JPH09147256A - 防災システム - Google Patents

防災システム

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Publication number
JPH09147256A
JPH09147256A JP30423695A JP30423695A JPH09147256A JP H09147256 A JPH09147256 A JP H09147256A JP 30423695 A JP30423695 A JP 30423695A JP 30423695 A JP30423695 A JP 30423695A JP H09147256 A JPH09147256 A JP H09147256A
Authority
JP
Japan
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smoke exhaust
smoke
switch
interlocking control
disaster prevention
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30423695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Kotsuna
安規 忽那
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP30423695A priority Critical patent/JPH09147256A/ja
Publication of JPH09147256A publication Critical patent/JPH09147256A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連動制御部から排煙ファンまでの信号線が断
線する等不都合があった場合であっても、迅速且つ信頼
性を高く排煙ファンを動作させることができる防災シス
テムを提供する。 【解決手段】 火災を感知する感知器1と、連動制御を
行う連動制御部2と、感知器との連動制御により開閉す
る複数の排煙口3a,3b,3c,3dと、該排煙口と
の連動制御により動作を行う複数の排煙ファン4a,4
bと、該排煙ファンに各々直接動作指示を行う複数のバ
ックアップスイッチ6a,6bと、排煙ファンと排煙口
とを繋ぐ複数の排煙ダクト5a,5bとを有する防災シ
ステムにおいて、各バックアップスイッチに関係づけら
れた複数の排煙表示部7a,7bを設け、連動制御部は
排煙ファンを動作させる際に、該排煙ファンに対応して
いるバックアップスイッチに関係づけられた排煙表示部
を点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排煙口と排煙ファ
ンとの連動制御が正常に行われなかった場合のバックア
ップ処理を有する防災システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防災システムについて図4、図5
を用いて説明する。図4は防災システムの一例を示す構
成図である。図5は防災システムの他の例を示す構成図
である。
【0003】図4において、1は火災センサ、Aは防災
受信機、3a,3bは排煙口、4は排煙ファン、5は排
煙ダクト、L0は信号線、L1はゾロ引き配線を表す。
防災受信機Aは連動制御部2と、バックアップスイッチ
6とを有する。
【0004】火災センサ1は、室内の火災の発生を検知
して連動制御部2に火災検知信号S1を出力する。
【0005】連動制御部2は、火災検知信号S1を受信
すると、警報音を出力して、該信号を出力した火災セン
サ1と同じ部屋にある排煙口3a,3bに対して開放信
号S2を出力するという連動制御を行う。また、連動制
御部2は、後述する開放完了信号S3を受信すると、排
煙ファン4に対して信号線L0を通じて駆動信号S4を
出力するという連動制御を行う。
【0006】排煙口3a,3bは、室内に設けられてお
り、排煙ダクト5と室内との連通状況を排煙口3a,3
bの扉部(不図示)の開閉により切り替えるものであ
り、連動制御部2から開放信号S2を受信すると、排煙
口3a,3bは扉部を開いて室内と排煙ダクト5とを連
通させると共に、開放完了信号S3を連動制御部2に出
力する。
【0007】排煙ファン4は、駆動信号S4を連動制御
部2から信号線L0を通じて受け取ると、排煙ダクト5
内の空気や煙を建物の外部に排気するものである。従っ
て、排煙ファン4が排気を行うと、排煙ダクト5と連通
している室内の煙も排気される。なお、排煙ダクト5と
