JPH10127966A - 衿編地 - Google Patents

衿編地

Info

Publication number
JPH10127966A
JPH10127966A JP30237996A JP30237996A JPH10127966A JP H10127966 A JPH10127966 A JP H10127966A JP 30237996 A JP30237996 A JP 30237996A JP 30237996 A JP30237996 A JP 30237996A JP H10127966 A JPH10127966 A JP H10127966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knitted fabric
needle
knitted
discarded
collar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30237996A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Miyagawa
真一 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsudakoma Corp, Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Corp
Priority to JP30237996A priority Critical patent/JPH10127966A/ja
Publication of JPH10127966A publication Critical patent/JPH10127966A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動リンキング装置による衿編地への自
動針刺しを終端付近にまで行えるようにすることにあ
る。 【解決手段】 衿編地は、細長い編地主体部と、リンキ
ングラインに沿って編地主体部の側端部に編成された第
1の捨て編部と、編地主体部および第1の捨て編部の終
端側にあってリンキングラインの延長線を横断する範囲
にわたって編成されかつ編地主体部の終端部にインター
シャで連結された第2の捨て編部とを含む。衿編地は、
編地主体部の終端部が針刺し位置近傍に達したとき、第
2の捨て編部を編地案内手段により押えられつつ前進さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動リンキング装
置に仕掛けられる衿編地に関する。
【0002】
【従来の技術】衿編地と身頃編地とを自動的に縫製する
自動リンキング装置の1つとして、特願平7−3238
81号公報に記載された装置がある。このリンキング装
置は、衿編地の目拾いをしつつ、該衿編地に針列の針に
よる針刺しを順次行い、身頃編地の縫合部(衿ぐり)を
編地案内手段により移動させて身頃編地に前記針列の針
による針刺しを順次行い、両編地に同一の針列の針によ
る針刺しをした状態で両編地を縫合する。
【0003】編地案内手段は、衿編地の端を編地端セン
サにより検出し、その検出結果を基に編地を粗調整用の
ローラで断面がL字状のガイド部に押圧しながらそのロ
ーラの軸線方向へ移動させることにより編地の位置を修
正し、修正された編地の状態をテレビカメラにより撮像
し、その出力画像信号を基に編目の位置を編目検出装置
すなわち画像処理装置により求め、求めた位置情報を基
に針刺しすべきすなわち縫合すべき編目の位置を、編地
を微調整用のローラでガイド部に押圧しながら回転しつ
つそのローラの軸線方向へ移動させること、または、編
地を一対のハンドでガイド部に押圧しながら二次元方向
へ移動させることにより修正し、もって針刺しすべき編
目をポイント針による針刺しすなわち目拾いのための針
刺し位置へ案内する。
【0004】しかし、従来の衿編地は、その送り方向終
端部が針刺し位置付近に達すると、編地案内手段のロー
ラまたはハンドにより衿編地を押えることができなくな
る。このため、編地案内手段による編目の案内ができな
くなるだけでなく、その結果画像処理装置による編目配
列状態を検出することさえできなくなる。このように編
目配列状態の検出が不能になると、正しい目拾い動作が
行われないから、間違った編目に針刺しが行われた状態
で衿編地が縫合されてしまい、衿編地の終端部が正しく
縫合されない。このため、従来では、自動リンキング装
置を用いても、終端部の20〜30の編目の針刺しを人
手により行わなければならず、作業効率が低い。
【0005】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、自動リンキ
ング装置による衿編地への自動針刺しを終端付近にまで
行えるようにすることにある。
【0006】
【解決手段、作用、効果】本発明の衿編地は、細長い編
地主体部と、リンキングラインに沿って編地主体部の側
端部に編成された第1の捨て編部と、編地主体部および
第1の捨て編部の終端側にあってリンキングラインの延
長線を横断する範囲にわたって編成されかつ編地主体部
の終端部にインターシャで連結された第2の捨て編部と
を含む。
【0007】衿編地は、編地の編目配列状態を検出して
縫合すべき編目の位置を求め、求めた編目を編地案内手
段により針刺し位置へ案内して1目ずつ針刺しをする自
動リンキング装置に仕掛けられる。自動リンキング装置
に仕掛けられた衿編地は、針刺し位置の近傍の部分であ
って編地主体部および第1の捨て編部の部分を編地案内
手段により押えられつつリンキングライン上の編目を針
刺し位置に順次案内され、針刺し位置においてそれらの
編目に順次針刺しされる。
【0008】編地主体部の終端部が針刺し位置近傍に達
