JPH09151319A - ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物 - Google Patents
ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物Info
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- JPH09151319A JPH09151319A JP33423795A JP33423795A JPH09151319A JP H09151319 A JPH09151319 A JP H09151319A JP 33423795 A JP33423795 A JP 33423795A JP 33423795 A JP33423795 A JP 33423795A JP H09151319 A JPH09151319 A JP H09151319A
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Abstract
するポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)溶融粘度V6 が250〜2000
ポイズであるポリアリーレンスルフィド(イ)を気相酸
化性雰囲気下で加熱処理して得られる、溶融粘度V6 が
800〜5000ポイズであり、かつ非ニュートン指数
Nが1.15〜1.34であるポリアリーレンスルフィ
ド20〜90重量部、及び(B)溶融粘度V6 が40〜
200ポイズであるポリアリーレンスルフィド(ロ)
を、気相酸化性雰囲気下で加熱処理して得られる、溶融
粘度V6 が800〜5000ポイズであり、かつ非ニュ
ートン指数Nが1.40〜2.00であるポリアリーレ
ンスルフィド80〜10重量部を含む樹脂組成物。
Description
ルフィド樹脂組成物に関する。
部品、あるいは化学機器部品用等の材料として、高い耐
熱性を有し、かつ耐化学薬品性を有する熱可塑性樹脂が
要求されてきている。ポリフェニレンスルフィド(以下
ではPPSと略すことがある)に代表されるポリアリー
レンスルフィド(以下ではPASと略すことがある)が
この要求に応える樹脂の一つとして、近年注目されてき
ている。しかし、該樹脂は溶融流動性が高すぎるため、
成形時にバリが発生し易いという問題を有していた。
量化し溶融粘度を高める試みがなされた。該熱酸化架橋
PASは、非ニュートン性が高く、かかる観点からは射
出成形に適していると思われる。しかし、該PASは、
非常に脆く、機械的強度に著しく劣るものであった。
をせずに、重合のみによって高分子量PASを製造する
ための種々の改善された方法が提案されている。
記載の、イオウ供給源、p‐ジハロベンゼン、有機アミ
ド、塩基及びアルカリ金属カルボン酸塩を接触させて組
成物を形成し、該組成物を重合条件に維持して重合体を
生成する方法、あるいは特開昭61‐7332号公報に
記載の、有機アミド溶媒中でアルカリ金属硫化物とジハ
ロ芳香族化合物とを反応させてPASを製造するに際し
て、第1段階ではアルカリ金属硫化物1モル当り0.5
〜2.4モルの水の存在下で180〜235℃で反応さ
せて、ジハロ芳香族化合物の転化率50〜98モル%で
溶融粘度5〜300ポイズのPASを生成させ、第2段
階では水を追加して2.5〜7.0モルの水の存在下で
245〜290℃で反応させる方法等が知られている。
しかし、これらの高分子量PASは、実質的に線状の分
子構造を有しており、ニュートン流体に近いためバリ特
性に劣るものであった。また、製造面においてもコスト
高となり、この面でも著しく不利であった。
266号及び特開平2‐107666号公報には、いず
れもバリの形成を低減するために、大きく異なる溶融粘
度を持つ二種類のPASを混合してなる樹脂組成物が開
示されている。しかし、これらの発明は、本発明で規定
される二種類の異なるPASを使用するものではない。
また、該樹脂組成物においても、バリの低減は十分であ
るとは言えなかった。特開平3‐255162号及び特
開平3‐292335号公報には、いずれも性状の異な
る二種類のPASを混合してなる樹脂組成物が開示され
ている。前者においては、いずれのPASも実質的に線
状構造を持つPASであり、本発明で用いる熱酸化架橋
PASとは異なる。また、後者においては、一方のPA
Sは未硬化のPASであり、本発明において、いずれも
