその建物に対
する取付構造の一体化による製造上および施工上の省力
化と、さらには外観性の向上を図る。 【構成】 排水トラップ装置5は、水溜部を構成する曲
管部7と、曲管部7を壁面に固定するためのパネル部9
からなる。曲管部7とパネル部9は、ブロー成形により
同一樹脂材料で一体に、かつパネル部9は中空二重壁構
造に構成する。パネル部9には、曲管部7の輪郭に沿っ
て二重壁を溶着して溶着部10を形成する。建物の壁面
に沿って固定する取付板19を備える。取付板19にパ
ネル部9の取付側端部を上下方向にスライド嵌合して連
結する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手洗い台や流し台
など水廻り器具の排水口と建物の配水管との間に介在さ
せる排水トラップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の水廻り設備においては、水廻り器
具の排水口と建物の排水管との間に排水トラップを介在
させ、排水トラップに常時溜まる水により水廻り器具の
排水口と建物の排水管との流水路を遮断して、臭気の遮
断、害虫やネズミの這い出しの防止を図っている(特公
昭60−24259号公報、特開平3−96536号公
報または特開平6−173307号公報参照)。
【0003】従来、この種の排水トラップとしては、基
本的には図6に示すように構成されていた。すなわち、
水廻り器具、例えば手洗い台aの排水口bと建物の排水
管cとの間に、S字状の曲管dを直管e,eを継ぎ足し
て介在させた構成である。
【0004】ところで、従来の基本的構成の排水トラッ
プにおいては、それが手洗い台aの排水口bと建物の排
水管cとの間に、2つの軸線を形成するように曲管部e
が跨って取り付けられているだけであるから、排水トラ
ップの部分が機械的強度に劣るうえ、手洗い台aの支持
構造としても十分に機能しないものである。
【0005】そこで、前掲の特開平6−173307号
公報においては、従来の基本的構成からなる排水トラッ
プが有する欠点を解消するため、排水トラップに曲管部
をフロアに固定する構造が提案されているが、排水トラ
ップとフロアとの間にネジ機構による高さ調節部材を備
えなければならず、構成が複雑であるだけでなく、施工
時にはネジを回す操作を要して、作業が容易でないのが
実情である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述のよう
な従来の排水トラップにおける問題点に鑑み、排水トラ
ップ自体の形状保持性を高くすることによる耐久性の向
上と、排水トラップとその建物に対する取付構造の一体
化による製造上および施工上の省力化と、さらには外観
性の向上を図ることができる排水トラップ装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のその1の構成は、水廻り器具の排水口と建
物の排水管との間に介在させる排水トラップ装置であっ
て、水溜部を構成する曲管部と曲管部を壁面に固定する
ためのパネル部からなり、曲管部とパネル部はブロー成
形により同一樹脂材料で一体に、かつパネル部は中空二
重壁構造に構成されるとともに、パネル部には少なくと
も曲管部の輪郭に沿って二重壁を溶着して溶着部を形成
してなる排水トラップ装置である。
【0008】また、本発明のその2の構成は、水廻り器
具の排水口と建物の排水管との間に介在させる排水トラ
ップ装置であって、水溜部を構成する曲管部と曲管部を
壁面に固定するためのパネル部からなり、曲管部とパネ
ル部はブロー成形により同一樹脂材料で一体に構成され
るとともに、建物の壁面に沿って固定する取付板を備
え、この取付板にパネル部の取付側端部を上下方向にス
ライド嵌合して連結する構成とした排水トラップ装置で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明に係る
排水トラップ装置の一実施の形態を示し、図1は全体の
斜視図、図2は同上側面図、図3は図2におけるA−A
線矢視方向の断面図である。
【0010】図1および図2において、1は水廻り器具
である手洗い台であり、その排水口2と建物の床面3に
配管されている排水管4との間は、本発明に係る排水ト
ラップ装置5を介在させて袋ナット6,6によりそれぞ
れ接続されている。
【0011】本発明に係る排水トラップ装置5は、水溜
部を構成する曲管部7と、曲管部7を建物の壁面8に固
定するためのパネル部9からなる。曲管部7とパネル部
9はブロー成形により同一樹脂材料で一体に、かつパネ
ル部9は中空二重壁構造に構成されている。このパネル
部9は曲管部7の曲がり方向にそれと同一平面をなすよ
うに形成されており、パネル部9には曲管部7の輪郭に
沿って二重壁を溶着して厚肉状の単壁をなす溶着部10
が形成されている。また、パネル部9の曲管部7側下端
部はブラケット11を形成しており、このブラケット1
1にキャップ12が鎖部材13により吊持されている。
キャップ12は、曲管部7の下端に有する清掃口14を
閉じるためのものである。パネル部9の取付端側両面に
は、上下方向の略上半分の長さにスライド嵌合凹溝1
5,15が形成されており、この嵌合凹溝15,15よ
り先の部分はパネル部9と同じ厚さの係合部16をなし
ている。スライド嵌合凹溝15,15の略下半分は貫通
溝17となっている。係合部16の上端部には嵌合凸部
18が形成されている。
【0012】19は取付板である。この取付板19はブ
ロー成形により中空二重壁構造に成形されたものであ
る。取付板19は建物の壁面8に沿わせ、かつ複数の取
付孔20に止めネジ21を用いて固定されるものであ
る。取付板19には、パネル部9の嵌合凹溝15,15
がスライド嵌合する貫通溝22が上下方向に形成されて
おり、貫通溝22の上端部にはパネル部9の係合部16
が嵌合する凹溝23が形成され、かつその上端部には嵌
合凸部18が嵌合する嵌合凹部24が形成されている。
取付板19は、ブロー成形により中空二重壁構造に形成
されたものであるが、単壁構造のものでもよい。
【0013】排水トラップ装置5を構成する合成樹脂材
料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネー
ト、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂である。
【0014】排水トラップ装置5の取付施工にあたって
は、まず手洗い台1の排水口2と床面3に配管されてい
る排水管4間に袋ナット6,6により接続する。次い
で、取付板19の貫通溝22をパネル部9の取付端側の
スライド嵌合凹溝15,15にスライド嵌合し、かつ取
付板19の嵌合凹部24をパネル部9の嵌合凸部18に
嵌合させて、パネル部9に取付板19を連結状態とす
る。そして、取付板19を建物の壁面8に取付孔20か
ら止めネジ21によりねじ込んで固定して、排水トラッ
プ5を壁面8に固定支持する。
【0015】以上のように構成された排水トラップ装置
5によれば、曲管部7とパネル部9とが一体に形成され
ているので、曲管部7はパネル部9により補強されて排
水トラップ装置5自体の形状保持性が高くその耐久性が
向上する。また、排水トラップ装置5は、一体構造のパ
ネル部9に取付板19をスライド嵌合して連結し、取付
板19を建物の壁面8に固定するので、排水トラップ5
を建物の壁面8に固定支持されて強度の向上が図られ
る。また、曲管部7とパネル部9の一体成形により、製
造上および施工上の省力化と、さらには外観性の向上を
図ることができる。
【0016】図4および図5には、本発明に係る排水ト
ラップ装置5のブロー成形態様が例示されている。図4
は図2のA−A線矢視方向に対応する断面図であって、
一対の金型25,25間にパリスン26を配置した態様
を示しており、図5は金型25,25を閉じてブロー成
形した態様を示している。図5において27はバリであ
る。
【0017】ところで、本発明者の実験によれば、排水
トラップ装置5をブロー成形するに際し、パネル部9の
全面を、金型25,25のキャビティ面でパリスン26
の対向壁を圧縮し溶着して構成した場合、キャビティ面
の圧縮力が圧縮面の全域で均等に作用させることが困難
であって、曲管部7との境界面において一部溶着不良が
発生したり、曲管部7にピンホール部や波形部が発生
し、排水トラップ装置5の使用時に、曲管部7の内壁部
分で詰まりや乱流を生じさせる原因となる。また、パリ
スン26の対向壁を圧縮するとき、その対向壁間のエア
が逃げきれず空気溜まりが発生して、排水トラップ装置
の外観を損ねるという問題がある。
【0018】そこで、本発明の一実施の形態によれば、
図4および図5に示すように、排水トラップ装置5をブ
ロー成形するに際して、パネル部9を成形するキャビテ
ィを、中空二重壁構造に成形するキャビティ25aと、
少なくとも曲管部7の輪郭に沿って二重壁を溶着して溶
着部10を成形するキャビティ25bとで成形すること
により、曲管部7の内壁部分をピンホール部などのない
均一な壁面とすることができ、また排水トラップ装置5
の外観を向上させることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、排水トラップ自体の形
状保持性を高くすることによる耐久性の向上と、排水ト
ラップとその建物に対する取付構造の一体化による製造
上および施工上の省力化と、さらには外観性の向上を図
ることができる排水トラップ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水トラップ装置の一実施の形態
を示す全体の斜視図である。
【図2】本発明に係る排水トラップ装置の一実施の形態
を示す全体の側面図である。
【図3】図2におけるA−A線矢視方向の断面図であ
る。
【図4】本発明に係る排水トラップ装置のブロー成形態
様を図2のA−A線矢視方向に対応させて示す断面図で
ある。
【図5】図4に示す状態から一対の金型を閉じてブロー
成形した態様を示す断面図である。
【図6】従来の排水トラップの基本的構成を示す全体側
面図である。
【符号の説明】
1 手洗い台 2 排水口 3 建物の床面 4 排水管 5 排水トラップ装置 6,6 袋ナット 7 曲管部 8 壁面 9 パネル部 10 溶着部 11 ブラケット 12 キャップ 13 鎖部材 14 清掃口 15,15 スライド嵌合凹溝 16 係合部 17 貫通溝 18 嵌合凸部 19 取付板 20 取付孔 21 ネジ 22 貫通溝 23 凹溝 24 嵌合凹部 25,25 一対の金型 26 パリスン 27 バリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水廻り器具の排水口と建物の排水管との
    間に介在させる排水トラップ装置であって、水溜部を構
    成する曲管部と曲管部を壁面に固定するためのパネル部
    からなり、曲管部とパネル部はブロー成形により同一樹
    脂材料で一体に、かつパネル部は中空二重壁構造に構成
    されるとともに、パネル部には少なくとも曲管部の輪郭
    に沿って二重壁を溶着して溶着部を形成してなることを
    特徴とする排水トラップ装置。
  2. 【請求項2】 水廻り器具の排水口と建物の排水管との
    間に介在させる排水トラップ装置であって、水溜部を構
    成する曲管部と曲管部を壁面に固定するためのパネル部
    からなり、曲管部とパネル部はブロー成形により同一樹
    脂材料で一体に構成されるとともに、建物の壁面に沿っ
    て固定する取付板を備え、この取付板にパネル部の取付
    側端部を上下方向にスライド嵌合して連結する構成とし
    たことを特徴とする排水トラップ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010077667A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Maruichi Corp 排水配管
CN101798845A (zh) * 2010-03-15 2010-08-11 谢家明 排水用薄壁不锈钢弯头结构及其加工方法
JP2019065631A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 排水トラップおよびこれの製造方法

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