JPH07224165A - 管状押出成形物用の高分子量ポリアリーレンスルフィド - Google Patents
管状押出成形物用の高分子量ポリアリーレンスルフィドInfo
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- JPH07224165A JPH07224165A JP6033210A JP3321094A JPH07224165A JP H07224165 A JPH07224165 A JP H07224165A JP 6033210 A JP6033210 A JP 6033210A JP 3321094 A JP3321094 A JP 3321094A JP H07224165 A JPH07224165 A JP H07224165A
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 単独で、耐衝撃性等の機械的強度に優れた管
状押出成形物を与える安価な高分子量ポリアリーレンス
ルフィドを提供する。 【構成】 有機アミド系溶媒中でアルカリ金属硫化物、
ジハロ芳香族化合物及び仕込アルカリ金属硫化物に対し
て0.2〜1.0モル%のポリハロ芳香族化合物を反応
させ、該反応中に反応缶の気相部分を冷却することによ
り反応缶内の気相の一部を凝縮させ、これを液相に還流
せしめて製造した管状押出成形物用の高分子量ポリアリ
ーレンスルフィド。
状押出成形物を与える安価な高分子量ポリアリーレンス
ルフィドを提供する。 【構成】 有機アミド系溶媒中でアルカリ金属硫化物、
ジハロ芳香族化合物及び仕込アルカリ金属硫化物に対し
て0.2〜1.0モル%のポリハロ芳香族化合物を反応
させ、該反応中に反応缶の気相部分を冷却することによ
り反応缶内の気相の一部を凝縮させ、これを液相に還流
せしめて製造した管状押出成形物用の高分子量ポリアリ
ーレンスルフィド。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管状押出成形物用の高
分子量ポリアリーレンスルフィド及びそれから製造され
た管状押出成形物に関する。
分子量ポリアリーレンスルフィド及びそれから製造され
た管状押出成形物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアリーレンスルフィド(以下ではP
ASと略すことがある)は、酸、アルカリ、あるいは各
種有機溶剤等に対する優れた耐性を有している。従っ
て、特に高温、腐食性の環境下における用途、例えば医
療用、食品用、化学プラント用等の配管、熱水配管、ス
チーム配管、熱交換器、あるいは各種チューブ等として
の用途にPASは適すると期待されている。
ASと略すことがある)は、酸、アルカリ、あるいは各
種有機溶剤等に対する優れた耐性を有している。従っ
て、特に高温、腐食性の環境下における用途、例えば医
療用、食品用、化学プラント用等の配管、熱水配管、ス
チーム配管、熱交換器、あるいは各種チューブ等として
の用途にPASは適すると期待されている。
【0003】特公昭45‐3368号公報には、有機ア
ミド溶媒中でアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族化合物
とを反応させてPASを製造する方法が記載されてい
る。しかし、該方法では高分子量のPASを製造するこ
とができなかった。
ミド溶媒中でアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族化合物
とを反応させてPASを製造する方法が記載されてい
る。しかし、該方法では高分子量のPASを製造するこ
とができなかった。
【0004】従って、上記のような低分子量PASを熱
酸化処理して架橋し、高分子量PASを製造することが
行われていた。しかし、このような架橋PASは殊に、
耐衝撃性、引張破断伸度等の機械的強度が不十分であっ
た。また、結晶化速度が大きく、押出し成形加工時に急
速に硬化するので、管状成形物へのサイジングが困難で
ある等の加工上の問題点もあった。
酸化処理して架橋し、高分子量PASを製造することが
行われていた。しかし、このような架橋PASは殊に、
耐衝撃性、引張破断伸度等の機械的強度が不十分であっ
た。また、結晶化速度が大きく、押出し成形加工時に急
速に硬化するので、管状成形物へのサイジングが困難で
ある等の加工上の問題点もあった。
【0005】特開平5‐222196号公報には、有機
アミド溶媒中でアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族化合
物とを反応させてPASを製造する方法において、反応
缶の気相部分を冷却することにより反応缶の気相の一部
を凝縮させ、これを液相に還流せしめ、更にポリハロ化
合物をp‐ジクロロベンゼンに対して、好ましくは5モ
ル%以下の濃度で使用することによりPASを高分子量
化し得ることが開示されている。また本出願人は、特願
平4‐331264号において、高分子量PASを得る
ために、上記のPAS製造法において、ポリハロ化合物
をアルカリ金属硫化物に対して、0.005〜1.5モ
ル%の量で使用する発明を出願した。しかし、いずれに
おいても、製造したPASが管状押出成形物用として著
しく適しているとは言えない。
アミド溶媒中でアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族化合
物とを反応させてPASを製造する方法において、反応
缶の気相部分を冷却することにより反応缶の気相の一部
を凝縮させ、これを液相に還流せしめ、更にポリハロ化
合物をp‐ジクロロベンゼンに対して、好ましくは5モ
ル%以下の濃度で使用することによりPASを高分子量
化し得ることが開示されている。また本出願人は、特願
平4‐331264号において、高分子量PASを得る
ために、上記のPAS製造法において、ポリハロ化合物
をアルカリ金属硫化物に対して、0.005〜1.5モ
ル%の量で使用する発明を出願した。しかし、いずれに
おいても、製造したPASが管状押出成形物用として著
しく適しているとは言えない。
【0006】PASを他の材料と複合化し機械的強度に
優れた管状成形物を製造する方法が提案されている。例
えば、特開昭59‐47590号公報には、ポリフェニ
レンサルファイド(以下ではPPSと略すことがある)
製のパイプを芯材とし、その外側を繊維強化熱硬化性樹
脂で被覆して複合樹脂パイプとする方法、特開昭59‐
85747号公報には、金属製パイプの内面にPPS製
パイプを挿入密着させて複合パイプとする方法、あるい
は特開昭59‐145131号公報には、PPS以外の
熱可塑性樹脂、例えば硬質ポリ塩化ビニル、ポリプロピ