熱酸化架橋PASを用いることと相違する。また、上記
のいずれにおいても、バリの発生を低減させることは困
難であった。
前に事実上線状であるPASを硬化して得たPAS、ガ
ラス繊維、結晶性ゼオライト及びオルガノシロキサンを
夫々所定量含む成形材料において、該PASとして、溶
融流量の高いPASと低いPASを所定量で混合して硬
化したPASを使用し得ることが開示されている(請求
項11)。しかし、該公報には、予め上記の各PASを
別々に硬化した後に混合するという特別の方法を用いる
ことは開示されていない。PASを混合した後に硬化す
ると、粘度調整が困難となり、また低分子量PASが十
分に架橋しない。更に、バリの発生を低減するために有
効な非ニュートン指数Nが得られないことがある。ま
た、該成形材料は、成形サイクル時間を短縮することを
目的としている。
286746号公報には、高温下又は高エネルギー下に
おいて、分子量あるいは溶融粘度の変化が少なく安定性
に富んだPPS組成物として、PPSに安定化剤として
所定構造の含イオウ化合物を含むものが記載されてい
る。しかし、これら組成物においても、粘度の制御は十
分とは言えず、バリ発生を十分に押さえることができな
かった。
べく、PASに特定構造のアルミニウム化合物を添加し
てなる樹脂組成物(特開平2‐191666号公報)、
PASとハイドロタルサイト類とを含む樹脂組成物(特
開平2‐218754号公報)、PAS、リン酸のアル
カリ土類金属塩及び無機質繊維状強化剤からなる樹脂組
成物(特開平3‐12454号公報)、及びPAS、シ
ラン化合物及び無機充填剤を配合した組成物(特開昭6
4‐89208号公報)が提案されている。しかし、い
ずれにおいてもバリ発生の改善は十分とは言えず、更に
は、添加剤を使用することによるコストアップと共に、
作業が繁雑になるという欠点があった。
が少なく、かつ高い衝撃強度を有するポリアリーレンス
ルフィド樹脂組成物を提供することを目的とする。
を解決すべく、種々の改良を試みた。その結果、下記所
定の溶融粘度V6 及び非ニュートン指数Nを持つ二種類
の異なったPASを所定量で配合すると、バリ発生量が
少なく、かつ良好な衝撃強度を持つ樹脂組成物が得られ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
あるポリアリーレンスルフィド(イ)を気相酸化性雰囲
気下で加熱処理して得られる、溶融粘度V6 が800〜
5000ポイズであり、かつ非ニュートン指数Nが1.
15〜1.34であるポリアリーレンスルフィド 20
〜90重量部、及び(B)溶融粘度V6 が40〜200
ポイズであるポリアリーレンスルフィド(ロ)を、気相
酸化性雰囲気下で加熱処理して得られる、溶融粘度V6
が800〜5000ポイズであり、かつ非ニュートン指
数Nが1.40〜2.00であるポリアリーレンスルフ
ィド 80〜10重量部を含む樹脂組成物である。
する二種類のPASを組み合わせて用いることに特徴を
有するものである。該組み合わせにより、樹脂組成物の
バリ発生を少なくすることができると共に、耐衝撃性を
向上することができる。上記の特性を持たないPASを
用いても、また上記の特性を持つPASのいずれか一つ
だけを用いても、上記効果は発揮できない。
が1000〜3500ポイズである上記(1)記載の樹
脂組成物、 (3)(A)ポリアリーレンスルフィドの非ニュートン
指数Nが1.20〜1.30である上記(1)又は
(2)記載の樹脂組成物、 (4)(B)ポリアリーレンスルフィドの溶融粘度V6
が1000〜3500ポイズである上記(1)〜(3)
のいずれか一つに記載の樹脂組成物、 (5)(B)ポリアリーレンスルフィドの非ニュートン
指数Nが1.50〜1.70である上記(1)〜(4)
のいずれか一つに記載の樹脂組成物 を挙げることができる。
する成分(A)及び(B)PASは、いずれもアリーレ
ンスルフィド繰り返し単位を有する公知のポリマーであ
り、特に好ましくはPPSである。
雰囲気下で加熱処理して得られるPASの溶融粘度V6
は、その上限が5000ポイズ、好ましくは3500ポ
イズ、特に好ましくは3000ポイズであり、下限が8
00ポイズ、好ましくは1000ポイズ、特に好ましく
は1500ポイズである。溶融粘度V6 が上記下限未満
では、成形時にバリの発生が著しいと共に、樹脂組成物
の衝撃強度の低下を招く。上記範囲を超えては、樹脂組
成物の成形加工性が低下するため好ましくない。
限が1.15、好ましくは1.20であり、上限が1.
