JPH09149988A - リンキング装置 - Google Patents
リンキング装置Info
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- JPH09149988A JPH09149988A JP26505496A JP26505496A JPH09149988A JP H09149988 A JPH09149988 A JP H09149988A JP 26505496 A JP26505496 A JP 26505496A JP 26505496 A JP26505496 A JP 26505496A JP H09149988 A JPH09149988 A JP H09149988A
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- Japan
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- knitted fabric
- needle
- stitch
- moving
- knitted
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 編目への針刺しを正確かつ安定にするこ
とにある。 【解決手段】 リンキング装置は、編地の縫合すべき編
地部分の状態を検出し、その検出結果を基に前記編地の
位置を修正しつつ前記編地を針刺し位置へ送る編地案内
手段と、複数の針を前記針刺し位置において前記編地に
刺し通し、前記編地を前記針とともに移動させる針移動
手段と、前記編地案内手段によって直接位置修正をされ
ない編地部分に対応して設けられ、対応する編地部分を
前記縫合すべき編地部分の移動に合わせて移動させる編
地移動手段とを含むことを特徴とする。
とにある。 【解決手段】 リンキング装置は、編地の縫合すべき編
地部分の状態を検出し、その検出結果を基に前記編地の
位置を修正しつつ前記編地を針刺し位置へ送る編地案内
手段と、複数の針を前記針刺し位置において前記編地に
刺し通し、前記編地を前記針とともに移動させる針移動
手段と、前記編地案内手段によって直接位置修正をされ
ない編地部分に対応して設けられ、対応する編地部分を
前記縫合すべき編地部分の移動に合わせて移動させる編
地移動手段とを含むことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、編地を針列毎に針
刺し位置に案内し、複数の針を針列毎に針刺し位置にお
いて編地に順次針刺しし、一方の針列の編地を他方の針
列に漸次移し、他方の針列の両編地を縫合するリンキン
グ装置に関する。
刺し位置に案内し、複数の針を針列毎に針刺し位置にお
いて編地に順次針刺しし、一方の針列の編地を他方の針
列に漸次移し、他方の針列の両編地を縫合するリンキン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2枚の編地を自動的に縫製する自動リン
キング装置の1つとして、特公平3−49477号公
報、特公平3−49478号公報、特開平7−1243
51号公報等に記載された装置がある。
キング装置の1つとして、特公平3−49477号公
報、特公平3−49478号公報、特開平7−1243
51号公報等に記載された装置がある。
【0003】これらの自動リンキング装置は、針刺しを
すべき編目の位置または状態を検出手段により編地毎に
検出し、その検出結果を基に編地案内手段により編地の
位置を編地毎に修正しつつ各編地の編目を針刺し位置に
順次案内し、針刺し位置において各針列の針を対応する
編地の編目に刺し通し、各編地をさらに移動させるとと
もに両針列の針を順次接近させて一方の針列の編地の編
目を目移し位置において他方の針列の針に移し、同じ針
により針刺しをされた2枚の編地をさらに移動させて両
編地を縫合位置においてミシンにより縫い合わせる。
すべき編目の位置または状態を検出手段により編地毎に
検出し、その検出結果を基に編地案内手段により編地の
位置を編地毎に修正しつつ各編地の編目を針刺し位置に
順次案内し、針刺し位置において各針列の針を対応する
編地の編目に刺し通し、各編地をさらに移動させるとと
もに両針列の針を順次接近させて一方の針列の編地の編
目を目移し位置において他方の針列の針に移し、同じ針
により針刺しをされた2枚の編地をさらに移動させて両
編地を縫合位置においてミシンにより縫い合わせる。
【0004】上記の自動リンキング装置において、編地
は、固定テーブルに載せられた状態で、編地案内手段に
より移動される。また、編地案内手段は、編地の端を編
地端センサにより検出し、その検出結果を基に粗調整用
のローラにより編地の位置を修正し、修正された編地の
状態をテレビカメラにより撮像し、その出力画像信号を
基に編目の位置情報を画像処理装置により求め、求めた
位置情報を基に編目の位置を微調整用のローラまたはハ
ンドにより修正することにより、針刺しをすべき編目を
針刺し位置へ案内する。
は、固定テーブルに載せられた状態で、編地案内手段に
より移動される。また、編地案内手段は、編地の端を編
地端センサにより検出し、その検出結果を基に粗調整用
のローラにより編地の位置を修正し、修正された編地の
状態をテレビカメラにより撮像し、その出力画像信号を
基に編目の位置情報を画像処理装置により求め、求めた
位置情報を基に編目の位置を微調整用のローラまたはハ
ンドにより修正することにより、針刺しをすべき編目を
針刺し位置へ案内する。
【0005】しかし、従来のリンキング装置では、編地
案内手段が移動力を縫合すべき編地部分に局部的に直接
付与するにすぎないから、編地案内手段により直接案内
されない編地部分、すなわち編地案内手段の移動力を直
接受けない他の編地部分が固定テーブルに載せられた状
態で、縫合すべき編地部分に対して従動的に引っ張られ
る。その結果、他の編地部分とテーブルとの間の摩擦抵
抗により、ゆがみ、しわまたはねじれが縫合すべき編地
部分に形成され、針刺しすべき編目が針刺し位置に正確
に案内されない。針刺しすべき編目が針刺し位置に正確
に案内されないと、制御不能になるから、装置の稼働率
が低下し、また目拾いのミスとなるから、製品の品質が
低下する。
案内手段が移動力を縫合すべき編地部分に局部的に直接
付与するにすぎないから、編地案内手段により直接案内
されない編地部分、すなわち編地案内手段の移動力を直
接受けない他の編地部分が固定テーブルに載せられた状
態で、縫合すべき編地部分に対して従動的に引っ張られ
る。その結果、他の編地部分とテーブルとの間の摩擦抵
抗により、ゆがみ、しわまたはねじれが縫合すべき編地
部分に形成され、針刺しすべき編目が針刺し位置に正確
に案内されない。針刺しすべき編目が針刺し位置に正確
に案内されないと、制御不能になるから、装置の稼働率
が低下し、また目拾いのミスとなるから、製品の品質が
低下する。
【0006】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、編目への針
刺しを正確かつ安定にすることにある。
刺しを正確かつ安定にすることにある。
【0007】
【解決手段、作用、効果】本発明のリンキング装置は、
編地の縫合すべき編地部分の状態を検出し、その検出結
果を基に編地の位置を修正しつつ編地を針刺し位置へ送
る編地案内手段と、複数の針を針刺し位置において編地
に刺し通し、編地を前記針とともに移動させる針移動手
段と、編地案内手段によって直接位置修正をされない編
地部分に対応して設けられ、対応する編地部分を前記縫
合すべき編地部分の移動に合わせて移動させる編地移動
手段とを含むことを特徴とする。
編地の縫合すべき編地部分の状態を検出し、その検出結
果を基に編地の位置を修正しつつ編地を針刺し位置へ送
る編地案内手段と、複数の針を針刺し位置において編地
に刺し通し、編地を前記針とともに移動させる針移動手
段と、編地案内手段によって直接位置修正をされない編
地部分に対応して設けられ、対応する編地部分を前記縫
合すべき編地部分の移動に合わせて移動させる編地移動
手段とを含むことを特徴とする。
【0008】編地は、編地案内手段による移動力を縫合
すべき編地部分に直接受けるとともに、編地移動手段に
よる移動力を他の編地部分に受けることにより、縫合す
べき編地部分が移動されるとともに、他の編地部分が縫
合すべき編地部分の移動にともなって編地に形成される
歪み、皺または捩れを解消する方向へ移動される。これ
により、他の編地部分が縫合すべき編地部分に従動的に
引っ張られることが防止され、それに起因する歪み、皺
または捩れが縫合すべき編地部分に形成されることが防
止されるから、針刺しすべき編目は、針刺し位置に正確
に案内され、針刺しをされる。
すべき編地部分に直接受けるとともに、編地移動手段に
よる移動力を他の編地部分に受けることにより、縫合す
べき編地部分が移動されるとともに、他の編地部分が縫
合すべき編地部分の移動にともなって編地に形成される
歪み、皺または捩れを解消する方向へ移動される。これ
により、他の編地部分が縫合すべき編地部分に従動的に
引っ張られることが防止され、それに起因する歪み、皺
または捩れが縫合すべき編地部分に形成されることが防
止されるから、針刺しすべき編目は、針刺し位置に正確
に案内され、針刺しをされる。
【0009】本発明によれば、編地案内手段により移動
される縫合すべき編地部分の移動に合わせて他の編地部
分を縫合すべき編地部分の移動に起因する歪み、皺また
は捩れを解消する方向へ移動させる編地移動手段を設け
たから、針刺しをすべき編目が針刺し位置に正確に案内
され、その編目への針刺しが正確に行われかつ安定化す
る。
される縫合すべき編地部分の移動に合わせて他の編地部
分を縫合すべき編地部分の移動に起因する歪み、皺また
は捩れを解消する方向へ移動させる編地移動手段を設け
たから、針刺しをすべき編目が針刺し位置に正確に案内
され、その編目への針刺しが正確に行われかつ安定化す
る。
【0010】好ましい実施例によれば、前記編地案内手
段は、編地端位置決め手段と目拾い手段とを含む。好ま
しい他の実施例によれば、前記編地案内手段は、編地端
位置決め手段を含む。編地端位置決め手段は、前記縫合
すべき編地部分の側の編地端を検出する編地端センサ
と、該センサによる検出結果を基に編地の位置を調整す
る編地位置調整機構とを備える。これに対し、目拾い手
段は、前記縫合すべき編地部分の状態を撮像するテレビ
カメラと、該テレビカメラの出力信号を基に、針刺しを
すべき編目の位置情報を求める画像処理装置と、求めた
位置情報を基に前記針刺しをすべき編目の位置を修正す
