JPH09149115A - トーン信号発生装置 - Google Patents

トーン信号発生装置

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Publication number
JPH09149115A
JPH09149115A JP30181295A JP30181295A JPH09149115A JP H09149115 A JPH09149115 A JP H09149115A JP 30181295 A JP30181295 A JP 30181295A JP 30181295 A JP30181295 A JP 30181295A JP H09149115 A JPH09149115 A JP H09149115A
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JP
Japan
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tone signal
telephone line
telephone
signal generator
voice
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Application number
JP30181295A
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English (en)
Inventor
Yutaka Misawa
裕 三澤
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者がその都度操作を行わなくても自動的
にリダイヤルできるようにして利用の便宜を向上させた
トーン信号発生装置を提供する。 【解決手段】 本トーン信号発生装置1によれば、キー
群10を介して入力した電話番号や会員番号等の番号デ
ータを電話回線を使用するために用いられるトーン信号
に変換することができる。ここで、本トーン信号発生装
置1は、電話回線に接続するためのコネクタ部40を備
えているので、そのコネクタ部40によって電話回線に
接続した状態で電話回線を介して交換機に発呼信号を送
出した後、トーン信号を送出するダイヤリング処理を実
行させることができる。そして、このダイヤリング処理
の結果、所定の切断条件が成立した場合には、交換機に
切断信号を送出してから所定時間経過後に上記ダイヤリ
ング処理を再度実行させるリダイヤル制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般の電話回線を
利用し、かつトーン信号を発信して各種電話サービスを
容易に利用することのできるトーン信号発生装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トーン信号を発信できる電話機を
用い、例えばガイダンスメッセージに従ってダイアルボ
タンを押してトーン信号を発信することによっていわゆ
る電話サービスを利用していた。しかしながら、トーン
信号を発信できない電話では利用できない。また、会員
番号や暗証番号など、正確性を伴う多くの数字を入力し
なくては利用できないにもかかわらず、一般的に利用さ
れている電話機では自分の発信した数字を視覚的に確認
もできず利用する上での不便さを伴う、といった問題点
があった。
【0003】そこで、電話番号や会員番号等の記憶機能
とそれらの番号のトーン信号を自動的に発信する機能と
を併せ持つトーン信号発生装置が提案されている。この
トーン信号発生装置は、いわゆる電子式卓上計算機と同
様にキー操作部と表示器を備えている。キー操作部はデ
ータの入力や検索のために用いられる種々のキーを含ん
でおり、キー操作部からキー入力された電話番号や会員
番号等は内部の記憶装置に記憶される。
【0004】一方、電話をかける場合は、キー操作部に
設けられた検索キーを操作することによって該当の電話
番号や会員番号等が記憶装置から呼び出されて表示器に
表示される。そして、トーン信号の発信のためのキーが
押圧されると、上記検索した電話番号等のデータが対応
のトーン信号に変換される。このトーン信号は、いわゆ
る押しボタン式電話機の押しボタン信号と同一周波数の
可聴周波数信号である。そして、このトーン信号は内部
に設けられたスピーカから外部へ出力される。このと
き、携帯式自動ダイヤリング装置は、電話機の受話器の
送話口に当接されており、これによってスピーカからの
トーン信号が電話回線に送り出される。トーン信号は押
しボタン式電話機の押しボタンと同一周波数の可聴周波
数信号であるので、電話交換機を作動させ、そのトーン
信号に対応する電話番号を有する他方の電話機に電話回
線を接続させる。
【0005】このように、トーン信号発生装置を用いれ
ば、ダイヤル操作が不要となり、また多数の電話番号や
それに関連するデータを記憶しておけるので極めて便利
なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スピー
カを受話器の送話口に当接させてトーン信号を電話回線
に送り出していたので、相手側に電話回線が接続された
場合には上記メリットが生かされるが、例えば相手が話
中等の理由で接続できなかった場合には、再度かけ直さ
なくてはならなかった。つまり、話中等で接続できなか
った場合には、一度受話器を戻してから(いわゆるオン
フック状態にしてから)再度受話器を取り上げ(いわゆ
るオフフック状態にし)、その状態で利用者自信がダイ
ヤリングするか、あるいはトーン信号発生装置から再度
所望の電話番号を発生させるという操作が必要となって
くる。そのため、なかなか接続ができない相手の場合に
は、上述したように、受話器を一旦戻してから再度取り
上げ、再度ダイヤリングするという操作を何回も行わな
くてはならなかった。
【0007】そこで本発明は、上述した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、利用者がその都度操作を行わなくても自動的にリダ
イヤルできるようにして利用の便宜を向上させたトーン
信号発生装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために成された請求項1に記載の発明は、電
話番号や会員番号等の番号データを入力するためのデー
タ入力手段と、該データ入力手段から入力された番号デ
ータを記憶しておく番号データ記憶手段と、該番号デー
タ記憶手段に記憶された番号データの中から指定された
データを電話回線を使用するために用いられるトーン信
号に変換する変換手段とを備え、該変換手段にて変換し
たトーン信号が電話回線に送り出されることによって交
換機を作動可能なトーン信号発生装置において、電話回
線に物理的に接続するためのコネクタ部と、該コネクタ
部によって接続された電話回線を介して前記交換機に発
呼信号を送出した後、前記変換手段にて変換したトーン
信号を送出するダイヤリング処理を実行させるダイヤリ
ング処理実行手段と、前記ダイヤリング処理の結果、所
定の切断条件が成立した場合には、前記交換機に切断信
号を送出してから所定時間経過後に前記ダイヤリング処
理実行手段によるダイヤリング処理を再度実行させるリ
ダイヤル制御を行なうリダイヤル制御手段とを備えてい
ることを特徴とするトーン信号発生装置である。
【0009】本発明のトーン信号発生装置によれば、デ
ータ入力手段を介して入力した電話番号や会員番号等の
番号データを番号データ記憶手段に記憶しておくことが
でき、また、変換手段は、番号データ記憶手段に記憶さ
れた番号データの中から指定されたデータを電話回線を
使用するために用いられるトーン信号に変換することが
できる。
【0010】ここで、本トーン信号発生装置は、電話回
線に物理的に接続するためのコネクタ部を備えているの
で、そのコネクタ部によって電話回線に接続した状態
で、電話回線を介して交換機に発呼信号を送出した後、
変換手段にて変換したトーン信号を送出するダイヤリン
グ処理を実行させることができる。そして、このダイヤ
リング処理の結果、所定の切断条件が成立した場合に
は、交換機に切断信号を送出してから所定時間経過後に
上記ダイヤリング処理を再度実行させるリダイヤル制御
を行なう。
【0011】前記所定の切断条件としては、例えば請求
項2に示すように、着信側端末が話中状態である場合、
あるいは所定回数以上の呼出しが実行された場合に成立
するようにされていることが考えられる。話中状態であ
ればすぐに切断しても問題なく、その状態で所定時間待
つ意味もない。また、話中ではなく呼出音が鳴っている
場合には、相手が出る可能性があるので所定期間だけ待
つことにする。しかし、いつまでも待つことは現実的で
ないので、所定回数以上の呼出しが実行された場合には
切断することとした。
【0012】また、リダイヤル制御手段はダイヤリング
処理を無制限で実行するのではなく、例えば請求項3に
示すように、指定された回数以内に限ってリダイヤル制
御を行うようにすることが現実的である。そして、リダ
イヤル制御を指定回数行った結果、所定の切断条件が成
立した場合には、交換機に切断信号を送出して処理を終
了させるようにする。
【0013】このように、本発明のトーン信号発生装置
は、上述したリダイヤル制御を実行することによって、
従来のものに比べて次のような効果を奏する。すなわ
ち、例えば電話をかけた相手が話中等の理由で接続でき
なかった場合には、再度かけ直さなくてはならないので
あるが、従来のようにスピーカを受話器の送話口に当接
させてトーン信号を電話回線に送り出す方式であると、
一度受話器を戻してから(いわゆるオンフック状態にし
てから)再度受話器を取り上げ(いわゆるオフフック状
態にし)、その状態で再度所望の電話番号のトーン信号
を発生させるという操作が必要となってくる。そのた