連通している部屋は、前述の火災センサ1が火災を検知
して排煙口3aの扉部が開いている部屋のみで、他の部
屋の排煙口3bの扉部は閉じており排煙ダクト5と連通
していないので、火災の発生した部屋からのみ煙を排気
する。
【0008】しかしながら、連動制御部2と排煙ファン
4とを接続する信号線L0が断線していたり、連動制御
部2が故障していて連動制御が行われないなどの不都合
があった場合には、排煙口3a,3bは開いているもの
排煙ファン4が動作せず、火災の発生した部屋から排煙
されない。かかる危険を回避するために、防災システム
にはバックアップスイッチ6を設けて、バックアップス
イッチ6と排煙ファン4をゾロ引き配線L1で接続し
て、バックアップスイッチ6が押されると、連動制御部
2の連動制御のいかんに関わらず強制的に排煙ファン4
が動作するようにされている(以下、強制的に排煙ファ
ン4を動作させる処理をバックアップ処理と記す)。該
バックアップスイッチ6は、、電源ラインから排煙ファ
ンに接続する線とグランドラインから排煙ファンに接続
する線と電源ラインと排煙ファンとの間に介在するスイ
ッチとから成る。
【0009】従って、連動制御部2と排煙ファン4とを
接続する信号線L0が断線していたり、連動制御部2が
故障していて連動制御が行われないなどの不都合があっ
た場合であっても、火災発生の検出による連動制御部の
警報音を聞いた管理者が、バックアップスイッチ6を操
作することで、強制的に排煙ファン4を動作させて排煙
ダクト5を通じて火災の発生した室内から排煙を行うこ
とができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大規模な防
災システムの場合、図5に示すように排煙ダクト5a,
5bの経路が複数になり、排煙ファン4a,4bが複数
になるため、バックアップスイッチ6a,6bが複数設
けられる。そして、排煙ダクト5a,5bの数は、図5
では、2本の排煙ダクト5a,5bを例にして説明して
いるが、大規模な防災システムでは、50本となる場合
もある。
【0011】従って、連動制御部2から排煙ファン4
a,4bまでの信号線L0が断線していたり、連動制御
部2が故障していて連動制御が行われないなどの不都合
があった場合、連動制御部2からの警報音を聞いて管理
者が排煙ファン4a,4bを動作させるためにバックア
ップスイッチ6a,6bを操作しようとしても、即座に
どのバックアップスイッチ6a,6bを押下して良いの
か判断できない。通常、このような判断は、連動制御部
2の表示部(不図示)に表示される火災の発生場所の情
報等に基づいて行うが、管理者が動揺して適正な判断が
できないことも考えられる。
【0012】そして、管理者がバックアップスイッチ6
aを操作しなければならないところを、誤ってバックア
ップスイッチ6bを操作してしまった場合、排煙ファン
4bが動作して排煙ダクト5bに対して排煙動作を開始
するが、排煙ダクト5bに設けられている排煙口3c,
3dの扉部は火災の発生していない部屋のものであるか
ら開いていない。よって、排煙ファン4bが排煙動作を
することにより、排煙ダクト5b内の気圧が低くなり、
排煙ダクト5bは内側に陥没するなどして破損する。
【0013】従って、バックアップスイッチが複数ある
場合には、適切なバックアップスイッチを操作しなけれ
ば、排煙ダクトを破損してしまうという問題点があっ
た。
【0014】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、連動制御部か
ら排煙ファンまでの信号線が断線していたり、連動制御
部が故障していて連動制御が行われないなどの不都合が
あった場合であっても、迅速且つ信頼性を高く排煙ファ
ンを動作させることができ、また操作を誤った場合であ
っても排煙ダクトを破損することなく排煙動作をするこ
とのできる防災システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、火災を
感知する感知器と、連動制御を行う連動制御部と、感知
器との連動制御により開閉する複数の排煙口と、該排煙
口との連動制御により動作を行う複数の排煙ファンと、
該排煙ファンに各々直接動作指示を行う複数のバックア
ップスイッチと、排煙ファンと排煙口とを繋ぐ複数の排
煙ダクトとを有する防災システムにおいて、各バックア
ップスイッチに関係づけられた複数の排煙表示部を設
け、連動制御部は排煙ファンを動作させる際に、該排煙
ファンに対応しているバックアップスイッチに関係づけ
られた排煙表示部を点灯させることを特徴とするもので
ある。
【0016】請求項2記載の発明にあっては、火災を感
知する感知器と、連動制御を行う連動制御部と、感知器