る編地位置調整機構とを備える。
段は、編地端位置決め手段と目拾い手段とを含む。好ま
しい他の実施例によれば、前記編地案内手段は、編地端
位置決め手段を含む。編地端位置決め手段は、前記縫合
すべき編地部分の側の編地端を検出する編地端センサ
と、該センサによる検出結果を基に編地の位置を調整す
る編地位置調整機構とを備える。これに対し、目拾い手
段は、前記縫合すべき編地部分の状態を撮像するテレビ
カメラと、該テレビカメラの出力信号を基に、針刺しを
すべき編目の位置情報を求める画像処理装置と、求めた
位置情報を基に前記針刺しをすべき編目の位置を修正す
る編地位置調整機構とを備える。
【0011】好ましい実施例によれば、また、前記編地
移動手段は、前記編地案内手段および前記針移動手段の
少なくともいずれか一方に同期して駆動されて、前記対
応する編地部分に移動力を直接的に与える帯状体または
回転体を備える。
移動手段は、前記編地案内手段および前記針移動手段の
少なくともいずれか一方に同期して駆動されて、前記対
応する編地部分に移動力を直接的に与える帯状体または
回転体を備える。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、リンキング装
置10は、2枚の身頃編地の縫製、身頃編地への付属編
地の縫製等、2枚の編地12a,12bのかがり縫いを
する装置として用いられる。
置10は、2枚の身頃編地の縫製、身頃編地への付属編
地の縫製等、2枚の編地12a,12bのかがり縫いを
する装置として用いられる。
【0013】編地12aおよび12bのそれぞれは、少
なくとも縫合すべき編地部分を含む第1の編地部分がフ
レーム14に支持されたテーブル16の上に配置され、
他の編地部分すなわち第2の編地部分が編地移動手段の
上に配置された状態で、編地毎に編地案内手段すなわち
編地案内装置と編地移動手段すなわち編地移動装置とに
より互いに接近する方向(X方向)に所定の速度で供給
される。編地案内装置および編地移動装置に関しては、
後に詳細に説明する。
なくとも縫合すべき編地部分を含む第1の編地部分がフ
レーム14に支持されたテーブル16の上に配置され、
他の編地部分すなわち第2の編地部分が編地移動手段の
上に配置された状態で、編地毎に編地案内手段すなわち
編地案内装置と編地移動手段すなわち編地移動装置とに
より互いに接近する方向(X方向)に所定の速度で供給
される。編地案内装置および編地移動装置に関しては、
後に詳細に説明する。
【0014】リンキング装置10は、それぞれが編地案
内装置によって位置決めされた編目にポイント針を刺し
通すべくフレーム14に配置された一対の針移動装置す
なわち目拾い針刺し装置18a,18bを含む。
内装置によって位置決めされた編目にポイント針を刺し
通すべくフレーム14に配置された一対の針移動装置す
なわち目拾い針刺し装置18a,18bを含む。
【0015】目拾い針刺し装置18aおよび18bは、
それぞれ、フレーム14に水平方向へ伸びる軸線の周り
に回転可能に支持された環状の針保持具すなわち針回転
移動装置20に、複数のポイント針22aおよび22b
を周方向に間隔をおいて配列している。各針回転移動装
置20は、円周方向に一定の間隔をおいて形成された複
数の穴を有するドラムを備えている。各ポイント針は、
対応する針回転移動装置20のドラムの穴を貫通して針
回転移動装置20の半径方向へ伸びている。各針回転移
動装置20は、制御装置24により制御されて、矢印A
方向へ互いに同期して回転され、それにより対応する一
連のポイント針は対応する針回転移動装置20の周方向
に同時に回転移動される。
それぞれ、フレーム14に水平方向へ伸びる軸線の周り
に回転可能に支持された環状の針保持具すなわち針回転
移動装置20に、複数のポイント針22aおよび22b
を周方向に間隔をおいて配列している。各針回転移動装
置20は、円周方向に一定の間隔をおいて形成された複
数の穴を有するドラムを備えている。各ポイント針は、
対応する針回転移動装置20のドラムの穴を貫通して針
回転移動装置20の半径方向へ伸びている。各針回転移
動装置20は、制御装置24により制御されて、矢印A
方向へ互いに同期して回転され、それにより対応する一
連のポイント針は対応する針回転移動装置20の周方向
に同時に回転移動される。
【0016】図示してはいないが、各針回転移動装置2
0の内側には、針回転移動装置20の回転にともなっ
て、対応する一連のポイント針と順次係合してそのポイ
ント針をその軸線方向へ移動させる針往復移動装置すな
わち針往復移動カムが配置されている。
0の内側には、針回転移動装置20の回転にともなっ
て、対応する一連のポイント針と順次係合してそのポイ
ント針をその軸線方向へ移動させる針往復移動装置すな
わち針往復移動カムが配置されている。
【0017】目拾い針刺し装置18aに対応する針往復
移動カムについて説明すると、針往復移動カムは、フレ
ーム14に固定されており、また針回転移動装置20の
回転方向に延在している。この針往復移動カムは、針回
転移動装置20の回転方向に関し、針刺し位置Bから縫
合位置Dまでは、針22aを突出させるに足る大きさの
半径の円周に沿って延在し、縫合位置Dからは針22a
を後退させるべく徐々に半径の大きさを減少させて、以
後針22aを後退させる大きさの半径の円周で針刺し位
置Bまで延在している。目拾い針刺し装置18bに対応
する針往復移動カムも同様に形成されている。なお、こ
のような針往復移動カムは、たとえば、特公平3−49
477号公報にて公知の技術となっている。
移動カムについて説明すると、針往復移動カムは、フレ
ーム14に固定されており、また針回転移動装置20の
回転方向に延在している。この針往復移動カムは、針回
転移動装置20の回転方向に関し、針刺し位置Bから縫
合位置Dまでは、針22aを突出させるに足る大きさの
半径の円周に沿って延在し、縫合位置Dからは針22a
を後退させるべく徐々に半径の大きさを減少させて、以
後針22aを後退させる大きさの半径の円周で針刺し位
置Bまで延在している。目拾い針刺し装置18bに対応
する針往復移動カムも同様に形成されている。なお、こ
のような針往復移動カムは、たとえば、特公平3−49
477号公報にて公知の技術となっている。
【0018】各ポイント針は、編目に刺し通される針刺
し位置Bから、目拾い針刺し装置18bの側の針列の針
22bの編目を目拾い針18aの側の針22aに目移し
する目移し位置C、目拾い針刺し装置18aの側の両編
地を縫い合わせる縫合位置Dを経て、針刺し位置Bに戻
るように回転移動される間、針往復移動カムにより針回
転移動装置20の半径方向に往復移動される。
し位置Bから、目拾い針刺し装置18bの側の針列の針
22bの編目を目拾い針18aの側の針22aに目移し
する目移し位置C、目拾い針刺し装置18aの側の両編
地を縫い合わせる縫合位置Dを経て、針刺し位置Bに戻
るように回転移動される間、針往復移動カムにより針回
転移動装置20の半径方向に往復移動される。
【0019】各針回転移動装置20の内側には、また、
対応するポイント針を針刺し位置Bにおいて針回転移動
装置20の半径方向外方へ突出させる針駆動手段すなわ
ち針駆動機構26が配置されている。これにより、各ポ
イント針は、針刺し位置Bにおいて、編目に刺し通さ
れ、その状態で針回転移動装置20の回転にともなって
回転移動される。針駆動機構26も、制御装置24によ
り制御される。
対応するポイント針を針刺し位置Bにおいて針回転移動
装置20の半径方向外方へ突出させる針駆動手段すなわ
ち針駆動機構26が配置されている。これにより、各ポ
イント針は、針刺し位置Bにおいて、編目に刺し通さ
れ、その状態で針回転移動装置20の回転にともなって
回転移動される。針駆動機構26も、制御装置24によ
り制御される。
【0020】各ポイント針は、前記した針往復移動カム
により、針刺し位置Bから縫合位置Dを通過するまで
は、針往復移動カムにより針回転移動装置20の半径方
向外方へ突出すなわち進出した状態に維持され、その後
針回転移動装置20の半径方向内方へ徐々に後退され
る。各ポイント針は、また、針刺し位置Bの手前におい
て針往復移動カムから解放されて、針刺し位置Bにおい
て針駆動機構26により針往復移動カムと係合し得る位
置に押し上げられるまで、後退されている。
により、針刺し位置Bから縫合位置Dを通過するまで
は、針往復移動カムにより針回転移動装置20の半径方
向外方へ突出すなわち進出した状態に維持され、その後
針回転移動装置20の半径方向内方へ徐々に後退され
る。各ポイント針は、また、針刺し位置Bの手前におい
て針往復移動カムから解放されて、針刺し位置Bにおい
て針駆動機構26により針往復移動カムと係合し得る位
置に押し上げられるまで、後退されている。
【0021】編地毎に設けられた編地案内装置は、編地
の縫合部分すなわち第1の編地部分を編地の移動方向と
直角の方向へ移動させることにより、ポイント針に対す
る編地ひいては縫合すべき編目の位置を修正すべく編地
を案内する。
の縫合部分すなわち第1の編地部分を編地の移動方向と
直角の方向へ移動させることにより、ポイント針に対す
る編地ひいては縫合すべき編目の位置を修正すべく編地
を案内する。
【0022】各編地案内装置は、第1の編地部分の側の
編地端を検出する複数の編地端センサ28と、センサ2
8の検出結果を基に第1の編地部分を案内してその位置
を修正する複数のローラ30と、ローラ30により修正
された第1の編地部分の撓みを検出する撓みセンサ32
と、センサ32の検出結果を基に第1の編地部分の撓み
を修正する1以上のローラ34と、ローラ34により修
正された第1の編地部分の状態を撮像するテレビカメラ
36と、その出力画像信号を基に針刺しをすべき編目の
位置情報を算出する共通の画像処理装置38と、針刺し
位置Bの手前にあってY方向に離間して配置された一対
の平行ハンド40と、第1の編地部分を針刺し位置Bに
おいて押える一対の押えハンド42とを備える。
編地端を検出する複数の編地端センサ28と、センサ2
8の検出結果を基に第1の編地部分を案内してその位置
を修正する複数のローラ30と、ローラ30により修正
された第1の編地部分の撓みを検出する撓みセンサ32
と、センサ32の検出結果を基に第1の編地部分の撓み
を修正する1以上のローラ34と、ローラ34により修
正された第1の編地部分の状態を撮像するテレビカメラ
36と、その出力画像信号を基に針刺しをすべき編目の
位置情報を算出する共通の画像処理装置38と、針刺し
位置Bの手前にあってY方向に離間して配置された一対
の平行ハンド40と、第1の編地部分を針刺し位置Bに