め、なかなか接続ができない相手の場合には、上述した
ように、受話器を一旦戻してから再度取り上げ、再度ダ
イヤリングするという操作を何回も行わなくてはならな
かった。
【0014】それに対して、本発明のトーン信号発生装
置では、上述したリダイヤル制御によって、利用者がそ
の都度操作を行わなくても自動的にリダイヤルすること
ができ非常に便利である。なお、番号データを記憶して
おけることから、基本的な効果として、電話番号や会員
番号等の正確性が求められる番号をその都度入力する手
間が省け、使い勝手が向上する。特に、会員番号等やパ
スワード等の個人識別情報については正確性が求められ
るので、その都度入力するのはミスの基であり、一度正
確に入力して記憶させたものを利用できれば好ましい。
【0015】また、請求項4に示すように、データ入力
手段から入力された番号データや、番号データ記憶手段
に記憶された番号データを表示手段に表示できるように
しておくと、その番号を確認でき、入力ミスや指定ミス
の防止に有効である。一方、請求項5に示すように、コ
ネクタ部によって接続された電話回線を介して、着信側
端末から送出された音声信号を再生出力するため音声出
力手段を備えるようにすることも考えられる。例えば、
FAX情報サービス等の電話回線を用いた各種サービス
においては、受け手側も自動化されていることが多く、
所定のガイダンス内容を音声で応答し、それに応じてこ
ちらから会員番号等を送るシステムとなっていることが
多い。そのため、そのような音声でのガイダンスを聞き
取れるように、音声出力手段を備えていることは有効で
ある。
【0016】また、本トーン信号発生装置は、上述した
ように、コネクタ部によって電話回線に接続した状態
で、その電話回線を介してトーン信号を送ることができ
るように構成されているが、従来のように、電話機の受
話器の送話口からトーン信号を電話回線に送り出す機能
も兼ね備えるようにしてもよい。例えば、請求項6に示
すように、音声出力手段は、変換手段にて変換したトー
ン信号を音声出力可能とされ、その音声出力手段によっ
て音声出力されたトーン信号が電話機の送話口を通じて
電話回線に送り出されることによって交換機を作動可能
に構成されていると共に、コネクタ部によって接続され
た電話回線を介してトーン信号を送出するダイレクトモ
ードと、音声出力手段を介して音声出力するスピーカモ
ードとを切替設定可能に構成することが考えられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図面を参照して説明する。図1は本実施例のトーン
信号発生装置の概略外観図である。図1に示すように、
本実施例のトーン信号発生装置1は、そのケース表面に
「表示手段」としての液晶表示盤5と、「データ入力手
段」としてのキー群10と、送出モード切替スイッチ2
0を備えている。また、ケース側面には本発明における
「コネクタ部」としてのコネクタ部40が露出して設け
られており、さらにケース裏面には、内部に設けられた
「音声出力手段」としてのスピーカ45(図2参照)か
ら発せられた音声信号を外部へ導出するための複数の孔
が設けられている。
【0018】前記キー群10は、「0〜9」の数字を入
力可能なテンキー11と、「*」記号を入力可能な*キ
ー13と、「#」記号を入力可能な#キー15と機能キ
ー17を備えている。この機能キー17には、各種指令
を与える機能が設定されている。例えば番号入力モード
や検索モードといったモードの切替を指令したり、テン
キー11等に別の機能を設定したり、入力された番号の
確定を指令したり、トーン信号の発生を指令したりする
ことができるようにされている。図1では機能キー17
として4つ備えている例を示しているが、5つ以上であ
っても、あるいは3つ以下であっても構わない。
【0019】また、テンキー11等に別の機能を設定し
たりする例としては、例えば液晶表示盤5に表示された
複数の項目の中から所定のものを選択するためのカーソ
ル移動を指示するカーソルキーとして機能するように設
定することが考えられる。本実施例では、テンキー11
の数字「2」が上方への移動、数字「8」が下方への移
動、数字「4」が左方への移動、数字「6」が右方への
移動をそれぞれ指示するように構成されている。もちろ
ん、別途カーソルキーを設けてもよいが、なるべくキー
の総数を減らす方がトーン信号発生装置1の小型化のた
めに有利であるので、本実施例ではそのようにしてあ
る。なお、カーソルキーの移動方向をテンキー11の上
面あるいは側面等に記しておくと、利用者が視認できる
ので好ましい。
【0020】また、前記コネクタ部40は電話回線に接
続するためのもので、具体的には宅内電話機に一般的に
設けられているような差込みジャック形式とすることが
考えられる。宅内電話機の多様化、利便化、移転工事の
省力化などのため、図1に示すように、例えば壁90に
宅内配線の差込みジャック100を設置し、この差込み
ジャック100にプラグコード101を介して電話機を
