JP3982095B2 - 位相同期回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クロックで動作する位相同期回路及び半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ、メモリなどの入力クロックで同期して動作する半導体集積回路は、ボード上で接続され様々な用途のシステムとして実用に供されている。近年、ボード上でのこれら半導体集積回路同士のインターフェイスの動作周波数は、画像処理などのシステムで必要なスペックを満たす為、非常に高速化され100MHz以上の動作が必要になっている。これらの半導体集積回路内部では、PLLを用いてシステムクロックを逓倍することにより、内部動作周波数200MHz以上の半導体集積回路が実用化されている。
【0003】
以下、従来の位相同期回路について説明する。図6は従来の位相同期回路を示したもので、外部クロック2から比較的周波数の低いクロック11と内部回路15用の周波数の高いクロックを生成するものである。内部回路15は例えばマイコン、クロック11はマイコンの外部メモリで、クロック11と内部回路15用のクロックを精度良く同期させるために、2段のPLLを直列に接続している。また、第1PLL内のダミーセル45は位相同期回路にフィードバック入力される信号の遅延を調整して、疑似的にクロック11の位相同期を取るものである。第2PLL内のダミーセル45も同様のものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の位相同期回路では、PLLを2段直列に接続するため、ジッタが大きいという問題があった。
【0005】
一方、PLL2つを並列に接続し、2つのクロックを生成する方法もあるが、この方法では2つのクロックを精度良く同期を取ることは困難であった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、精度良く位相同期された2つのクロックを、ジッタを少なく生成するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は、本発明の請求項1に係る位相同期回路1を搭載した半導体集積回路である。2は、クロック信号であり、外部の水晶振動子または、パルスジェネレータで生成され、パッド16、駆動回路39を経由して半導体集積回路内部に入力される。3は、第1印加電圧8で発振周波数を制御する電圧制御発振回路である。4は、電圧制御発振回路3の出力信号20に基づいてクロックを生成する論理装置であり、主にクロックを分周する回路からなっており、さまざまな分周率の違うクロックが多数出力される機能をもっており、この場合は、2系統のクロック信号13、クロック信号14が出力される。5は、第2印加電圧9でクロック信号13の遅延値を調整する電圧制御遅延調整回路であり、16はパッドであり、論理装置4のクロック13に接続されており、半導体集積回路の外部へバスシステムクロック11を出力する。また、15は半導体集積回路を構成する内部回路であり、論理装置4のクロック14に接続されている。パッド16への到達時間と内部回路15への到達時間は、同時刻となるように配線インダクタンスや配線抵抗や配線容量に基づいて設計されている。しかし、クロック信号13から電圧制御遅延調整回路5への到達時間は、特に遅延時間を考慮せずに設計されている。パッド16を経由し、パッド16に隣接配置されたクロック信号18と電圧制御遅延調整回路5の出力信号であるクロック17を入力とし、クロック信号18を基準クロックとして、該基準クロックにクロック信号17を同期する第2印加電圧9を生成する位相検知回路6である。10はクロック信号17を入力とする論理装置であり、論理装置4と同様にクロックを分周する回路からなっており、さまざまな分周率の違うクロックが出力される機能をもっており、この場合は、1系統のクロック12が出力される。また、論理装置10の遅延は、駆動回路39の遅延と疑似的に同じように設計されている。7は、第1のクロック信号2とクロック信号12を入力とし、クロック信号2に前記電圧制御遅延調整回路5の出力信号を同期する第1印加電圧8を生成する位相比較器である。
【0008】
図2は、位相同期回路のタイミングチャートである。横軸は時間で縦軸はそれぞれの各信号の電圧である。
【0009】
