JPH09148919A - クロックスキュー補正回路 - Google Patents
クロックスキュー補正回路Info
- Publication number
- JPH09148919A JPH09148919A JP7303162A JP30316295A JPH09148919A JP H09148919 A JPH09148919 A JP H09148919A JP 7303162 A JP7303162 A JP 7303162A JP 30316295 A JP30316295 A JP 30316295A JP H09148919 A JPH09148919 A JP H09148919A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clock
- output
- delay
- phase
- variable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pulse Circuits (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
ロックスキューを低減して安定動作をさせるクロックス
キュー補正回路を実現する。 【解決手段】位相同期ループ内に第一の可変遅延手段を
可変周波数発振手段の次段に位置するように挿入し、基
準クロックと該可変遅延手段の出力を位相同期させる。
該可変周波数発振手段の出力を外部ブロックのクロック
入力端子に接続し、配線の往路と等しい遅延の帰路を設
けて第二の位相比較手段に入力する。第一の可変遅延手
段の次段にこれと等しい特性の第二の可変遅延手段を接
続しこれの出力を前記第二の位相比較手段のもう一方の
入力とし、フィルタを通して両遅延手段の遅延時間を制
御する。 【効果】単一および複数の外部ブロックのクロック入力
位相をクロック配線の長短とは無関係に第一のクロック
入力信号の位相と等しくすることができる。
Description
正回路に関するものである。
うにクロック入力端子にクロックを入力し、出力駆動能
力の高いクロックバッファを通して全回路ブロックに供
給していた。なお、図3は回路ブロックが3個の場合を
例示しているに過ぎない。
周波数がクロックバッファや配線による遅延時間に対し
てこれをほぼ無視できる程度に比較的低い場合は特に問
題とならなかったが、近年のクロック周波数の高周波数
化と共に、前記遅延時間がクロック周期に対して無視で
きる値ではなくなりつつあり、クロック入力端子から見
て近いブロックと遠いブロック間でのクロックスキュー
の増大が誤動作の原因となってきている。
遠近とは無関係にクロック入力端子のクロック位相と等
しい位相のクロックを各ブロックのクロック入力端子に
供給することによって、ブロック間のクロックスキュー
をなくして誤動作を回避するクロックスキュー補正回路
を実現するものである。
力を入力としてフィルタリングを行う第一のフィルタ手
段と該フィルタ手段の出力を入力として発振周波数が制
御される可変周波数発振手段と、該可変周波数発振手段
の出力を入力としてこれに時間的遅延を与えて出力する
第一の可変遅延手段と、前記第一の可変遅延手段の出力
を入力としてこれに前記第一の可変遅延手段と等しい遅
延を与えて出力する第二の可変遅延手段を具備し、第一
のクロック入力信号と前記第一の可変遅延手段の出力を
前記第一の位相比較手段の入力とし、前記第二の可変遅
延手段の出力と第二のクロック入力信号を入力とする第
二の位相比較手段と前記第二の位相比較手段の出力を入
力としてフィルタリングを行う第二のフィルタ手段を具
備し、前記第二のフィルタ手段の出力が前記第一および
第二の可変遅延手段の遅延時間制御入力に入力される。
力端子として外部でクロックを必要とする回路のクロッ
ク入力端子に接続した後、クロック供給側とは異なる配
線経路を経て前記第二のクロック入力信号端子に接続
し、該クロック出力端子から外部のクロックを必要とす
る回路のクロック入力端子までの配線による遅延時間
と、該クロック入力端子から前記第二ののクロック入力
信号端子までの遅延時間が等しくなるように配線したこ
とを特徴とする。
ロックが複数個ある場合は、クロックスキュー補正回路
の数を該回路ブロックの数と等しい数用意し、本クロッ
クスキュー補正回路と該回路ブロックを一対で動作させ
ることを特徴とする。
補正回路を用いたクロックスキュー補正の一実施例を示
す。19が本発明のクロックスキュー補正回路である。
1は第一のクロック入力信号端子であり、外部よりの基
準クロックを入力する。2は第一の位相比較手段であ
り、6の可変遅延手段の出力7と1のクロック信号の位
相比較を行って位相進み信号あるいは位相遅れ信号を次
段の3のフィルタ手段へ出力する。3のフィルタ手段を
例えば低域通過フィルタで構成した場合は3の出力の高
周波成分がカットされた直流電圧が次段の4の可変周波
数発振手段の発振周波数制御入力に入力される。4が例
えば電圧制御型発振回路で構成された場合は前記3のフ
ィルタ手段の出力である直流電圧に比例した周波数が4
の出力端子である5に出力される。4の可変周波数発振
回路の出力は6の可変遅延手段に入力され、14の遅延
制御入力によって決まるある遅延時間だけ遅延処理され
た後、前述の通り2の位相比較手段の入力へ帰還され
る。7の位相が1の位相よりも進んでいる場合は2の位
相比較手段は位相遅れ信号を出力しこれを受けたフィル
タ手段3は4の可変周波数発振手段の発振周波数を下げ
る方向へ出力電圧を変化させる。7の位相が1の位相よ
り遅れている場合は4の発振周波数を上げる方向へ出力
電圧を変化させる。以上の説明から分かるように2,
3,4,6は1のクロック入力信号に対する位相同期回
路を形成しており、この位相同期ループが同期安定状態
に到達後は1のクロック入力信号の位相と6の可変遅延
手段の出力7の位相は一致状態となる。以下該位相同期
ループは同期安定状態にあるものとし、2の位相比較手