すると、衿編地は、第2の捨て編部を編地案内手段によ
り押えられつつ編地主体部の終端部のリンキングライン
上の編目(針刺しすべき残りの編目)を針刺し位置に順
次案内され、針刺し位置においてそれらの編目に順次針
刺しされる。第1および第2の捨て編部は、縫製後に除
去される。
【0009】本発明によれば、編地主体部の側端部に編
成された第1の捨て編部と、編地主体部および第1の捨
て編部の終端側にあってリンキングラインの延長線を横
断する範囲にわたって編成された第2の捨て編部を設け
たから、編地主体部の終端付近の編目までリンキング装
置による自動針刺しが行われ、従来に比べ人手による針
刺し数が少なく(たとえば、0〜5)、作業性が向上す
る。
【0010】編地主体部の側端部の編糸と第1の捨て編
部の編糸とを不連続とし、編地主体部の終端部の編糸と
第2の捨て編部の編糸とをインターシャでつなぐことで
不連続とすることができる。これにより、編地主体部の
終端にほつれを生じさせることなく、第1および第2の
捨て編部を編地主体部から容易に除去することができ
る。
【0011】第2の捨て編部は編地主体部の終端部にタ
ック編により連結された抜き糸を有することができる。
これにより、抜き糸を抜き去ることにより、編地主体部
の終端にほつれを生じさせることなく、容易に第2の捨
て編部を編地主体部から分離することができる。
【0012】さらに、第1の編地と反対の側の編地主体
部の側端部に編成された第3の捨て編部を含み、第2の
捨て編部を第3の捨て編部にわたる範囲にまで編成する
ことができる。これにより、編地主体部の両側端部まで
をともに身頃編地に縫合することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、衿編地10
は、細長い編地主体部12と、細長い編地主体部12の
一方の側端部に編成された第1の捨て編部としての細長
い捨て編部14と、編地主体部12の他方の側端部に編
成された細長い捨て編部16と、編地主体部12および
捨て編部14の終端側に編成された第2の捨て編部とし
ての捨て編部18とを含む。
【0014】編地主体部12、捨て編部14および捨て
編部16は、それぞれ、W1,W2およびW3の幅寸法
でL1の長さ範囲にわたって伸びる細長い長方形の形状
を有する。これに対し、捨て編部18は、衿編地10の
幅方向の一端縁であって捨て編部14の側の端縁から編
地主体部12の幅方向のほぼ中央付近までの範囲にわた
るW4×L2の寸法を有する。このため、衿編地10
は、長方形から寸法L2×W5の矩形の領域20を除去
した形状を有する。
【0015】捨て編部14,16および18の編糸は、
編地主体部12の編糸につながっていない、すなわち端
部を編地主体部12の編糸から切断されている。このた
め、捨て編部14,16および18は、衿編地10を身
頃編地に縫合した後、編地主体部12から取り除くこと
ができる。
【0016】編地主体部12は、その幅方向両縁部を平
行に伸びる一対のリンキングライン22,24を有す
る。リンキングラインは、針刺しすべき編目を仮想的に
結んだ仮想線である。
【0017】捨て編部14は、長さL1の範囲にわたっ
て編地主体部12の幅方向の一方の側端縁に編み付けら
れている。捨て編部16は、捨て糸部26を含み、捨て
糸部26において長さL1の範囲にわたって編地主体部
12の幅方向の他方の側端縁にタックにより結合されて
いる。捨て編部18は、一方のリンキングライン22の
延長線を横断して編地主体部12の側と捨て編部14の
側とにわたる。
【0018】捨て編部18は、捨て編部14の編糸と連
続している。なお、捨て編部18のうち、寸法領域W
4,L2により囲われる領域18bは、抜き糸部28を
含み、抜き糸部28において編地主体部12の終端縁に
分離可能に編み込まれている。抜き糸部28は、領域1
8bの残りの部分と編地主体部とにインターシャのタッ
クにより結合されている。
【0019】抜き糸部28と、その上部の領域30と
は、たとえば天竺編とすることができる。捨て編部1
4,16と、捨て編部18の領域30を除く他の部分と
は、編地主体部12と同じ編組織とすることができる。
しかし、捨て編部18の領域18aを捨て編部14の編
糸と異なる編糸とし、捨て編部18の領域18a,18
bを同じ編糸で編成してもよい。この場合、領域30は
抜き糸部28と同じ抜き糸で編成される。すなわち、捨
て編部18は、捨て糸部14の終端縁および編地主体部
12の終端縁に対しインターシャで繋がれることにな
る。
【0020】編地10は、図2に示すように、領域20
に対応する捨て編部32と、編み出し部34とを含む形
に編成しておき、捨て編部32と、編み出し部34とを
取り去ることにより、形成することができる。捨て編部
32は、抜き糸部38,40において、編み出し部34
の終端縁と、捨て糸部18の領域18bに分離可能に編
み付けられている。なお、符号36で示す部位は空間部
であって、その部位には編糸は存在しない。編み出し部
34は、抜き糸部40において、捨て編部16,32に
分離可能に編み付けられている。
【0021】複数の編地10を捨て編部14および捨て
編部18の領域18aに連続して編成する場合には、最
初の衿編地にのみ編み出し部40を形成し、その後の衿
編地、すなわち、図2において編み出し部34を有しな
い衿編地は隣り合う衿編地を抜き糸40により分離可能
に連結するように編成すればよい。
【0022】図2に示す編地の編成方法について説明す
る。先ず、最初に寸法領域L1+L2にわたって編み出
し部34が編成される。続いて、別の編糸で向き糸部4
0が同様の寸法領域L1+L2にわたって編成される。
次に、捨て編部32が寸法領域L2にわたって、また捨
て編部が寸法領域L1にわたって、それぞれ抜き糸部4