図3は、電圧制御遅延調整回路5の回路である。21は、遅延を調整する一つの遅延セルであり、このセル21が一段以上接続されて電圧制御遅延調整回路5は構成されている。22は、セル21の電流源、23は、Pチャンネルトランジスタで、セル21の正転入力端子31がゲートに接続され、電流源22がソースに接続されており、24は、Pチャンネルトランジスタで、セル21の反転入力端子32がゲートに接続され、電流源22がソースに接続されており、25は、Nチャンネルトランジスタで、26は、Nチャンネルトランジスタで、Nチャンネルトランジスタ25、26は並列に接続され各ドレインは、Pチャンネルトランジスタ23のドレインに接続されており、各ソースは接地されており、Nチャンネルトランジスタ25のゲートは、Pチャンネルトランジスタ24のドレインに接続されており、Nチャンネルトランジスタ26のゲートは、電圧制御遅延調整回路5の遅延制御電圧入力端子36を介し第2印加電圧9に接続されている。27は、Nチャンネルトランジスタで、28は、Nチャンネルトランジスタで、Nチャンネルトランジスタ27、28は並列に接続され各ドレインは、Pチャンネルトランジスタ24のドレインに接続されており、各ソースはグランドに接地されており、Nチャンネルトランジスタ27のゲートは、Pチャンネルトランジスタ23のドレインに接続されており、Nチャンネルトランジスタ28のゲートは、電圧制御遅延調整回路5の遅延制御電圧入力端子36を介し第2印加電圧9に接続されている。セル21の反転出力端子29は、Pチャンネルトランジスタ23のドレインに接続され、セル21の正転出力端子30は、Pチャンネルトランジスタ24のドレインに接続されている。電圧制御遅延調整回路5は、初段のセル21の正転入力端子31に電圧制御発振器の正転入力33を接続し、初段のセル21の反転入力端子32に電圧制御発振器の反転入力34を接続し、セル21が奇数個の時、電圧制御遅延調整回路5の出力端子36は、最終段のセル21の反転出力端子が接続され、偶数個の時は、最終段のセル21の正転出力端子が接続される。セル21は、差動構成になっており、コモンモードノイズに強く、また、ラッチ構成になっているため、正転出力、反転出力がでる。また、第2印加電圧9によってセルの遅延が制御されている。電圧制御遅延調整回路5は、この為、入力クロックのジッターをほぼそのまま維持し、印加電圧9による遅延に基づきクロックを出力する。
【0010】
図1、図2を用いて、本発明の実施例1を説明する。条件としてここで、出力信号13、14、12はクロック信号2と同じ周波数に論理装置4及び論理回路10で設定されており、第1印加電圧8と電圧制御発振回路3の出力信号20の周波数の関係を
F=А・V1・・・(8)
(F:電圧制御発振回路3の出力信号の周波数[Hz]、V1:第1印加電圧8、А:正の数)
とする。
【0011】
また、第2印加電圧9と電圧制御遅延調整回路5の入力信号13から出力信号17までの遅延の関係を
G=B・V2+C・・・(9)
(G:電圧制御遅延調整回路5の入力信号から出力信号までの遅延時間[秒]、V2:印加電圧9、B:負の数、C:正の数)
とする。位相同期回路1が初期起動時第1印加電圧8と第2印加電圧9の初期値は、0とする。
【0012】
まず、動作時間が0の時、(8)より電圧制御発振回路3の出力信号20の周波数は0であり、式(9)より電圧制御遅延調整回路5の出力信号17は、周波数0であり、遅延はCである(図2のステップ1参照)。
【0013】
動作時間と共に、位相比較器7は、クロック信号2の周波数と位相差を揃えるため、第1印加電圧8を上げていく。また、位相検知回路6は、クロック信号18と電圧制御遅延調整回路5の出力信号17の位相差を揃える為、第2印加電圧9を揃えていく(図2のステップ2参照)。
【0014】
しばらくすると、電圧制御遅延調整回路5の出力信号17は、論理装置4の出力クロック信号18と位相が等しくなり、電圧制御遅延調整回路5の出力信号17は、クロック信号2と周波数と位相が同期する(図2のステップ3参照)。帰還回路40は、遅延のみの帰還ループで構成されているため、この系は、1次の応答関数である。帰還回路40の帰還ループは常に周波数に関わらず、安定する。よって、位相比較器7に入力されるクロック信号12のジッターは、電圧制御遅延調整回路5の出力クロック17を用いるため、
ジッター電圧制御回路固有のジッター+位相同期回路1の収束性+論理ゲートでのスイッチング電圧のずれ+配線のカップリングノイズ・・・(10)
で表される。そして、内部回路15及びシステムクロック11とクロック信号2の位相誤差は、
位相誤差∝位相比較器の不感帯+位相検知器の不感帯+(10)式+分周器の遅延変動・・・(11)となる。
【0015】
以上述べたように、1つのPLLのみで内部回路15で使用するクロックの周波数とボードシステムクロック11の周波数が違うクロックが生成でき、各クロック信号のジッターは、PLLを2個使用するときより少なくなる。更にダミーセルや長配線による遅延変動が抑えられる。故に、半導体集積回路のАCスペックマージンを大幅に削減できることが可能となる。
【0016】
(実施の形態2)
図4は、本発明の請求項2に係る位相同期回路41を搭載した半導体集積回路である。2は、クロック信号であり、外部の水晶振動子または、パルスジェネレータで生成され、パッド16、駆動回路39を経由して半導体集積回路内部に入力される。3は、第1印加電圧8で発振周波数を制御する電圧制御発振回路である。4は、電圧制御発振回路3の出力信号20に基づいてクロックを生成する論理装置であり、主にクロックを分周する回路からなっており、さまざまな分周率の違うクロックが多数出力される機能をもっており、この場合は、2系統のクロック信号13、クロック信号14が出力される。5は、第2印加電圧9でクロック信号13の遅延値を調整する電圧制御遅延調整回路であり、16はパッドであり、論理装置4のクロック13に接続されており、半導体集積回路の外部へバスシステムクロック11を出力する。また、15は半導体集積回路を構成する内部回路であり、論理装置4のクロック14に接続されている。パッド16への到達時間と内部回路15への到達時間は、同時刻となるように配線インダクタンスや配線抵抗や配線容量に基づいて設計されている。しかし、クロック信号13から電圧制御遅延調整回路5への到達時間は、特に遅延時間を考慮せずに設計されている。パッド16を経由したクロック信号18と電圧制御遅延調整回路5の出力信号であるクロック17を入力とし、クロック信号18を基準クロックとして、該基準クロックにクロック信号17を同期する第2印加電圧9を生成する位相検知回路6である。37はクロック信号17を入力とする電圧制御遅延調整分周回路であり、第3印加電圧40で電圧制御遅延調整分周回路37で分周された出力クロック信号12の遅延を調整する回路である。また、電圧制御遅延調整分周回路37は、さまざまな分周率の違うクロックが出力される機能をもっており、この場合は、1系統のクロック12が出力される。7は、第1のクロック信号2とクロック信号12を入力とし、クロック信号2にクロック信号12を同期させる第1印加電圧8を生成する位相比較器である。38は、クロック信号17とクロック信号2からパッド16のみを介して出力されるクロック42を入力とし、クロック信号42にクロック信号17を同期させる第3印加電圧40を生成する位相検知器である。
【0017】
図5は、位相同期回路41のタイミングチャートである。横軸は時間で縦軸はそれぞれの各信号の電圧である。
【0018】
図4、図5を用いて、本発明の実施形態2を説明する。ここで、第1印加電圧8と電圧制御発振回路3の出力信号20の周波数の関係を
F=А・V1・・・(12)
(F:電圧制御発振回路3の出力信号の周波数[Hz]、V1:第1印加電圧8、А:正の数)
とする。
【0019】
また、第2印加電圧9と電圧制御遅延調整回路5の入力信号から出力信号までの遅延の関係を
G=B・V2+C・・・(13)
(G:電圧制御遅延調整回路5の入力信号から出力信号までの遅延時間[秒]、V2:第2印加電圧9、B:負の数、C:正の数)
とする。
【0020】
また、第3印加電圧40と電圧制御遅延調整分周回路37の出力信号の入力信号から出力信号までの遅延の関係を
H=D・V3+Е・・・(14)
(H:電圧制御遅延調整分周回路37の入力信号から出力信号までの遅延時間[秒]、V3:印加電圧40、D:負の数、Е:正の数)
とする。位相同期回路41が初期起動時第1印加電圧8と第2印加電圧9の第3印加電圧40の初期値は、0とする。
【0021】
まず、動作時間が0秒の時、(12)より電圧制御発振回路3の出力信号20の周波数は0であり、式(13)より電圧制御遅延調整回路5の出力信号17は、周波数0であり、遅延はCである。式(14)より電圧制御遅延調整分周回路37の出力信号12は、周波数0であり、遅延はЕである(図5のステップ1参照)。動作時間と共に、位相比較器7は、クロック信号2の周波数と位相差を揃えるため、第1印加電圧8を上げていく。また、位相検知回路38は、クロック信号42と出力信号17の位相差を揃える為、第3印加電圧40を揃えていく。また、位相検知回路6は、クロック信号18と電圧制御遅延調整回路5の出力信号17の位相差を揃える為、第2印加電圧9を揃えていく(図5のステップ2参照)。
【0022】
しばらくすると、クロック信号19とクロック信号12の位相差が等しくなり、クロック信号17は、クロック信号42と位相が等しくなり、クロック信号17は、クロック信号18と位相が同期する(図5のステップ3参照)。
【0023】
電圧制御遅延調整分周回路37は、特許公開平成9ー164133 分周器およびクロック生成回路に示された請求項1のような差動構成の電源ノイズに強い構成をもつことにより、位相比較器7に入力されるクロック12は、電圧制御遅延調整分周回路37と電圧制御遅延調整回路5の出力クロックを用いるため、コモンモードノイズに強くなる。
【0024】
帰還回路40、41は、遅延のみの帰還ループで構成されているため、この系は、1次の応答関数である。帰還回路40、41の帰還ループは常に周波数に関わらず、安定する。よって、位相比較器7に入力されるクロック信号12のジッターは、電圧制御遅延調整分周回路37の出力クロック12を用いるため、
ジッター∝電圧制御回路固有のジッター+位相同期回路1の収束性+論理ゲートでのスイッチング電圧のずれ+配線のカップリングノイズ・・・(15)
で表される。そして、内部回路15及びシステムクロック11とクロック信号2の位相誤差は、
位相誤差∝位相比較器の不感帯+位相検知器の不感帯+(15)式・・・(16)となる。
【0025】
以上述べたように、1つのPLLのみで内部回路15で使用するクロックの周波数とボードシステムクロック11の周波数が違うクロックが生成でき、各クロック信号のジッターは、PLLを2個使用するときより少なくなる。更にダミーセルや長配線や分周器による遅延変動が抑えられる。故に、半導体集積回路のАCスペックマージンを大幅に削減できることが可能となる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ、メモリなどの半導体集積回路において、第1のクロック信号と、第1の印加電圧で発振周波数を制御する電圧制御発振回路と、前記電圧制御発振回路の出力信号に基づいてクロックを生成する論理装置と、前記電圧制御発振回路の出力信号を入力とし、第2の印加電圧で前記電圧制御発振回路の出力信号の遅延値を調整する電圧制御遅延調整回路と、前記論理装置の出力クロック信号と前記電圧制御遅延調整回路の出力信号を入力とし、前記論理装置の出力クロック信号を基準クロックとして、該基準クロックに前記電圧制御遅延調整回路の出力信号を同期する前記第2の印加電圧を生成する位相検知回路と、第1のクロック信号と前記電圧制御遅延調整回路の出力信号を入力し、該基準クロックに前記電圧制御遅延調整回路の出力信号を同期する前記第1の印加電圧を生成する位相比較器回路とを備え、前記論理装置の出力クロック信号は、前記電圧制御遅延調整回路の出力信号と同期し、前記電圧制御発振回路の出力信号は、第1のクロック信号と同期することを特徴とする位相同期回路を搭載することにより半導体集積回路のАCスペックマージンを削減するものである。これにより半導体集積回路インターフェイス間の高速動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る位相同期回路を示す図
【図2】本発明の第1の実施形態に係る位相同期回路のタイミングチャート
【図3】本発明の第1の実施形態に係る電圧制御遅延調整回路を示す図
【図4】本発明の第2の実施形態に係る位相同期回路を示す図
【図5】本発明の第2の実施形態に係る位相同期回路のタイミングチャート
【図6】従来の位相同期回路を示す図
【符号の説明】
1 位相同期回路
2 クロック
3 電圧制御発振回路
4 論理装置
5 電圧制御遅延調整回路
6 位相検知回路
7 位相比較器
Claims (4)