段の両入力信号の位相はともに位相φ0で安定している
ものとする。
次段の第二の可変遅延手段8に入力され、15の遅延制
御入力によって決まる遅延時間分遅延処理されて次段の
11の第二の位相比較手段に入力される。11の位相比
較手段はもう一方の入力信号である第二のクロック入力
信号10と8の可変遅延手段の出力である9の位相を比
較して、位相進み信号あるいは位相遅れ信号を次段の1
2の第二のフィルタ手段へ出力する。12のフィルタ手
段を低域通過フィルタで構成した場合は11の出力の高
周波成分がカットされた直流電圧が12のフィルタ手段
の出力端子13へ出力される。12のフィルタ手段の出
力端子13は前記6および8の可変遅延手段の遅延制御
入力端子である14および15に接続されている。ここ
で6と8の可変遅延手段の遅延制御入力に対する遅延時
間は相等しいものとし、この遅延時間をtd´とおく
と、4の可変周波数発振手段の出力5の位相φ1 は6の
可変遅延手段の出力7の位相よりもtd´だけ進んでい
るので、 φ1 = φ0−td´ ・・・(1) となる。
クスキュー補正回路の出力として外部ブロック16のク
ロック入力端子17に接続されている。4の可変周波数
発振手段の出力端子5から外部ブロックのクロック入力
端子17までの配線による遅延時間をtdとおくと17
の位相φ2は5の位相φ1よりtdだけ遅れているので、 φ2 = φ1+td = φ0−td´+td ・・・(2) となる。
からは4の可変周波数発振手段の出力端子5からの配線
とは独立した配線で第二のクロック入力端子10に接続
されている。ここで、5から17までの配線遅延と、1
7から10までの配線遅延が等しくなるように配線する
ことが重要である。これは例えば両者の配線の平行を保
ったまま配線の引き回しを行うことで容易に実現する。
3は,前述の通り17から10までの配線遅延が5から1
7までの配線遅延と等しくtdであるので、 φ3 = φ2 +td = φ0−td´+2td ・・・(3) となる。
には8の可変遅延手段の出力9が入力されており、9の
位相φ4は7の位相φ0よりtd´だけ遅れているので、 φ4 = φ0 +td´ ・・・(4) となる。
比較して位相進み信号あるいは位相遅れ信号を出力し、
以下の条件が成立した時に進み遅れいずれの信号も出力
せずに次段の12のフィルタ手段の出力13がある一定
値を保持するように動作する。
よび15の遅延制御入力に対して負の比例係数をもって
比例するものとし、φ3がφ4よりも進んでいる場合は1
1の位相比較手段が位相遅れ信号を出力して12のフィ
ルタ手段の出力13を負方向へ引き下げ、φ3がφ4より
も遅れている場合は11の位相比較手段が位相進み信号
を出力して12のフィルタ手段の出力13を正方向へ引
き上げるように動作するものとする。φ3がφ4よりも進
んでいる時は6および8の可変遅手段の遅延時間はフィ
ルタ出力13によって現状より長くなるように補正さ
れ、φ3がφ4よりも遅れている時は6および8の可変遅
延手段の遅延時間が短くなるように補正される。
3は前式(5)が成立した状態で安定し、この時の17
の位相φ2 は(5)式を(2)式に代入して、 φ2 = φ0 ・・・(6) となる。
にはクロック配線長とは無関係に1のクロック入力信号
と同位相のクロックが入力されることが分かる。
を2個用いて外部ブロック2個のクロック入力端子を駆
動した場合の構成例である。本発明のクロックスキュー
補正回路1個と外部ブロック1個が一対となるように構
成している。それぞれ一対となったクロック補正回路と
外部ブロック間をつなぐ一対のクロック配線の長さが各
構成対で異なっていても、それぞれのクロック配線長の
長短とは無関係に外部ブロックのクロック入力端子の位
相は等しくφ0となり、外部ブロック間のクロックスキ
ューは零となる。
ュー補正回路と外部ブロックの組合せが一対と二対の場
合を示したが、クロックスキューを補正したい外部ブロ
ックの数と等しい数のクロックスキュー補正回路を用意
して三対以上の対を構成することも当然可能である。
ュー補正回路によれば、従来技術と比較して単一および
複数の外部ブロックのクロック入力位相をクロック配線
の長短とは無関係に第一のクロック入力信号の位相と等
しくすることができ、したがってブロック間の入力クロ
ック位相も等しくすることができるので、クロックスキ
ューによる誤動作を完全に回避することができる。
配線長でもこれの配線遅延の影響を受けないため、動作
クロック周波数の上限を向上させる効果がある。
ロックスキュー補正の一実施例を示す図。
た場合を示す図。
路 22 20の可変周波数発振手段の出力 23 20の第二のクロック入力信号端
子 24,25,26 クロックバッファ 27,28,29 回路ブロック
Claims (4)
- 【請求項1】第一の位相比較手段の出力を入力としてフ
ィルタリングを行う第一のフィルタ手段と該フィルタ手
段の出力を入力として発振周波数が制御される可変周波
数発振手段と、該可変周波数発振手段の出力を入力とし
てこれに時間的遅延を与えて出力する第一の可変遅延手
段と、前記第一の可変遅延手段の出力を入力としてこれ
に前記第一の可変遅延手段と等しい遅延を与えて出力す
る第二の可変遅延手段を具備し、第一のクロック入力信
号と前記第一の可変遅延手段の出力を前記第一の位相比
較手段の入力とし、前記第二の可変遅延手段の出力と第
二のクロック入力信号を入力とする第二の位相比較手段
と前記第二の位相比較手段の出力を入力としてフィルタ
リングを行う第二のフィルタ手段を具備し、前記第二の
フィルタ手段の出力が前記第一および第二の可変遅延手
段の遅延時間制御入力に入力されることを特徴とするク
ロックスキュー補正回路。 - 【請求項2】請求項1記載のクロックスキュー補正回路
であって、該可変周波数発振手段の出力をクロック出力
端子として外部でクロックを必要とする回路のクロック
入力端子に接続した後、クロック供給側とは異なる配線
経路を経て前記第二のクロック入力信号端子に接続した