との連動制御により開閉する複数の排煙口と、該排煙口
との連動制御により動作を行う複数の排煙ファンと、該
排煙ファンに各々直接動作指示を行う複数のバックアッ
プスイッチと、排煙ファンと排煙口とを繋ぐ複数の排煙
ダクトとを有する防災システムにおいて、各バックアッ
プスイッチと並列に、連動制御部からの指示でオン・オ
フする連動スイッチをそれぞれ設け、バックアップスイ
ッチまたは連動スイッチがオンになると対応する排煙フ
ァンに直接動作指示を行うことを特徴とするものであ
る。
【0017】請求項3記載の発明にあっては、連動スイ
ッチと直列に自動処理スイッチを設け、連動スイッチが
オンであり且つ自動処理スイッチがオンであるとき、ま
たはバックアップスイッチがオンであるときに排煙ファ
ンに直接動作指示を行うことを特徴とするものである。
【0018】請求項4記載の発明にあっては、火災を感
知する感知器と、連動制御を行う連動制御部と、感知器
との連動制御により開閉する複数の排煙口と、該排煙口
との連動制御により動作を行う複数の排煙ファンと、該
排煙ファンに各々直接動作指示を行う複数のバックアッ
プスイッチと、排煙ファンと排煙口とを繋ぐ複数の排煙
ダクトとを有する防災システムにおいて、該複数の排煙
ダクトを連通する連通ダクトと、連通ダクトに設けられ
て各排煙ダクト間の連通状態を開閉する開閉ダンパと、
開閉ダンパの開閉を指示するダンパスイッチとを設けた
ことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明にかかる防災システムの第
一実施の形態を図1に基づいて、第二実施の形態を図2
に基づいて、第三実施の形態を図3に基づいて説明す
る。
【0020】〔第一実施の形態〕図1は防災システムの
構成を示す説明図である。なお、図1においては前述の
従来の技術で説明したところの防災システムと同等の箇
所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な
説明は省略する。
【0021】図1に示す本第一実施の形態の防災システ
ムが、前述の従来の技術で説明したところの防災システ
ムと異なり特徴となるのは次の構成である。
【0022】第一に、各バックアップスイッチ6a,6
bに関係付けて排煙表示灯7a,7bを防災受信機Aに
設けた構成である。即ち、バックアップスイッチ6aの
近傍に排煙表示灯7aを対応して設け、バックアップス
イッチ6bの近傍に排煙表示灯7bを対応して設けてい
る。排煙表示灯7a,7bは、後述する連動制御部2か
らの駆動信号S4を受信すると点灯する。
【0023】第二に、連動制御部2は、従来の技術で説
明したところの動作に加えて、開放完了信号S3を受信
すると、駆動信号S4を送信する排煙ファン4a,4b
に対するバックアップスイッチ6a,6bに関係付けら
れた排煙表示灯7a,7bに点灯信号S5を出力する。
即ち、連動制御部2が連動制御で排煙ファン4aに駆動
信号S4を送信する場合には、排煙表示灯7aに対して
点灯信号S5を出力し、連動制御で排煙ファン4bに駆
動信号S4を送信する場合には、排煙表示灯7bに対し
ても点灯信号S5を出力する。
【0024】以上のようにして構成された防災システム
は、以下のように動作をする。連動制御部2は排煙口3
aから開放完了信号S3を受信すると、排煙口3aの設
けられた排煙ダクト5aから排気をする排煙ファン4a
に駆動信号S4を送信すると共に、排煙表示灯7aに対
して点灯信号S5を出力する。
【0025】排煙ファン4aと連動制御部2とを結ぶ信
号線L0が断線等していない場合には、排煙ファン4a
が動作して排煙ダクト5aを介して火災の発生した部屋
の煙を排出すると共に、排煙表示灯7aが点灯する。
【0026】しかしながら、排煙ファン4aと連動制御
部2とを結ぶ信号線L0が断線等により、駆動信号S4
が排煙ファン4aに送信されなかった場合、排煙表示灯
7aが点灯するのみであり、排煙ファン4aは動作せ
ず、火災の発生した部屋の煙は排出されない。
【0027】このような場合に管理者はバックアップス
イッチを押下するのであるが、その際に、管理者は排煙
表示灯7aの点灯を目視して、排煙表示灯7aに関係付
けられているバックアップスイッチ6aを押下すればよ
いと判断する。
【0028】従って、管理者は信号線L0の断線等によ
り駆動信号S4が排煙ファン4aに送信されず、排煙フ
ァン4aが動作しない場合であっても、排煙表示灯7a
の点灯を目視して、どのバックアップスイッチを押下す
ればよいのかを直ちに判断し、強制的に排煙ファン4a
を動作させ煙を排出させることができる。
【0029】〔第二実施の形態〕図2は防災システムの
構成を示す説明図である。なお、図2においては前述の