- 第1のクロック信号と、第1の印加電圧で発振周波数を制御する電圧制御発振回路と、前記電圧制御発振回路の出力信号に基づいてクロックを生成する論理装置と、前記論理装置の出力信号を入力とし、第2の印加電圧で前記電圧制御発振回路の出力信号の遅延値を調整する電圧制御遅延調整回路と、前記論理装置の出力クロック信号と前記電圧制御遅延調整回路の出力信号を入力とし、前記論理装置の出力クロック信号を基準クロックとして、該基準クロックに前記電圧制御遅延調整回路の出力信号を同期する前記第2の印加電圧を生成する位相検知回路と、前記第1のクロック信号と前記電圧制御遅延調整回路の出力信号を入力し、該基準クロックに前記電圧制御遅延調整回路の出力信号を同期する前記第1の印加電圧を生成する位相比較器回路とを備え、前記論理装置の出力クロック信号は、前記電圧制御遅延調整回路の出力信号と同期し、且つ前記第1のクロック信号と同期することを特徴とする位相同期回路。
- 第1のクロック信号と、第1の印加電圧で発振周波数を制御する電圧制御発振回路と、前記電圧制御発振回路の出力信号を入力とし、クロックを生成する論理装置と、前記論理装置の出力信号の遅延値を第2の印加電圧で調整する電圧制御遅延調整回路と、前記論理装置の出力クロック信号と前記電圧制御遅延調整回路の出力を入力とし、前記論理装置の出力クロック信号を基準クロックとして、該基準クロックに前記論理装置の出力信号を同期する前記第2の印加電圧を生成する第1の位相検知回路と、前記電圧制御遅延調整回路の出力を分周し第3の印加電圧で遅延を制御する電圧制御遅延調整分周回路と、前記第1のクロック信号と前記電圧制御遅延調整回路の出力信号を入力とし、前記第1のクロック信号を基準クロックとして、該基準クロックに前記電圧制御遅延調整分周回路の出力信号を同期する前記第3の印加電圧を生成する第2の位相検知回路と、第1のクロック信号と前記電圧制御遅延分周回路の出力信号を入力し、該基準クロックに前記論理装置回路の出力を同期する前記第1の印加電圧を生成する位相比較器回路とを備え、前記論理装置の出力クロック信号は、前記第1のクロック信号と同期し、且つ前記電圧制御遅延調整回路の出力信号と同期することを特徴とする位相同期回路。
- 入力クロックが正転入力端子に入力され、前記入力クロックの反転クロックが反転入力端子に入力され、印加電圧端子と、正転出力端子と、少なくとも1つ以上の遅延回路を持ち、前記遅延回路は、正転入力と反転入力と正転出力と反転出力と電圧制御端子をもち、前段の前記遅延回路の正転出力に後段の前記遅延回路の正転入力を接続し、前段の前記遅延回路の反転出力に後段の前記遅延回路の反転入力を接続し、全段の前記遅延回路の電圧制御端子を共通に前記印加電圧端子に接続し、初段の前記遅延回路の正転入力を前記正転入力端子に接続し、初段の前記遅延回路の反転入力を前記反転入力端子に接続し、前記正転出力端子が、前記遅延回路が奇数個の時、最終段の前記遅延回路の反転出力を接続し、偶数個の時、最終段の前記遅延回路の正転出力を接続し、前記印加電圧端子の電圧によって前記入力クロックの遅延を制御し前記正転出力端子に出力することを特徴とする電圧制御遅延調整回路。
- 請求項3記載の遅延回路において、第1、第2のPチャンネルトランジスタと第1、第2、第3、第4のNチャンネルトランジスタを持ち、請求項3記載の前記正転入力が前記第1のPチャンネルトランジスタのゲートに接続され、電流源が前記第1のPチャンネルトランジスタと第2のPチャンネルトランジスタのソースに接続されており、請求項3記載の前記反転入力が第2のPチャンネルトランジスタのゲートに接続され、前記第1、前記第2のNチャンネルトランジスタは並列に接続され、前記第1、前記第2のNチャンネルトランジスタのドレインは、前記第1のPチャンネルトランジスタのドレインに接続されており、前記第1、前記第2のNチャンネルトランジスタのソースはグランドに接地されており、前記第1のNチャンネルトランジスタのゲートは、前記第2のPチャンネルトランジスタのドレインに接続されており、前記第2のNチャンネルトランジスタのゲートは、請求項3記載の前記電圧制御端子に接続されており、前記第3、第4のNチャンネルトランジスタは並列に接続され前記第3、第4のNチャンネルトランジスタのドレインは、前記第2のPチャンネルトランジスタのドレインに接続されており、前記第3、第4のNチャンネルトランジスタのソースはグランドに接地されており、前記第3のNチャンネルトランジスタのゲートは、前記第1のPチャンネルトランジスタのドレインに接続されており、前記第4のNチャンネルトランジスタのゲートは、請求項3記載の前記電圧制御端子に接続され、請求項3記載の前記電圧制御端子電圧によって請求項3記載の前記入力クロックの遅延値を制御する請求項3記載の遅延回路。
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