34、好ましくは1.30である。上記下限未満では、
成形時におけるバリの発生が著しい。上記上限を超えて
は、樹脂組成物の成形加工性の低下を招く。
6 を持つPAS(イ)を気相酸化性雰囲気下で加熱処理
することにより得られる。
が2000ポイズ、好ましくは1500ポイズ、特に好
ましくは1000ポイズであり、下限が250ポイズ、
好ましくは270ポイズ、特に好ましくは300ポイズ
である。上記下限未満では、樹脂組成物の耐衝撃性が低
下する。上記上限を超えては、加熱処理して得られたP
ASの非ニュートン指数Nを本発明の(A)PASの範
囲にできない。
熱処理して得られるPASの溶融粘度V6 は、その上限
が5000ポイズ、好ましくは3500ポイズ、特に好
ましくは3000ポイズであり、下限が800ポイズ、
好ましくは1000ポイズ、特に好ましくは1500ポ
イズである。溶融粘度V6 が上記下限未満では、成形時
にバリの発生が著しくなると共に、樹脂組成物の衝撃強
度の低下を招く。上記範囲を超えては、樹脂組成物の成
形加工性が低下するため好ましくない。
限が1.40、好ましくは1.50であり、上限が2.
00、好ましくは1.70である。上記下限未満では、
成形時におけるバリの発生が著しくなると共に、樹脂組
成物の衝撃強度の低下を招く。上記上限を超えては、樹
脂組成物の成形加工性が低下する。
6 を持つPAS(ロ)を気相酸化性雰囲気下で加熱処理
することにより得られる。
が200ポイズ、好ましくは180ポイズ、特に好まし
くは150ポイズであり、下限が40ポイズ、好ましく
は50ポイズ、特に好ましくは60ポイズである。上記
下限未満では、加熱処理して得られたPASの衝撃強度
が低く、樹脂組成物の耐衝撃性を高めることができな
い。上記上限を超えては、樹脂組成物のバリ特性の低下
を招き、成形品のバリ長を短くすることができない。
テスターを用いて300℃、荷重20kgf/cm2 、
L/D=10で6分間保持した後に測定した粘度(ポイ
ズ)である。
用いて300℃、L/D=40の条件下で、剪断速度及
び剪断応力を測定し、下記式(I)を用いて算出した値
である。N値が1に近いほどPASは線状に近い構造で
あり、N値が高いほど分岐が進んだ構造であることを示
す。
(ダイン/cm2 )、そしてKは定数を示す。] 上記のPAS(イ)又は(ロ)を、夫々、気相酸化性雰
囲気下で加熱処理して(A)又は(B)PASを得るこ
とは、いずれも公知の方法により行うことができる。加
熱処理を行う温度は、好ましくは100〜280℃、特
に好ましくは170〜250℃である。該温度が上記範
囲未満では、加熱処理に要する時間が増加し、上記範囲
を越えては、溶融時の熱安定性が悪い。熱酸化処理に要
する時間は、上記の加熱温度あるいは所望するPASの
溶融粘度V6 及び非ニュートン指数Nにより異なるが、
好ましくは0.5〜120時間、特に好ましくは1〜9
0時間である。該時間が、上記範囲未満では所望するV
6 及びNを持つPASが得られず、上記範囲を越えて
は、処理したPAS中にミクロゲルが増加し好ましくな
い。
素等又はこれらと任意の適当な不活性ガスとの混合物の
ような酸素含有ガスの気相酸化性雰囲気下で実施され
る。不活性ガスとしては、例えば水蒸気、窒素、二酸化
炭素等又はそれらの混合物が挙げられる。上記の酸素含
有ガス中の酸素の濃度は、好ましくは0.5〜50体積
%,特に好ましくは10〜25体積%である。該酸素濃
度が、上記範囲を越えてはラジカル発生量が増大し溶融
時の増粘が著しくなり、また色相が暗色化して好ましく
なく、上記範囲未満では、熱酸化速度が遅くなり好まし
くない。
式でもよく、公知の装置を使用することができる。例え
ば、攪拌機を備えた密閉容器中において、PASを酸素
含有ガスと接触させる装置等を挙げることができ、好ま
しくは、攪拌機を備えた流動層式熱酸化処理装置が使用