従来の技術で説明したところの防災システムと同等の箇
所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な
説明は省略する。
【0030】本第二実施の形態の防災システムが、前述
の従来の技術で説明したところの防災システムと異なり
特徴となるのは次の構成である。
【0031】即ち、第一に、連動スイッチ9a,9bを
設け、連動スイッチ9a,9bの一端を各々対応するバ
ックアップスイッチ6a,6bの一端と接続し、連動ス
イッチ9a,9bの他端を全て自動処理スイッチ10の
一端に接続し、自動処理スイッチ10の他端を電源ライ
ンに接続した構成である。連動スイッチ9a,9bは、
通常はオフであり、駆動信号S4を受け取るとオンにな
る。
【0032】第二に、連動制御部2は、従来の技術で説
明したところの動作に加えて、開放完了信号S3を受信
すると、駆動信号S4を送信する排煙ファン4a,4b
に対するバックアップスイッチ6a,6bと対応する連
動スイッチ9a,9bに制御信号S6を出力する。即
ち、連動制御部2が連動制御で排煙ファン4aに駆動信
号S4を送信する場合には、連動スイッチ9aに対して
制御信号S6を出力し、連動制御で排煙ファン4bに駆
動信号S4を送信する場合には、連動スイッチ9bに対
して制御信号S6を出力する。
【0033】以上のようにして構成された防災システム
は、以下のように運用される。まず、管理者は、初期設
定時などにおいて、自動処理スイッチ10をオンにして
おく。なお、自動処理スイッチ10をオフにしておく
と、従来の防災システムと同様に、バックアップスイッ
チのみによりバックアップ処理ができる。
【0034】連動制御部2は排煙口3aから開放完了信
号S3を受信すると、排煙口3aの設けられた排煙ダク
ト5aから排気をする排煙ファン4aに駆動信号S4を
送信すると共に、連動スイッチ9aに対しても駆動信号
S4を出力する。
【0035】排煙ファン4aと連動制御部2とを結ぶ信
号線L0が断線等していない場合には、連動制御により
排煙ファン4aが動作して排煙ダクト5aを介して火災
の発生した部屋の煙を排出すると共に、連動スイッチ9
aがオンになる。
【0036】しかしながら、排煙ファン4aと連動制御
部2とを結ぶ信号線L0が断線等により、駆動信号S4
が排煙ファン4aに送信されなかった場合、排煙ファン
4aは動作しない。
【0037】このような場合に管理者はバックアップス
イッチを押下してオンにするのであるが、本第二実施の
形態では、駆動信号S4の受信により連動スイッチ9a
がオンになるので、電源ラインから自動処理スイッチ1
0と連動スイッチ9aとを介して排気ファン4aに給電
される。従って、管理者がバックアップスイッチ6aを
何ら押下してオンにしなくても、バックアップスイッチ
6aを押下したのと同様に排気ファン4aが動作する。
【0038】従って、管理者は信号線L0の断線等によ
り駆動信号S4が排煙ファン4aに送信されず、排煙フ
ァン4aが動作しない場合であっても、自動的に排気フ
ァン4aを動作させることができる。また、自動処理ス
イッチ10をオフにしておけば、連動スイッチ9aがオ
ンになっても排煙ファン4aに給電されないので、バッ
クアップスイッチ6aを押下してオンにしたときにのみ
排煙ファン4aが動作するという従来の動作を行うこと
ができる。
【0039】本第二実施の形態で説明するところのバッ
クアップ処理と、連動制御部2が駆動信号S4を信号線
L0を介して排煙ファン4aに送信して排煙ファン4a
を動作させる連動制御とは、駆動信号S4を用いて自動
処理している点で共通しているが、連動制御は信号線L
0を用いており、本第二実施の形態で説明するところの
バックアップ処理はバックアップスイッチ6a,6bか
ら排煙ファン4a,4bに至るゾロ引き配線L1を経路
として排煙ファン4aを動作させている点で異なる。従
って、異なる二系統により排煙ファン4aを動作させる
ことができるので、連動制御だけで排煙ファン4aを動
作させる場合に比べて信頼性が向上する。また、連動ス
イッチ9aは駆動信号S4を受け取ると、自動的に排煙
ファン4aを動作させるので、管理者はバックアップス
イッチを押下する必要がなく、よって誤操作することな
く排煙ファン4aを動作させることができる。
【0040】〔第三実施の形態〕図3は防災システムの
構成を示す説明図である。なお、図3においては前述の
従来の技術で説明したところの防災システムと同等の箇
所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な
説明は省略する。
【0041】図3に示す本第三実施の形態の防災システ
ムが、前述の従来の技術で説明したところの防災システ