レン、ナイロン等をPPSの外側に被覆する方法が開示
されている。しかし、このように複合化する方法では、
多くの製造工程を必要とし製造コストが高くなり、経済
的に不利であった。
優れた管状成形物を製造する方法が提案されている。例
えば、特開昭59‐47590号公報には、ポリフェニ
レンサルファイド(以下ではPPSと略すことがある)
製のパイプを芯材とし、その外側を繊維強化熱硬化性樹
脂で被覆して複合樹脂パイプとする方法、特開昭59‐
85747号公報には、金属製パイプの内面にPPS製
パイプを挿入密着させて複合パイプとする方法、あるい
は特開昭59‐145131号公報には、PPS以外の
熱可塑性樹脂、例えば硬質ポリ塩化ビニル、ポリプロピ
レン、ナイロン等をPPSの外側に被覆する方法が開示
されている。しかし、このように複合化する方法では、
多くの製造工程を必要とし製造コストが高くなり、経済
的に不利であった。
【0007】単独で上記用途に使用し得るPASを製造
する方法が提案された。特開昭62‐90216号公報
及び特開平3‐255162号公報には、所定の物性を
有するPASを使用して管状押出成形物を製造する方法
が記載されている。該方法に使用するPASは、特開昭
61‐7332号公報に記載の方法により製造されたも
のである。即ち、有機アミド溶媒中でアルカリ金属硫化
物とジハロ芳香族化合物とを反応させてPASを製造す
る方法において、第一段階ではアルカリ金属硫化物1モ
ル当り0.5〜2.4モルの水の存在下、180〜23
5℃の温度で反応を行って、ジハロ芳香族化合物の転化
率を50〜98モル%とし、続く第二段階では水を追加
して2.5〜7.0モルの水の存在下で、245〜29
0℃の温度で更に反応を継続するものである。
する方法が提案された。特開昭62‐90216号公報
及び特開平3‐255162号公報には、所定の物性を
有するPASを使用して管状押出成形物を製造する方法
が記載されている。該方法に使用するPASは、特開昭
61‐7332号公報に記載の方法により製造されたも
のである。即ち、有機アミド溶媒中でアルカリ金属硫化
物とジハロ芳香族化合物とを反応させてPASを製造す
る方法において、第一段階ではアルカリ金属硫化物1モ
ル当り0.5〜2.4モルの水の存在下、180〜23
5℃の温度で反応を行って、ジハロ芳香族化合物の転化
率を50〜98モル%とし、続く第二段階では水を追加
して2.5〜7.0モルの水の存在下で、245〜29
0℃の温度で更に反応を継続するものである。
【0008】この方法では、反応途中で水を追加しなけ
ればならない。これを行うためには、第一段階後に温度
を一旦下げて常圧とした後に水を加えるか、第一段階と
第二段階とで反応缶を変えるか、あるいは高温高圧下に
ある反応缶に水を圧入するしかなく、設備的、経済的、
操作的に不利益である。また、第二段階で硫化ナトリウ
ム1モル当り2.5モル以上の水を存在させ、245℃
以上の温度にするので、圧力は20kg/cm2 G以上
にもなる。従って、反応缶は、実際30kg/cm2 G
以上の耐圧が必要となり、この点でも設備的、経済的に
不利である。
ればならない。これを行うためには、第一段階後に温度
を一旦下げて常圧とした後に水を加えるか、第一段階と
第二段階とで反応缶を変えるか、あるいは高温高圧下に
ある反応缶に水を圧入するしかなく、設備的、経済的、
操作的に不利益である。また、第二段階で硫化ナトリウ
ム1モル当り2.5モル以上の水を存在させ、245℃
以上の温度にするので、圧力は20kg/cm2 G以上
にもなる。従って、反応缶は、実際30kg/cm2 G
以上の耐圧が必要となり、この点でも設備的、経済的に
不利である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、単独で、耐
衝撃性等の機械的強度に優れた管状押出成形物を与える
安価な高分子量ポリアリーレンスルフィドを提供するも
のである。
衝撃性等の機械的強度に優れた管状押出成形物を与える
安価な高分子量ポリアリーレンスルフィドを提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記種々
の欠点を解決すべく鋭意検討を重ねた。その結果、有機
アミド系溶媒中でアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族化
合物とを反応させ、該反応中に反応缶の気相部分を冷却
して高分子量PASを製造するに際して、所定範囲内の
量でポリハロ芳香族化合物を重合反応系内に添加するこ
とにより、従来得ることができなかった非常に優れた耐
衝撃性をPASから製造した管状押出成形物に付与する
ことができ、かつ該PASを用いると管状押出成形物の
成形が極めて容易に行い得ることを見出し、本発明を完
成するに至った。
の欠点を解決すべく鋭意検討を重ねた。その結果、有機
アミド系溶媒中でアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族化
合物とを反応させ、該反応中に反応缶の気相部分を冷却
して高分子量PASを製造するに際して、所定範囲内の
量でポリハロ芳香族化合物を重合反応系内に添加するこ
とにより、従来得ることができなかった非常に優れた耐
衝撃性をPASから製造した管状押出成形物に付与する
ことができ、かつ該PASを用いると管状押出成形物の
成形が極めて容易に行い得ることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0011】即ち、本発明は、有機アミド系溶媒中でア
ルカリ金属硫化物、ジハロ芳香族化合物及び仕込アルカ
リ金属硫化物に対して0.2〜1.0モル%のポリハロ
芳香族化合物を反応させ、該反応中に反応缶の気相部分
を冷却することにより反応缶内の気相の一部を凝縮さ
せ、これを液相に還流せしめて製造した管状押出成形物
用の高分子量ポリアリーレンスルフィドである。
ルカリ金属硫化物、ジハロ芳香族化合物及び仕込アルカ
リ金属硫化物に対して0.2〜1.0モル%のポリハロ
芳香族化合物を反応させ、該反応中に反応缶の気相部分
を冷却することにより反応缶内の気相の一部を凝縮さ
せ、これを液相に還流せしめて製造した管状押出成形物
用の高分子量ポリアリーレンスルフィドである。
【0012】本発明においては、仕込アルカリ金属硫化
物に対して0.2〜1.0モル%、好ましくは0.3〜
0.6モル%のポリハロ芳香族化合物が重合反応系内に
添加される。添加量を上記範囲内に限定することによ
り、極めて良好な耐衝撃性を有する管状押出成形物を製
造することができる。ポリハロ芳香族化合物添加量が上
記下限未満では、管状成形物の耐衝撃性等の機械的強度
が改善されない。上記上限を超えては、管状成形物製造