される。該装置を使用すると、槽内の温度分布を小さく
することができる。その結果、熱酸化を促進することが
できると共に、分子量の不均一化を防止することができ
る。
に特に制限はない。例えば、ジハロ芳香族化合物とアル
カリ金属硫化物とを有機アミド溶媒中で反応させる方法
(特公昭45‐3368号公報)等を使用し得る。
報に記載された、有機アミド系溶媒中でアルカリ金属硫
化物とジハロ芳香族化合物とを反応させてPASを製造
する方法において、反応中に反応缶の気相部分を冷却す
ることにより反応缶内の気相の一部を凝縮させ、これを
液相に還流せしめる方法を使用することができる。該方
法を使用することにより、比較的溶融粘度V6 の高いP
ASを製造することができ、従って、衝撃強度等の機械
的強度の高い樹脂組成物を得ることができるため好まし
い。
気圧差の故に、液相バルクに比較して水含有率が高い。
この水含有率の高い還流液は、反応溶液上部に水含有率
の高い層を形成する。その結果、残存のアルカリ金属硫
化物(例えばNa2 S)、ハロゲン化アルカリ金属(例
えばNaCl)、オリゴマー等が、その層に多く含有さ
れるようになる。従来法においては230℃以上の高温
下で、生成したPASとNa2 S等の原料及び副生成物
とが均一に混じりあった状態では、高分子量のPASが
得られないばかりでなく、せっかく生成したPASの解
重合も生じ、チオフェノールの副生成が認められる。し
かし、本発明では、反応缶の気相部分を積極的に冷却し
て、水分に富む還流液を多量に液相上部に戻してやるこ
とによって上記の不都合な現象が回避でき、反応を阻害
するような因子を真に効率良く除外でき、高分子量PA
Sを得ることができるものと思われる。但し、本発明は
上記現象による効果のみにより限定されるものではな
く、気相部分を冷却することによって生じる種々の影響
によって、高分子量のPASが得られるのである。
加することを要しない。しかし、水を添加することを全
く排除するものではない。但し、水を添加する操作を行
えば、この方法の利点のいくつかは失われる。従って、
好ましくは、重合反応系内の全水分量は反応の間中一定
である。
内部冷却でも可能であり、自体公知の冷却手段により行
える。たとえば、反応缶内の上部に設置した内部コイル
に冷媒体を流す方法、反応缶外部の上部に巻きつけた外
部コイルまたはジャケットに冷媒体を流す方法、反応缶
上部に設置したリフラックスコンデンサーを用いる方
法、反応缶外部の上部に水をかける又は気体(空気、窒
素等)を吹き付ける等の方法が考えられるが、結果的に
缶内の還流量を増大させる効果があるものならば、いず
れの方法を用いても良い。外気温度が比較的低いなら
(たとえば常温)、反応缶上部に従来備えられている保
温材を取外すことによって、適切な冷却を行うことも可
能である。外部冷却の場合、反応缶壁面で凝縮した水/
アミド系溶媒混合物は反応缶壁を伝わって液相中に入
る。従って、該水分に富む混合物は、液相上部に溜り、
そこの水分量を比較的高く保つ。内部冷却の場合には、
冷却面で凝縮した混合物が同様に冷却装置表面又は反応
缶壁を伝わって液相中に入る。
度に保たれ、あるいは所定の温度プロフィールに従って
コントロールされる。一定温度とする場合、 230〜275
℃の温度で 0.1〜20時間反応を行うことが好ましい。よ
り好ましくは、 240〜265 ℃の温度で1〜6時間であ
る。より高い分子量のPASを得るには、2段階以上の
反応温度プロフィールを用いることが好ましい。この2
段階操作を行う場合、第1段階は 195〜240 ℃の温度で
行うことが好ましい。温度が低いと反応速度が小さす
ぎ、実用的ではない。 240℃より高いと反応速度が速す
ぎて、十分に高分子量なPASが得られないのみなら
ず、副反応速度が著しく増大する。第1段階の終了は、
重合反応系内ジハロ芳香族化合物残存率が1モル%〜40
モル%、且つ分子量が 3,000〜20,000の範囲内の時点で