0に連結された状態で独立に編成される。
【0023】さたに、捨て編部16に続いて、捨て糸部
26が別の編糸で編成され、次いで編地主体部12がさ
らに別の編糸で編成される。一方、捨て編部32に続い
て抜き糸部38が別の編糸で編成され、次いで捨て編部
18の領域18bが編成される。なお、編地主体部12
と領域18aとは、インターシャでつながれる。領域1
8bが編成されると、そのまま同一の編糸で捨て編部1
8の領域18aおよび捨て編部14が編成される。この
とき、捨て編部14は、編地主体部12の側端縁と連結
される。
【0024】図1に示す衿編地10は、図3に示すよう
に、編地主体部12の幅方向のほぼ中央部から捨て編部
16にわたる始端部42と終端部44とを予め縫合した
後、図4に示すように、自動リンキング装置のドラム4
6および送りローラ48に仕掛けられる。図6におい
て、衿編地10は、矢印方向Aへ移動される。
【0025】衿編地10は、ドラム46とガイド50と
の間の上側の部分において図4に示すL字状のガイド5
0と図示しない編地案内装置とによりL字状に維持さ
れ、残りの部分において2つ折の状態に重ねられるよう
に仕掛けられる。捨て編部18は、領域28,30の部
分で前方に折り返されて衿編地10の2つ折の部分の外
側に重ねられる。
【0026】衿編地10のリンキングライン22,24
上の最初の編目は、リンキングに先だって、針刺し位置
Bにおいてポイント針54,58により針刺しされる。
自動リンキング装置が起動されると、衿編地10は、ド
ラム46および送りローラ48の回転にともなって矢印
A方向へ漸次移動され、対応する針刺し位置Bにおいて
両リンキングライン22,24上の編目に順次針刺しさ
れる。
【0027】針刺しされた部分は、ドラム46の周りを
移動する間に身頃編地を挟み付け、その後縫合位置にお
いてミシンにより縫合される。ミシンは、捨て編部18
が縫合位置を通過した後、すなわち縫合すべき最初の編
目が縫合位置に達したときから動作を開始する。縫合位
置においては、捨て編部18が折り返されているか、垂
下しているだけであって、衿編地10の始端部に重なっ
ていないから、捨て編部18が縫合の妨げになるおそれ
はない。
【0028】捨て編部18は、ドラム46がほぼ4分の
1回転するまでは図5に示すように折り返された状態を
維持するが、ドラム46がさらに4分の1回転する間に
他の部分から徐々に離れ、ドラム46の下側へ移動した
ことにより図6に示すように垂下した状態になる。その
後、捨て編部18は、垂下した状態で、図7に示すよう
にドラム46からローラ48へ移動し、さらに図8に示
すようにローラ48の下側から上側へ移動する。捨て編
部18は、ローラ48の周りを下側から上側へ移動した
ことにより、図9に示すように折り返しを完全に解除さ
れる。捨て編部18の前記作用は、捨て編部18の自重
により生じる。
【0029】衿編地10のリンキングライン22の側の
部分は、捨て編部18が針刺し位置Bの近傍に移動され
るまでの間は、編地主体部12と捨て編部14とが図1
0に示す編地案内装置のローラ52により押圧されてい
る。
【0030】ローラ52は、針刺し位置Bより上流側に
配置されている。このため、捨て編部18を備えていな
い従来の衿編地では、衿編地(特に、編地主体部)の後
端部がローラ52の配置位置を通過すると、ローラ52
による押圧が解除されてしまうから、正しい目拾い動作
が行われず、したがって自動針刺しが正確に行われな
い。
【0031】しかし、衿編地10では、編地主体部12
がローラ52の配置位置を通過すると、捨て編部18が
ローラ52により押圧されるから、針刺し位置Bの近傍
に移動されると、衿編地10のリンキングライン22の
側の部分は、図10に示すように、捨て編部18をロー
ラ52により押圧される。
【0032】上記の結果、衿編地10によれば、最後の
針刺しすべき編目まで正しく目拾いをすることができる
から、図11に示すように、ポイント針54による自動
針刺しを最後部の針刺しすべき編目にまで行うことがで
き、衿編地10の編地主体部12と身頃編地56とを正
確に縫合することができる。図11において、ポイント
針58は、リンキングライン24上の編目の針刺しに用
いられる。
【0033】衿編地10において、抜き糸部28とその
上の領域30とが天竺織りであると、天竺織り自体が折
り曲げやすい編組織であるから、捨て編部18の折り返
しおよびその解除が確実に行われる。また、捨て編部1
8の他の部分が編地主体部12と同じ編組織であると、
ローラ52による編地の送りが確実に行われる。
【0034】図12に示す衿編地60は、その幅方向の
他端縁であって第1の捨て編部としての捨て編部16の
側の端縁から編地主体部12の幅方向中央付近までのW
5×L2の範囲を第2の捨て編部としての捨て編部62
としている。捨て編部62は、編地主体部12および捨
て編部16の終端縁にインターシャのタックにより結合
された抜き糸部64を有する。
【0035】衿編地60も、捨て編部66と編み出し部
68とを含む形に編成していき、捨て糸部66と編み出
し部68とを取り去ることにより、形成することができ
る。捨て編部66は、抜き糸部70において編地主体部
12および捨て編部14の終端縁に分離可能に編み込ま
れているとともに、抜き糸部72において捨て編部62
に分離可能に編み込まれている。編み出し部68は、抜
き糸部74において捨て編部16に分離可能に編み込ま
れている。
【0036】複数の編地60を捨て編部14,66に連
続して編成する場合には、最初の衿編地にのみ編み出し
部を形成し、その後は隣り合う衿編地を抜き糸部74に
より分離可能に連結するように編成すればよい。
【0037】衿編地60は、衿編地10とは逆に編地主