接続している。したがって、電話機をプラグコード10
1から外して代わりにこのトーン信号発生装置1のコネ
クタ部40を接続することができる。
【0021】一方、前記送出モード切替スイッチ20
は、トーン信号をこのコネクタ部40によって接続され
た電話回線を介して送出する「ダイレクトモード」と、
スピーカ45を介して音声出力する「スピーカモード」
とを切替設定するためのスイッチである。
【0022】次に、図2を参照してトーン信号発生装置
1の電気的構成についてさらに説明する。トーン信号発
生装置1は装置全体の制御を司り、「ダイヤリング処理
実行手段」及び「リダイヤル制御手段」としてのCPU
30を備えており、そのCPU30は制御プログラムや
データを一時的に記憶するための内部メモリ30aを包
含している。なお、この内部メモリ30aが「番号デー
タ記憶手段」に相当する。
【0023】また、CPU30には上述のキー群10が
接続されており、キー群10を介して入力された各種指
令等をCPU30に入力できる。また、液晶ドライバ3
3には上述した液晶表示盤5が接続されており、液晶ド
ライバ33は、CPU30から送出される指令およびデ
ータに従って液晶表示盤5を駆動し、表示させることが
できる。
【0024】さらに、「変換手段」としてのトーン信号
生成部35もCPU30に接続されており、CPU30
から指令された番号に対応するトーン信号を生成して、
コネクタ部40側あるいはスピーカ45側のいずれかに
送出することができるように構成されている。このいず
れに送出するかを設定するのが上述した送出モード切替
スイッチ20であり、トーン信号生成部35で生成され
たトーン信号は、「ダイレクトモード」側に切り替えた
場合にはコネクタ部40によって接続された公衆電話回
線を介して送出され、「スピーカモード」側に切り替え
た場合には、スピーカ45を介して音声出力されること
となる。
【0025】なお、コネクタ部40は、直接スピーカ4
5とも接続されており、公衆電話回線を介して送信され
てきた相手側からの音声信号も出力することができるよ
うにされている。続いて、本実施例のトーン信号発生装
置1の動作について説明する。
【0026】上述したように、本実施例のトーン信号発
生装置1は、送出モード切替スイッチ20によって「ダ
イレクトモード」と「スピーカモード」とを選択的に切
り替えることができるようにされているので、その設定
モードによって使い方が異なってくる。「ダイレクトモ
ード」での使用の場合には、上述したように、例えば電
話機に接続してあったプラグコード101を電話機から
コネクタ部40に接続する。一方、「スピーカモード」
の場合には、トーン信号をスピーカ45から音声出力す
るので、スピーカ45を電話機の受話器の送話口に当接
させる。なお、詳しくは、トーン信号発生装置1のケー
ス裏面に設けられ、内部のスピーカ45から発せられた
音声信号を外部へ導出するための複数の孔の部分を受話
器の送話口に当接させることとなる。これによって、電
話機を介してトーン信号を公衆電話回線に送り出すこと
ができる。
【0027】図3,4は、ダイレクトモードに設定され
ている場合の処理を示すフローチャートである。まず、
最初のステップS10においては、リダイヤル回数mの
指定をする。このリダイヤル回数mの指定に際しては、
液晶表示盤5にリダイヤル回数の入力を促す表示を出
し、その表示にしたがって利用者が所望する回数をテン
キー11で指定できるようにしておいてもよい。また、
何も指定しない場合には、前回指定した回数や所定の標
準回数が自動的に設定されるようにしてもよい。
【0028】続くS20では、電話番号の指定を行な
う。これは、テンキー11を操作して利用者が入力して
もよいし、あるいは、機能キー17を操作して、例えば
検索モードに切り替え、内部メモリ30aに記憶されて
いる電話番号を呼び出して指定してもよい。いずれにし
ても、S10でのリダイヤル回数mとS20での電話番
号が指定されると、S30へ移行する。
【0029】S30では、発呼信号をコネクタ部40よ
り公衆電話回線に送出する。そして、続くS40では、
上記S20で指定された電話番号に対応するトーン信号
をトーン信号生成部35で生成させる、そのトーン信号
をコネクタ部40より公衆電話回線に送出する。これに
よって、電話機を用いて指定の電話番号にダイヤルした
ことと同じ作用を発揮することとなる。
【0030】S50では、接続したかどうかを判断す
る。これは、着信相手からの応答信号を検知したかどう
かで判断できる。接続した場合には(S50:YE
S)、図4に示すS110へ移行するが、S110以下
の処理については後述する。一方、接続していない場合
には(S50:NO)、S60へ移行する。
【0031】S60では、話中音を検出したかどうかを
判断し、話中音を検出していない場合には(S60:N
O)、S70にて、呼出音が所定回数のn回以上である