おいて押える一対の押えハンド42とを備える。
【0023】複数のローラ30は、編地の送り方向に回
転されつつ、第1の編地部分をその幅方向すなわちロー
ラの軸線方向(Y方向)または上下方向(Z方向)へ移
動させることにより、第1の編地部分ひいては針刺しを
すべき編目の位置の粗調整をする。このため、複数のロ
ーラ30は、第1の編地部分ひいては針刺しをすべき編
目のための粗調整手段すなわち粗調整機構として作用す
る。
転されつつ、第1の編地部分をその幅方向すなわちロー
ラの軸線方向(Y方向)または上下方向(Z方向)へ移
動させることにより、第1の編地部分ひいては針刺しを
すべき編目の位置の粗調整をする。このため、複数のロ
ーラ30は、第1の編地部分ひいては針刺しをすべき編
目のための粗調整手段すなわち粗調整機構として作用す
る。
【0024】これに対し、ローラ34は、編地の送り方
向に回転されつつ、隣り合うローラ30間における第1
の編地部分の撓みをなくし、また第1の編地部分に適度
な張力を与え、さらに第1の編地部分を編地の移動方向
と直角の方向(ローラの軸線方向)または上下方向へ移
動させることにより、第1の編地部分ひいては針刺しを
すべき編目の位置の微調整をする。このため、ローラ3
4は、編地ひいては編目のための微調整手段すなわち微
調整機構の一部として作用する。
向に回転されつつ、隣り合うローラ30間における第1
の編地部分の撓みをなくし、また第1の編地部分に適度
な張力を与え、さらに第1の編地部分を編地の移動方向
と直角の方向(ローラの軸線方向)または上下方向へ移
動させることにより、第1の編地部分ひいては針刺しを
すべき編目の位置の微調整をする。このため、ローラ3
4は、編地ひいては編目のための微調整手段すなわち微
調整機構の一部として作用する。
【0025】一対の平行ハンド40は、針刺しをすべき
編目の移動路に関して対向する位置に配置されており、
またX,YおよびZ方向へ移動される。すなわち、一対
の平行ハンド40は、第1の編地部分を押えつつ互いに
Y方向に離されることにより、針刺しをすべき編目を拡
張し、また第1の編地部分を押えつつX−Y平面上の所
定の方向へ移動されることにより、針刺しをすべき編目
の位置決めをする。それゆえに、一対の平行ハンド40
も、また、第1の編地部分ひいては針刺しをすべき編目
のための微調整手段すなわち微調整機構の一部として作
用する。
編目の移動路に関して対向する位置に配置されており、
またX,YおよびZ方向へ移動される。すなわち、一対
の平行ハンド40は、第1の編地部分を押えつつ互いに
Y方向に離されることにより、針刺しをすべき編目を拡
張し、また第1の編地部分を押えつつX−Y平面上の所
定の方向へ移動されることにより、針刺しをすべき編目
の位置決めをする。それゆえに、一対の平行ハンド40
も、また、第1の編地部分ひいては針刺しをすべき編目
のための微調整手段すなわち微調整機構の一部として作
用する。
【0026】一対の押えハンド42は、Z方向へ移動可
能に設けられており、針刺しの際に、針刺しをすべき編
目をテーブル16aまたは16bのスリット44上に一
時的に固定する、それゆえに、一対の押えハンド42
も、また、第1の編地部分ひいては針刺しをすべき編目
のための微調整手段すなわち微調整機構の一部として作
用する。
能に設けられており、針刺しの際に、針刺しをすべき編
目をテーブル16aまたは16bのスリット44上に一
時的に固定する、それゆえに、一対の押えハンド42
も、また、第1の編地部分ひいては針刺しをすべき編目
のための微調整手段すなわち微調整機構の一部として作
用する。
【0027】テレビカメラ36は、一対の平行ハンド4
0の間の第1の編地部分、特に縫合すべき編目の近傍を
写し撮り、その画像信号を画像処理装置38に供給す
る。テレビカメラ36による編地の撮像のために、テー
ブル16の下側に配置された光源46からの光線がスリ
ット44に指向されている。画像処理装置38は、テレ
ビカメラ36から供給される画像信号を基に、針刺しを
すべき編目の位置を検出または算出し、その情報を制御
装置24に供給する。
0の間の第1の編地部分、特に縫合すべき編目の近傍を
写し撮り、その画像信号を画像処理装置38に供給す
る。テレビカメラ36による編地の撮像のために、テー
ブル16の下側に配置された光源46からの光線がスリ
ット44に指向されている。画像処理装置38は、テレ
ビカメラ36から供給される画像信号を基に、針刺しを
すべき編目の位置を検出または算出し、その情報を制御
装置24に供給する。
【0028】制御装置24は、センサ32,28の出力
信号を基にローラ30,34を制御するとともに、画像
処理装置38から供給される位置情報を基に、ローラ3
4、平行ハンド40および押えハンド42を制御する。
信号を基にローラ30,34を制御するとともに、画像
処理装置38から供給される位置情報を基に、ローラ3
4、平行ハンド40および押えハンド42を制御する。
【0029】上記の編地案内装置において、粗調整機構
としての機能を有する編地端センサ28およびローラ3
0は、第1の編地部分ひいては針刺しをすべき編目の位
置決めをする編地端位置決め手段すなわち編地端位置決
め装置として作用する。これに対し、微調整機構として
の機能を有する、撓みセンサ32、ローラ34、平行ハ
ンド40および押えハンド42は、針刺しをすべき編目
を拾う目拾い手段すなわち目拾い装置として作用する。
このように、第1の編地部分は、編地案内装置による移
動力を直接受けて移動される。
としての機能を有する編地端センサ28およびローラ3
0は、第1の編地部分ひいては針刺しをすべき編目の位
置決めをする編地端位置決め手段すなわち編地端位置決
め装置として作用する。これに対し、微調整機構として
の機能を有する、撓みセンサ32、ローラ34、平行ハ
ンド40および押えハンド42は、針刺しをすべき編目
を拾う目拾い手段すなわち目拾い装置として作用する。
このように、第1の編地部分は、編地案内装置による移
動力を直接受けて移動される。
【0030】各編地移動装置は、編地案内装置によって
は直接位置修正をされない編地部分すなわち第2の編地
部分に対応して配置され、対応する編地部分を第1の編
地部分の移動に合わせて針刺し位置Bの方向へ移動させ
る。このために、各編地移動装置は、図1および図2に
示すように、一対のローラ60と、両ローラ60に巻き
かけられた無端ベルト62と、一方のローラ60を回転
させる回転機構64とを備える。
は直接位置修正をされない編地部分すなわち第2の編地
部分に対応して配置され、対応する編地部分を第1の編
地部分の移動に合わせて針刺し位置Bの方向へ移動させ
る。このために、各編地移動装置は、図1および図2に
示すように、一対のローラ60と、両ローラ60に巻き
かけられた無端ベルト62と、一方のローラ60を回転
させる回転機構64とを備える。
【0031】回転機構64は、制御装置24により制御
され、また第2の編地部分を移動させるべく、編地案内
装置による編地の移動と針回転移動装置20の回転とに
同期して所定の速度で回転される。回転機構64の回転
は、駆動ベルト66により一方のローラ60に伝達され
る。両ローラ60はフレーム14に取り付けられた支持
体68に回転可能に支持されており、回転機構は支持体
68上に設置されている。
され、また第2の編地部分を移動させるべく、編地案内
装置による編地の移動と針回転移動装置20の回転とに
同期して所定の速度で回転される。回転機構64の回転
は、駆動ベルト66により一方のローラ60に伝達され
る。両ローラ60はフレーム14に取り付けられた支持
体68に回転可能に支持されており、回転機構は支持体
68上に設置されている。
【0032】第2の編地部分は、編地案内装置によって
は直接位置修正をされない編地部分であるから、編地案
内装置による移動力を直接的には受けず、その結果編地
案内装置による移動力を直接受ける第1の編地部分に対
して従動的に引っ張られるおそれがある。それゆえに、
第2の編地部分は、無端ベルト62の上に配置され、無
端ベルト62の移動にともなって第1の編地部分の移動
に合わせて針刺し位置Bの方向へ移動される。
は直接位置修正をされない編地部分であるから、編地案
内装置による移動力を直接的には受けず、その結果編地
案内装置による移動力を直接受ける第1の編地部分に対
して従動的に引っ張られるおそれがある。それゆえに、
第2の編地部分は、無端ベルト62の上に配置され、無
端ベルト62の移動にともなって第1の編地部分の移動
に合わせて針刺し位置Bの方向へ移動される。
【0033】リンキング装置10において、針刺し位置
Bに回転移動された各針22a,22bは、対応する針
往復移動カムとの係合を解除されて、自重により下げら
れている(針回転移動装置20の回転軸線の側に後退さ
れている)。各編地12a,12bは、テーブル16お
よび無端ベルト62上に配置されて、所定の速度で針刺
し位置Bに向けて供給される。
Bに回転移動された各針22a,22bは、対応する針
往復移動カムとの係合を解除されて、自重により下げら
れている(針回転移動装置20の回転軸線の側に後退さ
れている)。各編地12a,12bは、テーブル16お
よび無端ベルト62上に配置されて、所定の速度で針刺
し位置Bに向けて供給される。
【0034】針刺し位置Bの各針22a,22bは、対
応する針刺し位置Bに配置された針駆動機構26により
対応する針回転移動装置20の半径方向外方へ移動され
た状態で、編目に刺し通される。編目に刺し通された針
22a,22bは、対応する針回転移動装置20が矢印
A方向へ回転されることにより、対応する針往復移動カ
ムに係合される。編地12aおよび12bは、それぞ
れ、対応する針回転移動装置20の回転にともなって、
針回転移動装置20の外周面に沿って対応する針22a
および22bとともに同方向へ(下流側へ)移動され
る。
応する針刺し位置Bに配置された針駆動機構26により
対応する針回転移動装置20の半径方向外方へ移動され
た状態で、編目に刺し通される。編目に刺し通された針
22a,22bは、対応する針回転移動装置20が矢印
A方向へ回転されることにより、対応する針往復移動カ
ムに係合される。編地12aおよび12bは、それぞ
れ、対応する針回転移動装置20の回転にともなって、
針回転移動装置20の外周面に沿って対応する針22a
および22bとともに同方向へ(下流側へ)移動され
る。
【0035】各編地の編目が針刺し位置Bへ移動される
間、各編地の第1の編地部分は、編地案内装置によりそ
の位置を粗調整されるとともに微調整されることによ
り、針刺し位置Bへ案内される。また、各編地の第2の