の際の押出速度あるいは成形性の低下等の押出特性が劣
化するため好ましくない。
物に対して0.2〜1.0モル%、好ましくは0.3〜
0.6モル%のポリハロ芳香族化合物が重合反応系内に
添加される。添加量を上記範囲内に限定することによ
り、極めて良好な耐衝撃性を有する管状押出成形物を製
造することができる。ポリハロ芳香族化合物添加量が上
記下限未満では、管状成形物の耐衝撃性等の機械的強度
が改善されない。上記上限を超えては、管状成形物製造
の際の押出速度あるいは成形性の低下等の押出特性が劣
化するため好ましくない。
【0013】ポリハロ芳香族化合物の重合反応系内への
添加方法は、特に限定されるものではない。例えばアル
カリ金属硫化物及びジハロ芳香族化合物と同時に添加し
てもよいし、あるいは反応途中の任意の時点で、ポリハ
ロ芳香族化合物を有機溶媒例えばN‐メチルピロリドン
に溶解させて、高圧ポンプで反応缶内に圧入してもよ
い。
添加方法は、特に限定されるものではない。例えばアル
カリ金属硫化物及びジハロ芳香族化合物と同時に添加し
てもよいし、あるいは反応途中の任意の時点で、ポリハ
ロ芳香族化合物を有機溶媒例えばN‐メチルピロリドン
に溶解させて、高圧ポンプで反応缶内に圧入してもよ
い。
【0014】該ポリハロ芳香族化合物は、1分子に3個
以上のハロゲン置換基を有する化合物であり、例えば
1,2,3‐トリクロロベンゼン、1,2,4‐トリク
ロロベンゼン、1,3,5‐トリクロロベンゼン、1,
3‐ジクロロ‐5‐ブロモベンゼン、2,4,6‐トリ
クロロトルエン、1,2,3,5‐テトラブロモベンゼ
ン、ヘキサクロロベンゼン、1,3,5‐トリクロロ‐
2,4,6‐トリメチルベンゼン、2,2´,4,4´
‐テトラクロロビフェニル、2,2´,6,6´‐テト
ラブロモ‐3,3´,5,5´‐テトラメチルビフェニ
ル、1,2,3,4‐テトラクロロナフタレン、1,
2,4‐トリブロモ‐6‐メチルナフタレン等及びそれ
らの混合物が挙げられ、1,2,4‐トリクロロベンゼ
ン、1,3,5‐トリクロロベンゼンが好ましい。
以上のハロゲン置換基を有する化合物であり、例えば
1,2,3‐トリクロロベンゼン、1,2,4‐トリク
ロロベンゼン、1,3,5‐トリクロロベンゼン、1,
3‐ジクロロ‐5‐ブロモベンゼン、2,4,6‐トリ
クロロトルエン、1,2,3,5‐テトラブロモベンゼ
ン、ヘキサクロロベンゼン、1,3,5‐トリクロロ‐
2,4,6‐トリメチルベンゼン、2,2´,4,4´
‐テトラクロロビフェニル、2,2´,6,6´‐テト
ラブロモ‐3,3´,5,5´‐テトラメチルビフェニ
ル、1,2,3,4‐テトラクロロナフタレン、1,
2,4‐トリブロモ‐6‐メチルナフタレン等及びそれ
らの混合物が挙げられ、1,2,4‐トリクロロベンゼ
ン、1,3,5‐トリクロロベンゼンが好ましい。
【0015】本発明の反応缶の気相部分を冷却すること
により反応缶内の気相の一部を凝縮させ、これを液相に
還流せしめてPASを製造する方法としては、特開平5
‐222196号公報に記載の方法を使用することがで
きる。
により反応缶内の気相の一部を凝縮させ、これを液相に
還流せしめてPASを製造する方法としては、特開平5
‐222196号公報に記載の方法を使用することがで
きる。
【0016】還流される液体は、水とアミド系溶媒の蒸
気圧差の故に、液相バルクに比較して水含有率が高い。
この水含有率の高い還流液は、反応溶液上部に水含有率
の高い層を形成する。その結果、残存のアルカリ金属硫
化物(例えばNa2 S)、ハロゲン化アルカリ金属(例
えばNaCl)、オリゴマー等が、その層に多く含有さ
れるようになる。従来法においては230℃以上の高温
下で、生成したPASとNa2 S等の原料及び副生成物
とが均一に混じりあった状態では、高分子量のPASが
得られないばかりでなく、せっかく生成したPASの解
重合も生じ、チオフェノールの副生成が認められる。し
かし、本発明では、反応缶の気相部分を積極的に冷却し
て、水分に富む還流液を多量に液相上部に戻してやるこ
とによって上記の不都合な現象が回避でき、反応を阻害
するような因子を真に効率良く除外でき、高分子量PA
Sを得ることができるものと思われる。但し、本発明は
上記現象による効果のみにより限定されるものではな
く、気相部分を冷却することによって生じる種々の影響
によって、高分子量のPASが得られるのである。
気圧差の故に、液相バルクに比較して水含有率が高い。
この水含有率の高い還流液は、反応溶液上部に水含有率
の高い層を形成する。その結果、残存のアルカリ金属硫
化物(例えばNa2 S)、ハロゲン化アルカリ金属(例
えばNaCl)、オリゴマー等が、その層に多く含有さ
れるようになる。従来法においては230℃以上の高温
下で、生成したPASとNa2 S等の原料及び副生成物
とが均一に混じりあった状態では、高分子量のPASが
得られないばかりでなく、せっかく生成したPASの解
重合も生じ、チオフェノールの副生成が認められる。し
かし、本発明では、反応缶の気相部分を積極的に冷却し
て、水分に富む還流液を多量に液相上部に戻してやるこ
とによって上記の不都合な現象が回避でき、反応を阻害
するような因子を真に効率良く除外でき、高分子量PA
Sを得ることができるものと思われる。但し、本発明は
上記現象による効果のみにより限定されるものではな
く、気相部分を冷却することによって生じる種々の影響
によって、高分子量のPASが得られるのである。
【0017】本発明においては、従来法のように反応の
途中で水を添加することを要しない。しかし、水を添加
することを全く排除するものではない。但し、水を添加
する操作を行えば、本発明の利点のいくつかは失われ
る。従って、好ましくは、重合反応系内の全水分量は反
応の間中一定である。
途中で水を添加することを要しない。しかし、水を添加
することを全く排除するものではない。但し、水を添加
する操作を行えば、本発明の利点のいくつかは失われ
る。従って、好ましくは、重合反応系内の全水分量は反
応の間中一定である。
【0018】反応缶の気相部分の冷却は、外部冷却でも
内部冷却でも可能であり、自体公知の冷却手段により行
える。たとえば、反応缶内の上部に設置した内部コイル
に冷媒体を流す方法、反応缶外部の上部に巻きつけた外
部コイルまたはジャケットに冷媒体を流す方法、反応缶
上部に設置したリフラックスコンデンサーを用いる方
法、反応缶外部の上部に水をかける又は気体(空気、窒
素等)を吹き付ける等の方法が考えられるが、結果的に
缶内の還流量を増大させる効果があるものならば、いず
れの方法を用いても良い。外気温度が比較的低いなら
(たとえば常温)、反応缶上部に従来備えられている保
温材を取外すことによって、適切な冷却を行うことも可