体部12の幅方向中央部から捨て編部14にわたる始端
部42と終端部44とを予め縫合した後、捨て編部62
を前方へ折り返した状態に自動リンキング装置に仕掛け
られることを除いて、編地10と同様にして縫合され
る。このため、衿編地60によっても、終端付近の針刺
しすべき編目にまで自動針刺しをすることができる。
【0038】図13に示す衿編地80は、その幅方向の
一端縁から他端縁までのW6×L2の範囲を第2の捨て
編部としての捨て編部82としている。捨て編部82
は、編地主体部12および捨て編部16の終端縁に除去
可能に編み込まれた抜き糸部84を有する。このとき、
捨て編部14が第1の捨て編部に対応し、捨て編部16
が第3の捨て編部に対応する。
【0039】衿編地80は、編み出し部86を含む形に
編成してき、編み出し部86を取り去ることにより、形
成することができる。編み出し部86は、抜き糸部88
において捨て編部16の幅方向の端縁に分離可能に編み
込まれている。複数の編地80を捨て編部14,82に
連続して編成する場合には、最初の衿編地にのみ編み出
し部を形成し、その後は隣り合う衿編地を抜き糸部88
により分離可能に連結するように編成すればよい。
【0040】衿編地80は、縫合されることなく、自動
リンキング装置に仕掛けられる。両リンキングライン2
2,24上の最初の針刺しすべき編目は、対応する針刺
し位置のポイント針による手動針刺しをされる。衿編地
80の場合、終端部が針刺し位置に近付くと、編地案内
装置のローラが捨て編部82を押圧する。このため、衿
編地80によっても、終端付近の針刺しすべき編目に自
動針刺しをすることができる。
【0041】なお、本発明は、2つのリンキングライン
を有する衿編地のみならず、1つのリンキングラインを
有する衿編地にも適用することができる。また、捨て編
部18,62,82は、抜き糸部を介して編地主体部1
2とインターシャでつながっていると、抜き糸を抜くだ
けで簡単に編地主体部12から取り外すことができる
が、抜き糸部を介することなく編地主体部12にインタ
ーシャでつなぐようにしてもよい。捨て糸部18,6
2,82は、編地主体部12と異なる編糸により編成
し、縫製後に切断により編地主体部12から除去すれば
よい。
【0042】次に、上記のような衿編地を縫合する自動
リンキング装置の一実施例を図14〜図20を用いて説
明する。
【0043】図14〜図20に示すリンキング装置20
0は、編地202の環状の縫合部すなわち第1の編地部
分を帯状または環状の編地204により挟み付けて縫合
する装置として用いられる。それゆえに、編地204
は、一方の縁部と他方の縁部とにおいて編地202に縫
合される。たとえば、編地202は前身頃と後身頃とを
縫合した身頃編地であり、編地204は図1に示す衿編
地10であり、編地202の縫合部は衿ぐり部分であ
り、編地204の縫合部は2つのリンキングライン上の
編目である。衿編地204は、図3に示すように始端部
と終端部とを編地の幅の半分にわたって予め縫い合わせ
ておくことにより環状とされている。
【0044】リンキング装置200は、それぞれが互い
に縫合すべき編目を拾いかつその編目にポイント針を刺
し通す一対の目拾い針刺し装置206,208と、第
1、第2および第3の編地案内装置と、両編地202,
204を移動させる共通の編地移動装置とを含む。
【0045】針移動装置すなわち目拾い針刺し装置20
6および208は、ポイント針210,212の往復移
動の方向がほぼ直交するように、それぞれ針210およ
び212を円形に配列すなわち並設している。目拾い針
刺し装置206および208の針列は、それぞれ、針回
転移動装置のドラム214および216に保持されてお
り、また針の並設方向Aへドラム214および216と
ともに回転可能である。ドラム214は、ドラム216
の前面に一体的に形成されている。
【0046】目拾い針刺し装置206の針210の移動
経路上には、第1の針刺し位置B1と第3の針刺し位置
B3とが設定されている。目拾い針刺し装置208の針
212の移動経路上には、第2の針刺し位置B2が設定
されている。ドラム214および216は図3〜図10
に示すドラム46に対応し、ポイント針210および2
12はそれぞれ図13に示すポイント針58および54
に対応する。
【0047】針210は、針往復移動装置としての固定
ガイド218と、針刺しのための針駆動装置としての針
駆動部材220とにより、第1の針刺し位置B1と第3
の針刺し位置B3との2箇所に分けて2段階に突出さ
れ、縫合位置Dを通過した後、元の位置に復帰する。
【0048】ドラム214は、図17に示すように、固
定フレーム222に中空軸224においてベアリング2
26および溝カム228を介して回転可能に支持されて
おり、またモータ230および歯車232,234によ
りポイント針210,212の針1ピッチ分毎に間欠的
に所定の速度でA方向へ回転移動される。ドラム214
には、これの半径方向に延在する複数の溝236(図1
8,19参照)が円周方向に等ピッチで形成されてい
る。各針210は、ドラム214の内部においてドラム
214の半径方向に摺動自在に溝236に受けられてお
り、ドラム214の回転にともなって固定ガイド218
によりドラム214の半径方向すなわち針の進退方向に
駆動される。
【0049】固定ガイド218は、第1の針刺し位置B
1において突出された針210を第3の針刺し位置B3
でさらに突出させ、縫合位置Dを通過した後、針210
を後退させる。針駆動装置の長尺の針駆動部材220
は、針210を第1の針刺し位置B1において突出させ
るために、定位置の支点ピン238に揺動自在に支持さ
れており、またクランクロッド240によりクランクピ
ン242に連結されている。