編地部分は、編地移動装置により、第1の編地部分と同
期して針刺し位置Bの方向へ移動される。これにより、
ゆがみおよびしわが第1の編地部分に形成されず、縫合
すべき編目は順次針刺し位置Bへ確実に案内される。
間、各編地の第1の編地部分は、編地案内装置によりそ
の位置を粗調整されるとともに微調整されることによ
り、針刺し位置Bへ案内される。また、各編地の第2の
編地部分は、編地移動装置により、第1の編地部分と同
期して針刺し位置Bの方向へ移動される。これにより、
ゆがみおよびしわが第1の編地部分に形成されず、縫合
すべき編目は順次針刺し位置Bへ確実に案内される。
【0036】針22aは、縫合位置Dから針刺し位置B
に向けて回転移動される間、針往復移動カムにより徐々
に後退され、針刺し位置Bの直前において針往復移動カ
ムから外され、針刺し位置Bにおいて針駆動機構26に
より針回転移動装置20の半径方向外方へ移動すなわち
突出される。これにより、針22aの先端部は、針回転
移動装置20の外方へ突出され、針刺し位置Bに移動さ
れた編目に刺し通される。針22bも、針22aと同様
に移動されて、針刺し位置Bに移動された編目に刺し通
される。
に向けて回転移動される間、針往復移動カムにより徐々
に後退され、針刺し位置Bの直前において針往復移動カ
ムから外され、針刺し位置Bにおいて針駆動機構26に
より針回転移動装置20の半径方向外方へ移動すなわち
突出される。これにより、針22aの先端部は、針回転
移動装置20の外方へ突出され、針刺し位置Bに移動さ
れた編目に刺し通される。針22bも、針22aと同様
に移動されて、針刺し位置Bに移動された編目に刺し通
される。
【0037】編目に刺し通された各針22a,22b
は、さらに、針回転移動装置20の回転にともなって対
応する針往復移動カムと係合し、編目に刺し通された状
態に維持されて針刺し位置Bから目移し位置Cへ向けて
移動される。
は、さらに、針回転移動装置20の回転にともなって対
応する針往復移動カムと係合し、編目に刺し通された状
態に維持されて針刺し位置Bから目移し位置Cへ向けて
移動される。
【0038】目拾い針刺し装置18aの側の針22aと
目拾い針刺し装置18bの側の針22bとは、編目に刺
し通された状態で針刺し位置Bから目移し位置Cへ向け
て移動される間、漸次接近され、目移し位置Cにおいて
最も接近されて、先端部を接触されるすなわち突き合わ
される。目拾い針刺し装置18bの側の編地12bは、
目拾い針刺し装置18bの側に配置された案内手段すな
わち編地ガイド48により、針22bの先端側に漸次移
動され、目移し位置Cにおいて目拾い針刺し装置18a
に移される。編地ガイド48は、編地12bひいてはそ
の編目を漸次目拾い針刺し装置18aの側へ移動させる
ように、伸びている。
目拾い針刺し装置18bの側の針22bとは、編目に刺
し通された状態で針刺し位置Bから目移し位置Cへ向け
て移動される間、漸次接近され、目移し位置Cにおいて
最も接近されて、先端部を接触されるすなわち突き合わ
される。目拾い針刺し装置18bの側の編地12bは、
目拾い針刺し装置18bの側に配置された案内手段すな
わち編地ガイド48により、針22bの先端側に漸次移
動され、目移し位置Cにおいて目拾い針刺し装置18a
に移される。編地ガイド48は、編地12bひいてはそ
の編目を漸次目拾い針刺し装置18aの側へ移動させる
ように、伸びている。
【0039】この目移し工程は、目拾い針刺し装置18
bの側の編目が、針回転移動装置20の回転にともなっ
て編地ガイド48の終端部により、目移し位置Cにおい
て針22aに目移しされることにより行われる。針22
aに目移しされた編地12bは、針回転移動装置20の
回転にともなって、目拾い針刺し装置18aに最初から
配置された編地12aに重ねられる。
bの側の編目が、針回転移動装置20の回転にともなっ
て編地ガイド48の終端部により、目移し位置Cにおい
て針22aに目移しされることにより行われる。針22
aに目移しされた編地12bは、針回転移動装置20の
回転にともなって、目拾い針刺し装置18aに最初から
配置された編地12aに重ねられる。
【0040】編地ガイド48は、図示の例では、目移し
位置Cに向けて移動される編地12bを針22bの先端
側に漸次移動させるように、針22bの移動方向につい
て針22bの後端から先端へ向けて伸びる案内面を有す
る長い板状の部材であるが、同様に形成されていれば、
1以上の棒状の部材、1以上の短尺の部材等、他の部材
であってもよい。編地ガイド48を、フレーム14に固
定することに代えて、目移しのたびに図示しない駆動機
構により、目移し位置Cに移動された針22a,22b
の長手方向へわずかに往復移動させて、目移しされた編
地12bを編地12aに重ねるようにしてもよい。
位置Cに向けて移動される編地12bを針22bの先端
側に漸次移動させるように、針22bの移動方向につい
て針22bの後端から先端へ向けて伸びる案内面を有す
る長い板状の部材であるが、同様に形成されていれば、
1以上の棒状の部材、1以上の短尺の部材等、他の部材
であってもよい。編地ガイド48を、フレーム14に固
定することに代えて、目移しのたびに図示しない駆動機
構により、目移し位置Cに移動された針22a,22b
の長手方向へわずかに往復移動させて、目移しされた編
地12bを編地12aに重ねるようにしてもよい。
【0041】目拾い針刺し装置18aにおいて重ねられ
た2枚の編地12a,12bのうち、同じ針22aを刺
し通された編目は、その状態で目移し位置Cから縫合位
置Dへ移動され、縫合位置Dにおいてそこに配置された
ミシンのような縫合装置50により縫合される。これに
より、2枚の編地12a,12bが縫い合わされる。縫
合位置Dにおいて実際に縫合する編目は、針22aが刺
し通された編目であることが好ましいが、他の編目、た
とえば針22aが刺し通された編目に最も近い編目であ
ってもよい。
た2枚の編地12a,12bのうち、同じ針22aを刺
し通された編目は、その状態で目移し位置Cから縫合位
置Dへ移動され、縫合位置Dにおいてそこに配置された
ミシンのような縫合装置50により縫合される。これに
より、2枚の編地12a,12bが縫い合わされる。縫
合位置Dにおいて実際に縫合する編目は、針22aが刺
し通された編目であることが好ましいが、他の編目、た
とえば針22aが刺し通された編目に最も近い編目であ
ってもよい。
【0042】縫合装置50は、制御装置24により制御
されて、ミシン針52とルーバー54とミシン糸56と
により、編地12a,12bのかがり縫いをする。縫合
された編地12a,12bは、一対の引き下げローラ5
8により針22aから離され、所定位置に送り出され
る。なお、編地12a,12bがともにエンドレス状の
縫合部を有していない場合、縫い合わされた編地12
a,12bを図示しないガイドにより、針22aから離
し、図示しない所定の容器に収容してもよい。
されて、ミシン針52とルーバー54とミシン糸56と
により、編地12a,12bのかがり縫いをする。縫合
された編地12a,12bは、一対の引き下げローラ5
8により針22aから離され、所定位置に送り出され
る。なお、編地12a,12bがともにエンドレス状の
縫合部を有していない場合、縫い合わされた編地12
a,12bを図示しないガイドにより、針22aから離
し、図示しない所定の容器に収容してもよい。
【0043】第1および第2の編地部分をそれぞれ編地
案内装置および編地移動装置により案内および移動させ
る技術は、上記のリンキング装置10のように2組の針
列の針をそれらに角度を与えることなくほぼ平行の状態
で突き合わせる装置のみならず、2組の針列の針をそれ
らに角度をもって突き合わせる装置等、他のリンキング
装置にも適用することが好ましい。
案内装置および編地移動装置により案内および移動させ
る技術は、上記のリンキング装置10のように2組の針
列の針をそれらに角度を与えることなくほぼ平行の状態
で突き合わせる装置のみならず、2組の針列の針をそれ
らに角度をもって突き合わせる装置等、他のリンキング
装置にも適用することが好ましい。
【0044】図3〜図9に示すリンキング装置100
は、編地102aの環状の縫合部すなわち第1の編地部
分を帯状または環状の編地102bにより挟み付けて縫
合する装置として用いられる。それゆえに、編地102
bは、一方の縁部と他方の縁部とにおいて編地102a
に縫合される。たとえば、編地102aは前身頃と後身
頃とを縫合した身頃編地とし、編地102bは衿のよう
な付属編地とすることができ、また編地102aの第1
の編地部を衿ぐり部分とし、編地102aの第2の編地
部分を衿ぐり部分以外の部分とすることができる。
は、編地102aの環状の縫合部すなわち第1の編地部
分を帯状または環状の編地102bにより挟み付けて縫
合する装置として用いられる。それゆえに、編地102
bは、一方の縁部と他方の縁部とにおいて編地102a
に縫合される。たとえば、編地102aは前身頃と後身
頃とを縫合した身頃編地とし、編地102bは衿のよう
な付属編地とすることができ、また編地102aの第1
の編地部を衿ぐり部分とし、編地102aの第2の編地
部分を衿ぐり部分以外の部分とすることができる。
【0045】リンキング装置100は、それぞれが互い
に縫合すべき編目を拾いかつその編目にポイント針を刺
し通す一対の目拾い針刺し装置104a,104bと、
第1、第2および第3の編地案内装置と、両編地102
a,102bを移動させる共通の編地移動装置とを含
む。
に縫合すべき編目を拾いかつその編目にポイント針を刺
し通す一対の目拾い針刺し装置104a,104bと、
第1、第2および第3の編地案内装置と、両編地102
a,102bを移動させる共通の編地移動装置とを含
む。
【0046】針移動装置すなわち目拾い針刺し装置10
4aおよび104bは、ポイント針106a,106b
の往復移動の方向がほぼ直交するように、それぞれ針1
06aおよび106bを円形に配列すなわち並設してい
る。目拾い針刺し装置104aおよび104bの針列
は、それぞれ、図6および図8に示すように、針回転移
動装置20のドラム200および202に保持されてお
り、また針の並設方向Aへドラム200および202と
ともに回転可能である。
4aおよび104bは、ポイント針106a,106b
の往復移動の方向がほぼ直交するように、それぞれ針1
06aおよび106bを円形に配列すなわち並設してい
る。目拾い針刺し装置104aおよび104bの針列
は、それぞれ、図6および図8に示すように、針回転移
動装置20のドラム200および202に保持されてお
り、また針の並設方向Aへドラム200および202と