行うことが好ましい。より好ましくは、重合反応系内ジ
ハロ芳香族化合物残存率が2モル%〜15モル%、且つ分
子量が 5,000〜15,000の範囲である。残存率が40モル%
を越えると、第2段階の反応で解重合など副反応が生じ
やすく、一方、1モル%未満では、最終的に高分子量P
ASを得難い。その後昇温して、最終段階の反応は、反
応温度 240〜270 ℃の範囲で、1時間〜10時間行うこと
が好ましい。温度が低いと十分に高分子量化したPAS
を得ることができず、また 270℃より高い温度では解重
合等の副反応が生じやすくなり、安定的に高分子量物を
得難くなる。
気下で、アミド系溶媒中のアルカリ金属硫化物中の水分
量が所定の量となるよう、必要に応じて脱水または水添
加する。水分量は、好ましくは、アルカリ金属硫化物1
モル当り0.5 〜2.5 モル、特に0.8 〜1.2 モルとする。
2.5 モルを超えては、反応速度が小さくなり、しかも反
応終了後の濾液中にフェノール等の副生成物量が増大
し、重合度も上がらない。0.5 モル未満では、反応速度
が速すぎ、十分な高分子量の物を得ることができない。
1段反応の場合では、反応開始時から行うことが望まし
いが、少なくとも 250℃以下の昇温途中から行わなけれ
ばならない。多段階反応では、第1段階の反応から冷却
を行うことが望ましいが、遅くとも第1段階反応の終了
後の昇温途中から行うことが好ましい。冷却効果の度合
いは、通常反応缶内圧力が最も適した指標である。圧力
の絶対値については、反応缶の特性、攪拌状態、系内水
分量、ジハロ芳香族化合物とアルカリ金属硫化物とのモ
ル比等によって異なる。しかし、同一反応条件下で冷却
しない場合に比べて、反応缶圧力が低下すれば、還流液
量が増加して、反応溶液気液界面における温度が低下し
ていることを意味しており、その相対的な低下の度合い
が水分含有量の多い層と、そうでない層との分離の度合
いを示していると考えられる。そこで、冷却は反応缶内
圧が、冷却をしない場合と比較して低くなる程度に行う
のが好ましい。冷却の程度は、都度の使用する装置、運
転条件などに応じて、当業者が適宜設定できる。
S重合のために知られており、たとえばN‐メチルピロ
リドン、N,N‐ジメチルホルムアミド、N,N‐ジメ
チルアセトアミド、N‐メチルカプロラクタム等、及び
これらの混合物を使用でき、N‐メチルピロリドンが好
ましい。これらは全て、水よりも低い蒸気圧を持つ。ア
ルカリ金属硫化物も公知であり、たとえば、硫化リチウ
ム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硫化ルビジウム、
硫化セシウム及びこれらの混合物である。これらの水和
物及び水溶液であっても良い。又、これらにそれぞれ対
応する水硫化物及び水和物を、それぞれに対応する水酸
化物で中和して用いることができる。安価な硫化ナトリ
ウムが好ましい。
5‐3368号公報記載のものから選ぶことができる
が、好ましくはp‐ジクロロベンゼンである。又、少量
(20モル%以下)のジフェニルエーテル、ジフェニル
スルホン又はビフェニルのパラ、メタ又はオルトジハロ
物を1種類以上用いて共重合体を得ることができる。例
えば、m‐ジクロロベンゼン、o‐ジクロロベンゼン、
p,p´‐ジクロロジフェニルエーテル、m,p´‐ジ
クロロジフェニルエーテル、m,m´‐ジクロロジフェ
ニルエーテル、p,p´‐ジクロロジフェニルスルホ
ン、m,p´‐ジクロロジフェニルスルホン、m,m´
‐ジクロロジフェニルスルホン、p,p´‐ジクロロビ
フェニル、m,p´‐ジクロロビフェニル、m,m´‐
ジクロロビフェニルである。
ポリハロ芳香族化合物をジハロ芳香族化合物に対して好
ましくは5モル%以下の濃度で使用することもできる。
該ポリハロ芳香族化合物は、1分子に3個以上のハロゲ
ン置換基を有する化合物であり、例えば1,2,3‐ト
リクロロベンゼン、1,2,4‐トリクロロベンゼン、
1,3,5‐トリクロロベンゼン、1,3‐ジクロロ‐
5‐ブロモベンゼン、2,4,6‐トリクロロトルエ
ン、1,2,3,5‐テトラブロモベンゼン、ヘキサク
ロロベンゼン、1,3,5‐トリクロロ‐2,4,6‐
トリメチルベンゼン、2,2´,4,4´‐テトラクロ
ロビフェニル、2,2´,6,6´‐テトラブロモ‐
3,3´,5,5´‐テトラメチルビフェニル、1,
2,3,4‐テトラクロロナフタレン、1,2,4‐ト
リブロモ‐6‐メチルナフタレン等及びそれらの混合物
が挙げられ、1,2,4‐トリクロロベンゼン、1,
3,5‐トリクロロベンゼンが好ましい。
剤、修飾剤としてのモノハロ化物を併用することもでき
る。
は、当業者にとって公知の後処理法によって副生物から
分離することができる。
90重量部及び成分(B)80〜10重量部、好ましく
は(A)30〜80重量部及び(B)70〜20重量
部、特に好ましくは(A)40〜70重量部及び(B)
60〜30重量部を含む。成分(A)が上記下限未満で
(B)が上記上限を超えると衝撃強度の改善が十分では
なく、成分(A)が上記上限を超え(B)が上記下限未
満では成形品のバリ長が長くなり好ましくない。
して無機充填剤を配合することができる。無機充填剤と
しては特に限定されないが、例えば粉末状/リン片状の
充填剤、繊維状充填剤などが使用できる。粉末状/リン
片状の充填剤としては、例えばシリカ、アルミナ、タル
ク、マイカ、カオリン、クレー、シリカアルミナ、酸化
チタン、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、リン酸カ
ルシウム、硫酸カルシウム、酸化マグネシウム、リン酸
マグネシウム、窒化ケイ素、ガラス、ハイドロタルサイ
ト、酸化ジルコニウム、ガラスビーズ、カーボンブラッ
ク等が挙げられる。また、繊維状充填剤としては、例え
ばガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊維、シリカ繊
維、シリカ/アルミナ繊維、チタン酸カリ繊維、ポリア
ラミド繊維等が挙げられる。また、この他にZnOテト
ラポット、金属塩(例えば塩化亜鉛、硫酸鉛など)、酸
化物(例えば酸化鉄、二酸化モリブデンなど)、金属
(例えばアルミニウム、ステンレスなど)等の充填剤を
使用することもできる。これらを1種単独でまたは2種
以上組合せて使用できる。また、無機充填剤は、その表
面が、シランカップリング剤やチタネートカップリング
剤で処理してあってもよい。無機充填剤は、(A)及び
(B)の合計100重量部に対して400重量部以下、
好ましくは300重量部以下の量で使用される。無機充
填剤の量が上記値を超えると粘度変化が大きくなって成
形不能となることがある。また機械的強度を高めるため
には、0.01重量部以上配合するのが好ましい。
公知の添加剤及び充填剤、例えば酸化防止剤、紫外線吸
収剤、離型剤、熱安定剤、滑剤、着色剤等を配合するこ
とができる。
れない。例えば、上記の各成分を予めヘンシェルミキサ
ー等の混合機で混合後、押出機等の慣用の装置にて溶融
混練し、押出し、ペレット化することができる。
電気・電子機器部品、化学機器部品等の材料として使用
し得る。
明するが、本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。
の際に用いたフローテスターは、島津製作所製フローテ
スターCFT‐500Cである。
ログラフは、東洋精機製作所製キャピログラフ1B P
‐Cである。
ダ(60.8重量%Na2 S)19.222kgとN‐
メチル‐2‐ピロリドン(以下ではNMPと略すことが
ある)45.0kgを仕込んだ。窒素気流下攪拌しなが
ら液温204℃まで昇温して、水4.600kgを留出
させた(残存する水分量は硫化ソーダ1モルあたり1.