【0050】駆動軸244は、中空軸224に回転可能
に支持されており、またモータ246および歯車24
8,250により回転される。後退されている針210
がドラム214の回転にともなって第1の針刺し位置B
1に到達すると、針駆動部材220は、その位置B1に
到達した針210を突き上げるように移動され、それに
よりその針210は編地204に刺し通される。編地2
04に刺し通された針210は、ドラム216の回転に
より針駆動部材220との係合から解放される代わり
に、固定ガイド218と係合し、以後ドラム216の回
転にともなって固定ガイド218によりその突出量を制
御される。
【0051】目拾い針刺し装置208の針212は、図
17に示すように、ドラム216に形成された複数の孔
に各々挿通されてドラム216の軸線方向へ進退自在に
ドラム216に保持されており、またフレーム222に
固定された溝カム228に回転自在に設けられており、
さらにモータ230および歯車232,234によりド
ラム214,214とともに送り方向Aへ回転移動され
る。
【0052】リンキング装置200は、編目の位置を修
正すべく編地を案内するように3箇所の針刺し位置B
1,B2,B3毎に設けられた第1、第2および第3の
編地案内装置を含む自動リンキング装置である。第1の
編地案内装置は編地204の縫合すべき2つの縁部の一
方を第1の針刺し位置B1へ案内し、第2の編地案内装
置は編地204の縫合すべき2つの縁部の他方を第2の
針刺し位置B2へ案内し、第3の編地案内装置は編地2
02を第3の針刺し位置B3へ案内する。
【0053】針212も図示しない針駆動部材により針
刺し位置B2に達したことにより突出すなわち前進さ
れ、それによりその針212は針刺し位置B2へ案内さ
れた編地204の編目に刺し通される。溝カム228
は、針刺し位置B2に達した針212がドラム216の
半径方向(軸線方向)へ移動することを許すように構成
されている。編地204に刺し通された針212は、ド
ラム216の回転により図示しない針駆動部材との係合
を解除される代わりに、溝カム228と係合し、以後ド
ラム216の回転にともなって溝カム228によりその
突出量を制御される。
【0054】第1の編地案内装置は、図14,図16お
よび図20に示すように、編地204の一方の縁部を第
1の針刺し位置B1の上流側において第1の針刺し位置
B1に向けて前進させるローラ254と、第1の針刺し
位置B1に配置された一対のハンド256と、第1の針
刺し位置B1近傍における編地の状態を撮像するテレビ
カメラ258とを含む。
【0055】図20に示すように、ローラ254は、編
地204の一方の縁部の針刺しすべき編目の移動路すな
わちリンキングライン24と直交する方向(Y方向)へ
伸びるように、ハンド256に関して編地204の移動
方向すなわち送り方向(X方向)上流側に配置されてい
る。両ハンド256は、針刺し位置B1の側方を前後方
向(X方向)に平行に伸びており、またリンキングライ
ン24に関して互いに対向されている。
【0056】図20に示すように、ローラ254は、編
地204の送り方向(矢印A方向)に回転されつつ、編
地204を後に詳細に説明するガイド280に押圧しな
がらローラ254の軸線方向(Y方向)へ移動されるこ
とにより、編地204の一方の縁部の針刺しすべき編目
の位置を調整する。ローラ254の軸線方向への移動量
が制限値に達すると、ローラ254は、上昇(Z方向)
されて編地204の一方の縁部の押圧を解除した状態で
軸線方向へ戻された後、再び下降(Z方向)されること
により、編地204に対する押圧位置を変更される。
【0057】両ハンド256は、X,YおよびZ方向へ
同期して同時に移動される。ハンド256は、編地20
4の一方の縁部を押えつつ互いにY方向へ離されること
により、両ハンド256間に位置する編目、すなわち針
刺し位置B1近傍の編目をY方向へ拡張するとともに、
拡張した編目を押えた状態でY方向へ移動しながらX方
向へ前進移動することにより編地204の一方の縁部を
ローラ254による送り速度よりやや早い速度で前進さ
せる。
【0058】ハンド256による編地204の前進移動
により、編地204とローラ254との間に多少の滑り
を生じるが、編地204の一方の縁部の編目がローラ2
54とハンド256とによりX方向に確実に拡張され
る。このため、針刺し位置B1近傍の編目は、これを容
易に識別することができるように、および、針刺しが確
実かつ容易になるように、ハンド256によりX方向お
よびY方向へ大きく拡張される。
【0059】ハンド256は、また、編地204の一方
の縁部の針刺しすべき編目を針刺し位置B1へ案内する
と、編地204の一方の縁部の押圧を解除した状態で、
所定位置に後退され、次いで上記の位置調整動作すなわ
ち位置決め動作を実行する。
【0060】テレビカメラ258は、針刺し位置B1と
その近傍の編地であって両ハンド256間に位置する編
目が拡張されている編地を撮影し、その画像信号を画像
処理装置70に供給する。テレビカメラ258の出力に
得られる画像信号の電圧レベルは、明度のような光学的
特性が編目の部位とその編目を形成している編糸の部位
とで異なるから、編目のような空間とその周りとで大き
く異なる。画像処理装置は、そのような光学的特性の差
により生じるテレビカメラ258の出力信号のレベルの
差を利用して編目を検出する。
【0061】画像処理装置は、テレビカメラ258から
供給される画像信号を基に、編地204の一方の縁部の
針刺しすべき編目の位置と編地204の一方の縁部のX
方向に関する傾き量(傾き角度)とを算出し、それらの
情報を制御装置に供給する。制御装置に関しては、後に
詳細に説明する。
【0062】この第1の編地案内装置は、編地位置調整
機構であるローラ254が編地204の一方の縁部を押
圧しつつ軸線方向へ移動することにより、編地204の
一方の縁部の傾きを修正する。ローラ254は、回転し
つつおよび編地204の一方の縁部を押圧しつつ軸線方
向へ移動することにより、ハンド256とともに、編地
204一方の縁部の編目を第1の針刺し位置B1へ案内
する。
【0063】その後、針駆動部材220が針210を突
出させて案内された編目に挿し通す。そして、ハンド2
56が上昇してX方向に後退する間に、後述するローラ
274およびドラム214,216を針1ピッチ分だけ
回転させて編地12,14を移動させる。このようにし
てリンキング装置200は、針刺しすべき編目を目拾い
しながら針刺ししていく。
【0064】第2の編地案内装置は、図14,図16お
よび図20に示すように、編地204の他方の縁部を第
2の針刺し位置B2の上流側において第2の針刺し位置
B2に向けて前進させるローラ264と、第2の針刺し
位置B2に配置された一対のハンド266と、第2の針
刺し位置B2近傍における編地の状態を撮像するテレビ
カメラ268(図20参照)とを含む。なお、図15で
は、第1および第2の編地案内装置が省略されている。
図10に示すローラ52に対応する。
【0065】この第2の編地案内装置は、第1の編地案
内装置と同様に動作する。すなわち、第2の編地案内装
置は、編地位置調整機構であるローラ264が編地20
4の他方の縁部を押圧しつつ軸線方向へ移動することに
より、編地204の他方の縁部の傾きを修正する。ロー
ラ264は、回転しつつおよび編地204の他方の縁部
を押圧しつつ軸線方向へ移動することにより、ハンド2
66とともに、編地204の他方の縁部の編目を第2の
針刺し位置B2へ案内する。
【0066】第3の編地案内装置は、図14〜図16に
示すように、第3の針刺し位置B3の上流側において編
地202の端を検出する一対の編地端センサ270と、
編地202の縁部の位置を調整するローラ272とを備
える。この第3の編地案内装置は、ローラ272が両編
地センサ270による編地端の検出に基づき、回転しつ
つおよび編地202の縁部を押圧しつつ軸線方向へ移動
することにより、編地202の縫合部分の位置を調整し
つつ、その縫合部分を第3の針刺し位置B3へ案内す
る。
【0067】テレビカメラ258,268の出力信号
は、針刺しすべき編目を検出する画像処理装置(図示せ
ず)に供給される。画像処理装置は、入力する画像信号
を基に針刺しすべき編目の位置座標値と編地の傾き量θ
を求め、求めた位置座標値と傾き量とを制御装置(図示
せず)に出力する。編地端センサ270の出力信号も、
制御装置に供給される。
【0068】制御装置24は、画像処理装置20から供
給される信号を基にローラ254,264およびハンド
256,266を制御する制御信号を発生するのみなら
ず、両センサ270から供給される信号を用いてローラ
272を制御する制御信号を発生する。
【0069】編地移動装置は、送りローラ274と、編
地202,204を送りローラ274と共同して挟む従
動ローラ276と、送りローラ274を編地案内装置の
ローラ254,264,272の回転またはドラム21
4,216の回転と同期して回転させる駆動機構(図示
せず)とを備える。ローラ274は、図3〜図12に示
すローラ48に対応する。
【0070】編地202は、縫合部の周りの編地部分を
送りローラ274と円筒状のカバー278とにかけられ
る。これに対し、編地204は、送りローラ274と、
目拾い針刺し装置206および208の両ドラム21
4,216とにかけられている。両編地202,204
は、送りローラ274と両ドラム214,216とが同
期して回転されることにより、移動される。
【0071】編地202,204のセット時、環状の編
地204の一方の縁部は、目拾い針刺し装置206の側
の突出している全ての針を適宜仮に刺し通される。ま
た、編地204の他方の縁部は、目拾い針刺し装置20
8の側の突出している全ての針を仮に刺し通される。編
地202は、目拾い針刺し装置206の側の突出してい
る針のうち、第3の針刺し位置B3より下流側の全ての
針を仮に刺し通される。
【0072】編地204は、L字状に曲げられたガイド
280によりL字状に曲げられ、その状態で、針回転移
動装置の回転にともなって、一方の縁部を第1の編地案
内装置により第1の針刺し位置B1に案内されるととも
に他方の縁部を第2の編地案内装置により第2の針刺し
位置B2に案内される。これにより、両縁部の編目は、
第1または第2の針刺し位置B1またはB2に正しく案
内される。ガイド280は、図13に示すガイド50に
対応する。
【0073】ガイド280の垂直な壁部分は、図14お
よび図15に示すように第2の針刺し位置B2まで伸び
ている。ガイド280の水平な板部分は、図15に示す
ように、第1の針刺し位置B1から狭い幅となってお
り、ドラム216の側の針列とドラム214との間に位
置し、第1の針刺し位置B1からさらにドラム214の
円周方向に半周以上延在している。
【0074】編地204は、第1の針刺し位置B1にお
いて針210を一方の縁部の編目に刺し通され、第2の
針刺し位置B2において針212を他方の縁部の編目に
刺し通された後、さらに刺し通された針210,212
とともに第3の針刺し位置B3へ向けて移動される。針
210は、編地204の一方の縁部の編目に刺し通され
た後、第3の針刺し位置B3の直前まで移動される間に
編地204の一方の縁部とともに弧状のガイド282の
内側を通過する。
【0075】ガイド282は、カバー278に取り付け
られている。第3の編地案内装置のセンサ270および
ローラ272は、カバー278の外側に配置されてい
る。
【0076】編地202は、縫合すべき縁部を第3の編
地案内装置により第1および第3の針刺し位置B1,B
3間においてガイド282の外側に重ねられつつ、第3
の針刺し位置B3に案内される。ガイド282は、第3
の針刺し位置B3の直前で終了している。このため、編
地202は、第3の針刺し位置B3において、編地20
4の一方の縁部に漸次重ねられ、ここで針210がさら
に突出されて編地202の編目に刺し通される。これに
より、針210は、編地202の編目と編地204の一
方の縁4の編目とに刺し通される。編地202の縫合部
分は、ローラ272により単に縁の位置を調整されなが
ら、第3の針刺し位置B3へ案内されるから、針刺しす
べき編目の目拾いは行われず、いわゆる盲刺しされるこ
とになる。
【0077】針210のさらなる突出により、針21
0,212は、先端部を突き合わされるすなわち接触さ
れる。図14には正確には示されていないが、針210
は、図19に示す固定ガイド218の形状からも明らか
なように、第3の針刺し位置B3の直前からドラム21
4の半径方向外方へ移動し始め、第3の針刺し位置B3
において針210の先端がガイド282の外側面よりも
突出することにより編地202に刺し通され、さらに第
3の針刺し位置B3を通過した直後に完全な突出状態と
なる。
【0078】ガイド282は、針210の突出および突
出状態での移動を許容するように、一端が開放されたス
リットをドラム214の円周方向に形成している。リン
キング装置200の動作の開始にあたり、第1,第2お
よび第3の針刺し位置B1,B2およびB3において行
う最初の針刺しは、人手により行ってもよいし、自動的
に行ってもよい。
【0079】編地204は、針212を刺し通された編
目が第3の針刺し位置B3から目移し位置Cへ移動する
間に、針212を刺し通された縁部を編地ガイド284
により図16に示すように目拾い針刺し装置206の側
に漸次曲げられる。針212を刺し通された編目は、ま
た、針回転移動装置の回転にともなって、目移し位置C
において針210に目移しをされる。
【0080】詳細には、編地204は、針212を刺し
通された編目が第3の針刺し位置B3から、第3の針刺
し位置B3の下流側の目移し位置Cへ移動する間に、漸
次U字状に曲げられて、針212を刺し通された縁部を
ガイド284により針212の先端へ向けて変位させら
れる。これにより、針212を刺し通された編目は、ド
ラム214,216の回転にともなって、目移し位置C
においてガイド284により針210に目移しをされ
る。なお、ガイド284は、ドラム216の針212の
並設方向すなわち配列方向に延在し、かつ、針の移動方
向に沿って徐々に針212の後端から先端に向かう傾斜
した案内面を有している。
【0081】編地204は、ドラム214,216の回
転にともなって、ガイド286により針210の後端側
へ変位されて、他方の縁部を編地202の外側に重ねら
れ、その状態で編地202とともに縫合位置Dに移動さ
れる。ガイド286は、ドラム214側の針210の並
設方向に延在し、かつ、針210の移動方向に沿って針
210の先端から後端に向かう傾斜した案内面を有して
いる。ガイド286の案内面は、ガイド284の案内面
と連続するように設けられている。
【0082】針210に目移しされた編地204は、針
回転移動装置の回転にともなって、ガイド286により
さらに曲げられて、他方の縁部を編地202の外側に重
ねられ、その状態で縫合位置Dに移動され、縫合位置D
に配置されたミシンのような縫合装置290により縫合
される。縫合装置290は、縫い針292と、ルーバー
294と、縫糸296とにより、2枚の編地202,2
04のかがり縫いをする。
【0083】縫合位置Dにおいて実際に縫合する編目
は、針210が刺し通された編目であることが好ましい
が、他の編目、たとえば針210が刺し通された編目に
最も近い編目であってもよい。縫合装置290は、セッ
ト時に針刺し位置B1において人手により針刺しをされ
た編目が縫合位置Dに到達した後に動作を開始し、編地
202,204を縫合する。
【0084】針210は、針回転移動装置の回転にとも
なって、縫合位置Dを通過した後、漸次後退される。縫
合された編地202,204は、ドラム214およびロ
ーラ274の回転により、ローラ274の側に引き寄せ
られ、その途中において編目を針210から完全に外さ
れる。
【0085】本発明衿編地は、上記のリンキング装置2
00のように2組の針列の針をそれらに角度をもって突
き合わせる装置のみならず、2組の針列の針をそれらに
角度を与えることなくほぼ平行の状態で突き合わせる装
置、たとえば特公平3−49477号公報、特開平7−
125341号公報等、他のリンキング装置によっても
縫合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる衿編地の第1の実施例を示す図
である。
【図2】図1に示す衿編地の編成方法を説明するための
図である。
【図3】図1に示す衿編地を身頃編地に縫合する前の状
態の一実施例を示す斜視図である。
【図4】図1に示す衿編地を自動リンキング装置に仕掛
けた状態の一実施例を示す図である。
【図5】図1に示す衿編地を自動リンキング装置により
移動させた状態を説明するための図である。
【図6】図1に示す衿編地を図5に示す位置からさらに
移動させた状態を説明するための図である。
【図7】図1に示す衿編地を図6に示す位置からさらに
移動させた状態を説明するための図である。
【図8】図1に示す衿編地を図7に示す位置からさらに
移動させた状態を説明するための図である。
【図9】図1に示す衿編地を図8に示す位置からさらに
移動させた状態を説明するための図である。
【図10】図1に示す衿編地を図9に示す位置からさら
に移動させた状態を説明するための図である。