能である。外部冷却の場合、反応缶壁面で凝縮した水/
アミド系溶媒混合物は反応缶壁を伝わって液相中に入
る。従って、該水分に富む混合物は、液相上部に溜り、
そこの水分量を比較的高く保つ。内部冷却の場合には、
冷却面で凝縮した混合物が同様に冷却装置表面又は反応
缶壁を伝わって液相中に入る。
内部冷却でも可能であり、自体公知の冷却手段により行
える。たとえば、反応缶内の上部に設置した内部コイル
に冷媒体を流す方法、反応缶外部の上部に巻きつけた外
部コイルまたはジャケットに冷媒体を流す方法、反応缶
上部に設置したリフラックスコンデンサーを用いる方
法、反応缶外部の上部に水をかける又は気体(空気、窒
素等)を吹き付ける等の方法が考えられるが、結果的に
缶内の還流量を増大させる効果があるものならば、いず
れの方法を用いても良い。外気温度が比較的低いなら
(たとえば常温)、反応缶上部に従来備えられている保
温材を取外すことによって、適切な冷却を行うことも可
能である。外部冷却の場合、反応缶壁面で凝縮した水/
アミド系溶媒混合物は反応缶壁を伝わって液相中に入
る。従って、該水分に富む混合物は、液相上部に溜り、
そこの水分量を比較的高く保つ。内部冷却の場合には、
冷却面で凝縮した混合物が同様に冷却装置表面又は反応
缶壁を伝わって液相中に入る。
【0019】一方、液相バルクの温度は、所定の一定温
度に保たれ、あるいは所定の温度プロフィールに従って
コントロールされる。一定温度とする場合、 230〜275
℃の温度で 0.1〜20時間反応を行うことが好ましい。よ
り好ましくは、 240〜265 ℃の温度で1〜6時間であ
る。より高い分子量のPASを得るには、2段階以上の
反応温度プロフィールを用いることが好ましい。この2
段階操作を行う場合、第1段階は 195〜240 ℃の温度で
行うことが好ましい。温度が低いと反応速度が小さす
ぎ、実用的ではない。 240℃より高いと反応速度が速す
ぎて、十分に高分子量なPASが得られないのみなら
ず、副反応速度が著しく増大する。第1段階の終了は、
重合反応系内ジハロ芳香族化合物残存率が1モル%〜40
モル%、且つ分子量が 3,000〜20,000の範囲内の時点で
行うことが好ましい。より好ましくは、重合反応系内ジ
ハロ芳香族化合物残存率が2モル%〜15モル%、且つ分
子量が 5,000〜15,000の範囲である。残存率が40モル%
を越えると、第2段階の反応で解重合など副反応が生じ
やすく、一方、1モル%未満では、最終的に高分子量P
ASを得難い。その後昇温して、最終段階の反応は、反
応温度 240〜270 ℃の範囲で、1時間〜10時間行うこと
が好ましい。温度が低いと十分に高分子量化したPAS
を得ることができず、また 270℃より高い温度では解重
合等の副反応が生じやすくなり、安定的に高分子量物を
得難くなる。
度に保たれ、あるいは所定の温度プロフィールに従って
コントロールされる。一定温度とする場合、 230〜275
℃の温度で 0.1〜20時間反応を行うことが好ましい。よ
り好ましくは、 240〜265 ℃の温度で1〜6時間であ
る。より高い分子量のPASを得るには、2段階以上の
反応温度プロフィールを用いることが好ましい。この2
段階操作を行う場合、第1段階は 195〜240 ℃の温度で
行うことが好ましい。温度が低いと反応速度が小さす
ぎ、実用的ではない。 240℃より高いと反応速度が速す
ぎて、十分に高分子量なPASが得られないのみなら
ず、副反応速度が著しく増大する。第1段階の終了は、
重合反応系内ジハロ芳香族化合物残存率が1モル%〜40
モル%、且つ分子量が 3,000〜20,000の範囲内の時点で
行うことが好ましい。より好ましくは、重合反応系内ジ
ハロ芳香族化合物残存率が2モル%〜15モル%、且つ分
子量が 5,000〜15,000の範囲である。残存率が40モル%
を越えると、第2段階の反応で解重合など副反応が生じ
やすく、一方、1モル%未満では、最終的に高分子量P
ASを得難い。その後昇温して、最終段階の反応は、反
応温度 240〜270 ℃の範囲で、1時間〜10時間行うこと
が好ましい。温度が低いと十分に高分子量化したPAS
を得ることができず、また 270℃より高い温度では解重
合等の副反応が生じやすくなり、安定的に高分子量物を
得難くなる。
【0020】実際の操作としては、先ず不活性ガス雰囲
気下で、アミド系溶媒中のアルカリ金属硫化物中の水分
量が所定の量となるよう、必要に応じて脱水または水添
加する。水分量は、好ましくは、アルカリ金属硫化物1
モル当り0.5〜2.5モル、特に0.8〜1.2モル
とする。2.5モルを超えては、反応速度が小さくな
り、しかも反応終了後の濾液中にフェノール等の副生成
物量が増大し、重合度も上がらない。0.5モル未満で
は、反応速度が速すぎ、十分な高分子量の物を得ること
ができない。
気下で、アミド系溶媒中のアルカリ金属硫化物中の水分
量が所定の量となるよう、必要に応じて脱水または水添
加する。水分量は、好ましくは、アルカリ金属硫化物1
モル当り0.5〜2.5モル、特に0.8〜1.2モル
とする。2.5モルを超えては、反応速度が小さくな
り、しかも反応終了後の濾液中にフェノール等の副生成
物量が増大し、重合度も上がらない。0.5モル未満で
は、反応速度が速すぎ、十分な高分子量の物を得ること
ができない。
【0021】反応時の気相部分の冷却は、一定温度での
1段反応の場合では、反応開始時から行うことが望まし
いが、少なくとも 250℃以下の昇温途中から行わなけれ
ばならない。多段階反応では、第1段階の反応から冷却
を行うことが望ましいが、遅くとも第1段階反応の終了
後の昇温途中から行うことが好ましい。冷却効果の度合
いは、通常反応缶内圧力が最も適した指標である。圧力
の絶対値については、反応缶の特性、攪拌状態、系内水
分量、ジハロ芳香族化合物とアルカリ金属硫化物とのモ
ル比等によって異なる。しかし、同一反応条件下で冷却
しない場合に比べて、反応缶圧力が低下すれば、還流液
量が増加して、反応溶液気液界面における温度が低下し
ていることを意味しており、その相対的な低下の度合い
が水分含有量の多い層と、そうでない層との分離の度合
いを示していると考えられる。そこで、冷却は反応缶内
圧が、冷却をしない場合と比較して低くなる程度に行う
のが好ましい。冷却の程度は、都度の使用する装置、運
転条件などに応じて、当業者が適宜設定できる。
1段反応の場合では、反応開始時から行うことが望まし
いが、少なくとも 250℃以下の昇温途中から行わなけれ
ばならない。多段階反応では、第1段階の反応から冷却
を行うことが望ましいが、遅くとも第1段階反応の終了
後の昇温途中から行うことが好ましい。冷却効果の度合
いは、通常反応缶内圧力が最も適した指標である。圧力
の絶対値については、反応缶の特性、攪拌状態、系内水