ともに回転可能である。
【0047】ドラム200は、ドラム202の前面に一
体的に形成されている。目拾い針刺し装置104aの針
106aの移動経路上には、第1の針刺し位置B1と第
3の針刺し位置B3とが設定されている。目拾い針刺し
装置104bの針106bの移動経路上には、第2の針
刺し位置B2が設定されている。
体的に形成されている。目拾い針刺し装置104aの針
106aの移動経路上には、第1の針刺し位置B1と第
3の針刺し位置B3とが設定されている。目拾い針刺し
装置104bの針106bの移動経路上には、第2の針
刺し位置B2が設定されている。
【0048】針106aは、後述する針往復移動装置と
しての溝カム210や、針刺しのための針駆動装置とし
ての針駆動部材222により、第1の針刺し位置B1と
第3の針刺し位置B3との2箇所に分けて2段階に突出
され、縫合位置Dを通過した後、元の位置に復帰する。
しての溝カム210や、針刺しのための針駆動装置とし
ての針駆動部材222により、第1の針刺し位置B1と
第3の針刺し位置B3との2箇所に分けて2段階に突出
され、縫合位置Dを通過した後、元の位置に復帰する。
【0049】ドラム200は、図8に示すように、固定
フレーム204に中空軸206においてベアリング20
8および溝カム210を介して回転可能に支持されてお
り、またモータ212および歯車214,216により
所定の速度でA方向へ回転移動される。ドラム200に
は、これの半径方向に延在する複数の溝218が円周方
向に等ピッチで形成されている。
フレーム204に中空軸206においてベアリング20
8および溝カム210を介して回転可能に支持されてお
り、またモータ212および歯車214,216により
所定の速度でA方向へ回転移動される。ドラム200に
は、これの半径方向に延在する複数の溝218が円周方
向に等ピッチで形成されている。
【0050】針106aは、図6に示すように、ドラム
200の内部においてドラム200の半径方向に摺動自
在に溝218に受けられており、ドラム200の回転に
ともなって固定ガイド220によりドラム200の半径
方向すなわち針の進退方向に駆動すなわち往復移動され
る。
200の内部においてドラム200の半径方向に摺動自
在に溝218に受けられており、ドラム200の回転に
ともなって固定ガイド220によりドラム200の半径
方向すなわち針の進退方向に駆動すなわち往復移動され
る。
【0051】固定ガイド220は、回転するドラム20
0と干渉しないように、図示しないフレームに固定され
ている。固定ガイド220は、第1の針刺し位置B1に
おいて突出された針106aを第3の針刺し位置B3で
さらに突出させ、縫合位置Dを通過した後、針106a
を後退させる。針駆動装置の長尺の針駆動部材222
は、針106aを第1の針刺し位置B1において突出さ
せるために、定位置の支点ピン224に揺動自在に支持
されており、またクランクロッド226によりクランク
ピン228に連結されている。
0と干渉しないように、図示しないフレームに固定され
ている。固定ガイド220は、第1の針刺し位置B1に
おいて突出された針106aを第3の針刺し位置B3で
さらに突出させ、縫合位置Dを通過した後、針106a
を後退させる。針駆動装置の長尺の針駆動部材222
は、針106aを第1の針刺し位置B1において突出さ
せるために、定位置の支点ピン224に揺動自在に支持
されており、またクランクロッド226によりクランク
ピン228に連結されている。
【0052】駆動軸230は、中空軸206に回転可能
に支持されており、またモータ232および歯車23
4,236により回転される。後退されている針106
aがドラム200の回転にともなって第1の針刺し位置
B1に到達すると、針駆動部材222は、その位置B1
に到達した針106aを突き上げるように移動され、そ
れによりその針106aは編地102bに刺し通され
る。
に支持されており、またモータ232および歯車23
4,236により回転される。後退されている針106
aがドラム200の回転にともなって第1の針刺し位置
B1に到達すると、針駆動部材222は、その位置B1
に到達した針106aを突き上げるように移動され、そ
れによりその針106aは編地102bに刺し通され
る。
【0053】目拾い針刺し装置104bの針106b
は、図8に示すように、ドラム202の軸線方向へ進退
自在にドラム202に保持されており、またフレーム2
04に固定された溝カム210に回転自在に受けられて
おり、さらにモータ212および歯車214,216に
よりドラム200,202とともに所定の速度で送り方
向Aへ回転移動される。
は、図8に示すように、ドラム202の軸線方向へ進退
自在にドラム202に保持されており、またフレーム2
04に固定された溝カム210に回転自在に受けられて
おり、さらにモータ212および歯車214,216に
よりドラム200,202とともに所定の速度で送り方
向Aへ回転移動される。
【0054】リンキング装置100も、図1に示すリン
キング装置10と同様に、編目の位置を修正すべく編地
を案内するように3箇所の針刺し位置B1,B2,B3
毎に設けられた第1、第2および第3の編地案内装置を
含む自動リンキング装置である。第1の編地案内装置は
編地102bの縫合すべき2つの縁部の一方を第1の針
刺し位置B1へ案内し、第2の編地案内装置は編地10
2bの縫合すべき2つの縁部の他方を第2の針刺し位置
B2へ案内し、第3の編地案内装置は編地102aを第
3の針刺し位置B3へ案内する。
キング装置10と同様に、編目の位置を修正すべく編地
を案内するように3箇所の針刺し位置B1,B2,B3
毎に設けられた第1、第2および第3の編地案内装置を
含む自動リンキング装置である。第1の編地案内装置は
編地102bの縫合すべき2つの縁部の一方を第1の針
刺し位置B1へ案内し、第2の編地案内装置は編地10
2bの縫合すべき2つの縁部の他方を第2の針刺し位置
B2へ案内し、第3の編地案内装置は編地102aを第
3の針刺し位置B3へ案内する。
【0055】第1の編地案内装置は、図4および図5に
示すように、第1の針刺し位置B1の上流側において編
地102bの一方の端を検出する一対の編地端センサ1
10と、両編地端センサ110の出力信号を基に編地1
02bの一方の縁部の位置を調整する一対のローラ11
2とを備える。この第1の編地案内装置は、編地位置調
整機構である一対のローラ112が、それぞれ回転する
とともに、編地を押圧しながら軸線方向へ移動すること
によって、編地102bの一方の縁部の位置を調整しつ
つ、その縁部の編目を第1の針刺し位置B1へ案内す
る。それゆえに、第1の編地案内装置は、編地102b
の一方の縁部のための編地端位置決め手段すなわち編地
端位置決め機構として作用する。
示すように、第1の針刺し位置B1の上流側において編
地102bの一方の端を検出する一対の編地端センサ1
10と、両編地端センサ110の出力信号を基に編地1
02bの一方の縁部の位置を調整する一対のローラ11
2とを備える。この第1の編地案内装置は、編地位置調
整機構である一対のローラ112が、それぞれ回転する
とともに、編地を押圧しながら軸線方向へ移動すること
によって、編地102bの一方の縁部の位置を調整しつ
つ、その縁部の編目を第1の針刺し位置B1へ案内す
る。それゆえに、第1の編地案内装置は、編地102b
の一方の縁部のための編地端位置決め手段すなわち編地
端位置決め機構として作用する。
【0056】第2の編地案内装置は、図4および図5に
示すように、第2の針刺し位置B2の上流側において編
地102bの他方の端を検出する一対の編地端センサ1
14と、両編地端センサ114の出力信号を基に編地1
02bの他方の縁部の位置を調整する一対のローラ11
6とを備える。この第2の編地案内装置は、ローラ11
2と同様の一対のローラ116が編地102bの他方の
縁部の位置を調整しつつ、その縁部の編目を第2の針刺
し位置B2へ案内する。それゆえに、第2の編地案内装
置は、編地102bの他方の縁部のための編地端位置決
め手段すなわち編地端位置決め機構として作用する。
示すように、第2の針刺し位置B2の上流側において編
地102bの他方の端を検出する一対の編地端センサ1
14と、両編地端センサ114の出力信号を基に編地1
02bの他方の縁部の位置を調整する一対のローラ11
6とを備える。この第2の編地案内装置は、ローラ11
2と同様の一対のローラ116が編地102bの他方の
縁部の位置を調整しつつ、その縁部の編目を第2の針刺
し位置B2へ案内する。それゆえに、第2の編地案内装
置は、編地102bの他方の縁部のための編地端位置決
め手段すなわち編地端位置決め機構として作用する。
【0057】第3の編地案内装置は、図3〜図5に示す
ように、第3の針刺し位置B3の上流側において編地1
02a端を検出する一対の第3の編地端センサ118
と、両第3の編地端センサの出力信号を基に編地102
bの縁部の位置を調整するローラ120とを備える。こ
の第3の編地案内装置は、ローラ112と同様のローラ
120が編地102aの第1の編地部分の位置を調整し
つつ、その第1の編地部分の編目を第3の針刺し位置B
3へ案内する。それゆえに、第3の編地案内装置は、編
地102aのための編地端位置決め手段すなわち編地端
位置決め装置として作用する。
ように、第3の針刺し位置B3の上流側において編地1
02a端を検出する一対の第3の編地端センサ118
と、両第3の編地端センサの出力信号を基に編地102
bの縁部の位置を調整するローラ120とを備える。こ
の第3の編地案内装置は、ローラ112と同様のローラ
120が編地102aの第1の編地部分の位置を調整し
つつ、その第1の編地部分の編目を第3の針刺し位置B
3へ案内する。それゆえに、第3の編地案内装置は、編
地102aのための編地端位置決め手段すなわち編地端
位置決め装置として作用する。
【0058】編地移動装置は、編地の送り手段として、
送りローラ122と、該送りローラを編地案内装置のロ
ーラ112,116,120の回転または目拾い針刺し
装置20の回転と同期して回転させる駆動機構(図示せ
ず)とを備える。
送りローラ122と、該送りローラを編地案内装置のロ
ーラ112,116,120の回転または目拾い針刺し
装置20の回転と同期して回転させる駆動機構(図示せ
ず)とを備える。
【0059】送りローラ122は、図3に示すように、
編地102aの縫合部すなわち第1の編地部分と編地1
02bとを受ける第1のローラ部124と、編地102
aの身頃編の部分すなわち第2の編地部分を受ける第2
の部位126と、第1および第2のローラ部124,1
26の間の円錐状部128とを有する。第1のローラ部
124の直径は、第2のローラ部126のそれより小さ
い。図3に示すように、第1および第2のローラ部12
4,126の外周面にローレット加工を施すことが好ま
しい。
編地102aの縫合部すなわち第1の編地部分と編地1
02bとを受ける第1のローラ部124と、編地102
aの身頃編の部分すなわち第2の編地部分を受ける第2
の部位126と、第1および第2のローラ部124,1
26の間の円錐状部128とを有する。第1のローラ部
124の直径は、第2のローラ部126のそれより小さ
い。図3に示すように、第1および第2のローラ部12
4,126の外周面にローレット加工を施すことが好ま
しい。
【0060】編地102aは、第1の編地部分を第1の
ローラ部124と円筒状のカバー130とにかけられて
おり、第2の編地部分を第2のローラ部126にかけら
れている。これに対し、編地102bは、第1のローラ
部124と、目拾い針刺し装置104aおよび104b
の両針回転移動装置20とにかけられている。両編地1
02a,102bは、送りローラ122と両針回転移動
装置20とが同期して回転されることにより、移動され
る。
ローラ部124と円筒状のカバー130とにかけられて
おり、第2の編地部分を第2のローラ部126にかけら
れている。これに対し、編地102bは、第1のローラ
部124と、目拾い針刺し装置104aおよび104b
の両針回転移動装置20とにかけられている。両編地1
02a,102bは、送りローラ122と両針回転移動
装置20とが同期して回転されることにより、移動され
る。
【0061】編地102a,102bがリンキング装置
100にセットされた状態では、編地102aの第1の
編地部分の周長と編地102bの周長とは同じ長さにな
っている。送りローラ122は、両針回転移動装置20
が針106の1ピッチ分だけ編地の送り方向へ回転した
とき、これに同期して所定量だけ回転される。送りロー
ラ122の所定量とは、第1のローラ部124の外周が
上記針106の1ピッチ分に相当する長さだけ回転する
量である。なお、ローラ112,116,120のいず
れか1つについて、ローラが送り方向へ回転したとき、
そのローラによる編地の送り量と等しい量だけ第1のロ
ーラ部124が編地を送るべく送りローラ122を回転
させるようにしてもよい。
100にセットされた状態では、編地102aの第1の
編地部分の周長と編地102bの周長とは同じ長さにな
っている。送りローラ122は、両針回転移動装置20
が針106の1ピッチ分だけ編地の送り方向へ回転した
とき、これに同期して所定量だけ回転される。送りロー
ラ122の所定量とは、第1のローラ部124の外周が
上記針106の1ピッチ分に相当する長さだけ回転する
量である。なお、ローラ112,116,120のいず
れか1つについて、ローラが送り方向へ回転したとき、
そのローラによる編地の送り量と等しい量だけ第1のロ
ーラ部124が編地を送るべく送りローラ122を回転
させるようにしてもよい。
【0062】編地102aの第2の編地部分の周長は、
第1の編地部分の周長よりも長い。このため、第2のロ
ーラ部126の外周は、第1の編地部分の周長に対する
第2の編地部分の周長の差に対応する値だけ、第1のロ
ーラ部124の外周より長い。これにより、送りローラ
122の回転時に、各編地部分がそれぞれの周長に応じ
た量だけ送られるので、第1の編地部分と第2の編地部
分との状態が常に一定となり、第1の編地部分に一層ゆ
がみやしわが生じにくくなる。
第1の編地部分の周長よりも長い。このため、第2のロ
ーラ部126の外周は、第1の編地部分の周長に対する
第2の編地部分の周長の差に対応する値だけ、第1のロ
ーラ部124の外周より長い。これにより、送りローラ
122の回転時に、各編地部分がそれぞれの周長に応じ
た量だけ送られるので、第1の編地部分と第2の編地部
分との状態が常に一定となり、第1の編地部分に一層ゆ
がみやしわが生じにくくなる。
【0063】第1のローラ部124の外径と第2のロー
ラ部126の外径との比率は、編地102aの第1の編
地部分の周長と第2の編地部分の周長との比率に合わせ
て設定することが好ましい。これにより、第1の編地部
分と第2の編地部分とが同時に1周することになるか
ら、編地102aの移動時に各編地部分の状態がより一
定に保たれる。
ラ部126の外径との比率は、編地102aの第1の編
地部分の周長と第2の編地部分の周長との比率に合わせ
て設定することが好ましい。これにより、第1の編地部
分と第2の編地部分とが同時に1周することになるか
ら、編地102aの移動時に各編地部分の状態がより一
定に保たれる。
【0064】編地102a,102bのセット時、編地
102bの一方の縁部は、目拾い針刺し装置104aの
針の突出している全ての針を刺し通される。また、編地
102bの他方の縁部は、目拾い針刺し装置104bの
針の突出している全ての針を刺し通される。編地102
aは、目拾い針刺し装置104aの突出している針のう
ち、第3の針刺し位置B3より下流側の全ての針を刺し
通される。
102bの一方の縁部は、目拾い針刺し装置104aの
針の突出している全ての針を刺し通される。また、編地
102bの他方の縁部は、目拾い針刺し装置104bの
針の突出している全ての針を刺し通される。編地102
aは、目拾い針刺し装置104aの突出している針のう
ち、第3の針刺し位置B3より下流側の全ての針を刺し
通される。
【0065】編地102bは、L字状に曲げられたガイ
ド132によりL字状に曲げられ、その状態で、針回転
移動装置20の回転にともなって、一方の縁部を第1の
編地案内装置により第1の針刺し位置B1に案内される
とともに他方の縁部を第2の編地案内装置により第2の
針刺し位置B2に案内される。これにより、両縁部の編
目は、第1または第2の針刺し位置B1,B2に正しく
案内される。
ド132によりL字状に曲げられ、その状態で、針回転
移動装置20の回転にともなって、一方の縁部を第1の
編地案内装置により第1の針刺し位置B1に案内される
とともに他方の縁部を第2の編地案内装置により第2の
針刺し位置B2に案内される。これにより、両縁部の編
目は、第1または第2の針刺し位置B1,B2に正しく
案内される。
【0066】ガイド132の垂直の壁部分は、図3およ
び図4に示すように第2の針刺し位置B2まで伸びてい
る。ガイド132の水平な板部分は、図3に示すよう
に、第1の針刺し位置B1から狭い幅となっており、目
拾い針刺し装置104aの側の針列とドラム202との
間に位置し、第1の針刺し位置B1からドラム200の
円周方向に半周以上延在している。
び図4に示すように第2の針刺し位置B2まで伸びてい
る。ガイド132の水平な板部分は、図3に示すよう
に、第1の針刺し位置B1から狭い幅となっており、目
拾い針刺し装置104aの側の針列とドラム202との
間に位置し、第1の針刺し位置B1からドラム200の
円周方向に半周以上延在している。
【0067】編地102bは、第1の針刺し位置B1に
おいて針106aを一方の縁部の編目に刺し通され、第
2の針刺し位置B2において針106bを他方の縁部の
編目に刺し通された後、さらに刺し通された針106
a,106bとともに第3の針刺し位置B3へ向けて移
動される。針106aは、編地102bの一方の縁部の
編目に刺し通された後、第3の針刺し位置B3の直前ま
で移動される間に編地102bの一方の縁部とともに弧
状のガイド134の内側を通過する。
おいて針106aを一方の縁部の編目に刺し通され、第
2の針刺し位置B2において針106bを他方の縁部の
編目に刺し通された後、さらに刺し通された針106
a,106bとともに第3の針刺し位置B3へ向けて移
動される。針106aは、編地102bの一方の縁部の
編目に刺し通された後、第3の針刺し位置B3の直前ま
で移動される間に編地102bの一方の縁部とともに弧
状のガイド134の内側を通過する。
【0068】編地102aは、縫合すべき縁部を第3の
編地案内装置により第1および第3の針刺し位置B1,
B3間においてガイド134の外側に重ねられつつ、第
3の針刺し位置B3に案内される。ガイド134は、第
3の針刺し位置B3の直前で終了している。このため、
編地102aは、第3の針刺し位置B3において、編地
104bの一方の縁部に漸次重ねられ、ここで針106
aはさらに突出されて編地102aの編目に刺し通され
る。これにより、針106aは、編地102aの編目と
編地102bの一方の縁部の編目とに刺し通される。
編地案内装置により第1および第3の針刺し位置B1,
B3間においてガイド134の外側に重ねられつつ、第
3の針刺し位置B3に案内される。ガイド134は、第
3の針刺し位置B3の直前で終了している。このため、
編地102aは、第3の針刺し位置B3において、編地
104bの一方の縁部に漸次重ねられ、ここで針106
aはさらに突出されて編地102aの編目に刺し通され
る。これにより、針106aは、編地102aの編目と
編地102bの一方の縁部の編目とに刺し通される。
【0069】針106aのさらなる突出により、針10
6a,106bは、第3の針刺し位置B3において接近
されて、先端部を突き合わされるすなわち接触される。
リンキング装置100の動作の開始にあたり、第1,第
2および第3の針刺し位置B1,B2およびB3におい
て行う最初の針刺しは、人手により行ってもよいし、自
動的に行ってもよい。
6a,106bは、第3の針刺し位置B3において接近
されて、先端部を突き合わされるすなわち接触される。
リンキング装置100の動作の開始にあたり、第1,第
2および第3の針刺し位置B1,B2およびB3におい
て行う最初の針刺しは、人手により行ってもよいし、自
動的に行ってもよい。
【0070】編地102bは、針106bを刺し通され
た編目が第3の針刺し位置B3から目移し位置Cへ移動
する間に、針106bを刺し通された縁部を図1の編地
ガイド48と類似の編地ガイド136により目拾い針刺
し装置104aの側に漸次曲げられる。針106bを刺
し通された編目は、また、針回転移動装置20の回転に
ともなって、目移し位置Cにおいて針106aに目移し
をされる。
た編目が第3の針刺し位置B3から目移し位置Cへ移動
する間に、針106bを刺し通された縁部を図1の編地
ガイド48と類似の編地ガイド136により目拾い針刺
し装置104aの側に漸次曲げられる。針106bを刺
し通された編目は、また、針回転移動装置20の回転に
ともなって、目移し位置Cにおいて針106aに目移し
をされる。
【0071】針106aに目移しされた編地102b
は、針回転移動装置20の回転にともなって、ガイド1
38によりさらに曲げられて、他方の縁部を編地102
aの外側に重ねられ、その状態で縫合位置Dに移動され
る。縫合装置50は、セット時に針刺し位置B1におい
て人手により針刺しをされた編目が縫合位置Dに到達し
た後に動作を開始し、編地102a,102bを縫合す
る。
は、針回転移動装置20の回転にともなって、ガイド1
38によりさらに曲げられて、他方の縁部を編地102
aの外側に重ねられ、その状態で縫合位置Dに移動され
る。縫合装置50は、セット時に針刺し位置B1におい
て人手により針刺しをされた編目が縫合位置Dに到達し
た後に動作を開始し、編地102a,102bを縫合す
る。
【0072】針106aは、針回転移動装置20の回転
にともなって、縫合位置Dを通過した後、漸次後退され
る。縫合された編地102a,102bは、針回転移動
装置20およびローラ122の回転により、ローラ12
2の側に引き寄せられ、その途中において編目を針10
6aから完全に外される。
にともなって、縫合位置Dを通過した後、漸次後退され
る。縫合された編地102a,102bは、針回転移動
装置20およびローラ122の回転により、ローラ12
2の側に引き寄せられ、その途中において編目を針10
6aから完全に外される。
【0073】編地移動装置は上記の実施例以外の他の装
置であってもよい。図9に示す編地移動装置は、編地の
送り手段として、同一軸線上に配列されかつ同一外径を
有する2つのローラ140,142を用いている。ロー
ラ140は、その一端部において軸受けによりブラケッ
ト144に回転可能に支持されており、歯車146,1
48を介して電動機150により所定の速度で回転され
る。ローラ142は、ローラ140をその軸線方向に貫
通して伸びる軸152に支持されている。軸152は、
軸受によりローラ140に回転可能に支持されており、
また歯車154,156を介して電動機158により所
定の速度で回転される。ブラケット144は、編機のフ
レームに取り付けられている。
置であってもよい。図9に示す編地移動装置は、編地の
送り手段として、同一軸線上に配列されかつ同一外径を
有する2つのローラ140,142を用いている。ロー
ラ140は、その一端部において軸受けによりブラケッ
ト144に回転可能に支持されており、歯車146,1
48を介して電動機150により所定の速度で回転され
る。ローラ142は、ローラ140をその軸線方向に貫
通して伸びる軸152に支持されている。軸152は、
軸受によりローラ140に回転可能に支持されており、
また歯車154,156を介して電動機158により所
定の速度で回転される。ブラケット144は、編機のフ
レームに取り付けられている。
【0074】ローラ140は、編地102aの環状の縫
合部すなわち第1の編地部分と編地102bとを受け
る。これに対し、ローラ142は、編地102aの身頃
編の部分すなわち第2の編地部分を受ける。このため、
ローラ140,142の回転速度は、ローラ140,1
42によって送られる編地部分の周長に応じて設定され
る。たとえば、ローラ140により移動される編地部分
の周長がローラ142により移動される編地部分の周長
より短いときは、両編地部分の周長の比率に応じて、ロ
ーラ140の回転速度がローラ142の回転速度より遅
く設定される。
合部すなわち第1の編地部分と編地102bとを受け
る。これに対し、ローラ142は、編地102aの身頃
編の部分すなわち第2の編地部分を受ける。このため、
ローラ140,142の回転速度は、ローラ140,1
42によって送られる編地部分の周長に応じて設定され
る。たとえば、ローラ140により移動される編地部分
の周長がローラ142により移動される編地部分の周長
より短いときは、両編地部分の周長の比率に応じて、ロ
ーラ140の回転速度がローラ142の回転速度より遅
く設定される。
【0075】図10および図11に示す編地移動装置
は、編地の送り手段として、ベルトコンベア機構160
を用いている。ベルトコンベア機構160は、一対のロ
ーラ162、と両ローラ60に巻きかけられた無端ベル
ト164と、一方のローラ162を回転させる駆動機構
166とを備える。ベルトコンベア機構160は、両ロ
ーラ162の回転軸線が目拾い針刺し装置104a,1
04bの回転軸線と平行となり、無端ベルト164が編
地102aを水平線に対し斜めに移動させるように、傾
斜した状態に補助フレーム168に組み付けられる。
は、編地の送り手段として、ベルトコンベア機構160
を用いている。ベルトコンベア機構160は、一対のロ
ーラ162、と両ローラ60に巻きかけられた無端ベル
ト164と、一方のローラ162を回転させる駆動機構
166とを備える。ベルトコンベア機構160は、両ロ
ーラ162の回転軸線が目拾い針刺し装置104a,1
04bの回転軸線と平行となり、無端ベルト164が編
地102aを水平線に対し斜めに移動させるように、傾
斜した状態に補助フレーム168に組み付けられる。
【0076】環状の編地102aは、ローラ172およ
び目拾い針刺し装置104aにかけられ、無端ベルト1
64によりローラ172の側に強制的に戻される。無端
ベルト164は、編地102aの身頃編部分すなわち第
2の編地部分をローラ172の側に強制的に戻す。編地
102aは、目拾い針刺し装置104aの下方において
ガイド170に受けられ、ガイド170により無端ベル
ト164に案内される。ローラ168は、環状の編地1
02aのセットを容易にするために、図10に実線で示
す位置と、点線で示す位置とに選択的に変位される。
び目拾い針刺し装置104aにかけられ、無端ベルト1
64によりローラ172の側に強制的に戻される。無端
ベルト164は、編地102aの身頃編部分すなわち第
2の編地部分をローラ172の側に強制的に戻す。編地
102aは、目拾い針刺し装置104aの下方において
ガイド170に受けられ、ガイド170により無端ベル
ト164に案内される。ローラ168は、環状の編地1
02aのセットを容易にするために、図10に実線で示
す位置と、点線で示す位置とに選択的に変位される。
【0077】図12〜図14に示す編地移動装置は、身
頃編地としての筒状の編地102aの衿ぐり部分を衿編
地としての編地102bにより挟みつけて縫合するリン
キング装置用の編地移動装置として好適である。長いセ
ータ、ワンピースのように、複数の身頃編地を筒状に縫
合した長い編地102aは、図12に示すように、その
第1の編地部分(衿ぐり部分)が垂直となるようにリン
キング装置に装着しても、反対の側の端は水平になる。
頃編地としての筒状の編地102aの衿ぐり部分を衿編
地としての編地102bにより挟みつけて縫合するリン
キング装置用の編地移動装置として好適である。長いセ
ータ、ワンピースのように、複数の身頃編地を筒状に縫
合した長い編地102aは、図12に示すように、その
第1の編地部分(衿ぐり部分)が垂直となるようにリン
キング装置に装着しても、反対の側の端は水平になる。
【0078】このため、図示の編地移動装置は、編地の
送り手段として、図3〜図5に示す実施例における編地
の送り手段180に加えて、編地102aの第2の編地
部分をその長手方向の中間おいて回転移動させる第2の
送り手段182と、移動装置編地102aの身頃編地部
分すなわち第2の編地部分の下端部を載置した状態で回
転移動させる第3の送り手段184とを用いている。
送り手段として、図3〜図5に示す実施例における編地
の送り手段180に加えて、編地102aの第2の編地
部分をその長手方向の中間おいて回転移動させる第2の
送り手段182と、移動装置編地102aの身頃編地部
分すなわち第2の編地部分の下端部を載置した状態で回
転移動させる第3の送り手段184とを用いている。
【0079】第1の送り手段180は、送りローラ12
2の第2のローラ部126が、図3〜図4における第2
のローラ部126より短いことを除いて、図3〜図4に
示す実施例と同じに製作されている。
2の第2のローラ部126が、図3〜図4における第2
のローラ部126より短いことを除いて、図3〜図4に
示す実施例と同じに製作されている。
【0080】第2の送り手段182は、第2の編地部分
の内側の部分に当接する回転円板186を駆動機構18
8により垂直軸線の周りに回転させる。駆動機構188
は、回転円板186の大部分がカバー130に支持され
たプレート190の下側となるように、カバー130に
支持させることができる。しかし、駆動機構188を、
カバー130を支持するフレームに支持させてもよい。
の内側の部分に当接する回転円板186を駆動機構18
8により垂直軸線の周りに回転させる。駆動機構188
は、回転円板186の大部分がカバー130に支持され
たプレート190の下側となるように、カバー130に
支持させることができる。しかし、駆動機構188を、
カバー130を支持するフレームに支持させてもよい。
【0081】第3の送り手段184は、第2の編地部分
の下端部を垂直軸線の周りに回転可能の回転円板192
に受け、この回転円板192を駆動機構194により垂
直軸線の周りに回転させる。駆動機構194は、適宜な
フレーム196に支持させることができる。
の下端部を垂直軸線の周りに回転可能の回転円板192
に受け、この回転円板192を駆動機構194により垂
直軸線の周りに回転させる。駆動機構194は、適宜な
フレーム196に支持させることができる。
【0082】駆動機構188,194は、第1の送り手
段180の駆動機構(図示せず)と同様に、対応する回
転円板186,192を針回転移動装置20と同期して
回転させる。回転円板186,192による送り速度
は、編地102aの第1の編地部分が針回転移動装置2
0により針106の1ピッチ分だけ回転移動されたと
き、第1の編地部分により第2の編地部分に作用する引
っ張力を小さくするように、第2の編地部分を編地10
2aの第1および第2の編地部分の周長の比率に応じた
値だけ回転移動させる値である。
段180の駆動機構(図示せず)と同様に、対応する回
転円板186,192を針回転移動装置20と同期して
回転させる。回転円板186,192による送り速度
は、編地102aの第1の編地部分が針回転移動装置2
0により針106の1ピッチ分だけ回転移動されたと
き、第1の編地部分により第2の編地部分に作用する引
っ張力を小さくするように、第2の編地部分を編地10
2aの第1および第2の編地部分の周長の比率に応じた
値だけ回転移動させる値である。
【0083】具体的には、編地102aの第1の編地部
分が一周りしたときに回転円板192が一回転するよう