【図11】図1に示す衿編地の終端部を針刺し位置の近
傍にまで移動させた状態を説明するための斜視図であ
る。
【図12】本発明にかかる衿編地の第2の実施例を示す
図である。
【図13】本発明にかかる衿編地の第3の実施例を示す
図である。
【図14】自動リンキング装置の概略的な正面図であ
る。
【図15】図14の自動リンキング装置の概略的な平面
図である。
【図16】図14の自動リンキング装置の概略的な側面
図である。
【図17】図14の自動リンキング装置における一方の
針の駆動部分の断面図である。
【図18】図14の自動リンキング装置における他方の
針の駆動部分の断面図である。
【図19】図14の自動リンキング装置における一方の
針を移動させるカム部分の正面図である。
【図20】編地案内装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10,60,70 衿編地 12 編地主体部 14,16,18,62,82 捨て編部 22,24 リンキングライン 28,36,38,64,84 抜き糸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い編地主体部と、リンキングライン
    に沿って前記編地主体部の側端部に編成された第1の捨
    て編部と、前記編地主体部および前記第1の捨て編部の
    終端側にあって前記リンキングラインの延長線を横断す
    る範囲にわたって編成されかつ前記編地主体部の終端部
    にインターシャで連結された第2の捨て編部とを含む、
    衿編地。
  2. 【請求項2】 前記編地主体部の側端部の編糸と前記第
    1の捨て編部の編糸とは不連続であり、また前記編地主
    体部の終端部の編糸と前記第2の捨て編部の編糸とは不
    連続である、請求項1に記載の衿編地。
  3. 【請求項3】 前記第2の捨て編部は、前記編地主体部
    の終端部にタック編により連結された抜き糸を有する、
    請求項1に記載の衿編地。
  4. 【請求項4】 さらに、前記第1の捨て編部と反対の側
    の前記編地主体部の側端部に編成された第3の捨て編部
    を含み、前記第2の捨て編部は前記第3の捨て編部にわ
    たる範囲にまで編成されている、請求項1に記載の衿編
    地。
JP30237996A 1996-10-29 1996-10-29 衿編地 Pending JPH10127966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30237996A JPH10127966A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 衿編地

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30237996A JPH10127966A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 衿編地

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10127966A true JPH10127966A (ja) 1998-05-19

Family

ID=17908202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30237996A Pending JPH10127966A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 衿編地

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10127966A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20080045071A (ko) 재봉기
JP2014057818A (ja) ヘム縫いミシン
JPH08309051A (ja) 編地のリンキング方法
JPH10127966A (ja) 衿編地
JPH08182875A (ja) 自動はさみ付けリンキング装置
JP3790894B2 (ja) 空環縫い込み方法及び装置
EP0028095A1 (en) Method and device of attaching a knitted fabric strip to a piece of fabric
JP2640307B2 (ja) 偏平縫いミシンの返し縫い方法及びその装置
JP4296317B2 (ja) 縁かがり縫いミシンの空環縫い込み装置
JPH09103588A (ja) 編地のリンキング方法
JPH0999187A (ja) 編目の検出方法および装置
JP2865948B2 (ja) 編物の高速リンキング方法
JPH0984978A (ja) リンキング装置
TWI414660B (zh) Sewing machine with empty loop sewing device
JP2813312B2 (ja) ミシンの生地送りガイド装置
JPH0999185A (ja) リンキング装置の編地案内装置
JPH09149988A (ja) リンキング装置
JPH10118364A (ja) 編地位置修正方法
JPH0999188A (ja) リンキング装置
JPH0975563A (ja) リンキング装置
JPH0999186A (ja) リンキング装置
JPH08206377A (ja) リンキング方法
JP2000107481A (ja) 縁かがり縫いミシンの空環縫い込み装置
JPH0349478B2 (ja)
JP2813311B2 (ja) ミシンの生地さばき装置