分量、ジハロ芳香族化合物とアルカリ金属硫化物とのモ
ル比等によって異なる。しかし、同一反応条件下で冷却
しない場合に比べて、反応缶圧力が低下すれば、還流液
量が増加して、反応溶液気液界面における温度が低下し
ていることを意味しており、その相対的な低下の度合い
が水分含有量の多い層と、そうでない層との分離の度合
いを示していると考えられる。そこで、冷却は反応缶内
圧が、冷却をしない場合と比較して低くなる程度に行う
のが好ましい。冷却の程度は、都度の使用する装置、運
転条件などに応じて、当業者が適宜設定できる。
【0022】ここで使用する有機アミド系溶媒は、PA
S重合のために知られており、たとえばN‐メチルピロ
リドン(NMP)、N,N‐ジメチルホルムアミド、
N,N‐ジメチルアセトアミド、N‐メチルカプロラク
タム等、及びこれらの混合物を使用でき、NMPが好ま
しい。これらは全て、水よりも低い蒸気圧を持つ。
S重合のために知られており、たとえばN‐メチルピロ
リドン(NMP)、N,N‐ジメチルホルムアミド、
N,N‐ジメチルアセトアミド、N‐メチルカプロラク
タム等、及びこれらの混合物を使用でき、NMPが好ま
しい。これらは全て、水よりも低い蒸気圧を持つ。
【0023】アルカリ金属硫化物も公知であり、たとえ
ば、硫化リチウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硫
化ルビジウム、硫化セシウム及びこれらの混合物であ
る。これらの水和物及び水溶液であっても良い。又、こ
れらにそれぞれ対応する水硫化物及び水和物を、それぞ
れに対応する水酸化物で中和して用いることができる。
安価な硫化ナトリウムが好ましい。
ば、硫化リチウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硫
化ルビジウム、硫化セシウム及びこれらの混合物であ
る。これらの水和物及び水溶液であっても良い。又、こ
れらにそれぞれ対応する水硫化物及び水和物を、それぞ
れに対応する水酸化物で中和して用いることができる。
安価な硫化ナトリウムが好ましい。
【0024】ジハロ芳香族化合物は、たとえば特公昭4
5‐3368号公報記載のものから選ぶことができる
が、好ましくはp‐ジクロロベンゼンである。又、少量
(20モル%以下)のジフェニルエーテル、ジフェニル
スルホン又はビフェニルのパラ、メタ又はオルトジハロ
物を1種類以上用いて共重合体を得ることができる。例
えば、m‐ジクロロベンゼン、o‐ジクロロベンゼン、
p,p´‐ジクロロジフェニルエーテル、m,p´‐ジ
クロロジフェニルエーテル、m,m´‐ジクロロジフェ
ニルエーテル、p,p´‐ジクロロジフェニルスルホ
ン、m,p´‐ジクロロジフェニルスルホン、m,m´
‐ジクロロジフェニルスルホン、p,p´‐ジクロロビ
フェニル、m,p´‐ジクロロビフェニル、m,m´‐
ジクロロビフェニルである。
5‐3368号公報記載のものから選ぶことができる
が、好ましくはp‐ジクロロベンゼンである。又、少量
(20モル%以下)のジフェニルエーテル、ジフェニル
スルホン又はビフェニルのパラ、メタ又はオルトジハロ
物を1種類以上用いて共重合体を得ることができる。例
えば、m‐ジクロロベンゼン、o‐ジクロロベンゼン、
p,p´‐ジクロロジフェニルエーテル、m,p´‐ジ
クロロジフェニルエーテル、m,m´‐ジクロロジフェ
ニルエーテル、p,p´‐ジクロロジフェニルスルホ
ン、m,p´‐ジクロロジフェニルスルホン、m,m´
‐ジクロロジフェニルスルホン、p,p´‐ジクロロビ
フェニル、m,p´‐ジクロロビフェニル、m,m´‐
ジクロロビフェニルである。
【0025】また、他の少量添加物として、末端停止
剤、修飾剤としてのモノハロ化物を併用することもでき
る。
剤、修飾剤としてのモノハロ化物を併用することもでき
る。
【0026】こうして得られた高分子量PASは、当業
者にとって公知の後処理法によって副生物から分離され
る。
者にとって公知の後処理法によって副生物から分離され
る。
【0027】以上のようにして製造された管状押出成形
物用の高分子量PASは、その溶融粘度V6 が、好まし
くは5000〜60000ポイズ、特に好ましくは20
000〜50000ポイズである。溶融粘度が上記下限
未満では、管状押出成形物の耐衝撃性等の機械的強度が
低下し、上記上限を超えては、流動性の低下による押出
成形の際の押出速度の低下、あるいは成形性の低下等を
生じ好ましくない。また、該管状押出成形物用の高分子
量PASは、溶融時の増粘率が好ましくは−50〜+5
0%、特に好ましくは−20〜+20%である。増粘率
が上記範囲外では、成形が困難であると共に、特に−5
0%未満では機械的強度の低下が著しくなり好ましくな
い。ここで、溶融粘度V6 は、島津製作所フローテスタ
ーCFT‐500Cを用いて320℃、荷重20kgf
/cm2 、L/D=10で6分間保持した後に測定した
粘度(ポイズ)である。溶融時の増粘率は、上記と同様
にして30分間保持した後に測定した溶融粘度V30を測
定し、下記式により算出した値である。
物用の高分子量PASは、その溶融粘度V6 が、好まし
くは5000〜60000ポイズ、特に好ましくは20
000〜50000ポイズである。溶融粘度が上記下限
未満では、管状押出成形物の耐衝撃性等の機械的強度が
低下し、上記上限を超えては、流動性の低下による押出
成形の際の押出速度の低下、あるいは成形性の低下等を
生じ好ましくない。また、該管状押出成形物用の高分子
量PASは、溶融時の増粘率が好ましくは−50〜+5
0%、特に好ましくは−20〜+20%である。増粘率
が上記範囲外では、成形が困難であると共に、特に−5
0%未満では機械的強度の低下が著しくなり好ましくな
い。ここで、溶融粘度V6 は、島津製作所フローテスタ
ーCFT‐500Cを用いて320℃、荷重20kgf
/cm2 、L/D=10で6分間保持した後に測定した
粘度(ポイズ)である。溶融時の増粘率は、上記と同様
にして30分間保持した後に測定した溶融粘度V30を測
定し、下記式により算出した値である。
【0028】 増粘率(%)={(V30−V6 )/V6 }×100 管状押出成形物用の高分子量PASには、慣用の添加剤
を配合することができる。例えば、無機充填材としての
シリカ、アルミナ、タルク、マイカ、カオリン、クレ
ー、シリカアルミナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、ケ
イ酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、リン酸マグネシ
ウム、窒化ケイ素、ガラス、ハイドロタルサイト、酸化
ジルコニウム等の粒状、粉末状あるいは鱗片状のもの、