ムと異なり特徴となるのは次の構成である。
【0042】第一に、排煙ダクト5aと排煙ダクト5b
とを排煙ファン付近で連通させる連通ダクト5cを設
け、連通ダクト5cの途中に開閉ダンパ11を設けた構
成である。開閉ダンパ11が閉じているときは、排煙ダ
クト5aと排煙ダクト5bとは開閉ダンパ11に遮られ
て連通していないが、開閉ダンパ11が開くと、排煙ダ
クト5aと排煙ダクト5bとは連通ダクト5cを介して
連通するようになる。また、開閉ダンパ11は、通常は
閉じており、ダンパ開放信号S7を受け取ると開く。
【0043】第二に、防災受信機Aに、押下したときに
ダンパ開閉信号S7を開閉ダンパ11に送信するダンパ
スイッチ12を設けた構成である。
【0044】以上のようにして構成された防災システム
は、以下のように運用する。連動制御部2は排煙口3a
から開放完了信号S3を受信すると、排煙口3aの設け
られた排煙ダクト5aから排気をする排煙ファン4aに
駆動信号S4を送信する。
【0045】排煙ファン4aと連動制御部2とを結ぶ信
号線L0が断線等していない場合には、排煙ファン4a
が動作して排煙ダクト5aを介して火災の発生した部屋
の煙を排出する。
【0046】しかしながら、排煙ファン4aと連動制御
部2とを結ぶ信号線L0が断線等により、駆動信号S4
が排煙ファン4aに送信されなかった場合、排煙ファン
4aは動作せず、火災の発生した部屋の煙は排出されな
い。
【0047】このような場合に管理者はバックアップス
イッチを押下するのであるが、その際に管理者がいずれ
のバックアップスイッチを押下すればよいか判断に迷っ
たときには、まずダンパスイッチ12を押下する。ダン
パスイッチ12が押下されると、ダンパスイッチ12か
ら開閉ダンパ11にダンパ開放信号S7が出力され、開
閉ダンパ11が開放する。開閉ダンパ11が開放する
と、排煙ダクト5aと排煙ダクト5bとは連通ダクト5
cを介して連通するようになる。
【0048】従って、管理者がダンパスイッチ12を押
下して、排煙ダクト5aと排煙ダクト5bとは連通ダク
ト5cを介して連通させた後であれば、バックアップス
イッチ6aを押下するところを誤ってバックアップスイ
ッチ6bを押下して、排煙ファン4bを動作させても、
排煙ファン4bは、排煙ダクト5bと連通ダクト5cと
排煙ダクト5aとを介して、火災の発生した部屋から煙
を排出することができる。よって、管理者が誤操作して
も、排煙ダクトが破損することなく排煙できる。
【0049】なお、本第一、第二、第三実施の形態で
は、排煙ファン、排煙ダクト、バックアップスイッチ等
を2つとして説明しているが、2つである場合に限られ
るものではなく複数であればよい。
【0050】
【発明の効果】本発明の防災システムは上述のように構
成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、連動
制御部は排煙ファンを動作させる際に、該排煙ファンに
対応しているバックアップスイッチに関係づけられた排
煙表示部を点灯させるので、信号線の断線等により駆動
信号が排煙ファンに送信されず排煙ファンが動作しない
場合であっても、管理者等は排煙表示灯の点灯を目視し
て、どのバックアップスイッチを押下すればよいのかを
直ちに判断し、強制的に排煙ファンを動作させ煙を排出
することのでき、迅速且つ誤操作を少なくして排煙ファ
ンを動作させることができる防災システムを提供できる
という効果を奏する。
【0051】請求項2記載の発明にあっては、連動スイ
ッチは連動制御部からの指示でオン・オフし、排煙ファ
ンは対応するバックアップスイッチまたは連動スイッチ
がオンになると直接動作指示されて排煙動作を行うの
で、信号線の断線等により駆動信号が排煙ファンに送信
されず、排煙ファンが動作しない場合であっても、自動
的に排気ファンを動作させることができ、管理者はバッ
クアップスイッチを操作する必要がなく、よって誤操作
することなく排煙ファンを動作させることができる防災
システムを提供できるという効果を奏する。
【0052】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の発明の効果に加えて、連動スイッチがオンであり
且つ自動処理スイッチがオンであるとき、またはバック
アップスイッチがオンであるときに排煙ファンに直接動
作指示を行うので、自動処理スイッチのオンオフによ
り、連動スイッチによる直接動作指示の入り切りを指定
することのできる防災システムを提供できるという効果
を奏する。
【0053】請求項4記載の発明にあっては、連通ダク
トが複数の排煙ダクトを連通し、開閉ダンパが各排煙ダ
クト間の連通状態を開閉するので、予め開閉ダンパを開