ことを特徴とするクロックスキュー補正回路。 - 【請求項3】請求項2記載のクロックスキュー補正回路
であって、該クロック出力端子から外部のクロックを必
要とする回路のクロック入力端子までの配線による遅延
時間と、該クロック入力端子から前記第二ののクロック
入力信号端子までの遅延時間が等しくなるように配線し
たことを特徴とするクロックスキュー補正回路。 - 【請求項4】請求項3記載のクロックスキュー補正回路
の数を外部でクロックを必要とする回路ブロックの数と
等しい数用意し、本クロックスキュー補正回路と該回路
ブロックを一対で動作させることを特徴としたクロック
スキュー補正回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30316295A JP3433595B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | クロックスキュー補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30316295A JP3433595B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | クロックスキュー補正回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09148919A true JPH09148919A (ja) | 1997-06-06 |
JP3433595B2 JP3433595B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=17917637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30316295A Expired - Fee Related JP3433595B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | クロックスキュー補正回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3433595B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116722946A (zh) * | 2023-08-08 | 2023-09-08 | 浙江宜通华盛科技有限公司 | 可扩展同步时钟树系统及相控阵雷达 |
-
1995
- 1995-11-21 JP JP30316295A patent/JP3433595B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116722946A (zh) * | 2023-08-08 | 2023-09-08 | 浙江宜通华盛科技有限公司 | 可扩展同步时钟树系统及相控阵雷达 |
CN116722946B (zh) * | 2023-08-08 | 2023-12-05 | 浙江宜通华盛科技有限公司 | 可扩展同步时钟树系统及相控阵雷达 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3433595B2 (ja) | 2003-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2745869B2 (ja) | 可変クロック分周回路 | |
US5638014A (en) | Clock pulse generator | |
KR100527397B1 (ko) | 반도체메모리 장치에서 작은 지터를 갖는 지연고정루프 | |
US5781056A (en) | Variable delay circuit | |
US5570054A (en) | Method and apparatus for adaptive clock deskewing | |
JPH0548446A (ja) | 半導体集積回路 | |
WO2003061129A1 (fr) | Circuit generateur d'impulsions | |
JPH08116241A (ja) | クロックスキュー低減回路 | |
US6691241B1 (en) | Delay tuning to improve timing in multi-load systems | |
JP3433595B2 (ja) | クロックスキュー補正回路 | |
US20050094446A1 (en) | Semiconductor integrated circuit | |
EP0463641B1 (en) | A clock signal supply system | |
JP2637738B2 (ja) | クロック補正方式 | |
JP2003008411A (ja) | 遅延同期回路用遅延調整回路 | |
JP2001230667A (ja) | 位相調整回路 | |
US20030128062A1 (en) | Delay circuit and synchronous delay apparatus | |
JPH11103244A (ja) | 出力バッファ遅延調整回路 | |
JP3772668B2 (ja) | 位相同期ループを用いた発振回路 | |
JP2970296B2 (ja) | データ多重化回路 | |
JPH05268206A (ja) | ディジタルシステムにおける同期制御信号供給方法 | |
JP2011228782A (ja) | 位相調整回路及び位相調整方法 | |
JPH09282044A (ja) | 半導体回路 | |
JPH08330932A (ja) | 同期回路制御装置 | |
JP3982095B2 (ja) | 位相同期回路 | |
JPH0774654A (ja) | 多重化回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |