JPH0984979A - リンキング装置 - Google Patents

リンキング装置

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JPH0984979A
JPH0984979A JP26896995A JP26896995A JPH0984979A JP H0984979 A JPH0984979 A JP H0984979A JP 26896995 A JP26896995 A JP 26896995A JP 26896995 A JP26896995 A JP 26896995A JP H0984979 A JPH0984979 A JP H0984979A
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JP
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needle
knitted fabric
needles
drum
cam
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JP26896995A
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English (en)
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Saichiro Moriguchi
佐一郎 守口
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Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンドレス状の縫合部を有する編地を縫
合することができるようにすることにある。 【解決手段】 リンキング装置は、複数のポイント針を
進退可能に配列した2つの針列をそれぞれ編地に順次針
刺ししながら前記編地を針とともに針の配列方向へ移動
させ、前記両針列の針先を順次突き合わせながら一方の
針列の編地を他方の針列へ目移しにより漸次移し、前記
他方の針列の両編地を縫製する。このリンキング装置
は、少なくとも突き合わされる位置にある両針のいずれ
か一方をいずれか他方に対して離す方向へ移動させる針
退避機構を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの針列の針を
針列毎の編地に順次針刺しし、一方の針列の編地を他方
の針列に漸次移し、他方の針列の両編地を縫合するリン
キング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2枚の編地を自動的に縫製する自動リン
キング装置の1つとして、特公平3−49477号公
報、特公平3−49478号公報、特開平7−1243
51号公報等に記載された装置がある。
【0003】これらの自動リンキング装置は、針刺しを
すべき編目の位置または状態を検出手段により編地毎に
検出し、その検出結果を基に編地案内手段により編地の
位置を編地毎に修正しつつ各編地の編目を針刺し位置に
順次案内し、針刺し位置において各針列の針を対応する
編地の編目に刺し通し、各編地をさらに移動させるとと
もに両針列の針を順次接近させて一方の針列の編地の編
目を目移し位置において他方の針列の針に移し、同じ針
により針刺しをされた2枚の編地をさらに移動させて両
編地を縫合位置においてミシンにより縫い合わせる。
【0004】上記の自動リンキング装置において、各針
列の針は針列毎にドラムに半径方向へ往復移動可能に配
置されている。両針列の針は、針刺し位置において先端
部がドラムから突出するように進出され、その状態で編
地とともに目移し位置に向けて移動され、目移し位置に
おいて先端を突き合わされ、縫合位置を通過した後、次
の針刺しの準備のために後退される。ドラムに対する針
の進退位置は、針の配列方向に延在して針と係合するカ
ムにより規制される。身頃編地の衿ぐりのようなエンド
レス状の編地を針列にセットするときは、編地を突出し
ている全ての針に予め刺し通す必要がある。
【0005】しかし、従来のリンキング装置では、両針
列の針が目移し位置において突き合わされているにもか
かわらず、針の進出位置がこれと係合するカムにより規
制されているから、目移し位置における針の先端が両者
の間に隙間を生じない状態に常時維持される。その結
果、目移し位置における針には編地を予め刺し通すこと
ができない。したがって、衿ぐりのようにエンドレス状
の縫合部を有する編地、特にエンドレス状の縫合部を針
列にセットすることができず、エンドレス状の縫合部を
有する編地を縫合することができない。
【0006】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、エンドレス
状の縫合部を有する編地を縫合することができるように
することにある。
【0007】
【解決手段、作用、効果】本発明は、複数の針を進退可
能に配列した2つの針列をそれぞれ編地に順次針刺しし
ながら前記編地を針とともに針の配列方向へ移動させ、
前記両針列の針先を順次突き合わせながら一方の針列の
編地を他方の針列へ目移しにより漸次移し、前記一方の
針列の両編地を縫製するリンキング装置において、少な
くとも突き合わされる位置にある両針のいずれか一方を
いずれか他方に対して離す方向へ移動させる針退避手段
を含むことを特徴とする。
【0008】少なくとも突き合わせ位置にある針を退避
手段により退避させると、両針先間に隙間が形成される
から、編地を針列にセットするときは、少なくとも突き
合わせ位置にある針を退避手段により退避させて針先間
に隙間を形成し、その隙間を利用して編地を退避した針
に刺し通すことができる。その結果、エンドレス状の編
地を針列にセットすることができ、そのような編地を自
動的に縫合することができる。
【0009】本発明によれば、少なくとも突き合わされ
る位置にある両針のいずれか一方をいずれか他方に対し
て離す方向へ移動させる針退避手段を設けたから、少な
くとも突き合わせ位置にある針の先端間に隙間を形成
し、その隙間を利用して編地を針列に配置することがで
き、したがってエンドレス状の編地を針列にセットする
ことができ、そのような編地を自動的に縫合することが
できる。る。
【0010】好ましい実施例によれば、前記針退避手段
は、各針を進退自在に支持するとともに針の配列方向に
延在して針の進退位置を制御するカムを備え、前記カム
は、前記突き合わせ位置に変位可能に配置された第1の
カム部と、前記突き合わせ位置以外の所定の範囲にわた
って針の配列方向に延在する第2のカム部と、前記突き
合わせ位置の1以上の針をその進出位置と退避位置とに
選択的に位置決めすべく前記第1のカム部を変位させる
カム変位機構とを有する。
【0011】好ましい他の実施例によれば、前記針退避
手段は、一方の針列全体を他方の針列に対し離す方向へ
移動させる針列支持手段を備える。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、リンキング装
置10は、2枚の編地12a,12bのかがり縫いをす
る装置として用いられる。編地12aおよび12bは、
それぞれ、フレーム14に支持されたテーブル16aお
よび16b上に配置され、また互いに接近する方向(X
方向)に所定の速度で供給される。
【0013】リンキング装置10は、それぞれが互いに
縫合すべき編目を拾いかつその編目にポイント針を刺し
通すべくフレーム14に配置された一対の目拾い針刺し
装置18a,18bを含む。
【0014】目拾い針刺し装置18aおよび18bは、
それぞれ、フレーム14に水平方向へ伸びる軸線の周り
に回転可能に支持された環状の針保持具すなわちドラム
20に、複数のポイント針22aおよび22bを周方向
に間隔をおいて配列している。各ポイント針は、対応す
るドラム20をその半径方向へ貫通して伸びている。各
ドラム20は、制御装置24により制御されて、矢印A
方向へ互いに同期して回転され、それにより対応する一
連のポイント針は対応するドラム20の周方向に同時に
回転される。
【0015】図2〜図4に示すように、各ドラム20の
内側には、ドラム20の回転にともなって、対応する一
連のポイント針22a,22bと順次係合して対応する
針22a,22bをドラム20の軸線方向へ移動させる
カム状ガイドすなわち針往復移動カム60が配置されて
いる。これにより、目広い針刺し装置18aの各針22
2aは、編目に刺し通される針刺し位置Bから、針22
bの編目を針22aに目移しする目移し位置C、目拾い
針刺し装置18aの側の編地12a,12bを縫い合わ
せる縫合位置Dを経て、針刺し位置Bに戻るように回転
移動される間、ドラム20の半径方向に往復移動され
る。目拾い針刺し装置18bの各針22bについても、
針刺し位置Bから目移し位置Cを経て、針刺し位置Bに
戻るように回転移動される間、ドラム20の半径方向に
往復移動される。
【0016】各ドラム20の内側には、また、対応する
針22a,22bを針刺し位置Bにおいてドラム20の
半径方向外方へ突出させる針駆動機構すなわち針駆動装
置26が配置されている。これにより、各ポイント針
は、針刺し位置Bにおいて、編目に刺し通され、その状
態でドラム20の回転にともなって回転移動される。針
駆動装置26も、制御装置24により制御される。
【0017】各針22aは、針刺し位置Bから縫合位置
Dを通過するまでは、針往復移動カム60によりドラム
20の半径方向外方へ突出すなわち進出された状態に維
持され、その後ドラム20の半径方向内方へ徐々に後退
される。また、各針22bについても、針刺し位置Bか
ら縫合位置Dに対応する位置を通過するまでは、針往復
移動カム80によりドラム20の半径方向へ突出した状
態に維持され、その後ドラム20の半径方向へ徐々に後
退される。針22a,22bのそれぞれは、また、針刺
し位置Bの手前において針往復移動カム60から解放さ
れ、針刺し位置Bにおいて針駆動装置26により駆動さ
れるまで後退されている。
【0018】リンキング装置10は、また、ポイント針
に対する編目の位置を修正すべく編地を案内する一対の
編地案内手段すなわち編地案内装置を含む。各編地案内
装置は、編地毎に対応されており、また対応する編地を
針刺し位置Bへ移動させるとともにその移動方向と直角
の方向へ移動させることにより、編目の位置を修正す
る。
【0019】各編地案内装置は、編地の端を検出する複
数の編地端センサ28と、センサ28の検出結果を基に
編地を案内してその位置を修正する複数のローラ30
と、ローラ30により修正された編地の撓みを検出する
撓みセンサ32と、センサ32の検出結果を基に編地の
撓みを修正する1以上のローラ34と、ローラ34によ
り修正された編地の状態を撮像するテレビカメラ36
と、その出力画像信号を基に編目の位置情報を算出する
共通の画像処理装置38と、針刺し位置Bの手前に配置
された一対の平行ハンド40と、針刺し位置Bにおいて
編地を押える一対の押えハンド42とを備える。
【0020】複数のローラ30は、編地の送り方向に回
転されつつ、その軸線方向(Y方向)または上下方向
(Z方向)へ移動されることにより、編地ひいては編目
の位置の粗調整をする。このため、複数のローラ30
は、編地ひいては編目のための粗調整手段すなわち粗調
整機構として作用する。
【0021】これに対し、ローラ34は、編地の送り方
向に回転されつつ、編地の移動方向(X方向)に隣り合
うローラ30間における編地の撓みをなくし、また編地
に適度な張力を与え、さらに編地をその移動方向と直角
の方向(ローラの軸線方向)または上下方向へ移動させ
ることにより、編地ひいては編目の位置の微調整をす
る。このため、ローラ34は、編地ひいては編目のため
の微調整手段すなわち微調整機構の一部として作用す
る。
【0022】一対の平行ハンド40は、縫合すべき編目
の移動路に関して対向する位置に配置されており、また
X,YおよびZ方向へ移動される。すなわち、一対の平
行ハンド40は、編地を押えつつ互いに離されることに
より、編目を拡張し、また編地を押えつつ所定の方向へ
移動されることにより、編目の位置決めをする。それゆ
えに、一対の平行ハンド40も、また、編地ひいては編
目のための微調整手段すなわち微調整機構の一部として
作用する。
【0023】一対の押えハンド42は、Z方向へ移動可
能に設けられており、針刺しの際に、針刺しをすべき編
目をテーブル16aまたは16bのスリット44上に一
時的に固定する。それゆえに、一対の押えハンド42
も、また、編地ひいては編目のための微調整手段すなわ
ち微調整機構の一部として作用する。
【0024】テレビカメラ36は、一対の平行ハンド4
0の間の編地を映し出し、その画像信号を画像処理装置
38に供給する。テレビカメラ36による編地の撮像の
ために、テーブル16の下側に配置された光源46から
の光線がスリット44に指向されている。画像処理装置
38は、テレビカメラ36から供給される画像信号を基
に、針刺しをすべき編目の位置を検出または算出し、そ
の情報を制御装置24に供給する。
【0025】制御装置24は、センサ32,28の出力
信号を基にローラ30,34を制御するとともに、画像
処理装置38から供給される位置情報を基に、ローラ3
4、平行ハンド40および押えハンド42を制御する。
【0026】リンキング装置10において、針刺し位置
Bに回転移動された各針22a,22bは、対応する針
往復移動カム60との係合を解除されて、自重により下
げられている(ドラム20の回転軸線の側に後退されて
いる)。編地12a,12bがともにエンドレス状の縫
合部を有していない場合、編地12aおよび12bは、
それぞれ、テーブル16aおよび16b上に配置され
て、所定の速度で針刺し位置Bに向けて供給される。
【0027】針刺し位置Bの各針22a,22bは、対
応する針刺し位置Bに配置された針駆動装置26により
ドラム20の半径方向外方へ移動された状態で、編目に
刺し通される。編目に刺し通された各針22a,22b
は、ドラム20が矢印A方向へ回転されることにより、
対応する針往復移動カム60に係合される。編地12a
および12bは、それぞれ、対応するドラム20の回転
にともなって、ドラム20の外周面に沿って針22aお
よび22bとともに同方向へ(下流側へ)移動される。
【0028】各編地の編目が針刺し位置Bへ移動される
間、各編地は、編地案内装置によりその位置を粗調整さ
れるとともに微調整されることにより、針刺し位置Bへ
案内される。これにより、縫合すべき編目は、順次針刺
し位置Bへ案内される。
【0029】各針22a,22bは、縫合位置Dから針
刺し位置Bに向けて回転移動される間、針往復移動カム
60により徐々に後退され、針刺し位置Bの直前におい
て針往復移動カム60から外され、針刺し位置Bにおい
て針駆動装置26によりドラム20の半径方向外方へ移
動すなわち突出される。これにより、各針22a,22
bの先端部は、ドラム20の外方へ進出され、針刺し位
置Bに移動された編目に刺し通される。
【0030】編目に刺し通された各針22a,22b
は、さらに、対応するドラム20の回転にともなって対
応する針往復移動カム60と係合し、編目に刺し通され
た状態に維持されて針刺し位置Bから目移し位置Cへ向
けて移動される。
【0031】目拾い針刺し装置18aの側の針22aと
目拾い針刺し装置18bの側の針22bとは、編目に刺
し通された状態で針刺し位置Bから目移し位置Cへ向け
て移動される間、漸次接近され、目移し位置Cにおいて
最も接近されて、先端部を接触されるすなわち突き合わ
される。目移し針刺し装置18bの側の編地12bは、
目拾い針刺し装置18bの側に配置された案内手段48
により、目拾い針刺し装置18aの側に漸次移動され、
目移し位置Cにおいて目拾い針刺し装置18aに移され
る。案内手段48は、編地12bひいてはその編目を漸
次目拾い針刺し装置18aの側へ移動させるように、伸
びている。
【0032】この目移し工程は、針22bの編目が、ド
ラム20の回転にともなって案内手段48の終端部によ
り、目移し位置Cにおいて針22aに目移しされること
により行われる。針22aに目移しされた編地12b
は、目拾い針刺し装置18aに最初から配置された編地
12aに重ねられる。
【0033】案内手段48は、図示の例では、目移し位
置Cに向けて移動される編地12bを針22bの先端側
に漸次移動させるように、針22bの移動方向について
針22bの後端部(基端側)から先端部へ向けて延在す
る長い板状の部材であるが、同様に傾斜していれば、1
以上の棒状の部材、1以上の短尺の部材等、他の部材で
あってもよい。案内部材すなわち案内手段48を、フレ
ーム14に固定することに代えて、目移しのたびに図示
しない駆動機構により、目移し位置Cに移動された針2
2bの長手方向へわずかに往復移動させて、目移しされ
た編地12bを編地12aに重ねるようにしてもよい。
【0034】目拾い針刺し装置18aにおいて重ねられ
た2枚の編地12a,12bのうち、同じ針22aを刺
し通された編目は、その状態で目移し位置Cから縫合位
置Dへ移動され、縫合位置Dにおいてそこに配置された
ミシンのような縫合装置50により縫合される。これに
より、2枚の編地12a,12bが縫い合わされる。縫
合位置Dにおいて実際に縫合する編目は、針22aが刺
し通された編目であることが好ましいが、他の編目、た
とえば針22aが刺し通された編目に最も近い編目であ
ってもよい。
【0035】縫合装置50は、制御装置24により制御
されて、ミシン針52とルーバー54とミシン糸56と
により、編地12a,12bのかがり縫いをする。縫合
された編地12a,12bは、一対の引き下げローラ5
8により針22から離され、所定位置に送り出される。
なお、編地12a,12bがともにエンドレス状の縫合
部を有していない場合、縫い合わされた編地12a,1
2bを図示しないガイドにより、針22から離し、図示
しない所定の容器に収容してもよい。
【0036】編地12aの縫合部が衿ぐりのようなエン
ドレス状の部分である場合、目拾い針刺し装置18aの
針22aのうち、ドラム20から進出している全ての針
を予め縫合部に刺し通しておく必要がある。しかし、両
目拾い針刺し装置18a,18bの針が目移し位置Cに
おいて針先を突き合わされているから、このままではエ
ンドレス状の縫合部を有する編地を目拾い針刺し装置1
8aまたは18bの側の針列に予めセットしようとして
も、突き合わせ位置の針を編地に刺し通すことができな
い。
【0037】このため、リンキング装置10において
は、目拾い針刺し装置18bの針往復移動カムが、目拾
い針刺し装置18bの針22bのうち、突き合わされる
位置にある1以上の針22bを目拾い針刺し装置18a
の針22aに対して離す方向へ移動させる針退避手段す
なわち針退避機構としての機能をも備えている。そのよ
うな針往復移動カム60の一実施例を図2〜図4に示
す。
【0038】図2〜図4において、シャフト62は、そ
の一端部をフレーム14に片持ち梁状に移動不能に支持
されており、また他端部に支持台64を有する。ドラム
20は、その端板66においてシャフト62に複数の軸
受け68により回転可能に支持されており、また端板6
6に相対的に回転不能に取り付けられた歯車70を介し
て図示しない回転機構によりシャフト62の軸線の周り
に回転される。
【0039】各針22bは、ドラム20の内側をドラム
20の内面に沿ってドラム20の軸線方向へ伸びるレバ
ー部72と、該レバー部の一端に設けられた針部74と
を有する。レバー部72は、ドラム20の軸線の周りを
伸びる仮想線の接線方向へ延在する枢軸ピン76により
他端部においてドラム20またはその端板66に揺動可
能に支持されており、またドラム20の軸線の側に突出
する凸部78を有する。針部74は、ポイント針として
作用する部位であり、ドラム20の半径方向へ伸びてい
る。
【0040】針往復移動カム60は、針22bの突き合
わせ位置すなわち目移し位置Cの近傍にある複数の針2
2bをドラム20の軸線の側に退避させるカム80と、
目移し位置Cの近傍の針22bを除く他の針22bを進
退位置を規制するカム82と、カム80をドラム20の
軸線方向へ変位させるソレノイド機構のようなカム変位
機構84とを含む。
【0041】カム80は針22bの凸部78を受け入れ
る第1のカム部80aを有し、カム82は針22bの凸
部78に当接して針22bが退避することを阻止する第
2のカム部82aを有する。第1のカム部80aは、針
22bの突き合わせ位置すなわち目移し位置Cに配置さ
れている。
【0042】第2のカム部82aは、第1のカム部80
aが配置された箇所を除いて、針刺し位置Bの直後の部
位から縫合位置Dを経て針刺し位置Bの直前の部位にわ
たって配置されている。第2のカム部82aのうち、針
刺し位置Bの直後の部位から、縫合位置Dの直後の部位
までは、目移し位置Cの近傍を除いて、針部74の先端
をドラム20から進出させた位置に維持する部位であ
り、縫合位置Dの直後の部位から針刺し位置Bの直前の
部位までは、針部74をドラム20内に後退させる部位
である。なお、第2のカム部82bは、縫合位置Dの直
後からドラム20の回転軸線方向長さを徐々に減少させ
た後、針部74をドラム20内に完全に後退させる長さ
となっている。
【0043】カム変位機構84は、カム80を、第1の
カム部80aが針22の凸部78に当接して針部74の
退避を阻止する第1の位置と、第1のカム部80aで針
22bの凸部78を押して針部74をドラム20内に退
避させる第2の位置とに変位させる。
【0044】カム80が第1の位置に変位されている
と、第1のカム部80aは、図4に2点鎖線で示す位置
に変位されており、この位置において針部74がドラム
20内に退避することを阻止する。このため、カム80
が第1の位置に変位されていると、各針22は、針の突
き合わせ位置すなわち目移し位置Cに移動されても、退
避することなく、目移し位置Cを通過する。
【0045】これに対し、第1のカム部80aは、カム
80が第1の位置から第2の位置へ変位されるとき、図
4に実線で示す位置に変位されて、目移し位置Cにある
針22bの凸部78、詳細には、目移し位置Cにある針
22bおよび当該針22bの前後の2本の針22bの凸
部78を第1のカム部80aで図3および図4において
右方に押して針部74の先端を図4に実線で示すように
ドラム20内に退避させる。また、第1のカム部80a
は、カム80が第2の位置から第1の位置に変位される
とき、目移し位置Cにある針22bの凸部78を第1の
カム部80aで図3および図4において左方に押して針
部74の先端をドラム74から突出させる。
【0046】カム80が第1の位置から第2の位置に変
位されると、目移し位置Cの近傍の複数の針22bの先
端が図4に実線で示すようにドラム20内に退避される
から、目移し位置Cにおいて突き合わされるべき両針2
2a,22bの間に隙間が形成される。
【0047】それゆえに、エンドレス状の縫合部を有す
る編地12aを目拾い針刺し装置18aにセットする際
には、先ず目拾い針刺し装置18bの側のカム80を第
2の位置へ移動させて目移し位置Cの近傍の複数の針2
2bを退避させることにより、目移し位置Cにおいて突
き合わされるべき両針22a,22bの間に隙間を形成
し、その状態で、目拾い針刺し装置18aのうち、突出
している全ての針を人手により編地に刺し通すことがで
きる。
【0048】カム80を第1の位置に戻すと、目移し位
置Cの針22a,22bの先端が突き合わされる。この
とき、目移し位置Cの針22aが編地12aの編目に刺
し通されて編地のセットが完了する。その後は、カム8
0を第1の位置に維持した状態でリンキング装置10を
起動させる、以後、リンキング装置10は、針刺し位置
Bにおいて目拾い位置決めされた編目に順次針を刺し通
し、刺し通しの状態を維持したままでドラム20を回転
させることにより、編地12a,12bを移動させつ
つ、目移し位置Cにおいて編地12bを目拾い針刺し装
置18aの針に移していく。
【0049】両編地の縫合は、エンドレス状の縫合部を
有する編地のセット時に針刺し位置Bに存在していた針
が縫合位置Dを通過した後に行われる。これにより、人
手による針刺し時に誤りがあっても、編地12a,12
bは正しい編目において縫合される。
【0050】図2〜図4に示す針退避機構すなわち針往
復移動カム60を、目拾い針刺し装置18bの側に配置
する代わりに、目拾い針刺し装置18aに配置してもよ
いし、両目拾い針刺し装置18a,18bに配置しても
よい。なお、ポイント針を後退させる度合いは、目移し
位置における両針の先端間に、編地の通過可能な間隙が
できるのであれば、必ずしも針の先端をドラム20の内
部に完全に後退させる必要はない。すなわち、ポイント
針の後退を、針部74がドラム20から少し突出した状
態までとしてもよい。
【0051】エンドレス状の縫合部を有する編地を目拾
い針刺し装置の針に容易にセット可能にすることは、上
記のリンキング装置10のように2組の針列の針をそれ
らに角度を与えることなくほぼ平行の状態で突き合わせ
る装置のみならず、2組の針列の針をそれらに角度をも
って突き合わせる装置等、他のリンキング装置において
も望まれる。
【0052】図5〜図10に示すリンキング装置100
は、身頃編地の衿ぐりのような編地102aの環状の縫
合部を衿編地のような帯状または環状の編地102bに
より挟み付けて縫合する装置として用いられる。リンキ
ング装置100は、それぞれが互いに縫合すべき編目を
拾いかつその編目にポイント針を刺し通す一対の目拾い
針刺し装置104a,104bを含む。
【0053】針移動装置すなわち目拾い針刺し装置10
4aおよび104bは、ポイント針106a,106b
の往復移動の方向がほぼ直交するように、それぞれ針1
06aおよび106bを円形に配列すなわち並設してい
る。目拾い針刺し装置104aおよび104bの針列
は、それぞれ、図8および図10に示すように、ドラム
200および202により保持されており、また針の並
設方向Aへドラム200および202とともに回転可能
である。ドラム200は、ドラム202の前面に一体的
に形成されている。目拾い針刺し装置104aの針10
6aの移動経路上には、第1の針刺し位置B1と第3の
針刺し位置B3とが設定されている。目拾い針刺し装置
104bの針106bの移動経路上には、第2の針刺し
位置B2が設定されている。
【0054】針106aは、後述する針往復移動装置と
しての溝カム210や、針刺しのための針駆動装置とし
ての針駆動部材222により、第1の針刺し位置B1と
第3の針刺し位置B3との2箇所に分けて2段階に突出
され、縫合位置Eを通過した後、元の位置に復帰する。
ドラム200は、図8に示すように、固定フレーム20
4に中空軸206においてベアリング208および溝カ
ム210を介して回転可能に支持されており、またモー
タ212および歯車214,216により所定の速度で
A方向へ回転移動される。ドラム200には、これの半
径方向に延在する複数の溝218が円周方向に等ピッチ
で形成されている。針106aは、ドラム200の内部
においてドラム200の半径方向に摺動自在に溝218
に受けられており、ドラム200の回転にともなって固
定ガイド220によりドラム200の半径方向すなわち
針の進退方向に駆動すなわち往復移動される。
【0055】固定ガイド220は、第1の針刺し位置B
1において突出された針106aを第3の針刺し位置B
3でさらに突出させ、縫合位置Eを通過した後、針10
6aを後退させる。針駆動装置の長尺の針駆動部材22
2は、針106aを第1の針刺し位置B1において突出
させるために、定位置の支点ピン224に揺動自在に支
持されており、またクランクロッド226によりクラン
クピン228に連結されている。
【0056】駆動軸230は、中空軸206に回転可能
に支持されており、またモータ232および歯車23
4,236により回転される。後退されている針106
aがドラム200の回転にともなって第1の針刺し位置
B1に到達すると、針駆動部材222は、その位置B1
に到達した針106aを突き上げるように移動され、そ
れによりその針106aは編地102bに刺し通され
る。
【0057】目拾い針刺し装置104bの針106b
は、図8に示すように、ドラム202の軸線方向へ進退
自在にドラム202に保持されており、またフレーム2
04に固定された溝カム210に回転自在に受けられて
おり、さらにモータ212および歯車214,216に
よりドラム200,202とともに所定の速度で送り方
向Aへ回転移動される。
【0058】図示してはいないが、リンキング装置10
0も、図1に示すリンキング装置10と同様に、編目の
位置を修正すべく編地を案内するように3箇所の針刺し
位置B1,B2,B3毎に設けられた第1、第2および
第3の編地案内装置を含む自動リンキング装置である。
第1の編地案内装置は編地102bの縫合すべき2つの
縁部の一方を第1の針刺し位置B1へ案内し、第2の編
地案内装置は編地102bの縫合すべき2つの縁部の他
方を第2の針刺し位置B2へ案内し、第3の編地案内装
置は編地102aを第3の針刺し位置B3へ案内する。
各編地案内装置は、図1の実施例と同様に、編地端セン
サ28、1以上のローラ30、撓みセンサ32、1以上
のローラ34、テレビカメラ36、一対の平行ハンド4
0および一対の押えハンド42等を備える。画像処理装
置は、全ての編地案内装置で共通に利用される。
【0059】編地102a,102bのセット時、編地
102bが環状である場合、編地102bの一方の縁部
は、目拾い針刺し装置104aの針の突出している全て
の針を刺し通される。また、編地102bが帯状である
場合は、編地102bの一方の縁部は、針106aのう
ち、第1の針刺し位置B1にある針106aおよびその
針に隣接する2〜3本の針106aに刺し通される。さ
らに、編地102bの他方の縁部は、針106bのう
ち、第2の針刺し位置B2にある針106bおよびその
針に隣接する2〜3本の針206bに刺し通される。環
状の編地102bの他方の縁部は、針106bのうち、
突出している全ての針106bを刺し通される。編地1
02aは、針106aのうち、突出している全ての針1
06aに刺し通される。これらの針刺しは人手により行
われる。しかし、これらの針刺しを自動的に行ってもよ
い。
【0060】編地102a,102bのセット時、目拾
い針刺し装置104a,104bの両針106a,10
6bは、第3の針刺し位置B3において接近されて、先
端部を当接されている。それゆえに、このとき、針10
6aの往復移動カム260は、図9に示すように、針1
06a,106bの突き合わせ位置、すなわち、第3の
針刺し位置B3から縫合位置Dにある複数の針106a
をドラム200の軸線側に退避させるカム220aと、
上記複数の針106aを除く他の針106aの進退位置
を規制するカム220bと、カム220aをK方向へ移
動させる図示しないソレノイド機構のようなカム変位機
構とを含む。
【0061】カム220aは、リンキング装置の運転中
は図示しない位置にあって、針106aを第3の針刺し
位置B3から縫合位置Dまでの間で最も突出させた状態
とし、編地102a,102bのセット時、K方向に移
動させて、対応する針106aを後退させる。
【0062】編地102a,102bのセット時、第3
の針刺し位置B3から縫合位置Dまでの針106bを退
避させてもよい。この場合、針106b用の針往復移動
カム210は、図10に示すように、針106bの突き
合わせ位置、すなわち、第3の針刺し位置B3から縫合
位置Dまでにある複数の針106bをモータ212の側
に退避させるカム210aと、上記複数の針106bを
除く他の針106bの進退位置を規制するカム210b
と、カム210aをF方向へ移動させるソレノイド機構
のようなカム変位機構209とを含む。
【0063】編地102aは、縫合すべき側の縁部が円
筒状のカバー108となるように、カバー108と送り
ローラ110とに巻きかけられており、また送りローラ
110と押えローラ112との共同作用とドラム200
の回転とにより回転移動される。これに対し、編地10
2bは、両ドラム200,202と送りローラ110と
に巻きかけられており、また送りローラ110と押えロ
ーラ112との共同作用と両ドラム200,202の回
転とにより、移動される。送りローラ110と両ドラム
200,202とは、同期して回転される。
【0064】編地102bは、L字状に曲げられたガイ
ド114によりL字状に曲げられ、その状態で、ドラム
200,202の回転にともなって、一方の縁部を第1
の編地案内装置により第1の針刺し位置B1に案内され
るとともに他方の縁部を第2の編地案内装置により第2
の針刺し位置B2に案内される。ガイド114の垂直な
壁部分は、図5および図6に示すように第2の針刺し位
置B2まで伸びている。ガイド114の水平な板部分
は、図8に示すように、第1の針刺し位置B1から狭い
幅となっており、目拾い針刺し装置104aの側の針列
とドラム202との間に位置し、第1の針刺し位置B1
からドラム200の円周方向に半周以上延在している。
【0065】編地102bは、第1の針刺し位置B1に
おいて目拾い針刺し装置104aの針106aを一方の
縁部の編目に刺し通され、第2の針刺し位置B2におい
て目拾い針刺し装置104bの針106bを他方の縁部
の編目に刺し通された後、さらに刺し通された針106
a,106bとともに第3の針刺し位置B3へ向けて移
動される。針106aは、編地102bの一方の縁部の
編目に刺し通された後、第3の針刺し位置B3の直前ま
で移動される間に編地102bの一方の縁部とともに弧
状のガイド116の内側を通過する。
【0066】編地102aは、縫合すべき縁部を第3の
編地案内装置により第1および第3の針刺し位置B1,
B3間においてガイド116の外側に重ねられつつ、第
3の針刺し位置B3に案内される。ガイド116は、第
3の針刺し位置B3の直前で終了している。このため、
編地102aは、第3の針刺し位置B3において、編地
104bの一方の縁部に漸次重ねられ、ここで針106
aがさらに突出されて編目に刺し通される。これによ
り、針106aは、編地102aの編目と編地102b
の一方の縁部の編目とに刺し通される。針106aのさ
らなる突出により、針106a,106bは、第3の針
刺し位置B3において接近されて、先端部を当接され
る。
【0067】編地102bは、針106bを刺し通され
た編目が第3の針刺し位置B3から、第3の針刺し位置
B3の下流側の目移し位置Cへ移動する間に、針106
bを刺し通された縁部をガイド118により針106b
の先端へ向けて変位される。針106bを刺し通された
編目は、ドラム200,202の回転にともなって、目
移し位置Cにおいて針106aに目移しをされる。ガイ
ド118は、針106bの並設方向すなわち配列方向に
延在し、かつ、針106bの移動方向に沿って徐々に針
106bの後端から先端に向かう案内面を有する。
【0068】編地102bは、ドラム200,202の
回転にともなって、ガイド120によりさらに曲げられ
て、他方の縁部を編地102aの外側に重ねられ、その
状態でドラム200の回転にともなって縫合位置Dに移
動され、縫合位置Dにおいて縫合装置50により縫合さ
れる。
【0069】針106aは、ドラム200の回転にとも
なって、縫合位置Dを通過した後、漸次後退される。針
106bも、縫合位置Dに対応する位置を通過した後、
漸次後退される。縫合された編地102a,102b
は、ドラム200,202の回転と、駆動ローラ110
および押えローラ112の共同作用とにより、駆動ロー
ラ110の側に引き寄せられ、その途中において編目を
針106から完全に外される。
【0070】図8に示すリンキング装置140は、環状
の縫合部を有する編地142aをセットする目拾い針刺
し装置144aを他の編地142bをセットする目拾い
針刺し装置144bに対して変位させることにより、少
なくとも突き合わせ位置すなわち目移し位置Cにおいて
突き合わされたポイント針146a,146bの先端に
隙間を形成するように構成されている。
【0071】リンキング装置140における針退避手段
すなわち針退避機構150は、一端部において支持軸1
52に揺動可能に支持された一対のアーム154と、両
アーム154を支持軸152の周りに揺動させる油圧ま
たは空気圧シリンダ機構のようなアーム駆動機構156
と、アーム154の揺動位置を規制するストッパ158
とを備える。
【0072】支持軸152はリンキング装置140のフ
レームに移動不能に支持されている。目拾い針刺し装置
144aは、両端部においてアーム154の他端部に支
持された軸160に取り付けられている。軸160は、
リンキング装置140のフレームに矢印E方向およびそ
れと逆の方向へ移動可能に受けられている。
【0073】リンキング装置140において、駆動機構
156は、アーム154をストッパ158に常時押圧し
ている。これにより、両目拾い針刺し装置144a,1
44bの針146a,146bは、目移し位置Cにおい
て先端を突き合わされる。
【0074】編地142aのセット時、アーム154が
駆動機構156によりストッパ158から離される。こ
れにより、目拾い針刺し装置144aが目拾い針刺し装
置144bに対し矢印E方向に移動されるから、両目拾
い針刺し装置144a,144bの針146a,146
bのうち、目移し位置Cの側の針146a,146bが
離され、それらの針先間に隙間が形成される。