08モル)。その後、オートクレーブを密閉して180
℃まで冷却し、p‐ジクロロベンゼン(以下ではp‐D
CBと略すことがある)22.014kg及びNMP1
8.0kgを仕込んだ。液温150℃で窒素ガスを用い
て1kg/cm2 Gまで加圧して昇温を開始した。液温
255℃になったところで昇温をやめ、そのまま3時間
攪拌して反応を進めた。
温水洗を繰り返し、120℃で約5時間熱風循環乾燥機
中で乾燥し、白色粉末状のPPSを得た。得られたPP
S(P‐01、PAS(イ)に相当する)の溶融粘度V
6 は490ポイズであった。
全て合成例1と同じく実施した。得られたPPS(P‐
02、PAS(イ)に相当する)の溶融粘度V6 は32
0ポイズであった。
全て合成例1と同じく実施した。得られたPPS(P‐
03、PAS(ロ)に相当する)の溶融粘度V6 は90
ポイズであった。
間、熱酸化処理した。得られたPPS(P‐1、PAS
(A)に相当する)の溶融粘度V6 は2300ポイズで
あり、非ニュートン指数Nは1.24であった。
間、熱酸化処理した。得られたPPS(P‐2、PAS
(A)に相当する)の溶融粘度V6 は1020ポイズで
あり、非ニュートン指数Nは1.22であった。
間、熱酸化処理した。得られたPPS(P‐3、PAS
(A)に相当する)の溶融粘度V6 は2120ポイズで
あり、非ニュートン指数Nは1.30であった。
間、熱酸化処理した。得られたPPS(P‐4、PAS
(B)に相当する)の溶融粘度V6 は2530ポイズで
あり、非ニュートン指数Nは1.61であった。
間、熱酸化処理した。得られたPPS(PC‐1、比較
成分)の溶融粘度V6 は720ポイズであり、非ニュー
トン指数Nは1.15であった。
間、熱酸化処理した。得られたPPS(PC‐2、比較
成分)の溶融粘度V6 は7100ポイズであり、非ニュ
ートン指数Nは1.58であった。
間、熱酸化処理した。得られたPPS(PC‐3、比較
成分)の溶融粘度V6 は690ポイズであり、非ニュー
トン指数Nは1.38であった。
使用したガラス繊維及び炭酸カルシウムは下記の通りで
ある。 <ガラス繊維> ・CS 3PE945S、商標、日東紡績株式会社製 <炭酸カルシウム> ・SL‐1000、商標、竹原化学工業株式会社製 各実施例及び比較例とも、各成分を表1に示す量(重量
部)で配合し、ヘンシェルミキサーを使用して5分間予
備混合して均一にした後、20mmφの二軸異方向回転
押出機を用い、温度300℃、回転数400rpmで溶
融混練してペレットを作成した。
長は、下記のようにして測定した。 <アイゾット衝撃強度>上記のようにして得られたペレ
ットを射出成形機に供給し、シリンダー温度320℃、
金型温度130℃でダンベル片を成形し、ASTM D
256に準拠して測定した。 <バリ長>アイゾット衝撃強度測定と同一の条件で、幅
20mm、長さ40mm、厚さ3mm、ピン穴16個、
ピン穴寸法2×2mmのコネクターを成形し、ピン穴部
(クリアランス20μm)に発生したバリ長を測定して
評価した。
の範囲内で変化させたものである。いずれも成形品のバ
リ長は短く、衝撃強度は高かった。(A)の配合量を減
らし、(B)の配合量を増やすと、成形品のバリ長はよ
り短くなる。衝撃強度は低くなる傾向にあったが、本発
明の効果を十分に達成し得るものであった。実施例4
は、実施例1で使用した(A)に代えて、溶融粘度V6
がより高く、非ニュートン指数Nがより小さい(A)を
用いたものである。バリ長及び衝撃強度はいずれも実施
例1とほぼ同じであった。実施例5は、実施例1で使用
した(A)に代えて、V6 がより低く、Nがより小さい
(A)を用いたものである。実施例1に比べてバリ長は
幾分長く、衝撃強度は多少低いが、本発明の効果を損な
うものではなかった。また、実施例6は、無機充填剤と
してガラス繊維に加えて更に炭酸カルシウムを加え、か
つ無機充填剤の総量を増やしたものである。実施例1と
比べて、バリ長は著しく短かった。衝撃強度は低くなっ
たが本発明の効果を十分に達成するものであった。
(A)のみを用いたものであり、比較例2はPASとし
て実施例1の(B)のみを用いたものである。(A)の
み(比較例1)ではバリ長が著しく長く、(B)のみ