いて各排煙ダクトを連通させておけば、誤ったバックア
ップスイッチを押下して誤った排煙ファンを動作させて
も、各排煙ダクトは連通ダクトを介して相互に連通して
いるので、前記排煙ファンは火災の発生した部屋から煙
を排出することができ、管理者が誤操作しても、排煙ダ
クトを破損することなく排煙できる防災システムを提供
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防災システムの一例を示す構成図であ
る。
【図2】本発明の防災システムの他の例を示す構成図で
ある。
【図3】本発明の防災システムの他の例を示す構成図で
ある。
【図4】従来の防災システムの一例を示す構成図であ
る。
【図5】従来の防災システムの他の例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 感知器 2 連動制御部 3a 排煙口 3b 排煙口 3c 排煙口 3d 排煙口 4a 排煙ファン 4b 排煙ファン 5a 排煙ダクト 5b 排煙ダクト 5c 連通ダクト 6a バックアップスイッチ 6b バックアップスイッチ 7a 排煙表示灯 7b 排煙表示灯 9a 連動スイッチ 9b 連動スイッチ 10 自動処理スイッチ 11 開閉ダンパ 12 ダンパスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311L 361 361

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災を感知する感知器と、連動制御を行
    う連動制御部と、感知器との連動制御により開閉する複
    数の排煙口と、該排煙口との連動制御により動作を行う
    複数の排煙ファンと、該排煙ファンに各々直接動作指示
    を行う複数のバックアップスイッチと、排煙ファンと排
    煙口とを繋ぐ複数の排煙ダクトとを有する防災システム
    において、各バックアップスイッチに関係づけられた複
    数の排煙表示部を設け、連動制御部は排煙ファンを動作
    させる際に、該排煙ファンに対応しているバックアップ
    スイッチに関係づけられた排煙表示部を点灯させること
    を特徴とする防災システム。
  2. 【請求項2】 火災を感知する感知器と、連動制御を行
    う連動制御部と、感知器との連動制御により開閉する複
    数の排煙口と、該排煙口との連動制御により動作を行う
    複数の排煙ファンと、該排煙ファンに各々直接動作指示
    を行う複数のバックアップスイッチと、排煙ファンと排
    煙口とを繋ぐ複数の排煙ダクトとを有する防災システム
    において、各バックアップスイッチと並列に、連動制御
    部からの指示でオン・オフする連動スイッチをそれぞれ
    設け、バックアップスイッチまたは連動スイッチがオン
    になると対応する排煙ファンに直接動作指示を行うこと
    を特徴とする防災システム。
  3. 【請求項3】 連動スイッチと直列に自動処理スイッチ
    を設け、連動スイッチがオンであり且つ自動処理スイッ
    チがオンであるとき、またはバックアップスイッチがオ
    ンであるときに排煙ファンに直接動作指示を行うことを
    特徴とする請求項2記載の防災システム。
  4. 【請求項4】 火災を感知する感知器と、連動制御を行
    う連動制御部と、感知器との連動制御により開閉する複
    数の排煙口と、該排煙口との連動制御により動作を行う
    複数の排煙ファンと、該排煙ファンに各々直接動作指示
    を行う複数のバックアップスイッチと、排煙ファンと排
    煙口とを繋ぐ複数の排煙ダクトとを有する防災システム
    において、該複数の排煙ダクトを連通する連通ダクト
    と、連通ダクトに設けられて各排煙ダクト間の連通状態
    を開閉する開閉ダンパと、開閉ダンパの開閉を指示する
    ダンパスイッチとを設けたことを特徴とする防災システ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103177544A (zh) * 2012-12-18 2013-06-26 苏州热工研究院有限公司 带吹扫的感烟探测器试验器
CN103280057A (zh) * 2013-05-06 2013-09-04 西安博康电子有限公司 一种分布式空气采样烟雾探测系统
KR101943368B1 (ko) * 2018-09-14 2019-01-30 (주)한신이앤씨 공동주택의 통신시설을 이용한 소방 통합 관리시스템

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