かどうかを判断する。この呼出音は、着信側端末の呼び
出し中を発信側端末に伝達するための可聴信号であり、
この呼出音がn回未満であれば(S70:NO)、S5
0へ戻るが、呼出音がn回以上であれば(S70:YE
S)、S80へ移行して、切断信号をコネクタ部40よ
り公衆電話回線に送出する。これは、人間が電話機を用
いて電話する場合に、呼び出し音が何回か鳴っているの
に相手が出ないと一旦受話器を降ろして(オンフック状
態にして)回線を切断するので、これと同様の作用を自
動的にさせたものである。
【0032】また、S60で話中音を検出した場合には
(S60:YES)、即座にS80へ移行する。これ
は、相手が話中である場合には、それ以上待っていても
無駄なので、呼出音の場合のようにn回まで待つという
ことはせずに、1回でも検出すれば、すぐにS80にて
切断処理を行なう。
【0033】そして、S80で切断処理を行った後は、
S90にてリダイヤルカウンタをインクリメントしてS
100へ移行する。S100では、そのリダイヤルカウ
ンタの値がS10で指定された回数m以上であるかどう
かを判断する。リダイヤルカウンタ値がm回以上でなけ
れば(S100:NO)、S105へ移行して、所定時
間のリダイヤル待ちをした後、S30へ戻って、再度S
30以降の処理を行なう。このようにして、所定回数m
回以内の接続はトライされるが、リダイヤルカウンタ値
がm回以上となった場合(S100:YES)、すなわ
ちm回以上の接続トライを行っても接続できなかった場
合には、さらなる接続トライは行わず、処理を終了す
る。
【0034】続いて、S50で肯定判断、すなわち接続
できた場合に移行するS110以降の処理について、図
4を参照して説明する。まずS110では、機能指定が
あるかどうかを判断する。これは、キー群10の機能キ
ー17等が操作されて所定の機能が指定されたかどうか
を判断するものである。何等かの機能が指定された場合
には、S120へ移行して、それが切断の指定であるか
どうかを判断する。もし、切断指定であれば、S140
へ移行して、切断信号をコネクタ部40より公衆電話回
線に送出し、本処理を終了する。
【0035】一方、切断指定でなければ(S120:N
O)、S130へ移行して、トーン信号の送出指定であ
るかどうかを判断する。そして、トーン信号の送出指定
であれば(S130:YES)、S150に移行して、
指定された番号をトーン信号に変換してコネクタ部40
より送出する処理を実行する。また、トーン信号の送出
指定でなければ(S130:NO)、S160に移行し
て、その他の機能指定に対応する処理を実行する。S1
50あるいはS160の処理の後はS110へ戻る。
【0036】S160における「その他の機能指定に対
応する処理」とは、例えば番号を指定するための処理で
ある。機能キー17を操作して番号入力モードにした場
合には、テンキー11を操作して利用者が番号を個別に
入力指定することができる。また、検索モードにした場
合には、記憶されている番号リストから所望の番号を検
索して指定することができる。したがって、S150で
は、このような番号指定処理によって指定された番号を
トーン信号に変換して送出することとなる。
【0037】なお、このようにダイレクトモードに設定
して、コネクタ部40より直接トーン信号を送出する場
合であっても、例えば、着信側からの音声によるガイダ
ンスにしたがって、その都度、番号等を送出していく必
要がある場合もある。その場合でも、コネクタ部40は
スピーカ45とも接続されており、公衆電話回線を介し
て送信されてきた相手側からの音声信号はこのスピーカ
45から音声出力されるので、利用者は、この音声ダイ
ガンスを聞いて、それに応じた番号等を所定の操作によ
り送出させれば、各種電話サービスを受けることができ
る。
【0038】以上は、ダイレクトモードに設定されてい
る場合の処理の説明であったが、次に、スピーカモード
に設定されている場合の処理について、図5のフローチ
ャートを参照して説明する。このスピーカモードの場
合、相手側との接続に関する処理については電話機を使
用した操作となるので、図3に示すような処理は実行し
ない。つまり、利用者自信が受話器からの話中音や呼出
音を聞いて判断したり、また、再度電話をかけるかどう
かも利用者自信が判断するからである。したがって、ス
ピーカモードでは、図4に示したものと似た処理とな
る。
【0039】まずS210では、機能指定があるかどう
かを判断し、何等かの機能が指定された場合には、S2
20へ移行して、それが音声出力の指定であるかどうか
を判断する。そして、音声出力指定であれば(S22
0:YES)、S230に移行して、指定された番号に
対応するトーン信号をトーン信号生成部35において生
成し、それをスピーカ45を介して音声信号に変換して
出力するのである。そして、トーン信号はスピーカ45
から音声出力するので、利用者がスピーカ45を電話機
の受話器の送話口に当接させると、電話機を介してトー
ン信号を電話回線に送り出すことができる。
【0040】一方、音声出力の指定でなければ(S22
0:NO)、S240に移行して、その他の機能指定に
対応する処理を実行する。S230あるいは240の処
理の後はS210へ戻る。なお、S240でのその他の
機能指定に対応する処理は、上記ダイレクトモードの場
合のS160で説明した内容と同様なので、ここでは省
略する。
【0041】以上、詳述したように、本実施例のトーン
信号発生装置1は、リダイヤルモードに設定すれば、上
述したリダイヤル制御(図3,4参照)を実行するた
め、従来のものに比べて次のような効果を奏する。すな
わち、例えば接続したい相手が話中等の理由で接続でき
なかった場合には、再度かけ直さなくてはならないので
あるが、従来(すなわち、本実施例におけるスピーカモ
ードしか持たないもの)のようにスピーカ45を電話機
の受話器の送話口に当接させてトーン信号を電話回線に
送り出す方式であると、一度受話器を戻してから(いわ
ゆるオンフック状態にしてから)再度受話器を取り上げ
(いわゆるオフフック状態にし)、その状態で再度所望
の電話番号のトーン信号を発生させるという操作が必要
となってくる。そのため、なかなか接続ができない相手
の場合には、上述したように、受話器を一旦戻してから
再度取り上げ、再度ダイヤリングするという操作を何回
も行わなくてはならなかった。
【0042】それに対して、本実施例のトーン信号発生
装置1では、上述したリダイヤル制御によって、利用者
がその都度操作を行わなくても、一度電話番号を指定し
ておけば、所定時間をおいて所定回数、自動的にリダイ
ヤルすることができ、非常に便利である。
【0043】なお、内部メモリ30aに番号データを記
憶しておけることから、基本的な効果として、電話番号
や会員番号等の正確性が求められる番号をその都度入力
する手間が省ける。また、その記憶した番号データを検
索して呼び出せるので使い勝手が向上する。特に、会員
番号等やパスワード等の個人識別情報については正確性
が求められるので、その都度入力するのはミスの基であ
り、一度正確に入力して記憶させたものを利用できれば
好ましい。
【0044】また、番号入力モードにおいて入力した番
号データや、検索モードにおいて内部メモリ30aに記
憶された番号データを液晶表示盤5に表示できるように
しておくと、その番号を確認でき、入力ミスや指定ミス
の防止に有効である。さらに、本実施例では、ダイレク
トモードに設定すれば電話機を使用しなくても、コネク
タ部40によって公衆電話回線と接続できるのである
が、その公衆電話回線を介して着信側端末から送出され
た音声信号をスピーカ45から出力することができるよ
うにされている、そのため、例えばFAX情報サービス
等の電話回線を用いた各種サービスにおいては、受け手
側も自動化されていることが多く、所定のガイダンス内
容を音声で応答し、それに応じてこちらから会員番号等
を送るシステムとなっていることが多いが、そのような
音声でのガイダンスを聞き取れるようになっていれば、
そのようなシステムにも対応できる。
【0045】なお、本実施例のトーン信号発生装置1
は、スピーカ45から音声出力させたトーン信号を電話
機の受話器の送話口から電話回線に送り出すという機能
も兼ね備えている。これは、使用目的等によっては、ダ
イレクトモードではなく、従来と同様のスピーカモード
の方が便利な場合もあることを考慮して、利用者の希望
によって選択できるようにしたのである。
【0046】また、本実施例のトーン信号発生装置1を
用いて有効なサービスとしては、上述したFAX情報サ
ービスはもちろん、電話回線によるメールサービスや、
電話回線による金融機関の残高照会等が考えられる。さ
らには、例えば電話回線を利用してリクエストを行い、
そのリクエストに応じたカラオケ曲をCATV施設等を
利用して放送するようなシステム等においても有効であ
る。つまり、トーン信号を利用しているサービスに対し
て利用可能であり、それも単に電話番号だけでなく、そ
の後、会員番号等の比較的桁数の多い番号を送信する必
要があるサービスにおいては特に有効である。そして、
例えば、何種類もの番号を送信する必要がある場合に
は、それらを順次読み出して送出するような処理自体を
機能キー17を操作して設定しておけるようにすれば、
さらに便利になる。
【0047】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施例に
おいては、コネクタ部40として、図1に示すような壁
90に設置されている宅内配線の差込みジャック100
と同様の構成とし、電話機に接続していたプラグコード
101を接続可能なようにした。このようなジャック構
造ではなく、プラグコードが一体的に取り付けられた構
成とし、端部のプラグを、壁90に設置されている宅内
配線の差込みジャック100に接続するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のトーン信号発生装置の概略外観図で
ある。
【図2】 実施例のトーン信号発生装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図3】 実施例のトーン信号発生装置によるダイレク
トモードの場合の処理の一部を示すフローチャートであ
る。
【図4】 実施例のトーン信号発生装置によるダイレク
トモードの場合の処理の一部を示すフローチャートであ
る。
【図5】 実施例のトーン信号発生装置によるスピーカ
モードの場合の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…トーン信号発生装置 5…液晶表示盤 10…キー群 11…テンキー 13…*キー 15…#キー 17…機能キー 20…送出モード切替
スイッチ 30a…内部メモリ 33…液晶ドライバ 35…トーン信号生成部 40…コネクタ部 45…スピーカ 90…壁 100…差込みジャック 101…プラグコード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話番号や会員番号等の番号データを入
    力するためのデータ入力手段と、該データ入力手段から
    入力された番号データを記憶しておく番号データ記憶手
    段と、該番号データ記憶手段に記憶された番号データの
    中から指定されたデータを電話回線を使用するために用
    いられるトーン信号に変換する変換手段とを備え、該変
    換手段にて変換したトーン信号が電話回線に送り出され
    ることによって交換機を作動可能なトーン信号発生装置
    において、 電話回線に物理的に接続するためのコネクタ部と、 該コネクタ部によって接続された電話回線を介して前記
    交換機に発呼信号を送出した後、前記変換手段にて変換
    したトーン信号を送出するダイヤリング処理を実行させ
    るダイヤリング処理実行手段と、 前記ダイヤリング処理の結果、所定の切断条件が成立し
    た場合には、前記交換機に切断信号を送出してから所定
    時間経過後に前記ダイヤリング処理実行手段によるダイ
    ヤリング処理を再度実行させるリダイヤル制御を行なう
    リダイヤル制御手段とを備えていることを特徴とするト
    ーン信号発生装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の切断条件は、着信側端末が話
    中状態である場合、あるいは所定回数以上の呼出しが実
    行された場合に成立するようにされていることを特徴と
    する請求項1に記載のトーン信号発生装置。
  3. 【請求項3】 前記リダイヤル制御手段は、指定された
    回数以内に限って前記リダイヤル制御を行うようにされ
    ており、リダイヤル制御を指定回数行った結果、前記所
    定の切断条件が成立した場合には、前記交換機に切断信
    号を送出して処理を終了させるよう構成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のトーン信号発生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記データ入力手段から入力された番号
    データや、前記番号データ記憶手段に記憶された番号デ
    ータを表示可能な表示手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のトーン信号発生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記コネクタ部によって接続された電話
    回線を介して、着信側端末から送出された音声信号を再
    生出力するため音声出力手段を備えていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載のトーン信号発生装
    置。
  6. 【請求項6】 前記音声出力手段は、前記変換手段にて
    変換したトーン信号を音声出力可能とされ、その音声出
    力手段によって音声出力されたトーン信号が電話機の送
    話口を通じて電話回線に送り出されることによって交換
    機を作動可能に構成されていると共に、 前記コネクタ部によって接続された電話回線を介してト
    ーン信号を送出するダイレクトモードと、前記音声出力
    手段を介して音声出力するスピーカモードとを切替設定
    可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載
    のトーン信号発生装置。
JP30181295A 1995-11-20 1995-11-20 トーン信号発生装置 Pending JPH09149115A (ja)

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