(比較例2)では衝撃強度が著しく低かった。比較例1
及び2から、本発明の範囲で(A)及び(B)を配合す
れば、(A)の持つ衝撃強度の高さと、(B)の持つ優
れたバリ特性とを良好に発現することができることが分
かった。比較例3は、実施例1の(B)PASに代え
て、V6 及びNがいずれも(B)の範囲未満のPAS
(PC−3)を用いたものである。実施例1に比べてバ
リ長が著しく長かった。比較例4は、実施例1の(A)
PASに代えて、V6 が(A)の範囲未満のPAS(P
C−1)を用いたものである。実施例1に比べてバリ長
が著しく長く、かつ衝撃強度も低かった。比較例5は、
実施例1の(A)PASに代えて、V6 及びNがいずれ
も(A)の範囲を超えるPAS(PC−2)を用いたも
のである。成形性が悪く、ショートショットを生じ、衝
撃強度は低かった。また、バリ長は測定できなかった。
比較例6及び7は、夫々、比較例3及び4において、無
機充填剤としてガラス繊維に加えて更に炭酸カルシウム
を加え、かつ無機充填剤の総量を増やしたものである。
いずれもバリ長は著しく長く、かつ衝撃強度は低かっ
た。
い衝撃強度を有するポリアリーレンスルフィド樹脂組成
物を提供することを目的とする。
Claims (5)
- 【請求項1】(A)溶融粘度V6 が250〜2000ポ
イズであるポリアリーレンスルフィド(イ)を気相酸化
性雰囲気下で加熱処理して得られる、溶融粘度V6 が8
00〜5000ポイズであり、かつ非ニュートン指数N
が1.15〜1.34であるポリアリーレンスルフィド
20〜90重量部、及び(B)溶融粘度V6 が40〜
200ポイズであるポリアリーレンスルフィド(ロ)
を、気相酸化性雰囲気下で加熱処理して得られる、溶融
粘度V6 が800〜5000ポイズであり、かつ非ニュ
ートン指数Nが1.40〜2.00であるポリアリーレ
ンスルフィド 80〜10重量部を含む樹脂組成物。 - 【請求項2】 (A)ポリアリーレンスルフィドの溶融
粘度V6 が1000〜3500ポイズである請求項1記
載の樹脂組成物。 - 【請求項3】 (A)ポリアリーレンスルフィドの非ニ
ュートン指数Nが1.20〜1.30である請求項1又
は2記載の樹脂組成物。 - 【請求項4】 (B)ポリアリーレンスルフィドの溶融
粘度V6 が1000〜3500ポイズである請求項1〜
3のいずれか一つに記載の樹脂組成物。 - 【請求項5】 (B)ポリアリーレンスルフィドの非ニ
ュートン指数Nが1.50〜1.70である請求項1〜
4のいずれか一つに記載の樹脂組成物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33423795A JP3603433B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151319A true JPH09151319A (ja) | 1997-06-10 |
JP3603433B2 JP3603433B2 (ja) | 2004-12-22 |
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JP (1) | JP3603433B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008123183A1 (ja) | 2007-03-23 | 2008-10-16 | Toray Industries, Inc. | ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物 |
JP2013159656A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Dic Corp | 架橋型ポリアリーレンスルフィド樹脂およびその製造方法 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP33423795A patent/JP3603433B2/ja not_active Expired - Fee Related
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