又はガラス繊維、チタン酸カリウム繊維、炭素繊維、マ
イカセラミック繊維等の繊維状のものを配合することが
できる。これら無機充填材は、夫々単独で、あるいは二
種以上組合わせて用いることができる。また、これらの
無機充填材は、シランカップリング剤やチタネートカッ
プリング剤で処理したものであってもよい。充填材の配
合割合は、溶融加工性の観点等から、管状成形物中に3
0重量%以下が好ましい。
を配合することができる。例えば、無機充填材としての
シリカ、アルミナ、タルク、マイカ、カオリン、クレ
ー、シリカアルミナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、ケ
イ酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、リン酸マグネシ
ウム、窒化ケイ素、ガラス、ハイドロタルサイト、酸化
ジルコニウム等の粒状、粉末状あるいは鱗片状のもの、
又はガラス繊維、チタン酸カリウム繊維、炭素繊維、マ
イカセラミック繊維等の繊維状のものを配合することが
できる。これら無機充填材は、夫々単独で、あるいは二
種以上組合わせて用いることができる。また、これらの
無機充填材は、シランカップリング剤やチタネートカッ
プリング剤で処理したものであってもよい。充填材の配
合割合は、溶融加工性の観点等から、管状成形物中に3
0重量%以下が好ましい。
【0029】更に、必要に応じて、酸化防止剤、熱安定
剤、滑剤、離型剤、着色剤等の添加剤を配合することも
できる。
剤、滑剤、離型剤、着色剤等の添加剤を配合することも
できる。
【0030】以上のような各成分を混合する方法は、特
に限定されるものではない。一般に広く使用されている
方法、例えば各成分をヘンシェルミキサー等の混合機で
混合する等の方法を用いることができる。
に限定されるものではない。一般に広く使用されている
方法、例えば各成分をヘンシェルミキサー等の混合機で
混合する等の方法を用いることができる。
【0031】管状押出成形物は、一般に、ポリマーを加
熱溶融してリング状開口部を有するダイスから押出し、
所定寸法にサイジングし、引取り及び切断することによ
り製造されるが、本発明の高分子量PASは、このよう
な成形法を適用して、成形性よく耐衝撃性の良好な管状
押出成形物とすることができる。
熱溶融してリング状開口部を有するダイスから押出し、
所定寸法にサイジングし、引取り及び切断することによ
り製造されるが、本発明の高分子量PASは、このよう
な成形法を適用して、成形性よく耐衝撃性の良好な管状
押出成形物とすることができる。
【0032】該管状押出成形物は、医療用、化学プラン
ト及び食品用配管、熱水配管、熱交換器、スチーム配管
等の用途に使用できる。また、難燃性が要求される電線
用の配管、強酸、強アルカリ、有機溶剤等の雰囲気下で
使用するパイプやチューブ等としても使用できる。
ト及び食品用配管、熱水配管、熱交換器、スチーム配管
等の用途に使用できる。また、難燃性が要求される電線
用の配管、強酸、強アルカリ、有機溶剤等の雰囲気下で
使用するパイプやチューブ等としても使用できる。
【0033】以下、本発明を実施例により更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。
【0034】
【実施例】実施例において、溶融粘度V6 及びV30は、
島津製作所フローテスターCFT‐500Cを用いて3
20℃、荷重20kgf/cm2 、L/D=10で6分
間又は30分間保持した後に測定した粘度(ポイズ)で
ある。
島津製作所フローテスターCFT‐500Cを用いて3
20℃、荷重20kgf/cm2 、L/D=10で6分
間又は30分間保持した後に測定した粘度(ポイズ)で
ある。
【0035】溶融時の増粘率は下記式に基づいて算出し
た。 増粘率(%)={(V30−V6 )/V6 }×100 耐衝撃性は、ASTM D256に従い、1/8インチ
バーノッチなしアイゾッド衝撃強度を測定した値であ
る。
た。 増粘率(%)={(V30−V6 )/V6 }×100 耐衝撃性は、ASTM D256に従い、1/8インチ
バーノッチなしアイゾッド衝撃強度を測定した値であ
る。
【0036】p‐ジクロルベンゼン(以下ではp‐DC
Bと略すことがある)の反応率はガスクロマトグラフィ
ーによる測定結果から算出した。ここで、p‐DCBの
反応率は下記式により求めた。 p‐DCBの反応率(%)=(1−残存p‐DCB重量
/仕込p‐DCB重量)×100
Bと略すことがある)の反応率はガスクロマトグラフィ
ーによる測定結果から算出した。ここで、p‐DCBの
反応率は下記式により求めた。 p‐DCBの反応率(%)=(1−残存p‐DCB重量
/仕込p‐DCB重量)×100
【0037】
【重合実施例1】150リットルオートクレーブに、フ
レーク状硫化ソーダ(60.1重量%Na2 S)19.
00kgと、N‐メチル‐2‐ピロリドン(以下ではN
MPと略すことがある)45.0kgを仕込んだ。窒素
気流下攪拌しながら209℃まで昇温して、水4.91
kgを留出させた。その後、オートクレーブを密閉して
180℃まで冷却し、p‐DCB21.940kg、
1,2,4‐トリクロロベンゼン(以下では1,2,4
‐TCBと略すことがある)74.3g(硫化ソーダに
対して、約0.28モル%)及びNMP18.0kgを
仕込んだ。液温150℃で窒素ガスを用いて1kg/c
m2 Gに加圧して昇温を開始した。液温220℃で5時
間攪拌しつつ、オートクレーブ上部を散水することによ
り冷却した。その後昇温して、液温260℃で5時間攪
拌し、次に降温させると共にオートクレーブ上部の冷却
を止めた。オートクレーブ上部を冷却中、液温が下がら
ないように一定に保持した。反応中の最高圧力は、8.
60kg/cm2 Gであった。
レーク状硫化ソーダ(60.1重量%Na2 S)19.
00kgと、N‐メチル‐2‐ピロリドン(以下ではN
MPと略すことがある)45.0kgを仕込んだ。窒素
気流下攪拌しながら209℃まで昇温して、水4.91
kgを留出させた。その後、オートクレーブを密閉して
180℃まで冷却し、p‐DCB21.940kg、
1,2,4‐トリクロロベンゼン(以下では1,2,4
‐TCBと略すことがある)74.3g(硫化ソーダに
対して、約0.28モル%)及びNMP18.0kgを
仕込んだ。液温150℃で窒素ガスを用いて1kg/c
m2 Gに加圧して昇温を開始した。液温220℃で5時
間攪拌しつつ、オートクレーブ上部を散水することによ
り冷却した。その後昇温して、液温260℃で5時間攪
拌し、次に降温させると共にオートクレーブ上部の冷却
を止めた。オートクレーブ上部を冷却中、液温が下がら
ないように一定に保持した。反応中の最高圧力は、8.