に駆動機構194の回転速度が決定され、また、回転円
板186に接触する編地部分の移動速度と回転円板18
6の周速度とが等しくなるように駆動機構188の回転
速度が決定される。
分が一周りしたときに回転円板192が一回転するよう
に駆動機構194の回転速度が決定され、また、回転円
板186に接触する編地部分の移動速度と回転円板18
6の周速度とが等しくなるように駆動機構188の回転
速度が決定される。
【0084】編地102aは、第1の編地部分を、第2
の送り手段182を通して、第1のローラ部124と円
筒状のカバー130とにかけるとともに第2の編地部分
を第2のローラ部126にかけ、第2の編地部分の後端
を第3の送り手段184の回転円板192に載せること
により、リンキング装置にセットされる。編地102b
は、図3〜図5に示す実施例と同様にリンキング装置の
セットされる。その状態で、リンキング装置が駆動され
て、編地102a,102bを縫合する。
の送り手段182を通して、第1のローラ部124と円
筒状のカバー130とにかけるとともに第2の編地部分
を第2のローラ部126にかけ、第2の編地部分の後端
を第3の送り手段184の回転円板192に載せること
により、リンキング装置にセットされる。編地102b
は、図3〜図5に示す実施例と同様にリンキング装置の
セットされる。その状態で、リンキング装置が駆動され
て、編地102a,102bを縫合する。
【0085】なお、図12〜図14に示す実施例におい
て、第2および第3の送り手段182および184の回
転円板186および192を水平線に対し傾斜した回転
軸線の周りに回転させてもよい。この場合、回転円板1
86および192の回転軸線は、図12において右上り
となる。
て、第2および第3の送り手段182および184の回
転円板186および192を水平線に対し傾斜した回転
軸線の周りに回転させてもよい。この場合、回転円板1
86および192の回転軸線は、図12において右上り
となる。
【0086】本発明は、上記実施例に限定されない。た
とえば、編地102aの第2の編地部分を移動させる手
段は、無端ベルト以外の帯状体であってもよいし、送り
ローラおよび回転円板以外の回転体であってもよい。
とえば、編地102aの第2の編地部分を移動させる手
段は、無端ベルト以外の帯状体であってもよいし、送り
ローラおよび回転円板以外の回転体であってもよい。
【0087】本発明は、上記した実施例のように自動リ
ンキング装置に適用することが好ましいが、編目に刺し
通される複数の針をそれぞれ有する2組の針列のそれぞ
れに対応して設けられた編地案内装置により、編地を検
出し、その検出結果に基づいて編地の位置を修正しつ
つ、編地を針刺し位置へ案内し、両針列の針を互いに順
次接近させて一方の針列の編地を他方の針列に目移し
し、他方の針列に刺し通された2つの編地を縫製するリ
ンキング装置等、他のリンキング装置にも適用すること
ができる。この場合、編地案内装置は、上記実施例にお
ける編地端位置位置決め装置および目拾い装置の両者を
備えていてもよいし、編地端位置位置決め装置および目
拾い装置のいずれか一方を備えていなくてもよいし、目
拾い装置のみを備えていてもよい。
ンキング装置に適用することが好ましいが、編目に刺し
通される複数の針をそれぞれ有する2組の針列のそれぞ
れに対応して設けられた編地案内装置により、編地を検
出し、その検出結果に基づいて編地の位置を修正しつ
つ、編地を針刺し位置へ案内し、両針列の針を互いに順
次接近させて一方の針列の編地を他方の針列に目移し
し、他方の針列に刺し通された2つの編地を縫製するリ
ンキング装置等、他のリンキング装置にも適用すること
ができる。この場合、編地案内装置は、上記実施例にお
ける編地端位置位置決め装置および目拾い装置の両者を
備えていてもよいし、編地端位置位置決め装置および目
拾い装置のいずれか一方を備えていなくてもよいし、目
拾い装置のみを備えていてもよい。
【図1】本発明のリンキング装置の一実施例を示す概略
的な正面図である。
的な正面図である。
【図2】図1の2−2線に沿って得た断面図である。
【図3】本発明のリンキング装置の他の実施例を示す概
略的な平面図である。
略的な平面図である。
【図4】図3のリンキング装置の概略的な正面図であ
る。
る。
【図5】図3のリンキング装置の概略的な側面図であ
る。
る。
【図6】図3のリンキング装置における一方の針の駆動
部分の断面図である。
部分の断面図である。
【図7】図3のリンキング装置における一方の針を移動
させるカム部分の正面図である。
させるカム部分の正面図である。
【図8】図3のリンキング装置における他方の針の駆動
部分の断面図である。
部分の断面図である。
【図9】編地移動装置の送り手段の他の実施例を示す図
である。
である。
【図10】編地移動装置の他の実施例を示す図である。
【図11】図10に示す編地移動装置の右側面図であ
る。
る。
【図12】編地移動装置の送り手段のさらに他の実施例
を示す図である。
を示す図である。
【図13】図12に示す編地移動装置の左側面図であ
る。
る。
【図14】図12に示す編地移動装置の平面図である。
10,100 リンキング装置 12a,12b,102a,102b 編地 18a,18b,104a,104b 目拾い針刺し装
置 20 針回転移動装置 22a,22b,106a,106b ポイント針 26 針刺しのための針駆動機構 28 編地案内装置の編地端センサ 30,34 編地案内装置のローラ 32 編地案内装置の撓みセンサ 36 編地案内装置のテレビカメラ 40,42 編地案内装置のハンド 50 縫合装置 62 編地移動装置の無端ベルト 122,140,142 編地移動装置の送りローラ 160 編地移動装置のベルトコンベア機構 162 編地移動装置のローラ 164 編地移動装置の無端ベルト 166 編地移動装置の駆動機構 180,182,184 編地移動装置の編地の送り手
段 186,192 回転円板 188,194 回転円板の駆動機構 B,B1,B2,B3 針刺し位置 C 目移し位置 D 縫合位置
置 20 針回転移動装置 22a,22b,106a,106b ポイント針 26 針刺しのための針駆動機構 28 編地案内装置の編地端センサ 30,34 編地案内装置のローラ 32 編地案内装置の撓みセンサ 36 編地案内装置のテレビカメラ 40,42 編地案内装置のハンド 50 縫合装置 62 編地移動装置の無端ベルト 122,140,142 編地移動装置の送りローラ 160 編地移動装置のベルトコンベア機構 162 編地移動装置のローラ 164 編地移動装置の無端ベルト 166 編地移動装置の駆動機構 180,182,184 編地移動装置の編地の送り手
段 186,192 回転円板 188,194 回転円板の駆動機構 B,B1,B2,B3 針刺し位置 C 目移し位置 D 縫合位置
Claims (4)
- 【請求項1】 編地の縫合すべき編地部分の状態を検出
し、その検出結果を基に前記編地の位置を修正しつつ前
記編地を針刺し位置へ送る編地案内手段と、複数の針を
前記針刺し位置において前記編地に刺し通し、前記編地
を前記針とともに移動させる針移動手段と、前記編地案
内手段によって直接位置修正をされない編地部分に対応
して設けられ、対応する編地部分を前記縫合すべき編地
部分の移動に合わせて移動させる編地移動手段とを含
む、リンキング装置。 - 【請求項2】 前記編地案内手段は、前記縫合すべき編
地部分の側の編地端を検出する編地端センサと、該セン
サによる検出結果を基に編地の位置を調整する編地位置
調整機構とを備える編地端位置決め手段を含む、請求項
1に記載のリンキング装置。 - 【請求項3】 前記編地案内手段は、前記縫合すべき編
地部分の状態を撮るテレビカメラと、該テレビカメラの
出力信号を基に、針刺しをすべき編目の位置情報を求め
る画像処理装置と、求めた位置情報を基に前記針刺しを
すべき編目の位置を修正する編地位置調整機構とを備え
る目拾い手段を含む、請求項1または2に記載のリンキ
ング装置。 - 【請求項4】 前記編地移動手段は、前記編地案内手段
および前記針移動手段の少なくともいずれか一方に同期
して駆動されて、前記対応する編地部分に移動力を直接
的に与える帯状体または回転体を備える、請求項1,2
または3に記載のリンキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26505496A JPH09149988A (ja) | 1995-09-29 | 1996-09-17 | リンキング装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27501395 | 1995-09-29 | ||
JP7-275013 | 1995-09-29 | ||
JP26505496A JPH09149988A (ja) | 1995-09-29 | 1996-09-17 | リンキング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09149988A true JPH09149988A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=26546802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26505496A Pending JPH09149988A (ja) | 1995-09-29 | 1996-09-17 | リンキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09149988A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110359185A (zh) * | 2018-04-09 | 2019-10-22 | Juki株式会社 | 缝制系统 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP26505496A patent/JPH09149988A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110359185A (zh) * | 2018-04-09 | 2019-10-22 | Juki株式会社 | 缝制系统 |
CN110359185B (zh) * | 2018-04-09 | 2022-06-24 | Juki株式会社 | 缝制系统 |
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