【0075】それゆえに、目拾い針刺し装置144aを
目拾い針刺し装置144bに対し矢印E方向に移動させ
た状態で、編地142aを目拾い針刺し装置144aに
配置し、突出している針を編地142aの所定の編目に
刺し通すことができる。編地142aは、目拾い針刺し
装置144aから、補助ローラ162、駆動ローラ16
4を経て目拾い針刺し装置144aに戻るように配置さ
れる。
【0076】編地142bの縫合部がエンドレス状であ
る場合には、編地142bは、目拾い針刺し装置144
aを目拾い針刺し装置144bに対し矢印E方向に移動
させた状態で、編地142aと同様にして、目拾い針刺
し装置144bに配置される。しかし、編地142bの
縫合部がエンドレス状でない場合には、編地142b
は、図1の実施例における編地12bと同様に、目拾い
針刺し装置144bにおける針刺し位置Bの針を刺し通
される。
【0077】アーム154が駆動機構156により再び
ストッパ158に押圧されると、リンキング装置140
が起動される。その後、目拾い針刺し装置144aは時
計方向に目拾い針刺し装置144b反時計方向に回転移
動され、両目拾い針刺し装置144a,144bの針1
46は、目移し位置Cにおいて先端を突き合わされる。
この状態で、編地142aは、駆動ローラ164および
押えローラ166の共同作用とドラム20の回転とによ
り、移動される。
【0078】本発明は、上記した実施例のように自動リ
ンキング装置に適用することが好ましいが、編目に刺し
通される複数の針をそれぞれ有する2組の針列のそれぞ
れに対応して設けられた編地案内装置により、編地を検
出し、その検出結果に基づいて編地の位置を修正しつ
つ、編地を針刺し位置へ案内し、両針列の針を互いに順
次接近させて一方の針列の編地を他方の針列に目移し
し、他方の針列に刺し通された2つの編地を縫製するリ
ンキング装置等、他のリンキング装置にも適用すること
ができる。この場合、編地案内装置は、上記実施例にお
ける粗調整機構および微調整機構の両者を備えていても
よいし、粗調整機構および微調整機構のいずれか一方を
備えていなくてもよいし、微調整機構のみを備えていて
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリンキング装置の一実施例を示す概略
的な正面図である。
【図2】針退避機構の一実施例を示す概略的な側面図で
ある。
【図3】図2の3−3線に沿って得た断面図である。
【図4】図2の4−4線に沿って得た断面図である。
【図5】本発明のリンキング装置の他の実施例を示す概
略的な正面図である。
【図6】図5のリンキング装置の概略的な平面図であ
る。
【図7】図5のリンキング装置の概略的な側面図であ
る。
【図8】図5のリンキング装置における一方の針の駆動
部分の断面図である。
【図9】図5のリンキング装置における一方の針を移動
させるカム部分の正面図である。
【図10】図5のリンキング装置における他方の針の駆
動部分の断面図である。
【図11】本発明のリンキング装置のさらに他の実施例
を示す概略的な正面図である。
【符号の説明】
10,100,140 リンキング装置 12a,12b 編地 18a,18b 目拾い針刺し装置 20 ドラム(針保持具) 22a,22b ポイント針 26 針駆動装置 50 縫合装置 60 針往復移動カム(針退避手段) 102a,102b 編地 104a,104b 目拾い針刺し装置 106a,106b ポイント針 142a,142b 編地 144a,144b 目拾い針刺し装置 146a,146b ポイント針 150 針退避機構(針退避手段) 210a,220a 針退避用カム(針退避手段) B,B1,B2,B3 針刺し位置 C 目移し位置 D 縫合位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の針を進退可能に配列した2つの針
    列をそれぞれ編地に順次針刺ししながら前記編地を針と
    ともに針の配列方向へ移動させ、前記両針列の針先を順
    次突き合わせながら一方の針列の編地を他方の針列へ目
    移しにより漸次移し、前記他方の針列の両編地を縫製す
    るリンキング装置において、少なくとも突き合わされる
    位置にある両針のいずれか一方をいずれか他方に対して
    離す方向へ移動させる針退避手段を含む、リンキング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記針退避手段は、各針を進退自在に支
    持するとともに針の配列方向に延在して針の進退位置を
    制御するカムを備え、前記カムは、前記突き合わせ位置
    に変位可能に配置された第1のカム部と、前記突き合わ
    せ位置以外の所定の範囲にわたって針の配列方向に延在
    する第2のカム部と、前記突き合わせ位置の1以上の針
    をその進出位置と退避位置とに選択的に位置決めすべく
    前記第1のカム部を変位させるカム変位機構とを有す
    る、請求項1に記載のリンキング装置。
  3. 【請求項3】 前記針退避手段は、一方の針列全体を他
    方の針列に対し離す方向へ移動させる針列支持手段を備
    える、請求項1または2に記載のリンキング装置。
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