60kg/cm2 Gであった。
【0038】得られたスラリーを常法により濾過、温水
洗を繰り返し、120℃で約8時間熱風循環乾燥機中で
乾燥し、白色粉末状の製品を得た。得られたPPS(P
‐1)の溶融粘度V6 は30300ポイズであり、溶融
時の増粘率は、9.80%であった。
洗を繰り返し、120℃で約8時間熱風循環乾燥機中で
乾燥し、白色粉末状の製品を得た。得られたPPS(P
‐1)の溶融粘度V6 は30300ポイズであり、溶融
時の増粘率は、9.80%であった。
【0039】また、p‐DCBの反応率は、99.2%
であった。
であった。
【0040】
【重合実施例2】1,2,4‐TCBの添加量を15
8.9g(硫化ソーダに対して0.6モル%)とした以
外は、重合実施例1と同一に行った。
8.9g(硫化ソーダに対して0.6モル%)とした以
外は、重合実施例1と同一に行った。
【0041】得られたPPS(P‐2)の溶融粘度V6
は49300ポイズであり、溶融時の増粘率は、−1
6.3%であった。
は49300ポイズであり、溶融時の増粘率は、−1
6.3%であった。
【0042】また、p‐DCBの反応率は、98.7%
であった。
であった。
【0043】
【重合実施例3】硫化ソーダとp‐DCBを液温220
℃で5時間攪拌した後に、1,2,4‐TCBを添加し
た以外は、重合実施例1と同一に行った。上記添加は、
1,2,4‐TCB74.3gを予めNMP500gに
溶解したものを、小型高圧ポンプで反応缶内に圧入し、
次いでNMP500gを更に圧入することにより行っ
た。
℃で5時間攪拌した後に、1,2,4‐TCBを添加し
た以外は、重合実施例1と同一に行った。上記添加は、
1,2,4‐TCB74.3gを予めNMP500gに
溶解したものを、小型高圧ポンプで反応缶内に圧入し、
次いでNMP500gを更に圧入することにより行っ
た。
【0044】得られたPPS(P‐3)の溶融粘度V6
は28400ポイズであり、溶融時の増粘率は、1.2
4%であった。
は28400ポイズであり、溶融時の増粘率は、1.2
4%であった。
【0045】また、p‐DCBの反応率は、99.3%
であった。
であった。
【0046】
【重合実施例4】1,2,4‐TCBに代えて、1,
3,5‐トリクロロベンゼンを使用した以外は、重合実
施例1と同一に行った。
3,5‐トリクロロベンゼンを使用した以外は、重合実
施例1と同一に行った。
【0047】得られたPPS(P‐4)の溶融粘度V6
は45100ポイズであり、溶融時の増粘率は、1.7
%であった。
は45100ポイズであり、溶融時の増粘率は、1.7
%であった。
【0048】また、p‐DCBの反応率は、99.2%
であった。
であった。
【0049】
【重合比較例1】1,2,4‐TCBを添加しなかった
以外は、重合実施例1と同一に行った。得られたPPS
(P‐C1)の溶融粘度V6 は1400ポイズであり、
溶融時の増粘率は、−16.3%であった。
以外は、重合実施例1と同一に行った。得られたPPS
(P‐C1)の溶融粘度V6 は1400ポイズであり、
溶融時の増粘率は、−16.3%であった。
【0050】また、p‐DCBの反応率は、99.1%
であった。
であった。
【0051】
【重合比較例2】1,2,4‐TCBの添加量を31.
8g(硫化ソーダに対して約0.12モル%)とした以
外は、重合実施例1と同一に行った。
8g(硫化ソーダに対して約0.12モル%)とした以
外は、重合実施例1と同一に行った。
【0052】得られたPPS(P‐C2)の溶融粘度V
6 は2980ポイズであり、溶融時の増粘率は、−6.
8%であった。
6 は2980ポイズであり、溶融時の増粘率は、−6.
8%であった。
【0053】また、p‐DCBの反応率は、99.4%
であった。
であった。
【0054】
【重合比較例3】1,2,4‐TCBの添加量を27
8.1g(硫化ソーダに対して約1.05モル%)とし
た以外は、重合実施例1と同一に行った。
8.1g(硫化ソーダに対して約1.05モル%)とし
た以外は、重合実施例1と同一に行った。
【0055】得られたPPS(P‐C3)はゲル状物を
含んでいた。該ゲル状物を除去したPPSの溶融粘度V
6 は89000ポイズであり、溶融時の増粘率は、ゲル
化進行のため測定不可能であった。
含んでいた。該ゲル状物を除去したPPSの溶融粘度V
6 は89000ポイズであり、溶融時の増粘率は、ゲル
化進行のため測定不可能であった。
【0056】また、p‐DCBの反応率は、99.6%
であった。
であった。
【0057】
【重合比較例4】オートクレーブ上部に散水せず、かつ
1,2,4‐TCBの添加量を423.8g(硫化ソー
ダに対して1.60モル%)とした以外は、重合実施例
1と同一に行った。反応中の最高圧力は、10.2kg
/cm2 Gであった。
1,2,4‐TCBの添加量を423.8g(硫化ソー
ダに対して1.60モル%)とした以外は、重合実施例
1と同一に行った。反応中の最高圧力は、10.2kg
/cm2 Gであった。
【0058】得られたPPS(P‐C4)はゲル状物を
含んでいた。該ゲル状物を除去したPPSの溶融粘度V
6 は45400ポイズであり、溶融時の増粘率は、11
0%であった。
含んでいた。該ゲル状物を除去したPPSの溶融粘度V
6 は45400ポイズであり、溶融時の増粘率は、11
0%であった。
【0059】また、p‐DCBの反応率は、98.3%
であった。
であった。
【0060】
【重合比較例5】重合助剤として、酢酸ソーダ三水塩1
7.01kgを添加した以外は、重合比較例1と同一に
行った。
7.01kgを添加した以外は、重合比較例1と同一に
行った。
【0061】得られたPPS(P‐C5)の溶融粘度V
6 は31300ポイズであり、溶融時の増粘率は、6
1.3%であった。
6 は31300ポイズであり、溶融時の増粘率は、6
1.3%であった。
【0062】また、p‐DCBの反応率は、98.9%
であった。
であった。
【0063】
【実施例1〜4、及び比較例1〜5】上記のようにして
得られたPASを、二軸押出機を用いて320℃の温度
で溶融混練して、ペレットを作成した。更に、得られた
ペレットをシリンダー温度320℃に設定した35mm
φの小型単軸押出機に供給し、その後サイジング装置に
通し、冷却することにより、内径20.0mm、肉厚
2.8mmのパイプを毎分0.8mの速度で連続して製
造した。
得られたPASを、二軸押出機を用いて320℃の温度
で溶融混練して、ペレットを作成した。更に、得られた
ペレットをシリンダー温度320℃に設定した35mm
φの小型単軸押出機に供給し、その後サイジング装置に
通し、冷却することにより、内径20.0mm、肉厚
2.8mmのパイプを毎分0.8mの速度で連続して製
造した。
【0064】該パイプから、60×12.7×3mmの
たんざく型のテストピースを切り出し、アイゾッド衝撃
強度を測定した。
たんざく型のテストピースを切り出し、アイゾッド衝撃
強度を測定した。
【0065】以上の結果を表1に示す。
【0066】
【表1】 実施例1は、ポリハロ芳香族化合物としての1,2,4
‐TCBを本発明の範囲内で添加したものである。パイ
プの衝撃強度は良好であった。実施例2は、実施例1に
比べてポリハロ芳香族化合物の添加量を多くしたもので
ある。本発明の範囲内でポリハロ芳香族化合物の添加量
を増加すると、パイプの衝撃強度が大きくなることが分
かった。実施例3は、実施例1と同一条件下ポリハロ芳
香族化合物を反応途中に添加したものである。パイプの
衝撃強度は良好であった。実施例4は、実施例1と同一
条件下、1,2,4‐TCBを1,3,5‐TCBに代
えたものである。ポリハロ芳香族化合物の種類に関係な
く、良好なパイプの衝撃強度が得られた。
‐TCBを本発明の範囲内で添加したものである。パイ
プの衝撃強度は良好であった。実施例2は、実施例1に
比べてポリハロ芳香族化合物の添加量を多くしたもので
ある。本発明の範囲内でポリハロ芳香族化合物の添加量
を増加すると、パイプの衝撃強度が大きくなることが分
かった。実施例3は、実施例1と同一条件下ポリハロ芳
香族化合物を反応途中に添加したものである。パイプの
衝撃強度は良好であった。実施例4は、実施例1と同一
条件下、1,2,4‐TCBを1,3,5‐TCBに代
えたものである。ポリハロ芳香族化合物の種類に関係な
く、良好なパイプの衝撃強度が得られた。
【0067】一方、比較例1、2及び3は、実施例1と
同一条件下、ポリハロ芳香族化合物の添加量を本発明の
範囲外としたものである。添加量が本発明の範囲の下限
未満(比較例1及び2)では溶融粘度が著しく小さく、
また上限を超えて(比較例3)は溶融粘度が著しく大き
くなりいずれもパイプの成形ができなかった。比較例4
は、反応缶の上部冷却を実施せず、かつ1,2,4‐T
CB量を本発明の上限より多くしたものであるが、PA
Sの増粘率が著しく大きく、またパイプの衝撃強度は低
かった。比較例5は、実施例1と同一条件下、ポリハロ
芳香族化合物を用いず重合助剤として酢酸ソーダ三水塩
を用いたものである。実施例1と比べて、増粘率が大き
く、またパイプの衝撃強度は著しく低いものであった。
同一条件下、ポリハロ芳香族化合物の添加量を本発明の
範囲外としたものである。添加量が本発明の範囲の下限
未満(比較例1及び2)では溶融粘度が著しく小さく、
また上限を超えて(比較例3)は溶融粘度が著しく大き
くなりいずれもパイプの成形ができなかった。比較例4
は、反応缶の上部冷却を実施せず、かつ1,2,4‐T
CB量を本発明の上限より多くしたものであるが、PA
Sの増粘率が著しく大きく、またパイプの衝撃強度は低
かった。比較例5は、実施例1と同一条件下、ポリハロ
芳香族化合物を用いず重合助剤として酢酸ソーダ三水塩
を用いたものである。実施例1と比べて、増粘率が大き
く、またパイプの衝撃強度は著しく低いものであった。
【0068】
【発明の効果】本発明は、単独で、耐衝撃性等の機械的
強度に優れた管状押出成形物を与える安価な高分子量ポ
リアリーレンスルフィドを提供する。
強度に優れた管状押出成形物を与える安価な高分子量ポ
リアリーレンスルフィドを提供する。
Claims (5)
- 【請求項1】 有機アミド系溶媒中でアルカリ金属硫化
物、ジハロ芳香族化合物及び仕込アルカリ金属硫化物に
対して0.2〜1.0モル%のポリハロ芳香族化合物を
反応させ、該反応中に反応缶の気相部分を冷却すること
により反応缶内の気相の一部を凝縮させ、これを液相に
還流せしめて製造した管状押出成形物用の高分子量ポリ
アリーレンスルフィド。 - 【請求項2】 仕込アルカリ金属硫化物に対して0.3
〜0.6モル%のポリハロ芳香族化合物を反応させる請
求項1記載の管状押出成形物用の高分子量ポリアリーレ
ンスルフィド。 - 【請求項3】 溶融粘度が5000〜60000ポイズ
であり、かつ溶融時の増粘率が−50〜+50%である
請求項1又は2記載の管状押出成形物用の高分子量ポリ
アリーレンスルフィド。 - 【請求項4】 溶融粘度が20000〜50000ポイ
ズであり、かつ溶融時の増粘率が−20〜+20%であ
る請求項1又は2記載の管状押出成形物用の高分子量ポ
リアリーレンスルフィド。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一に記載の管状
押出成形物用の高分子量ポリアリーレンスルフィドによ
り製造された管状押出成形物。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6033210A JPH07224165A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 管状押出成形物用の高分子量ポリアリーレンスルフィド |
DE69526814T DE69526814T2 (de) | 1994-02-07 | 1995-02-07 | Formmasse für Rohrextrusion, aus hochmolekularen Polyarylensulfiden |
CA002141993A CA2141993C (en) | 1994-02-07 | 1995-02-07 | Tubular extrusion molding product comprising high molecular weight polyarylene sulfide |
EP95101642A EP0667368B1 (en) | 1994-02-07 | 1995-02-07 | Tubular extrusion molding product comprising high molecular weight polyarylene sulfide |
KR1019950002136A KR100354858B1 (ko) | 1994-02-07 | 1995-02-07 | 관형상압출성형물용의고분자량폴리아릴렌설파이드 |
US08/658,645 US5777069A (en) | 1994-02-07 | 1996-06-05 | Method of maufacturing a tubular extrusion molding product comprising a high molecular weight polyarylene sulfide |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6033210A JPH07224165A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 管状押出成形物用の高分子量ポリアリーレンスルフィド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224165A true JPH07224165A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12380096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6033210A Pending JPH07224165A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 管状押出成形物用の高分子量ポリアリーレンスルフィド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07224165A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008248154A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Dic Corp | ポリアリ−レンスルフィド樹脂の製造方法 |
JP2008248153A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Dic Corp | ポリアリ−レンスルフィド樹脂の製造方法 |
WO2020125048A1 (zh) | 2018-12-18 | 2020-06-25 | 浙江新和成股份有限公司 | 高分子量聚苯硫醚树脂及其制备方法和用途 |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP6033210A patent/JPH07224165A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008248154A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Dic Corp | ポリアリ−レンスルフィド樹脂の製造方法 |
JP2008248153A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Dic Corp | ポリアリ−レンスルフィド樹脂の製造方法 |
WO2020125048A1 (zh) | 2018-12-18 | 2020-06-25 | 浙江新和成股份有限公司 | 高分子量聚苯硫醚树脂及其制备方法和用途 |
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Date | Code | Title | Description |
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